JPH11175739A - 3次元図形表示処理装置及びその表示方法 - Google Patents
3次元図形表示処理装置及びその表示方法Info
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- JPH11175739A JPH11175739A JP34252397A JP34252397A JPH11175739A JP H11175739 A JPH11175739 A JP H11175739A JP 34252397 A JP34252397 A JP 34252397A JP 34252397 A JP34252397 A JP 34252397A JP H11175739 A JPH11175739 A JP H11175739A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】ハードウェアでテクスチャマッピングを実現す
る場合、ハードウェアの演算精度の制限から範囲の広い
テクスチャ領域を扱えないという問題が発生する。そこ
で1画素ずつテクスチャマッピングを実行するか、テク
スチャ座標を分割して処理すると性能が低下する。 【解決手段】ハードウェアが扱えないテクスチャ座標が
指定された場合は、図形にマッピングするテクスチャイ
メージ自身を予め縮小し、テクスチャ座標の範囲を全体
的に縮小することにより、ハードウェアの制限内のテク
スチャ座標を作り出してテクスチャマッピングを実行さ
せる。また、ハードウェアにユーザ指定のミップマップ
をマッピングする機能と、ハードウエアにテクスチャ領
域と図形の倍率を報告する機能を追加し、ハードウェア
内部で制限内のテクスチャ座標を作成する機能を追加す
る。
る場合、ハードウェアの演算精度の制限から範囲の広い
テクスチャ領域を扱えないという問題が発生する。そこ
で1画素ずつテクスチャマッピングを実行するか、テク
スチャ座標を分割して処理すると性能が低下する。 【解決手段】ハードウェアが扱えないテクスチャ座標が
指定された場合は、図形にマッピングするテクスチャイ
メージ自身を予め縮小し、テクスチャ座標の範囲を全体
的に縮小することにより、ハードウェアの制限内のテク
スチャ座標を作り出してテクスチャマッピングを実行さ
せる。また、ハードウェアにユーザ指定のミップマップ
をマッピングする機能と、ハードウエアにテクスチャ領
域と図形の倍率を報告する機能を追加し、ハードウェア
内部で制限内のテクスチャ座標を作成する機能を追加す
る。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、表示する3次元図
形のサイズに対して、3次元図形に貼り付けるためのテ
クスチャイメージのサイズが非常に大きい場合のテクス
チャマッピング処理を高速に実行するための3次元図形
表示処理装置及びその方法に関する。
形のサイズに対して、3次元図形に貼り付けるためのテ
クスチャイメージのサイズが非常に大きい場合のテクス
チャマッピング処理を高速に実行するための3次元図形
表示処理装置及びその方法に関する。
【0002】
【従来の技術】テクスチャマッピングとは、物体に材質
感を持たせるために、図2に示すように文字や絵柄や風
景などの絵柄であるテクスチャイメージ121を、描画
する物体122の表面に貼り付ける処理である。このテ
クスチャイメージ121は、一般的にイメージスキャナ
や2次元のペイントソフト等により作成されるため、方
形で定義される場合が多い。これに対して、テクスチャ
イメージ121を貼り付ける物体122は、ディスプレ
イ装置に表示するシーンにより、様々な形状、及び、大
きさとなる。
感を持たせるために、図2に示すように文字や絵柄や風
景などの絵柄であるテクスチャイメージ121を、描画
する物体122の表面に貼り付ける処理である。このテ
クスチャイメージ121は、一般的にイメージスキャナ
や2次元のペイントソフト等により作成されるため、方
形で定義される場合が多い。これに対して、テクスチャ
イメージ121を貼り付ける物体122は、ディスプレ
イ装置に表示するシーンにより、様々な形状、及び、大
きさとなる。
【0003】様々な形状及び大きさの物体に、方形で定
義されたテクスチャイメージを貼り付けるために、装置
座標空間の座標値で表される物体の位置に対応するテク
スチャイメージの位置を、テクスチャイメージが一定の
規則で敷き詰められたテクスチャ座標空間の座標値で表
されるテクスチャ座標で指定する。そして、実際にテク
スチャイメージを物体にマッピングする場合は、まずテ
クスチャ座標で指定されたテクスチャ領域121のサイ
ズと、物体の座標から算出した物体122のサイズを比
較し、その比率で拡大/縮小したテクスチャイメージ1
23を物体122にマッピングする。
義されたテクスチャイメージを貼り付けるために、装置
座標空間の座標値で表される物体の位置に対応するテク
スチャイメージの位置を、テクスチャイメージが一定の
規則で敷き詰められたテクスチャ座標空間の座標値で表
されるテクスチャ座標で指定する。そして、実際にテク
スチャイメージを物体にマッピングする場合は、まずテ
クスチャ座標で指定されたテクスチャ領域121のサイ
ズと、物体の座標から算出した物体122のサイズを比
較し、その比率で拡大/縮小したテクスチャイメージ1
23を物体122にマッピングする。
【0004】テクスチャイメージ121を拡大してマッ
ピングする場合は、表示されたイメージに若干の歪みが
生じる場合はあるが、ほとんどの場合、表示品質に問題
は生じない。ところが、テクスチャイメージ121を縮
小するとイメージの間引きが発生する。例えば図3に示
すように、原寸のテクスチャイメージ181を、隣り合
うイメージから1画素を選択して単純に1/2に縮小し
ようとすると、1/2に縮小したテクスチャイメージ1
82に示すように、オリジナルの11,12,21,2
2のイメージ4画素分のうち、12,21,22の3画
素分のイメージが間引かれて失われてしまい、11のイ
メージのみになってしまう。このため表示結果がオリジ
ナルのテクスチャイメージ181と全く異なってしまう
という現象が発生する場合がある。
ピングする場合は、表示されたイメージに若干の歪みが
生じる場合はあるが、ほとんどの場合、表示品質に問題
は生じない。ところが、テクスチャイメージ121を縮
小するとイメージの間引きが発生する。例えば図3に示
すように、原寸のテクスチャイメージ181を、隣り合
うイメージから1画素を選択して単純に1/2に縮小し
ようとすると、1/2に縮小したテクスチャイメージ1
82に示すように、オリジナルの11,12,21,2
2のイメージ4画素分のうち、12,21,22の3画
素分のイメージが間引かれて失われてしまい、11のイ
メージのみになってしまう。このため表示結果がオリジ
ナルのテクスチャイメージ181と全く異なってしまう
という現象が発生する場合がある。
【0005】これを解決するために、図4に示すよう
に、予め、間引きされるイメージとその周辺の隣接する
イメージを混合し、混合した色を算出してからサイズを
縮小したミップマップと呼ばれる、原寸のテクスチャイ
メージ141の等倍から1画素までサイズを1/2のべ
き乗ずつ縮小して作成したテクスチャイメージの縮小結
果142,143,144を準備しておき、テクスチャ
イメージをマッピングする時に物体のサイズとテクスチ
ャイメージのサイズの比率から適切な縮小率のミップマ
ップを選択して物体にマッピングする。これにより、縮
小されたテクスチャイメージの表示結果124をオリジ
ナルのイメージに近い表示結果とする。これをミップマ
ップテクスチャと呼ぶ。
に、予め、間引きされるイメージとその周辺の隣接する
イメージを混合し、混合した色を算出してからサイズを
縮小したミップマップと呼ばれる、原寸のテクスチャイ
メージ141の等倍から1画素までサイズを1/2のべ
き乗ずつ縮小して作成したテクスチャイメージの縮小結
果142,143,144を準備しておき、テクスチャ
イメージをマッピングする時に物体のサイズとテクスチ
ャイメージのサイズの比率から適切な縮小率のミップマ
ップを選択して物体にマッピングする。これにより、縮
小されたテクスチャイメージの表示結果124をオリジ
ナルのイメージに近い表示結果とする。これをミップマ
ップテクスチャと呼ぶ。
【0006】ミップマップの選択方法は、通常、1倍の
テクスチャイメージを“0”、1/2倍のテクスチャイ
メージを“1”、1/4倍のテクスチャイメージを
“2”というようにそれぞれ番号を付け、INT(Ts
/Ps−0.5)で求めた番号のミップマップを選択し
て使用する。
テクスチャイメージを“0”、1/2倍のテクスチャイ
メージを“1”、1/4倍のテクスチャイメージを
“2”というようにそれぞれ番号を付け、INT(Ts
/Ps−0.5)で求めた番号のミップマップを選択し
て使用する。
【0007】ここで、Tsは物体に貼り付けるテクスチ
ャの面積、Psは物体の面積を指し、INTは計算結果
を整数に丸める(切捨て)関数を意味する。
ャの面積、Psは物体の面積を指し、INTは計算結果
を整数に丸める(切捨て)関数を意味する。
【0008】Ts,Psのそれぞれの面積は、物体又は
ポリゴンを構成する三角形単位に算出した値を使用す
る。
ポリゴンを構成する三角形単位に算出した値を使用す
る。
【0009】また、1つのテクスチャイメージは、一般
的に最大でも1000×1000画素程度の大きさであ
り、テクスチャ座標空間全体に一定の規則でマッピング
されている。マッピングする規則としては、イメージを
繰り返しマッピングする(REPEAT)ものや、テクスチャ
イメージの外側は指定された色で塗りつぶす(CLAM
P)ものや、ミラー反転したイメージを繰り返しマッピ
ングする(MIRROR)もの等がある。図2は、REPEATの例
である。
的に最大でも1000×1000画素程度の大きさであ
り、テクスチャ座標空間全体に一定の規則でマッピング
されている。マッピングする規則としては、イメージを
繰り返しマッピングする(REPEAT)ものや、テクスチャ
イメージの外側は指定された色で塗りつぶす(CLAM
P)ものや、ミラー反転したイメージを繰り返しマッピ
ングする(MIRROR)もの等がある。図2は、REPEATの例
である。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】テクスチャ座標空間は
理論的には無限大の領域を持っているが、グラフィック
スアクセラレータ等のハードウェアを用いてテクスチャ
マッピングを実行する場合は、ハードウェアの演算精度
の制限から、海や空などの範囲の広いテクスチャ座標空
間を扱えないという問題が発生し、そのままハードウェ
アを使用してテクスチャマッピングを実行すると表示結
果が不正となることがある。
理論的には無限大の領域を持っているが、グラフィック
スアクセラレータ等のハードウェアを用いてテクスチャ
マッピングを実行する場合は、ハードウェアの演算精度
の制限から、海や空などの範囲の広いテクスチャ座標空
間を扱えないという問題が発生し、そのままハードウェ
アを使用してテクスチャマッピングを実行すると表示結
果が不正となることがある。
【0011】そのためソフトウェアで1画素ずつテクス
チャマッピングの演算を実行しながら描画する方法、又
は、ハードウェアが扱える範囲にテクスチャ座標空間を
分割して数回に分けてハードウェアを用いて描画するテ
クスチャクリッピング法等の方法があるが、何れの方法
も性能劣化の原因となる。
チャマッピングの演算を実行しながら描画する方法、又
は、ハードウェアが扱える範囲にテクスチャ座標空間を
分割して数回に分けてハードウェアを用いて描画するテ
クスチャクリッピング法等の方法があるが、何れの方法
も性能劣化の原因となる。
【0012】また演算精度の優れたハードウェアを使用
する等の方策もあるが、このようなハードウェアは、非
常に高価であり、パソコン等のグラフィックスアクセラ
レータとしては不向きである。
する等の方策もあるが、このようなハードウェアは、非
常に高価であり、パソコン等のグラフィックスアクセラ
レータとしては不向きである。
【0013】本発明は、ハードウェア構成を変えずに、
海や空などの範囲の広いテクスチャ座標空間を使用する
場合に、ハードウェアを使用したテクスチャマッピング
を実行し、表示品質及び性能の劣化無しに、従来の1画
素展開又はテクスチャクリッピング方式を用いた場合と
同等の表示を可能とし、ハードウェアによるテクスチャ
マッピングの使い勝手を向上させるものである。
海や空などの範囲の広いテクスチャ座標空間を使用する
場合に、ハードウェアを使用したテクスチャマッピング
を実行し、表示品質及び性能の劣化無しに、従来の1画
素展開又はテクスチャクリッピング方式を用いた場合と
同等の表示を可能とし、ハードウェアによるテクスチャ
マッピングの使い勝手を向上させるものである。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記課題は、範囲の広い
テクスチャ座標空間が指定された場合は、ハードウェア
が使用可能なテクスチャ座標の範囲にテクスチャイメー
ジとテクスチャ座標を縮小する機能を設け、予めテクス
チャ座標がハードウェアの使用できる範囲内に収まるよ
うに、テクスチャイメージとテクスチャ座標を縮小して
おき、縮小した結果を用いてハードウェアでテクスチャ
マッピング処理を実行させることにより解決する。
テクスチャ座標空間が指定された場合は、ハードウェア
が使用可能なテクスチャ座標の範囲にテクスチャイメー
ジとテクスチャ座標を縮小する機能を設け、予めテクス
チャ座標がハードウェアの使用できる範囲内に収まるよ
うに、テクスチャイメージとテクスチャ座標を縮小して
おき、縮小した結果を用いてハードウェアでテクスチャ
マッピング処理を実行させることにより解決する。
【0015】また、テクスチャマッピングには、ミップ
マップテクスチャという機能があるので、予め準備した
ミップマップを使用することにより、テクスチャイメー
ジの縮小処理を省略することが可能となる。
マップテクスチャという機能があるので、予め準備した
ミップマップを使用することにより、テクスチャイメー
ジの縮小処理を省略することが可能となる。
【0016】
【発明の実施の形態】本発明の実施例を図1に示す。図
1は海のテクスチャイメージ113をディスプレイ装置
115の画面いっぱいにマッピングする例である。
1は海のテクスチャイメージ113をディスプレイ装置
115の画面いっぱいにマッピングする例である。
【0017】テクスチャがマッピングされる海面の座標
に対応する海のテクスチャイメージ113の座標範囲
は、ハードウェアの使用可能範囲を超えたテクスチャ座
標で指定されており、ハードウェアでは扱えない値であ
るものとする。実際のアプリケーションでは、例えば、
ディスプレイ装置に海を表示している場合、通常の位置
から海を見た場合には正常に表示するが、海から視点を
離して、つまり、遠くから海を見るようなオペレーショ
ンを実行した場合に図1に示すような状況が発生する。
に対応する海のテクスチャイメージ113の座標範囲
は、ハードウェアの使用可能範囲を超えたテクスチャ座
標で指定されており、ハードウェアでは扱えない値であ
るものとする。実際のアプリケーションでは、例えば、
ディスプレイ装置に海を表示している場合、通常の位置
から海を見た場合には正常に表示するが、海から視点を
離して、つまり、遠くから海を見るようなオペレーショ
ンを実行した場合に図1に示すような状況が発生する。
【0018】図1は、ディスプレイ装置115の画面い
っぱいに、広い範囲の海のテクスチャイメージ113を
マッピングする例であるが、ディスプレイ装置115は
常に一定の大きさであるため、ディスプレイ装置115
には、海のテクスチャイメージ113が縮小されて表示
される。
っぱいに、広い範囲の海のテクスチャイメージ113を
マッピングする例であるが、ディスプレイ装置115は
常に一定の大きさであるため、ディスプレイ装置115
には、海のテクスチャイメージ113が縮小されて表示
される。
【0019】テクスチャマッピング時のイメージの縮小
処理は、通常、図5で示すように、3次元図形表示処理
装置153,テクスチャメモリ154,フレームメモリ
155を備えたグラフィックスアクセラレータ等のハード
ウェアを用いて実行するが、図1のケースでは、ハード
ウェア使用可能範囲を超えたテクスチャ座標が指定され
るために表示結果が不正となってしまう。
処理は、通常、図5で示すように、3次元図形表示処理
装置153,テクスチャメモリ154,フレームメモリ
155を備えたグラフィックスアクセラレータ等のハード
ウェアを用いて実行するが、図1のケースでは、ハード
ウェア使用可能範囲を超えたテクスチャ座標が指定され
るために表示結果が不正となってしまう。
【0020】本発明では、テクスチャ座標が非常に大き
い値の場合、画面に表示されるイメージは必ず縮小され
ることから、予め、画面に表示されるイメージの大きさ
を予測し、画面に表示されるイメージの大きさをオリジ
ナルの大きさとして使用することにより、テクスチャ座
標空間自体の範囲を狭め、ハードウェアを用いたテクス
チャマッピングを可能とする。
い値の場合、画面に表示されるイメージは必ず縮小され
ることから、予め、画面に表示されるイメージの大きさ
を予測し、画面に表示されるイメージの大きさをオリジ
ナルの大きさとして使用することにより、テクスチャ座
標空間自体の範囲を狭め、ハードウェアを用いたテクス
チャマッピングを可能とする。
【0021】図6のステップ161〜163はハードウ
ェアを使用する場合の処理である。ステップ163は3
次元図形表示処理装置153に描画命令を発行する処理
であり、予めステップ161でテクスチャメモリ154
に設定されたテクスチャイメージを用いて描画するよう
に命令を発行する。3次元図形表示処理装置153は、
処理158に従ってミップマップを作成後、適切なサイ
ズのミップマップを選択し、フレームメモリ155にテ
クスチャマッピングした図形を展開し、この結果がディ
スプレイ装置156に表示される。
ェアを使用する場合の処理である。ステップ163は3
次元図形表示処理装置153に描画命令を発行する処理
であり、予めステップ161でテクスチャメモリ154
に設定されたテクスチャイメージを用いて描画するよう
に命令を発行する。3次元図形表示処理装置153は、
処理158に従ってミップマップを作成後、適切なサイ
ズのミップマップを選択し、フレームメモリ155にテ
クスチャマッピングした図形を展開し、この結果がディ
スプレイ装置156に表示される。
【0022】ハードウェアを使用できない場合は、ステ
ップ171〜174の手順でテクスチャクリッピングと
描画処理を繰り返し、1つの図形を表示する。まずステ
ップ171で最終的にディスプレイ装置156に表示さ
れるイメージの大きさとオリジナルのテクスチャイメー
ジの大きさの比率(縮小率)を算出する。比率は、ま
ず、使用するミップマップの番号を算出し、算出したミ
ップマップ番号からテクスチャイメージの縮小率を逆算
する。具体的には、0番=1倍,1番=1/2倍,2番
=1/4倍…、というように倍率がすぐに求まるような
テーブルを作成し参照する方式をとる。
ップ171〜174の手順でテクスチャクリッピングと
描画処理を繰り返し、1つの図形を表示する。まずステ
ップ171で最終的にディスプレイ装置156に表示さ
れるイメージの大きさとオリジナルのテクスチャイメー
ジの大きさの比率(縮小率)を算出する。比率は、ま
ず、使用するミップマップの番号を算出し、算出したミ
ップマップ番号からテクスチャイメージの縮小率を逆算
する。具体的には、0番=1倍,1番=1/2倍,2番
=1/4倍…、というように倍率がすぐに求まるような
テーブルを作成し参照する方式をとる。
【0023】ステップ172では、テクスチャ座標をハ
ードウェアが使用できる範囲内に変換するための縮小率
を算出する。縮小率は、物体を構成する三角形毎に算出
し、まず、三角形のそれぞれの頂点間のテクスチャ座標
の差をS座標T座標についてそれぞれ算出する。算出し
た値の中で最大の値をTMAX、ハードウェアで扱える
テクスチャ座標領域の幅又は高さの限界値をHMAXと
する。なお、TMAXを横方向から算出した場合は幅、
縦方向から算出した場合は高さの限界値を用いるものと
する。この時、テクスチャ座標の縮小率は、HMAX/
TMAXで算出する。この結果を用いて三角形の各頂点
のテクスチャ座標(S,T)を縮小する。この縮小した
座標の算出結果を(S′,T′)とする。ここでS′=
S×縮小率,T′=T×縮小率、となる。
ードウェアが使用できる範囲内に変換するための縮小率
を算出する。縮小率は、物体を構成する三角形毎に算出
し、まず、三角形のそれぞれの頂点間のテクスチャ座標
の差をS座標T座標についてそれぞれ算出する。算出し
た値の中で最大の値をTMAX、ハードウェアで扱える
テクスチャ座標領域の幅又は高さの限界値をHMAXと
する。なお、TMAXを横方向から算出した場合は幅、
縦方向から算出した場合は高さの限界値を用いるものと
する。この時、テクスチャ座標の縮小率は、HMAX/
TMAXで算出する。この結果を用いて三角形の各頂点
のテクスチャ座標(S,T)を縮小する。この縮小した
座標の算出結果を(S′,T′)とする。ここでS′=
S×縮小率,T′=T×縮小率、となる。
【0024】次に、ステップ173で、前記のテクスチ
ャイメージの縮小率とテクスチャ座標の縮小率の2種類
の縮小率から、テクスチャ座標をハードウェアが使用で
きる範囲内に変換した場合でもディスプレイ装置156
への表示結果が元の表示結果と同じになるようなミップ
マップを選択する。具体的には、使用するミップマップ
の倍率(縮小率)を上記の2種類の縮小率の積として算
出し、ミップマップの縮小率の逆数よりミップマップ番
号を、INT(ミップマップの縮小率の逆数−0.5)で
算出する。例えば、テクスチャイメージの縮小率=1/
2,テクスチャ座標の縮小率=1/4の場合、ミップマ
ップの倍率は1/8となり、倍率(縮小率)が1/8の
ミップマップ、即ちミップマップ番号が8のミップマッ
プを選択することになる。
ャイメージの縮小率とテクスチャ座標の縮小率の2種類
の縮小率から、テクスチャ座標をハードウェアが使用で
きる範囲内に変換した場合でもディスプレイ装置156
への表示結果が元の表示結果と同じになるようなミップ
マップを選択する。具体的には、使用するミップマップ
の倍率(縮小率)を上記の2種類の縮小率の積として算
出し、ミップマップの縮小率の逆数よりミップマップ番
号を、INT(ミップマップの縮小率の逆数−0.5)で
算出する。例えば、テクスチャイメージの縮小率=1/
2,テクスチャ座標の縮小率=1/4の場合、ミップマ
ップの倍率は1/8となり、倍率(縮小率)が1/8の
ミップマップ、即ちミップマップ番号が8のミップマッ
プを選択することになる。
【0025】ステップ174では、以上で算出した結果
を3次元図形表示処理装置153に設定し、描画処理命
令を発行する。
を3次元図形表示処理装置153に設定し、描画処理命
令を発行する。
【0026】3次元図形表示処理装置153は、ユーザ
指定のミップマップを物体にマッピングする機能158
を備える。処理158は、ユーザからミップマップ指定
を受けた場合は、指定されたミップマップを選択し、指
定が無かった場合にテクスチャイメージの縮小率からミ
ップマップを選択する。3次元図形表示処理装置153
は、以上の結果を用いて、テクスチャマッピングした図
形をフレームメモリ155に展開し、その結果をディスプ
レイ装置156に表示する。
指定のミップマップを物体にマッピングする機能158
を備える。処理158は、ユーザからミップマップ指定
を受けた場合は、指定されたミップマップを選択し、指
定が無かった場合にテクスチャイメージの縮小率からミ
ップマップを選択する。3次元図形表示処理装置153
は、以上の結果を用いて、テクスチャマッピングした図
形をフレームメモリ155に展開し、その結果をディスプ
レイ装置156に表示する。
【0027】以上で説明したように、本発明は、テクス
チャイメージとテクスチャ座標をハードウェアが扱える
範囲の値になるまで予め縮小し、その縮小したテクスチ
ャ座標(領域)112を用いてハードウェアにテクスチ
ャマッピングを実行させることにより、ハードウェアに
よるテクスチャマッピングの使い勝手を向上するもので
ある。
チャイメージとテクスチャ座標をハードウェアが扱える
範囲の値になるまで予め縮小し、その縮小したテクスチ
ャ座標(領域)112を用いてハードウェアにテクスチ
ャマッピングを実行させることにより、ハードウェアに
よるテクスチャマッピングの使い勝手を向上するもので
ある。
【0028】また、ハードウェアにテクスチャ座標の縮
小率を報告するインタフェースを設け、上記で説明した
方法を用いてミップマップ選択の演算を行う機能をハー
ドウェアに移植し、この縮小率から自動的にハードウェ
アの演算精度でも扱えるテクスチャ座標を算出する機能
を設けることにより、性能劣化無しに範囲の広いテクス
チャ座標を用いたテクスチャマッピングを実行すること
も可能である。
小率を報告するインタフェースを設け、上記で説明した
方法を用いてミップマップ選択の演算を行う機能をハー
ドウェアに移植し、この縮小率から自動的にハードウェ
アの演算精度でも扱えるテクスチャ座標を算出する機能
を設けることにより、性能劣化無しに範囲の広いテクス
チャ座標を用いたテクスチャマッピングを実行すること
も可能である。
【0029】
【発明の効果】以上で詳述したように本発明によれば、
グラフィックスアクセラレータ等のハードウェアを用い
てテクスチャマッピング処理を実行する場合のテクスチ
ャ座標の範囲の制限が緩和され、ハードウェアを用いた
テクスチャマッピング処理の使い勝手が非常に向上す
る。
グラフィックスアクセラレータ等のハードウェアを用い
てテクスチャマッピング処理を実行する場合のテクスチ
ャ座標の範囲の制限が緩和され、ハードウェアを用いた
テクスチャマッピング処理の使い勝手が非常に向上す
る。
【図1】本発明を用いたテクスチャマッピングの例を示
す図である。
す図である。
【図2】従来方式を用いたテクスチャマッピングの例を
示す図である。
示す図である。
【図3】ミップマップを用いない場合のテクスチャイメ
ージの縮小例を示す図である。
ージの縮小例を示す図である。
【図4】ミップマップテクスチャ時のミップマップ作成
例を示す図である。
例を示す図である。
【図5】3次元図形表示処理装置のハードウェア構成例
を示す図である。
を示す図である。
【図6】本発明を用いたテクスチャマッピングのフロー
チャートを示す図である。
チャートを示す図である。
113,121…テクスチャイメージ、115,156
…ディスプレイ装置、153…3次元図形表示処理装
置、154…テクスチャメモリ。
…ディスプレイ装置、153…3次元図形表示処理装
置、154…テクスチャメモリ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 藤井 秀樹 茨城県日立市大みか町五丁目2番1号 株 式会社日立製作所大みか工場内 (72)発明者 久下沼 信 茨城県日立市大みか町五丁目2番1号 日 立プロセスコンピュータエンジニアリング 株式会社内 (72)発明者 田山 努 茨城県日立市大みか町五丁目2番1号 日 立プロセスコンピュータエンジニアリング 株式会社内 (72)発明者 松岡 裕和 茨城県日立市大みか町五丁目2番1号 日 立プロセスコンピュータエンジニアリング 株式会社内
Claims (2)
- 【請求項1】入力された3次元図形にテクスチャイメー
ジを貼り付けて表示するテクスチャマッピング処理、及
び、前記テクスチャマッピング処理において、表示する
3次元図形のサイズと3次元図形に貼り付けるテクスチ
ャイメージのサイズの比率を用いて、テクスチャマッピ
ングに使用するテクスチャイメージを、予め準備してお
いたミップマップの中から自動的に選択し、テクスチャ
マッピング処理に使用することが可能な3次元図形表示
処理装置において、 テクスチャマッピング時にユーザ指定のミップマップを
直接3次元図形に貼り付ける手段を設け、テクスチャイ
メージの範囲を示すテクスチャ座標が3次元図形表示処
理装置で扱えない範囲の値であった場合でも、テクスチ
ャ座標を3次元図形表示処理装置の扱える範囲内の値に
縮小し、かつ、その縮小したテクスチャ座標に対応する
テクスチャイメージをミップマップの中から選択し、指
定することにより、3次元図形表示処理装置を効率よく
使用し、ソフトウェアで1画素ずつ表示した場合、又
は、テクスチャ座標を分割して表示した場合と同等の表
示を高速に実行することを可能とする3次元図形表示処
理方式。 - 【請求項2】第一項記載の3次元図形表示処理装置にお
いて、 テクスチャ座標の縮小率を設定する手段と、縮小率から
3次元図形に貼り付けるための適切なミップマップを算
出する手段を設け、3次元図形表示処理装置が扱えない
範囲のテクスチャ座標が指定された場合でもソフトウェ
アで1画素ずつ表示した場合、又は、テクスチャ座標を
分割して表示した場合と同等の表示を高速に実行するこ
とを可能とする3次元図形表示処理方式。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP34252397A JPH11175739A (ja) | 1997-12-12 | 1997-12-12 | 3次元図形表示処理装置及びその表示方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP34252397A JPH11175739A (ja) | 1997-12-12 | 1997-12-12 | 3次元図形表示処理装置及びその表示方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11175739A true JPH11175739A (ja) | 1999-07-02 |
Family
ID=18354414
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP34252397A Pending JPH11175739A (ja) | 1997-12-12 | 1997-12-12 | 3次元図形表示処理装置及びその表示方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11175739A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6271858B1 (en) * | 1998-10-16 | 2001-08-07 | Microsoft Corporation | Incremental update for dynamic/animated textures on three-dimensional models |
JP2002358537A (ja) * | 2001-06-04 | 2002-12-13 | Sony Corp | 画像生成装置、画像処理装置およびそれらの方法 |
-
1997
- 1997-12-12 JP JP34252397A patent/JPH11175739A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6271858B1 (en) * | 1998-10-16 | 2001-08-07 | Microsoft Corporation | Incremental update for dynamic/animated textures on three-dimensional models |
JP2002358537A (ja) * | 2001-06-04 | 2002-12-13 | Sony Corp | 画像生成装置、画像処理装置およびそれらの方法 |
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