JP2999288B2 - 液晶表示装置 - Google Patents

液晶表示装置

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JP2999288B2
JP2999288B2 JP9987191A JP9987191A JP2999288B2 JP 2999288 B2 JP2999288 B2 JP 2999288B2 JP 9987191 A JP9987191 A JP 9987191A JP 9987191 A JP9987191 A JP 9987191A JP 2999288 B2 JP2999288 B2 JP 2999288B2
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pulse
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transparent insulating
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正生 千葉
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株式会社カンセイ
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、透明電極を有する対
向する透明絶縁基板の間に液晶を封止してなる液晶表示
装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の液晶表示装置としては、例えば図
12に示されるようなものがある。図12において、
1,2は対向して配置された第1および第2透明絶縁基
板であるガラス基板、3は一方のガラス基板1上に設け
られた画素電極である複数の第1透明電極、4は他方の
ガラス基板2に設けられた共通電極である第2透明電
極、5,6は第1および第2透明電極3,4上に設けら
れた液晶分子の向きを規制する配向膜、7はガラス基板
1,2間に封止された液晶、8は対向する第1透明電極
3と第2透明電極4とを接続する導電性樹脂、9は上記
導電性樹脂8の一端に接続される引出し電極、10はガ
ラス基板1,2の周辺を接着するシール樹脂である。
【0003】このような構成によれば、複数の第1透明
電極3に選択的に所定の電圧を印加することにより液晶
7の透過率が変化して複数の第1透明電極3の各々を画
素とする画像を表示することができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の液晶表示装置にあっては連続的に透過率変化
させる表示を行わせる場合、各画素電極に供給するパル
スをデューティ制御などの複雑な手法を用いて個々に電
圧の実効値を変えるように制御しなければならず、画素
電極の駆動回路が複雑になるという問題点があった。ま
た、画素電極は表示画素の形状に対応して所定の大きさ
をもって分離されているため、表示画素毎に透過率を変
えることはできても、零から指示値までの間を連続的に
透過率変化させて指示値を鮮明に表示させようとしても
それぞれの表示画素内は同一透過率であって、しかも画
素と画素との間には表示できない部分が存在するため
に、すっきりした表示画面を得ることができないという
問題点があった。
【0005】この発明は上記のような問題点を解決する
ためになされたもので、画素電極を導電性を有する薄膜
層で互いに接続させて零から指示値までの間の透過率を
連続的に変化させるようにした液晶表示装置を得ること
を目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明に係る液晶表示
装置は、第1透明絶縁基板に対向して配置された第2透
明絶縁基板と、上記第1透明絶縁基板に設けられ、低抵
抗で複数の細帯状の透明電極とこの複数の透明電極間を
接続する高抵抗の導電性薄膜層とにより形成された画素
電極と、この画素電極に対向配置され、上記第2透明絶
縁基板に設けられた共通電極と、上記第1透明絶縁基板
と第2透明絶縁基板との間に設けられた液晶と、上記画
素電極のうちの指示値に相当する上記電極には上記共通
電極に供給するパルスと逆相のパルスを、また上記指示
値に相当する電極より高い値側の隣接する電極には上記
共通電極のパルスと同相のパルスを、さらに零値を表示
する電極には上記共通電極のパルスと同相で、かつ電圧
可変可能なパルスを供給すると共に、上記パルスの供給
されない電極は電気的に絶縁状態とする駆動回路とから
なるものである。
【0007】
【作用】この発明における液晶表示装置は、液晶表示器
の駆動回路を共通電極に印加するパルスと同相、逆相お
よび高インピーダンス、すなわちオープンの3状態を任
意に供給して指示値の画素電極の透過率を周囲の透過率
に対して鮮明に異ならせ、かつ指示値から零値に向かう
にしたがって周囲と同様な透過率となる電圧を各画素電
極に格別に印加することにより、指示値と零値との間に
連続的な電位傾斜を生じさせ、この電位傾斜に応じて液
晶の透過率が連続的に変化するようにしたものである。
【0008】
【実施例】
実施例1.以下、この発明の一実施例を図について説明
する。図1はこの発明の一実施例を示す正面図、図2は
図1のII−II線断面図、図3はこの発明の駆動装置を示
すブロック構成図で、図1乃至図3において図12と同
一または均等な構成部分には同一符号を付して重複説明
を省略する。図において、11は画素電極で、この画素
電極11は複数の細帯状の透明電極12と、この複数の
透明電極12間を接続する導電性薄膜層13とよりな
る。14a 〜14n-1 ,14n ,14n+1 〜14m は画
素電極11の透明電極12のそれぞれに接続された引出
し電極である。15は引出し電極14a 〜14m を駆動
する駆動回路、16は駆動回路15を制御する表示コン
トローラで、この表示コントローラ16は測定信号をマ
イクロコンピュータなどで信号処理して画素電極11と
共通電極4と、これら電極の間に封止された液晶7とで
構成される液晶表示器の表示を制御するものである。
【0009】しかして、駆動回路15はコモンパルスを
発振し、共通電極4に接続される発振器17と、この発
振器17の出力Q,Qが供給されるバッファ18a ,1
8bと、引出し電極14a と接続される可変抵抗器19
と、上記表示コントローラ16によって制御され、引出
し電極14b 〜14m と接続されるスリーステートバッ
ファ20a,20b,…,20m とにより構成されるもの
で、表示コントローラ16からの出力信号を受けて画素
電極11への出力を共通電極4と同相、逆相および高イ
ンピーダンスの3つの状態に任意に出力する。なお、発
振器17の出力Qは共通電極4のパルスで、出力バーQ
は出力Qの共通電極4の逆位相パルスである。
【0010】次に動作について説明する。低抵抗の透明
電極12と高抵抗の導電性薄膜層13とで構成される画
素電極11から引き出される複数の引出し電極に駆動回
路15から図4(a)に示す電圧を印加する。すなわ
ち、駆動回路15の出力段のスリーステートバッファ2
0a,20b,…,20m のコントロール端子を表示コン
トローラ16によって制御することにより、引出し電極
14n+1には共通電極4に印加される電圧波形と同相の
関係にある電圧を印加し、引出し電極14n には透明電
極4に印加される電圧波形と逆相の関係にある電圧を印
加する。また、引出し電極14b 〜14n-1および引出
し電極14n+2 〜14m には電圧を印加せず、オープン
状態とする。さらに、引出し電極14a にはコモンパル
ス幅1/2の電圧を直流バイアスに持ち、振幅を任意に
変えられるパルスを印加する。この出力パルスは図4
(b)に示すように可変抵抗器19を変化させることに
より任意に変えられる。
【0011】このときの液晶7にかかる電圧(すなわち
画素電極11と共通電極4とに印加される電圧の差)を
考えると、引出し電極14n+2 〜14m と共通電極4と
で挟まれる液晶7には電圧はかからない。引出し電極1
4n と共通電極4とは逆相であるから両者で挟まれる液
晶7には両電極の電圧の差がかかることになる。引出し
電極14a と共通電極4とは同相であるから両者で挟ま
れる液晶7には可変抵抗器19により適宜に可変された
コモンパルス幅の直流バイアス電圧と共通電極4に印加
される電圧との差が印加され、引出し電極14b 〜14
n と共通電極4との間および引出し電極14n 〜14n
+1 と共通電極4との間の液晶7にはその中間の電圧が
かかることになる(図4(c)参照)。
【0012】このように液晶表示器の透過率は液晶7に
印加される電圧により決定されるから、零値を指示する
引出し電極14a に直流バイアス電圧を印加させること
により、従来のように零値を指示する画素電極11より
前の電極から液晶7の透過率が零となって零値の指示が
はっきりしなくなるということがなくなり、零値から指
示値までを明瞭に指示することができる。
【0013】また、透過率の変化はポジ表示の場合は図
5のように、ネガ表示の場合は図6に示すように画素間
に切れ目がなく、かつ表示輝度が徐々に変化する表示を
実現することができる。
【0014】また、逆相電圧を印加する位置を例えば引
出し電極14n から引出し電極14n+1 に変化させれ
ば、表示状態を変化させることができるのは言うまでも
ない。さらに、同相電圧を印加する引出し電極14aの
直流バイアスを変化させれば、指示値と零値との間の連
続的な電位傾斜角度を任意に変化できる。
【0015】次に、図7乃至図10を用いて他の実施例
を説明する。図7および図8は画素電極11の透明電極
12をほぼ平行に配列したものである。図9および図1
0は各引出し電極に第1実施例と同様な電圧を与えられ
たもので、その表示状態は光の尾を引くようなバーグラ
フ表示となる。なお、液晶表示器の画素電極11を構成
する透明電極12と導電性薄膜層13とは図11に示す
ように構成してもよい。
【0016】
【発明の効果】以上説明してきたようにこの発明によれ
ば、その構成を、第1透明絶縁基板に対向して配置され
た第2透明絶縁基板と、上記第1透明絶縁基板に設けら
れ、低抵抗で複数の細帯状の透明電極とこの複数の透明
電極間を接続する高抵抗の導電性薄膜層とにより形成さ
れた画素電極と、この画素電極に対向配置され、上記第
2透明絶縁基板に設けられた共通電極と、上記第1透明
絶縁基板と第2透明絶縁基板との間に設けられた液晶
と、上記画素電極のうちの指示値に相当する上記電極に
は上記共通電極に供給するパルスと逆相のパルスを、ま
た上記指示値に相当する電極より高い値側の隣接する電
極には上記共通電極のパルスと同相のパルスを、さらに
零値を表示する電極には上記共通電極のパルスと同相
で、かつ電圧可変可能なパルスを供給すると共に、上記
パルスの供給されない電極は電気的に絶縁状態とする駆
動回路とを備えたため、画素電極が一体に形成され、連
続的に輝度変化する表示を簡単な回路構成で行え、また
零値から指示値までの表示を明瞭にできるという効果が
得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1実施例による液晶表示装置を示
す正面図である。
【図2】図1のII−II線断面図である。
【図3】この発明の第1実施例による駆動装置を示すブ
ロック構成図である。
【図4】図4(a)〜図4(c)は図1の動作を説明す
る電圧波形図である。
【図5】この発明の第1実施例の表示例1を示す正面図
である。
【図6】この発明の第1実施例の表示例2を示す正面図
である。
【図7】この発明の第2実施例を示す要部の正面図であ
る。
【図8】この発明の第2実施例の表示例を示す正面図で
ある。
【図9】この発明の第3実施例を示す要部の正面図であ
る。
【図10】この発明の第3実施例の表示例を示す正面図
である。
【図11】この発明の第4実施例を示す平面図である。
【図12】従来の液晶表示装置を示す正面断面図であ
る。
【符号の説明】
1 第1透明絶縁基板 2 第2透明絶縁基板 4 共通電極 7 液晶 11 画素電極 12 透明電極 13 導電性薄膜層 15 駆動回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G02F 1/133 G09G 3/18

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1透明絶縁基板に対向して配置された
    第2透明絶縁基板と、上記第1透明絶縁基板に設けら
    れ、低抵抗で複数の細帯状の透明電極とこの複数の透明
    電極間を接続する高抵抗の導電性薄膜層とにより形成さ
    れた画素電極と、この画素電極に対向配置され、上記第
    2透明絶縁基板に設けられた共通電極と、上記第1透明
    絶縁基板と第2透明絶縁基板との間に設けられた液晶
    と、上記画素電極のうちの指示値に相当する上記電極に
    は上記共通電極に供給するパルスと逆相のパルスを、ま
    た上記指示値に相当する電極より高い値側の隣接する電
    極には上記共通電極のパルスと同相のパルスを、さらに
    零値を表示する電極には上記共通電極のパルスと同相
    で、かつ電圧可変可能なパルスを供給すると共に、上記
    パルスの供給されない電極は電気的に絶縁状態とする駆
    動回路とを備えた液晶表示装置。
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