JP2997343B2 - カメラの露出制御装置 - Google Patents
カメラの露出制御装置Info
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- JP2997343B2 JP2997343B2 JP3214834A JP21483491A JP2997343B2 JP 2997343 B2 JP2997343 B2 JP 2997343B2 JP 3214834 A JP3214834 A JP 3214834A JP 21483491 A JP21483491 A JP 21483491A JP 2997343 B2 JP2997343 B2 JP 2997343B2
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- Japan
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- shutter speed
- exposure
- exposure control
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- Exposure Control For Cameras (AREA)
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明はカメラの露出制御装置に
関する。
関する。
【０００２】
【従来の技術】従来のカメラにおいて露出値をマニュア
ル操作により設定する装置として、セットダイアルまた
はセットボタン等によりシャッタ速度を定め、また撮影
レンズに設けられた絞り環を所定の位置まで回転させる
ことにより絞り値を定めるものが知られている。すなわ
ち撮影者は、露出値が撮影の意図に合致した大きさにな
るように、シャッタ速度および絞り値を設定して撮影を
行う。
ル操作により設定する装置として、セットダイアルまた
はセットボタン等によりシャッタ速度を定め、また撮影
レンズに設けられた絞り環を所定の位置まで回転させる
ことにより絞り値を定めるものが知られている。すなわ
ち撮影者は、露出値が撮影の意図に合致した大きさにな
るように、シャッタ速度および絞り値を設定して撮影を
行う。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】ところが、このような
マニュアル操作による露出制御において撮影者は、露出
値をいったん定めると、その後絞り環を回転させて絞り
値を変更する度にシャッタ速度も変更することが必要と
なり、操作が面倒であるという問題がある。本発明は、
このような問題点に鑑み、マニュアル操作による露出制
御において、絞り環を回転させる度にシャッタ速度を変
更する必要のない露出制御装置を提供することを目的と
してなされたものである。
マニュアル操作による露出制御において撮影者は、露出
値をいったん定めると、その後絞り環を回転させて絞り
値を変更する度にシャッタ速度も変更することが必要と
なり、操作が面倒であるという問題がある。本発明は、
このような問題点に鑑み、マニュアル操作による露出制
御において、絞り環を回転させる度にシャッタ速度を変
更する必要のない露出制御装置を提供することを目的と
してなされたものである。
【０００４】
【課題を解決するための手段】本発明に係るカメラの露
出制御装置は、シャッタ速度をマニュアル操作により設
定するシャッタ速度設定手段と、絞り値を設定するため
の絞り環と、シャッタ速度と絞り値により定まる露出値
を一定値に固定する露出値ロック手段と、絞り環を回転
させて絞り値を変更させる時、露出値ロック手段によっ
て固定された露出値に基づいてシャッタ速度を変更する
シャッタ速度変更手段とを備えたことを特徴としてい
る。
出制御装置は、シャッタ速度をマニュアル操作により設
定するシャッタ速度設定手段と、絞り値を設定するため
の絞り環と、シャッタ速度と絞り値により定まる露出値
を一定値に固定する露出値ロック手段と、絞り環を回転
させて絞り値を変更させる時、露出値ロック手段によっ
て固定された露出値に基づいてシャッタ速度を変更する
シャッタ速度変更手段とを備えたことを特徴としてい
る。
【０００５】
【実施例】以下図示実施例により、本発明を説明する。
図１は本発明の一実施例に係る露出制御装置を備えた一
眼レフカメラの外観を示す。
図１は本発明の一実施例に係る露出制御装置を備えた一
眼レフカメラの外観を示す。
【０００６】カメラボディ１１のグリップ部１２の上面
の前部にはシャッターボタン１３が設けられる。シャッ
ターボタン１３の後側にはＴＶ電子ダイヤル１４が設け
られ、グリップ部１２の背面上部にはＡＶ電子ダイヤル
１５が配設される。ＴＶ電子ダイヤル１４とＡＶ電子ダ
イヤル１５は、それぞれ時計方向および反時計方向に回
転自在なダイヤルであり、この回転によりシャッタ速度
および絞り値をそれぞれ設定することができる。なお、
このＡＶ電子ダイヤル１５による絞り値の変更は、撮影
レンズ１６に設けられた絞り環１７がオート（Ａ）位置
にある場合に行われ、絞り環１７がオート位置以外にあ
る場合すなわちマニュアル露出制御モードの場合には、
絞り値の変更は絞り環１７を回転させることにより行わ
れる。また、絞り環１７はオート位置においてロックさ
れており、このロックは解除ボタン１９を押すことによ
り解除される。
の前部にはシャッターボタン１３が設けられる。シャッ
ターボタン１３の後側にはＴＶ電子ダイヤル１４が設け
られ、グリップ部１２の背面上部にはＡＶ電子ダイヤル
１５が配設される。ＴＶ電子ダイヤル１４とＡＶ電子ダ
イヤル１５は、それぞれ時計方向および反時計方向に回
転自在なダイヤルであり、この回転によりシャッタ速度
および絞り値をそれぞれ設定することができる。なお、
このＡＶ電子ダイヤル１５による絞り値の変更は、撮影
レンズ１６に設けられた絞り環１７がオート（Ａ）位置
にある場合に行われ、絞り環１７がオート位置以外にあ
る場合すなわちマニュアル露出制御モードの場合には、
絞り値の変更は絞り環１７を回転させることにより行わ
れる。また、絞り環１７はオート位置においてロックさ
れており、このロックは解除ボタン１９を押すことによ
り解除される。
【０００７】カメラボディ１１の背面上部には、ＡＶ電
子ダイヤル１５の近傍にクリアボタン２１が設けられ、
ファインダ１８を挟んで反対側にホールドボタン２２が
設けられる。カメラボディ１１の上面であってファイン
ダ１８の左側には、中立位置から相反対の二方向にスラ
イド可能な露出補正／ＩＳＯレバー２３と露出モード／
ドライブレバー２４が設けられ、またファインダ１８の
右側には、三位置にスライド可能なメインスイッチ２５
が設けられる。
子ダイヤル１５の近傍にクリアボタン２１が設けられ、
ファインダ１８を挟んで反対側にホールドボタン２２が
設けられる。カメラボディ１１の上面であってファイン
ダ１８の左側には、中立位置から相反対の二方向にスラ
イド可能な露出補正／ＩＳＯレバー２３と露出モード／
ドライブレバー２４が設けられ、またファインダ１８の
右側には、三位置にスライド可能なメインスイッチ２５
が設けられる。
【０００８】次に、このカメラの制御系の回路構成の概
要を、図２を参照して説明する。ＣＰＵ３１は、後述す
るマニュアル露出制御モードにおいて、露出値に基づい
たシャッタ速度の決定等の制御を行う他、種々の制御を
行う。ＩＰＵ３２は、シャッターボタン１３、ＴＶ電子
ダイヤル１４、ＡＶ電子ダイヤル１５等のスイッチ類の
入力インターフェイス等としての機能を備える。
要を、図２を参照して説明する。ＣＰＵ３１は、後述す
るマニュアル露出制御モードにおいて、露出値に基づい
たシャッタ速度の決定等の制御を行う他、種々の制御を
行う。ＩＰＵ３２は、シャッターボタン１３、ＴＶ電子
ダイヤル１４、ＡＶ電子ダイヤル１５等のスイッチ類の
入力インターフェイス等としての機能を備える。
【０００９】測光回路４１はＡＤコンバータ４２を介し
てＣＰＵ３１に接続される。ＡＤコンバータ４２には、
絞りボリューム４３が接続されている。絞りボリューム
４３は撮影レンズ１６の絞り環１７（図１）と連動し、
その絞り環１７の回転位置に応じた絞り値を絞り電圧と
して出力する。この絞り電圧は、ＡＤコンバータ４２に
よって絞り値Ａｖに対応するデジタル値に変換され、Ｃ
ＰＵ３１に入力される。ＣＰＵ３１は所定時にＡＤコン
バータ４２を作動させて、被写体輝度信号および撮影レ
ンズ１６において設定された絞り値信号を読み取り、対
応するアペックス値に変換する。
てＣＰＵ３１に接続される。ＡＤコンバータ４２には、
絞りボリューム４３が接続されている。絞りボリューム
４３は撮影レンズ１６の絞り環１７（図１）と連動し、
その絞り環１７の回転位置に応じた絞り値を絞り電圧と
して出力する。この絞り電圧は、ＡＤコンバータ４２に
よって絞り値Ａｖに対応するデジタル値に変換され、Ｃ
ＰＵ３１に入力される。ＣＰＵ３１は所定時にＡＤコン
バータ４２を作動させて、被写体輝度信号および撮影レ
ンズ１６において設定された絞り値信号を読み取り、対
応するアペックス値に変換する。
【００１０】ワインドモータ４４は、フィルムの巻上
げ、巻戻し等を行い、ミラーモータ４５は、ミラーのア
ップダウンを行う。これらのモータ４４、４５の動作
は、ＣＰＵ３１によりモータドライブ回路４６を介して
制御される。なおシャッタ絞り制御回路４７は、シャッ
ターボタン１３が全押しされた時に、レリーズ動作およ
び撮影レンズ１６の絞りの絞り込み動作を制御する。
げ、巻戻し等を行い、ミラーモータ４５は、ミラーのア
ップダウンを行う。これらのモータ４４、４５の動作
は、ＣＰＵ３１によりモータドライブ回路４６を介して
制御される。なおシャッタ絞り制御回路４７は、シャッ
ターボタン１３が全押しされた時に、レリーズ動作およ
び撮影レンズ１６の絞りの絞り込み動作を制御する。
【００１１】ＩＰＵ３２には、撮影レンズ１６が接続さ
れる。ＩＰＵ３２は撮影レンズ１６との間において通信
を行い、開放ＦナンバーＦｍｉｎ、最大ＦナンバーＦｍ
ａｘ、焦点距離ｆ等のレンズデータを読み込む。撮影レ
ンズ１６には、絞り環１７に連動して、絞りがオートで
あるのかマニュアルであるのかを識別するレンズオート
／マニュアル切換スイッチ５１が設けられており、この
切換スイッチ５１はＩＰＵ３２に接続される。ＩＰＵ３
２は、切換スイッチ５１から入力される信号に基づき、
絞り設定モードがレンズオート、レンズマニュアルのい
ずれであるかを識別する。なお、レンズオートとは、カ
メラボディ１１において設定された絞り値まで、カメラ
の絞り込み機構により絞り込まれるオート絞りを意味
し、レンズマニュアルとは、絞り値が撮影レンズ１６の
絞り環１７により設定されるマニュアル絞りを意味す
る。
れる。ＩＰＵ３２は撮影レンズ１６との間において通信
を行い、開放ＦナンバーＦｍｉｎ、最大ＦナンバーＦｍ
ａｘ、焦点距離ｆ等のレンズデータを読み込む。撮影レ
ンズ１６には、絞り環１７に連動して、絞りがオートで
あるのかマニュアルであるのかを識別するレンズオート
／マニュアル切換スイッチ５１が設けられており、この
切換スイッチ５１はＩＰＵ３２に接続される。ＩＰＵ３
２は、切換スイッチ５１から入力される信号に基づき、
絞り設定モードがレンズオート、レンズマニュアルのい
ずれであるかを識別する。なお、レンズオートとは、カ
メラボディ１１において設定された絞り値まで、カメラ
の絞り込み機構により絞り込まれるオート絞りを意味
し、レンズマニュアルとは、絞り値が撮影レンズ１６の
絞り環１７により設定されるマニュアル絞りを意味す
る。
【００１２】またＩＰＵ３２には、メインスイッチＳＷ
ＭＡＩＮ、測光スイッチＳＷＳ、レリーズスイッチＳＷ
Ｒ、露出モードスイッチＳＷＭＯＤＥ、ドライブスイッ
チＳＷＤＲＩＶＥ、露出補正スイッチＳＷＥＦ、ＩＳＯ
感度設定スイッチＳＷＩＳＯ、クリアスイッチＳＷＣＬ
およびホールドスイッチＳＷＨＯＬＤがそれぞれ接続さ
れる。
ＭＡＩＮ、測光スイッチＳＷＳ、レリーズスイッチＳＷ
Ｒ、露出モードスイッチＳＷＭＯＤＥ、ドライブスイッ
チＳＷＤＲＩＶＥ、露出補正スイッチＳＷＥＦ、ＩＳＯ
感度設定スイッチＳＷＩＳＯ、クリアスイッチＳＷＣＬ
およびホールドスイッチＳＷＨＯＬＤがそれぞれ接続さ
れる。
【００１３】メインスイッチＳＷＭＡＩＮはメインスイ
ッチ２５と連動する。測光スイッチＳＷＳおよびレリー
ズスイッチＳＷＲはシャッタボタン１３と連動する常開
スイッチであり、シャッタボタン１３を半押しすること
により測光スイッチＳＷＳがオンし、またシャッタボタ
ン１３を全押しすることによりレリーズスイッチＳＷＲ
がオンする。露出モードスイッチＳＷＭＯＤＥおよびド
ライブスイッチＳＷＤＲＩＶＥは、露出モード／ドライ
ブレバー２４と連動し、露出補正スイッチＳＷＥＦおよ
びＩＳＯ感度設定スイッチＳＷＩＳＯは露出補正／ＩＳ
Ｏレバー２３と連動する。クリアスイッチＳＷＣＬはク
リアボタン２１と連動する常開スイッチであり、ホール
ドスイッチＳＷＨＯＬＤはホールドボタン２２と連動す
る常開スイッチである。
ッチ２５と連動する。測光スイッチＳＷＳおよびレリー
ズスイッチＳＷＲはシャッタボタン１３と連動する常開
スイッチであり、シャッタボタン１３を半押しすること
により測光スイッチＳＷＳがオンし、またシャッタボタ
ン１３を全押しすることによりレリーズスイッチＳＷＲ
がオンする。露出モードスイッチＳＷＭＯＤＥおよびド
ライブスイッチＳＷＤＲＩＶＥは、露出モード／ドライ
ブレバー２４と連動し、露出補正スイッチＳＷＥＦおよ
びＩＳＯ感度設定スイッチＳＷＩＳＯは露出補正／ＩＳ
Ｏレバー２３と連動する。クリアスイッチＳＷＣＬはク
リアボタン２１と連動する常開スイッチであり、ホール
ドスイッチＳＷＨＯＬＤはホールドボタン２２と連動す
る常開スイッチである。
【００１４】ＩＰＵ３２にはＴＶ電子ダイヤル１４およ
びＡＶ電子ダイヤル１５がそれぞれ接続される。ＴＶ電
子ダイヤル１４およびＡＶ電子ダイヤル１５は、公知の
クリックストップ回転構造を有する。これをＴＶ電子ダ
イヤル１４について説明すると、クリックストップ位置
では、一対のポートＰＡ０、ＰＡ１がフローティング状
態にあり、この位置から左または右にＴＶ電子ダイヤル
１４を回転させると、回転方向に応じて、ポートＰＡ
０、ＰＡ１の一方のレベルが先に“Ｌ”レベルに落ち、
両方が“Ｌ”レベルになった後に、一方がフローティン
グ状態に戻る。このポートＰＡ０、ＰＡ１のレベルの変
化の順序は回転方向により異なるので、ＩＰＵ３２はこ
の変化の順序によりＴＶ電子ダイヤル１４の回転方向を
識別することができる。以上のことは、ＡＶ電子ダイヤ
ル１５についても同様である。
びＡＶ電子ダイヤル１５がそれぞれ接続される。ＴＶ電
子ダイヤル１４およびＡＶ電子ダイヤル１５は、公知の
クリックストップ回転構造を有する。これをＴＶ電子ダ
イヤル１４について説明すると、クリックストップ位置
では、一対のポートＰＡ０、ＰＡ１がフローティング状
態にあり、この位置から左または右にＴＶ電子ダイヤル
１４を回転させると、回転方向に応じて、ポートＰＡ
０、ＰＡ１の一方のレベルが先に“Ｌ”レベルに落ち、
両方が“Ｌ”レベルになった後に、一方がフローティン
グ状態に戻る。このポートＰＡ０、ＰＡ１のレベルの変
化の順序は回転方向により異なるので、ＩＰＵ３２はこ
の変化の順序によりＴＶ電子ダイヤル１４の回転方向を
識別することができる。以上のことは、ＡＶ電子ダイヤ
ル１５についても同様である。
【００１５】ＩＰＵ３２にはまた、ＬＣＤ表示パネル５
２が接続される。このＬＣＤ表示パネル５２はＩＰＵ３
２の制御により、露出モード、シャッタ速度Ｔｖ、絞り
値Ａｖ、撮影枚数等を表示する。
２が接続される。このＬＣＤ表示パネル５２はＩＰＵ３
２の制御により、露出モード、シャッタ速度Ｔｖ、絞り
値Ａｖ、撮影枚数等を表示する。
【００１６】次に本実施例の動作について、図３〜図５
に示すフローチャートを参照して説明する。図３はメイ
ンプログラムのフローチャートを示す。ステップ１０１
では自動露出（ＡＥ）に関する初期化が行われ、すなわ
ち露出制御の演算に必要なデータがＩＰＵ３２のＥ２Ｐ
ＲＯＭから読み込まれる。所定時期から４ｍｓ経過する
毎にステップ１０２からステップ１０３へ進み、レリー
ズスイッチＳＷＲがオンされたか否かが判別される。レ
リーズスイッチＳＷＲがオンされている場合、ステップ
１０４においてレリーズ処理が行われる。ステップ１０
３においてレリーズスイッチＳＷＲがオンされていない
場合、およびステップ１０２において４ｍｓ毎のタイミ
ングでない場合、ステップ１０５において上記所定時期
から１００ｍｓ経過したか否かが判別される。１００ｍ
ｓ毎のタイミングでない場合ステップ１０２へ戻るが、
１００ｍｓ毎のタイミングである場合ステップ１０６以
下が実行される。
に示すフローチャートを参照して説明する。図３はメイ
ンプログラムのフローチャートを示す。ステップ１０１
では自動露出（ＡＥ）に関する初期化が行われ、すなわ
ち露出制御の演算に必要なデータがＩＰＵ３２のＥ２Ｐ
ＲＯＭから読み込まれる。所定時期から４ｍｓ経過する
毎にステップ１０２からステップ１０３へ進み、レリー
ズスイッチＳＷＲがオンされたか否かが判別される。レ
リーズスイッチＳＷＲがオンされている場合、ステップ
１０４においてレリーズ処理が行われる。ステップ１０
３においてレリーズスイッチＳＷＲがオンされていない
場合、およびステップ１０２において４ｍｓ毎のタイミ
ングでない場合、ステップ１０５において上記所定時期
から１００ｍｓ経過したか否かが判別される。１００ｍ
ｓ毎のタイミングでない場合ステップ１０２へ戻るが、
１００ｍｓ毎のタイミングである場合ステップ１０６以
下が実行される。
【００１７】ステップ１０６では、ＩＰＵ３２から所定
のデータがＣＰＵ３１に送られる。このデータは、例え
ば露出モードの種類を示すデータ、撮影レンズ１６の露
出制御モードがレンズオート、レンズマニュアルのいず
れであるのかを示すデータ等である。ステップ１０７で
は測光処理が行われ、測光データに基づいて、露出値
（Ｅｖ）が演算される。ステップ１０８では、露出モー
ドすなわち撮影レンズ１６の露出制御モードがレンズオ
ート、レンズマニュアルのいずれであるのかが判別さ
れ、レンズマニュアルの場合ステップ１１０においてマ
ニュアル操作による露出制御が行われ、レンズオートの
場合ステップ１１１において自動露出制御が行われる。
ステップ１１２では、ＬＣＤ表示パネル５２に対する表
示用データ等がＣＰＵ３１からＩＰＵ３２に送られる。
のデータがＣＰＵ３１に送られる。このデータは、例え
ば露出モードの種類を示すデータ、撮影レンズ１６の露
出制御モードがレンズオート、レンズマニュアルのいず
れであるのかを示すデータ等である。ステップ１０７で
は測光処理が行われ、測光データに基づいて、露出値
（Ｅｖ）が演算される。ステップ１０８では、露出モー
ドすなわち撮影レンズ１６の露出制御モードがレンズオ
ート、レンズマニュアルのいずれであるのかが判別さ
れ、レンズマニュアルの場合ステップ１１０においてマ
ニュアル操作による露出制御が行われ、レンズオートの
場合ステップ１１１において自動露出制御が行われる。
ステップ１１２では、ＬＣＤ表示パネル５２に対する表
示用データ等がＣＰＵ３１からＩＰＵ３２に送られる。
【００１８】図４および図５は、図３のステップ１１０
において実行されるマニュアル露出制御、すなわち撮影
レンズ１６の絞り環１７によって絞り値を設定するレン
ズマニュアルの絞り優先露出モードのプログラムを示
す。このマニュアル露出制御では、後に詳述するよう
に、ホールドボタン２２を押すことによりＥｖ値が固定
され、その後は絞り環１７を回転させて絞り値を変更す
ると、この固定されたＥｖ値に従ってシャッタ速度が変
更される。
において実行されるマニュアル露出制御、すなわち撮影
レンズ１６の絞り環１７によって絞り値を設定するレン
ズマニュアルの絞り優先露出モードのプログラムを示
す。このマニュアル露出制御では、後に詳述するよう
に、ホールドボタン２２を押すことによりＥｖ値が固定
され、その後は絞り環１７を回転させて絞り値を変更す
ると、この固定されたＥｖ値に従ってシャッタ速度が変
更される。
【００１９】撮影を始める前、まだホールドボタン２２
は押されておらず、Ｅｖ値は固定されていない。したが
って、フラグＦＡＥＬはセットされていないため、ステ
ップ２００、２０１、２１１、２１２の順に実行され
る。ステップ２００は、絞り環１７により設定された絞
り値ＡｖＡ／Ｄとカメラボディ１１に固有の調整値Ａｖ
ａｄｊとから演算用絞り値ＡｖＶＲＤを算出するもの
で、後の処理のために、このプログラムの最初に実行さ
れる。さてステップ２１２では、今、ホールドボタン２
２が押されているか否かが判別され、まだ押されていな
い場合、ステップ２１４を経由してこのプログラムは終
了する。
は押されておらず、Ｅｖ値は固定されていない。したが
って、フラグＦＡＥＬはセットされていないため、ステ
ップ２００、２０１、２１１、２１２の順に実行され
る。ステップ２００は、絞り環１７により設定された絞
り値ＡｖＡ／Ｄとカメラボディ１１に固有の調整値Ａｖ
ａｄｊとから演算用絞り値ＡｖＶＲＤを算出するもの
で、後の処理のために、このプログラムの最初に実行さ
れる。さてステップ２１２では、今、ホールドボタン２
２が押されているか否かが判別され、まだ押されていな
い場合、ステップ２１４を経由してこのプログラムは終
了する。
【００２０】ここで撮影者が、ＴＶ電子ダイヤル１３を
操作してシャッタ速度を、また絞り環１７を回転させて
絞り値を定めた後、これらのシャッタ速度と絞り値とに
よって決まるＥｖ値に固定するためにホールドボタン２
２を押した場合を想定する。この場合、フラグＦＡＥＬ
はまだセットされていないため、ステップ２００、２０
１、２１１、２１２、２１３の順に実行され、ステップ
２１３において、演算用シャッタ速度ＴｖＤ、演算用絞
り値ＡｖＶＲＤおよび補正値ＭＮＤをそれぞれ加算する
ことにより、ロックＥｖ値ＬｖＤＬが算出される。なお
補正値ＭＮＤは、撮影レンズ１６によって定まる値であ
る。次いで、ステップ２１４ではホールドボタン２２が
オン状態であると判断されるため、ステップ２１５が実
行され、フラグＦＡＥＬがセットされる。
操作してシャッタ速度を、また絞り環１７を回転させて
絞り値を定めた後、これらのシャッタ速度と絞り値とに
よって決まるＥｖ値に固定するためにホールドボタン２
２を押した場合を想定する。この場合、フラグＦＡＥＬ
はまだセットされていないため、ステップ２００、２０
１、２１１、２１２、２１３の順に実行され、ステップ
２１３において、演算用シャッタ速度ＴｖＤ、演算用絞
り値ＡｖＶＲＤおよび補正値ＭＮＤをそれぞれ加算する
ことにより、ロックＥｖ値ＬｖＤＬが算出される。なお
補正値ＭＮＤは、撮影レンズ１６によって定まる値であ
る。次いで、ステップ２１４ではホールドボタン２２が
オン状態であると判断されるため、ステップ２１５が実
行され、フラグＦＡＥＬがセットされる。
【００２１】次にこのプログラムが実行されると、フラ
グＦＡＥＬがセットされているため、スッテプ２００、
２０１、２０２、２０３と実行され、まずスッテプ２０
３においてロックＥｖ値ＬｖＤＬが演算用Ｅｖ値ＬｖＤ
として代入される。スッテプ２０５では、この演算用Ｅ
ｖ値ＬｖＤから、演算用絞り値ＡｖＶＲＤおよび補正値
ＭＮＤが減算され、演算用シャッタ速度ＴｖＤが求めら
れる。
グＦＡＥＬがセットされているため、スッテプ２００、
２０１、２０２、２０３と実行され、まずスッテプ２０
３においてロックＥｖ値ＬｖＤＬが演算用Ｅｖ値ＬｖＤ
として代入される。スッテプ２０５では、この演算用Ｅ
ｖ値ＬｖＤから、演算用絞り値ＡｖＶＲＤおよび補正値
ＭＮＤが減算され、演算用シャッタ速度ＴｖＤが求めら
れる。
【００２２】次に、ステップ２０６において演算用シャ
ッタ速度ＴｖＤが演算用最大シャッタ速度ＴｖＤＭＡＸ
よりも大きいと判別された場合、ステップ２０７におい
て演算用最大シャッタ速度ＴｖＤＭＡＸが演算用シャッ
タ速度ＴｖＤとして置き換えられる。ステップ２０８に
おいて演算用シャッタ速度ＴｖＤが演算用最小シャッタ
速度ＴｖＤＭＩＮよりも小さいと判別された場合、ステ
ップ２０９において演算用最小シャッタ速度ＴｖＤＭＩ
Ｎが演算用シャッタ速度ＴｖＤとして置き換えられる。
ッタ速度ＴｖＤが演算用最大シャッタ速度ＴｖＤＭＡＸ
よりも大きいと判別された場合、ステップ２０７におい
て演算用最大シャッタ速度ＴｖＤＭＡＸが演算用シャッ
タ速度ＴｖＤとして置き換えられる。ステップ２０８に
おいて演算用シャッタ速度ＴｖＤが演算用最小シャッタ
速度ＴｖＤＭＩＮよりも小さいと判別された場合、ステ
ップ２０９において演算用最小シャッタ速度ＴｖＤＭＩ
Ｎが演算用シャッタ速度ＴｖＤとして置き換えられる。
【００２３】このように、ステップ２０５、２０７また
は２０９により、演算用シャッタ速度ＴｖＤが定めら
れ、ＣＰＵ３１はこのシャッタ速度ＴｖＤにより、シャ
ッタを制御する。また、シャッタ速度ＴｖＤは、通信用
シャッタ速度ＴｖＴに変換されてＩＰＵ３２に送出さ
れ、ＬＣＤ表示パネル５２に表示される。
は２０９により、演算用シャッタ速度ＴｖＤが定めら
れ、ＣＰＵ３１はこのシャッタ速度ＴｖＤにより、シャ
ッタを制御する。また、シャッタ速度ＴｖＤは、通信用
シャッタ速度ＴｖＴに変換されてＩＰＵ３２に送出さ
れ、ＬＣＤ表示パネル５２に表示される。
【００２４】以上のように本実施例は、マニュアル操作
によって絞り値とシャッタ速度を設定した後、ホールド
ボタン２２を押すことにより、この絞り値とシャッタ速
度によって定まる露出値が記憶され、その後、絞り環１
７を回転させて絞り値を変更するとこの露出値に従って
シャッタ速度が変更されるように構成されている。した
がって、絞り環１７を回転させる度にシャッタ速度をマ
ニュアルで変更することなく、所定の露出値による撮影
を行うことができる。
によって絞り値とシャッタ速度を設定した後、ホールド
ボタン２２を押すことにより、この絞り値とシャッタ速
度によって定まる露出値が記憶され、その後、絞り環１
７を回転させて絞り値を変更するとこの露出値に従って
シャッタ速度が変更されるように構成されている。した
がって、絞り環１７を回転させる度にシャッタ速度をマ
ニュアルで変更することなく、所定の露出値による撮影
を行うことができる。
【００２５】なおホールドボタン２２は、自動露出制御
において露出値を固定するために用いられ、すなわち、
マニュアル露出制御と自動露出制御において同様な目的
に用いられる。
において露出値を固定するために用いられ、すなわち、
マニュアル露出制御と自動露出制御において同様な目的
に用いられる。
【００２６】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、マニュア
ルによる露出制御において、絞り環を回転させる度にシ
ャッタ速度を変更する必要がなく、撮影操作が簡単にな
るという効果が得られる。
ルによる露出制御において、絞り環を回転させる度にシ
ャッタ速度を変更する必要がなく、撮影操作が簡単にな
るという効果が得られる。
【図１】本発明の一実施例に係る露出制御装置を適用し
た一眼レフカメラを示す平面図である。
た一眼レフカメラを示す平面図である。
【図２】同実施例の回路構成を示すブロック図である。
【図３】ＣＰＵのメイン動作を示すフローチャートであ
る。
る。
【図４】マニュアル露出制御の前半部分を示すフローチ
ャートである。
ャートである。
【図５】マニュアル露出制御の後半部分を示すフローチ
ャートである。
ャートである。
１４ ＴＶ電子ダイヤル １７ 絞り環 ２２ ホールドボタン
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭62−36646（ＪＰ，Ａ) (58)調査した分野(Int.Cl.7，ＤＢ名) G03B 7/00 - 7/28
Claims (1)
- 【請求項１】 シャッタ速度をマニュアル操作により設
定するシャッタ速度設定手段と、絞り値を設定するため
の絞り環と、上記シャッタ速度と絞り値により定まる露
出値を一定値に固定する露出値ロック手段と、上記絞り
環を回転させて絞り値を変更させる時、上記露出値ロッ
ク手段によって固定された露出値に基づいてシャッタ速
度を変更するシャッタ速度変更手段とを備えたことを特
徴とするカメラの露出制御装置。
Priority Applications (10)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3214834A JP2997343B2 (ja) | 1991-05-21 | 1991-05-21 | カメラの露出制御装置 |
| AU14891/92A AU649804B2 (en) | 1991-04-15 | 1992-04-14 | Exposure control apparatus of camera |
| CA 2066064 CA2066064C (en) | 1991-04-15 | 1992-04-14 | Exposure control apparatus of camera |
| DE19924212660 DE4212660C2 (de) | 1991-04-15 | 1992-04-15 | Belichtungssteuerung für eine Kamera |
| FR9204619A FR2675277B1 (fr) | 1991-04-15 | 1992-04-15 | Systeme de commande d'exposition d'appareil photo. |
| MYPI92000648A MY110099A (en) | 1991-04-15 | 1992-04-15 | Exposure control apparatus of camera. |
| GB9208332A GB2256060B (en) | 1991-04-15 | 1992-04-15 | Exposure control apparatus of camera |
| KR1019920006266A KR100210002B1 (ko) | 1991-04-15 | 1992-04-15 | 카메라의 노출제어장치 |
| US08/133,269 US5382997A (en) | 1991-04-15 | 1993-10-07 | Exposure control apparatus of camera |
| HK36495A HK36495A (en) | 1991-04-15 | 1995-03-16 | Exposure control apparatus of camera |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3214834A JP2997343B2 (ja) | 1991-05-21 | 1991-05-21 | カメラの露出制御装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0572595A JPH0572595A (ja) | 1993-03-26 |
| JP2997343B2 true JP2997343B2 (ja) | 2000-01-11 |
Family
ID=16662311
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3214834A Expired - Lifetime JP2997343B2 (ja) | 1991-04-15 | 1991-05-21 | カメラの露出制御装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2997343B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR101753367B1 (ko) | 2010-03-15 | 2017-07-03 | 삼성전자주식회사 | 영상 처리 장치 |
| US8716188B2 (en) | 2010-09-15 | 2014-05-06 | Superpower, Inc. | Structure to reduce electroplated stabilizer content |
-
1991
- 1991-05-21 JP JP3214834A patent/JP2997343B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0572595A (ja) | 1993-03-26 |
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