JP2000068764A - デジタル利得制御装置及びこれを具備した電子機器 - Google Patents

デジタル利得制御装置及びこれを具備した電子機器

Info

Publication number
JP2000068764A
JP2000068764A JP10230708A JP23070898A JP2000068764A JP 2000068764 A JP2000068764 A JP 2000068764A JP 10230708 A JP10230708 A JP 10230708A JP 23070898 A JP23070898 A JP 23070898A JP 2000068764 A JP2000068764 A JP 2000068764A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
gain
digital
value
variable
constant parameter
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP10230708A
Other languages
English (en)
Inventor
Shinji Nakamura
晋治 中村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sony Corp filed Critical Sony Corp
Priority to JP10230708A priority Critical patent/JP2000068764A/ja
Publication of JP2000068764A publication Critical patent/JP2000068764A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】 振幅範囲の相違する複数チャネルの入力信号
を同一の利得制御手段で利得制御でき、また、フェード
ゥアウトなどの視覚的、聴覚的な利得制御を可能とする
デジタル利得制御装置及びこれを具備した電子機器を提
供する。 【解決手段】 可変出力電圧発生手段13の出力を第2
のアナログデジタル変換手段2を介して得られる変数値
Kと、記憶手段4中の定数パラメータセット(g,a)
とから構成される利得関数を合成してなる合成利得関数
を演算手段3により演算し利得値Gを得て、乗算手段6
により、選択デジタル信号に利得値Gを乗じ、利得制御
を行う。また、記憶手段4のパラメータセット(g,
a)、(g’,a’)を第1のスイッチ1と連動して、
スイッチ3で切り換えることにより、複数チャネルの入
力信号のそれぞれの振幅に適合した利得制御を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はデジタル信号の利得
を手動制御する技術に関し、さらに詳しくは可変出力電
圧発生手段により、複数のチャネル入力信号に対して利
得を調整し、所望のデジタル振幅値を有するデジタル信
号出力を得るデジタル利得制御装置及びこれを具備した
電子機器の技術に関する。
【0002】
【従来の技術】複数チャネルの入力信号をデジタル信号
処理により、利得制御して所望の利得を有するデジタル
信号出力を得るには、従来、可変出力電圧発生手段から
の出力電圧をアナログデジタル変換手段により変換し、
利得値Gを発生させ、この利得値Gを、上述の複数チャ
ネルの入力信号をデジタル化したものに乗算して、その
結果のデジタル信号出力が所望の利得を有するように、
可変出力電圧発生手段からの出力電圧を制御していた。
近年パーソナルコンピュータやネットワークの発達とと
もに、上述の複数チャネルの入力信号の種類が増大し、
これらのチャネルの入力信号をそれぞれの特性に合わせ
て容易な操作で利得制御し得るデジタル利得制御装置が
求められている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来のデジタル利得制
御装置においては下記のような問題がある。 1)前述の複数のチャネル入力信号のそれぞれの信号は
振幅の範囲が非常に異なる場合があり、同一の利得制御
範囲で制御することは難しく、信号の種類によっては利
得制御できないという問題がある。 2)また、前述の利得値Gを決める利得関数の示す曲線
は入力信号の種類によって視覚的、聴覚的に変える必要
があり、例えば、フェードゥアウト操作をするような場
合、利得関数の示す曲線は信号の振幅の小さくなった領
域で、折れ線状に変化して、音声や画像が速やかに消え
ていくようなものでなければならないが、これは従来の
ような一つの利得関数で行うには無理がある。
【0004】本発明はこのような点に鑑みてなされたも
のであり、複数チャネルのそれぞれの入力信号に適応し
た利得の制御を行うとともに、視覚的、聴覚的に整合の
とれた利得制御を可能とするデジタル利得制御装置及び
これを具備した電子機器を提供することを課題とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上述の課題を解決するた
めに本発明のデジタル利得制御装置及びこれを具備した
電子機器では、複数チャネルのアナログ入力信号と複数
チャネルのデジタル入力信号をチャネル入力信号とし、
チャネル入力信号をデジタル信号処理して、所望の利得
を有するデジタル信号出力を得るデジタル利得制御装置
において、複数のアナログ入力信号を複数のデジタル信
号に変換する第1のアナログデジタル変換手段と、変換
された複数のデジタル信号と複数チャネルのデジタル入
力信号を選択して選択デジタル信号を得るための第1の
スイッチと、選択デジタル信号に利得値を乗算して所望
の利得を有するデジタル信号出力を得るための乗算手段
と、変数値と、変数値の複数個の変化範囲に対応した定
数パラメータセットとで構成される複数個の利得関数か
らなる合成利得関数により、利得値を演算して得るため
の演算手段と、定数パラメータセットを複数個記憶し得
る記憶手段と、定数パラメータセットを記憶手段より演
算手段の制御により選択し、演算手段に入力するための
第2のスイッチと、チャネル入力信号のそれぞれに対応
して設けられた複数個の定数パラメータセットを第1の
スイッチと連動させて、チャネル入力信号に対応するよ
うに切り換え得る定数パラメータ制御手段と、第2のア
ナログデジタル変換手段を介して、変数値を線形に可変
し得る可変出力電圧発生手段とを具備したことを特徴と
する。
【0006】また、本発明のデジタル利得制御装置及び
これを具備した電子機器の望ましい形態としては、利得
関数としてチェビシェフ補間多項式を使用するものであ
る。さらに、本発明のデジタル利得制御装置及びこれを
具備した電子機器の望ましい形態としては、利得値が最
少となる合成利得関数の変数値より大である所定の変数
値に対して、該所定の変数値に対応する利得値が零とな
るようにするものである。
【0007】前述した手段による作用について以下に記
す。 1)複数のチャネル入力信号に対応した複数の定数パラ
メータセットを第1のスイッチと連動させて定数パラメ
ータ制御手段により切り換えることにより、それぞれの
チャネル入力信号に適した利得制御範囲を設定すること
が可能となる。 2)可変出力電圧発生手段により、変数値を変化する
と、演算手段の制御により定数パラメータセットが変数
値の変化範囲毎に変化し、従って利得関数も変化範囲毎
に変化するので、利得値を演算する合成利得関数の曲線
は複数の利得関数で表される折れ線状の曲線となる。
【0008】
【発明の実施の形態】下記では、本発明のデジタル利得
制御装置及びこれを具備した電子機器の一例として、特
に、オーディオ信号の減衰利得制御を例にあげて説明す
るが、この例に限られるものではなく、画像や実験用の
データなどにも適用できることは言うまでもない。
【0009】図1は本発明のデジタル利得制御装置の一
例を示したブロック図である。ライン入力はラインアン
プ8を介して、また、マイク入力はマイクアンプ9を介
してスイッチS0に入力され、選択される。
【0010】スイッチS0 で選択された信号はアナログ
信号であり、第1のアナログデジタル変換手段1により
デジタル信号に変換され、第1のスイッチS1 に入力さ
れる。一方、デジタルオーディオ信号装置7からの入力
はそのまま第1のスイッチS1 に入力される。
【0011】第1のスイッチS1 にてチャネル入力信号
が選択されて選択デジタル信号となり、乗算手段6に入
力される。乗算手段6において、演算手段3からの利得
値Gが乗算されて所望の利得を有するデジタル信号出力
が得られる。
【0012】一方、記憶手段4には複数個の定数パラメ
ータセット(g,a)及び(g’,a’)が記憶されて
おり、後述する変数値Kの変化範囲に対応して
「(g1 ,a1 )、(g2 ,a2 )」のセット及び
「(g1 ’,a1 ’)、(g2 ’,a2 ’)」のセット
というように設定され記憶されている。
【0013】第2のスイッチS2 は、定数パラメータセ
ット中の、例えば(g1 ,a1 )と(g2 ,a2 )、ま
たは(g1 ’,a1 ’)と(g2 ’,a2 ’)を変数値
Kの変化範囲に対応して、演算手段3からの制御信号に
より切り換えるためのものである。
【0014】また、定数パラメータセット「(g1 ,a
1 )(g2 ,a2 )」と定数パラメータセット
「(g1 ’,a1 ’)(g2 ’,a2 ’)」とは、チャ
ネル入力信号に対応して、第1のスイッチS1 と連動し
て、定数パラメータ制御手段12により切り換えられ、
それぞれのチャネル入力信号に適合した合成利得関数の
生成に使用される。スイッチS3 は、上述の定数パラメ
ータセットを切り換える動作を模式的に説明するための
ものである。
【0015】さらに、可変出力電圧発生手段13は、例
えば、一端に電圧Vが加えられた可変抵抗器10で構成
され、可変分圧端子11の位置により電圧Vと比例する
アナログ出力電圧が得られ、これが第2のアナログデジ
タル変換手段2により変数値Kに変換される。
【0016】記憶手段5は演算手段3で演算される合成
利得関数の後述する係数を記憶するためのものであり、
本発明のデジタル利得制御装置及びこれを具備した電子
機器の望ましい形態としては、合成利得関数として、変
数値Kの変化範囲に対応して複数のチェビシェフ多項式
を合成して使用することである。
【0017】以下に、複数のチェビシェフ多項式を合成
した合成利得関数による演算手段3の演算動作について
図2〜図7を用いて説明する。
【0018】図2は、可変抵抗器10の表示部を示した
ものである。可変抵抗器10は、図2(a)に示すよう
に、回転角度が120度間隔で、0dB、−gdB、−
0.5×gdBのようにデシベル利得表示がなされてお
り、例えば、0度のとき、0dB、120度のとき、−
gdB、240度のとき、−0.5×gdBの減衰利得
が、乗算手段6のデジタル信号出力に対して得られる利
得制御となるよう意図して表示したものである。
【0019】記憶手段4に記憶された定数パラメータg
は、複数チャネルのそれぞれの入力の振幅に対して、利
得制御範囲を変えるべく設けられた最大減衰利得を決め
る定数パラメータである。例えば、図2(b)に示すよ
うに、マイク入力と、図2(c)に示すようにライン入
力では減衰利得制御範囲が違っていて、前者では、最大
減衰利得が−40dB、後者では、−20dBである。
従って、複数のチャネルの入力信号に対応して定数パラ
メータgを設定することで、この差に対処することがで
きる。
【0020】図3は図2(b)及び図2(c)の可変抵
抗器10のデシベル減衰利得yと変数値Kの関係を示し
たものである。変数値Kは正規化され、0≦K≦1の範
囲で第2のアナログデジタル変換手段2より得られる。
図3に示すように、変数値Kとデシベル減衰利得yは、
図2(b)、図2(c)のどちらの場合も比例するよう
に可変抵抗器10の回転角度と可変分圧端子11のアナ
ログ出力電圧の関係が設定されている。
【0021】すなわち、図3より、デシベル減衰利得y
と変数値Kの間には一般的には下記式(1)の関係があ
る。 y(dB)=g(K−1)+a (1) ここで、定数パラメータaは固定デシベル利得を表す。
デシベル減衰利得yを倍率表示の減衰利得に換算する
と、 G=100.05{g(k-1)+a} (2) となる。このGが前述の演算手段3によって演算される
利得値Gである。
【0022】さらに、上記式(2)を変形して2を底と
して書き換えると式(3)が得られる。 G≒2(0.05/0.30103){g(K-1)+a} (3)
【0023】式(3)は指数関数であるから、解析的に
演算することは困難である。そこで、本発明のデジタル
利得制御装置及びこれを具備した電子機器では、指数関
数を使用するのではなく、チェビシェフ多項式を使用し
て利得値Gを演算して求める。
【0024】関数2m 、但し(−1≦m≦0)におい
て、x=2m+1とおくと、2m =2(x-1)/2 、但し
(−1≦x≦1)となるので、関数2(x-1)/2 に対して
4次のチェビシェフ補間を行う。図4は、このことを示
したものであり、補間点x1 〜x5 は5次チェビシェフ
多項式の根である。また、図5は5次チェビシェフ関数
と根の関係を示す。
【0025】5次チェビシェフ多項式T5 (x)=16
5 −20x3 +5x=0を解くと、x1 ≒−0.95
105652、x2 ≒−0.58778525、x3
0、x4 =−x2 、x5 =−x1 となる。これらの根を
補間点として、図4の関数2(x-1)/2 は下記式(4)の
ように補間できる。 f(x)=2(x-1)/2≒C00(x)+C11(x)+C22(x) +C33(x)+C44(x) (4) 但し、T0 (x)=1、T1 (x)=x、T2 (x)=
2x2 −1、T3 (x)=4x3 −3x、T4 (x)=
8x4 −8x+1であり、また、C0=(1/5)ΣK=1
5 f(xk)、Cν =(2/5)ΣK=1 5 ν(xK
f(xk )である。さらに、xk は上述の補間点x1
5 を表す。
【0026】式(4)に根x1〜x5の値を実際に代入す
ると、下記式(5)が得られる。 2m ≒5a82+1f5e(2m+1)+0570(2m+1)2+ 00a2(2m+1)3+000e(2m+1)4 (5) 但し、5a82〜000eで示された係数は16進表示
である。これが前述の係数であり、記憶手段5に記憶さ
れる。
【0027】(5)式の右辺は解析的に演算できるの
で、左辺の指数関数の代わりに本発明のデジタル利得制
御装置及びこれを具備した電子機器では、前述の利得値
Gを演算する場合に(5)式の右辺の関数を使用するこ
とにする。右辺の関数を、改めて利得関数P(m)と
し、m=(0.05/0.30103){g(k−1)
+a}とすれば、式(3)及び式(5)から下記式
(6)が得られる。 利得値G=P(m)=5a82+1f5e(2m+1)+ 0570(2m+1)2+00a2(2m+1)3 +000e(2m+1)4 (6) 但し、−1≦m≦0とする。
【0028】図6は、式(6)を演算する手順を示した
ものである。以下順に説明する。 「S0 」係数5a82〜000eを記憶手段5に記憶し
ておく。 「S1 」定数パラメータg及び定数パラメータaの差
(g−a)に(0.05/0.30103)を乗じて結
果を値Mとする。 「S2 」定数パラメータgに(0.05/0.3010
3)を乗じて結果を値Nとする。 「S3 」値Mと係数5a82〜000eから式(6)を
用いて値Aを演算する。 「S4 」値Nに変数値Kを乗じて結果を値mとする。 「S5 」値mと係数5a82〜000eから式(6)を
用いて値Bを演算する。 「S6 」値B−値Aを演算して上記式(6)のP(m)
すなわち、利得値Gを得る。
【0029】次に図7は本発明のデジタル利得制御装置
及びこれを具備した電子機器に用いられる合成利得関数
を説明するものである。デシベル減衰利得yは直線1:
1=g1 (K−1)+a1 、直線2:y2 =g2 (K
−1)+a2 の2本から構成される折れ線曲線である。
変数値Kの範囲は前述のように、0≦K≦1である。合
成利得関数は、このデシベル減衰利得yを利得関数P
(m)により、倍率の利得に変換したものである。
【0030】ここで、変数値K=tH1 において、デシ
ベル減衰利得は直線2より演算される値 2 =g
2 (tH1 −1)+a2 ではなく−∞となる。これでは
演算不可能なので、y2 =g2 (tH1 −1)+a2
値が得られた時、合成利得関数により得られる利得値G
を0とすればよい。従って、K=tH1 においては、乗
算手段6により、選択デジタル信号に0が乗算されるの
で、選択デジタル信号の振幅が如何なる値でもデジタル
信号出力は零になる。このことは、本発明のデジタル利
得制御装置及びこれを具備した電子機器の望ましい形態
の一つである。
【0031】このように、デシベル減衰利得を2本の直
線によって合成し、利得値GをG=P(m)、但し、m
=g2 (tH1 −1)+a2 、となる直前の値から急激
に零にする目的は、前述したように、例えば、フェード
ゥアウトを行うためである。図7に示すように、デジタ
ル値Kの1に近い大きな値から、小さな値tH2 までは
緩やかに減衰利得が増大するが、tH2 から以下tH1
では急激に減衰利得を増大させ、tH1 からは突然、−
∞、すなわち、利得値Gを0にシャープカットオフし、
可変抵抗器10を回転させたとき、音声や画像が速やか
に消失する状態を聴覚的、視覚的に認識できるようにす
るためである。このような利得の制御は一本の減衰利得
曲線を使用しては実現が困難である。
【0032】演算手段3においては、上述のデシベル減
衰利得y1 、y2 より、対応する利得値G1 、G2 が、
チェビシェフ多項式を使用した式(6)の利得関数P
(m)により、G1 =P(m1 )、G2 =P(m2 )、
但し、m1 =(0.05/0.30103)y1 、m
2 =(0.05/0.30103)y2 として演算す
ることにより得られる。従ってこの場合の合成利得関数
は、P(m1 )、P(m2)で構成される。
【0033】図7において、点U及び点Vにおいては利
得関数が変わるため演算手段3は記憶手段4の中の定数
パラメータを第2のスイッチS2 を制御して選択しなけ
ればならない。すなわち、変数値Kにより定数パラメー
タセット(g,a)は下記のように切り換えられる。 0≦K≦tH2 では (g2 ,a2 ) tH2 ≦K≦1では (g1 ,a1 ) 但し、K=tH1 においては、G=0とする。
【0034】以上のようにして演算手段3により得られ
た利得値Gが乗算手段6により、選択デジタル信号に乗
算されて、利得を制御されたデジタル信号出力が得られ
る。以上述べた本発明のデジタル利得制御装置は、複数
のチャネルの入力信号の利得制御を必要とする電子機器
に搭載して、それぞれのチャネルの信号に適したデジタ
ル振幅値の制御とフェードゥアウト制御に適用できる。
【0035】
【発明の効果】合成利得関数により演算手段を用いて演
算し、選択デジタル信号に対して、フェードゥアウトな
どの視覚的、聴覚的な利得制御ができるデジタル利得制
御装置及びこれを具備した電子機器の提供が可能とな
る。また、定数パラメータセットを複数のチャネルの信
号に対して用意し、該定数パラメータセットを複数のチ
ャネル入力信号の特性に合わせて切り換えることで、複
数のチャネルの入力信号に対応した利得制御ができるデ
ジタル利得制御装置及びこれを具備した電子機器の提供
が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のデジタル利得制御装置の概略構成を示
すブロック図である。
【図2】図1の可変抵抗器の表示部において、デシベル
減衰利得表示を説明する説明図である。
【図3】図1の可変抵抗器に示されたデシベル減衰利得
表示と変数値の関係を説明する説明図である。
【図4】チェビシェフ多項式により、指数関数を補間す
ることを説明する説明図である。
【図5】5次チェビシェフ関数とその根の関係を示す説
明図である。
【図6】チェビシェフ多項式を使った利得関数P(m)
を演算して求める説明図である。
【図7】複数のデシベル利得関数から合成利得関数が合
成されることを示す説明図である。
【符号の説明】
1…第1のアナログデジタル変換手段、2…第2のアナ
ログデジタル変換手段、3…演算手段、4,5…記憶手
段、6…乗算手段、7…デジタルオーディオ信号装置、
8…ラインアンプ、9…マイクアンプ、10…可変抵抗
器、11…可変分圧端子、12…定数パラメータ制御手
段、13…可変出力電圧発生手段、S0 ,S3 …スイッ
チ、S1 …第1のスイッチ、S2 …第2のスイッチ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数チャネルのアナログ入力信号と複数
    チャネルのデジタル入力信号をチャネル入力信号とし、
    該チャネル入力信号をデジタル信号処理して、所望の利
    得を有するデジタル信号出力を得るデジタル利得制御装
    置において、 前記複数チャネルのアナログ入力信号を複数のデジタル
    信号に変換する第1のアナログデジタル変換手段と、 変換された該複数のデジタル信号と前記複数チャネルの
    デジタル入力信号を選択して選択デジタル信号を得るた
    めの第1のスイッチと、 該選択デジタル信号に利得値を乗算して前記所望の利得
    を有するデジタル信号出力を得るための乗算手段と、 変数値と、該変数値の複数個の変化範囲に対応した定数
    パラメータセットとで構成される複数個の利得関数から
    なる合成利得関数により、前記利得値を演算して得るた
    めの演算手段と、 前記定数パラメータセットを複数個記憶し得る記憶手段
    と、 該定数パラメータセットを該記憶手段より前記演算手段
    の制御により選択し、該演算手段に入力するための第2
    のスイッチと、 前記チャネル入力信号のそれぞれに対応して設けられた
    複数個の前記定数パラメータセットを前記第1のスイッ
    チと連動させて、該チャネル入力信号に対応するように
    切り換え得る定数パラメータ制御手段と、 第2のアナログデジタル変換手段を介して、前記変数値
    を線形に可変し得る可変出力電圧発生手段とを具備した
    ことを特徴とするデジタル利得制御装置。
  2. 【請求項2】 前記利得関数として、チェビシェフ補間
    多項式を使用したことを特徴とする請求項1に記載のデ
    ジタル利得制御装置。
  3. 【請求項3】 前記利得値が最少となる合成利得関数の
    変数値より大である所定の変数値に対して、該所定の変
    数値に対応する利得値が零となるようにしたことを特徴
    とする請求項1に記載のデジタル利得制御装置。
  4. 【請求項4】 請求項1に記載のデジタル利得制御装置
    を具備したことを特徴とする電子機器。
JP10230708A 1998-08-17 1998-08-17 デジタル利得制御装置及びこれを具備した電子機器 Pending JP2000068764A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10230708A JP2000068764A (ja) 1998-08-17 1998-08-17 デジタル利得制御装置及びこれを具備した電子機器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10230708A JP2000068764A (ja) 1998-08-17 1998-08-17 デジタル利得制御装置及びこれを具備した電子機器

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2000068764A true JP2000068764A (ja) 2000-03-03

Family

ID=16912074

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10230708A Pending JP2000068764A (ja) 1998-08-17 1998-08-17 デジタル利得制御装置及びこれを具備した電子機器

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2000068764A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005503697A (ja) * 2001-07-16 2005-02-03 クゥアルコム・インコーポレイテッド 対数と指数との変換を使用するディジタル電圧増幅器
US7221305B2 (en) 2003-12-01 2007-05-22 Samsung Electronics Co., Ltd. Apparatus and method for converting an analog audio signal into digital data
JP2008312260A (ja) * 2008-09-16 2008-12-25 Panasonic Corp 音量調整装置

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005503697A (ja) * 2001-07-16 2005-02-03 クゥアルコム・インコーポレイテッド 対数と指数との変換を使用するディジタル電圧増幅器
JP2009284498A (ja) * 2001-07-16 2009-12-03 Qualcomm Inc 対数と指数との変換を使用するディジタル電圧増幅器
US7221305B2 (en) 2003-12-01 2007-05-22 Samsung Electronics Co., Ltd. Apparatus and method for converting an analog audio signal into digital data
JP2008312260A (ja) * 2008-09-16 2008-12-25 Panasonic Corp 音量調整装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP1017166B1 (en) Acoustic characteristic correction device
US5677987A (en) Feedback detector and suppressor
JPH06327089A (ja) 音響特性補正装置
JPH09182194A (ja) 補聴器
US10514883B2 (en) Multi-channel morphing digital audio filter
US5270954A (en) Filter device and electronic musical instrument using the filter device
JP3147618B2 (ja) 音響特性補正装置
JP2778418B2 (ja) 音響特性補正装置
JP3191512B2 (ja) 音響特性補正装置
JP7017103B2 (ja) フィルタの制御方法、およびフィルタエレメント
EP1492081B1 (en) A system and method for simulation of non-linear audio equipment
JP2000068764A (ja) デジタル利得制御装置及びこれを具備した電子機器
JP7351092B2 (ja) 音響効果装置及び電子楽器
JP2993331B2 (ja) 電子楽器
JP2748826B2 (ja) 音響特性補正装置
JP2779983B2 (ja) 電子楽器
JPH09153748A (ja) 音量可変装置
US20020069748A1 (en) Electronic musical instrument and tone volume control method
JP2723001B2 (ja) 音響特性補正装置
JPS6238340Y2 (ja)
JP2611242B2 (ja) 振幅圧縮伸長回路
JP2006114998A (ja) ディジタル信号処理方式
JP3546693B2 (ja) 音声フェード回路
JP4260837B2 (ja) 波形生成装置、音源用シンセサイザ
JP3293649B2 (ja) 楽音発生装置