JP2006005559A - 映像信号処理装置及び映像信号処理方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】この発明は、A/D変換器に対するオフセット調整またはゲイン調整の効率化を図り、ひいては、高画質の映像表示を可能にし得る映像信号処理装置及び映像信号処理方法を提供することを目的としている。
【解決手段】アナログ映像信号をデジタル化するA/D変換器18と、デジタル化された映像信号を所定の積分範囲内で積分する積分回路19と、積分出力に基づいて映像表示を行なう映像表示器14と、A/D変換器18にオフセット調整用信号が入力された場合、積分回路19の積分値と予め設定された規定値との差分がなくなるようにオフセット値を修正し、修正されたオフセット値が、規定値に所定の誤差を付加した範囲内に含まれる回数に基づいて、オフセット調整の完了を判別する制御部20とを備える。
【選択図】 図2
【解決手段】アナログ映像信号をデジタル化するA/D変換器18と、デジタル化された映像信号を所定の積分範囲内で積分する積分回路19と、積分出力に基づいて映像表示を行なう映像表示器14と、A/D変換器18にオフセット調整用信号が入力された場合、積分回路19の積分値と予め設定された規定値との差分がなくなるようにオフセット値を修正し、修正されたオフセット値が、規定値に所定の誤差を付加した範囲内に含まれる回数に基づいて、オフセット調整の完了を判別する制御部20とを備える。
【選択図】 図2
Description
この発明は、特に平面パネル型ディスプレイに映像信号を表示させるための映像信号処理装置及び映像信号処理方法に関する。
周知のように、近年では、例えば液晶表示パネルやプラズマ表示パネル等を用いた平面パネル型ディスプレイが普及している。また、この種の平面パネル型ディスプレイとしては、映像投射型の、いわゆる、プロジェクタも普及する傾向にある。
このような平面パネル型ディスプレイでは、RGB信号の形態またはYCbCr信号の形態で入力されるアナログ映像信号をデジタル化した後、積分処理を施して表示パネルに供給することにより映像表示を行なっている。
ところで、この平面パネル型ディスプレイにおいては、アナログ映像信号をデジタル化するためのA/D(Analog/Digital)変換器に対して、最良のA/D変換精度を得られるようにオフセット調整及びゲイン調整を施すことが必要になる。
特許文献1には、オフセット調整用基準電圧を入力したときの出力が最適値となるようにA/Dコンバータを調整するとともに、ゲイン調整用基準電圧を入力したときの出力が最適値となるようにA/Dコンバータを調整する構成が開示されている。
しかしながら、アナログ映像信号をデジタル化するためのA/D変換技術は、まだまだ開発途上にある段階であり、そのオフセット及びゲインの調整についても、種々の点でより一層実用に適した手法を開発することが強く要望されている。
特開平5−243998号公報
そこで、この発明は上記事情を考慮してなされたもので、A/D変換器に対するオフセット調整またはゲイン調整の効率化を図り、ひいては、高画質の映像表示を可能にし得る映像信号処理装置及び映像信号処理方法を提供することを目的とする。
この発明に係る映像信号処理装置は、入力されたアナログ映像信号をデジタル化するA/D変換手段と、A/D変換手段でデジタル化された映像信号を所定の積分範囲内で積分する積分手段と、積分手段の出力信号に基づいて映像表示を行なう映像表示手段と、A/D変換手段に入力されるアナログ映像信号がA/D変換手段のオフセット(またはゲイン)調整用信号である場合、積分手段で得られた積分値と予め設定された規定値との差分を検出する検出手段と、検出手段で差分が検出された場合、積分値が規定値に等しくなるように、A/D変換手段のオフセット値(またはゲイン値)を修正する修正手段と、修正手段で修正されたオフセット値(またはゲイン値)が、規定値に所定の誤差を付加した範囲内に含まれる回数に基づいて、オフセット調整(またはゲイン調整)の完了を判別する判別手段とを備えるようにしたものである。
また、この発明に係る映像信号処理方法は、入力されたアナログ映像信号をA/D変換手段によりデジタル化する工程と、デジタル化された映像信号を積分手段により所定の積分範囲内で積分する工程と、積分手段の出力信号に基づいて映像表示手段により映像表示を行なう工程と、A/D変換手段に入力されるアナログ映像信号がA/D変換手段のオフセット(またはゲイン)調整用信号である場合、積分手段で得られた積分値と予め設定された規定値との差分を検出する工程と、差分が検出された場合、積分値が規定値に等しくなるように、A/D変換手段のオフセット値(またはゲイン値)を修正する工程と、修正されたオフセット値(またはゲイン値)が、規定値に所定の誤差を付加した範囲内に含まれる回数に基づいて、オフセット調整(またはゲイン調整)の完了を判別する工程とを備えるようにしたものである。
上記した発明によれば、A/D変換手段にオフセット(またはゲイン)調整用のアナログ映像信号を入力して得られた積分値が、予め設定された規定値に完全に一致しなくても、規定値に所定の誤差を付加した範囲内に含まれる回数に基づいてオフセット調整(またはゲイン調整)の完了を判断するようにしたので、A/D変換手段に対するオフセット調整(またはゲイン調整)の効率化を図ることができる。
以下、この発明の実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。図1は、この実施の形態で説明する平面パネル型の映像表示装置11を、正面側から見た状態を示している。
この映像表示装置11は、主として、キャビネット12と、このキャビネット12を支持する支持台13とから構成されている。このうち、キャビネット12には、その正面中央部に後述する映像表示器14の表示パネル14aが配置されている。
また、このキャビネット12には、その表示パネル14aの両側に、電源スイッチ15aや、図示しないワイヤレスリモートコントローラから送出された操作情報を受信するための受信部15b等を含む、操作部15が配置されている。
一方、上記支持台13は、キャビネット12の底面中央部に回動自在に連結されるもので、所定の基台16の水平面上に載置された状態で、キャビネット12を起立させて支持するように構成されている。
図2は、上記映像表示装置11の信号処理系を示している。すなわち、図2において、符号17は映像信号入力端子である。この映像信号入力端子17には、アナログ映像信号がRGB信号の形態またはYCbCr信号の形態で入力される。
この映像信号入力端子17に入力されたアナログ映像信号は、A/D変換器18に供給されてデジタル化され、積分回路19により一定期間積分された後、前記映像表示器14に供給されて表示パネル14aに表示される。
ここで、この映像表示装置11は、上記した表示動作を含むその全ての動作を制御部20によって統括的に制御されている。この制御部20は、CPU(Central Processing Unit)等を内蔵しており、前記操作部15からの操作情報を受け、その操作内容が反映されるように各部をそれぞれ制御している。
この場合、制御部20は、メモリ部21を利用している。すなわち、このメモリ部21は、主として、制御部20のCPUが実行する制御プログラムを格納した読み出し専用メモリと、該CPUに作業エリアを提供する読み出し書き込みメモリと、各種の規定値、設定情報及び制御情報等が格納される不揮発性メモリとを含んでいる。
また、上記制御部20は、積分回路19に対して積分範囲を示す積分範囲制御信号を出力するとともに、この積分範囲で積分回路19から出力される積分値を読み取り、その積分値に応じてA/D変換器18のオフセット調整及びゲイン調整を実行する。
なお、上記A/D変換器18、積分回路19及び制御部20は、入力されるアナログ映像信号がRGB信号の場合、そのR信号、G信号、B信号に対して、それぞれ、A/D変換処理、積分処理、調整処理を施し、入力されるアナログ映像信号がYCbCr信号の場合、そのY信号、Cb信号、Cr信号に対して、それぞれ、A/D変換処理、積分処理、調整処理を施すものとする。
図3は、このA/D変換器18におけるオフセット及びゲインの調整について説明している。すなわち、A/D変換器18が、入力されたアナログ映像信号22をデジタル信号に変換する際の信号変換レンジとして、アナログ映像信号22の振幅にほぼ対応するゲインAを持つ場合と、ゲインAよりも広いゲインBを持つ場合とを比較している。
この場合、ゲインAがゲインBの2/3倍であるとすると、同じアナログ映像信号22に対して変換されるデジタル信号は、ゲインBで設定した場合よりゲインAで設定した場合の方が1.5倍の値となる。
すなわち、今、ゲインA,B及びアナログ映像信号22の各中央レベルが、図3に一点鎖線で示す位置で一致しているとする。すると、ゲインAの場合には、アナログ映像信号22の最大レベル部分22aは、信号変換レンジの最大レベルMaxのほぼ近くまで達し、アナログ映像信号22の最小レベル部分22bは、信号変換レンジの最小レベルMinのほぼ近くまでに達している。
これに対し、ゲインBの場合には、アナログ映像信号22の最大レベル部分22aは、信号変換レンジの最大レベルMaxよりαだけ低い位置となり、アナログ映像信号22の最小レベル部分22bは、信号変換レンジの最小レベルMinよりαだけ高い位置となるからである。
これにより、入力されるアナログ映像信号22の振幅に応じて、A/D変換器18のゲイン調整が必要となる。
また、図3に実線で示したゲインBと同じゲイン幅を持っていても、同図に点線で示すゲインB´のように、その中央レベル、つまり、デジタルに変換する中心点がβ分ずれる場合がある。この場合、ゲインBのときに比べ、アナログ映像信号22の中央レベル部分22cに対して、β分のオフセットが発生する。
これにより、入力されるアナログ映像信号22の中央レベルに応じて、A/D変換器18のオフセット調整が必要となる。YCbCr信号が入力される場合には、そのデジタル化した後のペデスタルレベルは80hにするのが好ましいため、デジタル化した後のペデスタルレベルが80hとなるようにオフセット調整を行なう必要がある。
図4は、オフセット調整動作をまとめたフローチャートを示している。まず、処理が開始(ステップS1)されると、ステップS2で、前記映像信号入力端子17を介してオフセット調整用のアナログ映像信号をA/D変換器18に入力する。
ここで、オフセット調整用のアナログ映像信号がRGB信号である場合、最小レベルMin(黒レベル)を入力する。また、オフセット調整用のアナログ映像信号がYCbCr信号である場合、その中央レベルを入力する。デジタル化した後の振幅範囲が00h〜FFhであれば80hとなる。
すると、前記制御部20は、ステップS3で、前記積分回路19に対する積分範囲、つまり、積分回路19から積分値を読み出すための信号取り込み範囲を設定し、ステップS4で、先に設定した積分範囲における積分値を積分回路19から読み取る。
その後、制御部20は、ステップS5で、積分回路19から読み取った積分値を、予め前記メモリ部21に設定されている規定値と比較して、「積分値=規定値」、「積分値<規定値」、「積分値>規定値」の3種類のいずれの状態になっているかを判別する。
そして、「積分値=規定値」であると判断された場合において、制御部20は、ステップS10で、オフセット調整が完了したと判断し、処理を終了(ステップS12)する。
また、上記ステップS5で「積分値<規定値」であると判断された場合において、制御部20は、ステップS6で、現在のオフセット値を+1するようにA/D変換器18を制御する。
一方、上記ステップS5で「積分値>規定値」であると判断された場合において、制御部20は、ステップS7で、現在のオフセット値を−1するようにA/D変換器18を制御する。
すなわち、制御部20は、積分値が規定値に等しくなるように、A/D変換器18のオフセット値を段階的に修正している。
そして、上記ステップS6またはS7の後、制御部20は、ステップS8で、積分値が規定値に対して±1の範囲にはいった回数が、予め設定された所定回数(例えば30〜40)を越えたか否かの回数判定を行ない、越えていないと判断された場合(NO)、ステップS5の処理に戻される。
また、上記ステップS8で積分値が規定値に対して±1の範囲にはいった回数が、予め設定された所定回数を越えたと判断された場合(YES)において、制御部20は、ステップS9で、規定値に対して±1の範囲に積分値が収まっているか否かを判別する最終判別を実行する。
そして、収まっていると判断された場合(YES)、制御部20は、ステップS10で、オフセット調整が完了したと判断し、処理を終了(ステップS12)する。また、収まっていないと判断された場合(NO)、制御部20は、ステップS11で、オフセット調整不能と判断し、処理を終了(ステップS12)する。
図5は、上記ゲイン調整動作をまとめたフローチャートを示している。まず、処理が開始(ステップS13)されると、ステップS14で、前記映像信号入力端子17を介してゲイン調整用のアナログ映像信号をA/D変換器18に入力する。この場合、ゲイン調整用のアナログ映像信号はRGB信号であり、最大レベルMax(白レベル)を入力する。
すると、前記制御部20は、ステップS15で、前記積分回路19に対する積分範囲、つまり、積分回路19から積分値を読み出すための信号取り込み範囲を設定し、ステップS16で、先に設定した積分範囲における積分値を積分回路19から読み取る。
その後、制御部20は、ステップS17で、積分回路19から読み取った積分値を、予め前記メモリ部21に設定されている規定値と比較して、「積分値=規定値」、「積分値<規定値」、「積分値>規定値」の3種類のいずれの状態になっているかを判別する。
そして、「積分値=規定値」であると判断された場合において、制御部20は、ステップS22で、ゲイン調整が完了したと判断し、処理を終了(ステップS24)する。
また、上記ステップS17で「積分値<規定値」であると判断された場合において、制御部20は、ステップS18で、現在のゲイン値を+1するようにA/D変換器18を制御する。
一方、上記ステップS17で「積分値>規定値」であると判断された場合において、制御部20は、ステップS19で、現在のゲイン値を−1するようにA/D変換器18を制御する。
すなわち、制御部20は、積分値が規定値に等しくなるように、A/D変換器18のゲイン値を段階的に修正している。
そして、上記ステップS18またはS19の後、制御部20は、ステップS20で、積分値が規定値に対して±1の範囲にはいった回数が、予め設定された所定回数(例えば30〜40)を越えたか否かの回数判定を行ない、越えていないと判断された場合(NO)、ステップS17の処理に戻される。
また、上記ステップS20で積分値が規定値に対して±1の範囲にはいった回数が、予め設定された所定回数を越えたと判断された場合(YES)において、制御部20は、ステップS21で、規定値に対して±1の範囲に積分値が収まっているか否かを判別する最終判別を実行する。
そして、収まっていると判断された場合(YES)、制御部20は、ステップS22で、ゲイン調整が完了したと判断し、処理を終了(ステップS24)する。また、収まっていないと判断された場合(NO)、制御部20は、ステップS23で、ゲイン調整不能と判断し、処理を終了(ステップS24)する。
上記した実施の形態によれば、A/D変換器18にオフセット調整用及びゲイン調整用のアナログ映像信号を入力して得られた積分値が、予め設定された規定値に完全に一致しなくても、規定値に±1した誤差範囲に予め設定された所定回数以上はいっていることにより、調整完了と判断するようにしたので、A/D変換器18に対するオフセット調整及びゲイン調整の効率化を図ることができる。
図6は、オフセット調整用及びゲイン調整用のアナログRGB信号をA/D変換器18に入力して、オフセットとゲインとを自動調整する動作をまとめたフローチャートを示している。
まず、処理が開始(ステップS25)されると、ステップS26で、前記映像信号入力端子17を介して調整用のアナログRGB信号がA/D変換器18に入力される。この調整用のアナログRGB信号は、図7に示すように、1水平期間内で、オフセット調整用の最小レベルMinとゲイン調整用の最大レベルMaxとが混在するものである。
この場合、上記制御部20では、入力されたRGB信号の最小レベルMinの部分にオフセット調整用積分範囲を設定し、最大レベルMaxの部分にゲイン調整用積分範囲を設定することになる。
すると、制御部20は、ステップS27で、オフセット調整用積分範囲に先に図4で説明したオフセット調整を実行し、ステップS28で、ゲイン調整用積分範囲に先に図5で説明したゲイン調整を実行する。
そして、制御部20は、ステップS29で、ステップS28におけるゲイン調整で微妙にずれたオフセットを再度調整し直し、ステップS30で、オフセット及びゲインの自動調整が完了したことを確認して、処理を終了(ステップS31)する。
なお、オフセット調整とゲイン調整とは、最初にオフセット調整を行ない、以後、交互に複数回繰り返し行なうようにすれば、より一層信頼性の高い調整を行なうことが可能である。
また、ステップS27,S29におけるG信号によるオフセット調整結果は、Y信号に対しても適応可能である。さらに、ステップS28におけるRGB信号によるゲイン調整結果は、YCbCr信号に対しても適応することができる。
図8は、オフセット調整用のアナログCbCr信号をA/D変換器18に入力して、オフセットを自動調整する動作をまとめたフローチャートを示している。まず、処理が開始(ステップS32)されると、ステップS33で、前記映像信号入力端子17を介してオフセット調整用のアナログCbCr信号がA/D変換器18に入力される。
このアナログCbCr信号は、図9に示すように、色のないフラットな信号であり、例えば白黒の信号であれば使用することができる。そして、上記制御部20では、入力されたCbCr信号の任意の部分にオフセット調整用積分範囲を設定する。
すると、制御部20は、ステップS34で、オフセット調整用積分範囲に先に図4で説明したオフセット調整を実行する。この場合、CbCrであるので、規定値は、最大レベルMaxと最小レベルMinとの中央レベル、つまり、8ビットであれば、00h〜FFhの中央値である80hとなる。その後、制御部20は、ステップS35で、オフセットの自動調整が完了したことを確認して、処理を終了(ステップS36)する。
図10は、オフセット調整用及びゲイン調整用のアナログRGB信号をA/D変換器18に入力してオフセットとゲインとを自動調整した後、引き続き、オフセット調整用のアナログCbCr信号をA/D変換器18に入力してオフセットを自動調整する動作をまとめたフローチャートを示している。
すなわち、処理が開始(ステップS37)されると、ステップS38で、前記映像信号入力端子17を介して調整用のアナログRGB信号がA/D変換器18に入力される。すると、制御部20は、ステップS39で、オフセット調整用積分範囲に先に図4で説明したオフセット調整を実行し、ステップS40で、ゲイン調整用積分範囲に先に図5で説明したゲイン調整を実行する。
そして、制御部20は、ステップS41で、ステップS40におけるゲイン調整で微妙にずれたオフセットを再度調整し直し、ステップS42で、オフセット及びゲインの自動調整が完了したことを確認する。
その後、ステップS43で、前記映像信号入力端子17を介してオフセット調整用のアナログCbCr信号がA/D変換器18に入力される。すると、制御部20は、ステップS44で、オフセット調整用積分範囲に先に図4で説明したオフセット調整を実行する。その後、制御部20は、ステップS45で、オフセットの自動調整が完了したことを確認して、処理を終了(ステップS46)する。
図11は、上記した実施の形態の変形例を示している。図11において、図2と同一部分に同一符号を付して説明すると、積分回路19と映像表示器14との間に、制御部20の制御によって映像表示器14にカーソルを表示させるカーソル挿入部23を介在させている。
この場合、積分回路19の積分範囲内における映像信号に対して、ある一定のレベルになるように処理を施した信号をカーソルとして用いるようにすると、オフセットやゲインの調整中に、映像表示器14の表示パネル14aには、積分されている範囲が表示されることになる。このように、積分されている部分が表示されることにより、調整動作が正常に行なわれているか否かをユーザが判別することができ、調整の信頼性も高めることができる。
図12は、上記した実施の形態のさらに他の変形例を示している。図12において、図11と同一部分に同一符号を付して説明すると、積分回路19の出力から映像信号の最大と最小のピーク値を検出するピーク値検出部24を備えている。
そして、ピーク値検出部24の検出結果から、現在設定されているゲイン以上のレベルを有する映像信号である場合には、その映像信号の振幅が全てゲイン内に収まるように、メモリ部21に設定されている規定値を変更する。これにより、映像信号の細かい黒ディテールのつぶれや、ホワイトつぶれを防ぐことが可能となる。
なお、この発明は上記した実施の形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を種々変形して具体化することができる。また、上記した実施の形態に開示されている複数の構成要素を適宜に組み合わせることにより、種々の発明を形成することができる。例えば、実施の形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除しても良いものである。さらに、異なる実施の形態に係る構成要素を適宜組み合わせても良いものである。
11…映像表示装置、12…キャビネット、13…支持台、14…映像表示器、15…操作部、16…基台、17…映像信号入力端子、18…A/D変換器、19…積分回路、20…制御部、21…メモリ部、22…アナログ映像信号、23…カーソル挿入部、24…ピーク値検出部。
Claims (12)
- 入力されたアナログ映像信号をデジタル化するA/D変換手段と、
前記A/D変換手段でデジタル化された映像信号を所定の積分範囲内で積分する積分手段と、
前記積分手段の出力信号に基づいて映像表示を行なう映像表示手段と、
前記A/D変換手段に入力されるアナログ映像信号が前記A/D変換手段のオフセット調整用信号である場合、前記積分手段で得られた積分値と予め設定された規定値との差分を検出する検出手段と、
前記検出手段で差分が検出された場合、前記積分値が前記規定値に等しくなるように、前記A/D変換手段のオフセット値を修正する修正手段と、
前記修正手段で修正されたオフセット値が、前記規定値に所定の誤差を付加した範囲内に含まれる回数に基づいて、オフセット調整の完了を判別する判別手段とを具備することを特徴とする映像信号処理装置。 - 前記A/D変換手段のオフセット調整用信号は、黒レベルのアナログRGB信号及び無色のCbCr信号のいずれかであることを特徴とする請求項1記載の映像信号処理装置。
- 入力されたアナログ映像信号をデジタル化するA/D変換手段と、
前記A/D変換手段でデジタル化された映像信号を所定の積分範囲内で積分する積分手段と、
前記積分手段の出力信号に基づいて映像表示を行なう映像表示手段と、
前記A/D変換手段に入力されるアナログ映像信号が前記A/D変換手段のゲイン調整用信号である場合、前記積分手段で得られた積分値と予め設定された規定値との差分を検出する検出手段と、
前記検出手段で差分が検出された場合、前記積分値が前記規定値に等しくなるように、前記A/D変換手段のゲイン値を修正する修正手段と、
前記修正手段で修正されたゲイン値が、前記規定値に所定の誤差を付加した範囲内に含まれる回数に基づいて、ゲイン調整の完了を判別する判別手段とを具備することを特徴とする映像信号処理装置。 - 前記A/D変換手段のゲイン調整用信号は、白レベルのアナログRGB信号であることを特徴とする請求項3記載の映像信号処理装置。
- 前記積分手段の出力信号のピークレベルを検出するピーク検出手段と、
前記ピーク検出手段で検出されたピークレベルが前記A/D変換手段に設定されているゲインの範囲を越えている場合、前記積分手段の出力信号が全て前記A/D変換手段のゲイン内に収まるように前記規定値を変更する変更手段とを具備することを特徴とする請求項3記載の映像信号処理装置。 - 前記積分手段の所定の積分範囲内の出力信号に基づいて、前記映像表示手段に表示させるカーソルを生成するカーソル生成手段を具備し、前記カーソルにより調整中の積分範囲を表示させることを特徴とする請求項1または3記載の映像信号処理装置。
- 入力されたアナログ映像信号をデジタル化するA/D変換手段と、
前記A/D変換手段でデジタル化された映像信号を所定の積分範囲内で積分する積分手段と、
前記積分手段の出力信号に基づいて映像表示を行なう映像表示手段と、
前記A/D変換手段に入力されるアナログ映像信号が前記A/D変換手段のオフセット調整用信号である場合、前記積分手段で得られた積分値と予め設定された第1の規定値との差分を検出する第1の検出手段と、前記第1の検出手段で差分が検出された場合、前記積分値が前記第1の規定値に等しくなるように、前記A/D変換手段のオフセット値を修正する第1の修正手段と、前記第1の修正手段で修正されたオフセット値が、前記第1の規定値に所定の誤差を付加した範囲内に含まれる回数に基づいて、オフセット調整の完了を判別する第1の判別手段とを有するオフセット調整手段と、
前記A/D変換手段に入力されるアナログ映像信号が前記A/D変換手段のゲイン調整用信号である場合、前記積分手段で得られた積分値と予め設定された第2の規定値との差分を検出する第2の検出手段と、前記第2の検出手段で差分が検出された場合、前記積分値が前記第2の規定値に等しくなるように、前記A/D変換手段のゲイン値を修正する第2の修正手段と、前記第2の修正手段で修正されたゲイン値が、前記第2の規定値に所定の誤差を付加した範囲内に含まれる回数に基づいて、ゲイン調整の完了を判別する第2の判別手段とを有するゲイン調整手段とを具備することを特徴とする映像信号処理装置。 - 前記オフセット調整手段によるオフセット調整動作と、前記ゲイン調整手段によるゲイン調整動作とは、交互に繰り返し行なわれることを特徴とする請求項7記載の映像信号処理装置。
- 入力されたアナログ映像信号をA/D変換手段によりデジタル化する工程と、
デジタル化された映像信号を積分手段により所定の積分範囲内で積分する工程と、
前記積分手段の出力信号に基づいて映像表示手段により映像表示を行なう工程と、
前記A/D変換手段に入力されるアナログ映像信号が前記A/D変換手段のオフセット調整用信号である場合、前記積分手段で得られた積分値と予め設定された規定値との差分を検出する工程と、
差分が検出された場合、前記積分値が前記規定値に等しくなるように、前記A/D変換手段のオフセット値を修正する工程と、
修正されたオフセット値が、前記規定値に所定の誤差を付加した範囲内に含まれる回数に基づいて、オフセット調整の完了を判別する工程とを具備することを特徴とする映像信号処理方法。 - 入力されたアナログ映像信号をA/D変換手段によりデジタル化する工程と、
デジタル化された映像信号を積分手段により所定の積分範囲内で積分する工程と、
前記積分手段の出力信号に基づいて映像表示手段により映像表示を行なう工程と、
前記A/D変換手段に入力されるアナログ映像信号が前記A/D変換手段のゲイン調整用信号である場合、前記積分手段で得られた積分値と予め設定された規定値との差分を検出する工程と、
差分が検出された場合、前記積分値が前記規定値に等しくなるように、前記A/D変換手段のゲイン値を修正する工程と、
修正されたゲイン値が、前記規定値に所定の誤差を付加した範囲内に含まれる回数に基づいて、ゲイン調整の完了を判別する工程とを具備することを特徴とする映像信号処理方法。 - 前記請求項7に記載の映像信号処理装置を制御する方法であって、
前記オフセット調整手段によるオフセット調整動作を行なう第1の工程と、
前記第1の工程の後、前記ゲイン調整手段によるゲイン調整動作と、前記オフセット調整手段によるオフセット調整動作とを、交互に繰り返し行なう工程とを具備することを特徴とする映像信号処理方法。 - 前記請求項7に記載の映像信号処理装置を制御する方法であって、
前記オフセット調整手段がオフセット調整用信号としてRGB信号を用いてオフセット調整動作を行なう第1の工程と、
前記第1の工程の後、前記ゲイン調整手段がゲイン調整用信号としてRGB信号に基づいてゲイン調整動作を行なう第2の工程と、
前記第2の工程の後、前記オフセット調整手段がオフセット調整用信号としてCbCr信号を用いてオフセット調整動作を行なう第3の工程とを具備することを特徴とする映像信号処理方法。
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