JPH07275736A - 空気清浄機 - Google Patents

空気清浄機

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JPH07275736A
JPH07275736A JP7070394A JP7070394A JPH07275736A JP H07275736 A JPH07275736 A JP H07275736A JP 7070394 A JP7070394 A JP 7070394A JP 7070394 A JP7070394 A JP 7070394A JP H07275736 A JPH07275736 A JP H07275736A
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JP
Japan
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air
ozone
amount
voltage
electrodes
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JP7070394A
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English (en)
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Motoshi Kishi
素志 岸
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Brother Industries Ltd
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Brother Industries Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 オゾンの発生量を制御可能にすることによ
り、消臭、殺菌を確実に行なうことができ、且つ安全な
空気清浄機を提供すること。 【構成】 オゾンセンサー8が、常に空気中のオゾン濃
度を検出しており、その検出値を電圧制御回路2に伝え
る。オゾンセンサー8によって検出されたオゾン濃度
が、予め設定された基準値より高い場合は、電圧制御回
路2が放電電極3及び集塵電極4に印加する電圧を低下
させるように高圧発生回路2を制御し、放電により発生
するオゾン量を減らす。検出されたオゾン濃度が、前記
基準値より低い場合は、電圧制御回路2が両電極3,4
に印加する電圧を増加させるように高圧発生回路2を制
御し、放電により発生するオゾン量を増やす。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、空気中に存在する埃や
花粉等の粉塵を除去するための空気清浄機に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の空気清浄機としては、例
えば、図4に示すようなものが存在する。図4に示すよ
うに、空気清浄機50の内部には、AC100Vの入力
電圧をDC電圧に変換する整流回路51、前記整流回路
51からの電源供給により高圧を発生する高圧発生回路
52、埃や花粉等の粉塵を放電により帯電させるための
ワイヤー状の放電電極53、帯電した粉塵を吸着するた
めの板状の集塵電極54、及び前記集塵電極54を覆う
ようにして貼り付けられた集塵紙55が備えられてお
り、それらがケース56内に納められている。また、ケ
ース56の前面には、空気の通過する開口部56aが多
数形成されている。
【0003】放電電極53及び集塵電極54には、高圧
発生回路52が接続されており、高圧発生回路52から
放電電極53に対してマイナスの電圧が印加され、集塵
電極54に対してプラスの電圧が印加されるように構成
されている。
【0004】次に、従来の空気清浄機の動作について説
明する。
【0005】使用者により空気清浄機の電源がONされ
ると、高圧発生回路52から放電電極53及び集塵電極
54に対して、それぞれの極性の電圧が印加される。こ
れによって、両電極間においてコロナ放電が発生し、こ
の放電により放電電極53から集塵電極54に向かって
大量の電子が超高速で飛び出し、空気中に電子が放散さ
れる。そして、空気中の分子は、余分に電子を保有して
マイナスイオンとなり、また空気中に浮遊するバクテリ
ア、ヴィールス、家ダニの糞、カビの胞子及び花粉等の
塵がマイナスイオンから電子を貰ってマイナスの静電気
を帯びる。マイナスに帯電した塵は、クーロン力により
プラスに帯電している集塵電極54(集塵紙55)に付
着し、空気中から除去される。
【0006】また、この種の空気清浄機においては、放
電電極53と集塵電極54との間でコロナ放電が生じる
と、空気中の酸素分子の一部は、コロナ放電のエネルギ
ーにより化学化を生じ、オゾン(O3)が発生する。
このようにして発生したオゾンは、独特の臭気、及び非
常に強い酸化力を有しており、悪臭成分を酸化分解して
消臭するだけでなく、消毒効果もある。
【0007】しかし、オゾンは、強い毒作用を有し、濃
度が濃いものは呼吸器を侵す可能性があるため、非常に
有害な物質である。従って、予め両電極に印加する電圧
の値を低く設定しておき、装置外に排出するオゾンの濃
度を、常に、0.02ppm以下に抑えるように構成さ
れていた。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
空気清浄機では、オゾンの発生量を変更することができ
ないため、多量に悪臭や細菌等が発生した時、あるいは
悪臭や細菌が長期に渡って発生した時等には、これらの
悪臭や細菌を除去するのに必要なオゾン量を得ることが
できず、充分に消臭、殺菌できないという問題点があっ
た。
【0009】本発明は、上述した問題点を解決するため
になされたものであり、オゾンの発生量を制御可能にす
ることにより、消臭、殺菌を確実に行なうことができ、
且つ安全な空気清浄機を提供することを目的としてい
る。
【0010】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に本発明の請求項1の空気清浄機は、放電電極と集塵電
極から成る一対の電極間に電圧を印加し、流入する空気
中に存在する埃や花粉等の粉塵を、放電電極の放電によ
って帯電させ、その帯電した粉塵を集塵電極側において
捕捉する空気清浄機において、前記空気清浄機の近傍の
空気中のオゾン量を検出するオゾン検出手段と、前記オ
ゾン検出手段からの検出結果に基づき、オゾンの量の検
出値が、予め定められた基準値よりも大きい場合に、前
記一対の電極間に印加する電圧を低下させ、オゾンの量
の検出値が、前記基準値よりも小さい場合に、前記一対
の電極間に印加する電圧を増加するように制御する制御
手段とを備えている。
【0011】また、悪臭の除去や空気中に含まれる細菌
の除去を目的として操作される入力手段を備え、前記入
力手段が操作された場合に、前記制御手段は、前記一対
の電極間に印加する電圧を増加させ、発生するオゾンの
量を急速に増加させるように制御しても良い。
【0012】さらに、前記一対の電極間に印加する電圧
を増加させてからの経過時間を計測する計測手段を備
え、前記制御手段は、前記計測手段によって所定の経過
時間が計測された時に、前記一対の電極間に印加する電
圧を元の値に戻すように制御することが望ましい。
【0013】また、前記入力手段が操作された場合に、
前記一対の電極間に印加する電圧の極性を通常の場合と
は逆極性に切り替える極性切り替え手段を備えていても
良い。
【0014】そして、本発明の請求項5の空気清浄機
は、放電電極と集塵電極から成る一対の電極間に電圧を
印加し、流入する空気中に存在する埃や花粉等の粉塵
を、放電電極の放電によって帯電させ、その帯電した粉
塵を集塵電極側において捕捉する空気清浄機において、
空気中の悪臭成分量や空気中に含まれる細菌量等を検出
する検出手段と、前記検出手段からの検出結果に基づ
き、悪臭成分量や細菌量等の検出値が、予め定められた
基準値よりも大きい場合に、前記一対の電極間に印加す
る電圧を増加させ、悪臭成分量や細菌量等の検出値が、
前記基準値よりも小さい場合に、前記一対の電極間に印
加する電圧を低下するように制御する制御手段とを備え
ている。
【0015】
【作用】上記の構成を有する本発明の請求項1の空気清
浄機においては、オゾン検出手段が、前記空気清浄機の
近傍の空気中のオゾン量を検出し、制御手段が、その検
出結果に基づき、オゾンの量の検出値が、予め定められ
た基準値よりも大きい場合に、前記一対の電極間に印加
する電圧を低下させ、オゾンの量の検出値が、前記基準
値よりも小さい場合に、前記一対の電極間に印加する電
圧を増加させるように制御する。
【0016】また、本発明の請求項5の空気清浄機にお
いては、検出手段が空気中の悪臭成分量や空気中に含ま
れる細菌量等を検出し、制御手段が、その検出結果に基
づき、空気中の悪臭成分量や空気中に含まれる細菌量の
検出値が、予め定められた基準値よりも大きい場合に、
前記一対の電極間に印加する電圧を増加させ、検出値
が、前記基準値よりも小さい場合に、前記一対の電極間
に印加する電圧を低下させるように制御する。
【0017】
【実施例】以下、本発明の請求項1の空気清浄機を具体
化した第一の実施例を図1及び図2を参照して説明す
る。
【0018】図1に、第一の実施例の空気清浄機の構成
を示す。空気清浄機11の内部には、AC100Vの入
力電圧をDC電圧に変換する整流回路1、前記整流回路
1からの電源供給により高圧を発生する高圧発生回路
2、埃や花粉等の粉塵を放電により帯電させるためのワ
イヤー状の放電電極3、帯電した粉塵を吸着するための
板状の集塵電極4、及び前記集塵電極4を覆うようにし
て貼り付けられた集塵紙5が備えられている。
【0019】放電電極3及び集塵電極4には、高圧発生
回路2が接続されており、高圧発生回路2から放電電極
3に対してマイナスの電圧が印加され、集塵電極4に対
してプラスの電圧が印加されるように構成されている。
【0020】高圧発生回路2には、電圧制御回路6が接
続されており、放電電極3及び集塵電極4に対して印加
される電圧が、この電圧制御回路6によって制御され
る。また、電圧制御回路6には、電圧制御回路6を時間
動作させるタイマー回路7、オゾン濃度を検出するオゾ
ンセンサー8、前記電流制限回路6の動作モードを通常
モードと消臭モードとで切り替え可能なセレクトスイッ
チ9が接続されており、それぞれの信号が、電圧制御回
路6に伝えられる。このセレクトスイッチ9が、本発明
の入力手段を構成している。
【0021】これらがケース10内に納められており、
オゾンセンサー8及び切り替えスイッチ9が、ケース1
0の前面に備えられている。また、ケース10の前面に
は、空気の通過する開口部10aが多数形成されてい
る。
【0022】そして、第一の実施例のオゾンセンサー8
が、請求項1の発明のオゾン検出手段を構成し、電圧制
御回路6が、制御手段を構成している。
【0023】次に、第一の実施例の空気清浄機の動作に
ついて説明する。
【0024】基本的動作は、従来の空気清浄機とほぼ同
様なので、その説明を省略し、オゾンの発生量の制御方
法について説明する。
【0025】従来と同様に、電源が投入されると、高圧
発生回路2から、放電電極3に対してマイナスの電圧が
印加され、集塵電極4に対してプラスの電圧が印加され
る。この時、両電極に対して印加する電圧は、図2に示
すオゾン発生量と電圧値の関係図中の通常基準値A(例
えば、発生するオゾンの濃度が0.02ppm程度)で
あり、人体に無害な量で、通常、空気中に存在する悪臭
成分を酸化反応により消臭し、空気中の細菌を殺菌する
のに過不足無い量のオゾンが発生するように電圧値が設
定されている。
【0026】そして、空気清浄機11の近傍の空気中の
オゾンの濃度は、オゾンセンサー8によって常に検出さ
れており、その検出値は、電圧制御回路6に伝えられ
る。
【0027】ここで、通常モードにおいて、空気中の悪
臭成分量や細菌量が少ない場合、空気中の悪臭成分との
酸化反応、及び細菌の殺菌に使用されるオゾン量は少量
のため、空気中に未反応な余剰オゾンが溜まり、空気中
のオゾン濃度が基準値(本実施例では、0.02ppm
程度)より高くなる。従って、オゾンセンサー8により
検出されるオゾン検出値は高くなり、その検出信号(高
濃度オゾン検出信号)が、電圧制御回路6に伝えられ
る。そして、電圧制御回路6は、発生するオゾンの量を
減少させるために、高圧発生回路2から両電極に対して
印加される電圧を、図2中のB領域まで低下させ、放電
電極3と集塵電極4との間で発生するコロナ放電量を減
少させるように制御する。これによって、発生するオゾ
ンの量が減少し、空気中のオゾン濃度を減少させること
ができ、人体にとって無害な濃度となる。
【0028】一方、空気中の悪臭成分量や細菌量が多い
場合、空気中の悪臭成分との酸化反応、及び細菌の殺菌
に使用されるオゾン量が多量のため、空気中のオゾンが
減少し、オゾン濃度が基準値(本実施例では、0.02
ppm程度)より低くなる。従って、オゾンセンサー8
により検出されるオゾン検出値は低くなり、その検出信
号(低濃度オゾン検出信号)が電圧制御回路6に伝えら
れる。そして、電圧制御回路6は、発生するオゾンの量
を増加させるために、高圧発生回路2から両電極に対し
て印加される電圧を、図2中のC領域まで増加させ、放
電電極3と集塵電極4との間で発生するコロナ放電量を
増加させるように制御する。これによって、空気中に多
量に存在する悪臭成分や細菌を除去するのに必要な量の
オゾンを得ることができ、確実に、消臭、殺菌を行なう
ことができる。
【0029】次に、部屋等の未使用時において、急速に
消臭、殺菌したい場合に使用する消臭モードについて説
明する。
【0030】まず、ケース10の前面に設けられている
セレクトスイッチ9を操作して消臭モードに切り替える
ことにより、消臭モードの動作を開始させる。
【0031】セレクトスイッチ9が、消臭モードに切り
替えられると、電圧制御回路6は、両電極間に印加する
電圧の基準値を、図2中のAからDに変更し、両電極間
に印加する電圧を増加させるように高圧発生回路に対し
て指令を出す。これによって、放電電極3と集塵電極4
の間で発生するコロナ放電量が急速に増加し、オゾンの
量を急速に増加させることができる。そして、そのオゾ
ンが部屋全体を充満することになり、空気中の過剰オゾ
ンにより、空気中に存在する悪臭成分との酸化反応、及
び細菌の殺菌が急速に行なわれ、急速消臭、急速殺菌を
行なうことができる。
【0032】また、タイマー回路7は、本発明の計測手
段を構成しており、電圧が変更されてからの経過時間の
計測を行なう。タイマー回路7は、長時間に渡って高濃
度のオゾンを発生させることは、人体にとって非常に危
険なため、所定時間が経過すると自動的に消臭モードを
解除し、通常モードに戻すように制御するための回路で
ある。
【0033】消臭モードにおいても、オゾンセンサー8
がオゾン濃度を検出しており、オゾンセンサー8からの
検出結果が、通常モードの場合とは別に設定された基準
値より大きい場合は、両電極間に印加する電圧を図2中
のDよりも低下させ、検出結果が前記基準値より小さい
場合は、両電極間に印加する電圧をDよりも増加させる
ように、電圧制御回路6が高圧発生回路2を制御する。
【0034】そして、消臭モードに切り替えられてか
ら、所定時間(例えば1時間)経過したことが、タイマ
ー回路7により計測されると、自動的に、消臭モードが
解除され、電圧制御回路6は、高圧発生回路2から両電
極に印加する電圧を通常状態の基準値A(図2中)に戻
し、上述の通常モードの動作を再開する。
【0035】また、部屋内の余剰オゾンは、自然分解反
応によって消滅し、空気中のオゾン濃度は、人体に無害
で、安全な状態となる。
【0036】尚、部屋内のオゾン濃度が高濃度の時は、
表示灯あるいはブザー等により、その旨を使用者に報知
するように構成すると、より安全である。
【0037】また、第一の実施例では、消臭モードにお
いてオゾンの発生量を急速に増加させるために、高圧発
生回路2から両電極に印加する電圧を増加するように構
成しているが、本発明はこれに限定されるものではな
く、両電極に印加する電圧値は一定で、高圧発生回路2
と両電極との間に極性切り替え器12を設け、この切り
替え器12によって各電極に印加する極性(−),
(+)を逆にすることによっても可能である。この場
合、通常モードにおいては、放電電極3にマイナスの電
圧を印加し、集塵電極4にプラスの電圧を印加し、消臭
モードいおいては、放電電極3にプラスの電圧を印加
し、集塵電極4にマイナスの電圧を印加する。ちなみ
に、放電電極3にマイナスの電圧を印加した場合のオゾ
ン発生量は、プラスの電圧を印加した場合の約7倍であ
る。
【0038】そして、この切り替え器12が、本発明の
極性切替手段を構成している。
【0039】さらに、消臭モードにおいては、オゾンの
発生量をオゾンセンサー8が検出し、その検出値とタイ
マー回路7からの経過時間信号とに基づいて、電圧制御
回路6が高圧発生回路2を制御するように構成している
が、本発明はこれに限定されるものではなく、オゾンセ
ンサー8によるフィードバック制御を行わずに、電圧制
御回路6及びタイマー回路7のみのオープンループ制御
を行い、セレクトスイッチ9が消臭モードに切り替えら
れた時から、一定時間だけ高圧発生回路2から両電極に
印加する電圧を図2中のDに固定し、オゾンの発生量を
増加させるように構成しても良い。
【0040】次に、本発明の請求項5の空気清浄機を具
体化した第二の実施例を図3を参照して説明する。
【0041】図3に、第二の実施例の空気清浄機の構成
を示す。空気清浄機21の内部には、AC100Vの入
力電圧をDC電圧に変換する整流回路1、前記整流回路
1からの電源供給により高圧を発生する高圧発生回路
2、埃や花粉等の粉塵を放電により帯電させるためのワ
イヤー状の放電電極3、帯電した粉塵を吸着するための
板状の集塵電極4、及び前記集塵電極4を覆うようにし
て貼り付けられた集塵紙5が備えられている。
【0042】放電電極3及び集塵電極4には、高圧発生
回路2が接続されており、高圧発生回路2から放電電極
3に対してマイナスの電圧が印加され、集塵電極4に対
してプラスの電圧が印加されるように構成されている。
【0043】高圧発生回路2には、電圧制御回路6が接
続されており、放電電極3及び集塵電極4に対して印加
される電圧が、この電圧制御回路6によって制御され
る。また、電圧制御回路6には、空気中に存在する悪臭
成分や細菌を検出するセンサー13が接続されており、
センサー13からの検出信号が、電圧制御回路6に伝え
られる。
【0044】これらがケース10内に納められており、
センサー13が、ケース10の前面に備えられている。
また、ケース10の前面には、空気を通過させる開口部
10aが多数形成されている。
【0045】そして、第二の実施例のセンサー13が、
請求項5の発明の検出手段を構成し、電圧制御回路6
が、制御手段を構成している。
【0046】次に、第二の実施例の空気清浄機の動作に
ついて説明する。
【0047】基本的動作は、従来の空気清浄機とほぼ同
様なので、その説明を省略し、オゾンの発生量の制御方
法について説明する。
【0048】従来と同様に、電源が投入されると、高圧
発生回路2から、放電電極3に対してマイナスの電圧が
印加される。この時、両電極に対して印加する電圧は、
第一の実施例と同様に、通常基準値Aであり、人体に無
害な量で、通常、空気中に存在する悪臭成分を酸化反応
により消臭し、空気中の細菌を殺菌するのに過不足無い
量のオゾンが発生するように電圧値が設定されている。
【0049】そして、空気中に存在する悪臭成分や細菌
の量が、センサー13によって常に検出されており、そ
の検出値は、電圧制御回路6に伝えられる。
【0050】ここで、空気中の悪臭成分量や細菌量の検
出値が、予め定められた基準値よりも少ない場合、空気
中の悪臭成分との酸化反応及び細菌の殺菌に使用される
オゾン量は少量のため、空気中に未反応な余剰オゾンが
溜まり、空気中のオゾン濃度が高くなる。従って、電圧
制御回路6は、発生するオゾンの量を減少させるため
に、高圧発生回路2から両電極に対して印加される電圧
を、図2中のB領域まで低下させ、放電電極3と集塵電
極4との間で発生するコロナ放電量を減少させるように
制御する。これによって、発生するオゾンの量が減少
し、空気中のオゾン濃度を減少させることができ、人体
にとって無害な濃度となる。
【0051】一方、空気中の悪臭成分量や細菌量の検出
値が、予め定められた基準値よりも多い場合、空気中の
悪臭成分との酸化反応及び細菌の殺菌に使用されるオゾ
ン量が多量のため、空気中のオゾンが減少し、オゾン濃
度が低くなる。従って、電圧制御回路6は、発生するオ
ゾンの量を増加させるために、高圧発生回路2から両電
極に対して印加される電圧を、図2中のC領域まで増加
させ、放電電極3と集塵電極4との間で発生するコロナ
放電量を増加させるように制御する。これによって、空
気中に多量に存在する悪臭成分や細菌を除去するのに必
要な量のオゾンを得ることができ、確実に、消臭、殺菌
を行なうことができる。
【0052】尚、第二の実施例においても、第一の実施
例と同様に、消臭モード機能を付加しても良い。
【0053】このように、第一の実施例の空気清浄機に
おいては、オゾンセンサー8によって検出されるオゾン
濃度に基づいて、オゾン濃度が高い時は、放電により発
生するオゾンを減らすように制御し、オゾン濃度が低い
時は、放電により発生するオゾンを増やすように制御し
ているので、常に、安全なオゾン濃度の空間を使用者に
提供できると共に、確実に消臭、殺菌を行なうことがで
きる。
【0054】また、セレクトスイッチ9を消臭モードに
切り替えることにより、急速に消臭、殺菌することがで
きるので、非常に使い勝手が良い。
【0055】さらに、第二の実施例の空気清浄機におい
ては、センサー13によって検出される悪臭成分、細菌
量に基づいて、悪臭成分や細菌量が多い時は、オゾンを
多量に必要とするため、放電により発生するオゾンの量
を増やすように制御し、悪臭成分や細菌量が少ない時
は、オゾンをあまり必要としないため、放電により発生
するオゾンの量を少なくするように制御しているので、
確実に消臭、殺菌を行なうことができ、必要以上にオゾ
ンを発生させることがなくなる。
【0056】
【発明の効果】以上説明したことから明かなように、請
求項1の本発明の空気清浄機によれば、オゾン検出手段
が、前記空気清浄機の近傍の空気中のオゾンの量を検出
し、制御手段が、その検出結果に基づき、オゾンの量の
検出値が、予め定められた基準値よりも大きい場合に、
前記一対の電極間に印加する電圧を低下させ、オゾンの
量の検出値が、前記基準値よりも小さい場合に、前記一
対の電極間に印加する電圧を増加するように制御するの
で、安全性が高く、確実に消臭、殺菌を行なうことがで
きる。
【0057】また、本発明の請求項5の空気清浄機にお
いては、検出手段が空気中の悪臭成分量や空気中に含ま
れる細菌量等を検出し、制御手段が、その検出結果に基
づき、空気中の悪臭成分量や空気中に含まれる細菌量の
検出値が、予め定められた基準値よりも大きい場合に、
前記一対の電極間に印加する電圧を増加させ、検出値
が、前記基準値よりも小さい場合に、前記一対の電極間
に印加する電圧を低下させるように制御するので、空気
中の悪臭成分との酸化反応、及び細菌を殺菌するのに過
不足無い量のオゾンを発生させることができ、確実に消
臭、殺菌でき、しかも安全である。
【図面の簡単な説明】
【図1】第一の実施例の空気清浄機の概略的構成を示す
ブロック図である。
【図2】オゾン発生量と電圧値との関係を示す図であ
る。
【図3】第二の実施例の空気清浄機の概略的構成を示す
ブロック図である。
【図4】従来の空気清浄機の概略的構成を示すブロック
図である。
【符号の説明】
2 高圧発生回路 3 放電電極 4 集塵電極 6 電圧制御回路 7 タイマー回路 8 オゾンセンサー 9 セレクトスイッチ 12 切り替え器 13 センサー

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 放電電極と集塵電極から成る一対の電極
    間に電圧を印加し、流入する空気中に存在する埃や花粉
    等の粉塵を、放電電極の放電によって帯電させ、その帯
    電した粉塵を集塵電極側において捕捉する空気清浄機に
    おいて、 前記空気清浄機の近傍の空気中のオゾンの量を検出する
    オゾン検出手段と、 前記オゾン検出手段からの検出結果に基づき、オゾンの
    量の検出値が、予め定められた基準値よりも大きい場合
    に、前記一対の電極間に印加する電圧を低下させ、オゾ
    ンの量の検出値が、前記基準値よりも小さい場合に、前
    記一対の電極間に印加する電圧を増加するように制御す
    る制御手段と、 を備えたことを特徴とする空気清浄機。
  2. 【請求項2】 悪臭の除去や空気中に含まれる細菌の除
    去を目的として操作される入力手段を備え、前記入力手
    段が操作された場合に、前記制御手段は、前記一対の電
    極間に印加する電圧を増加させ、発生するオゾンの量を
    急速に増加させるように制御することを特徴とする請求
    項1に記載の空気清浄機。
  3. 【請求項3】 前記一対の電極間に印加する電圧を増加
    させてからの経過時間を計測する計測手段を備え、前記
    制御手段は、前記計測手段によって所定の経過時間が計
    測された時に、前記一対の電極間に印加する電圧を元の
    値に戻すように制御することを特徴とする請求項2に記
    載の空気清浄機。
  4. 【請求項4】 前記入力手段が操作された場合に、前記
    一対の電極間に印加する電圧の極性を通常の場合とは逆
    極性に切り替える極性切り替え手段を備えたことを特徴
    とする請求項2に記載の空気清浄機。
  5. 【請求項5】 放電電極と集塵電極から成る一対の電極
    間に電圧を印加し、流入する空気中に存在する埃や花粉
    等の粉塵を、放電電極の放電によって帯電させ、その帯
    電した粉塵を集塵電極側において捕捉する空気清浄機に
    おいて、 空気中の悪臭成分量や空気中に含まれる細菌量等を検出
    する検出手段と、 前記検出手段からの検出結果に基づき、悪臭成分量や細
    菌量等の検出値が、予め定められた基準値よりも大きい
    場合に、前記一対の電極間に印加する電圧を増加させ、
    悪臭成分量や細菌量等の検出値が、前記基準値よりも小
    さい場合に、前記一対の電極間に印加する電圧を低下す
    るように制御する制御手段と、 を備えたことを特徴とする空気清浄機。
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