JPH1063828A - イメージ処理方法および装置 - Google Patents

イメージ処理方法および装置

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JPH1063828A
JPH1063828A JP9161379A JP16137997A JPH1063828A JP H1063828 A JPH1063828 A JP H1063828A JP 9161379 A JP9161379 A JP 9161379A JP 16137997 A JP16137997 A JP 16137997A JP H1063828 A JPH1063828 A JP H1063828A
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JP
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image
pixels
data
spline
function
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Application number
JP9161379A
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English (en)
Inventor
Simon Jones
サイモン・ジョーンズ
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Quantel Ltd
Original Assignee
Quantel Ltd
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Publication date
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Withdrawn legal-status Critical Current

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    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06TIMAGE DATA PROCESSING OR GENERATION, IN GENERAL
    • G06T3/00Geometric image transformations in the plane of the image
    • G06T3/40Scaling of whole images or parts thereof, e.g. expanding or contracting
    • G06T3/4023Scaling of whole images or parts thereof, e.g. expanding or contracting based on decimating pixels or lines of pixels; based on inserting pixels or lines of pixels

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  • General Physics & Mathematics (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ディジタルデータによって表わされるイメー
ジを、不所望のアーティファクトを生成することなく拡
大するための、装置および方法を提供する。 【解決手段】 イメージ処理システム30は、ソースイ
メージストア31、目的イメージストア39、演算回路
33、およびルックアップテーブル45を含む。ソース
ストアから最初のイメージデータが、ルックアップテー
ブルから補間パラメータデータが、演算回路に入力され
る。演算回路は、ソースストアからのイメージデータを
補間して、拡大されたイメージを表わすデータを生成す
る。この拡大されたイメージデータは目的ストア内に記
憶される。イメージ内の望ましくないアーティファクト
の生成は、処理されたイメージデータ内の隣接するピク
セル間に連続する遷移を提供するよう選択された補間関
数を使用することにより防げる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の分野】この発明は、イメージ処理システムに関
する。
【0002】カラーイメージのペインティングもしくは
ドローイングがシミュレートされ得る、または1つのイ
メージの一部が電子的手段によって別のイメージ内に併
合され得る、イメージ処理システムはよく知られてい
る。このようなグラフィックシステムの1つが、同一人
の英国特許番号第2,089,625号および対応する
米国特許番号第4,514,818号に記載されてお
り、これらの教示がここに引用により援用される。この
システムは、ユーザが操作可能な入力デバイスを含み、
このデバイスは、ユーザがペインティングまたはドロー
イングにおいて使用するために、概念的なドローイング
の道具(implement )を道具の組から選び、かつ色を色
の範囲から、強度を強度の範囲から選択するのに使用さ
れ得る。
【0003】色がユーザによって選ばれると、その選択
された色のコンポーネントを表わす値がカラーレジスタ
内に記憶される。道具は、表示スクリーン上に表示され
た種々の道具表現の中から選択することによって選ばれ
る。その選択された道具は、道具のプロファイルを表わ
す3次元の表面に応じるパラメータによって規定され
る。通常、道具のプロファイルは中央に高い値を有し、
プロファイルの周囲に向かって値が低くなっていくが、
もちろん他のプロファイルも規定され得る。道具のプロ
ファイルは、イメージ内の道具がカバーする区域にわた
って、道具によってイメージに与えられる、概念的な色
の分布を表わす。
【0004】ユーザが操作可能な入力デバイスは、好ま
しくはタッチタブレットおよびスタイラスの組合せであ
る。タッチタブレットは、スタイラスが近くにもたらさ
れた際に、タッチタブレットに対するスタイラスの位置
を示す位置信号を生成するよう構成される。スタイラス
がタッチタブレットに当てられると、スタイラスを介し
てタッチタブレットにかけられた圧力を示す圧力信号が
スタイラスから出力されて圧力信号レジスタ内に記憶さ
れる。ペイントブラシ等のいくつかの道具については、
位置信号は、スタイラスが画像のポイント間の距離また
は同等の距離だけ動くたびに生成され、一方エアブラシ
等の他の道具については、スタイラスがタッチタブレッ
ト上で静止したまま保たれている場合にも、位置信号は
一定の間隔で生成される。
【0005】位置信号が生成されると、選択された道具
によってカバーされるパッチ内のすべての画像ポイント
のために、新しいビデオ信号(ピクセル)が導出され
る。イメージストアが提供され、新しい各ピクセルがス
トア内の適切な画像のポイントに書込まれる。このよう
な新しいピクセルは、選択された色のデータおよび選択
された道具の分布に従って、またスタイラスに加えられ
た圧力およびストア内のそれぞれの画像のポイントに先
に記憶されていたピクセルの値にもまた応答して、処理
回路によって導き出される。
【0006】ユーザは、通常コンピュータベースのシス
テムを使用する経験の少ないアーティストであると考え
られるが、彼らは、所望の色および道具を選ぶことによ
ってペイントまたは描画し、その後スタイラスを操作し
て、タッチタブレットがスタイラスの経路または位置づ
けを規定する一連の位置信号を生成するようにする。処
理回路は、各位置信号に応答して、イメージストアから
画像ポイントのパッチのためのピクセルを読出す。これ
らのピクセルはプロセッサによって、ブラシのプロファ
イルおよび圧力のそれぞれの値に応じた比率で、選ばれ
た色を表わす信号と混合される。この混合物がその後、
画像ストアに戻されて書込まれて、その中に先に記憶さ
れていたピクセルと置換される。
【0007】通常、道具が動くものであっても静止した
ものであっても(動く道具の場合、道具によってカバー
されるパッチは画像ポイント間の間隔よりも広いものと
想定する)、混合するプロセスは、イメージストア内の
各画像ポイントのために何度も実行される。最終的な比
率は、1ピクセルにつき行なわれる処理動作の数に依存
する。
【0008】ユーザが本人の作品を見られるようにする
ために、記憶された画像は繰返し読出されて、ピクセル
がTV型カラーモニタに与えられ、それにより蓄積され
た画像を見ることが可能になる。もちろんこのようなシ
ステムはTV型フォーマットに限定されるものではな
く、いかなる好適な映像フォーマットも採用され得る。
記載されたシステムは、イメージ内のぎざぎざの端縁、
すなわち、通常ラスタディスプレイ内の水平または垂直
に横たえられないラインに関連する好ましくない階段状
の段をつけた外観の問題を防ぐ。
【0009】このようなシステムは、標準的なテレビジ
ョンイメージ、高精細度テレビ(HDTV)イメージ、
映画品質のイメージおよび印刷品質のイメージを含む広
範囲にわたる種々のソースからのイメージを処理するの
に使用される。したがって、イメージの解像度は、NT
SCテレビジョンイメージの525ラインの解像度か
ら、映画イメージのおよそ2000×3000ピクセル
の精細度に、さらに印刷品質のイメージの10,000
×8,000またはそれ以上のピクセルの精細度にま
で、広範囲に変化する。実行される処理は、イメージの
サイズまたは解像度にかかわらず、上に示された同一人
の特許内に記載された処理と本質的に同じであるが、そ
れでもやはり、高解像度イメージの処理は、低解像度の
イメージの処理とは異なって行なう必要がある。
【0010】たとえば、このようなシステムがたとえば
10,000×8,000ピクセルの高解像度のグラフ
ィックイメージ上でペイントを行なう必要がある場合、
200ピクセルの半径に制限される、通常入手可能な最
も大きいブラシサイズは、全体のイメージに対して非常
に小さいものであり、したがってイメージの広い領域を
ペイントすることは遅いプロセスとなる。この問題を処
理する1つの方法は、はるかに大きいブラシ痕のサイズ
を有するブラシストアを提供することであるが、この解
決方法は容量を非常に大きくしたブラシストアを有する
ことにつながり、これは高価なものになる。
【0011】この問題は、GB−A−2,235,85
6として公開された同一人の英国特許出願および、対応
する米国特許公報US−A−5,142,616内に記
載された技術によって取扱われ得る。これらの教示がこ
こに引用により援用される。これらの公報に記載された
ように、高解像度のイメージの変形は、低解像度のステ
ンシルを使用して制御される。イメージを操作する間、
低解像度の表現はモニタ上に表示され、ユーザ定義の低
解像度ステンシルの制御下で操作される。所望の効果が
得られると、その低解像度のステンシルは高解像度にア
ップコンバートされて、高解像度のイメージの対応する
変形を制御するのに使用される。
【0012】したがって、この問題は通常、添付の図面
の図1に示されるような動作モードによって処理され
る。この動作モードにおいて、「ペイント」中、(a)
の解像度のイメージを表わすデータは、処理されて、
(b)の減じられた解像度のイメージを表わすデータが
生成され、このイメージ(b)がモニタ(c)上に表示
される。イメージ(a)は好適には水平方向および垂直
方向の両方で8分の1に減じられ、およそ1250×1
000ピクセルのイメージ(b)が提供されて、そのイ
メージが匹敵する解像度のHDTVモニタ上に表示でき
るようになる。ユーザはこのイメージ上で、通常入手可
能な(すなわち半径200ピクセルまでの)ブラシサイ
ズを使用して「ペイント」するが、システムは実際に
は、ステンシル(d)を表わすデータをステンシルスト
ア内に「ペイント」する。このステンシルデータは、表
示されたイメージと実質的に同じ解像度を有するステン
シルを規定する。したがって、ステンシル(d)内でブ
ラシストロークを構成するブラシ痕は、高解像度のイメ
ージ(a)に対してよりも表示されたイメージ(c)に
対しての方が、はるかに大きいものに見える。「ペイン
ト」が完了すると、解像度が減じられて表示されたイメ
ージ(b)を規定するデータは、単に表示の目的のため
にのみ必要であったために廃棄されて、ペイントされた
ステンシルを規定するデータのみが残る。このステンシ
ルデータは高解像度のイメージのサイズにまで拡大され
て、それにより高解像度ステンシル(e)を規定するデ
ータが生成される。高解像度ステンシルはその後、2つ
のイメージ(a)および(e)を表わすデータを処理す
ることによって高解像度のイメージ(a)上に位置指定
されて、最初のイメージ(a)内の対象物がステンシル
(c)によって規定されたブラシストロークによって変
形されたものを含む、高解像度のイメージ(f)が作成
される。
【0013】添付の図面の図2は、以上に記載された態
様でストア内に「描画される」画像のポイントの単一の
パッチにわたる一区分を示すグラフである。単一のパッ
チは、道具データによって規定されたものに対応するプ
ロファイル1を有し、したがってこのプロファイルは、
ピクセルが最大値を有する平らな中央領域2および、ピ
クセル値がゼロに落ちていく側部領域3a、3bを有す
る。このパッチは、ユーザがイメージ内に「ペイントす
る」際に作成されるステンシルデータを表わす。
【0014】ステンシルが拡大される際には、データは
システム内のサイジング/効果回路によって処理され
る。このシステムは、同一人の同時係属中の、GB−A
−2,305,052号として公開された英国特許出願
および対応する米国特許出願番号第08/708,77
9号に記載されるものと同様であり、これらの教示がこ
こに引用により援用される。サイジング回路は、ピクセ
ル値4から9を補間してそれらのピクセル間の位置にお
ける値を決定することによって、ステンシルを拡大また
は拡張するように構成される。添付の図面の図3は、4
倍に拡大されたピクセルポイント4から9におけるプロ
ファイルの一部分11を示す。したがって、隣接する最
初のピクセル値の間には、たとえば12、13、14お
よび15、16、17の、3つのさらなる補間ピクセル
値が、サイジング回路によって補間により生成される。
【0015】図2および図3は、ステンシル内の単一の
線に沿った、すなわち1次元のピクセル値を示すが、も
ちろんステンシルは、実際には2次元である。補間ピク
セル値12から17を作成するのに用いられる通常の補
間方法は、双線形4点補間であって、ここで2次元のイ
メージ内の補間ピクセル値は、4つの隣接するピクセル
から導出される。図3に示されるように、この方法はス
テンシル内の隣接する最初のピクセル値の間に、直線に
沿った中間ピクセル値を生成する。結果として得られる
線図はしたがって、最初の低解像度のステンシルを高解
像度にしたものの部分線形近似値である。多くの場合に
は、これは真の高解像度のステンシルに受入れ可能に近
似したものである。しかしながら問題は残る。なぜな
ら、高解像度のプロファイル11は滑らかではなく、ま
た連続していないためである。この図は最初のピクセル
ポイントとピクセルポイントとの間では線形であるが、
その最初のピクセルポイントにおいて急激に変化する。
したがって、最初のピクセルポイントの一方側における
プロファイルの変化率が、同じ最初のピクセルポイント
の他方側における変化率とは異なるのである。
【0016】人の目は、図2および図3のグラフのピク
セル値によって表わされたパラメータである、強度(ま
たは色)の変化率における急激な変化を認識できる。し
たがって、添付の図面の図4に示されるように、急激な
変化は結果的に、異なる強度の一連の帯21、22、2
3として見えるパッチ20となる。ここで1つの帯と次
の帯との間の境界は、最初のサンプリングポイント4か
ら9の位置に対応する位置24、25、26に生じる。
これらの境界は、2次アーティファクトとして知られて
いる。なぜなら、それらがサンプリングポイント4から
9の部分線形近似値における変化のような、イメージパ
ラメータの変化率の急激な変化の結果として起きるアー
ティファクトであるからである。これに対し、1次アー
ティファクトとは、たとえばある強度の値から別の強度
の値への突然の変化のような、パラメータの急激な変化
の結果として生じるアーティファクトである。2次アー
ティファクトは明らかに望ましくない。なぜなら、それ
らはシステムによって生成されたイメージ内に認められ
得るためである。2次アーティファクトは特に、写真の
ような静止イメージ内で受入れ難いが、テレビジョンま
たは映画のような動くイメージ内でも受入れ難いもので
ある。
【0017】この発明は、ディジタルデータによって表
わされるイメージの拡大を、2次アーティファクトを生
成することなく行なうことが可能なイメージ処理システ
ムを提供することを目標とする。
【0018】この発明の1つの局面に従えば、最初のイ
メージを合せて形成する多数のピクセルを規定するデー
タを処理して、拡大されたイメージを合せて形成する多
数のピクセルを規定する処理されたデータを生成するた
めの、イメージ処理方法が提供される。この方法におい
てデータは、拡大されたイメージ内の2次アーティファ
クトを最小限に抑えるように選択された非線形補間関数
によって、最初のイメージ内のピクセル間に1または複
数のピクセルを表わすデータを生成するよう処理され
る。
【0019】この発明の別の局面において、ピクセルの
各々がディジタルデータを含むピクセルのアレイによっ
て形成されたイメージを拡大するために、前記イメージ
の隣接するピクセル間を補間することによりそのイメー
ジが拡大された形のピクセルを提供する、イメージ処理
装置が提供される。この装置は、スプライン重み付け関
数を表わすフィルタ係数が記憶されたルックアップテー
ブルの形のメモリと、拡大されたイメージ内に補間され
るピクセル値を計算するのに前記係数を用いるよう適合
された演算回路とを含み、それにより、少なくとも拡大
されたイメージ内の2次アーティファクトが減少するよ
うにするものである。
【0020】この発明はまた、イメージを表わすデータ
を処理して、そのイメージを大きくしたものを表わすデ
ータを生成するためのイメージ処理システムを提供す
る。このシステムで、最初のイメージ内の予め定められ
た位置における多数のピクセル値を規定する最初のイメ
ージデータが、予め定められた位置間の位置における付
加的なピクセル値を表わすデータを生成するように処理
されるが、この処理は、処理されたイメージデータ内の
隣接するピクセル値間に連続的な遷移が提供されるよう
に選択された、補間関数によって行なわれる。
【0021】この発明の以上およびさらなる特徴は、特
に前掲の請求の範囲に示されるが、その利点と合せて、
添付の図面を参照して与えられたこの発明の実施例の以
下の詳細な説明が検討されることにより、より明らかと
なるであろう。
【0022】
【詳細な説明】ここで添付の図面の図5を参照して、イ
メージ処理システム30が示されるが、これは、上述の
GB−A−2,305,052に記載されたシステムと
本質的に同じである。図5に示されるように、システム
30は、たとえばビデオカメラ、ビデオテープレコー
ダ、ビデオディスクストアまたはイメージスキャナを含
む、好適な外部ソースからのイメージデータを記憶する
ためのソースイメージストア31を含む。ソースイメー
ジストア31内のデータは、システム30によって拡大
されるべき、イメージ(ステンシル等)を合せて形成す
る多数のピクセルを規定する。ソースイメージストア3
1は演算回路33に接続され、演算回路33はデータバ
ス35を介してストア31からピクセルデータを受取
る。演算回路は、ストア31から受取るデータに、補間
されたピクセルデータを作成することによって拡大効果
をもたらすよう構成される。拡大されたデータは演算回
路33からデータバス37上に出力されて目的イメージ
ストア39に送られる。ソースアドレス発生器41は、
ソースストア31から演算回路33に供給されるべきピ
クセルおよびその順を決定する。目的アドレス発生器4
3は、演算機構からの拡大されたイメージのピクセルデ
ータが向かうべき、目的ストア内のアドレスを決定す
る。
【0023】演算回路33は、ソースストア31から受
取るソースピクセルデータに加えて、好ましくはBスプ
ライン関数である多数のスプライン関数のうちの1つに
適する、重み付け係数もまた受取る。重み付け係数は、
演算回路に供給されるソースピクセルに加えられて、以
下にさらに詳細に説明するように、目的ストア39に供
給される出力ピクセルを提供する。このシステムではB
スプライン関数が用いられることが特に好ましいが、目
的イメージ内の2次アーティファクトを見えにくくする
効果のある非線形補間関数であればいずれも用いられ得
ると理解されたい。すなわち、強度または色等のイメー
ジパラメータの変化率における急激な変化を生み出すこ
となく、最初のピクセルポイントにおいて滑らかな局所
遷移をもたらす関数はいずれも使用が可能である。この
ような関数はそれ自体周知であり、ここに詳細に記載す
る必要はないであろう。イメージデータの補間にスプラ
インを使用することは、たとえばアディソン−ウェズリ
ー(Addison-Wesley)によって1990年に出版され
た、ヴォレイ、ヴァンダム(Voley, van Dam)等による
「コンピュータグラフィックス−原理および実践」
(“Computer Graphics-Principles and Practice
”)、第2版内に詳細に記載されている。
【0024】スプライン重み付け関数の係数は、ルック
アップテーブル(LUT)45を含むメモリ内に記憶さ
れる。演算回路33によって用いられるスプラインの係
数は、拡大および補間コントローラ47によって選択さ
れる。拡大および補間コントローラ47はまた、ソース
アドレス発生器41に対して拡大演算のために必要なピ
クセルアドレスを生成するように、目的アドレス発生器
43に対しては拡大されたイメージのピクセルを記憶す
べきピクセルアドレスを生成するように、それぞれ指示
する。
【0025】拡大および補間コントローラ47は、最上
位コントローラ49の制御下にあるが、最上位コントロ
ーラ49はたとえばBスプライン型であるコントローラ
47を指示し、また実行されるべき拡大動作の程度を指
示する。
【0026】添付の図面の図6は、演算回路33をより
詳細に示す。図6に示されるように、演算回路33は4
つの乗算器50、51、52、53および、乗算器から
の出力を加算するための加算器54を含む。4つの乗算
器50、51、52、53は、バス35上にイメージス
トア31からのそれぞれのピクセルデータP1 からP 4
を受取り、係数のルックアップテーブル45からそれぞ
れの係数データa1 からa4 を受取る。
【0027】ピクセルデータP1 からP4 および係数a
1 からa4 は乗算器50から53および加算器54によ
って操作されて、中間結果R=a1 1 +a2 2 +a
3 3 +a4 4 が生成される。この中間結果Rはレジ
スタ55内に記憶されて、そこから、目的イメージスト
ア39内に記憶するためにバス37に出力される。
【0028】この演算は、最初のピクセル値4から9の
間の中間ピクセルの各々のために繰返される(図1およ
び図2参照)。拡大のスケールによっては、最初のピク
セル値4から9は変更されずに目的ストアに出力される
か、または、最初の位置に隣接する中間の位置における
ピクセル値によって単に置換されるのみである場合もあ
り得る。演算回路のより詳細な説明は、上述のGB−A
−2,305,052内に記載されているが、そこに記
載されるように、演算回路は補間器としてではなくフィ
ルタとして動作するよう構成されていることに留意され
たい。
【0029】目的イメージピクセルの輝度値Yならびに
色差値UおよびVは記載された態様で別個に計算され
て、各目的イメージピクセルの全体のデータが提供され
る。この目的イメージは、表示モニタ上に表示されるよ
う、ディスクストア内にもしくはテープ上に記憶される
よう、またはプリンタによって印刷されるように、送ら
れ得る。
【0030】ルックアップテーブル45はスプラインの
係数を記憶するためのものと述べたが、係数は拡大およ
び補間コントローラによって進行中に計算されて演算回
路に直接供給されることも可能である。Bスプライン重
み付け関数の使用が好ましいのは、それらが補間される
各ピクセルを複数の、好ましくは約3個の連続するピク
セル値を使用して計算することによりブラシプロファイ
ル曲線を局所的に滑らかにするためである。
【0031】好ましい実施例を参照してこの発明の記載
がなされたので、問題の実施例が例示のためのみのもの
であり、当業者が思いつくであろう修正および変形が、
前掲の請求の範囲およびその均等物によって示されるこ
の発明の精神および範囲から離れることなく行なわれ得
ることが、よく理解されるであろう。
【図面の簡単な説明】
【図1】イメージにブラシストロークを加えるための、
公知の手順を示した図である。
【図2】イメージ内のピクセルの単一のパッチにわたる
区分を示した図である。
【図3】図2のパッチの一部分の拡大図である。
【図4】パッチの拡大された部分のアーティファクトを
示した図である。
【図5】この発明を具現化するイメージ処理システムの
略機能ブロック図である。
【図6】図5のシステムの演算回路をより詳細に示した
図である。
【符号の説明】
30 イメージ処理システム 31 ソースイメージストア 33 演算回路 39 目的イメージストア 45 ルックアップテーブル

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 最初のイメージを合せて形成する多数の
    ピクセルを規定するデータを処理して、拡大されたイメ
    ージを合せて形成する多数のピクセルを規定する処理さ
    れたデータを生成するためのイメージ処理方法であっ
    て、この方法においてデータは、拡大されたイメージ内
    の2次アーティファクトを最小限に抑えるように選択さ
    れた非線形補間関数によって、最初のイメージ内のピク
    セルとピクセルとの間に1または複数のピクセルを表わ
    すデータを生成するように処理される、イメージ処理方
    法。
  2. 【請求項2】 前記非線形補間関数はスプライン関数で
    ある、請求項1に記載のイメージ処理方法。
  3. 【請求項3】 前記スプライン関数はローカルコントロ
    ールスプライン関数である、請求項2に記載のイメージ
    処理方法。
  4. 【請求項4】 前記ローカルコントロールスプライン関
    数はBスプライン関数である、請求項3に記載のイメー
    ジ処理方法。
  5. 【請求項5】 ピクセルの各々がディジタルデータを含
    むピクセルのアレイによって形成されたイメージを拡大
    するために、前記イメージの隣接するピクセル間を補間
    することにより拡大されたイメージのピクセルを提供す
    るためのイメージ処理装置であって、スプライン重み付
    け関数を表わすフィルタ係数が記憶されたルックアップ
    テーブルの形のメモリと、拡大されたイメージ内に補間
    されるピクセル値を計算するために前記係数を用いるよ
    う適合された演算回路とを含み、それにより少なくとも
    拡大されたイメージ内の2次アーティファクトが減少さ
    れる、イメージ処理装置。
  6. 【請求項6】 前記演算手段によって用いられるべきス
    プライン重み付け関数の係数を選択するための拡大およ
    び補間コントローラをさらに含む、請求項5に記載のイ
    メージ処理装置。
  7. 【請求項7】 前記イメージを規定するデータを記憶す
    るためのソースストアと、前記拡大されたイメージを規
    定するデータを記憶するための目的ストアと、ソースア
    ドレス発生器と、目的アドレス発生器とをさらに含み、
    前記拡大および補間コントローラはアドレス発生器を指
    示するよう適合されて、ソースアドレス発生器の場合に
    は対応する拡大されたイメージのピクセルを計算するの
    に必要なイメージピクセルを探し当てるように、かつ目
    的イメージアドレス発生器の場合には前記対応する拡大
    されたイメージピクセルのアドレスを計算するように指
    示する、請求項6に記載のイメージ処理装置。
  8. 【請求項8】 前記スプライン重み付け関数の係数を記
    憶するためのルックアップテーブルをさらに含む、請求
    項6または請求項7に記載のイメージ処理装置。
  9. 【請求項9】 前記ルックアップテーブルは複数のスプ
    ライン重み付け関数を記憶するよう適合され、かつ前記
    拡大および補間コントローラは前記関数のうち演算回路
    によって用いられる1つの関数の関数係数を選択する役
    割を果たす、請求項8に記載のイメージ処理装置。
  10. 【請求項10】 前記スプライン重み付け関数はBスプ
    ラインのローカルコントロール関数である、請求項5か
    ら請求項9のいずれかに記載のイメージ処理装置。
  11. 【請求項11】 前記演算手段は有限インパルス応答フ
    ィルタを含む、請求項5から請求項10のいずれかに記
    載のイメージ処理装置。
  12. 【請求項12】 イメージを表わすデータを処理してそ
    のイメージをより大きくしたものを表わすデータを生成
    するためのイメージ処理システムであって、このシステ
    ムにおいて、最初のイメージ内の予め定められた位置に
    おける多数のピクセル値を規定する最初のイメージデー
    タは、予め定められた位置の間の位置における付加的な
    ピクセル値を表わすデータを生成するよう処理され、こ
    の処理は、処理されたイメージデータ内の隣接するピク
    セル値間に連続する遷移を提供するよう選択された補間
    関数によって行なわれる、イメージ処理システム。
JP9161379A 1996-06-19 1997-06-18 イメージ処理方法および装置 Withdrawn JPH1063828A (ja)

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