JP2993498B2 - 柱状構造物の基礎 - Google Patents

柱状構造物の基礎

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JP2993498B2 JP10265420A JP26542098A JP2993498B2 JP 2993498 B2 JP2993498 B2 JP 2993498B2 JP 10265420 A JP10265420 A JP 10265420A JP 26542098 A JP26542098 A JP 26542098A JP 2993498 B2 JP2993498 B2 JP 2993498B2
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【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はポール又はポールラ
イト、ボラード、電柱、交通信号、道路標識、表示板や
看板もしくは広告板等の支柱、アプローチライトの支
柱、金網フェンス等各種フェンスの支柱、ガレージの支
柱、ガードレールの支柱、郵便ポストの支柱、あるいは
電話ボックスの支柱等、各種の柱状構造物を保持するた
めに地中に埋設される基礎及びその構築方法に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】現在、公園、道路、広場等に設置されて
いるポール、ポールライト、ボラード、電柱、交通信
号、道路標識、表示板や看板もしくは広告板の支柱、ア
プローラライトの支柱、各種フェンスの支柱、ガードレ
ールの支柱、郵便ポストの支柱、あるいは電話ボックス
の支柱等の柱状構造物を据付ける場合には、これらの基
礎としてコンクリート又は鉄筋コンクリートが使用され
ている。具体的には、前記ポール等の下部の埋設部をコ
ンクリートで固めて地中に埋設するか、あるいはアンカ
ーを立てたコンクリートの基礎を予め地中に設け、それ
に立てられたアンカーボルトへポール等の下端部を接続
固定する工法が採用されている。
【0003】前者の方法は、ポール等の下部の埋設部を
予め工場内でコンクリートで固めた形態として現場に持
ち込み、地面を掘削して穴の中にコンクリート部分を設
置し、土を埋め戻すのである。しかし、この工法では、
現場での施工は簡略化され、工期も短縮されるものの、
ポール等の下部の埋設部を固めたコンクリートに所定の
強度および硬度を確保するためには通常約4週間程度の
養生期間が必要で、また、工場等において養生するため
の場所も必要となる。さらに、この場合、コンクリート
自体の重量が非常に大きく、輸送の問題が大きな障害と
なる。例えば、地上5mのポールライトを据付ける場
合、基礎は通常0.6m×0.6m×1.2m程度の大
きさのコンクリートが必要であるが、このコンクリート
の重量は約1トンもあり、10トントラックで輸送する
場合も1度に10個しか積むことが出来ない。しかも、
現場でこのような重量物のポールを設置するためには大
型の重機を使用する必要があり、設置費用が嵩むという
問題があるだけでなく、大型重機の設置に伴う交通障害
等による地域社会への影響も大きく、特に山間部等の道
路が狭隘な場所における施工の場合には困難が伴う。
【0004】一方、後者の方法は、ポール等の柱状構造
物のみを現場に持ち込み、基礎は現場で構築するので前
記のような重量物を運搬したり、設置に大型重機を用い
る必要はない。しかし、コンクリートの現場打ちにはコ
ンクリートミキサー車が必要で、これがやはり交通障害
等を引き起こすおそれがある。また、現場ではコンクリ
ート型枠の作成作業が必要となり、さらに、コンクリー
ト打ち込み後、所定の強度および硬度を確保するために
は、やはり約4週間の養生期間を要し、しかもコンクリ
ート硬化後、型枠取り外し作業等も必要であり、工期が
長期化することによる弊害や経費の増加が避けられな
い。
【0005】
【発明が解決しようとする議題】本発明は、上記の様な
従来工法における重量物運搬、重機による設置工事、コ
ンクリートの現場打ち作業に伴う問題点等に鑑み、基礎
を軽量な素材に変更することにより、工期が短く、重量
が軽く、しかも安価であり、広範囲の柱状構造物に適用
できる、基礎及びその構築方法を開発して提供しようと
するものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者等は、土木工事
で地中に埋設した発泡ポリスチレン成形体が、大きな力
がかかる状態で長期間使用された場合にも、意外に優れ
た力学的性質を示し、且つ殆ど脆化していない点に着目
し、この性質を利用して、公園、道路、広場等に設置さ
れているポール等の各種柱状構造物を支える基礎とし
て、従来のコンクリートに代えて前記発泡ポリスチレン
等の発泡合成樹脂成形体を使用する着想を得た。これ
は、柱状構造物を保持する際に必要な荷重その他力学的
な力を発泡合成樹脂成形体に負荷させるもので、従来全
く考えられたことがない斬新な着想に基づく発明であ
る。
【0007】更に、前記の場合に、発泡合成樹脂成形体
に、例えば石等の突起物等により部分的に大きな力がか
かった場合には、その部分のみが破壊され易い性質を有
することも考慮して、発泡合成樹脂成形体に対し、鉄
板、鉄筋等を加えた複合体、あるいは発泡合成樹脂に補
強材を混合した成形体等についでも検討した結果、本発
明を完成するに至った。
【0008】すなわち、本発明に係る柱状構造物の基礎
は、柱状構造物を保持するために地中に埋設される基礎
であって、発泡合成樹脂成形体を主体として構成された
ものである。ここで、前記発泡合成樹脂成形体を構成す
る合成樹脂としては、ポリスチレン等のポリスチレン系
樹脂、ポリプロピレン、ポリエチレン等のポリオレフィ
ン系樹脂、又はポリウレタン等のポリウレタン系樹脂が
好ましい。
【0009】また、上記のような本発明の基礎には、発
泡合成樹脂成形体単独ではなく、その表面及び/又は内
部に配された金属板、金属筋、コンクリート板、コンク
リートブロック、合成樹脂成形体、繊維強化合成樹脂成
形体、ゴム又は木材等の補強部材との複合体も含まれ
る。この複合体は、発泡合成樹脂成形体の成形時に同時
成形によって形成することもできる。
【0010】更に、本発明の基礎には、発泡合成樹脂成
形体が、合成繊維、炭素繊維、無機繊維、金属繊維又は
木材チップ等の補強材を含有する発泡合成樹脂成形体で
あるものも含まれる。また、前記複合体とした場合の発
泡合成樹脂成形体が、これら補強材を含有した発泡合成
樹脂成形体である場合も本発明に含まれる。
【0011】ここで、前記複合体とは、発泡合成樹脂成
形体と金属板や金属筋、コンクリート板、コンクリート
ブロック、合成樹脂成形体、繊維強化合成樹脂成形体、
ゴム又は木材等の補強部材を張り合わせた構造、又は発
泡合成樹脂成形体に前記補強部材を埋め込んだ構造等、
発泡合成樹脂成形体を補強した構造のものである。ま
た、補強材を含有する発泡合成樹脂成形体とは、補強材
が例えば細かく、ほぼ均一に発泡合成樹脂成形体の内部
に分散されており、発泡合成樹脂自体が補強されている
もの等をいう。
【0012】更に、本発明に係る柱状構造物の基礎を構
成する発泡合成樹脂成形体は、その全体が一体に成形さ
れたものに限らず、複数に分割された単位成形体から構
成されているものも含んでいる。
【0013】本発明に係る柱状構造物の基礎は、例え
ば、ポール又はポールライト、ボラード、電柱、交通信
号、道路標識、表示板又は看板もしくは広告板の支柱、
アプローチライトの支柱、フェンスの支柱、ガードレー
ルの支柱、郵便ポストの支柱、又は電話ボックスの支柱
等、構造物の種類や大きさによらず、各種柱状構造物に
おける基礎において適用しうるものである。
【0014】また、本発明に係る柱状構造物の基礎の構
築方法は、柱状構造物の下部を上記のような発泡合成樹
脂成形体を主体とする基礎部の上面に固着するか、又
は、柱状構造物下部の埋設部を前記基礎部に設けた孔に
挿入して固着した後、該基礎部を地中に埋設する方法;
上記のような発泡合成樹脂成形体を主体とする基礎部を
地中に埋設した後、柱状構造物の下部を該基礎部の上面
に固着するか、又は、柱状構造物下部の埋設部を該基礎
部に設けた孔に挿入して固着する方法、である。
【0015】前記の場合、基礎を構成する発泡合成樹脂
成形体の少なくとも1表面を補強部材で覆うことが好ま
しい。この場合、発泡合成樹脂成形体の少なくとも上下
2表面を補強部材で覆うことがより好ましく、更に前記
発泡合成樹脂成形体とその上下2表面を覆う補強部材と
を、ボルト、ナット等の締結具により締結することがよ
り好ましい。
【0016】前記基礎と柱状構造物とを固着する方法と
しては、発泡合成樹脂成形体と補強部材とで基礎部を構
成し、該補強部材に柱状構造物の下部を固着することが
できる。また、柱状構造物下部の埋設部を該基礎部内に
挿入して固着する方法としては、発泡合成樹脂成形体
に、柱状構造物下部の埋設部を挿入できる孔を設けて挿
入、固着する方法;発泡合成樹脂成形体を複数の単位成
形体に分割し、各単位成形体により柱状構造物下部の埋
設部を挟持して固着する方法のいずれの方法を採用する
こともできる。
【0017】以下、本発明について詳しく説明する。
【0018】本発明の柱状構造物の基礎は、発泡合成樹
脂成形体を主体として構成されている。この基礎を適用
しうる柱状構造物としては、ポール又はポールライト、
ボラード、電柱、交通信号、道路標識、看板、案内又は
広告等の表示板の支柱、アプローチライトの支柱の他、
各種建築物の柱、更には、金網フェンス等各種フェンス
の支柱、ガレージの支柱、ガードレールの支柱、郵便ポ
ストの支柱、あるいは電話ボックスの支柱等、広範囲の
柱状構築物を含んでいる。尚、前記アプローチライトと
は、公園内の通路に沿った芝生の上等に設置される低い
照明灯及びそれに類似した構造物をいう。
【0019】従来、これら柱状構造物の基礎には、殆ど
コンクリート又は石材が使用され、通常、地中に埋めら
れている。一方、本発明に係る基礎を構成するポリスチ
レン等の発泡合成樹脂成形体は、かなり大きな荷重に耐
えられる物性値を持っている。本発明では従来のコンク
リート基礎に代えて、これらポリスチレン等の発泡合成
樹脂成形体を使用するものである。
【0020】前記発泡合成樹脂成形体を構成する合成樹
脂の種類は特に限定されず、広範囲の合成樹脂が使用可
能であるが、ポリスチレン等のポリスチレン系樹脂、ポ
リプロピレン又はポリエチレン等のポリオレフィン系樹
脂、あるいはポリウレタン等のポリウレタン系樹脂がよ
り好ましい。また、用途に応じて耐油性合成樹脂あるい
は耐熱性合成樹脂からなる発泡合成樹脂成形体を使用す
ることもできる。さらに、本発明の基礎として使用する
発泡成形体としては、独立気泡のものでも連続気泡のも
のでも、どちらでも使用可能であるが、独立気泡の発泡
成形体の方が圧縮強度が高く機械的性質が優れているの
で好ましい。
【0021】発泡合成樹脂成形体の製法は、通常のビー
ズ発泡成形法でも、又は押出成形法でもよいが、高い圧
縮強度が要求されるため、発泡倍率は、例えば通常40
〜60倍程度が好ましいが、用途によっては更に低発泡
倍率の成形体が好ましい場合があり、たとえば20〜4
0倍、更には10〜20倍程度の低発泡倍率の成形体を
用いることもできる。
【0022】本発明の柱状構造物の基礎には、コスト、
成形加工性等の観点から、発泡ポリスチレン系成形体を
使用することが特に好ましい。発泡ポリスチレン系成形
体を使用する場合、そのポリスチレン系樹脂は、通常の
ポリスチレン、すなわちスチレンモノマーのみを重合さ
せたホモポリマーでもよく、又、スチレンモノマーに他
のモノマーを共重合したコポリマーでもよく、更には一
部合成ゴム又はゴムラテックス等を混合、又はグラフト
重合もしくは共重合したハイ・インパクト・ポリスチレ
ン等、各種スチレン系ポリマーを使用することができ
る。また、発泡ポリスチレンの場合は、発泡倍率を高め
た成形体とした場合であっても、その気泡は独立気泡で
あるので、圧縮強度が高く力学的性質が優れている。
【0023】通常、柱状構造物の基礎の形状は直方体で
あるが、本発明の基礎は直方体に限定されず、その使用
目的に応じて、その他の形状とすることも可能である。
【0024】また、本発明の基礎としては、発泡合成樹
脂成形体単独よりも、その表面及び/又は内部に、金属
板、金属筋、コンクリート板、コンクリートブロック、
合成樹脂成形体、繊維強化合成樹脂成形体、ゴム、及び
木材等の補強部材を組み合わせた複合体が強度上も好ま
しい。前記金属板や金属筋を構成する金属としては、
鉄、アルミニウム、スチール等が挙げられる。
【0025】前記複合体の例としては、例えば、基礎を
構成する発泡合成樹脂成形体の上面を覆う補強部材とし
ての鉄板に予めポール等の柱状構造物を固着するアンカ
ーボルトを取り付け、それを発泡合成樹脂で巻き込むよ
うに一体成形した複合体や、基礎を構成する発泡合成樹
脂成形体の上下面を補強部材としての鉄板で覆い、発泡
合成樹脂成形体と上下2表面を覆う補強部材とを、該発
泡合成樹脂成形体を貫通するボルト及びナット等の締結
具により締結した複合体等である。この基礎を地中に埋
め、前記アンカーボルトや基礎を貫通したボルト等の補
強部材を利用してポール等の構造物を固着した場合、構
造物を保持する際に必要な荷重及び風等による左右の揺
れ、その他の力学的な負荷は、主として発泡合成樹脂成
形体に負担させる構造となり、この発泡合成樹脂成形体
は充分その負荷に耐えられる力学的性質をもっている。
【0026】また、発泡ポリスチレン成形体等、一般に
発泡合成樹脂成形体の表面は柔らかく、石その他の鋭角
な物体と接触した場合は変形や損傷を起こし易いので、
基礎の外面を鉄板等の補強部材で被覆した複合体構造
は、基礎の損傷を防止するために好ましい。また、基礎
の上部が地表に露出した状態で埋設される場合にあって
は、露出する基礎部分の表面を補強部材で被覆すること
により、耐候性や耐油性を向上させることができる。更
に、基礎全体の比重が低いため、地下水位が高い場合や
洪水等で水に浸かった場合、浮上してポール等を傾けた
り又は損傷するおそれがあるが、比重を高め浮上を防止
するために、比重の大きな補強部材、例えばコンクリー
トブロック又は比較的大きな鉄材等を入れた複合体とし
たり、あるいは基礎に対して上方から土圧が作用するよ
うな構造や埋設方法を採用することで土圧を利用して浮
力に抵抗することもできる。
【0027】複合体の成形方法は特に限定しないが、前
記のように発泡合成樹脂成形体内にアンカーボルト等の
補強部材を埋設する場合等、形状、構造、大きさ、更に
は用途等によっては、得られる基礎の強度及び経済性の
観点から同時成形が好ましい場合もある。
【0028】更に、本発明で用いる発泡合成樹脂成形体
としては、合成繊維、炭素繊維、無機繊維、金属繊維又
は木材チップ等の補強材を含有する発泡合成樹脂成形体
とすることもできる。前記金属繊維を構成する金属とし
ては、鉄、アルミニウム、スチール等が挙げられる。こ
れら補強材を発泡合成樹脂成形体中に分散させて含有さ
せることにより、発泡合成樹脂成形体の圧縮強度、引裂
強度等の力学的性質を向上させることもできる。補強材
を分散、含有させた発泡合成樹脂成形体を得るには、例
えば押出発泡成形法を採用することが好ましい。
【0029】前記補強材は、発泡合成樹脂成形体の内部
に分散されて力学的性質を向上させる材料であれば特に
限定せず使用することができるが、これらの中、合成繊
維、炭素繊維、無機繊維、金属繊維、木材チップがより
好ましい。前記金属繊維を構成する金属としては、例え
ば、鉄、アルミニウム、スチール等が挙げられる。ま
た、前記発泡合成樹脂成形体と補強部材との複合体を構
成する発泡合成樹脂成形体として、補強材を含んだ発泡
合成樹脂成形体を使用することもできる。
【0030】本発明の基礎を地中に据え付ける方法は、
従来のコンクリート基礎の場合とほぼ同じで、基礎の大
きさに合わせて地面を掘削し、要すればその底部にクリ
石、ゴロタ石を土又は少量のモルタル等でならした土台
を設けてその上に基礎を設置して、掘削した土を埋め戻
す工法が多い。基礎にポール等の柱状構造物を固着する
方法としては、基礎の発泡合成樹脂成形体の内部に埋め
込まれたアンカーボルト等の補強部材とポール等の下端
部に設けた固定部の据付用ボルト孔を合わせてナットで
固着する方法、予め基礎の発泡合成樹脂成形体に設けら
れた孔にポール等の下部の埋設部を挿入し、固着する方
法がある。尚、基礎へのポール等の固着作業は、基礎を
地中に埋設する前に施工現場で行ってもよいし、また、
工場等で予め両者を固着しておいてもよい。さらに、基
礎を地中に埋設した後に、これにポール等を固着するよ
うにしてもよい。
【0031】また、前記のように基礎へポール等の下部
の埋設部を挿入して固着するに際しては、据付後、支柱
が回転しないように成形体に確実に固着するため、成形
体を半割り、4分割等にして複数の単位成形体から基礎
を構成し、これら単位成形体の外部から、スチールバン
ド、ポリプロピレン製バンド等のバンド状のもので締め
つけるか、各単位成形体間、更には成形体と支柱とを接
着剤やモルタル等で固着する方法の他、発泡合成樹脂成
形体に設けた支柱挿入用の孔の中を滑り止めの構造にす
るため、ゴム又はポリエチレン等のクッションバランス
材又は滑り止め用の鉄線をセットしたりする方法等、適
宜良好な方法を単独で又は組み合わせて採用することが
できる。特に、フェンスの支柱等、小型の構造物の場合
には、それほど大きな強度を必要としないことから、接
着剤による固着が、簡単かつ確実でコストも安くつくの
で好ましい。この場合の接着剤としては、エポキシ系接
着剤、ポリウレタン系接着剤、セメント系接着剤等の接
着剤が好ましい。
【0032】本発明の基礎を地中に埋めた場合、発泡合
成樹脂成形体と土壌との馴染みは意外に良好である。更
に基礎と接触する土壌の状態により発泡体の表面強度を
高める必要がある場合には、鉄、アルミニウム、スチー
ル等の金属板、合成樹脂板、木材、コンクリート等でそ
の表面を被覆した複合体構造としたり、発泡体の表面を
合成樹脂フィルムや金属フィルムで被覆したり、表面に
塗料を塗布するようにしてもよい。又、発泡合成樹脂成
形体の成形時に、その表面に合成樹脂フィルムを一体に
融着したり、表面を溶融させて表皮層を形成することで
表面強度を向上させるようなことも適宜実施することが
できる。
【0033】また、フェンスの支柱やガードレールの支
柱等、更には大型の看板を複数の支柱で支える場合等、
複数の支柱が近接して据え付けられる場合にあっては、
これらの支柱を一体の基礎に対して固着することもでき
る。この場合には、複数の支柱を正確な間隔で据え付け
ることができるので好ましい。
【0034】以上のような本発明の柱状構造物の基礎
は、従来法のコンクリートの基礎と較べて極めて軽量で
あるため、重量物運搬、重機を必要とする取付作業及び
それに伴う交通障害や危険性を排除することが可能とな
り、更にコンクリート打作業が不要となる等、据付作業
の容易性、経済性を大幅に改善することが可能である。
【0035】
【発明の実施の形態】以下、図面によって本発明に係る
柱状構造物の基礎の構造及び各部分の材質、その作用、
構築方法等について説明する。
【0036】図1(a)は本発明に係る柱状構造物の基
礎の一態様に柱状構造物の一例であるポールを取り付け
た部分の正面図を示し、図1(b)はその平面図を示
す。また、図2(a)及び(b)にはそれぞれ基礎を構
成する発泡合成樹脂成形体内部のアンカーボルト及び鉄
筋の構造の平面図及び正面図を示す。
【0037】図例の基礎1は、例えば発泡ポリスチレン
成形体等の発泡合成樹脂成形体1aを主体とし、その内
部にアンカーボルト3を埋設した複合体で構成されてお
り、基礎1の上面から突出したアンカーボルト3にポー
ル2の下端部に設けた固定部2aの据付用ボルト孔を合
わせて嵌め込み、ナットで固着されている。アンカーボ
ルト3は、成形体1aの内部で補強用の鉄筋4に接合さ
れている。基礎1の下面にはクリ石を敷き詰め、その上
を土でならした土台が設けられ、その上に基礎1が設置
されている。
【0038】前記発泡ポリスチレン成形体1aとして
は、使用状態により適度の発泡倍率のものを使用するこ
とが可能であり、ポール2の重量等荷重が大きい場合に
は、多少重量は重くなるが低発泡倍率の成形体を採用す
ることが可能である。また、フェンス等、外力が加わり
やすい構造物の場合や、カケ、割れの防止を目的とし
て、ハイ・インパクト・ポリスチレンの発泡成形体を使
用することもできる。
【0039】ここで、ポール2を保持する際に必要な荷
重及び風等による左右の揺れその他の力学的な負荷は、
主として発泡ポリスチレン成形体1aに負担させる構造
となっている。ポリスチレンの発泡成形体は意外に圧縮
強度その他の力学的性質が優れているため、充分にこれ
らの荷重に耐えられる。また、埋められている周囲の土
との馴染みも良好で、腐食することもなく長期間使用可
能である。
【0040】更に、基礎1と接触するポール2の固定部
2aが基礎1の上面より小さい場合には、ポール2の荷
重を基礎1の成形体1aの上面に均一にかけるため基礎
の上面に図示しない鉄板等を補強部材として接合して使
用することができる。また、基礎1の周囲の土壌の状態
によって発泡合成樹脂成形体1aの表面が損傷を受ける
おそれがある場合には、合成樹脂板、鉄板等を接合して
発泡合成樹脂成形体1aの表面を被覆することで補強す
ることもできる。また、発泡合成樹脂成形体1aの強度
を更に高める必要がある場合には、発泡合成樹脂成形体
1に抗張力が大きい繊維を均一に分散させたものを使用
することもできる。
【0041】又、基礎1が水中に埋没するおそれがある
場合には、発泡合成樹脂成形体1aにコンクリート板、
コンクリ−トブロック等、基礎全体としての比重を高め
る補強部材を組み合わせておくことが好ましい。発泡合
成樹脂成形体1aに上記アンカーボルト3や、鉄板、合
成樹脂板等を接合して複合体とする場合は、同時成形に
よって1段階で成形する製法が基礎の性能及び経済性の
観点から好ましい。
【0042】次に、図3は本発明に係る柱状構造物の基
礎の他の態様にポールを取り付けた部分の断面図を示
し、図4は分解した基礎の斜視図を示す。また、図5は
分解した基礎の一方の単位成形体内面の状態を示すため
の斜視図である。
【0043】この基礎5は、例えば補強材として炭素繊
維ステープルファイバ一を発泡ポリプロピレン成形体の
成形時に内部に均一に分散させた成形体が2分割された
単位成形体5a、5aからなり、ポール6下部の埋設部
6aを単位成形体5a、5aの2つの内面7、7で挟
み、成形体の外部よりスチールバンドやポリプロピレン
製バンド等のバンド8で締め付けてポール6を基礎5に
固着する構造になっている。この態様の基礎5は、発泡
合成樹脂成形体(単位成形体5a)の内部に補強材の炭
素繊維が分散されているため、通常の発泡合成樹脂成形
体の場合より一層強度が高められている。
【0044】尚、図例のものでは、バンド8による締め
付けは1カ所のみで行っているが、基礎5やポール6の
大きさによっては上下2カ所以上をバンドで締め付けて
もよい。また、基礎5を4分割にしたり、その外形形状
も図例のような直方体でなく、円柱状、多角柱状等、用
途等に応じて適宜形状とすることができる。
【0045】更に、この場合には、ポール6の取り付け
後のずれや回転を防止して、またポール6を基礎5に堅
牢に固着するため、ポール6の埋設部6aと基礎5との
接触部分に接着剤9やモルタル等を塗布したり、あるい
はゴム、補強樹脂、鉄線等をポ−ル6に巻いた上に基礎
5を取り付けて締めることもできる。
【0046】図6は本発明に係る基礎の更に他の態様を
示す斜視図であり、発泡合成樹脂成形体10aからなる
基礎10にポール11下部の埋設部11aを挿入する孔
12を形成してあり、該孔12内面と、それに挿入した
ポール11の埋設部11aとを接着剤13やモルタルで
固着している。この基礎10の場合には、発泡合成樹脂
成形体10aに形成した孔12にポールを差し込んで接
着剤12等で固着するだけの極めて簡単な作業で施工で
きることから、フェンスの支柱等のように小型でそれほ
ど大きな強度を要求されない構造物の場合に特に有用で
ある。
【0047】更に、図7に示すものは、2分割した発泡
合成樹脂の単位成形体14a、14aから基礎14を構
成し、両単位成形体14a、14aによりポール15下
部の埋設部15aを挟持して接着剤16にて固着したも
のである。更にこの場合において、基礎14の外部よ
り、図示しないスチールバンドやポリプロピレン製バン
ド等のバンドで締めつけるようにして、基礎14を補強
するとともに、ポール15の保持をより確実なものとす
ることができる。
【0048】また、図8に示すものは、例えば高さが5
m以上もある街路灯等の比較的大型で重量の大きな構造
物を保持する基礎の場合の例を示すものであり、発泡合
成樹脂成形体17aの上下両面を、例えば鉄板等の補強
部材18、18で被覆し、発泡合成樹脂成形体17aを
貫通するボルト19及びナット20等の締結具にて補強
部材18a、18aと発泡合成樹脂成形体17aとを一
体に固定して基礎17を構成すると共に、ポール21下
端部の固定部21aを前記ボルト19及びナット20に
て一体に固着したものである。このように、発泡合成樹
脂成形体17aの上下表面を補強部材18で被覆して両
者を発泡合成樹脂成形体17aを貫通するボルト19及
びナット20で固着すると同時にポール21をも一体に
固着することで、補強部材18により発泡合成樹脂成形
体17aが補強されるだけでなく、ポール21と基礎1
7とが全体に一体化されることで、ポール21の保持強
度が格段に向上し、大型で重両の大きな構造物の場合で
も確実に保持可能となるのである。
【0049】更に、本発明の発泡合成樹脂成形体を主体
とする基礎の場合、コンクリート基礎に較べて軽量で、
基礎全体の比重が低いため、地下水位が高い場合や洪水
等で水に浸かった場合、浮力により浮上してポール等を
傾けたり又は損傷するおそれがある。このような場合に
は、例えば、発泡合成樹脂成形体17aの下面を被覆す
る補強板18を、図中想像線で示すように発泡合成樹脂
成形体17aから側方へ張り出した状態に設けること
で、該張出部18aの上方から作用する土圧により浮力
に抵抗して、浮力によるポール等の転倒や損傷等を防止
しうるとともに、看板や広告板等の風圧の作用を受けや
すい構造物の場合に、予期しない突風等の横からの力に
あおられても、前記張出部18a部分に作用する土圧に
より、支柱が倒れたり引き抜かれたりすることを確実に
防止することができる。また、上記のように補強板18
に張出部18aを設ける以外にも、発泡合成樹脂成形体
自体の形状、構造を、土圧の作用を利用できるように側
方への張出部や突出部を有するようなものを採用した
り、基礎の上面が地中に埋没するような構築方法を採用
するといったことも可能である。
【0050】
【発明の効果】本発明の柱状構造物の基礎は、従来法の
コンクリートの基礎に代えて発泡合成樹脂成形体を使用
するもので、コンクリートに較べて格段に軽量であるた
め据付作業の際の重量物運搬、コンクリート打作業、重
機を必要とする据付作業及びそれに伴う危険性を排除す
ることが可能となり、更に作業も容易で工期も短時間で
済むため経済性を大幅に改善することが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 (a)は本発明に係る柱状構造物の基礎の一
態様にポールを取付けた部分の正面図、(b)はその平
面図である。
【図2】 (a)及び(b)はそれぞれ基礎を構成する
発泡合成樹脂成形体内部のアンカーボルト及び鉄筋の構
造を示す平面図及び正面図である。
【図3】 本発明に係る柱状構造物の基礎の他の一態様
にポールを取り付けた部分の断面図である。
【図4】 前記基礎の斜視図である。
【図5】 分割した基礎の単位成形体内面の状態を示す
斜視図である。
【図6】 本発明に係る柱状構造物の基礎の他の一態様
にポールを取り付けた部分の斜視図である。
【図7】 本発明に係る柱状構造物の基礎の他の一態様
にポールを取り付けた部分の斜視図である。
【図8】 本発明に係る柱状構造物の基礎の他の一態様
にポールを取り付けた部分の正面図である。
【符号の説明】
1 基礎、 1a 発泡合成樹脂成形体、 2 ポー
ル、 2a 固定部、3 アンカーボルト、 4 鉄
筋、 5 基礎、 5a 単位成形体、 6 ポール、
6a ポールの埋設部、 7 基礎におけるポールの
埋設部を挟む部分の内面、 8 バンド、 9 接着
剤、 10 基礎、 10a 発泡合成樹脂成形体、
11 ポール、 11a ポールの埋設部、 12
孔、 13 接着剤、 14 基礎、 14a 単位成
形体、 15 ポール、 15a ポールの埋設部、
16 接着剤、17 基礎、 17a 発泡合成樹脂成
形体、18 補強部材、 18a 張出部、 19 ボ
ルト、 20 ナット、 21ポール、 21a 固定
部。

Claims (14)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 柱状構造物を保持するための基礎であっ
    て、発泡合成樹脂成形体を主体とすることを特徴とする
    柱状構造物の基礎。
  2. 【請求項2】 発泡合成樹脂成形体を構成する合成樹脂
    がポリスチレン等のポリスチレン系樹脂、ポリプロピレ
    ン、ポリエチレン等のポリオレフィン系樹脂、又はポリ
    ウレタン等のポリウレタン系樹脂である請求項1記載の
    柱状構造物の基礎。
  3. 【請求項3】 発泡合成樹脂成形体と、該発泡合成樹脂
    成形体の表面及び/又は内部に配された金属板、金属
    筋、コンクリート板、コンクリートブロック、合成樹脂
    成形体、繊維強化合成樹脂成形体、ゴム及び木材からな
    る群より選ばれた少なくとも1種類の補強部材との複合
    体からなる請求項1又は2に記載の柱状構造物の基礎。
  4. 【請求項4】 複合体が、発泡合成樹脂成形体の成形時
    に同時成形によって得られたものである請求項記載の
    柱状構造物の基礎。
  5. 【請求項5】 発泡合成樹脂成形体が、合成繊維、炭素
    繊維、無機繊維、金属繊維及び木材チップからなる群よ
    り選ばれた少なくとも1種類の補強材を含有する発泡合
    成樹脂成形体である請求項1〜4のいずれかに記載の柱
    状構造物の基礎。
  6. 【請求項6】 発泡合成樹脂成形体が、複数に分割され
    た単位成形体より構成されてなる請求項1〜5のいずれ
    かに記載の柱状構造物の基礎。
  7. 【請求項7】 柱状構造物が、ポール又はポールライ
    ト、ボラード、電柱、交通信号、道路標識、表示板又は
    看板もしくは広告板の支柱、アプローチライトの支柱、
    フェンスの支柱、ガレージの支柱、ガードレールの支
    柱、郵便ポストの支柱又は電話ボックスの支柱である請
    求項1記載の柱状構造物の基礎。
  8. 【請求項8】 柱状構造物を保持するために地中に埋設
    される基礎部の構築方法であって、柱状構造物の下部を
    発泡合成樹脂成形体を主体とする基礎部の上面に固着す
    るか、又は、柱状構造物下部の埋設部を前記基礎部に設
    けた孔に挿入して固着した後、該基礎部を地中に埋設す
    ることを特徴とする柱状構造物の基礎の構築方法。
  9. 【請求項9】 柱状構造物を保持するために地中に埋設
    される基礎部の構築方法であって、発泡合成樹脂成形体
    を主体とする基礎部を地中に埋設した後、柱状構造物の
    下部を前記基礎部の上面に固着するか、又は、柱状構造
    物下部の埋設部を前記基礎部に設けた孔に挿入して固着
    することを特徴とする柱状構造物の基礎の構築方法。
  10. 【請求項10】 発泡合成樹脂成形体の少なくとも1表
    面を補強部材で覆うことを特徴とする請求項8又は9に
    記載の柱状構造物の基礎の構築方法。
  11. 【請求項11】 発泡合成樹脂成形体の少なくとも上下
    2表面を補強部材で覆うことを特徴とする請求項10記
    載の柱状構造物の基礎の構築方法。
  12. 【請求項12】 発泡合成樹脂成形体と、その上下2表
    面を覆う補強部材とを、ボルト、ナット等の締結具によ
    り締結することを特徴とする請求項11記載の柱状構造
    物の基礎の構築方法。
  13. 【請求項13】 発泡合成樹脂成形体と補強部材とで基
    礎部を構成し、該補強部材に柱状構造物の下部を固着し
    てなる請求項8〜12のいずれかに記載の柱状構造物の
    基礎の構築方法。
  14. 【請求項14】 発泡合成樹脂成形体を複数の単位成形
    体に分割し、各単位成形体により柱状構造物下部の埋設
    部を挟持して固着してなる請求項8〜12の何れかに記
    載の柱状構造物の基礎の構築方法。
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