JP7346039B2 - データ処理装置、データ処理方法、及びプログラム - Google Patents
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Description
図1(A)および図1(B)は本実施形態のデータ処理装置の一構成例を示した図である。図1(A)は本実施形態のデータ変換装置100で行われる各処理に応じた各機能部を示した機能ブロック図である。図1(B)は図1(A)に示したデータ変換装置100を実現するデータ処理装置110のハードウェア構成例を示した図である。
以下、図1(A)と図2~図6を参照しながら、データ変換装置100の機能構成と、データ変換装置100において行われるデータ補間処理の基本となる二次補間処理の理論について説明する。図2は二次補間処理の概念を説明するための図であり、図3~図6は第1~第4実施形態における二次補間処理で用いる二次近似曲線を示した図である。
Ca=(Y(-1)-2・Y(0)+Y(1))/2
Cb=Y(0)-Y(-1)
Cc=(Y(-1)+Y(0))/2 式(1)
ただし、該二次近似曲線は、参照データを通らず、テーブルデータとして保持されている一連の参照データによって、入力データから出力データの変換特性が定まるものである。よって、データ変換装置100では、あらかじめ決められた変換特性を実現したいガンマ変換等に好適なデータ補間を実現することができる。
第1実施形態では、テーブルデータにおける格子間隔が複数の格子間隔、つまりは不均等な格子間隔であり、入力データに応じて適用する格子間隔が変わる場合について説明する。このような不均等な格子間隔は、例えば非線形性が強い階調変換関数などに好適である。例えば、非線形性が強い低階調領域では狭い格子間隔を適用し、線形性が強い高階調領域では広い格子間隔を適用することで、低階調から高階調までの全域の階調変換精度を高く維持したまま、保持しなければならないテーブルデータ量を削減可能となる。ただしこの場合、隣接する補間範囲の境界部において、格子間隔並びに補間間隔が異なる状態になることがあるため、それら両範囲の二次近似曲線を滑らかに繋げるための施策が必要となる。第1実施形態では、このように隣接する補間範囲の境界部において格子間隔並びに補間間隔が異なる場合に、それら両範囲の二次近似曲線を滑らかに繋げることを実現可能とする。
Y2+Y3=Y1'+Y2' 式(2)
第2実施形態では、第1実施形態に対し、隣接した異なる補間範囲の境界部におけるテーブルデータの条件が追加された例である。なお、以降の説明では、第1実施形態と異なる点についてのみ説明する。
図4は、第2実施形態の参照データ生成部102における処理の概念図を説明する図である。第2実施形態では、採用している二次補間の特性から、隣接した異なる補間範囲の境界部、つまりは図4における中点M2の点おいて二次近似曲線を滑らかに繋ぐために、テーブルデータは前述の式(2)に加えて式(3)の関係式を満たす。
X3-X2=DIS_A
X2'-X1'=DSI_B 式(3)
なお、本実施形態の説明において各格子間隔は、参照データを選択する際並びに相対位置xを算出する際並びに式(3)の関係式の演算負荷を軽減するために、2のべき乗であることが望ましいが、これに限定されるものではない。さらに図4で示している格子間隔DIS_BはDIS_Aの2倍として図示しているが、格子間隔の関係はこれに限定されるものではなく、例えば3倍、4倍、あるいは0.5倍、0.25倍などでもよく、正の実数倍であればよい。
第3実施形態では、参照データ12の一部のみがテーブルデータとして参照データ保持部101に記録されており、不足している参照データを生成する例について説明する。本実施形態では、例えば第1実施形態で示した式(2)を満たすような参照データの一つであるY1'を生成する場合を例に挙げて説明する。なお、以降の説明では、第1実施形態と異なる点についてのみ説明する。
なお、本実施形態の説明において各格子間隔は、テーブルデータを選択する際並びに相対位置xを算出する際の演算負荷を軽減するために、2のべき乗であることが望ましいが、これに限定されるものではない。さらに図5で示している格子間隔DIS_BはDIS_Aの2倍の間隔の比で図示しているが、格子間隔の関係はこれに限定されるものではなく、例えば3倍、4倍、あるいは0.5倍、0.25倍などでもよく、正の実数倍であればよい。また、本実施形態では、Y2'とY2とY3からY1'を生成する例を示しているが、これに限ったものではなく、Y2'あるいはY2ないしはY3のいずれか一つを他のテーブルデータから生成してもよい。その際は、式(2)をそれぞれのデータ(Y2'あるいは、Y2ないしはY3)について解いた算出式が用いられる。
第4実施形態では、参照データ12の一部のみがテーブルデータとして参照データ保持部101に記録されており、不足している参照データを生成する例を説明する。本実施形態では、例えば第2実施形態で示した式(3)を満たすような参照データの二つのデータであるY1'とY2'を生成する場合を例に挙げて説明する。なお以降の説明では、第1、第2実施形態と異なる点についてのみ説明する。
Y2'=(1/2)・[(Y2+Y3)-(DIS_B/DIS_A)・(Y3-Y2)]
式(5)
なお、本実施形態の説明において各格子間隔は、テーブルデータを選択する際並びに相対位置xを算出する際並びに式(5)の関係式の演算負荷を軽減するために2のべき乗であることが望ましいが、これに限定されるものではない。さらに図6で示している格子間隔DIS_BはDIS_Aの2倍として図示しているが、格子間隔の関係はこれに限定されるものではなく、例えば3倍、4倍、あるいは0.5倍、0.25倍などでもよく、正の実数倍であればよい。また、本実施形態では、Y2とY3からY1'とY2'を生成する例を示しているが、これに限ったものではなく、Y1'とY2'からY2とY3を生成してもよい。その際は、式(2)および式(3)を基にしてY2とY3について解いた算出式を用いればよい。
本発明は、前述の各実施形態の1以上の機能を実現するプログラムを、ネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータにおける一つ以上のプロセッサーがプログラムを読出し実行する処理でも実現可能である。また、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。
前述の実施形態は、何れも本発明を実施するにあたっての具体化の例を示したものに過ぎず、これらによって本発明の技術的範囲が限定的に解釈されてはならないものである。即ち、本発明は、その技術思想、又はその主要な特徴から逸脱することなく、様々な形で実施することができる。
Claims (13)
- 入力データを基に補間範囲を決定し、前記補間範囲に基づいて、前記入力データと出力データとの関係を複数の格子間隔で離散した、複数の離散化された出力データである参照データのテーブルデータを参照して、三つの参照データを生成もしくは取得する生成手段と、
前記補間範囲に応じた前記三つの参照データのうち近傍の二つの参照データごとに得られる二つの中点を通り且つ前記近傍の二つの参照データごとに得られる二つの線分に接する二次近似曲線を用いた二次補間演算を行って、前記入力データから出力データを算出する演算手段と、を有し、
前記生成手段は、隣接する二つの補間範囲に対応した二つの格子間隔が異なる間隔の格子間隔である場合、前記隣接する二つの補間範囲における前記中点のうち前記二つの補間範囲の境界部に近い中点が、前記二つの補間範囲で共通した点となる参照データを生成もしくは取得することを特徴とするデータ処理装置。 - 前記生成手段は、隣接する二つの補間範囲に対応した二つの格子間隔が異なる間隔の格子間隔である場合、前記隣接する二つの補間範囲における前記線分のうち前記二つの補間範囲の境界部に近い線分の傾きが、前記二つの補間範囲で共通した線分の傾きとなる参照データを生成もしくは取得することを特徴とする請求項1に記載のデータ処理装置。
- 前記生成手段は、
前記テーブルデータを参照して、前記入力データに対して最近傍の第1の参照データと、前記第1の参照データを中心とした前後の近傍の第2の参照データおよび第3の参照データとを、前記三つの参照データとして生成もしくは取得し、
前記第1の参照データと前記第2の参照データとの間の第1の中点と、前記第1の参照データと前記第3の参照データとの間の第2の中点とを、前記二つの参照データごとに得られる二つの点として算出し、前記第1の中点と第2の中点との間の範囲を前記補間範囲とすることを特徴とする請求項1または2に記載のデータ処理装置。 - 前記演算手段は、前記第1の参照データと前記第2の参照データとを結ぶ第1の線分と、前記第1の参照データと前記第3の参照データとを結ぶ第2の線分とを、前記二つの参照データごとに得られる二つの線分として算出することを特徴とする請求項3に記載のデータ処理装置。
- 前記テーブルデータを保持する保持手段を有することを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載のデータ処理装置。
- 前記保持手段が保持している前記テーブルデータは、前記複数のすべての格子間隔に対応したすべての参照データを含み、
前記生成手段は、前記補間範囲に基づいて前記テーブルデータから前記三つの参照データを取得することを特徴とする請求項5に記載のデータ処理装置。 - 前記保持手段が保持している前記テーブルデータは、前記複数のすべての格子間隔のうちの一部の格子間隔に対応した一部の参照データのみを含み、
前記生成手段は、前記テーブルデータに含まれる参照データを用いて、前記テーブルデータに含まれない参照データを生成することを特徴とする請求項5に記載のデータ処理装置。 - 前記生成手段は、前記隣接する二つの補間範囲の境界部に最も近い参照データを前記二つの補間範囲のそれぞれについて前記テーブルデータから取得し、前記取得した参照データを用いて前記テーブルデータに含まれない一つ以上の参照データを生成することを特徴とする請求項7に記載のデータ処理装置。
- 前記格子間隔は2のべき乗であることを特徴とする請求項1から8のいずれか1項に記載のデータ処理装置。
- 前記隣接する二つの補間範囲に対応した二つの格子間隔における間隔の比は2のべき乗であることを特徴とする請求項1から8のいずれか1項に記載のデータ処理装置。
- 前記テーブルデータは、前記格子間隔が密に分布された参照データと、前記格子間隔が疎に分布された参照データとを含むことを特徴とする請求項1から10のいずれか1項に記載のデータ処理装置。
- データ処理装置が実行するデータ処理方法であって、
入力データを基に補間範囲を決定し、前記補間範囲に基づいて、前記入力データと出力データとの関係を複数の格子間隔で離散した、複数の離散化された出力データである参照データのテーブルデータを参照して、三つの参照データを生成もしくは取得する生成工程と、
前記補間範囲に応じた前記三つの参照データのうち近傍の二つの参照データごとに得られる二つの中点を通り且つ前記近傍の二つの参照データごとに得られる二つの線分に接する二次近似曲線を用いた二次補間演算を行って、前記入力データから出力データを算出する演算工程と、を有し、
前記生成工程では、隣接する二つの補間範囲に対応した二つの格子間隔が異なる間隔の格子間隔である場合、前記隣接する二つの補間範囲における前記中点のうち前記二つの補間範囲の境界部に近い中点が、前記二つの補間範囲で共通した点となる参照データを生成もしくは取得することを特徴とするデータ処理方法。 - コンピュータを、請求項1から11のいずれか1項に記載のデータ処理装置の各手段として機能させるためのプログラム。
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JP2019026495A JP7346039B2 (ja) | 2019-02-18 | 2019-02-18 | データ処理装置、データ処理方法、及びプログラム |
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JP2020135283A JP2020135283A (ja) | 2020-08-31 |
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JP2019026495A Active JP7346039B2 (ja) | 2019-02-18 | 2019-02-18 | データ処理装置、データ処理方法、及びプログラム |
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2019
- 2019-02-18 JP JP2019026495A patent/JP7346039B2/ja active Active
Non-Patent Citations (1)
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島田武ほか,局所移動平均を用いた補間曲線の性質とその回路応用,電子情報通信学会技術研究報告,日本,一般社団法人電子情報通信学会,2016年12月08日,Vol.116 No.365,91ページ |
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