JP3124091B2 - ストロボ露出制御装置を有するカメラ - Google Patents

ストロボ露出制御装置を有するカメラ

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JP3124091B2
JP3124091B2 JP03342379A JP34237991A JP3124091B2 JP 3124091 B2 JP3124091 B2 JP 3124091B2 JP 03342379 A JP03342379 A JP 03342379A JP 34237991 A JP34237991 A JP 34237991A JP 3124091 B2 JP3124091 B2 JP 3124091B2
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勇 平井
伸彦 松戸
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旭光学工業株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はストロボ露出を制御する
装置を備えるカメラに関し、特に撮影条件に応じて自動
的にシャッター速度や絞り値を設定するプログラム方式
による撮影の可能なカメラに関する。
【0002】
【従来の技術】近年のカメラには、いわゆるTTL調光
方式のストロボ装置を採用したものが多い。このTTL
調光方式は、被写体から反射されたストロボ光がレンズ
を通過し、かつフィルム面に投射されたときに、このフ
ィルム面からの反射光を検出することでフィルム面に投
射される光量を検出し、この検出光量に基づいてストロ
ボの発光量を制御して適正露出を得る方式である。この
方式では、ストロボが発光を開始した時点から所定のス
トロボ露出が得られた時点でストロボの発光を停止させ
るため、被写体迄の距離やレンズ絞り値の如何にかかわ
らず適正なストロボ露出を得ることができる。したがっ
て、例えば日中シンクロ撮影のように、被写体とその背
景を適正露出で撮影しようとする場合には、背景の明る
さに基づいてシャッター速度と絞り値を設定しても、被
写体を適正露出で撮影することができるため、この種の
撮影を極めて容易に行うことが可能となる。
【0003】しかしながら、一方ではフォーカルプレー
ンシャッターを採用するカメラでのストロボ撮影におい
ては、シャッターが全開するシャッター速度、例えば1/
250秒以下のシャッター速度でストロボ撮影を行う制約
があるため、この種の撮影においてもシャッター速度の
設定には制限があり、これに伴って絞り値の設定にも制
限が生じる。このため、通常ではシャッター速度と絞り
値の関係を予めプログラム化し、被写体の明るさに基づ
いてシャッター速度と絞り値を一義的に設定させるスト
ロボプログラム方式が採用されている。
【0004】図7はその一例であって、F 1.4,f40mm
のレンズを用い、ISO 400のフィルムを用いてガイド
ナンバーGNO14のストロボを使用した場合のプログラ
ム特性であり、プログラム線と被写体の明るさのアペッ
クス値EV線との交点を求めることで、シャッター速度
と絞り値を得ることができ、この状態でストロボ撮影を
行えば、例えば好適な日中シンクロ撮影が実現できる。
そして、このプログラムの設定に際しては、シャッター
速度は、前述したシャッターが全開する速度(ここでは
1/250 秒)よりも遅くする一方、手振れが生じる限界の
速度(ここでは約1/30秒程度)よりも速い範囲とする。
又、絞り値はレンズの最大絞り値(ここでは、F16)
から、所定の被写界深度が確保される開放側の絞り値
(ここでは、F2.8 )迄の範囲とする。この場合では、
EV16からEV11迄の範囲では、シャッター速度が
1/250秒で固定されて絞り値がF16からF2.8 迄変化さ
れ、更にEV値が低下されると絞り値はF2.8 を保ちな
がら、シャッター速度が1/30迄変化されるようにプログ
ラム設定がなされている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】このプログラム方式の
ストロボ露出制御装置においては、フィルム面で反射さ
れたストロボ光を検出し、これに基づいてストロボの発
光を停止させる迄に所要の時間が必要とされるため、こ
の時間が適正露出に好ましくない影響を与えることがあ
る。即ち、適正露出を得た時点でストロボの発光を停止
させるのでは、停止に要する時間(遅れ時間)だけ過度
の露出が行われることになり、結果として露出オーバと
なり易い。
【0006】しかしながら、この時間遅れによる露出オ
ーバは、被写体が一般的な撮影距離にあって、しかもス
トロボ光量の大部分を使用する撮影の場合には、時間遅
れの光量が適正露出に対する割合は極めて小さいもので
あり、実際の露出への影響は殆ど無い。ところが、近接
撮影のように被写体迄の距離が短かく、適正露出を得る
ためのストロボ光量が少なくて良い場合には、前記した
遅れ時間による過度の光量が適正光量に対して大きな比
率を占めるようになり、したがって結果として顕著な露
出オーバとなり、適正撮影を行うことが難しくなるとい
う問題が生じる。本発明の目的は、被写体距離が短い場
合における露出オーバを有効に防止して、適正露出の撮
影を可能にしたストロボ露出制御装置を備えるカメラを
提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明のカメラは、フィ
ルム面に投射されるストロボ光量を検出してストロボ装
置の発光量を制御するとともに、被写体の明るさに応じ
て絞り値とシャッター速度を設定するようにしたカメラ
において、前記被写体の明るさに基づいて設定される絞
り値に関して、ストロボ撮影の場合においては、被写体
距離が近いほど前記絞り値を絞り込む方向にシフトさせ
る制御を行うように構成する。この場合、前記被写体距
離が近いほど、シャッター速度を低速側にシフトさせ
。また、前記シャッター速度のシフト量の演算は、フ
ラッシュのガイドナンバー情報、フィルム感度、被写体
距離情報、フラッシュ装置が調光可能な範囲に基づいて
あらかじめ決定される所定値とに基づいて演算する。
【0008】
【実施例】次に、本発明について図面を参照して説明す
る。図1は本発明のストロボ露出制御装置を装備した一
眼レフカメラの主要部のブロック構成図である。同図に
おいて、1はカメラボディ、2はズームレンズ、3はス
トロボであり、これらには夫々CPU4,5,6が内蔵
され、バスライン7,8を通して相互に信号を送受する
ことができる。前記カメラボディ1には、符号11で総
称されるメインスイッチ、レリーズスイッチ、測光スイ
ッチ、撮影モード選択スイッチ等の機能スイッチが設け
られ、夫々のスイッチ情報が前記カメラCPU4に入力
される。又、被写体の明るさを測光する測光回路12
と、フィルム面で反射されたストロボ光を検出してスト
ロボの発光を制御するための情報を出力するTTLスト
ロボ調光回路13と、撮影フィルムのフィルム感度が設
定されるフィルム感度設定手段14が設けられ、夫々か
らの情報が前記カメラCPU4に入力される。更に、シ
ャッター・絞り制御回路15が設けられ、前記カメラC
PU4からの信号に基づいてカメラボディ1に設けたシ
ャッター16を所要の速度で動作させ、かつレンズ2に
設けた絞り21を所要の絞り値に設定する。
【0009】前記ズームレンズ2には、ズームレンズの
現在の焦点距離情報を出力するズームコード板22と、
ピントを合わせた被写体迄の距離情報を出力する距離コ
ード板23が設けられ、これらの距離情報が夫々前記レ
ンズCPU5に入力される。又、このレンズCPU5に
はズームレンズ2の最大絞り値と最小絞り値(開放絞り
値)の各情報が記憶されている。前記ストロボ3に設け
られたストロボCPU6には、そのストロボ3のガイド
ナンバーの情報が記憶されている。したがって、前記カ
メラボディ1に設けたカメラCPU4には、前記したス
イッチ情報、被写体の測光情報、ストロボ調光情報、フ
ィルム感度情報に加えて、ズームレンズ2からは、ズー
ムレンズの焦点距離情報、被写体距離情報、レンズ最大
絞り値情報、レンズ開放絞り値情報が入力され、ストロ
ボ3からはガイドナンバー情報が入力される。そして、
これらの情報に基づいてカメラCPU4はシャッター速
度と絞り値を演算して設定し、この設定値に基づいてシ
ャッター・絞り制御回路15によりシャッター16及び
絞り21を制御して撮影を実行する。
【0010】即ち、図2にフローチャートを示すよう
に、メインスイッチがオンされると、CPUポート、A
E(自動測光)、AF(自動焦点)の各初期化を行な
う。そして、各種スイッチ情報の読み込みを行い、AF
処理を行うと共に、4mS毎にレリーズスイッチをチェ
ックし、レリーズスイッチがオンされたときにはレリー
ズ処理を行う。又、 100mS毎にCPUにフィルム感度
情報、レンズ絞り情報、距離情報、ストロボガイドナン
バー情報を入力し、測光・演算処理を行って測光を行
う。
【0011】この測光・演算処理は、図3にフローチャ
ートを示すように、測光及びデータセットとAE演算デ
ータのクリア及び初期値セットを行う。又、レンズから
の被写体距離情報を距離のアペックス値Dvに変換す
る。更に、レンズの最小絞り値と最大絞り値情報に基づ
いて、夫々のアペックス値AvMINとAvMAXから
演算用のアペックス値AvDMINとAvDMAXを算
出する。同時にフィルム感度情報から感度アペックス値
Svを求め、かつ手振れ限界のシャッター速度の演算用
アペックス値TvDfを求める。更に、被写体の測光情
報から測光アペックス値Evの演算用アペックス値Lv
Dを演算する。これらの処理が完了した上で、ストロボ
が発光可能か否かを判定し、発光可能のときはシャッタ
ー速度の最大値を1/250 秒に設定し、モード選択スイッ
チの状態を判断して、マニュアルストロボ撮影、プログ
ラムストロボ撮影、シャッター優先ストロボ撮影のいず
れかを選択してストロボ発光による撮影を実行する。
又、ストロボが発光不能のときには、モード選択スイッ
チの状態により、マニュアル撮影、プログラム撮影、絞
り優先撮影のいずれかに分岐して外光による撮影を実行
する。
【0012】前記したプログラムストロボ撮影において
は、例えば図7で説明したように、所定のシャッター速
度と絞り値の範囲内で設定されたプログラムと、測光ア
ペックス値Evに基づいてシャッター速度と絞り値を設
定することで、適正露出のストロボ撮影が実行される。
そして、本発明においては、このプログラムストロボ撮
影において、被写体距離が短くなるのに従ってストロボ
光のフィルム面に到達する光量を低減させる方向に絞り
値をシフトさせ、近接撮影における露出オーバを回避す
るように制御を行っている。
【0013】この絞り値のシフト制御を含むプログラム
ストロボ撮影処理の詳細を説明する。図4乃至図6はプ
ログラムストロボ撮影処理のフローチャートである。
尚、ここで使用する略称を次に列挙する。 AvMAX:最大絞り値(最大FNO)(絞りの最大アペ
ックス値) AvMIN:開放絞り値(開放FNO)(絞りの最小アペ
ックス値) AvDMAX:AvMAXの演算用アペックス値 AvDMAX=AvMAX+8+4/8 AvDMIN:AvMINの演算用アペックス値 AvDMIN=AvMIN+8+4/8 AvDMAXLMT:最大絞り値限界を示す演算用アペ
ックス値 AvDMINLMT:最小絞り値限界を示す演算用アペ
ックス値
【0014】Tv:シャッター速度のアペックス値 TvD:シャッター速度の演算用アペックス値 TvD=Tv+8+4/8 TvDMAX:TvDの最大(高速)限界値 TvDMIN:TvDの最小(低速)限界値 Tvf:レンズの焦点距離による手振れ限界シャッター
速度のアペックス値 Tvf=log2f×3/4 +2 fはレンズの焦点距離 TvDf:Tvfの演算用アペックス値 TvDf=Tvf+8+4/8
【0015】Sv:フィルム感度(ISO)のアペック
ス値 SvD:Svの演算用アペックス値 SvD=Sv−1 Ev:被写体の測光(明るさ)アペックス値 LvD:Evの演算用アペックス値 LvD=Ev+17 Av:レンズ絞り値のアペックス値 AvD:Avの演算用アペックス値 AvD=Av+8+4/8 Gv:ストロボのガイドナンバー(GNO)のアペックス
値 Gv=2・log2NO Dv:被写体距離(Dm)のアペックス値 Dv=2・log2(m) Cv:開放絞りを規定するための変数のアペックス値 CvD:Cvの演算用アペックス値 CvD=Cv+8+4/8
【0016】因に、GNOとGv及び距離D(m) とDvの
各対応値の一例を次に示す。 GNO 40 32 28 20 14 Gv 10+5/8 10 9+5/8 8+5/8 7 +5/8 D(m) 0.15 0.30 1 2 8 Dv -5- 4/8 -3- 4/8 0 2 6
【0017】先ず、図4のフローチャートでは、S1に
おいて、レンズ焦点距離(f)情報及びストロボのガイ
ドナンバー(GNO)情報を読み込み、これと同時にプロ
グラム方式が適用可能な状態にあることを判断する。そ
して、S2において内蔵ストロボの場合にはGvをGv
+7+5/8 に設定する。次いで、S3において、レンズ
焦点距離fから手振れ限界シャッター速度TvDMIN
を演算し、これを低速側のシャッター速度限界として設
定する。これは、長焦点のレンズ程手振れが生じ易いた
め、長焦点のレンズのシャッター速度限界を厳しく制限
するためである。尚、高速側のシャッター速度限界Tv
DMAXは、カメラのシャッターが全開する速度、この
実施例のカメラでは1/250秒に自動的に設定される。
尚、S3の後半で低速側シャッター速度と高速側のシャ
ッター速度との関係を調整する。これにより、シャッタ
ー速度のプログラム範囲が決定される。
【0018】次いで、S4において、フィルム感度(S
v)を判断した上で、このフィルムに対応する最大絞り
値限界AvDMAXLMTを演算し、AvDMAXLM
TをSvD−2+13+4/8 に設定する。その後、AvD
MAXLMTがF32よりも大きいときにはF32を限界と
し、かつ開放絞り値AvDMINとの関係を調整した上
で、AvDMAXLMTを最終的に設定する。
【0019】次いで、図5のフローチャートでは、S5
において開放絞り値AvDMINに基づいてAvDMI
NLMTを演算し、AvDMINLMTをCvD−Av
DMINとする。ここでは、CvD=SvD−1+8+
4/8 とする。そして、S6でこのAvDMINLMTの
正負を判定し、負の値となったときにはS7でこれを0
とした上で、S8で更に演算を行ってAvDMINLM
TをAvDMINLMT/2+AvDMINとし、この
AvDMINLMTの設定を行う。以上のステップによ
り、プログラムを設定する範囲のシャッター速度範囲及
び絞り範囲が設定される。その後、撮影時の手振れを可
及的に無くすように、シャッター速度TvDを最大シャ
ッター速度TvDMAXに設定する。又、このシャッタ
ー速度と、その時の被写体の明るさLvDとで絞り値を
演算し、絞り値AvDをLvD−TvDとする。
【0020】そして、図6のフローチャートでは、S9
でAvDが設定された絞り値範囲、即ちAvDMINL
MTとAvDMAXLMTの範囲にあるか否かを判断
し、範囲外のときには範囲の限界値となるように処理を
行う。同様に、S10でTvDが設定されたシャッター
速度範囲、即ちTvDMINとTvDMAXの範囲にあ
るか否かを判断し、範囲外のときには範囲の限界値とな
るように処理を行う。
【0021】しかる上で、S11において、被写体迄の
距離Dvを取り込み、このDvに応じて絞り値のシフト
演算を行う。但し、この実施例では絞り値とシャッター
速度との相関を利用してシャッター速度を演算し、この
演算された値でシャッター速度をシフトすることで、結
果的にプログラムされた絞り値をシフトするようにして
いる。このシャッター速度のシフト量TvSHIFT
は、Gv+Sv−Dv−5−Av−K(K:変数)で算
出される。この変数Kは、例えば、調光範囲(フル発光
量と調光可能な最小発光量との光量差)のアペックス値
を2で割った値とすることが好ましい。本実施例におい
ては、前述の調光範囲が5Ev、即ちK=2.5としてい
る。尚、調光範囲はカメラ及びストロボ装置の仕様及び
実験に基づいて算出される。
【0022】これにより、被写体迄の距離が短くなる
と、シャッター速度を遅くする方向にシフトし、これに
伴って絞りを絞り込む方向にシフトさせるようにシフト
量を算出することになる。その後、S12において、シ
ャッター速度のシフト量TvSHIFTが先に設定した
シャッター速度範囲及び絞り値範囲にあるか否かを判断
し、範囲外のときにはシフト量を夫々の限界値に制限さ
せる。そして、S13において、TvSHIFTにより
TvDを演算し、同時にTvSHIFTによりAvDを
演算することで、絞り値のシフトが完了される。尚、S
14は露出オーバ時の処理である。
【0023】このような絞りシフトを行った例を図8に
示す。この図は、図7に示した基本プログラム図に対応
するものであり、被写体距離Dvが3+1/8(2.95m)
のとき,2+1/8 (2.09m)のとき,1+1/8 (1.48
m)のときには夫々実線、破線、一点鎖線で示すような
プログラム特性となる。したがって、被写体距離が短く
なると、基準に対してプログラム線が絞り込み側にシフ
トされることになる。このため、被写体距離が短い状態
でストロボ撮影を行うときには、絞りを絞り込んだ状態
で撮影が行われることになり、フィルム面に到達される
ストロボ光の特性は時間軸に対して緩やかなものとな
り、TTL調光によるストロボ露出制御が従来通り行わ
れた場合でも、遅れ時間によって生じる適正露出に対す
る過度な光量の比率を低減させ、その影響を緩和して適
正なストロボ撮影を実行することが可能となる。
【0024】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、TTL調
光方式のストロボ露出制御を行い、被写体の明るさに応
じて絞り値とシャッター速度を設定し、かつこの設定さ
れる絞り値に関して、ストロボ撮影の場合においては、
被写体距離が近いほど前記絞り値を絞り込む方向にシフ
トさせる制御を行うことにより、被写体距離が短い状態
でストロボ撮影を行なうときには、前記設定される絞り
値よりも絞りが絞り込まれた状態で撮影が行われるの
で、遅れ時間による過度な光量の比率を低減させ、露出
オーバを防止して好適な撮影を行うことができる効果が
ある。また、前記被写体距離が近いほど、シャッター速
度を低速側にシフト、かつこの場合に、フラッシュの
ガイドナンバー情報、フィルム感度、被写体距離情報、
フラッシュ装置が調光可能な範囲に基づいてあらかじめ
決定される所定値とに基づいてシャッター速度のシフト
量を演算することで、常時適正な露出を得ることが可能
となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のカメラの一実施例の主要部を示すブロ
ック図である。
【図2】本発明におけるCPUの主動作を示すフローチ
ャートである。
【図3】本発明における測光・演算の動作を示すフロー
チャートである。
【図4】本発明における露出制御動作を示すフローチャ
ートのその1である。
【図5】本発明における露出制御動作を示すフローチャ
ートのその2である。
【図6】本発明における露出制御動作を示すフローチャ
ートのその3である。
【図7】ストロボ撮影における絞り,シャッター速度の
基本プログラムを示す特性図である。
【図8】本発明を適用したカメラのストロボ撮影におけ
るシフトプログラムを示す特性図である。
【符号の説明】
1 カメラボディ 2 ズームレンズ 3 ストロボ 4〜6 CPU 11 各種スイッチ 12 測光回路 13 TTL調光回路 14 フィルム感度設定手段 15 シャッター・絞り制御回路 16 シャッター 21 絞り 22 ズームコード板 23 距離コード板
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭59−189328(JP,A) 特開 昭63−80234(JP,A) 特開 昭59−228636(JP,A) 特開 平3−233435(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G03B 7/00 - 7/28

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フィルム面に投射されるストロボ光量を
    検出してストロボ装置の発光量を制御するとともに、被
    写体の明るさに応じて絞り値とシャッター速度を設定す
    るようにしたカメラにおいて、前記被写体の明るさに基
    づいて設定される絞り値に関して、ストロボ撮影の場合
    においては、被写体距離が近いほど前記絞り値を絞り込
    む方向にシフトし、かつシャッター速度を低速側にシフ
    トし、前記シャッター速度のシフト量の演算は、フラッ
    シュのガイドナンバー情報、フィルム感度、被写体距離
    情報、フラッシュ装置が調光可能な範囲に基づいてあら
    かじめ決定される所定値とに基づいて演算することを特
    徴とするストロボ露出制御装置を有するカメラ。
JP03342379A 1991-05-21 1991-11-30 ストロボ露出制御装置を有するカメラ Expired - Fee Related JP3124091B2 (ja)

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