JP2999975B2 - 自動車用インストルメントパネルのリィンフォース - Google Patents
自動車用インストルメントパネルのリィンフォースInfo
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- Instrument Panels (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、自動車用インス
トルメントパネルの裏側に長手方向に沿って配置される
リィンフォースに関する。
トルメントパネルの裏側に長手方向に沿って配置される
リィンフォースに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、図7に示すように、自動車用イン
ストルメントパネル61の裏側には、その長手方向(車
幅方向)に沿ってリィンフォース(クロスメンバーとも
称される。)63が配置される。このリィンフォース6
3は、鉄製のパイプ状からなり、車体への剛性付与より
も、むしろインストルメントパネルやそれに取り付けら
れる各種部品の固定のために用いられている。しかし、
従来のリィンフォースは重過ぎるため、近年の自動車の
軽量化に合致せず、しかもリィンフォースの組み付け作
業時の取扱いも重量の点で良好とは言い難かった。
ストルメントパネル61の裏側には、その長手方向(車
幅方向)に沿ってリィンフォース(クロスメンバーとも
称される。)63が配置される。このリィンフォース6
3は、鉄製のパイプ状からなり、車体への剛性付与より
も、むしろインストルメントパネルやそれに取り付けら
れる各種部品の固定のために用いられている。しかし、
従来のリィンフォースは重過ぎるため、近年の自動車の
軽量化に合致せず、しかもリィンフォースの組み付け作
業時の取扱いも重量の点で良好とは言い難かった。
【0003】また、前記インストルメントパネルの裏側
には、各種電装機器のためのワイヤーハーネスが配線さ
れる。しかし、インストルメントパネルの裏側には前記
リィンフォースやダクト類やその他の部品が配置される
ため、ワイヤーハーネスとそれらが干渉して部品の配置
が邪魔されたり、逆にワイヤーハーネスの配線が邪魔さ
れたり、ワイヤーハーネスが部品を跨いだりして煩雑に
なるなどの問題があった。
には、各種電装機器のためのワイヤーハーネスが配線さ
れる。しかし、インストルメントパネルの裏側には前記
リィンフォースやダクト類やその他の部品が配置される
ため、ワイヤーハーネスとそれらが干渉して部品の配置
が邪魔されたり、逆にワイヤーハーネスの配線が邪魔さ
れたり、ワイヤーハーネスが部品を跨いだりして煩雑に
なるなどの問題があった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】この発明は前記の点に
鑑みなされたもので、第一に軽量なリィンフォースの提
供を目的とし、第二に前記軽量性のみならずインストル
メントパネルの裏側をワイヤーハーネスで煩雑とするこ
とのない自動車用インストルメントパネルのリィンフォ
ースの提供を目的とする。
鑑みなされたもので、第一に軽量なリィンフォースの提
供を目的とし、第二に前記軽量性のみならずインストル
メントパネルの裏側をワイヤーハーネスで煩雑とするこ
とのない自動車用インストルメントパネルのリィンフォ
ースの提供を目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載された第
一の発明は、自動車用インストルメントパネルの裏側に
その長手方向に沿って配置され両端で車体に固定される
リィンフォースであって、中空パイプからなる本体と該
本体に充填された硬質発泡体とよりなることを特徴とす
る。
一の発明は、自動車用インストルメントパネルの裏側に
その長手方向に沿って配置され両端で車体に固定される
リィンフォースであって、中空パイプからなる本体と該
本体に充填された硬質発泡体とよりなることを特徴とす
る。
【0006】また請求項2に記載された第二の発明は、
自動車用インストルメントパネルの裏側に長手方向に沿
って配置されるリィンフォースであって、中空パイプ状
からなる本体と、該本体内に挿通されたワイヤーハーネ
スと、前記本体内のワイヤーハーネス周囲に充填された
硬質発泡体とよりなることを特徴とする。
自動車用インストルメントパネルの裏側に長手方向に沿
って配置されるリィンフォースであって、中空パイプ状
からなる本体と、該本体内に挿通されたワイヤーハーネ
スと、前記本体内のワイヤーハーネス周囲に充填された
硬質発泡体とよりなることを特徴とする。
【0007】
【発明の実施の形態】以下添付の図面に従ってこの発明
を詳細に説明する。図1は第一の発明の一実施例に係る
リィンフォースの斜視図、図2はその2−−2断面図で
ある。また図3は第二の発明の一実施例に係るリィンフ
ォースの斜視図、図4はその一部の斜視図、図5は図4
の5−5断面図、図6は同実施例におけるリィンフォー
スの製造時を示す部分斜視図である。
を詳細に説明する。図1は第一の発明の一実施例に係る
リィンフォースの斜視図、図2はその2−−2断面図で
ある。また図3は第二の発明の一実施例に係るリィンフ
ォースの斜視図、図4はその一部の斜視図、図5は図4
の5−5断面図、図6は同実施例におけるリィンフォー
スの製造時を示す部分斜視図である。
【0008】まず第一の発明のリィンフォースについて
説明する。図1および図2に示すリィンフォース10
は、図7に示したインストルメントパネル61裏側にそ
の長手(車幅)方向に沿って配置されるもので、本体1
1と硬質発泡体15とよりなる。
説明する。図1および図2に示すリィンフォース10
は、図7に示したインストルメントパネル61裏側にそ
の長手(車幅)方向に沿って配置されるもので、本体1
1と硬質発泡体15とよりなる。
【0009】本体11は、インストルメントパネルの車
幅方向の長さに応じた中空パイプからなり、金属または
エンジニアリングプラスチック等適宜の剛性を有する材
質よりなる。金属製中空パイプからなる場合にはその厚
みを従来よりも薄く、例えば外径50mmの鉄製中空パ
イプの場合、従来の厚み2mmに対して1.0〜1.5
mmにするのが好ましい。この本体11の両端位置には
リィンフォースを車体へ取り付けるための取付部12が
設けられ、また適宜位置の外面にはオーディオ機器の取
付部13aやハンドル等の取付部13bが突出形成され
ている。
幅方向の長さに応じた中空パイプからなり、金属または
エンジニアリングプラスチック等適宜の剛性を有する材
質よりなる。金属製中空パイプからなる場合にはその厚
みを従来よりも薄く、例えば外径50mmの鉄製中空パ
イプの場合、従来の厚み2mmに対して1.0〜1.5
mmにするのが好ましい。この本体11の両端位置には
リィンフォースを車体へ取り付けるための取付部12が
設けられ、また適宜位置の外面にはオーディオ機器の取
付部13aやハンドル等の取付部13bが突出形成され
ている。
【0010】硬質発泡体15は、硬質ポリウレタン発泡
体等の公知の発泡体、特には成形性および剛性の点から
公知の常温硬化型のウレタン発泡体が好ましい。この硬
質発泡体15は、前記本体11の軽量性を損なうことな
く本体11を補強するもので、本体11の端から本体1
1内に発泡原料が注入されて発泡し、それにより本体1
1内に充填されたものが、作業性および本体11との一
体性およびその一体性による高い強度が得られる点で好
ましい。前記発泡時には本体11の両端を栓等で塞ぐ。
体等の公知の発泡体、特には成形性および剛性の点から
公知の常温硬化型のウレタン発泡体が好ましい。この硬
質発泡体15は、前記本体11の軽量性を損なうことな
く本体11を補強するもので、本体11の端から本体1
1内に発泡原料が注入されて発泡し、それにより本体1
1内に充填されたものが、作業性および本体11との一
体性およびその一体性による高い強度が得られる点で好
ましい。前記発泡時には本体11の両端を栓等で塞ぐ。
【0011】このようにしてなる前記リィンフォース1
0は、本体11を薄肉の軽量なものとしても、本体11
内に充填された軽量かつ剛性を有する硬質発泡体15に
よって本体11が補強されるため、リィンフォースとし
て十分な強度を有し、かつ軽量性に優れたものとなる。
0は、本体11を薄肉の軽量なものとしても、本体11
内に充填された軽量かつ剛性を有する硬質発泡体15に
よって本体11が補強されるため、リィンフォースとし
て十分な強度を有し、かつ軽量性に優れたものとなる。
【0012】次に、第二の発明に係るリィンフォースに
ついて、図3ないし図6を用いて説明する。図3に示す
リィンフォース20は、第一発明のリィンフォースと同
様、図7に示したインストルメントパネル61の裏側に
その長手(車幅)方向に沿って配置されるもので、本体
21、ワイヤーハーネス41および硬質発泡体51より
なる。
ついて、図3ないし図6を用いて説明する。図3に示す
リィンフォース20は、第一発明のリィンフォースと同
様、図7に示したインストルメントパネル61の裏側に
その長手(車幅)方向に沿って配置されるもので、本体
21、ワイヤーハーネス41および硬質発泡体51より
なる。
【0013】本体21は、前記第一発明の実施例におけ
る本体11と同様、インストルメントパネルの車幅方向
の長さに応じた中空パイプからなり、金属またはエンジ
ニアリングプラスチック等適宜の剛性を有する材質より
なる。また、金属製中空パイプからなる場合の厚みも、
前記第一発明における本体11と同様、従来よりも薄
く、例えば外径50mmの鉄製中空パイプの場合、従来
の厚み2mmに対して1.0〜1.5mmにするのが好
ましい。符号22はリィンフォースを車体へ取り付ける
ための取付部、23aはオーディオ機器の取付部、23
bはハンドル等の取付部である。
る本体11と同様、インストルメントパネルの車幅方向
の長さに応じた中空パイプからなり、金属またはエンジ
ニアリングプラスチック等適宜の剛性を有する材質より
なる。また、金属製中空パイプからなる場合の厚みも、
前記第一発明における本体11と同様、従来よりも薄
く、例えば外径50mmの鉄製中空パイプの場合、従来
の厚み2mmに対して1.0〜1.5mmにするのが好
ましい。符号22はリィンフォースを車体へ取り付ける
ための取付部、23aはオーディオ機器の取付部、23
bはハンドル等の取付部である。
【0014】前記本体21には、その外周面の所要位置
に分岐用開口24が形成されている。この分岐用開口2
4はワイヤーハーネス41の分岐部42を本体21外の
接続用ワイヤーハーネス類(ケーブル等の配線を含む)
55と接続できるようにするためのもので、本体21内
のワイヤーハーネス41の分岐部42と対応する位置に
設けられる。またこの分岐用開口24には、接続用ワイ
ヤーハーネス類55との連結係合部25が設けられてい
る。
に分岐用開口24が形成されている。この分岐用開口2
4はワイヤーハーネス41の分岐部42を本体21外の
接続用ワイヤーハーネス類(ケーブル等の配線を含む)
55と接続できるようにするためのもので、本体21内
のワイヤーハーネス41の分岐部42と対応する位置に
設けられる。またこの分岐用開口24には、接続用ワイ
ヤーハーネス類55との連結係合部25が設けられてい
る。
【0015】前記連結係合部25はワイヤーハーネス4
1の分岐部42と接続された接続用ワイヤーハーネス類
55に引っ張り力が加わった場合に、その引っ張り力が
接続用ワイヤーハーネス類55とワイヤーハーネス41
の分岐部42との接続部に直接加わらないようにして前
記接続が緩むのを防止するためのもので、接続用ワイヤ
ーハーネス類55の端部に設けられた連結部56と係合
して接続用ワイヤーハーネス類の端部を本体21の分岐
用開口24に連結固定するようになっている。この例の
連結係合部25は、樹脂製からなって、一端側には接続
用ワイヤーハーネス類55と係合する接続側係合部2
6、他端側には分岐用開口24に挿入係止される本体側
係合部28を有する。
1の分岐部42と接続された接続用ワイヤーハーネス類
55に引っ張り力が加わった場合に、その引っ張り力が
接続用ワイヤーハーネス類55とワイヤーハーネス41
の分岐部42との接続部に直接加わらないようにして前
記接続が緩むのを防止するためのもので、接続用ワイヤ
ーハーネス類55の端部に設けられた連結部56と係合
して接続用ワイヤーハーネス類の端部を本体21の分岐
用開口24に連結固定するようになっている。この例の
連結係合部25は、樹脂製からなって、一端側には接続
用ワイヤーハーネス類55と係合する接続側係合部2
6、他端側には分岐用開口24に挿入係止される本体側
係合部28を有する。
【0016】前記接続側係合部26は長方形の枠状体2
6aからなって、枠状体26aの対向する一組の側面に
係合孔27が形成されている。前記枠状体26aは、接
続用ワイヤーハーネス類55の端部に設けられる長方形
枠状の連結部56が枠状体26aの外周にはまる大きさ
とされ、また係合孔27は接続用ワイヤーハーネス類5
5の端部の連結部56に形成された係合爪57がはまっ
て係合する大きさおよび形状からなる。一方、前記本体
側係合部28は、前記接続側係合部26との境界に内向
きに形成されたフランジ部29とそのフランジ部29の
外面から突出形成された平行な二本の脚30とからなっ
て、その脚30の先端に外向きの係合爪31が形成され
ている。この二つの脚30は、前記本体21の分岐用開
口24に挿入される大きさおよび間隔からなるととも
に、分岐用開口24への挿入により二つの係合爪31が
分岐用開口24の周縁内側に係合し、前記フランジ部2
9との間で分岐用開口24の周縁を挟持して、この連結
係合部25を分岐用開口24に固定するようになってい
る。
6aからなって、枠状体26aの対向する一組の側面に
係合孔27が形成されている。前記枠状体26aは、接
続用ワイヤーハーネス類55の端部に設けられる長方形
枠状の連結部56が枠状体26aの外周にはまる大きさ
とされ、また係合孔27は接続用ワイヤーハーネス類5
5の端部の連結部56に形成された係合爪57がはまっ
て係合する大きさおよび形状からなる。一方、前記本体
側係合部28は、前記接続側係合部26との境界に内向
きに形成されたフランジ部29とそのフランジ部29の
外面から突出形成された平行な二本の脚30とからなっ
て、その脚30の先端に外向きの係合爪31が形成され
ている。この二つの脚30は、前記本体21の分岐用開
口24に挿入される大きさおよび間隔からなるととも
に、分岐用開口24への挿入により二つの係合爪31が
分岐用開口24の周縁内側に係合し、前記フランジ部2
9との間で分岐用開口24の周縁を挟持して、この連結
係合部25を分岐用開口24に固定するようになってい
る。
【0017】また、前記連結係合部25にはシール部3
3が設けられている。このシール部33は、本体21内
に硬質発泡体51を充填する際に分岐用開口24をシー
ルするもので、この例では前記接続側係合部26の枠状
体26a内にはまって前記フランジ部29に当接する弾
性発泡体のシート材で構成される。そのシート材には前
記ワイヤーハーネスの分岐部42のための挿通孔34と
その挿通孔34へワイヤーハーネスの分岐部42を挿入
するためのスリット32とが形成されている。前記シー
ト材は、その挿通孔34にスリット32を介してワイヤ
ーハーネスの分岐部42が挿通された後、前記連結係合
部25のフランジ部29に当接するまでワイヤーハーネ
スの分岐部42に沿ってスライドさせられて連結係合部
25内に配置され、フランジ部29間すなわち分岐用開
口24をシールする。
3が設けられている。このシール部33は、本体21内
に硬質発泡体51を充填する際に分岐用開口24をシー
ルするもので、この例では前記接続側係合部26の枠状
体26a内にはまって前記フランジ部29に当接する弾
性発泡体のシート材で構成される。そのシート材には前
記ワイヤーハーネスの分岐部42のための挿通孔34と
その挿通孔34へワイヤーハーネスの分岐部42を挿入
するためのスリット32とが形成されている。前記シー
ト材は、その挿通孔34にスリット32を介してワイヤ
ーハーネスの分岐部42が挿通された後、前記連結係合
部25のフランジ部29に当接するまでワイヤーハーネ
スの分岐部42に沿ってスライドさせられて連結係合部
25内に配置され、フランジ部29間すなわち分岐用開
口24をシールする。
【0018】ワイヤーハーネス41は、自動車エアコン
のような電装機器のための電線が束ねられたもので、所
要位置に、各機器のための接続用ワイヤーハーネス類5
5と接続される分岐部42が形成されている。このワイ
ヤーハーネス41は前記本体21の端部21a,21a
の一方から本体21内に挿入され、前記分岐部42が本
体21の分岐用開口24に位置するようにされる。
のような電装機器のための電線が束ねられたもので、所
要位置に、各機器のための接続用ワイヤーハーネス類5
5と接続される分岐部42が形成されている。このワイ
ヤーハーネス41は前記本体21の端部21a,21a
の一方から本体21内に挿入され、前記分岐部42が本
体21の分岐用開口24に位置するようにされる。
【0019】硬質発泡体51は、前記本体21の軽量性
を損なうことなく本体21を補強し、かつワイヤーハー
ネス41が自動車の振動等で本体21内面と接触して異
音を生じるのを防ぐためのもので、前記本体21内のワ
イヤーハーネス41周囲に充填されている。前記硬質発
泡体51としては、硬質ポリウレタン発泡体等の公知の
発泡体、特には成形性の点から公知の常温硬化型のウレ
タン発泡体が好ましい。この硬質発泡体51は、前記本
体21の端から本体21内に発泡原料が注入されて発泡
することにより充填されたものが、作業性の点や本体2
1およびワイヤーハーネス41との一体性およびその一
体性により本体21の高い補強作用が得られる点および
ワイヤーハーネス41の振動防止効果が得られる点で好
ましい。また、前記硬質発泡体51を本体21内で発泡
させる際には、前記本体21両端を栓等でシールする。
そうすれば、本体21の両端から発泡原料が漏出するの
を防止できる。なお、前記分岐用開口24については、
前記連結係合部25のシール部33によってシールされ
ているため、別個の作業を行うことなく発泡原料の漏出
を防ぐことができる。
を損なうことなく本体21を補強し、かつワイヤーハー
ネス41が自動車の振動等で本体21内面と接触して異
音を生じるのを防ぐためのもので、前記本体21内のワ
イヤーハーネス41周囲に充填されている。前記硬質発
泡体51としては、硬質ポリウレタン発泡体等の公知の
発泡体、特には成形性の点から公知の常温硬化型のウレ
タン発泡体が好ましい。この硬質発泡体51は、前記本
体21の端から本体21内に発泡原料が注入されて発泡
することにより充填されたものが、作業性の点や本体2
1およびワイヤーハーネス41との一体性およびその一
体性により本体21の高い補強作用が得られる点および
ワイヤーハーネス41の振動防止効果が得られる点で好
ましい。また、前記硬質発泡体51を本体21内で発泡
させる際には、前記本体21両端を栓等でシールする。
そうすれば、本体21の両端から発泡原料が漏出するの
を防止できる。なお、前記分岐用開口24については、
前記連結係合部25のシール部33によってシールされ
ているため、別個の作業を行うことなく発泡原料の漏出
を防ぐことができる。
【0020】前記構成からなるリィンフォース20は、
本体21内に充填された硬質発泡体51により本体21
が補強されるため、本体21の厚みを薄くし軽量性を高
めることができる。さらに、本体21内にワイヤーハー
ネス41が挿通されているため、インストルメントパネ
ルの裏側がワイヤーハーネスで煩雑にならず、整然とし
たものとなる。また、リィンフォース20内にワイヤー
ハーネス41が収容されているため、従来のようにリィ
ンフォースが邪魔してワイヤーハーネスをインストルメ
ントパネル裏側で配線できない等の問題を生じることも
ない。
本体21内に充填された硬質発泡体51により本体21
が補強されるため、本体21の厚みを薄くし軽量性を高
めることができる。さらに、本体21内にワイヤーハー
ネス41が挿通されているため、インストルメントパネ
ルの裏側がワイヤーハーネスで煩雑にならず、整然とし
たものとなる。また、リィンフォース20内にワイヤー
ハーネス41が収容されているため、従来のようにリィ
ンフォースが邪魔してワイヤーハーネスをインストルメ
ントパネル裏側で配線できない等の問題を生じることも
ない。
【0021】なお、前記連結係合部25やシール部33
等は実施例に限られるものではなく、適宜設計変更され
るのは当然のことである。
等は実施例に限られるものではなく、適宜設計変更され
るのは当然のことである。
【0022】
【発明の効果】以上図示し説明したように、第一の発明
のリィンフォースは、十分な強度を有しながらも軽量性
に優れる効果がある。実際に、厚み2mmからなる従来
の鉄製リィンフォースに対し、それと同一の外形からな
って、厚みを1.5mmとした本体内に硬質ウレタン発
泡体(比重0.35)を充填した第一発明のリィンフォ
ースは、20%程度軽量となり、また強度も十分であっ
た。
のリィンフォースは、十分な強度を有しながらも軽量性
に優れる効果がある。実際に、厚み2mmからなる従来
の鉄製リィンフォースに対し、それと同一の外形からな
って、厚みを1.5mmとした本体内に硬質ウレタン発
泡体(比重0.35)を充填した第一発明のリィンフォ
ースは、20%程度軽量となり、また強度も十分であっ
た。
【0023】また、第二の発明のリィンフォースは、前
記軽量性に優れるのみならず、リィンフォースの本体内
にワイヤーハーネスが挿通されているため、インストル
メントパネル裏側がワイヤーハーネスで煩雑にならず、
しかもリィンフォースをインストルメントパネルの裏側
に配置するだけでワイヤーハーネスの配線も行うことが
できる。
記軽量性に優れるのみならず、リィンフォースの本体内
にワイヤーハーネスが挿通されているため、インストル
メントパネル裏側がワイヤーハーネスで煩雑にならず、
しかもリィンフォースをインストルメントパネルの裏側
に配置するだけでワイヤーハーネスの配線も行うことが
できる。
【図1】第一発明の一実施例に係るリィンフォースの斜
視図である。
視図である。
【図2】図1の2−2断面図である。
【図3】第二の発明の一実施例に係るリィンフォースの
斜視図である。
斜視図である。
【図4】図3の一部の斜視図である。
【図5】図4の5−5断面図である。
【図6】同実施例におけるリィンフォースの製造時を示
す部分斜視図である。
す部分斜視図である。
【図7】インストルメントパネルの一例の斜視図であ
る。
る。
10,20 リィンフォース 11,21 本体 15,51 硬質発泡体 24 本体の分岐用開口 25 連結係合部 26 接続側係合部 28 本体側係合部 33 シール部 41 ワイヤーハーネス 55 接続用ワイヤーハーネス類
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B60R 21/045
Claims (6)
- 【請求項1】 自動車用インストルメントパネルの裏側
にその長手方向に沿って配置され両端で車体に固定され
るリィンフォースであって、中空パイプからなる本体と
該本体に充填された硬質発泡体とよりなることを特徴と
する自動車用インストルメントパネルのリィンフォー
ス。 - 【請求項2】 自動車用インストルメントパネルの裏側
に長手方向に沿って配置されるリィンフォースであっ
て、中空パイプからなる本体と、該本体内に挿通された
ワイヤーハーネスと、前記本体内のワイヤーハーネス周
囲に充填された硬質発泡体とよりなることを特徴とする
自動車用インストルメントパネルのリィンフォース。 - 【請求項3】 請求項2において、本体の外周面に分岐
用開口を設け、該分岐用開口にワイヤーハーネスの分岐
部を位置させたことを特徴とする自動車用インストルメ
ントパネルのリィンフォース。 - 【請求項4】 請求項3において、分岐用開口に、ワイ
ヤーハーネスの分岐部と接続される接続用ハーネス類と
の連結係合部を設けたことを特徴とする自動車用インス
トルメントパネルのリィンフォース。 - 【請求項5】 請求項4において、連結係合部の一端側
には接続用ハーネス類と係合する接続側係合部を有し、
他端側には分岐用開口に挿入係止される本体側係合部を
有することを特徴とする自動車用インストルメントパネ
ルのリィンフォース。 - 【請求項6】 請求項4または5において、連結係合部
が分岐用開口のシール部を有することを特徴とする自動
車用インストルメントパネルのリィンフォース。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9110351A JP2999975B2 (ja) | 1997-04-11 | 1997-04-11 | 自動車用インストルメントパネルのリィンフォース |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9110351A JP2999975B2 (ja) | 1997-04-11 | 1997-04-11 | 自動車用インストルメントパネルのリィンフォース |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10278710A JPH10278710A (ja) | 1998-10-20 |
JP2999975B2 true JP2999975B2 (ja) | 2000-01-17 |
Family
ID=14533572
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9110351A Expired - Fee Related JP2999975B2 (ja) | 1997-04-11 | 1997-04-11 | 自動車用インストルメントパネルのリィンフォース |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2999975B2 (ja) |
-
1997
- 1997-04-11 JP JP9110351A patent/JP2999975B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH10278710A (ja) | 1998-10-20 |
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