JP2994188B2 - 位置決め制御装置 - Google Patents

位置決め制御装置

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JP2994188B2
JP2994188B2 JP24846793A JP24846793A JP2994188B2 JP 2994188 B2 JP2994188 B2 JP 2994188B2 JP 24846793 A JP24846793 A JP 24846793A JP 24846793 A JP24846793 A JP 24846793A JP 2994188 B2 JP2994188 B2 JP 2994188B2
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  • Exposure And Positioning Against Photoresist Photosensitive Materials (AREA)
  • Container, Conveyance, Adherence, Positioning, Of Wafer (AREA)
  • Exposure Of Semiconductors, Excluding Electron Or Ion Beam Exposure (AREA)
  • Control Of Position Or Direction (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、可動体の位置決め装置
に関し、特に、XYステージ等の高速かつ高精度な位置
決めが必要とされる可動体の位置決め制御装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の位置決め制御装置は、図
4に示す様な速度曲線に従って目標位置の近辺まで移動
し、その後、図3に示すような位置決め制御装置の制御
部を用いて最終的な位置決め制御を行っていた。同図の
装置においては、目標位置レジスタ1からの目標位置デ
ータとカウンタ8からの現在位置データとが差分器2に
おいて減算され位置偏差信号が得られる。この位置偏差
信号がDAコンバータ3によりアナログ信号に変換され
た後、ドライバアンプ4を介してモータ5に入力されて
ステージ等の可動体6の駆動が行われる。そして、位置
センサ7およびカウンタ8によって可動体6の現在位置
が検出され差分器2にフィードバックされる。このよう
にして、図3の制御装置において、可動体6の位置が目
標位置レジスタ1に設定された目標位置に位置決め制御
される。
【0003】図5は図3の制御装置における位置偏差信
号の時間的推移を示すものである。同図から明らかなよ
うに。図3の制御装置においては、通常第1番目のオー
バシュート量が大きいため、引続き第2、第3等のオー
バシュートまたはアンダーシュートが発生し、可動体6
の位置決め振動制定時間が大きくなるという不都合を有
していた。
【0004】このような問題点を解決するため、特公昭
63-49908号に記載されている制御方法がある。この制御
方法を図6を用いて説明する。
【0005】図6の制御装置は、それぞれ仮の目標位置
および真の目標位置を記憶するレジスタ1aおよび1
b、オーバシュートがピークに達したことを検知するオ
ーバシュート検知回路9、オーバシュートがピークに達
した時点における差分器2の出力をオーバシュートのピ
ーク量としてラッチするオーバシュート検知ラッチ1
0、そして、オーバシュートがピークに達したら仮の目
標位置から真の目標位置に目標位置を切り換える切換え
スイッチ11を具備する。レジスタ1aには、真の目標
位置から1番目のオーバシュート量だけシフトした仮の
目標を設定しておく。可動体6が目標位置に接近するま
ではこの仮の目標位置に位置決め制御し、可動体がオー
バシュートのピークに達した時、つまり、可動体の速度
が0になった時に、前記仮の目標位置を真の目標位置と
置き換える制御方式を使用する。
【0006】上述の様な方法によって、可動体が目標位
置に接近するまでは位置偏差が大きいため可動体が急速
に駆動されるのに対し、可動体が目標位置に接近した後
は位置偏差が急速に小さくなり大きなオーバシュートま
たはアンダーシュートを生じることなく急速に位置決め
が完了するとされている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
制御方法では、メカ共振(機械的共振)のダンピングが
悪いような可動体においては、目標位置近辺まで移動す
るための図4の速度曲線の加速、減速において生じたメ
カ共振が収束しないうちに急速に目標位置に接近して目
標位置を真の目標位置に置き換えるために、図7に示す
ように残留しているメカ共振をかえって増幅させてしま
い、位置決め時間が思ったように短くならないという問
題点がある。
【0008】本発明の目的は、この従来技術の問題点に
鑑み、位置決め制御装置において、機械的共振の増幅を
防止し、位置決め時間を短縮することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
本発明の位置決め制御装置は、可動体と、この可動体の
現在位置を検出する手段と、入力される目標位置に対す
る前記現在位置の偏差を検出する差分手段と、この偏差
に基づき前記可動体を前記目標位置に向けて駆動する手
段と、この駆動に際しての前記目標位置に対するの最初
のオーバシュートの極大量に所定のオフセット量を加え
た量と真の目標位置との差を仮の目標位置として前記差
分手段に出力する手段と、前記最初のオーバシュートが
極大点に達したことを検出する手段と、これによって前
記極大点が検出されたら前記差分手段への入力目標位置
を前記仮の目標位置から真の目標位置へ切り換える手段
とを具備することを特徴とする。
【0010】
【作用】この構成において、予め適量のオフセット量が
設定され、まず、真の目標位置から第1番目のオーバシ
ュート極大量および前記オフセット量だけシフトした位
置を仮の目標位置として制御が行われる。そして、可動
体がオーバシュートのピークに達した時、つまり、可動
体の速度が0になった時に、仮の目標位置を真の目標位
置に置き換えて、後の制御が行われる。
【0011】これによれば、目標位置を仮の目標位置か
ら真の目標位置に置き換えた直後でも、ある程度の位置
偏差つまり前記オフセット量が残っているために、メカ
共振のダンピングが悪いような可動体においても、残留
しているメカ共振を増幅させることなく、位置決め制御
が行われ、位置決め時間が短縮される。
【0012】
【実施例】図1は、本発明の一実施例に係る位置決め制
御装置の制御系の構成を示す。この装置は、ステージ等
の可動体6、ロータリエンコーダやレーザ干渉計等によ
り可動体6の移動量をアップ/ダウン信号として出力す
る位置センサ7、このアップ/ダウン信号をカウントし
て可動体6の移動量を求め現在位置を出力するカウンタ
8、入力される目標位置とカウンタ8からの現在位置と
の偏差を計算する差分器2、この偏差をアナログ信号に
変換するDAコンバータ3、DAコンバータ3の出力を
増幅するドライバアンプ4、ドライバアンプ4の出力に
応じて可動体6を移動させるサーボモータ5、位置セン
サ7からのアップ/ダウン信号に基きオーバシュートが
ピークに達したことを検知するオーバシュート検知回路
9、オーバシュートがピークに達した時点における差分
器2の出力をオーバシュートのピーク量としてラッチす
るオーバシュート検知ラッチ10、真の目標位置を記憶
するレジスタ1b、オフセット量を記憶するレジスタ1
2、このオフセット量と前記オーバシュートのピーク量
を真の目標位置から差し引いた量を仮の目標位置として
記憶するレジスタ1a、オーバシュート検知回路9がオ
ーバシュートがピークに達したことを検知したときに差
分器2への入力をレジスタ1aからレジスタ1bへ切り
換える切換えスイッチ11を具備する。
【0013】この構成において、レジスタ12にはある
適量のオフセット量を設定しておき、レジスタ1aに
は、真の目標位置から第1番目のオーバシュート量およ
びレジスタ12に設定してあるオフセット量をシフトし
た値を設定する。すなわち、仮の目標位置をPi、真の
目標位置をPt、第1番目のオーバシュート量をd、前
記オフセット量をkとすると、レジスタ1aには、Pi
=Pt−d−kなる仮の目標位置データPi が入力され
る。そして、切換えスイッチ11はレジスタ1aの出力
が差分器2の入力に接続されるポジションとされ、この
状態で位置決め制御動作が開始される。そして、この場
合の現在位置の変化は、図2に示すように、仮の目標位
置から見ると、ピーク量が大きさd’のオーバシュート
が発生し、時刻t1 においてこのオーバシュートがほぼ
ピーク量に達していることになる。ここでd’は通常d
と等しくなる。このため、時刻t1 において現在位置は
真の目標位置Ptからオフセットkだけ離れた位置に接
近している。
【0014】このような時刻t1 においてオーバシュー
ト検知回路9から切換信号が切換回路11に印加され、
真の目標位置を記憶するレジスタ1bの出力が差分器2
の入力に接続される。すなわち、目標位置が仮の目標位
置から真の目標位置に切り換えられ、位置偏差がkだけ
ある状態となる。このような状態においては、たとえメ
カ共振の残留振動がある場合でも、この振動を増幅させ
ることなく速やかに真の目標位置に対して位置決めが行
われる。
【0015】オフセット量kは、可動体6の性質によっ
て最適値が異なる。また、kの最適値が正の値の場合も
あれば、負の値の場合もある。最適なオフセット量kを
求める一つの方法として、kの値をある範囲内で変化さ
せてそれぞれの位置決めの時間を計測し、位置決め時間
が一番短い時のkの値をkの最適値とする方法がある。
【0016】なお、図1の制御装置における、レジスタ
12,1a,1b、差分器2、オーバシュート検出回路
9、オーバシュート量ラッチ10、切換えスイッチ11
等はすべて1つのマイクロプロセッサによって置き換え
ることができる。また、レジスタ12に設定するオフセ
ット量の値を、可動体6の移動する距離や、移動する方
向によってそれぞれ最適な値を設定し、選択できるよう
にしてもよい。
【0017】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、目
標位置を仮の目標位置から真の目標位置に置き換えた直
後でも、ある程度の位置偏差つまりオフセット量が残っ
ているために、メカ共振のダンピングが悪いような可動
体においても、残留しているメカ共振を増幅させること
なく、位置決め時間を短縮し、位置決め精度を向上させ
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例に係る位置決め制御装置を
示すブロック図である。
【図2】 図1の装置における現在位置の時間変化を示
すグラフである。
【図3】 従来の位置決め制御装置を示すブロック図で
ある。
【図4】 従来の速度制御パターンを示す線図である。
【図5】 図3の装置における現在位置の時間変化を示
すグラフである。
【図6】 従来の他の位置決め制御装置を示すブロック
図である。
【図7】 図6の装置における現在位置の時間変化を示
すグラフである。
【符号の説明】
1:目標位置レジスタ、1a:仮の目標位置レジスタ、
1b:真の目標位置レジスタ、2:差分器、3DAコン
バータ、4:ドライバアンプ、5:サーボモータ、6:
可動体、7:位置センサ、8:カウンタ、9:オーバシ
ュート検出回路、10:オーバシュート量ラッチ、1
1:目標位置切え換回路、12:オフセットレジスタで
ある。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 可動体と、この可動体の現在位置を検出
    する手段と、入力される目標位置に対する前記現在位置
    の偏差を検出する差分手段と、この偏差に基づき前記可
    動体を前記目標位置に向けて駆動する手段と、この駆動
    に際しての前記目標位置に対するの最初のオーバシュー
    トの極大量に所定のオフセット量を加えた量と真の目標
    位置との差を仮の目標位置として前記差分手段に出力す
    る手段と、前記最初のオーバシュートが極大点に達した
    ことを検出する手段と、これによって前記極大点が検出
    されたら前記差分手段への入力目標位置を前記仮の目標
    位置から真の目標位置へ切り換える手段とを具備するこ
    とを特徴とする位置決め制御装置。
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