JP2993437B2 - カラー受像管用ガラスバルブ及びカラー受像管 - Google Patents

カラー受像管用ガラスバルブ及びカラー受像管

Info

Publication number
JP2993437B2
JP2993437B2 JP8241364A JP24136496A JP2993437B2 JP 2993437 B2 JP2993437 B2 JP 2993437B2 JP 8241364 A JP8241364 A JP 8241364A JP 24136496 A JP24136496 A JP 24136496A JP 2993437 B2 JP2993437 B2 JP 2993437B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
face plate
picture tube
color picture
color
glass bulb
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP8241364A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH1064451A (ja
Inventor
如信 井口
一郎 内海
幸治 採田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Family has litigation
First worldwide family litigation filed litigation Critical https://patents.darts-ip.com/?family=17073198&utm_source=google_patent&utm_medium=platform_link&utm_campaign=public_patent_search&patent=JP2993437(B2) "Global patent litigation dataset” by Darts-ip is licensed under a Creative Commons Attribution 4.0 International License.
Application filed by Sony Corp filed Critical Sony Corp
Priority to JP8241364A priority Critical patent/JP2993437B2/ja
Priority to US08/914,118 priority patent/US6016028A/en
Priority to EP97401955A priority patent/EP0825632B1/en
Priority to SG1997003005A priority patent/SG54547A1/en
Priority to DE69733454T priority patent/DE69733454T2/de
Priority to KR1019970040044A priority patent/KR100406270B1/ko
Priority to CNB971185964A priority patent/CN1134042C/zh
Publication of JPH1064451A publication Critical patent/JPH1064451A/ja
Publication of JP2993437B2 publication Critical patent/JP2993437B2/ja
Application granted granted Critical
Priority to US10/050,537 priority patent/USRE39739E1/en
Priority to KR1020030049111A priority patent/KR100447053B1/ko
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01JELECTRIC DISCHARGE TUBES OR DISCHARGE LAMPS
    • H01J29/00Details of cathode-ray tubes or of electron-beam tubes of the types covered by group H01J31/00
    • H01J29/86Vessels; Containers; Vacuum locks
    • H01J29/861Vessels or containers characterised by the form or the structure thereof
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01JELECTRIC DISCHARGE TUBES OR DISCHARGE LAMPS
    • H01J29/00Details of cathode-ray tubes or of electron-beam tubes of the types covered by group H01J31/00
    • H01J29/86Vessels; Containers; Vacuum locks
    • H01J29/89Optical or photographic arrangements structurally combined or co-operating with the vessel

Landscapes

  • Vessels, Lead-In Wires, Accessory Apparatuses For Cathode-Ray Tubes (AREA)
  • Electrodes For Cathode-Ray Tubes (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば家庭用テレ
ビジョンカラー受像管やコンピュータのモニター、カラ
ーディスプレイ装置といったカラー受像管、及び、かか
るカラー受像管にて用いられるカラー受像管用ガラスバ
ルブに関する。
【0002】
【従来の技術】カラー受像管は、テレビジョンカラー受
像管やコンピュータのモニター、カラーディスプレイ装
置等、家庭用から産業用に至るまで多種の機器に用いら
れている。一般に、カラー受像管を構成するガラスバル
ブは、フェースプレートとファンネルから構成されてお
り、フェースプレートとファンネルとはガラス接着剤で
接合されている。フェースプレートの内面には、赤、緑
及び青の3色を発光するための発光体層が設けられてい
る。そして、ガラスバルブの内部には、フェースプレー
トの内面と対向して色選別用マスクが配設されている。
【0003】カラー受像管の大型化に伴い、歪みのない
画面で、より自然な表示への要求を満たすために、ガラ
スバルブのフェースプレートを平面化(フラット化)す
ることが要望されている。このような、平面化されたフ
ェースプレートを有するカラー受像管は、例えば特開平
7−99030号公報から公知である。この特許公開公
報に開示されたカラー受像管は、平面ガラスパネル部を
含むバルブと、このバルブ内において平面ガラスパネル
部に対向する平面状シャドウマスクとを備えている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、特開平
7−99030号公報に開示された平面ガラスパネル部
を有するカラー受像管においては、色選別用マスクの横
方向(X方向)及び縦方向(Y方向)に対して均一に張
力を加えることは困難であり、従来設備とは大幅に異な
る新規の設備も必要となる。また、外部から加わる振動
によって色選別用マスクが振動することを防止すること
が難しく、色選別用マスクの振動による画質の劣化とい
った問題が生じ易い。また、平面ガラスパネル部の厚さ
が均一であるために、所謂アーチ効果が無く、外部から
の機械的衝撃に対するガラスパネル部の耐性が低く、防
爆強度を確保するためにはガラスパネル部全体の厚さを
厚くする必要がある。このようにガラスパネル部全体の
厚さを厚くすると、ガラスパネル部での光の屈折によっ
て画像の歪みが大きくなるばかりか、カラー受像管全体
の重量が重くなるという問題がある。ここで、アーチ効
果とは、ガラスバルブのフェースプレートが外側に向か
って凸状となっている場合、外部からフェースプレート
に機械的衝撃が加わったとき、フェースプレートの内面
に圧縮力が加わる結果、フェースプレートの耐衝撃性が
高まる効果を指す。尚、平面状のガラスバルブのフェー
スプレートに外部から機械的衝撃が加わった場合、フェ
ースプレートの内面に引っ張り力が加わる結果、フェー
スプレートが破損し易い。
【0005】従って、本発明の第1の目的は、外面が平
面であってしかも耐衝撃性の高いカラー受像管用ガラス
バルブを提供することにある。更に、本発明の第2の目
的は、外面が平面であってしかも耐衝撃性が高く、色選
別用マスクに対して従来技術の延長で容易に且つ安定し
た特性を付与することができ、しかも、外部から加わる
振動によっても色選別用マスクが振動し難いカラー受像
管を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の第1の目的を達成
するための本発明のカラー受像管用ガラスバルブは、フ
ェースプレートの有効画面領域の外面が実質的に平面で
あり、フェースプレートの有効画面領域の水平方向周辺
部の厚さが、有効画面領域の中央部の厚さよりも厚いこ
とを特徴とする。
【0007】ここで、フェースプレートの有効画面領域
とは、カラー受像管用ガラスバルブをカラー受像管に組
み込んだとき、実際に画像が写し出されるフェースプレ
ートの領域を意味する。また、フェースプレートの有効
画面領域の外面が実質的に平面であるとは、フェースプ
レートの製造誤差許容範囲内で平面であることを意味す
る。例えば、28インチサイズのガラスバルブにおける
フェースプレートの場合の製造誤差許容範囲は1〜2m
m程度以下である。この場合には、目視では実質的に完
全な平面であるように見える。更には、フェースプレー
トの有効画面領域の厚さの、有効画面領域の中央部から
水平方向周辺部へ向かっての変化は、弧、あるいは、多
項式で表現することができる。ガラスバルブを水平に保
持し、フェースプレートを垂直面で切断したと仮定した
ときの、フェースプレートの内面の描く曲線は、直線で
あってもよいし、弧、あるいは又、多項式で表現された
曲線であってもよい。フェースプレートの有効画面領域
の水平方向周辺部の厚さをT、有効画面領域の中央部の
厚さをT0としたとき、T=1.2T0〜1.3T0であ
ることが好ましい。
【0008】本発明のカラー受像管用ガラスバルブは、
上記のとおり、フェースプレートの有効画面領域の外面
が実質的に平面であるが故に、平面化(フラット化)を
達成することができる。また、フェースプレートの内面
に関しては、たとえ有効画面領域の水平方向周辺部の厚
さが中央部の厚さよりも20〜30%(例えば、3〜5
mm)厚くなったとしても、屈折効果により周辺部はや
や浮いて見える現象が加わる結果、フェースプレートは
目視では実質的に平面に見える。しかも、フェースプレ
ートの有効画面領域の水平方向周辺部の厚さが、有効画
面領域の中央部の厚さよりも厚いので、所謂アーチ効果
が生じる結果、外部からの機械的衝撃に対するガラスパ
ネル部の耐性が高く、防爆強度を確保するためにフェー
スプレート全体の厚さを厚くする必要がない。
【0009】上記の第2の目的を達成するための本発明
のカラー受像管は、(イ)フェースプレートの有効画面
領域の外面が実質的に平面であるガラスバルブと、
(ロ)該ガラスバルブの内部に、フェースプレートの内
面と対向して配設され、フェースプレートに向かって凸
状の曲率を有する色選別用マスク、を備えていることを
特徴とする。
【0010】ここで、色選別用マスクの曲率とは、カラ
ー受像管を水平に保持し、色選別用マスクを水平面で切
断したと仮定したときの、色選別用マスクの断面が描く
曲線の曲率を意味する。かかる曲線は、弧とすることが
好ましく、この場合には、色選別用マスクの曲率とは、
かかる弧の半径の逆数に相当する。色選別用マスクの形
式としては、シャドウマスク、アパーチャーグリルを挙
げることができる。
【0011】色選別用マスクをアパーチャーグリルとす
る場合、カラー受像管にはフレーム部材が備えられ、縦
方向に張力を加えた状態で色選別用マスクをフレーム部
材に取り付けることが好ましい。
【0012】本発明のカラー受像管用ガラスバルブ、あ
るいはカラー受像管におけるガラスバルブのフェースプ
レートの外面には、必須ではないが、樹脂製フィルムを
接着することが、フェースプレートの高強度化のために
好ましい。本発明においては、フェースプレートの外面
が実質的に平面であるが故に、容易に樹脂製フィルムを
フェースプレートの外面に接着することができる。樹脂
製フィルムのフェースプレートへの接着は、例えばアク
リル系感圧接着剤を用いればよい。樹脂製フィルムとし
ては、ポリエチレン、ポリエチレンテレフタレート、ポ
リエステル、ポリスチレンを例示することができる。樹
脂製フィルムは多層構成とすることもできる。例えば、
樹脂製フィルムの外面又は内面に粉末状の酸化錫(Sn
2)等の導電性材料を酸化シリコンから成る接着剤を
用いて接着したり、樹脂製フィルムの外面又は内面に酸
化錫等の導電性材料を塗布、蒸着やスパッタリングする
ことで、フェースプレートの帯電を防止するのに十分な
程度の導電性を樹脂製フィルムに付与することができ
る。あるいは又、樹脂製フィルムの外面(フェースプレ
ート側とは反対側の表面)に、表面硬度を向上させるた
めの硬質膜が形成されていてもよい。硬質膜としてはシ
リコーンハードコート膜を挙げることができる。あるい
は又、樹脂製フィルムは、フェースプレート及び樹脂製
フィルムを通過する光の光透過率を制御するために着色
されていてもよい。更には、樹脂製フィルムの外面に
は、外部から入射する光の反射を防ぐ無反射層や凹凸が
形成されていてもよい。
【0013】本発明のカラー受像管においては、フェー
スプレートの有効画面領域の外面が実質的に平面である
ガラスバルブを用いるので、平滑な画面を有するカラー
受像管を実現することができる。しかも、フェースプレ
ートに向かって凸状の曲率を有する色選別用マスクを備
えているので、例えばアパーチャーグリルを色選別用マ
スクとして用いる場合、従来のとおり、ダンピングワイ
ヤーを用いることによって、外部からの振動によって色
選別用マスクが振動することを効果的に防止することが
できる。また、十分な張力にて色選別用マスクをフレー
ム部材に取り付けることができるので、色選別用マスク
に電子ビームが衝突することによって色選別用マスクが
熱膨張するといったドーミング現象によって色ずれが発
生することを効果的に防止することができる。また、ア
パーチャーグリル以外のシャドウマスクを色選別用マス
クとして用いる場合にも、従来と同様に凸面整形ができ
るので、従来と同様の構造とすることが可能となる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して、発明の実
施の形態(以下、実施の形態と略す)に基づき本発明を
説明する。
【0015】(実施の形態1)実施の形態1におけるカ
ラー受像管を部分的に切断した模式図を、図1に示す。
本発明のカラー受像管においては、フェースプレート1
0の有効画面領域の外面10Aが実質的に平面であるガ
ラスバルブ1と、このガラスバルブ1の内部に、フェー
スプレート10の内面10Bと対向して配設され、フェ
ースプレート10に向かって凸状の曲率を有する色選別
用マスク20とが備えられている。実施の形態1のフェ
ースプレート10に関しては、その有効画面領域の外面
10Aが実質的に平面であり、フェースプレート10の
有効画面領域の水平方向周辺部の厚さTが、有効画面領
域の中央部の厚さT0よりも厚い。言い換えれば、ガラ
スバルブ1のフェースプレート10の内面10Bは、色
選別用マスク20に向かって凹状の曲率を有する。そし
て、色選別用マスク20の曲率は、フェースプレート1
0の内面10Bの曲率よりも大きい。
【0016】ガラスバルブ1を水平に保持し、フェース
プレート10を水平面で切断したと仮定したときの、フ
ェースプレート10の内面10Bの描く曲線は、弧であ
ってもよいし、あるいは又、多項式で表現する曲線であ
ってもよい。かかる曲線が弧で表現される場合には、弧
の半径の逆数がフェースプレート10の内面10Bの曲
率に相当する。また、かかる曲線が多項式で表現される
場合には、フェースプレート10の有効画面領域の水平
方向周辺部と有効画面領域の中央部の3点を結ぶ弧の半
径の逆数を、フェースプレート10の内面10Bの曲率
と定義する。実施の形態1のカラー受像管においては、
色選別用マスク20の曲率がフェースプレート10の内
面10Bの曲率よりも大きいので、フェースプレート1
0の有効画面領域の中央部から色選別用マスクまでの距
離よりも、フェースプレート10の有効画面領域の水平
方向周辺部から色選別用マスクまでの距離の方が長い。
然るに、実施の形態1におけるカラー受像管において、
色選別用マスク20に設けられた開口部21(図4の
(B)参照)と開口部21との間の間隔(ピッチ)を、
フェースプレート10の水平方向周辺部に向かうに従っ
て広げることによって、特に、テレビジョンカラー受像
管の周辺部における色純度を大幅に改善することができ
る。
【0017】フェースプレート10はガラス接着剤によ
ってファンネル11と接合されている。ファンネル11
の近傍のフェースプレート10にはテンションバンド1
2が巻かれており、ガラスバルブ1の強度を高めてい
る。図4の(A)に模式的な斜視図を示すように、アパ
ーチャーグリル形式の色選別用マスク20は、縦方向に
張力を加えた状態で、抵抗溶接法やレーザ溶接法によっ
てフレーム部材22に取り付けられている。フレーム部
材22は、スプリングから成る取付具23によって、フ
ェースプレート10に着脱自在に取り付けられている。
尚、カラー受像管のその他の構造は、従来のカラー受像
管と同様であり、詳細な説明は省略する。
【0018】フェースプレート10の外面10Aには、
アクリル系感圧接着剤を用いてポリエチレンテレフタレ
ート製の樹脂製フィルム30が接着されている。この樹
脂製フィルム30には、例えば、フェースプレートの帯
電を防止するのに十分な程度の導電性が付与され、樹脂
製フィルムの外面にはシリコーンハードコート膜が形成
されている。
【0019】28インチ型カラー受像管において、フェ
ースプレート10の有効画面領域中央部の外面10Aが
定盤と接するようにフェースプレート10の外面10A
を定盤の上に置いたとき、フェースプレート10の有効
画面領域の水平方向周辺部と定盤との間に1〜2mm程
度の隙間が生じることがあるが、この程度のフェースプ
レート10の外面10Aの湾曲は、フェースプレートの
製造誤差許容範囲内である。この程度の製造誤差許容範
囲内にあるフェースプレートは、人間の目には十分平滑
に見える。
【0020】28インチ型カラー受像管においては、フ
ェースプレートの有効画面領域の水平方向周辺部の厚さ
Tを18mm、有効画面領域の中央部の厚さT0を15
mmとした。尚、フェースプレート10の内面10Bの
描く曲線を弧としたので、フェースプレート10の内面
10Bの曲率半径は約10000mmである。フェース
プレートの外面が平面であるが故に、フェースプレート
の内面がこの程度湾曲していても、画像表示時には、や
はりフェースプレートは平面に見える。また、色選別用
マスクの曲率半径を約8000mmとした。実施の形態
1においては、色選別用マスク20に設けられた開口部
21と開口部21との間の間隔(ピッチ)を、フェース
プレート10の有効画面領域の中央部において0.56
mmとし、水平方向周辺部に向かうに従って徐々に広
げ、フェースプレート10の有効画面領域の水平方向周
辺部で0.8mmとした。これによって、テレビジョン
カラー受像管の周辺部における色純度を大幅に改善する
ことができる。
【0021】(実施の形態2)実施の形態2におけるカ
ラー受像管においては、有効画面領域におけるフェース
プレート10の厚さを、図2に示すように、実質的に均
一とした。ここで、実質的に均一であるとは、フェース
プレートの製造誤差許容範囲内で均一であることを意味
する。即ち、フェースプレート10の内面10Bを、実
質的に平面とした。尚、色選別用マスク20はフェース
プレート10に向かって凸状の曲率を有することは、実
施の形態1と同様である。実施の形態2のカラー受像管
においても、色選別用マスク20に設けられた開口部2
1と開口部21との間の間隔(ピッチ)は、フェースプ
レート10の水平方向周辺部に向かうに従って広げられ
ている。
【0022】実施の形態2のカラー受像管においては、
フェースプレート10が平板であるが故に、実施の形態
1におけるフェースプレートよりもその厚さを厚くする
必要がある。しかしながら、フェースプレートに向かっ
て凸状の曲率を有する色選別用マスクを備えているの
で、外部からの振動によって色選別用マスクが振動する
ことを効果的に防止することができるし、ドーミング現
象によって色ずれが発生することを効果的に防止するこ
とができる。
【0023】(実施の形態3)実施の形態3におけるカ
ラー受像管においては、図3に示すように、ガラスバル
ブ1のフェースプレート10の内面10Bは、色選別用
マスク20に向かって凹状の曲率を有し、色選別用マス
ク20の曲率は、フェースプレート10の内面10Bの
曲率と略等しい。より具体的には、色選別用マスク20
の曲率半径は、フェースプレート10の内面10Bの曲
率半径の90%乃至100%の範囲内にある。この場合
には、色選別用マスク20に設けられた開口部21と開
口部21との間の間隔(ピッチ)を、フェースプレート
10の水平方向の位置に拘わらず一定とすることが好ま
しい。
【0024】以上、本発明を、発明の実施の形態に基づ
き説明したが、本発明はこれらに限定されるものではな
い。発明の実施の形態において挙げた数値は例示であ
り、適宜変更することができるし、カラー受像管の構造
も例示である。
【0025】
【発明の効果】本発明のカラー受像管用ガラスバルブを
用いることにより、カラー受像管の平面化(フラット
化)を達成することができるだけでなく、外部からの機
械的衝撃に対するガラスパネル部の耐性が高く、防爆強
度を確保するためにフェースプレートの厚さを厚くする
必要がない。平板のフェースプレートと比較して、10
%〜20%程度、フェースプレートの軽量化を図ること
ができる。
【0026】また、本発明のカラー受像管により、従来
と同じ生産方式及び品質を保ちながら、カラー受像管の
平面化(フラット化)を達成することができる。しか
も、フェースプレートに向かって凸状の曲率を有する色
選別用マスクを備えているので、外部からの振動によっ
て色選別用マスクが振動することを効果的に防止するこ
とができるだけでなく、ドーミング現象によって色ずれ
が発生することを効果的に防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】発明の実施の形態1に係るカラー受像管の一部
を切り欠いた模式図である。
【図2】発明の実施の形態2に係るカラー受像管の一部
を切り欠いた模式図である。
【図3】発明の実施の形態3に係るカラー受像管の一部
を切り欠いた模式図である。
【図4】アパーチャーグリル形式の色選別用マスクの模
式的な斜視図、及び色選別用マスクに設けられた開口部
の部分の拡大された模式図である。
【符号の説明】
1・・・ガラスバルブ、10・・・フェースプレート、
10A・・・フェースプレートの外面、10B・・・フ
ェースプレートの内面、11・・・ファンネル、12・
・・テンションバンド、20・・・色選別用マスク、2
1・・・開口部、22・・・フレーム部材、23・・・
取付具、30・・・樹脂製フィルム
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平7−99030(JP,A) 特開 平2−148544(JP,A) 特開 平3−192635(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H01J 29/86 H01J 9/14 H01J 29/07

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (イ)フェースプレートの有効画面領域の
    外面が実質的に平面であり、内面が下記の色選別用マス
    クに向かって凹状の曲率を有するガラスバルブと、 (ロ)該ガラスバルブの内部に、フェースプレートの内
    面と対向して配設され、フェースプレートに向かって
    フェースプレートの内面の曲率より大きい凸状の曲率を
    有する色選別用マスク、を備えていることを特徴とする
    カラー受像管。
  2. 【請求項2】色選別用マスクには複数の開口部が設けら
    れており、開口部と開口部との間の間隔は、フェースプ
    レートの水平方向周辺部に向かうに従って広がっている
    ことを特徴とする請求項1に記載のカラー受像管。
  3. 【請求項3】(イ)フェースプレートの有効画面領域の
    外面が実質的に平面であり、有効画面領域におけるフェ
    ースプレートの厚さが実質的に均一であるガラスバルブ
    と、 (ロ)該ガラスバルブの内部に、フェースプレートの内
    面と対向して配設され、フェースプレートに向かって凸
    状の曲率を有する色選別用マスク、 を備えていることを
    特徴とするカラー受像管。
  4. 【請求項4】色選別用マスクには複数の開口部が設けら
    れており、開口部と開口部との間の間隔は、フェースプ
    レートの水平方向周辺部に向かうに従って広がっている
    ことを特徴とする請求項3に記載のカラー受像管。
JP8241364A 1996-08-23 1996-08-23 カラー受像管用ガラスバルブ及びカラー受像管 Expired - Lifetime JP2993437B2 (ja)

Priority Applications (9)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8241364A JP2993437B2 (ja) 1996-08-23 1996-08-23 カラー受像管用ガラスバルブ及びカラー受像管
US08/914,118 US6016028A (en) 1996-08-23 1997-08-19 Glass bulb for color picture tube and the same tube
EP97401955A EP0825632B1 (en) 1996-08-23 1997-08-20 Glass bulb for colour picture tube, and said tube
SG1997003005A SG54547A1 (en) 1996-08-23 1997-08-20 Glass bulb for color picture tube and the same tube
DE69733454T DE69733454T2 (de) 1996-08-23 1997-08-20 Glaskolben für Farbbildröhre, und diese Röhre
KR1019970040044A KR100406270B1 (ko) 1996-08-23 1997-08-22 컬러수상관용유리벌브및컬러수상관
CNB971185964A CN1134042C (zh) 1996-08-23 1997-08-23 阴极射线管
US10/050,537 USRE39739E1 (en) 1996-08-23 2002-01-18 Glass bulb for color picture tube and the same tube
KR1020030049111A KR100447053B1 (ko) 1996-08-23 2003-07-18 컬러수상관용 유리벌브 및 컬러수상관

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8241364A JP2993437B2 (ja) 1996-08-23 1996-08-23 カラー受像管用ガラスバルブ及びカラー受像管

Related Child Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP22493499A Division JP3159209B2 (ja) 1996-08-23 1999-08-09 カラー受像管

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH1064451A JPH1064451A (ja) 1998-03-06
JP2993437B2 true JP2993437B2 (ja) 1999-12-20

Family

ID=17073198

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8241364A Expired - Lifetime JP2993437B2 (ja) 1996-08-23 1996-08-23 カラー受像管用ガラスバルブ及びカラー受像管

Country Status (7)

Country Link
US (2) US6016028A (ja)
EP (1) EP0825632B1 (ja)
JP (1) JP2993437B2 (ja)
KR (2) KR100406270B1 (ja)
CN (1) CN1134042C (ja)
DE (1) DE69733454T2 (ja)
SG (1) SG54547A1 (ja)

Families Citing this family (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3271565B2 (ja) * 1997-02-24 2002-04-02 三菱電機株式会社 カラー陰極線管パネル
US6160344A (en) * 1997-04-12 2000-12-12 Samsung Display Devices Co., Ltd. Cathode-ray tube
JP3457563B2 (ja) * 1998-03-17 2003-10-20 株式会社東芝 カラー受像管
TW430849B (en) 1998-08-31 2001-04-21 Toshiba Corp Cathode-ray tube
WO2000068969A1 (fr) * 1999-05-10 2000-11-16 Nippon Electric Glass Co., Ltd. Ampoule en verre de tube cathodique
TW508613B (en) 1999-10-25 2002-11-01 Matsushita Electric Ind Co Ltd Cathode-ray tube
JP2001210260A (ja) * 2000-01-25 2001-08-03 Hitachi Ltd カラー受像管
KR100331820B1 (ko) * 2000-04-12 2002-04-09 구자홍 평면 음극선관
JP2004516620A (ja) * 2000-12-18 2004-06-03 コーニンクレッカ フィリップス エレクトロニクス エヌ ヴィ 外側ビーム間に偏向依存距離を有するカラー表示装置
EP1557862A1 (en) * 2004-01-20 2005-07-27 LG. Philips Displays Cathode ray tube with a panel portion
US7309953B2 (en) * 2005-01-24 2007-12-18 Principia Lightworks, Inc. Electron beam pumped laser light source for projection television
US20060220516A1 (en) * 2005-03-31 2006-10-05 Matsushita Toshiba Picture Display Co., Ld. Color picture tube
US20070126332A1 (en) * 2005-12-02 2007-06-07 Matsushita Toshiba Picture Display Co., Ltd. Color picture tube

Family Cites Families (28)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3873868A (en) * 1974-03-25 1975-03-25 Raytheon Co Display tube with color selective filtration
JPS511585B2 (ja) 1975-02-03 1976-01-19
GB1546889A (en) 1975-03-19 1979-05-31 Rca Corp Cathode ray tube having shadow mask
JPS5243359A (en) 1975-10-02 1977-04-05 Matsushita Electronics Corp Colour receiving tube
JPS5383572A (en) 1976-12-29 1978-07-24 Mitsubishi Electric Corp Color picture tube
US4537322B1 (en) * 1982-12-13 1998-03-10 Tokyo Shibaura Electric Co Glass envelope for a cathode-ray tube
US4535907B1 (en) * 1983-03-09 1998-03-10 Shibaura Denki Kk Cathode-ray tube
US4570101A (en) * 1983-09-06 1986-02-11 Rca Corporation Cathode-ray tube having a faceplate panel with a smooth aspherical screen surface
JPS61158651A (ja) 1984-12-28 1986-07-18 Toshiba Corp カラ−ブラウン管
JPH0644457B2 (ja) * 1986-01-30 1994-06-08 松下電子工業株式会社 カラ−受像管
JPS62213044A (ja) 1986-03-14 1987-09-18 Mitsubishi Electric Corp カラ−陰極線管
US4794299A (en) * 1986-03-25 1988-12-27 Zenith Electronics Corporation Flat tension mask color CRT front assembly with improved mask for degrouping error compensation
KR900004820B1 (ko) * 1987-03-03 1990-07-07 미쓰비시덴기 가부시기가이샤 새도 마스크식 컬러 브라운관
JPS6477841A (en) 1987-09-18 1989-03-23 Hitachi Ltd Color cathode-ray tube
JP2845908B2 (ja) 1988-11-30 1999-01-13 株式会社日立製作所 シャドウマスク型カラー陰極線管
KR900015239A (ko) * 1989-03-28 1990-10-26 김정배 오목렌즈형 페이스플레이트를 구비한 브라운관 패널
NL9000325A (nl) * 1990-02-12 1991-09-02 Koninkl Philips Electronics Nv Kathodestraalbuis en beeldweergeef-inrichting.
CN2114892U (zh) * 1991-06-19 1992-09-02 吴士龙 一种用于拼合大型屏幕的显像管
US5606217A (en) * 1991-07-30 1997-02-25 Hitachi, Ltd. Color cathode ray tube of shadow mask type
JP3158297B2 (ja) * 1991-12-06 2001-04-23 ソニー株式会社 アパーチャーグリル
JP3180437B2 (ja) * 1992-04-27 2001-06-25 ソニー株式会社 カラー陰極線管の色選別機構及び腕部材、並びにカラー陰極線管
JPH0636710A (ja) * 1992-07-21 1994-02-10 Hitachi Ltd 表示制御回路及び装置
JP3354254B2 (ja) * 1993-02-16 2002-12-09 株式会社東芝 カラー受像管
JPH0799030A (ja) * 1993-05-19 1995-04-11 Matsushita Electron Corp カラー受像管
US5532545A (en) 1993-05-19 1996-07-02 Matsushita Electronics Corporation Color cathode ray tube
JP3427440B2 (ja) * 1993-09-29 2003-07-14 ソニー株式会社 プロジェクタ用陰極線管
JP2636706B2 (ja) 1993-11-16 1997-07-30 旭硝子株式会社 陰極線管用ガラスバルブ
US5536995A (en) * 1993-11-16 1996-07-16 Asahi Glass Company Ltd. Glass bulb for a cathode ray and a method of producing the same

Also Published As

Publication number Publication date
SG54547A1 (en) 1998-11-16
US6016028A (en) 2000-01-18
DE69733454D1 (de) 2005-07-14
KR19980018883A (ko) 1998-06-05
CN1179001A (zh) 1998-04-15
CN1134042C (zh) 2004-01-07
KR100406270B1 (ko) 2004-03-20
DE69733454T2 (de) 2006-03-23
EP0825632A1 (en) 1998-02-25
JPH1064451A (ja) 1998-03-06
EP0825632B1 (en) 2005-06-08
USRE39739E1 (en) 2007-07-24
KR100447053B1 (ko) 2004-09-04

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2993437B2 (ja) カラー受像管用ガラスバルブ及びカラー受像管
JPH11242940A (ja) カラー受像管
JP3159209B2 (ja) カラー受像管
US6388369B1 (en) Tension mask assembly of a flat CRT having a tension controlling member on a side wall of a support bar
JP2003197126A (ja) 平面型カラー陰極線管
KR100298407B1 (ko) 칼라 음극선관용 섀도우마스크_
JP3427440B2 (ja) プロジェクタ用陰極線管
JP2002251966A (ja) 引張マスクに対する振動減衰部を有するcrt
KR100331820B1 (ko) 평면 음극선관
JP2003346677A (ja) 陰極線管用マスクフレーム
JP2007316098A (ja) 液晶表示装置
KR20010068476A (ko) 칼라 음극선관
KR20040011595A (ko) 디텐셔닝 마스크 프레임 어셈블리를 구비한 컬러 음극선관
JP4037364B2 (ja) ディテンショニングマスク支持フレームを有する陰極線管
KR19980081086A (ko) 음극선관
JP4048624B2 (ja) 背面投射スクリーン
JPH05205656A (ja) シャドウマスク形カラーブラウン管
JPH10334822A (ja) カラー受像管
JP2002056787A (ja) カラー陰極線管
JPH117901A (ja) マルチメディア用陰極線管及びマルチメディア用陰極線管の製造方法
JP2002008563A (ja) カラー陰極線管
KR100705817B1 (ko) 평면 음극선관의 하울링 저감장치
WO2000067284A1 (fr) Tube cathodique couleur
JPH01194243A (ja) カラー受像管
JP2002208360A (ja) カラー陰極線管

Legal Events

Date Code Title Description
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 19990921

EXPY Cancellation because of completion of term