JP2998215B2 - オゾン脱臭器 - Google Patents

オゾン脱臭器

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JP2998215B2
JP2998215B2 JP3000507A JP50791A JP2998215B2 JP 2998215 B2 JP2998215 B2 JP 2998215B2 JP 3000507 A JP3000507 A JP 3000507A JP 50791 A JP50791 A JP 50791A JP 2998215 B2 JP2998215 B2 JP 2998215B2
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ozone
odor
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suction fan
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益夫 大田
照夫 佐藤
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Panasonic Corp
Panasonic Holdings Corp
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Panasonic Corp
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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  • Disinfection, Sterilisation Or Deodorisation Of Air (AREA)
  • Oxygen, Ozone, And Oxides In General (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、オゾンにより臭いを除
去するオゾン脱臭器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の家庭用オゾン脱臭器は、
図2に示すように電源電池21と、スイッチ22と、一
定時間オン信号を発生するタイマ23と、吸引用ファン
モータ24と、FET25と、オゾン発生させるオゾン
放電体26と、オゾンと臭気ガスとの反応を促進すると
ともに、余剰のオゾンを酸素に還元するためのハニカム
状の触媒(図示せず)とからなっていた。
【0003】以上のように構成されたオゾン脱臭器につ
いて以下その動作を説明する。まず、スイッチ22が操
作されると、タイマ部23はこれを認識し、FET25
に信号を発生し、吸引用ファンモータ24を回転させる
と同時に、オゾン発生回路27にも信号を発生し、オゾ
ン放電体26によりオゾンを発生して臭いのある空気と
混合したのち、ハニカム状の触媒により、酸化分解反応
を促進するとともに余ったオゾンを酸素に還元する。そ
して一定時間経過後タイマ23がオフとなり、前記吸引
用ファンモータ24とオゾン発生回路27は停止する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら前記の従
来の構成では、図3に示すように、電池電圧が高い時に
は、ファンモータによって供給される空気の流量が多い
ためハニカム状触媒(触媒枠)に対する空気の移動速
度、いわゆる空間速度が速くなり、オゾン濃度が低下す
る。
【0005】このため、臭いを十分に分解できなくなり
分解量が低下する(C点)。また電池電圧が低下してく
ると、空気の流量が減少し分解量が低下してくる(B
点)。さらに空気中の湿度が上がってくると触媒枠はそ
の機能が低下する。この時、湿度の低い時と同じ空間速
度で触媒枠に臭いのある空気を通過させると、臭いは十
分に分解されなくなる。
【0006】本発明は、前記従来の問題点を解決するも
ので、電池,電圧,湿度,臭気濃度が変化しても常に触
媒に対する空間速度が最適になるように発生オゾン量と
吸引用ファンモータを制御するようにし、常に効率的に
臭いの分解ができるオゾン脱臭器を提供することを目的
としたものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に、本発明の家庭用オゾン脱臭器は、電源電池として少
なくとも電池電圧検出部を備え、好ましくはこれにさら
に湿度センサと、臭気センサをもち、これらと吸引用フ
ァンモータとオゾン放電体及びオゾン発生回路からなる
オゾン供給部と、ハニカム状の触媒枠と、前記電池電圧
検出部,湿度センサ,臭気センサからの信号により、前
記吸引用ファンモータとオゾン供給部の能力を制御する
コントロール部から構成したものである。
【0008】
【作用】この構成により、少なくとも電池電圧を検出
し、さらにこれに加えて湿度および臭気を検出しこの電
池電圧の変化に対して触媒枠を流れる空気の空間速度を
一定になるようにし、湿度が高くなると空間速度が下が
るように変化させる。また臭気が高いレベルになるとオ
ゾン量を増し、電池電圧,湿度および臭気に対応して触
媒枠を流れる空気を最適な空間速度にすることが可能で
ある。
【0009】
【実施例】以下、本発明の一実施例について、図1及び
図3を参照しながら説明する。図1において、1は電源
電池、2は操作スイッチであり、3は電池電圧を計測す
る電池電圧検出部、4は湿度センサ、5は臭気センサで
ある。
【0010】6は前記電池電圧検出部3、湿度センサ4
および臭気センサ5の情報出力信号により一定の演算を
行い制御信号を発生するコントロール部であり、7は吸
引用ファンモータ、8は前記コントロール部6からの信
号により前記吸引用ファンモータ7を駆動するFETで
あり、9はオゾン発生用放電体、10は前記コントロー
ル部6からの信号により、前記オゾン放電体9を駆動す
るオゾン発生回路である。
【0011】ハニカム状の触媒枠(図示せず)は、前記
オゾン放電体9と、前記吸引用ファンモータ7の間に設
置されている。以上のように構成された家庭用オゾン脱
臭器について、以下その動作を説明する。
【0012】まず、スイッチ2の操作をコントロール部
6が認識し、吸引用ファンモータ7とオゾン発生回路1
0を一定時間動作させるために信号を出力する。この
時、電池電圧検出部3は電池電圧を計測し、コントロー
ル部6はこれを受けて図3A点に示すうよに電池電圧が
変化しても、常に最適空間速度になるように、オゾン発
生量と吸引用ファンモータ7を制御する。
【0013】また湿度センサ4では、大気中の湿度を検
出し、コントロール部6は、湿度の変化に対応して図3
のA点からD点の間で空間速度が変化するので、常に最
適空間速度になるように、オゾン発生量と吸引用ファン
モータ7を制御する。また臭気センサ5で検出する臭気
濃度が高くなると、コントロール部6ではオゾン発生量
を増すようにオゾン発生回路10を制御し、吸引用ファ
ンモータ7の回転数を下げるようにFET8を制御し、
臭気濃度変化に対しても常に最適風量になるように制御
する。
【0014】以上のように本実施例では、電池電圧,湿
度,臭気濃度変化に対応して常に最適空間速度になるよ
うに制御することができる。
【0015】
【発明の効果】以上のように本発明は、電池電圧,湿
度,臭気濃度の変化に対応して、常に触媒に対する空気
の流れる空間速度が最適になるように発生オゾン量と吸
引用ファンモータを制御するため、常に最大限の臭い分
解能力を発揮し、分解の際の余剰のオゾンも確実に酸素
に還元することが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例によるオゾン脱臭器の回路図
【図2】従来の脱臭器の回路図
【図3】臭いの分解量と空間速度との関係を示す図
【符号の説明】
1 電池 2 スイッチ 3 電池電圧検出部 4 湿度センサ 5 臭気センサ 6 コントロール部 7 ファンモータ 8 FET 9 オゾン発生用放電体 10 オゾン発生回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭63−169143(JP,A) 特開 平2−222737(JP,A) 特開 平3−70727(JP,A) 特開 平4−8365(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A61L 9/015 C01B 13/11

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】電源となる電池と、電池電圧検出部と、
    気ガスを吸引する吸引用ファンモータと、オゾン放電体
    及びオゾン発生回路からなるオゾン供給部と、前記オゾ
    ン供給部にて発生したオゾンと前記臭気ガスとの反応を
    促進し、且つ余剰のオゾンを分解する媒と、前記電池
    電圧検出部からの信号により、前記吸引用ファンモータ
    による臭気ガスの吸引量、またはオゾン供給部における
    発生オゾン量の少なくともどちらか一方を制御するコン
    トロール部とから構成したオゾン脱臭器。
  2. 【請求項2】コントロール部に湿度センサを備えた請求
    項1記載のオゾン脱臭器。
  3. 【請求項3】コントロール部に臭気センサを備えた請求
    項1記載のオゾン脱臭器。
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