JP3057768B2 - 描画装置 - Google Patents

描画装置

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JP3057768B2
JP3057768B2 JP469291A JP469291A JP3057768B2 JP 3057768 B2 JP3057768 B2 JP 3057768B2 JP 469291 A JP469291 A JP 469291A JP 469291 A JP469291 A JP 469291A JP 3057768 B2 JP3057768 B2 JP 3057768B2
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    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06TIMAGE DATA PROCESSING OR GENERATION, IN GENERAL
    • G06T15/003D [Three Dimensional] image rendering
    • G06T15/50Lighting effects
    • G06T15/80Shading
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  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
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  • Computer Graphics (AREA)
  • Image Generation (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は文字や図形等の描画対象
を構成する描画ラインを所定の線幅で描画する描画装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より描画装置においては描画表現の
自由度を高める様々な構成が提案されている。その一つ
として、例えば文字や図形等の描画対象を構成する描画
ラインを指定の線幅で描画する描画装置がある。この従
来装置では、図6に示すように例えば線幅Wの中点Cを
描画ラインBに重ねるという一定関係の約束のもとで、
描画ラインBに指定の線幅Wを付与した描画情報を作成
し、作成した描画情報をCRT等の表示装置に表示させ
る。このように表示させることで、同じ描画対象でも線
幅を変えて表現結果に変化をつけることができる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来装置は線幅W
を変更可能にして表現の自由度を高めたが、これに留ま
らず表現の自由度の一層の向上が要請されている。
【0004】本発明の描画装置は、表現の自由度の一層
の向上を図ることを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段及び作用】本発明の描画装
置は、図1に例示するように、文字や図形等の描画対象
を構成する描画ラインに所定の線幅を付与して描画する
描画装置において、前記描画ラインと前記線幅との位置
の相関関係を、同一の描画対象内において変更可能に
定する相関関係設定手段と、その相関関係設定手段によ
設定された、前記描画ラインと線幅との位置の相関関
係に基づいて、前記描画ラインに前記線幅を付与した描
画情報を作成する描画情報作成手段と、その描画情報作
成手段が作成した描画情報に基づいて前記所定の線幅の
描画対象を描画する描画手段と、を備えることを特徴と
する。
【0006】上記構成の描画装置においては、相関関係
設定手段により描画ラインと線幅との位置の相関関係
、同一の描画対象内において変更可能に設定される。
描画情報作成手段は、相関関係設定手段により設定され
た、描画ラインと線幅との位置の相関関係に基づいて、
描画ラインに線幅を付与した描画情報を作成する。そし
て、この描画情報に基づいて描画手段が描画対象を描画
する。したがって、設定された相関関係に応じて、同じ
線幅でも描画ラインの描画結果が変わり、描画対象の全
体としての表現結果が変化するという、新たな表現技法
が実現される。
【0007】
【実施例】以下、本発明の描画装置の一実施例としてベ
クトルデータを描画対象とする描画表示装置を説明す
る。
【0008】描画表示装置の構成のうち特に描画処理に
関する主要な制御回路を、図2のブロック図に示す。制
御回路の主要部であるマイクロコンピュータ部1は、C
PU3、プログラムROM5、ワーキングメモリ7、ベ
クトルメモリ9を備える。これらCPU3等はバス11
を介して相互に接続される。バス11には入力部13お
よび表示部15が接続される。入力部13は必要なデー
タをマイクロコンピュータ部1に入力する。表示部15
はマイクロコンピュータ部1からの指令に基づき、ラス
ター型表示装置であるCRT等の表示装置に描画データ
を表示する。CPU3は機能的に捉えると、図3に示す
ように、ベクトルデータVの線幅Wを設定する線幅設定
部21、ベクトルデータVの線幅W内における位置を指
定する相関関係指定部23、ベクトルデータVや線幅W
を描画情報に変換する情報変換部25、描画情報を表示
装置に描画する描画部27等の概念的構成を実現する。
プログラムROM5は、図4のフローチャートに示す描
画処理ルーチンのプログラムの他、表示に必要な種々の
プログラムを記憶する。ワーキングメモリ7はプログラ
ム実行時に必要なデータを一時的に記憶するほか、フレ
ームデータ、線幅データW、線幅位置データt(0≦t
≦1)等を記憶する。ベクトルメモリ9は入力部13よ
り入力された描画対象のベクトルデータVを記憶する。
なお、実施例の描画対象は直線ベクトルデータである。
【0009】実施例装置で設定される相関関係を図5に
より説明する。図示のように、直線ベクトルデータV
と、直線ベクトルデータVの線幅W内における位置の相
関関係は、線幅Wを線幅wtと線幅w(1−t)とに内
分する点が直線ベクトルデータVに重なる関係である。
この相関関係は、線幅Wを内分する位置を規定する線幅
位置データtにより設定される。
【0010】以下にCPU3が実行する描画処理ルーチ
ンを図4のフローチャートと、図5とにしたがって説明
する。CPU3が描画処理ルーチンを開始すると、直線
ベクトルデータVの始点P0の座標値(x0,y0)と
終点P1の座標値(x1,y1)とを入力部13より読
み込み、読み込んだ座標値をワーキングメモリ7に格納
する(S100)。なお、折れ線等の連続する直線ベク
トルデータの場合は連続した点の座標値を読み込む。次
に、入力部13より線幅を示す数値Wを読み込み、数値
Wをワーキングメモリ3に格納する(S110)。続い
て、入力部13より線幅位置データtを読み込み、線幅
位置データtをワーキングメモリ7に格納する(S12
0)。この後、描画領域である矩形の各頂点Q0,Q
1,Q2,Q3の座標値を算出する(S130)。各座
標値は以下の各式により算出される。
【0011】 Q0x=x0−(y1−y0)×Wt/L Q0y=y0+(x1−x0)×Wt/L Q1x=x0+(y1−y0)×W(1−t)/L Q1y=y0−(x1−x0)×W(1−t)/L Q2x=x1−(y1−y0)×Wt/L Q2y=y1+(x1−x0)×Wt/L Q3x=x1+(y1−y0)×W(1−t)/L Q3y=y1−(x1−x0)×W(1−t)/L 上式の左項は座標値を示す。各頂点の座標値は、点Q0
が座標(Q0x,Q0y)、点Q1が座標(Q1x,Q
1y)、点Q2が座標(Q2x,Q2y)、点Q3が座
標(Q3x,Q3y)である。また、Lは直線ベクトル
データVの長さであって、下式で表わされる。
【0012】 L=SQRT((x1−x0)×(x1−x0)+ (y1−y0)×(y1−y0)) ここでSQRTは平方根を示す関数である。
【0013】上記各式に基づき矩形の描画領域を算出す
ると(S130)、続いて、算出した矩形の描画領域を
描画情報に変換する(S140)。本実施例では表示装
置としてラスター型表示を使用するため、例えば、ベク
トルデータをラスター情報に変換するブレゼンハムの方
法を適用して、矩形である描画領域を1ラスターごとの
描画情報に変換する。最後に、描画情報を出力する処理
としてフレームデータを作成する(S150)。
【0014】以上の描画処理ルーチンが実行されること
により、図5に示したごとく、線幅Wを線幅Wtと線幅
W(1−t)とに内分する点を直線ベクトルデータVに
重ねるという相関関係のもとで、直線ベクトルデータV
に線幅Wを付与した状態の描画出力が得られる。線幅位
置データtを変えると、直線ベクトルデータVの描画結
果が変わり、同じ描画対象でかつ同じ線幅であっても印
象の異なる表現結果が得られる。
【0015】以上説明した描画表示装置によれば、線幅
位置データtを変更することによりベクトルデータVの
描画結果が変わるので、同じ描画対象でかつ同じ線幅で
あっても印象の異なる描画表現が得られるという新規の
表現技法が実現し、この種の装置の描画表現の自由度の
一層の向上を図ることができるという効果を奏する。
【0016】以上本発明の実施例について説明したが、
本発明はこうした実施例に何等限定されるものではな
く、本発明の要旨を逸脱しない範囲において、種々なる
態様で実施し得ることは勿論である。例えば、線幅位置
データtの指定がない場合は自動的に線幅位置データt
として1/2等の所定値を与える構成としてもよい。ま
た、実施例ではベクトルデータVと線幅Wとが垂直に交
わるが、ベクトルデータVと線幅Wとの交差角度という
相関関係を変更することで描画表現を変化させる構成と
してもよい。
【0017】加えて、描画対象が円弧等に代表される曲
線ベクトルデータを含む場合は、入力部13にデータが
入力される前に予め曲線ベクトルデータを直線ベクトル
データVに変換するか、あるいはプログラムROM5に
曲線ベクトルデータを直線ベクトルデータVに変換する
プログラムを格納しておき、このプログラムを曲線ベク
トルデータの入力により起動して曲線ベクトルデータを
直線ベクトルデータVに自動変換させてもよい。こうし
た変換により各種ベクトルデータを処理することが可能
となる。
【0018】さらに、実施例では線幅位置データtを一
定値として説明したが、線幅位置データtを関数で与
え、データtの値を変化させる構成としてもよい。ま
た、線幅位置データtは線幅Wの内分点を規定するが、
外分点を規定するデータとして扱う構成としてもよい。
【0019】
【発明の効果】以上詳述したように本発明の描画装置に
よれば、同一の描画対象内において描画ラインと線幅と
の位置の相関関係を変更可能とすることにより描画ライ
ンの表現結果を変化させるという新規の表現技法が実現
し、描画表現の自由度の一層の向上を図ることができる
という効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の基本的構成を例示するブロック図であ
る。
【図2】本発明の一実施例を示すブロック図である。
【図3】CPUの機能を概念的に示す説明図である。
【図4】CPUが実行する描画処理ルーチンのフローチ
ャートである。
【図5】直線ベクトルデータと線幅との関係を示す説明
図である。
【図6】従来のベクトルデータと線幅との関係を示す説
明図である。
【符号の説明】
1…マイクロコンピュータ部, 3…CP
U, V…直線ベクトルデータ, W…線幅, t…線幅位置データ

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 文字や図形等の描画対象を構成する描画
    ラインに所定の線幅を付与して描画する描画装置におい
    て、 前記描画ラインと前記線幅との位置の相関関係を、同一
    の描画対象内において変更可能に設定する相関関係設定
    手段と、その 相関関係設定手段により設定された、前記描画ライ
    ンと線幅との位置の相関関係に基づいて、前記描画ライ
    ンに前記線幅を付与した描画情報を作成する描画情報作
    成手段と、その 描画情報作成手段が作成した描画情報に基づいて前
    記所定の線幅の描画対象を描画する描画手段と、 を備えることを特徴とする描画装置。
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GB2244892B (en) * 1990-06-08 1994-12-14 Electronic Graphics Ltd Computer graphics
GB2248754A (en) * 1990-06-13 1992-04-15 Rank Cintel Ltd Electronic painting system

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