JP2993473B2 - 発振装置、発振方法及び発振装置の制御プログラムを記録した媒体 - Google Patents

発振装置、発振方法及び発振装置の制御プログラムを記録した媒体

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JP2993473B2
JP2993473B2 JP9225399A JP22539997A JP2993473B2 JP 2993473 B2 JP2993473 B2 JP 2993473B2 JP 9225399 A JP9225399 A JP 9225399A JP 22539997 A JP22539997 A JP 22539997A JP 2993473 B2 JP2993473 B2 JP 2993473B2
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signal
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弘記 田中
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  • Stabilization Of Oscillater, Synchronisation, Frequency Synthesizers (AREA)
  • Synchronizing For Television (AREA)
  • Television Signal Processing For Recording (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、発振装置、発振方
法及び発振装置の制御プログラムを記録した媒体に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来の発振装置100は、図5に示すよ
うに、制御信号の電圧値に対応した周波数の発振信号を
出力する発振制御回路200と、発振調整用ボリューム
300aを備えるとともに上記発振信号が所定周波数と
なるように同制御信号を補正する発振制御電圧補正部3
00と、ディジタル制御データを入力してアナログの上
記制御信号に変換するD/Aコンバータ400と、同D
/Aコンバータ400に所定のディジタル制御データを
出力するCPU500とを備えている。
【0003】かかる構成により、CPU500がD/A
コンバータ400に所定のディジタル制御データを出力
すると、同D/Aコンバータ400は同ディジタル制御
データを入力してアナログの制御信号に変換する。この
とき、利用者は同制御信号の電圧値に対応して発振制御
回路200から出力される発振信号の周波数を監視しな
がら、上記発振調整用ボリューム300aによって同発
振信号が所定周波数となるように発振制御電圧補正部3
00にて図6に示すように手動で同制御信号を補正す
る。
【0004】また、特開平4−225394号公報や特
開平8−65541号公報に開示されている発振装置の
場合には、上記発振調整用ボリューム300aを調整す
ることなく、発振制御回路2から出力される発振信号の
周波数に追従させながら制御信号の電圧値を調整すると
ともに、このときの設定値を図7に示すようにCPU5
00に接続された不揮発性メモリ600に書き込み、同
設定値に基づいて発振信号の周波数を図8に示すように
自動的に決定していた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の発振装
置においては、次のような課題があった。手動で制御信
号の電圧値を補正する場合には、利用者が発振制御回路
200から出力される発振信号の周波数を監視しなが
ら、発振調整用ボリューム300aによって同発振信号
が所定周波数となるように同制御信号を補正しなければ
ならなかった。このため、この発振信号の周波数を監視
するための機材や、この監視をしたり、発振調整用ボリ
ューム300aを操作する人手が必要であり、作業効率
が良くなかった。
【0006】一方、自動的に発振信号の周波数を決定す
る場合には、発振制御回路200から出力される発振信
号の周波数に追従させながら制御信号の電圧値を調整す
るため、精度良く発振信号の周波数を調整することが困
難であった。
【0007】本発明は、上記課題にかんがみてなされた
もので作業効率の向上が可能であるとともに、発振信号
の周波数を精度良く調整することの可能な発振装置、発
振方法及び発振装置の制御プログラムを記録した媒体の
提供を目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1にかかる発明は、制御信号の電圧値に対応
した周波数の発振信号を出力する電圧制御発振器と、デ
ィジタル制御データを入力してアナログの上記制御信号
に変換する制御信号発生用D/Aコンバータと、上記電
圧制御発振器の発振信号を入力して周波数を計測すると
ともに上記ディジタル制御データに対応した周波数とな
るように所定量だけ上記制御信号の電圧値を補正する補
正手段を備えた発振装置において、上記制御信号発生用
D/Aコンバータが、低出力側と高出力側とで個別に出
力電圧を調整可能であるとともに、上記補正手段が、上
記電圧制御発振器の発振信号を入力して周波数を計測し
つつこの周波数をターゲット周波数となるようにするた
めの補正制御データを出力するCPUと、上記補正制御
データを入力して上記制御信号発生用D/Aコンバータ
の最小のリファレンス電圧を調整する低発振調整用D/
Aコンバータと、上記補正制御データを入力して上記制
御信号発生用D/Aコンバータの最大のリファレンス電
圧を調整する高発振調整用D/Aコンバータとを備え、
上記制御信号発生用D/Aコンバータに対して上記低出
力側と高出力側とで個別に調整用制御信号を出力する
成としてある。
【0009】すなわち、制御信号発生用D/Aコンバー
タにて入力されたディジタル制御データをアナログの制
御信号に変換するとともに、電圧制御発振器の発振信号
を入力して周波数を計測しつつ同ディジタル制御データ
に対応した周波数となるように所定量だけ同制御信号の
電圧値を補正して同電圧制御発振器に同制御信号の電圧
値に対応した周波数の発振信号を出力させる。上記電圧
制御発振器は、制御信号の電圧値に対応した周波数の発
振信号を出力する構成であれば良く、PLL回路に組み
込まれたもの等が含まれる。
【0010】上記制御信号発生用D/Aコンバータは、
ディジタル制御データを入力してアナログの上記制御信
号に変換することができれば良い。従って、このディジ
タル制御データを出力して上記制御信号の電圧値を補正
可能なCPUに接続されるもの等が含まれる。上記補正
手段は、上記電圧制御発振器の発振信号に基づいて上記
制御信号の電圧値を補正する補正制御が可能な構成であ
れば良い。この制御信号は、上記補正制御とともに発振
制御も同時に行う信号や同補正制御だけを行う信号が含
まれる。
【0011】 また、具体的には、 上記制御信号発生用D
/Aコンバータは、低出力側と高出力側とで個別に出力
電圧を調整可能であるとともに、上記補正手段は、上記
制御信号発生用D/Aコンバータに対して上記低出力側
と高出力側とで個別に調整用制御信号を出力する低発振
調整用D/Aコンバータと高発振調整用D/Aコンバー
タを備えた構成としてある。
【0012】 すなわち、補正手段が制御信号発生用D/
Aコンバータに対して低出力側と高出力側とで個別に調
整用制御信号を出力すると、同制御信号発生用D/Aコ
ンバータは低出力側と高出力側とで個別に出力電圧を調
整する。このように、制御信号の電圧値の補正を低出力
側と高出力側とで個別に行うと、補正時の精度を高める
ことができるという点で適例であるが、この補正は必ず
しも低出力側と高出力側とで個別に行う必要はなく、す
べての補正を一度にまとめて行うことにより実現するこ
とも可能である。
【0013】 上記補正手段は、補正制御が可能な構成で
あれば良く、上記計測結果を記憶させて同じ計測結果を
繰り返し用いる場合や必要に応じて繰り返し計測を行っ
てその時々で別個の計測結果を用いる場合等が含まれ
る。
【0014】 前者の場合における補正手段の構成の一例
として、請求項2にかかる発明は、上記請求項1に記載
の発振装置において、上記補正手段は、上記電圧制御発
振器における周波数の計測結果を記憶する不揮発性メモ
リを備える構成としてある。
【0015】 すなわち、補正手段に備えられた不揮発性
メモリに電圧制御発振器における周波数の計測結果を記
憶する。なお、この計測結果には、電圧制御発振器から
直接得られたものや同電圧制御発振器から得られた結果
を補正した補正値として得られるもの等が含まれる。
【0016】 このように発振信号の周波数を補正する手
法は、必ずしも実体のある装置に限られる必要もなく、
その一例として、請求項3にかかる発明は、制御信号の
電圧値に対応した周波数の発振信号を出力する電圧制御
発振器と、ディジタル制御データを入力してアナログの
上記制御信号に変換する制御信号発生用D/Aコンバー
タと、上記電圧制御発振器の発振信号を入力して周波数
を計測するとともに上記ディジタル制御データに対応し
た周波数となるように所定量だけ上記制御信号の電圧値
を補正する補正手段を備えた発振装置の発振方法におい
て、上記電圧制御発振器の発振信号を入力して周波数を
計測しつつこの周波数をターゲット周波数となるように
するための補正制御データを生成し、この補正制御デー
タにもとづき低発振調整用D/Aコンバータと高発振調
整用D/Aコンバータによって上記制御信号発生用D/
Aコンバータの最小のリファレンス電圧と最大のリファ
レンス電圧を個別に調整するための調整用制御信号を生
成し、この調整用制御信号にもとづいて上記制御信号発
生用D/Aコンバータの出力電圧を低出力側と高出 力側
とで個別に調整する構成としてある。
【0017】 すなわち、必ずしも実体のある装置に限ら
ず、その方法としても有効である。また、本発明の思想
の具現化例として、上述した周波数補正処理のソフトウ
ェアとなる場合には、かかるソフトウェアを記録した記
録媒体上においても当然に存在し、利用される。その一
例として、請求項4にかかる発明は、制御信号の電圧値
に対応した周波数の発振信号を出力する電圧制御発振器
と、ディジタル制御データを入力してアナログの上記制
御信号に変換する制御信号発生用D/Aコンバータと、
上記電圧制御発振器の発振信号を入力して周波数を計測
するとともに上記ディジタル制御データに対応した周波
数となるように所定量だけ上記制御信号の電圧値を補正
する補正手段を備えた発振の制御プログラムを記録した
媒体であって、上記電圧制御発振器の発振信号を入力し
て周波数を計測しつつこの周波数をターゲット周波数と
なるようにするための補正制御データを生成し、この補
正制御データにもとづき低発振調整用D/Aコンバータ
と高発振調整用D/Aコンバータによって上記制御信号
発生用D/Aコンバータの最小のリファレンス電圧と最
大のリファレンス電圧を個別に調整するための調整用制
御信号を生成し、この調整用制御信号にもとづいて上記
制御信号発生用D/Aコンバータの出力電圧を低出力側
と高出力側とで個別に調整させる制御プログラムを記録
した構成としてある。
【0018】 この記録媒体は、磁気記録媒体であっても
良いし、光記録媒体であっても良い。また、一部がソフ
トウェアであって、一部がハードウェアで実現される場
合においても本発明の思想において全く異なるものはな
く、一部を記録媒体上に記録しておいて必要に応じて適
宜読み込む形態のものも含まれる。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、図面にもとづいて本発明の
実施形態を説明する。図1は、本発明の一実施形態にか
かる水平発振自動調整装置をブロック図により示してい
る。
【0020】 水平発振自動調整装置10は、発振制御信
号の電圧値に対応した周波数の発振信号を出力する水平
発振制御回路20と、発振制御データを入力してアナロ
グの同発振制御信号に変換するD/Aコンバータ30
と、通常操作時に入力される同期信号に基づいた発振制
御データを出力するとともに補正操作時に補正操作用発
振制御データを出力すると得られる発振信号の周波数を
計測して上記発振制御信号がターゲット周波数に対応し
たものとなるように補正する制御部40と、通常操作時
に外部入力側を制御部40に接続するとともに補正操作
時に水平発振制御回路20側を同制御部40に接続する
入力信号切替スイッチ50を備えている。
【0021】 かかる構成により、通常操作時には、制御
部40が入力信号切替スイッチ50を外部入力側に切り
替えると、外部入力側から制御部40に同期信号が入力
される。制御部40がこの同期信号に基づいた発振制御
データをD/Aコンバータ30に出力すると、D/Aコ
ンバータ30はこの発振制御データをアナログの発振制
御信号に変換する。水平発振制御回路20は、発振制御
信号の電圧値に対応した周波数の発振信号を出力する。
【0022】 このとき、水平発振制御回路20から出力
される発振信号は、上記発振制御データに対応した周波
数で出力されているとは限らない。このため、あらかじ
め上記発振信号の補正をしておく必要がある。この補正
操作時には、制御部40が入力信号切替スイッチ50を
水平発振制御回路20側に切り替え、補正操作用発振制
御データをD/Aコンバータ30に出力すると、D/A
コンバータ30はこの発振制御データをアナログの発振
制御信号に変換する。水平発振制御回路20は、発振制
御信号の電圧値に対応した周波数の発振信号を出力す
る。そして、この発振信号が制御部40に入力される
と、制御部40は発振信号の周波数を計測して発振制御
信号がターゲット周波数に対応したものとなるように補
正する。
【0023】 上記水平発振制御回路20は、シュミット
トリガやアンプ等を備え、D/Aコンバータ30から出
力される発振制御信号の電圧値に対応する周波数の発振
信号を出力している。この意味で、水平発振制御回路
0は、電圧制御発振器を構成する。上記D/Aコンバー
タ30は、抵抗回路網やアナログ加算器等を備え、CP
Uから入力される発振制御データをアナログの発振制御
信号に変換している。この意味で、D/Aコンバータ
0は、制御信号発生用D/Aコンバータを構成する。
【0024】 上記制御部40は、補正制御データを入力
してD/Aコンバータ30の最小のリファレンス電圧を
調整する低発振調整用D/Aコンバータ42と、同補正
制御データを入力してD/Aコンバータ30の最大のリ
ファレンス電圧を調整する高発振調整用D/Aコンバー
タ44と、D/Aコンバータ30に補正操作用発振制御
データを出力するとともに水平発振制御回路20の発振
信号を入力して周波数を計測しつつ同周波数がターゲッ
ト周波数となるように低発振調整用D/Aコンバータ4
2及び高発振調整用D/Aコンバータ44に補正制御デ
ータを出力するCPU46とを備えている。
【0025】 かかる構成により、通常操作時には、入力
信号切替スイッチ50を外部入力側に切り替え、外部入
力側から入力される同期信号に基づく発振制御データを
D/Aコンバータ30に出力する。また、補正操作時に
は、入力信号切替スイッチ50を水平発振制御回路20
側に切り替え、補正操作用発振制御データをD/Aコン
バータ30に出力する。すると、上述したようにD/A
コンバータ30を介して水平発振制御回路20は対応す
る周波数の発振信号を出力する。この発振信号を入力し
て周波数を計測し、周波数がターゲット周波数となるよ
うに低発振調整用D/Aコンバータ42と高発振調整用
D/Aコンバータ44に補正制御データを出力する。低
発振調整用D/Aコンバータ42は、図2に示すよう
に、D/Aコンバータ30から出力される低周波数の発
振制御信号について電圧値を調整し、高発振調整用D/
Aコンバータ44は、図3に示すように、D/Aコンバ
ータ30から出力される高周波数の発振制御信号につい
て電圧値を調整してD/Aコンバータ30の出力する発
振制御信号を補正する。
【0026】 なお、CPU46には、不揮発性メモリ4
8が接続されており、上記補正操作を行うたびに出力し
た計測結果を上書きしている。従って、通常操作時、C
PU46はこの上書きされた計測結果を読み出して対応
する補正制御データを作成し、発振制御データとともに
出力し、水平発振制御回路20から出力される発振信号
の周波数を補正している。本実施形態では、上記発振信
号の周波数から直接得られた計測結果を上書きして用い
ているが、同発振信号の周波数から得られた結果を補正
した補正値を上書きして用いることも可能である。
【0027】 また、同CPU46には、A/D入力ポー
トが備えられており、同A/D入力ポートを介してアナ
ログの発振信号や同期信号を入力している。同CPU4
6には、これらの発振信号や同期信号について所定のし
きい値を設けて識別するディジタルポートを備える構成
とすることも可能である。
【0028】 図3は、CPU46が補正操作を行うとき
の手順をフローチャートにより示している。CPU46
が入力信号切替スイッチ50を水平発振制御回路20側
に切り替え(ステップS100)、D/Aコンバータ3
0への補正操作用発振制御データの出力を開始すると
(ステップS110)、水平発振制御回路20から出力
された発振信号が同CPU46に入力される。CPU4
6は、この発振信号の周波数を計測し(ステップS12
0)、この周波数がターゲット周波数でないことを確認
する(ステップS130)。すると、同CPU46は、
この計測結果に基づいて補正制御データを作成して低発
振調整用D/Aコンバータ42と高発振調整用D/Aコ
ンバータ44に出力する(ステップS140)。このと
き、上記計測結果を不揮発性メモリ48に上書きしてお
く(ステップS150)。そして、再び発振信号の周波
数を計測し(ステップS120)、この周波数がターゲ
ット周波数に補正されていることを確認すると(ステッ
プS130)、入力信号切替スイッチ50を外部入力側
に切り替えるとともに補正操作用発振制御データの出力
を停止し(ステップS170)、補正操作を終了する。
【0029】 従って、補正操作用発振制御データを出力
し、この補正操作用発振制御データに対応して出力され
た発振信号を入力して周波数を計測するとともに、同発
振信号の周波数がターゲット周波数となるように補正制
御データを出力するCPU46と、この補正制御データ
を入力してD/Aコンバータ30から出力される発振制
御信号の電圧値を調整する低発振調整用D/Aコンバー
タ42及び高発振調整用D/Aコンバータ44は、この
意味で、補正手段を構成する。
【0030】 なお、本実施形態ではCPU46に接続さ
れた図示しないROMが備えられており、同CPU46
がこのROMに記録された補正処理プログラムを起動さ
せて上述した補正操作を実行している。この補正操作
は、必ずしもこのような補正処理プログラムで実行する
必要はなく、ハードロジックの組み合わせにより実現す
ることも可能である。次に、本実施形態にかかる水平発
振自動調整装置10の動作を説明する。
【0031】 補正操作を行うために、CPU46が入力
信号切替スイッチ50を水平発振制御回路20側に切り
替えたかどうかを確認する(ステップS100)。同入
力信号切替スイッチ50が水平発振制御回路20側に切
り替えられていなければ待機し、切り替えられていれば
D/Aコンバータ30への補正操作用発振制御データの
出力を開始する(ステップS110)。すると、水平発
振制御回路20から出力された発振信号が同CPU46
に入力される。CPU46は、この発振信号の周波数を
計測し(ステップS120)、この周波数がターゲット
周波数であるかどうかを確認する(ステップS13
0)。この発振信号の周波数がターゲット周波数と一致
していれば、入力信号切替スイッチ50を外部入力側に
切り替えて補正操作用発振制御データの出力を停止して
補正操作を終了する。
【0032】 一方、この発振信号の周波数がターゲット
周波数からずれていれば、CPU46はこの計測結果に
基づいて補正制御データを作成して低発振調整用D/A
コンバータ42と高発振調整用D/Aコンバータ44に
出力する(ステップS140)。このとき、上記計測結
果を不揮発性メモリ48に上書きしておく(ステップS
150)。そして、再び発振信号の周波数を計測し(ス
テップS120)、この周波数がターゲット周波数と一
致するように補正されていることを確認すると(ステッ
プS130)、入力信号切替スイッチ50を外部入力側
に切り替えるとともに補正操作用発振制御データの出力
を停止し(ステップS170)、補正操作を終了する。
【0033】 従って、上記計測結果を不揮発性メモリ4
8内に書き込んだ状態で通常操作を行うこととなる。以
上の補正操作を行った後、外部入力側からCPU46に
同期信号が入力されると、同CPU46はこの同期信号
に基づいた発振制御データをD/Aコンバータ30に出
力するとともに、不揮発性メモリ48内に上書きされて
いる計測結果を読み出して対応する補正制御データを作
成し、低発振調整用D/Aコンバータ42と高発振調整
用D/Aコンバータ44に出力する。すると、D/Aコ
ンバータ30は、この発振制御データをアナログの発振
制御信号に変換して出力する。
【0034】 このとき、低発振調整用D/Aコンバータ
42と高発振調整用D/Aコンバータ44は、上記補正
制御データに基づいてこの発振制御信号の電圧値を調整
する。従って、水平発振制御回路20が、この調整され
た発振制御信号の電圧値に対応した周波数の発振信号を
出力すると、同発振信号の周波数は上記ターゲット周波
数に補正されたものとなっている。
【0035】 このように、制御部40が入力信号切替ス
イッチ50を水平発振制御回路20側に切り替え、補正
操作用発振制御データを出力すると、同補正操作用発振
制御データに対応した発振信号が水平発振制御回路20
から出力されるため、この発振信号を制御部40に入力
して同発振信号の周波数を計測し、発振制御信号がター
ゲット周波数となるように自動補正すると、作業効率を
向上させることが可能であるとともに、精度良く発振信
号の周波数を調整することができる。
【0036】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、作業効率
の向上が可能であるとともに、発振信号の周波数を精度
良く調整することの可能な発振装置、発振方法及び発振
装置の制御プログラムを記録した媒体を提供することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態にかかる水平発振自動調整装置の構
成を示すブロック図である。
【図2】低周波数の発振制御信号について電圧値を調整
した場合の水平発振制御電圧図である。
【図3】高周波数の発振制御信号について電圧値を調整
した場合の水平発振制御電圧図である。
【図4】補正操作の手順を示すフローチャートである。
【図5】従来例にかかる発振装置の構成を示すブロック
図である。
【図6】手動調整による発振制御電圧図である。
【図7】別の従来例にかかる発振装置の構成を示すブロ
ック図である。
【図8】自動調整による発振制御電圧図である。
【符号の説明】
10…水平発振自動調整装置 20…水平発振制御回路 30…D/Aコンバータ 40…制御部 42…低発振調整用D/Aコンバータ 44…高発振調整用D/Aコンバータ 46…CPU 48…不揮発性メモリ 50…入力信号切替スイッチ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H03L 7/00 - 7/199 H04N 5/00

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 制御信号の電圧値に対応した周波数の発
    振信号を出力する電圧制御発振器と、ディジタル制御デ
    ータを入力してアナログの上記制御信号に変換する制御
    信号発生用D/Aコンバータと、上記電圧制御発振器の
    発振信号を入力して周波数を計測するとともに上記ディ
    ジタル制御データに対応した周波数となるように所定量
    だけ上記制御信号の電圧値を補正する補正手段を備えた
    発振装置において、 上記制御信号発生用D/Aコンバータが、低出力側と高
    出力側とで個別に出力電圧を調整可能であるとともに、 上記補正手段が、 上記電圧制御発振器の発振信号を入力して周波数を計測
    しつつこの周波数をターゲット周波数となるようにする
    ための補正制御データを出力するCPUと、 上記補正制御データを入力して上記制御信号発生用D/
    Aコンバータの最小のリファレンス電圧を調整する低発
    振調整用D/Aコンバータと、上記補正制御データを入
    力して上記制御信号発生用D/Aコンバータの最大のリ
    ファレンス電圧を調整する高発振調整用D/Aコンバー
    タとを備え、 上記制御信号発生用D/Aコンバータに対して上記低出
    力側と高出力側とで個別に調整用制御信号を出力するこ
    とを特徴とする発振装置。
  2. 【請求項2】 上記請求項1に記載の発振装置におい
    て、 上記補正手段は、上記電圧制御発振器における周波数の
    計測結果を記憶する不揮発性メモリを備えることを特徴
    とする発振装置。
  3. 【請求項3】 制御信号の電圧値に対応した周波数の発
    振信号を出力する電圧制御発振器と、ディジタル制御デ
    ータを入力してアナログの上記制御信号に変換する制御
    信号発生用D/Aコンバータと、上記電圧制御発振器の
    発振信号を入力して周波数を計測するとともに上記ディ
    ジタル制御データに対応した周波数となるように所定量
    だけ上記制御信号の電圧値を補正する補正手段を備えた
    発振装 置の発振方法において、 上記電圧制御発振器の発振信号を入力して周波数を計測
    しつつこの周波数をターゲット周波数となるようにする
    ための補正制御データを生成し、 この補正制御データにもとづき低発振調整用D/Aコン
    バータと高発振調整用D/Aコンバータによって上記制
    御信号発生用D/Aコンバータの最小のリファレンス電
    圧と最大のリファレンス電圧を個別に調整するための調
    整用制御信号を生成し、 この調整用制御信号にもとづいて上記制御信号発生用D
    /Aコンバータの出力電圧を低出力側と高出力側とで個
    別に調整することを特徴とした発振方法。
  4. 【請求項4】 制御信号の電圧値に対応した周波数の発
    振信号を出力する電圧制御発振器と、ディジタル制御デ
    ータを入力してアナログの上記制御信号に変換する制御
    信号発生用D/Aコンバータと、上記電圧制御発振器の
    発振信号を入力して周波数を計測するとともに上記ディ
    ジタル制御データに対応した周波数となるように所定量
    だけ上記制御信号の電圧値を補正する補正手段を備えた
    発振装置の制御プログラムを記録した媒体であって、 上記電圧制御発振器の発振信号を入力して周波数を計測
    しつつこの周波数をターゲット周波数となるようにする
    ための補正制御データを生成し、 この補正制御データにもとづき低発振調整用D/Aコン
    バータと高発振調整用D/Aコンバータによって上記制
    御信号発生用D/Aコンバータの最小のリファレンス電
    圧と最大のリファレンス電圧を個別に調整するための調
    整用制御信号を生成し、 この調整用制御信号にもとづいて上記制御信号発生用D
    /Aコンバータの出力電圧を低出力側と高出力側とで個
    別に調整させる制御プログラムを記録したことを特徴と
    する発振装置の制御プログラムを記録した媒体。
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