JP2993388B6 - 振幅特性制御装置 - Google Patents

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JP2993388B6 JP1994336506A JP33650694A JP2993388B6 JP 2993388 B6 JP2993388 B6 JP 2993388B6 JP 1994336506 A JP1994336506 A JP 1994336506A JP 33650694 A JP33650694 A JP 33650694A JP 2993388 B6 JP2993388 B6 JP 2993388B6
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順一 中村
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Description

【0001】
【産業上の利用分野】
この発明は、オーディオ信号の振幅特性を可変させる振幅特性制御装置に関するもので、特に設定された振幅特性の表示に係わる。
【0002】
この発明は、オーディオ信号の振幅特性を可変させる振幅特性制御装置において、パラメータとしてレシオとスレショルドが入力されるパラメータ入力手段と、パラメータ入力手段に入力されたレシオとスレショルドのパラメータに基づいて入出力特性が設定される増幅器と、パラメータ入力手段に入力されたレシオとスレショルドのパラメータに基づいて振幅特性データを演算する演算手段とを設け、演算手段により求められた振幅特性データに基づく特性をグラフ表示することにより、設定された振幅特性を一見して確認できるようにしたものである。
【0003】
【従来の技術】
ダイナミックレンジコントローラは、コンプレッサのスレショルド及びレシオを設定し、エキスパンダーのスレショルド及びレシオを設定し、入力オーディオ信号の振幅を所望の特性に設定するのに用いられる。従来のダイナミックレンジコントローラには、図4に示すように、コンプレッサのレシオ及びスレショルドをそれぞれ設定するための調整素子101A及び102Aと、エキスパンダーのレシオ及びスレショルドをそれぞれ設定するための調整素子101B及び102Bが設けられ、これら調整素子101A及び102A、調整素子101B及び102Bをそれぞれ操作して、振幅特性の調整を行うようにしている。
【0004】
調整素子101Aの周囲には、印刷表示111Aが設けられ、調整素子102Aの周囲には、印刷表示112Aが設けられ、設定されたコンプレッサの特性が調整素子101A及び102A上の矢印がそれぞれ印刷表示111A及び112Aのどこを指しているかにより確認される。
【0005】
調整素子101Bの周囲には、印刷表示111Bが設けられ、調整素子102Bの周囲には、印刷表示112Bが設けられ、設定されたエキスパンダーの特性が調整素子101B及び102B上の矢印がそれぞれ印刷表示111B及び112Bのどこを指しているかにより確認される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
このような従来のダイナミックレンジコントローラでは、設定された振幅特性が印刷表示111A、112A及び印刷表示111B、112Bにより確認される。ところが、このような印刷表示111A、112A及び印刷表示111B、112Bでは、設定された振幅特性がどのようなものかが一見してわからない。
【0007】
したがってこの発明の目的は、設定された振幅特性を一見して確認できる振幅特性制御装置を提供することにある。
【0008】
【課題が解決するための手段】
この発明は、パラメータとしてレシオとスレショルドが入力されるパラメータ入力手段1と、パラメータ入力手段1に入力されたレシオとスレショルドのパラメータに基づいて入出力特性が設定される増幅器4と、パラメータ入力手段1に入力されたレシオとスレショルドのパラメータに基づいて振幅特性データを演算する演算手段3とを有し、演算手段3により求められた振幅特性データに基づく特性をグラフ表示するようにした振幅特性制御装置である。
【0009】
【作用】
パラメータ入力部1からのコンプレッサ領域のレシオパラメータ(CR :1)及びスレショルドパラメータCth、エキスパンダー領域でのレシオパラメータ(1:ER )及びスレショルドパラメータEthが特性可変データ発生回路2に送られるとともに、座標算出手段3に送られる。
【0010】
特性可変データ発生回路2により、パラメータ入力部1からのコンプレッサ領域のレシオパラメータ(CR :1)及びスレショルドパラメータCth、エキスパンダー領域でのレシオパラメータ(1:ER )及びスレショルドパラメータEthに応じた振幅特性を実現するための振幅データが形成される。この振幅データがディジタルオーディオ信号処理回路4に供給される。
【0011】
入力端子5からのディジタルオーディオ信号は、ディジタルオーディオ信号処理回路4で、特性可変データ発生回路2からの振幅データに基づいて振幅特性が可変される。
【0012】
また、座標算出手段3により、パラメータ入力部1からのコンプレッサ領域のレシオパラメータ(CR :1)及びスレショルドパラメータCth、エキスパンダー領域でのレシオパラメータ(1:ER )及びスレショルドパラメータEthから振幅特性曲線の座標が演算される。そして、この時の振幅特性が表示部8にグラフ表示される。
【0013】
【実施例】
以下、この発明の一実施例について図面を参照して説明する。図1は、この発明が入力オーディオ信号の振幅特性を制御するダイナミックレンジコントローラに適用された一実施例を示すものである。
【0014】
図1において、パラメータ入力部1に、コンプレッサ領域のレシオパラメータ(CR :1)及びスレショルドパラメータCth、エキスパンダー領域でのレシオパラメータ(1:ER )及びスレショルドパラメータEthが入力される。
【0015】
コンプレッサとは、所定のスレショルド以上の入力レベルでは、入力レベルの変化に対する出力レベルの変化が緩やかになるような特性とするものである。スレショルドパラメータCthは、この時のスレショルドを設定するためのものである。レシオパラメータ(CR :1)は、スレショルド以上の入力での、入力レベルの変化に対する出力レベルの変化を示すもので、図2Aに示すように、垂直方向の変化(出力レベルの変化)を1とた時の水平方向の変化(入力レベルの変化)をコンプレッサ領域のレシオパラメータ(CR :1)として示している。
【0016】
エキスパンダーとは、所定のスレショルド以下の入力レベルでは、入力レベルの変化に対する出力レベルの変化が急峻となるような特性とするものである。スレショルドパラメータEthは、この時のスレショルドを設定するためのものである。レシオパラメータ(1:ER )は、スレショルド以下の入力での、入力レベルの変化に対する出力レベルの変化を示すもので、図2Bに示すように、水平方向の変化(入力レベルの変化)を1とた時の垂直方向の変化(出力レベルの変化)をコンプレッサ領域のレシオパラメータ(1:ER )として示している。
【0017】
パラメータ入力部1からのコンプレッサ領域のレシオパラメータ(CR :1)及びスレショルドパラメータCth、エキスパンダー領域でのレシオパラメータ(1:ER )及びスレショルドパラメータEthが特性可変データ発生回路2に送られるとともに、座標算出手段3に送られる。
【0018】
特性可変データ発生回路2より、パラメータ入力部1からのコンプレッサ領域のレシオパラメータ(CR :1)及びスレショルドパラメータCth、エキスパンダー領域でのレシオパラメータ(1:ER )及びスレショルドパラメータEthに応じた振幅特性を実現するための振幅データが形成される。この振幅データがディジタルオーディオ信号処理回路4に供給される。
【0019】
入力端子5からディジタルオーディオ信号が入力され、この入力端子5からのディジタルオーディオ信号は、ディジタルオーディオ信号処理回路4で、特性可変データ発生回路2からの振幅データに基づいて振幅特性が可変される。
【0020】
すなわち、ディジタルオーディオ信号処理回路4は、例えばメモリから構成される。特性可変データ発生回路2で形成された振幅データがディジタルオーディオ信号処理回路4を構成するメモリに記憶される。これにより、パラメータ入力部1からのコンプレッサ領域のレシオパラメータ(CR :1)及びスレショルドパラメータCth、エキスパンダー領域でのレシオパラメータ(1:ER )及びスレショルドパラメータEthに応じた振幅特性を実現するためのテーブルが用意される。
【0021】
入力端子5からのディジタルオーディオ信号がディジタルオーディオ信号処理回路4を構成するメモリのアドレスに入力される。そして、テーブルルックアップにより、入力ディジタルオーディオ信号の振幅特性がパラメータ入力部1からのコンプレッサ領域のレシオパラメータ(CR :1)及びスレショルドパラメータCth、エキスパンダー領域でのレシオパラメータ(1:ER )及びスレショルドパラメータEthに応じて可変される。
【0022】
ディジタルオーディオ信号処理回路4で振幅特性が可変されたディジタルオーディオ信号が出力端子6から取り出される。
【0023】
また、座標算出手段3により、パラメータ入力部1からのコンプレッサ領域のレシオパラメータ(CR :1)及びスレショルドパラメータCth、エキスパンダー領域でのレシオパラメータ(1:ER )及びスレショルドパラメータEthから、設定された振幅特性をグラフ表示するための座標が演算される。
【0024】
すなわち、今、パラメータ入力部1から、コンプレッサ領域のレシオパラメータとして(CR :1)が入力され、コンプレッサ領域のスレショルドパラメータとしてCthが入力され、エキスパンダー領域のレシオパラメータとして(1:ER )が入力され、エキスパンダー領域でのスレショルドパラメータとしてEth入力されたとする。
【0025】
図3は、このようにコンプレッサ領域のレシオパラメータ及びスレショルドパラメータ、エキスパンダー領域のレシオパラメータ及びスレショルドパラメータを与えた場合の入/出力特性を示したものである。図3において、横軸は入力信号レベルを示し、縦軸は出力信号レベルを示している。なお、入力レベルの最大値をLmax とし、入力レベルの最小値をLmin とする。
【0026】
図3において、A点からB点までがエキスパンダー領域、B点からC点までがリニア領域、C点からD点までがコンプレッサ領域である。
【0027】
コンプレッサ領域となるC点からD点までの水平方向の距離をxc :C点からD点までの垂直方向の距離をyc とすると、xc 、yc は、
c =Lmax −Cth
c =xc /CR
=(Lmax −Cth)/CR
となる。
【0028】
リニア領域となるB点からC点までの水平方向の距離をxl 、B点からC点までの垂直方向の距離をyl とすると、xl 、yl は、リニア領域では水平方向の距離と垂直方向の距離が等しいので、xl =yl は、=Cth−Ethとなる。
【0029】
エキスパンダ−領域となるA点からB点までの水平方向の領距離をxe 、B点からC点までの垂直方向の距離をye とすると、xe 、ye は、
e =Eth−Lmin
e =xe ・ER
=(Eth−Lmin )・ER
となる。
【0030】
したがって、いま、A点を原点とすれば、B点〜D点までの各座標は、以下のようにして求められる。
B点の座標
(xe ,ye
=(Eth−Lmin ,(Eth−Lmin )ER
C点の座標
(xe +xl ,ye +yl
=(Cth−Lmin ,(Eth−Lmin )ER +(Cth−Eth))
D点の座標
(xe +xl +xc ,ye +yl +yc
=(Lmax −Lmin ,(Eth−Lmin )ER+(Cth−Eth)+(Lmax −Cth)/CR
【0031】
座標算出手段3で、上述のようにして、A点〜D点までの各座標が算出される。このようにして求められたA点〜D点までの各座標が表示制御手段7に送られる。
【0032】
表示制御手段7で、A点〜D点をそれぞれ結ぶ直線が線が求められる。このA点〜D点をそれぞれ結ぶ直線が入/出力特性を示すグラフ表示として例えばCRTディスプレイからなる表示部5に表示される。
【0033】
【発明の効果】
この発明によれば、パラメータ入力部1からのコンプレッサ領域のレシオパラメータ(CR :1)及びスレショルドパラメータCth、エキスパンダー領域でのレシオパラメータ(1:ER )及びスレショルドパラメータEthにより、ディジタルオーディオ信号処理回路4の振幅特性が可変されるとともに、この時の振幅特性を表示するためのの座標が演算される。そして、求められた座標に従って、振幅特性が表示部8にグラフ表示される。このため、設定された振幅特性を一見して認識できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例のブロック図である。
【図2】この発明の一実施例の説明に用いる略線図である。
【図3】この発明の一実施例の原理説明に用いるグラフである。
【図4】従来のダイナミックレンジコントローラの説明に用いる平面図である。
【符号の説明】
1 パラメータ入力部
2 特性可変データ発生回路,
3 座標算出手段
4 ディジタルオーディオ信号処理回路
5 入力端子
6 出力端子
8 表示部

Claims (1)

  1. 所定のスレショルドレベル以上の入力レベルでは入力レベルの変化に対する出力レベルの変化が緩やかになるように制御するコンプレッサ制御手段と、
    所定のスレショルドレベル以下の入力レベルでは入力レベルの変化に対する出力レベルの変化が急峻になるように制御するエキスパンダ制御手段と、
    上記コンプレッサ制御手段又はエキスパンダ制御手段の上記スレショルドレベルと圧縮比率又は伸長比率を設定するパラメータ入力手段と、
    上記パラメータ入力手段にて入力された上記コンプレッサ制御手段又はエキスパンダ制御手段の上記スレショルドレベルと圧縮比率又は伸長比率に基づき入力出力特性を表示するための演算を行なう座標演算手段と、
    上記座標演算手段にて算出した入出力特性をグラフ表示する表示手段とを備えてなる振幅特性制御装置。
JP1994336506A 1994-12-22 振幅特性制御装置 Expired - Lifetime JP2993388B6 (ja)

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