JP2997577B2 - 内燃機関用点火コイル - Google Patents
内燃機関用点火コイルInfo
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- JP2997577B2 JP2997577B2 JP3235938A JP23593891A JP2997577B2 JP 2997577 B2 JP2997577 B2 JP 2997577B2 JP 3235938 A JP3235938 A JP 3235938A JP 23593891 A JP23593891 A JP 23593891A JP 2997577 B2 JP2997577 B2 JP 2997577B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- coil
- ignition
- internal combustion
- combustion engine
- ignition coil
- Prior art date
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- Expired - Lifetime
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- Ignition Installations For Internal Combustion Engines (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は同時着火方式の内燃機関
用点火コイルに関する。
用点火コイルに関する。
【0002】
【従来の技術】従来の同時着火方式の内燃機関用点火コ
イルは、特開昭59−34867 号のように二次コイルの両端
は点火プラグに接続し、一次コイルの片端はパワートラ
ンジスタに接続しもう片端はバッテリに接続していたた
め、エンジンの圧縮工程と排気工程に同時に着火してお
り、ガソリンへの着火についやされる有効エネルギーは
入力エネルギーの30〜40%となっていた。
イルは、特開昭59−34867 号のように二次コイルの両端
は点火プラグに接続し、一次コイルの片端はパワートラ
ンジスタに接続しもう片端はバッテリに接続していたた
め、エンジンの圧縮工程と排気工程に同時に着火してお
り、ガソリンへの着火についやされる有効エネルギーは
入力エネルギーの30〜40%となっていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ガソリンエンジンは燃
費効率の向上をはかるため、高エネルギー点火を要求さ
れつつある。従来のイグニションコイルのガソリンへの
着火についやされる有効エネルギーは、入力エネルギー
の30〜40%と非常に低効率であったため、この効率
を上げて点火コイルを小型化することを目的としてい
る。
費効率の向上をはかるため、高エネルギー点火を要求さ
れつつある。従来のイグニションコイルのガソリンへの
着火についやされる有効エネルギーは、入力エネルギー
の30〜40%と非常に低効率であったため、この効率
を上げて点火コイルを小型化することを目的としてい
る。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明の目的は、同時着
火型の内燃機関用点火コイルにおいて、二次コイルと点
火プラグとの間の各電路をそれぞれアースに対して順方
向に接続される別々の高圧ダイオードを介して接地する
ようにし、一次コイルは両端をそれぞれ異なるパワート
ランジスタに接続すると共に、当該一次コイルの中点を
バッテリに接続することによって達成される。
火型の内燃機関用点火コイルにおいて、二次コイルと点
火プラグとの間の各電路をそれぞれアースに対して順方
向に接続される別々の高圧ダイオードを介して接地する
ようにし、一次コイルは両端をそれぞれ異なるパワート
ランジスタに接続すると共に、当該一次コイルの中点を
バッテリに接続することによって達成される。
【0005】
【作用】このように構成した本発明では排気工程での火
花放電をなくすことができるのでエネルギーの有効活用
ができ、その結果有効エネルギーを入力エネルギーの3
0乃至40%より高くすることができた。
花放電をなくすことができるのでエネルギーの有効活用
ができ、その結果有効エネルギーを入力エネルギーの3
0乃至40%より高くすることができた。
【実施例】
以下本発明の一実施例を図1,図2及び図3
に基づき説明する。
に基づき説明する。
【0006】一次コイル1の両端にはパワートランジス
タ5,パワートランジスタ6が接続されていると共に、
その中点からバッテリ4が接続されている。又、二次コ
イル2の両端には点火プラグ9、点火プラグ10が接続
されていると共に、その途中から高圧ダイオード7又は
高圧ダイオード8を介して接地する。
タ5,パワートランジスタ6が接続されていると共に、
その中点からバッテリ4が接続されている。又、二次コ
イル2の両端には点火プラグ9、点火プラグ10が接続
されていると共に、その途中から高圧ダイオード7又は
高圧ダイオード8を介して接地する。
【0007】一次コイル1の両端のパワートランジスタ
5,パワートランジスタ6には、エンジンコントロール
ユニットより交互に点火信号が入り、一次コイル1に交
互に電流を流す。
5,パワートランジスタ6には、エンジンコントロール
ユニットより交互に点火信号が入り、一次コイル1に交
互に電流を流す。
【0008】例えば、エンジンコントロールユニットよ
りパワートランジスタ5に点火信号が入力されると、バ
ッテリ4より一次コイル1に一次電流が流れる。その一
次電流がパワートランジスタ5により遮断された時に磁
束変化が生じ、二次コイル2の片端の点火プラグ9に負
の電圧が発生し、高圧ダイオード8を介して接地され
る。
りパワートランジスタ5に点火信号が入力されると、バ
ッテリ4より一次コイル1に一次電流が流れる。その一
次電流がパワートランジスタ5により遮断された時に磁
束変化が生じ、二次コイル2の片端の点火プラグ9に負
の電圧が発生し、高圧ダイオード8を介して接地され
る。
【0009】同様に、エンジンコントロールユニットよ
りパワートランジスタ6に点火信号が入力されると、バ
ッテリ4より一次コイル1に一次電流が流れる。その一
次電流がパワートランジスタ6により遮断された時に磁
束が生じ、二次コイル2のもう片端の点火プラグ10に
負の電圧が発生し、高圧ダイオード7を介して接地され
る。
りパワートランジスタ6に点火信号が入力されると、バ
ッテリ4より一次コイル1に一次電流が流れる。その一
次電流がパワートランジスタ6により遮断された時に磁
束が生じ、二次コイル2のもう片端の点火プラグ10に
負の電圧が発生し、高圧ダイオード7を介して接地され
る。
【0010】
【0011】本発明の点火コイルは、一次コイル1,二
次コイル2,鉄心3,高圧ダイオード7,高圧ダイオー
ド8から構成されている。
次コイル2,鉄心3,高圧ダイオード7,高圧ダイオー
ド8から構成されている。
【0012】一次コイルは、熱可塑性合成樹脂により成
形された一次ボビン11に線径0.2〜1.0mm 程度のエ
ナメル線を一層当り数十回ずつ数層に渡り100〜30
0回程度積層巻きしている。二次コイル2は、熱可塑合
成樹脂により成形された二次ボビン12に線径0.03
〜0.1mm程度のエナメル線を5,000〜20,000
回程度、巻始め側から直列に構成される様に5〜20分
割され巻線されている。高圧ダイオード7,高圧ダイオ
ード8は、二次コイル2の両端に接続され接地される。
これらを熱可塑性合成樹脂で成形されたケース13に収
納し、エポキシ樹脂等の熱硬化性合成樹脂で真空含浸、
加熱硬化し絶縁している。鉄心3は、一次ボビン11の
内側に挿入される。
形された一次ボビン11に線径0.2〜1.0mm 程度のエ
ナメル線を一層当り数十回ずつ数層に渡り100〜30
0回程度積層巻きしている。二次コイル2は、熱可塑合
成樹脂により成形された二次ボビン12に線径0.03
〜0.1mm程度のエナメル線を5,000〜20,000
回程度、巻始め側から直列に構成される様に5〜20分
割され巻線されている。高圧ダイオード7,高圧ダイオ
ード8は、二次コイル2の両端に接続され接地される。
これらを熱可塑性合成樹脂で成形されたケース13に収
納し、エポキシ樹脂等の熱硬化性合成樹脂で真空含浸、
加熱硬化し絶縁している。鉄心3は、一次ボビン11の
内側に挿入される。
【0013】本発明の主要部をなす高圧ダイオード7,
高圧ダイオード8は、図2の様にケース13に内蔵され
て熱硬化性合成樹脂16により注型される。又は、図3
の様に二次ボビン12の両端に固定し接続した後、熱硬
化性合成樹脂16により注型される。
高圧ダイオード8は、図2の様にケース13に内蔵され
て熱硬化性合成樹脂16により注型される。又は、図3
の様に二次ボビン12の両端に固定し接続した後、熱硬
化性合成樹脂16により注型される。
【0014】上記実施例では、排気工程での火花放電を
なくし、有効エネルギーを入力エネルギーの60乃至7
0%にまで向上できた。
なくし、有効エネルギーを入力エネルギーの60乃至7
0%にまで向上できた。
【発明の効果】 以上のように構成した本発明によれば、
有効エネルギーの向上分だけ 点火コイルの小型化が可能
となる。
有効エネルギーの向上分だけ 点火コイルの小型化が可能
となる。
【図1】本発明の回路図である。
【図2】高圧ダイオードをコイル部に内蔵した一実施例
の半断面図である。
の半断面図である。
【図3】高圧ダイオードを二次ボビンに装着した一実施
例の半断面図である。
例の半断面図である。
1…一次コイル、2…二次コイル、3…鉄心、4…バッ
テリ、5,6…パワートランジスタ、7,8…高圧ダイ
オード、9,10…点火プラグ、11…一次ボビン、1
2…二次ボビン、13…ケース、14,15…高圧端
子、16…熱硬化性合成樹脂。
テリ、5,6…パワートランジスタ、7,8…高圧ダイ
オード、9,10…点火プラグ、11…一次ボビン、1
2…二次ボビン、13…ケース、14,15…高圧端
子、16…熱硬化性合成樹脂。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭63−81840(JP,A) 特開 昭60−219463(JP,A) 実開 昭56−49269(JP,U) 実開 昭61−109125(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F02P 3/04
Claims (3)
- 【請求項1】一次コイル,二次コイル及び鉄心より構成
され、二次コイルの両端をそれぞれ異なる点火プラグに
接続した同時着火型の内燃機関用点火コイルにおいて、
前記二次コイルと前記点火プラグとの間の各電路をそれ
ぞれアースに対して順方向に接続される別々の高圧ダイ
オードを介して接地するようにし、一次コイルは両端を
それぞれ異なるパワートランジスタに接続すると共に、
当該一次コイルの中点をバッテリに接続したことを特徴
とした内燃機関用点火コイル。 - 【請求項2】請求項1記載の内燃機関用点火コイルにお
いて、前記各高圧ダイオードをコイル部に内蔵したこと
を特徴とした内燃機関用点火コイル。 - 【請求項3】請求項1記載の内燃機関用点火コイルにお
いて、前記各高圧ダイオードを二次ボビンに装着したこ
とを特徴とした内燃機関用点火コイル。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3235938A JP2997577B2 (ja) | 1991-09-17 | 1991-09-17 | 内燃機関用点火コイル |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3235938A JP2997577B2 (ja) | 1991-09-17 | 1991-09-17 | 内燃機関用点火コイル |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0579435A JPH0579435A (ja) | 1993-03-30 |
JP2997577B2 true JP2997577B2 (ja) | 2000-01-11 |
Family
ID=16993453
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3235938A Expired - Lifetime JP2997577B2 (ja) | 1991-09-17 | 1991-09-17 | 内燃機関用点火コイル |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2997577B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6331613B2 (ja) * | 2014-04-10 | 2018-05-30 | 株式会社デンソー | 点火装置 |
-
1991
- 1991-09-17 JP JP3235938A patent/JP2997577B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0579435A (ja) | 1993-03-30 |
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