JP2993524B2 - マイクロ波発振回路 - Google Patents
マイクロ波発振回路Info
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- JP2993524B2 JP2993524B2 JP2413244A JP41324490A JP2993524B2 JP 2993524 B2 JP2993524 B2 JP 2993524B2 JP 2413244 A JP2413244 A JP 2413244A JP 41324490 A JP41324490 A JP 41324490A JP 2993524 B2 JP2993524 B2 JP 2993524B2
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- resonance
- oscillation
- gate
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- Inductance-Capacitance Distribution Constants And Capacitance-Resistance Oscillators (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】衛星放送および衛星通信共用受信
の低雑音ブロックダウンコンバータ(LNB )等の局部発
振用マイクロ波発振回路に関する。
の低雑音ブロックダウンコンバータ(LNB )等の局部発
振用マイクロ波発振回路に関する。
【0002】
【従来技術】図2に従来の低雑音ブロックダウンコンバ
ータ(LNB )等のマイクロ波発振器の回路図を示す。シ
ングルゲート電界効果トランジスタ1をドレインD接地
で動作させ、発振周波数に等しい共振周波数を持つ誘電
体共振器9をゲートG端子から電気長Lの位置で共振回
路2に結合し、Qの高い共振回路としている。一方、ソ
ースS端子に出力整合回路13を設けると共にドレイン端
子に、出力端子から電界効果トランジスタ1側を見たイ
ンピーダンスが所定の発振周波数で負性抵抗を示す、帰
還回路10を設けてマイクロ波発振器としている。従っ
て、衛星放送BSおよび衛星通信CS等を共用受信する
LNB においては、複数の局部発振周波数、即ち、複数の
マイクロ波発振器を必要としコスト高およびスペース的
に大きくなる等の欠点がある。
ータ(LNB )等のマイクロ波発振器の回路図を示す。シ
ングルゲート電界効果トランジスタ1をドレインD接地
で動作させ、発振周波数に等しい共振周波数を持つ誘電
体共振器9をゲートG端子から電気長Lの位置で共振回
路2に結合し、Qの高い共振回路としている。一方、ソ
ースS端子に出力整合回路13を設けると共にドレイン端
子に、出力端子から電界効果トランジスタ1側を見たイ
ンピーダンスが所定の発振周波数で負性抵抗を示す、帰
還回路10を設けてマイクロ波発振器としている。従っ
て、衛星放送BSおよび衛星通信CS等を共用受信する
LNB においては、複数の局部発振周波数、即ち、複数の
マイクロ波発振器を必要としコスト高およびスペース的
に大きくなる等の欠点がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記従来例に
鑑みてなされたもので、衛星放送BSおよび衛星通信C
S等を共用受信するための複数の発振周波数を有する局
部発振用のマイクロ波発振器を提供するものである。
鑑みてなされたもので、衛星放送BSおよび衛星通信C
S等を共用受信するための複数の発振周波数を有する局
部発振用のマイクロ波発振器を提供するものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、発振素子に複
数のゲート回路を持つ電界効果トランジスタを用い、そ
れぞれのゲート回路に共振周波数の異なる共振回路を結
合させ、一方のゲート回路の共振周波数で発振させ、他
方のゲート回路の共振回路を高周波的に短絡接地するス
イッチ回路動作とし、一つの発振素子で複数の発振周波
数を切り換えて発振出力することに特徴がある。
数のゲート回路を持つ電界効果トランジスタを用い、そ
れぞれのゲート回路に共振周波数の異なる共振回路を結
合させ、一方のゲート回路の共振周波数で発振させ、他
方のゲート回路の共振回路を高周波的に短絡接地するス
イッチ回路動作とし、一つの発振素子で複数の発振周波
数を切り換えて発振出力することに特徴がある。
【0005】
【作用】図1に示すように、発振素子1、マイクロスト
リップライン共振回路2a、2b、コンデンサ4a、4b、ダイ
オード5a、5b、マイクロ波短絡用回路6a、6b、抵抗7a、
7bからなる切り換え用スイッチング電源B2、B3のスイッ
チング回路、発振周波数に等しい共振周波数を持つ誘電
体共振器9a、9b、出力整合回路13、帰還回路10の回路構
成からなり、スイッチング電源B2を印加するとスイッチ
ング用ダイオード5aはオン状態となり、コンデンサ4a、
ダイオード5a、マイクロ波短絡用回路6a、の直列共振回
路を形成してゲートG1の共振回路2aを高周波的に短絡
し、他方ゲートG2の共振回路2bの共振周波数で安定した
発振動作をし、また、スイッチング電源B3を印加する
と、ゲートG1の共振回路2aの共振周波数で安定した発振
動作をする。
リップライン共振回路2a、2b、コンデンサ4a、4b、ダイ
オード5a、5b、マイクロ波短絡用回路6a、6b、抵抗7a、
7bからなる切り換え用スイッチング電源B2、B3のスイッ
チング回路、発振周波数に等しい共振周波数を持つ誘電
体共振器9a、9b、出力整合回路13、帰還回路10の回路構
成からなり、スイッチング電源B2を印加するとスイッチ
ング用ダイオード5aはオン状態となり、コンデンサ4a、
ダイオード5a、マイクロ波短絡用回路6a、の直列共振回
路を形成してゲートG1の共振回路2aを高周波的に短絡
し、他方ゲートG2の共振回路2bの共振周波数で安定した
発振動作をし、また、スイッチング電源B3を印加する
と、ゲートG1の共振回路2aの共振周波数で安定した発振
動作をする。
【0006】
【実施例】図1に衛星放送および衛星通信共用受信の低
雑音ブロックダウンコンバータ(LNB )等の局部発振用
マイクロ波発振器の回路図を示す。図1の1はドレイン
D接地デュアルゲートG1、G2の電界効果トランジスタに
よる発振素子、2a、2bはそれぞれ終端抵抗3a、3bのマイ
クロストリップラインによるゲートG1、G2の共振回路、
9a、9bはそれぞれゲートG1、G2端子から電気長L1,L2離
れた位置の前記共振回路2a、2bと結合し、等価的にQの
高い発振回路とする発振周波数に等しい共振周波数を持
つ誘電体共振器、コンデンサ4a、4b、ダイオード5a、5
b、マイクロ波短絡用回路6a、6bおよび抵抗7a、7b回路
はそれぞれ前記共振回路2a、2bをスイッチング電源B2、
B3の印加により高周波的に短絡するスイッチング回路、
13はソースS端子から電界効果トランジスタ1を見込ん
だインピーダンスが所定の発振周波数で負性抵抗特性を
示す条件を満足する発振出力用マイクロストリップライ
ン等の整合回路、10はマイクロストリップライン等によ
るドレインD接地回路の直列型帰還回路、8a、8b、11、
14は高周波チョークコイルである。
雑音ブロックダウンコンバータ(LNB )等の局部発振用
マイクロ波発振器の回路図を示す。図1の1はドレイン
D接地デュアルゲートG1、G2の電界効果トランジスタに
よる発振素子、2a、2bはそれぞれ終端抵抗3a、3bのマイ
クロストリップラインによるゲートG1、G2の共振回路、
9a、9bはそれぞれゲートG1、G2端子から電気長L1,L2離
れた位置の前記共振回路2a、2bと結合し、等価的にQの
高い発振回路とする発振周波数に等しい共振周波数を持
つ誘電体共振器、コンデンサ4a、4b、ダイオード5a、5
b、マイクロ波短絡用回路6a、6bおよび抵抗7a、7b回路
はそれぞれ前記共振回路2a、2bをスイッチング電源B2、
B3の印加により高周波的に短絡するスイッチング回路、
13はソースS端子から電界効果トランジスタ1を見込ん
だインピーダンスが所定の発振周波数で負性抵抗特性を
示す条件を満足する発振出力用マイクロストリップライ
ン等の整合回路、10はマイクロストリップライン等によ
るドレインD接地回路の直列型帰還回路、8a、8b、11、
14は高周波チョークコイルである。
【0007】ドレインD回路のバイアス電源B1の印加に
よる発振器動作状態において、スイッチング電源B2を印
加するとスイッチング用ダイオード5aは順方向にバイア
スされオン状態となり、コンデンサ4a、ダイオード5a、
マイクロ波短絡用回路6a、抵抗7aの直列共振回路を形成
してゲートG1の共振回路2aを高周波的に短絡すること
で、他方ゲートG2共振回路2bの共振周波数で安定した発
振動作をし、整合回路13より共振回路2b周波数のマイク
ロ波信号13を出力する。また、印加電源を電源B2からス
イッチング電源B3に切り換えるとダイオード5bがオン
(ダイオード5aはオフ)し、コンデンサ4b、ダイオード
5b、マイクロ波短絡用回路6b、抵抗7bの直列共振回路に
より、ゲートG2の共振回路2bを高周波的に短絡すること
で、ゲートG1の共振回路2aの極めて安定した発振動作に
より共振回路2a周波数のマイクロ波信号16を出力する。
よる発振器動作状態において、スイッチング電源B2を印
加するとスイッチング用ダイオード5aは順方向にバイア
スされオン状態となり、コンデンサ4a、ダイオード5a、
マイクロ波短絡用回路6a、抵抗7aの直列共振回路を形成
してゲートG1の共振回路2aを高周波的に短絡すること
で、他方ゲートG2共振回路2bの共振周波数で安定した発
振動作をし、整合回路13より共振回路2b周波数のマイク
ロ波信号13を出力する。また、印加電源を電源B2からス
イッチング電源B3に切り換えるとダイオード5bがオン
(ダイオード5aはオフ)し、コンデンサ4b、ダイオード
5b、マイクロ波短絡用回路6b、抵抗7bの直列共振回路に
より、ゲートG2の共振回路2bを高周波的に短絡すること
で、ゲートG1の共振回路2aの極めて安定した発振動作に
より共振回路2a周波数のマイクロ波信号16を出力する。
【0008】
【発明の効果】以上のように本発明は、発振素子を複数
のゲート回路を持つ電界効果トランジスタとし、それぞ
れのゲート回路に共振周波数の異なる共振回路を結合さ
せ、一方のゲート回路の共振周波数で発振させ、他方の
ゲート回路の共振回路を高周波的に短絡接地する回路動
作とすることで、一つの発振素子で複数の発振周波数を
切り換えて発振出力する、衛星放送BSおよび衛星通信
CS等を共用受信するための安定した複数の発振周波数
を有するマイクロ波発振器を実現することができる。
のゲート回路を持つ電界効果トランジスタとし、それぞ
れのゲート回路に共振周波数の異なる共振回路を結合さ
せ、一方のゲート回路の共振周波数で発振させ、他方の
ゲート回路の共振回路を高周波的に短絡接地する回路動
作とすることで、一つの発振素子で複数の発振周波数を
切り換えて発振出力する、衛星放送BSおよび衛星通信
CS等を共用受信するための安定した複数の発振周波数
を有するマイクロ波発振器を実現することができる。
【0009】
【図1】複数のゲート回路を持つ電界効果トランジスタ
によるマイクロ波発振器の電気回路図である。
によるマイクロ波発振器の電気回路図である。
【図2】従来のマイクロ波発振器の電気回路図である。
1 電界効果トランジスタ 2a 共振回路 5a スイッチ用ダイオード 6a マイクロ波短絡用回路 9a 誘電体共振器 10 帰還回路 13 出力用整合回路
Claims (1)
- 【請求項1】 ドレイン接地で動作するデュアルゲート
電界効果トランジスタの各ゲート端子に、抵抗で終端し
た共振回路をそれぞれ接続し、同各共振回路近傍の所定
位置に発振周波数に対応する異なる共振周波数を持つ誘
電体共振器をそれぞれ固着して各共振回路に結合させ、
同共振回路のゲート側端子にそれぞれコンデンサ、同コ
ンデンサをアノード側とするスイッチング用ダイオー
ド、マイクロ波短絡用回路、抵抗を順次接続すると共
に、ソース端子に出力整合回路を設け、ドレイン端子に
同出力整合回路の出力端子から見たインピーダンスが所
定の発振周波数で負性抵抗となる帰還回路を設けて成
り、前記スイッチング用ダイオードのアノード端子の何
れかに高周波チョークコイルを介して電源を選択的に供
給することにより所望の発振周波数を選択できるように
したことを特徴とする直列帰還型のマイクロ波発振回
路。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2413244A JP2993524B2 (ja) | 1990-12-21 | 1990-12-21 | マイクロ波発振回路 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2413244A JP2993524B2 (ja) | 1990-12-21 | 1990-12-21 | マイクロ波発振回路 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04222104A JPH04222104A (ja) | 1992-08-12 |
JP2993524B2 true JP2993524B2 (ja) | 1999-12-20 |
Family
ID=18521924
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2413244A Expired - Fee Related JP2993524B2 (ja) | 1990-12-21 | 1990-12-21 | マイクロ波発振回路 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2993524B2 (ja) |
-
1990
- 1990-12-21 JP JP2413244A patent/JP2993524B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH04222104A (ja) | 1992-08-12 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |