JP3060596B2 - 脱臭装置 - Google Patents

脱臭装置

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JP3060596B2
JP3060596B2 JP3127345A JP12734591A JP3060596B2 JP 3060596 B2 JP3060596 B2 JP 3060596B2 JP 3127345 A JP3127345 A JP 3127345A JP 12734591 A JP12734591 A JP 12734591A JP 3060596 B2 JP3060596 B2 JP 3060596B2
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  • Disinfection, Sterilisation Or Deodorisation Of Air (AREA)
  • Treating Waste Gases (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は硫化水素、アンモニア、
各種メルカプタン、アミン類等の悪臭成分を浄化する脱
臭装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、クリーン志向を反映して家庭用の
脱臭装置が導入されつつある。
【0003】従来、この種の脱臭装置は図3に示すよう
な構成であった。すなわち図3において1は吸入口2、
排出口3を有するケース、4は悪臭成分を含んだ空気を
吸入するための送風機、5は無声放電により空気中の酸
素をオゾンに変化させるためのオゾン発生電極、6は人
体に有害なオゾンを分解するとともに悪臭成分を酸化分
解する脱臭触媒、7はオゾン発生電極5及び送風機4を
制御するための制御回路、8は電源である乾電池であ
る。
【0004】上記構成において、スイッチ(図示せず)
が投入されると送風機4が回転するとともにオゾン発生
電極5からオゾンが発生し、吸入口2から悪臭成分を含
んだ空気が吸入され、オゾンと接触しながらオゾン分解
触媒6を通過する。ここで悪臭成分はオゾンによって活
性化されたオゾン分解触媒6によって酸化分解されると
ともに余剰のオゾンも酸素(2O3 →3O2 )に分解さ
れ、排出口3からケース1外に放出される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】このようなオゾンを利
用した脱臭装置では、一般的にオゾン濃度を高めるほど
脱臭能力すなわち悪臭成分の酸化性能は向上するが、オ
ゾンは人体に有害であるために外部へ流出するオゾンは
低濃度(0.1PPM以下)を維持する必要があり、長期
にわたって使用するためには安全性を考慮してオゾン分
解用の触媒6の容積を充分大きくとる必要がある。した
がって脱臭装置の大型化につながるという課題があっ
た。特に大風量での脱臭に際してはオゾンの外部漏洩を
防止するため、空間速度を所定値以下に抑える必要があ
り、触媒量の増大に伴い脱臭装置の大型化とコストアッ
プにつながる。
【0006】本発明は上記課題を解決するものであり、
送風機を制御することにより大風量での脱臭に際しても
触媒量を大型化することなく長期にわたって脱臭を行う
ことのできる脱臭装置を提供することを目的としたもの
である。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の脱臭装置は吸入口と排出口を有する排気通
路と、悪臭成分を前記排気通路に吸入するための送風機
と、前記排気通路内に配設されるオゾン発生器と、前記
オゾン発生器の下流側に設けられた脱臭触媒と、前記送
風機を大風量で運転して脱臭触媒に吸着させて脱臭する
高モード制御回路と、脱臭装置の非使用時間帯に前記送
風機を小風量で運転するとともに前記オゾン発生器を駆
動させて前記脱臭触媒にオゾンを供給して脱臭触媒に吸
着された悪臭成分を分解する低モード制御回路から構成
したものである。
【0008】
【作用】本発明によれば、脱臭装置が装着される機器を
人が使用する場合は高モード制御回路が動作して大風量
で送風機が運転され、オゾン発生器は動作しない。この
時の脱臭は主に脱臭触媒への物理吸着によって行われ
る。そして機器を使用しない所定の時間帯に自動的に低
モード制御回路が動作して小風量で送風機を運転すると
ともにオゾン発生器が駆動され、触媒表面上に吸着され
た悪臭成分の分解が促進される。この際、風量が小量で
あるため脱臭触媒の空間速度S・V(1/h)(触媒通過風
量/脱臭触媒容積)は低減されることとなり、オゾンと
触媒および悪臭成分との接触時間が増加して効果的に分
解され、オゾンの外部漏洩は安全レベルに維持できる。
したがってオゾンを外部流出させない空間速度を一定と
すると通過風量を低減することで脱臭触媒の小型化が図
れることとなる。
【0009】
【実施例】以下本発明の実施例を添付図面を参照して説
明する。
【0010】図1は本発明の便座装置への一実施例を示
す脱臭装置の断面図である。同図において9は便器、1
0は脱臭装置であり、吸入口11と排出口12を有する
排気通路13の内部にはファンモータによって駆動され
る送風機14及びオゾン発生器15が設けられている。
オゾン発生器15の下流側には悪臭成分を吸着または分
解し、さらに余剰のオゾンも分解するための脱臭触媒1
6が設けられており、圧力損失を低減するためにハニカ
ム状に成形されている。17は送風機14を大風量で運
転する高モード制御回路、また18は送風機14を小風
量で運転するとともにオゾン発生器15を駆動させて脱
臭触媒16にオゾンを供給する低モード制御回路であ
り、計時回路19と低モードでの動作時刻を設定する設
定回路20及び計時回路19と設定回路20の信号を比
較演算し送風機14及びオゾン発生器15を動作させる
比較器22から構成されている。22は電源、23は機
器本体である便座装置の駆動スイッチである。
【0011】上記構成において、次に動作を説明する。
排便時に便器9に着座すると駆動スイッチ(着座スイッ
チ)23が閉成し、高モード制御回路17が動作し、送
風機14が高モード(大風量)で運転され、吸入口11
から排出口12にいたる大風量の空気の流れが発生し、
排便時の悪臭成分は吸入口11から吸引され、脱臭触媒
16の固体表面に物理吸着されて急速脱臭が行われる。
浄化された空気は排出口12からトイレ内に放出され
る。なおこの時の風量は0.1m3 /min以上が必要で
あり、これ以下では能力不足と感じる。またこの時、オ
ゾン発生器15は動作せず、脱臭は主に脱臭触媒16へ
の物理吸着によって行われる。
【0012】一方、低モード制御回路18の計時回路1
9は時刻を計時しており、設定回路20にあらかじめ記
憶させた時刻信号と計時回路19の出力信号は比較器2
1によって比較され、信号が一致した時の所定時間、送
風機14が低モード(小風量)で運転されるとともにオ
ゾン発生器15が駆動され、吸入口11より吸引された
空気の一部はオゾン発生器15の無声放電によってオゾ
ンに変化する。発生したオゾンは脱臭触媒16を活性化
させるとともに脱臭触媒16の固体表面に吸着している
悪臭成分と反応し、酸素にもどる。さらに活性化された
脱臭触媒16も悪臭成分と反応し、もとの状態にもど
る。浄化された空気は排出口12から外部空間に放出さ
れる。前記設定回路20で設定する時刻及び駆動する時
間の長さは脱臭装置を装着する機器、用途に応じて設定
する。本実施例での便座装置では用便の頻度の最も少な
い深夜から早朝にかけての時間帯に設定し、駆動時間は
10〜20分間である。
【0013】次に本実施例の作用について説明する。前
記したようにオゾンは高濃度となると人体に有害のため
外部に放出される濃度は0.1PPM以下にする必要があ
る。本実施例のような便座装置の場合、脱臭のための風
量は0.1m3 /minと比較的大風量である。長期にわ
たって余剰のオゾンを外部に漏洩させることなく分解す
るための脱臭触媒16の空間速度(触媒通過風量/脱臭
触媒容積)には限界があり、所定値以下に設定する必要
がある。したがって従来、大風量での脱臭を行う場合、
脱臭触媒は充分な容積が必要であり、その結果脱臭装置
の大型化とコストアップをまねいていた。本実施例によ
れば、人が便座装置を使用する時間帯にはオゾンを発生
させることなく脱臭触媒16への物理吸着によって脱臭
し、使用しない時間帯に自動的に低モード制御回路18
が動作して風量を最適な状態まで低下させ、空間速度を
充分に低減するとともにオゾンを供給するので、オゾン
と脱臭触媒16および脱臭触媒16の固体表面に吸着し
た悪臭成分との接触時間が増加して効果的に分解されて
触媒が再生される。この結果、オゾンを外部流出させず
に分解可能な空間速度を一定とすると通過風量を低減す
ることで脱臭触媒の小型化が図れることとなる。したが
って大風量を必要とする機器においても触媒量を大型化
することなく長期にわたって脱臭を行うことのできると
ともに安全性が向上する。また本実施例では低モード制
御回路18の動作は1回/日の場合を述べたが複合回動
作させてもよく、これによりトイレ室内全体の空間脱臭
も行うことができる。
【0014】図2は本発明の他の実施例を示す脱臭装置
の部分回路図を示すものであり、低モード制御回路18
aを計時回路20aと、機器本体の駆動スイッチ23が
投入された時刻を記憶する記憶部24と、記憶部24の
信号にもとづいて送風機14及びオゾン発生器15を動
作させる演算部25から構成したものである。その他は
図1の実施例と同じであり、同一番号を付して説明を省
略する。
【0015】本実施例によれば便座装置を使用した時間
を記憶し、1日の中で便座装置を使用しない時間帯を演
算部25によって自動的に演算し、低モードでの運転を
行うものであり、生活形態に合わせて駆動することがで
き、より安全性が向上する。
【0016】
【発明の効果】以上説明したように本発明の脱臭装置
は、オゾンの強力な酸化作用を利用するものにおいて、
送風機を大風量で運転するための高モード制御回路と、
前記送風機を大風量で運転するとともにオゾン発生器を
動作させる低モード制御回路を設けたものであり、以下
の効果が得られる。
【0017】脱臭装置が装着される機器を人が使用する
場合は、高モード制御回路が動作して大風量で送風機が
運転されて脱臭が行われ、機器を使用しない所定の時間
帯に自動的に低モード制御回路が動作して小風量で送風
機を運転して空間速度を低減するとともにオゾン発生器
が駆動され、触媒表面上に吸着された悪臭成分が効率的
に分解されて再生される。したがって大風量を必要とす
る機器においても触媒量を大型化することなく長期にわ
たって脱臭を行うことができる。
【0018】また、オゾン発生器が動作する場合、風量
が小量であるため脱臭触媒の空間速度低減されて効果
的に余剰オゾンが分解され、オゾンの外部漏洩を防止す
ることができ、安全性が向上する。また逆に従来に比べ
てオゾン濃度を高めることが可能となり、悪臭成分の分
解効率を向上させることができる。
【0019】さらに、低モード制御回路を所定のインタ
ーバルにしたがって動作させることにより、集中脱臭機
能のみでなく空間脱臭機能も得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例における脱臭装置の断面図
【図2】同他の実施例を示す回路図
【図3】従来の脱臭装置の断面図
【符号の説明】
10 脱臭装置 11 吸入口 12 排出口 13 排気通路 14 送風機 15 オゾン発生器 16 脱臭触媒臭 17 高モード制御回路 18,18a 低モード制御回路 19,19a 計時回路 20 設定回路 21 比較器 23 駆動スイッチ 24 記憶部 25 演算部

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】吸入口と排出口を有する排気通路と、悪臭
    成分を前記排気通路に吸入するための送風機と、前記排
    気通路内に配設されるオゾン発生器と、前記オゾン発生
    器の下流側に設けられた脱臭触媒と、前記送風機を大風
    量で運転して脱臭触媒に吸着させて脱臭する高モード制
    御回路と、脱臭装置の非使用時間帯に前記送風機を小風
    量で運転するとともに前記オゾン発生器を駆動させて前
    記脱臭触媒にオゾンを供給して脱臭触媒に吸着された悪
    臭成分を分解する低モード制御回路を有する脱臭装置。
  2. 【請求項2】低モード制御回路は、計時回路と、動作時
    刻を設定する設定回路と、前記計時回路と設定回路の信
    号を比較演算し、送風機及びオゾン発生器を動作させる
    比較器から構成した請求項1記載の脱臭装置。
  3. 【請求項3】低モード制御回路は、脱臭装置が装着され
    る機器本体の駆動スイッチと、計時回路と、前記駆動ス
    イッチが投入された時刻を記憶する記憶部と、前記記憶
    部の信号にもとづいて送風機及びオゾン発生器を動作さ
    せる演算部から構成した請求項1記載の脱臭装置。
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