JP2993334B2 - ディジタル色信号処理装置 - Google Patents
ディジタル色信号処理装置Info
- Publication number
- JP2993334B2 JP2993334B2 JP5295129A JP29512993A JP2993334B2 JP 2993334 B2 JP2993334 B2 JP 2993334B2 JP 5295129 A JP5295129 A JP 5295129A JP 29512993 A JP29512993 A JP 29512993A JP 2993334 B2 JP2993334 B2 JP 2993334B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- signal
- saturation
- demodulation
- burst
- normalization
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Landscapes
- Processing Of Color Television Signals (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は主に、PAL方式のカラ
ーテレビジョン機器で色副搬送波信号を色差信号に復調
するカラーデコーダ回路や、PAL方式の民生用ビデオ
テープレコーダ機器で再生される低域変換搬送色信号を
色差信号に復調するAPC(Auto Phase Control)回路
に関するもので、その復調処理にディジタル信号処理技
術を適用したディジタル色信号処理装置に関するもので
ある。
ーテレビジョン機器で色副搬送波信号を色差信号に復調
するカラーデコーダ回路や、PAL方式の民生用ビデオ
テープレコーダ機器で再生される低域変換搬送色信号を
色差信号に復調するAPC(Auto Phase Control)回路
に関するもので、その復調処理にディジタル信号処理技
術を適用したディジタル色信号処理装置に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】近年、カラーテレビジョンや民生用ビデ
オテープレコーダの色信号処理装置は、その性能向上を
図るためにディジタル信号処理を用いた様々な方式が提
案されている。
オテープレコーダの色信号処理装置は、その性能向上を
図るためにディジタル信号処理を用いた様々な方式が提
案されている。
【0003】従来のディジタル信号処理を導入した色信
号処理装置としては、例えば特開平2−58490号公
報に示されている。
号処理装置としては、例えば特開平2−58490号公
報に示されている。
【0004】以下図面を参照しながら従来のディジタル
色信号処理装置について説明する。図5は従来のPAL
方式のディジタル色信号処理装置を示したブロック図で
ある。
色信号処理装置について説明する。図5は従来のPAL
方式のディジタル色信号処理装置を示したブロック図で
ある。
【0005】入力端子50に入力されたPAL方式の搬
送色信号は、復調回路51において可変周波数発振回路
55から供給される搬送波信号を用いてR−Y信号とB
−Y信号の色差信号に復調される。ここで、復調回路5
1のR−Y信号出力よりバースト期間の信号がバースト
ゲート52により取り出され、位相比較回路53におい
て2ラインの平均が求められる。PAL方式の色信号の
R−Y信号は、1ライン毎に極性が反転していて、カラ
ーバーストの位相はπ±π/4となっているので、バー
スト期間のR−Y信号を2ライン平均した値によって、
復調処理に用いられた搬送波信号の位相が進んでいるか
遅れているかがわかる。したがって、復調回路51に搬
送波信号を供給する可変周波数発振回路55を、位相比
較回路53からLPF54を経たバースト期間のR−Y
信号の2ライン平均信号で制御する。このようにして、
カラーバーストに位相同期するPLL(Phase Locked L
oop)回路が構成され、出力端子56a,56bにR−
Y信号とB−Y信号の色差信号を出力する。
送色信号は、復調回路51において可変周波数発振回路
55から供給される搬送波信号を用いてR−Y信号とB
−Y信号の色差信号に復調される。ここで、復調回路5
1のR−Y信号出力よりバースト期間の信号がバースト
ゲート52により取り出され、位相比較回路53におい
て2ラインの平均が求められる。PAL方式の色信号の
R−Y信号は、1ライン毎に極性が反転していて、カラ
ーバーストの位相はπ±π/4となっているので、バー
スト期間のR−Y信号を2ライン平均した値によって、
復調処理に用いられた搬送波信号の位相が進んでいるか
遅れているかがわかる。したがって、復調回路51に搬
送波信号を供給する可変周波数発振回路55を、位相比
較回路53からLPF54を経たバースト期間のR−Y
信号の2ライン平均信号で制御する。このようにして、
カラーバーストに位相同期するPLL(Phase Locked L
oop)回路が構成され、出力端子56a,56bにR−
Y信号とB−Y信号の色差信号を出力する。
【0006】この従来例では搬送色信号を色差信号に復
調するディジタル信号処理装置について示したが、民生
用ビデオテープレコーダの再生低域変換搬送色信号を色
差信号に復調する場合でも、可変周波数発振回路から復
調回路に供給される搬送波信号が低域搬送波信号となる
等の違いはあるが、全体の構成としては同様の回路で実
現できる。
調するディジタル信号処理装置について示したが、民生
用ビデオテープレコーダの再生低域変換搬送色信号を色
差信号に復調する場合でも、可変周波数発振回路から復
調回路に供給される搬送波信号が低域搬送波信号となる
等の違いはあるが、全体の構成としては同様の回路で実
現できる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記の従
来の構成では、バースト信号ベクトルの飽和度がノイズ
等の影響でライン毎に異なる場合には、復調位相誤差を
正しく検出できないという問題点を有していた。この様
子を図6に示す。図6において、ベクトルB+とベクト
ルB−は、いずれも正しい位相で復調された2ラインの
色信号のバースト信号ベクトルであるが、その飽和度は
互いに異なっている。この場合、バースト信号ベクトル
のR−Y成分の2ライン平均からは、復調位相誤差φに
相当する値が検出されてしまう。一般にカラーテレビジ
ョンやビデオテープレコーダでは、ACC(Auto Chrom
a Control)回路を用いてバースト振幅を一定に保つ処
理が施されるが、ビデオテープレコーダの記録再生時等
に生じる大きな出力変動に対しては、その影響を完全に
除去することは困難である。したがって従来の構成で
は、復調動作が不安定になったり、復調精度が悪くなる
といった問題を生じ、復調精度がACC回路の性能にも
依存するという欠点があった。
来の構成では、バースト信号ベクトルの飽和度がノイズ
等の影響でライン毎に異なる場合には、復調位相誤差を
正しく検出できないという問題点を有していた。この様
子を図6に示す。図6において、ベクトルB+とベクト
ルB−は、いずれも正しい位相で復調された2ラインの
色信号のバースト信号ベクトルであるが、その飽和度は
互いに異なっている。この場合、バースト信号ベクトル
のR−Y成分の2ライン平均からは、復調位相誤差φに
相当する値が検出されてしまう。一般にカラーテレビジ
ョンやビデオテープレコーダでは、ACC(Auto Chrom
a Control)回路を用いてバースト振幅を一定に保つ処
理が施されるが、ビデオテープレコーダの記録再生時等
に生じる大きな出力変動に対しては、その影響を完全に
除去することは困難である。したがって従来の構成で
は、復調動作が不安定になったり、復調精度が悪くなる
といった問題を生じ、復調精度がACC回路の性能にも
依存するという欠点があった。
【0008】また、ビデオテープレコーダの再生信号の
場合には、記録再生時に生じるジッタの影響を受けるの
で、バースト信号ベクトルの復調位相は1ライン毎に変
動する。バースト信号ベクトルのR−Y成分の2ライン
平均値は、2ラインのバースト信号ベクトルの位相差に
依存する。つまり従来の構成では、復調位相誤差の検出
信号がジッタの影響を受けるために、復調動作が不安定
になったり、復調精度が悪くなるといった問題点も有し
ていた。
場合には、記録再生時に生じるジッタの影響を受けるの
で、バースト信号ベクトルの復調位相は1ライン毎に変
動する。バースト信号ベクトルのR−Y成分の2ライン
平均値は、2ラインのバースト信号ベクトルの位相差に
依存する。つまり従来の構成では、復調位相誤差の検出
信号がジッタの影響を受けるために、復調動作が不安定
になったり、復調精度が悪くなるといった問題点も有し
ていた。
【0009】本発明は上記従来の問題点を解決するもの
で、バースト期間のR−Y信号とB−Y信号からノイズ
やジッタ等の影響を除去して復調位相誤差を検出するこ
とにより、安定で精度の高い復調動作が可能なディジタ
ル色信号処理装置を提供することを目的とする。
で、バースト期間のR−Y信号とB−Y信号からノイズ
やジッタ等の影響を除去して復調位相誤差を検出するこ
とにより、安定で精度の高い復調動作が可能なディジタ
ル色信号処理装置を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に本発明のディジタル色信号処理装置は、PAL方式の
搬送色信号、あるいはPAL方式の低域変換された搬送
色信号を、R−Y信号とB−Y信号に復調する復調手段
と、前記復調手段の出力に得られたR−Y信号とB−Y
信号のそれぞれのバースト期間の信号を取り出す第1,
第2のバーストゲート手段と、前記第1,第2のバース
トゲート手段から得られる信号ベクトルの飽和度を正規
化する第1の飽和度正規化手段と、前記第1の飽和度正
規化手段から得られる信号の2ラインの平均値をそれぞ
れ求める第1,第2の平均手段と、前記第1,第2の平
均手段から得られる信号ベクトルの飽和度を正規化する
第2の飽和度正規化手段と、前記第2の飽和度正規化手
段の出力に得られる信号で制御され前記復調手段に搬送
波を供給する可変周波数発振手段と、の構成を有してい
る。
に本発明のディジタル色信号処理装置は、PAL方式の
搬送色信号、あるいはPAL方式の低域変換された搬送
色信号を、R−Y信号とB−Y信号に復調する復調手段
と、前記復調手段の出力に得られたR−Y信号とB−Y
信号のそれぞれのバースト期間の信号を取り出す第1,
第2のバーストゲート手段と、前記第1,第2のバース
トゲート手段から得られる信号ベクトルの飽和度を正規
化する第1の飽和度正規化手段と、前記第1の飽和度正
規化手段から得られる信号の2ラインの平均値をそれぞ
れ求める第1,第2の平均手段と、前記第1,第2の平
均手段から得られる信号ベクトルの飽和度を正規化する
第2の飽和度正規化手段と、前記第2の飽和度正規化手
段の出力に得られる信号で制御され前記復調手段に搬送
波を供給する可変周波数発振手段と、の構成を有してい
る。
【0011】また、この目的を達成するために本発明の
ディジタル色信号処理装置はPAL方式の搬送色信号、
あるいはPAL方式の低域変換された搬送色信号を、R
−Y信号とB−Y信号に復調する復調手段と、前記復調
手段の出力に得られたR−Y信号とB−Y信号のそれぞ
れのバースト期間の信号を取り出す第1,第2のバース
トゲート手段と、前記第1,第2のバーストゲート手段
から得られる信号ベクトルの飽和度を正規化する第1の
飽和度正規化手段と、前記第1の飽和度正規化手段から
得られる信号の2ラインの平均値をそれぞれ求める第
1,第2の平均手段と、前記第1,第2の平均手段から
得られる信号ベクトルの飽和度を正規化する第2の飽和
度正規化手段と、前記復調手段の出力に残留する復調位
相誤差を前記第2の飽和度正規化手段から得られる信号
を用いて補正する位相誤差補正手段と、の構成を有して
いる。
ディジタル色信号処理装置はPAL方式の搬送色信号、
あるいはPAL方式の低域変換された搬送色信号を、R
−Y信号とB−Y信号に復調する復調手段と、前記復調
手段の出力に得られたR−Y信号とB−Y信号のそれぞ
れのバースト期間の信号を取り出す第1,第2のバース
トゲート手段と、前記第1,第2のバーストゲート手段
から得られる信号ベクトルの飽和度を正規化する第1の
飽和度正規化手段と、前記第1の飽和度正規化手段から
得られる信号の2ラインの平均値をそれぞれ求める第
1,第2の平均手段と、前記第1,第2の平均手段から
得られる信号ベクトルの飽和度を正規化する第2の飽和
度正規化手段と、前記復調手段の出力に残留する復調位
相誤差を前記第2の飽和度正規化手段から得られる信号
を用いて補正する位相誤差補正手段と、の構成を有して
いる。
【0012】また、この目的を達成するために本発明の
ディジタル色信号処理装置はPAL方式の搬送色信号、
あるいはPAL方式の低域変換された搬送色信号を、R
−Y信号とB−Y信号に復調する復調手段と、前記復調
手段の出力に得られたR−Y信号とB−Y信号のそれぞ
れのバースト期間の信号を取り出す第1,第2のバース
トゲート手段と、前記第1,第2のバーストゲート手段
から得られる信号ベクトルの飽和度を正規化する第1の
飽和度正規化手段と、前記第1の飽和度正規化手段から
得られる信号の2ラインの平均値をそれぞれ求める第
1,第2の平均手段と、前記第1,第2の平均手段から
得られる信号ベクトルの飽和度を正規化する第2の飽和
度正規化手段と、前記第2の飽和度正規化手段の出力に
得られる信号で制御され前記復調手段に搬送波を供給す
る可変周波数発振手段と、前記復調手段の出力に残留す
る復調位相誤差を前記第2の飽和度正規化手段から得ら
れる信号を用いて補正する位相誤差補正手段と、の構成
を有している。
ディジタル色信号処理装置はPAL方式の搬送色信号、
あるいはPAL方式の低域変換された搬送色信号を、R
−Y信号とB−Y信号に復調する復調手段と、前記復調
手段の出力に得られたR−Y信号とB−Y信号のそれぞ
れのバースト期間の信号を取り出す第1,第2のバース
トゲート手段と、前記第1,第2のバーストゲート手段
から得られる信号ベクトルの飽和度を正規化する第1の
飽和度正規化手段と、前記第1の飽和度正規化手段から
得られる信号の2ラインの平均値をそれぞれ求める第
1,第2の平均手段と、前記第1,第2の平均手段から
得られる信号ベクトルの飽和度を正規化する第2の飽和
度正規化手段と、前記第2の飽和度正規化手段の出力に
得られる信号で制御され前記復調手段に搬送波を供給す
る可変周波数発振手段と、前記復調手段の出力に残留す
る復調位相誤差を前記第2の飽和度正規化手段から得ら
れる信号を用いて補正する位相誤差補正手段と、の構成
を有している。
【0013】
【作用】本発明は上記した構成により、PAL方式の搬
送色信号(あるいは低域変換された搬送色信号)を復調
手段でR−Y信号,B−Y信号の色差信号に復調する
際、復調手段の出力に得られるバースト期間のR−Y信
号とB−Y信号を用いて、飽和度正規化手段や2ライン
の平均手段からなる演算手段でノイズやジッタの影響を
除去した復調位相誤差成分の信号を求め、復調手段に搬
送波を供給する可変周波数発振手段をこの信号によって
制御することにより、カラーバーストに位相同期するP
LLを形成して復調色差信号を得る。
送色信号(あるいは低域変換された搬送色信号)を復調
手段でR−Y信号,B−Y信号の色差信号に復調する
際、復調手段の出力に得られるバースト期間のR−Y信
号とB−Y信号を用いて、飽和度正規化手段や2ライン
の平均手段からなる演算手段でノイズやジッタの影響を
除去した復調位相誤差成分の信号を求め、復調手段に搬
送波を供給する可変周波数発振手段をこの信号によって
制御することにより、カラーバーストに位相同期するP
LLを形成して復調色差信号を得る。
【0014】また、本発明は上記した構成により、PA
L方式の搬送色信号(あるいは低域変換された搬送色信
号)を復調手段でR−Y信号,B−Y信号の色差信号に
復調した際、復調手段の出力に得られるバースト期間の
R−Y信号とB−Y信号を用いて、飽和度正規化手段や
2ラインの平均手段からなる演算手段でノイズやジッタ
の影響を除去した復調位相誤差成分の信号を求め、この
信号を用いて位相誤差補正手段で復調手段出力の色差信
号に対して位相の回転変換処理を施すことにより、復調
手段出力の復調位相誤差を補正する。
L方式の搬送色信号(あるいは低域変換された搬送色信
号)を復調手段でR−Y信号,B−Y信号の色差信号に
復調した際、復調手段の出力に得られるバースト期間の
R−Y信号とB−Y信号を用いて、飽和度正規化手段や
2ラインの平均手段からなる演算手段でノイズやジッタ
の影響を除去した復調位相誤差成分の信号を求め、この
信号を用いて位相誤差補正手段で復調手段出力の色差信
号に対して位相の回転変換処理を施すことにより、復調
手段出力の復調位相誤差を補正する。
【0015】また、本発明は上記した構成により、PA
L方式の搬送色信号(あるいは低域変換された搬送色信
号)を復調手段でR−Y信号,B−Y信号の色差信号に
復調する際、復調手段の出力に得られるバースト期間の
R−Y信号とB−Y信号を用いて、飽和度正規化手段や
2ラインの平均手段からなる演算手段でノイズやジッタ
の影響を除去した復調位相誤差成分の信号を求め、復調
手段に搬送波を供給する可変周波数発振手段をこの信号
によって制御することにより、カラーバースト位相同期
するPLLを形成すると共に、この信号を用いて復調手
段出力の色差信号に対して位相誤差補正手段で復調位相
誤差を補正することにより復調色差信号を得る。
L方式の搬送色信号(あるいは低域変換された搬送色信
号)を復調手段でR−Y信号,B−Y信号の色差信号に
復調する際、復調手段の出力に得られるバースト期間の
R−Y信号とB−Y信号を用いて、飽和度正規化手段や
2ラインの平均手段からなる演算手段でノイズやジッタ
の影響を除去した復調位相誤差成分の信号を求め、復調
手段に搬送波を供給する可変周波数発振手段をこの信号
によって制御することにより、カラーバースト位相同期
するPLLを形成すると共に、この信号を用いて復調手
段出力の色差信号に対して位相誤差補正手段で復調位相
誤差を補正することにより復調色差信号を得る。
【0016】
【実施例】以下、本発明の実施例について、図面を参照
しながら説明する。
しながら説明する。
【0017】図1は本発明の第1の実施例におけるディ
ジタル色信号処理装置の構成を示したブロック図であ
る。
ジタル色信号処理装置の構成を示したブロック図であ
る。
【0018】入力端子1から入力されたビデオテープレ
コーダの再生低域搬送色信号は、復調回路2において、
可変周波数発振回路8から供給される搬送波を用いた復
調処理により、R−Y信号,B−Y信号の色差信号に復
調される。このとき、バーストゲート3a,3bにより
それぞれR−Y信号,B−Y信号のバースト期間の信号
が取り出される。復調信号の第Nラインのバースト信号
ベクトルの位相をθN,飽和度をANとするとき、バース
トゲート3aより得られるR−Y成分の信号は(数
1)、バーストゲート3bより得られるB−Y成分の信
号は(数2)で示される。
コーダの再生低域搬送色信号は、復調回路2において、
可変周波数発振回路8から供給される搬送波を用いた復
調処理により、R−Y信号,B−Y信号の色差信号に復
調される。このとき、バーストゲート3a,3bにより
それぞれR−Y信号,B−Y信号のバースト期間の信号
が取り出される。復調信号の第Nラインのバースト信号
ベクトルの位相をθN,飽和度をANとするとき、バース
トゲート3aより得られるR−Y成分の信号は(数
1)、バーストゲート3bより得られるB−Y成分の信
号は(数2)で示される。
【0019】
【数1】
【0020】
【数2】
【0021】バースト信号ベクトルの飽和度ANはPA
L方式の規格により定められた値を持つが、ビデオテー
プレコーダの記録再生時の出力変動やノイズ等の影響を
受ける。飽和度正規化回路4は、これらの影響を除去す
るために、バーストゲート3a,3bより得られる信号
ベクトルに対して飽和度を正規化する処理を施す。飽和
度正規化回路4は、たとえば図4に示したような回路で
実現できる。図4において、バーストゲート3a,3b
からの信号は、入力に対してその2乗値を出力するRO
M40a,40bに供給され、その出力の和が加算器4
1で求められる。このとき、加算器41の出力には、三
角関数の定理より飽和度ANの2乗値が得られる。そし
て、入力に対してその平方根の逆数を出力するROM4
2により飽和度ANの逆数が求められ、乗算器43a,
43bでそれぞれバーストゲート3a,3bからの信号
と乗算されることにより、(数3),(数4)で示され
る信号を出力する。
L方式の規格により定められた値を持つが、ビデオテー
プレコーダの記録再生時の出力変動やノイズ等の影響を
受ける。飽和度正規化回路4は、これらの影響を除去す
るために、バーストゲート3a,3bより得られる信号
ベクトルに対して飽和度を正規化する処理を施す。飽和
度正規化回路4は、たとえば図4に示したような回路で
実現できる。図4において、バーストゲート3a,3b
からの信号は、入力に対してその2乗値を出力するRO
M40a,40bに供給され、その出力の和が加算器4
1で求められる。このとき、加算器41の出力には、三
角関数の定理より飽和度ANの2乗値が得られる。そし
て、入力に対してその平方根の逆数を出力するROM4
2により飽和度ANの逆数が求められ、乗算器43a,
43bでそれぞれバーストゲート3a,3bからの信号
と乗算されることにより、(数3),(数4)で示され
る信号を出力する。
【0022】
【数3】
【0023】
【数4】
【0024】このようにして飽和度が正規化された信号
は、それぞれ2ライン平均回路5a,5bに与えられ
る。2ライン平均回路5a,5bは、現在のバーストか
ら得られた信号と、1ライン前のバーストから得られた
信号の平均、つまり第Nラインと第N−1ラインの信号
の平均を求める回路であり、第N−1ラインの復調バー
スト信号ベクトル位相をθNー1とすると、その出力はそ
れぞれ(数5),(数6)で示された信号となる。
は、それぞれ2ライン平均回路5a,5bに与えられ
る。2ライン平均回路5a,5bは、現在のバーストか
ら得られた信号と、1ライン前のバーストから得られた
信号の平均、つまり第Nラインと第N−1ラインの信号
の平均を求める回路であり、第N−1ラインの復調バー
スト信号ベクトル位相をθNー1とすると、その出力はそ
れぞれ(数5),(数6)で示された信号となる。
【0025】
【数5】
【0026】
【数6】
【0027】これらの信号は、それぞれ右辺第1項で与
えられる飽和度を持ち、バースト信号ベクトルの2ライ
ン平均位相を持った信号ベクトルを表現している。第1
項の飽和度成分は2ラインのバースト位相の差分に依存
するので、ジッタ等の影響でライン毎に復調位相誤差が
異なる場合にはその値が変化する。そこで、飽和度正規
化回路6aは、飽和度正規化回路4と同様の処理を施し
て、2ライン平均回路5aからの信号の第1項成分を正
規化して、(数7)で示されるバースト2ライン平均位
相の正弦成分に相当する信号を出力する。
えられる飽和度を持ち、バースト信号ベクトルの2ライ
ン平均位相を持った信号ベクトルを表現している。第1
項の飽和度成分は2ラインのバースト位相の差分に依存
するので、ジッタ等の影響でライン毎に復調位相誤差が
異なる場合にはその値が変化する。そこで、飽和度正規
化回路6aは、飽和度正規化回路4と同様の処理を施し
て、2ライン平均回路5aからの信号の第1項成分を正
規化して、(数7)で示されるバースト2ライン平均位
相の正弦成分に相当する信号を出力する。
【0028】
【数7】
【0029】復調回路2における復調軸と正規のR−Y
軸,B−Y軸のずれ、すなわち復調時の位相誤差をφと
すると、バーストの2ライン平均位相は基準位相πから
φずれるので、この飽和度正規化回路6aの出力信号は
(数8)と表現される。
軸,B−Y軸のずれ、すなわち復調時の位相誤差をφと
すると、バーストの2ライン平均位相は基準位相πから
φずれるので、この飽和度正規化回路6aの出力信号は
(数8)と表現される。
【0030】
【数8】
【0031】この信号は、LPF7を経て可変周波数発
振回路8に供給され、可変周波数発振回路8から復調回
路2へ送られる搬送波の発振周波数および位相を制御す
る。このようにして、カラーバーストに位相同期した搬
送波を発生する負帰還制御ループが構成され、バースト
の2ライン平均位相がπの位置になるよう、すなわち復
調位相誤差φが零になるように復調軸が制御される。出
力端子9a,9bには、それぞれ復調されたR−Y信
号,B−Y信号の色差信号が得られる。
振回路8に供給され、可変周波数発振回路8から復調回
路2へ送られる搬送波の発振周波数および位相を制御す
る。このようにして、カラーバーストに位相同期した搬
送波を発生する負帰還制御ループが構成され、バースト
の2ライン平均位相がπの位置になるよう、すなわち復
調位相誤差φが零になるように復調軸が制御される。出
力端子9a,9bには、それぞれ復調されたR−Y信
号,B−Y信号の色差信号が得られる。
【0032】以上のように本実施例によれば、復調回路
出力の色差信号から復調位相誤差を求め、復調回路に搬
送波を供給する可変周波数発振回路を制御することによ
り、カラーバーストに位相同期するPLLを構成してP
AL方式の再生低域搬送色信号を復調する際に、バース
トゲート,飽和度正規化回路,2ライン平均回路等を用
いてバーストの2ライン平均位相から決まる復調位相誤
差を求める過程で、二度の飽和度正規化処理を施すこと
により、記録再生時の出力変動やノイズの影響、および
ジッタ等によるライン毎の復調位相誤差の変動の影響を
除去できるので、PLL動作の安定化と復調精度の向上
が実現される。
出力の色差信号から復調位相誤差を求め、復調回路に搬
送波を供給する可変周波数発振回路を制御することによ
り、カラーバーストに位相同期するPLLを構成してP
AL方式の再生低域搬送色信号を復調する際に、バース
トゲート,飽和度正規化回路,2ライン平均回路等を用
いてバーストの2ライン平均位相から決まる復調位相誤
差を求める過程で、二度の飽和度正規化処理を施すこと
により、記録再生時の出力変動やノイズの影響、および
ジッタ等によるライン毎の復調位相誤差の変動の影響を
除去できるので、PLL動作の安定化と復調精度の向上
が実現される。
【0033】図2は本発明の第2の実施例のディジタル
色信号処理装置の構成を示すブロック図である。なお同
図においては、図1に示した実施例と同様に動作,作用
するブロックについては同一の符号を付した。
色信号処理装置の構成を示すブロック図である。なお同
図においては、図1に示した実施例と同様に動作,作用
するブロックについては同一の符号を付した。
【0034】入力端子1から入力されたビデオテープレ
コーダの再生低域搬送色信号は、復調回路2において、
R−Y信号,B−Y信号の色差信号に復調される。この
とき、搬送波発生回路11は、入力端子10から入力さ
れる再生信号の水平同期信号に位相同期するPLL回路
であり、復調回路2に搬送波を供給する。
コーダの再生低域搬送色信号は、復調回路2において、
R−Y信号,B−Y信号の色差信号に復調される。この
とき、搬送波発生回路11は、入力端子10から入力さ
れる再生信号の水平同期信号に位相同期するPLL回路
であり、復調回路2に搬送波を供給する。
【0035】復調回路2より出力されるR−Y信号,B
−Y信号の色差信号は、位相誤差補正回路12に供給さ
れると共に、バーストゲート3a,3b、飽和度正規化
回路4、2ライン平均回路5a,5b、および飽和度正
規化回路6bで、バーストの2ライン平均位相の信号成
分が図1に示した第1の実施例と同様に演算処理され
る。第1の実施例と異なる点は、飽和度正規化回路6b
が、2ライン平均回路5a,5bの出力信号からそれぞ
れバースト2ライン平均位相の正弦成分(数7)と余弦
成分(数9)を出力し、位相誤差補正回路12に供給す
るように構成された点である。
−Y信号の色差信号は、位相誤差補正回路12に供給さ
れると共に、バーストゲート3a,3b、飽和度正規化
回路4、2ライン平均回路5a,5b、および飽和度正
規化回路6bで、バーストの2ライン平均位相の信号成
分が図1に示した第1の実施例と同様に演算処理され
る。第1の実施例と異なる点は、飽和度正規化回路6b
が、2ライン平均回路5a,5bの出力信号からそれぞ
れバースト2ライン平均位相の正弦成分(数7)と余弦
成分(数9)を出力し、位相誤差補正回路12に供給す
るように構成された点である。
【0036】
【数9】
【0037】飽和度正規化回路6bから出力されるこれ
らの信号は、復調位相誤差をφとすると、それぞれ(数
8),(数10)と表現される。
らの信号は、復調位相誤差をφとすると、それぞれ(数
8),(数10)と表現される。
【0038】
【数10】
【0039】位相誤差補正回路12は、この復調位相誤
差φを補正するように、復調回路2の出力であるR−Y
信号EIRとB−Y信号EIBに対して、(数11)なる位
相回転変換を施して、復調位相誤差を補正したR−Y信
号EORとB−Y信号EOBを出力する。
差φを補正するように、復調回路2の出力であるR−Y
信号EIRとB−Y信号EIBに対して、(数11)なる位
相回転変換を施して、復調位相誤差を補正したR−Y信
号EORとB−Y信号EOBを出力する。
【0040】
【数11】
【0041】このようにして復調位相誤差の取り除かれ
たR−Y信号,B−Y信号が、出力端子9a,9bに得
られる。
たR−Y信号,B−Y信号が、出力端子9a,9bに得
られる。
【0042】以上のように本実施例によれば、復調回路
より出力される色差信号に対し、そのバースト位相の2
ライン平均から復調軸のずれを求め、色差信号のベクト
ル位相を瞬時に回転させて復調位相誤差を取り除く位相
誤差補正回路を設けることにより、フィードフォワード
型のAPC回路を構成し、復調位相精度を向上させるこ
とができる。このとき、図1の実施例と同様に、バース
トゲート,飽和度正規化回路,2ライン平均回路等を用
いて復調位相誤差を求める過程で、二度の飽和度正規化
処理を施すことにより、記録再生時の出力変動やノイズ
の影響、およびジッタ等による復調位相変動の影響を除
去した復調位相誤差成分を得ることができるので、位相
誤差補正回路において正確な位相回転変換処理が可能と
なる。
より出力される色差信号に対し、そのバースト位相の2
ライン平均から復調軸のずれを求め、色差信号のベクト
ル位相を瞬時に回転させて復調位相誤差を取り除く位相
誤差補正回路を設けることにより、フィードフォワード
型のAPC回路を構成し、復調位相精度を向上させるこ
とができる。このとき、図1の実施例と同様に、バース
トゲート,飽和度正規化回路,2ライン平均回路等を用
いて復調位相誤差を求める過程で、二度の飽和度正規化
処理を施すことにより、記録再生時の出力変動やノイズ
の影響、およびジッタ等による復調位相変動の影響を除
去した復調位相誤差成分を得ることができるので、位相
誤差補正回路において正確な位相回転変換処理が可能と
なる。
【0043】図3は本発明の第3の実施例のディジタル
色信号処理装置の構成を示すブロック図である。なお同
図においては、図1,図2に示した実施例と同様に動
作,作用するブロックについては同一の符号を付した。
色信号処理装置の構成を示すブロック図である。なお同
図においては、図1,図2に示した実施例と同様に動
作,作用するブロックについては同一の符号を付した。
【0044】入力端子1から入力されたビデオテープレ
コーダの再生低域搬送色信号は、復調回路2において、
R−Y信号,B−Y信号の色差信号に復調される。復調
回路2より出力されるR−Y信号,B−Y信号の色差信
号は、位相誤差補正回路12に供給されると共に、バー
ストゲート3a,3b、飽和度正規化回路4、2ライン
平均回路5a,5b、および飽和度正規化回路6bでは
図2に示した第2の実施例と同様の演算処理が実行さ
れ、復調位相誤差の正弦成分と余弦成分が位相誤差補正
回路12に供給される。第2の実施例と異なる点は、飽
和度正規化回路6bの出力信号のうち復調位相誤差の正
弦成分が第1の実施例と同様に、LPF7を経て復調回
路2に搬送波を供給する可変周波数発振回路8を制御す
るように構成された点である。つまり、第1の実施例に
示したカラーバースト位相同期するPLLにより再生低
域搬送色信号を色差信号に復調し、第2の実施例に示し
たフィードフォワード型のAPCにより瞬時に復調位相
誤差を補正して、出力端子9a,9bよりR−Y信号,
B−Y信号を出力するものである。PLLの動作と、フ
ィードフォワード型のAPCの動作は、それぞれ第1お
よび第2の実施例に示したとおりである。
コーダの再生低域搬送色信号は、復調回路2において、
R−Y信号,B−Y信号の色差信号に復調される。復調
回路2より出力されるR−Y信号,B−Y信号の色差信
号は、位相誤差補正回路12に供給されると共に、バー
ストゲート3a,3b、飽和度正規化回路4、2ライン
平均回路5a,5b、および飽和度正規化回路6bでは
図2に示した第2の実施例と同様の演算処理が実行さ
れ、復調位相誤差の正弦成分と余弦成分が位相誤差補正
回路12に供給される。第2の実施例と異なる点は、飽
和度正規化回路6bの出力信号のうち復調位相誤差の正
弦成分が第1の実施例と同様に、LPF7を経て復調回
路2に搬送波を供給する可変周波数発振回路8を制御す
るように構成された点である。つまり、第1の実施例に
示したカラーバースト位相同期するPLLにより再生低
域搬送色信号を色差信号に復調し、第2の実施例に示し
たフィードフォワード型のAPCにより瞬時に復調位相
誤差を補正して、出力端子9a,9bよりR−Y信号,
B−Y信号を出力するものである。PLLの動作と、フ
ィードフォワード型のAPCの動作は、それぞれ第1お
よび第2の実施例に示したとおりである。
【0045】以上のように本実施例によれば、バースト
の2ライン平均位相より、記録再生時の出力変動やノイ
ズの影響、およびジッタ等による復調位相変動の影響を
除去して復調位相誤差を求める演算回路と、その演算出
力信号を用いて再生低域搬送色信号のカラーバーストに
位相同期して復調するPLL回路と、同じくその演算出
力信号を用いて色差信号のベクトル位相を瞬時に回転さ
せて復調位相誤差を取り除く位相誤差補正回路を設ける
ことにより、PAL方式の再生低域搬送色信号に対して
安定で位相精度の良い復調処理を実現する。また、バー
ストの2ライン平均から復調位相誤差を求める演算回路
が、PLLとフィードフォワード型のAPCで共用でき
るため、比較的小規模な回路で実現できる。
の2ライン平均位相より、記録再生時の出力変動やノイ
ズの影響、およびジッタ等による復調位相変動の影響を
除去して復調位相誤差を求める演算回路と、その演算出
力信号を用いて再生低域搬送色信号のカラーバーストに
位相同期して復調するPLL回路と、同じくその演算出
力信号を用いて色差信号のベクトル位相を瞬時に回転さ
せて復調位相誤差を取り除く位相誤差補正回路を設ける
ことにより、PAL方式の再生低域搬送色信号に対して
安定で位相精度の良い復調処理を実現する。また、バー
ストの2ライン平均から復調位相誤差を求める演算回路
が、PLLとフィードフォワード型のAPCで共用でき
るため、比較的小規模な回路で実現できる。
【0046】なお、上記の実施例においては、ビデオテ
ープレコーダの再生低域搬送色信号を色差信号に復調す
る例を示したが、搬送色信号を色差信号に復調する場合
にも同様の効果が得られる。
ープレコーダの再生低域搬送色信号を色差信号に復調す
る例を示したが、搬送色信号を色差信号に復調する場合
にも同様の効果が得られる。
【0047】また、上記の実施例において、飽和度正規
化回路4と飽和度正規化回路6a、または飽和度正規化
回路4と飽和度正規化回路6bは独立な回路としたが、
回路の構成は全く同じ、あるいはほとんど共通であるの
で、飽和度正規化回路を1つだけ有する構成として、そ
の飽和度正規化回路で時分割処理を行っても実現でき
る。
化回路4と飽和度正規化回路6a、または飽和度正規化
回路4と飽和度正規化回路6bは独立な回路としたが、
回路の構成は全く同じ、あるいはほとんど共通であるの
で、飽和度正規化回路を1つだけ有する構成として、そ
の飽和度正規化回路で時分割処理を行っても実現でき
る。
【0048】
【発明の効果】以上のように本発明は、PAL方式の搬
送色信号、あるいはPAL方式の低域変換された搬送色
信号をディジタル信号処理を用いて色差信号に復調する
際、バーストの2ライン平均位相から復調位相誤差を求
めるバーストゲート,飽和度正規化回路,2ライン平均
回路等からなる演算回路を設けることにより、ビデオテ
ープレコーダの記録再生時の出力変動やノイズの影響、
およびジッタ等による復調位相誤差の変動の影響を除去
して復調位相誤差成分を得ることができるので、安定か
つ高精度な復調動作が可能となる。
送色信号、あるいはPAL方式の低域変換された搬送色
信号をディジタル信号処理を用いて色差信号に復調する
際、バーストの2ライン平均位相から復調位相誤差を求
めるバーストゲート,飽和度正規化回路,2ライン平均
回路等からなる演算回路を設けることにより、ビデオテ
ープレコーダの記録再生時の出力変動やノイズの影響、
およびジッタ等による復調位相誤差の変動の影響を除去
して復調位相誤差成分を得ることができるので、安定か
つ高精度な復調動作が可能となる。
【図1】本発明の第1の実施例におけるディジタル色信
号処理装置の構成を示すブロック図
号処理装置の構成を示すブロック図
【図2】本発明の第2の実施例におけるディジタル色信
号処理装置の構成を示すブロック図
号処理装置の構成を示すブロック図
【図3】本発明の第3の実施例におけるディジタル色信
号処理装置の構成を示すブロック図
号処理装置の構成を示すブロック図
【図4】本発明の実施例における飽和度正規化回路の構
成の一例を示すブロック図
成の一例を示すブロック図
【図5】従来のディジタル色信号処理装置の構成を示す
ブロック図
ブロック図
【図6】従来例の動作を説明するためのベクトル図
2 復調回路 3a,3b バーストゲート 4,6a,6b 飽和度正規化回路 5 2ライン平均回路 8 可変周波数発振回路 12 位相誤差補正回路
Claims (3)
- 【請求項1】 PAL方式の搬送色信号、あるいはPA
L方式の低域変換された搬送色信号を、R−Y信号とB
−Y信号に復調する復調手段と、 前記復調手段の出力に得られたR−Y信号とB−Y信号
のそれぞれのバースト期間の信号を取り出す第1,第2
のバーストゲート手段と、 前記第1,第2のバーストゲート手段から得られる信号
ベクトルの飽和度を正規化する第1の飽和度正規化手段
と、 前記第1の飽和度正規化手段から得られる信号の2ライ
ンの平均値をそれぞれ求める第1,第2の平均手段と、 前記第1,第2の平均手段から得られる信号ベクトルの
飽和度を正規化する第2の飽和度正規化手段と、 前記第2の飽和度正規化手段の出力に得られる信号で制
御され前記復調手段に搬送波を供給する可変周波数発振
手段と、 を備えたディジタル色信号処理装置。 - 【請求項2】 PAL方式の搬送色信号、あるいはPA
L方式の低域変換された搬送色信号を、R−Y信号とB
−Y信号に復調する復調手段と、 前記復調手段の出力に得られたR−Y信号とB−Y信号
のそれぞれのバースト期間の信号を取り出す第1,第2
のバーストゲート手段と、 前記第1,第2のバーストゲート手段から得られる信号
ベクトルの飽和度を正規化する第1の飽和度正規化手段
と、 前記第1の飽和度正規化手段から得られる信号の2ライ
ンの平均値をそれぞれ求める第1,第2の平均手段と、 前記第1,第2の平均手段から得られる信号ベクトルの
飽和度を正規化する第2の飽和度正規化手段と、 前記復調手段の出力に残留する復調位相誤差を前記第2
の飽和度正規化手段から得られる信号を用いて補正する
位相誤差補正手段と、 を備えたディジタル色信号処理装置。 - 【請求項3】 PAL方式の搬送色信号、あるいはPA
L方式の低域変換された搬送色信号を、R−Y信号とB
−Y信号に復調する復調手段と、 前記復調手段の出力に得られたR−Y信号とB−Y信号
のそれぞれのバースト期間の信号を取り出す第1,第2
のバーストゲート手段と、 前記第1,第2のバーストゲート手段から得られる信号
ベクトルの飽和度を正規化する第1の飽和度正規化手段
と、 前記第1の飽和度正規化手段から得られる信号の2ライ
ンの平均値をそれぞれ求める第1,第2の平均手段と、 前記第1,第2の平均手段から得られる信号ベクトルの
飽和度を正規化する第2の飽和度正規化手段と、 前記第2の飽和度正規化手段の出力に得られる信号で制
御され前記復調手段に搬送波を供給する可変周波数発振
手段と、 前記復調手段の出力に残留する復調位相誤差を前記第2
の飽和度正規化手段から得られる信号を用いて補正する
位相誤差補正手段と、 を備えたディジタル色信号処理装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5295129A JP2993334B2 (ja) | 1993-11-25 | 1993-11-25 | ディジタル色信号処理装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5295129A JP2993334B2 (ja) | 1993-11-25 | 1993-11-25 | ディジタル色信号処理装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07154813A JPH07154813A (ja) | 1995-06-16 |
JP2993334B2 true JP2993334B2 (ja) | 1999-12-20 |
Family
ID=17816666
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5295129A Expired - Fee Related JP2993334B2 (ja) | 1993-11-25 | 1993-11-25 | ディジタル色信号処理装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2993334B2 (ja) |
-
1993
- 1993-11-25 JP JP5295129A patent/JP2993334B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH07154813A (ja) | 1995-06-16 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
KR960001313B1 (ko) | 위상 고정 루프 시스템 | |
KR950004116B1 (ko) | 비데오 신호 처리 시스템 | |
US6034735A (en) | Clock generator for digital video signal processing apparatus | |
JP2993334B2 (ja) | ディジタル色信号処理装置 | |
US4609938A (en) | Digital TV receiver with digital video processing circuit | |
JP2850643B2 (ja) | ディジタル色信号復調装置 | |
US6690430B1 (en) | Chrominance signal demodulation circuit | |
US6522366B1 (en) | Dual-loop PLL circuit and chrominance demodulation circuit | |
JPS62230286A (ja) | デイジタルテレビジヨン受像機 | |
US5631708A (en) | Automatic phase control apparatus | |
JPH11355796A (ja) | 色復調回路およびデジタル画像処理装置 | |
JP4612201B2 (ja) | 色信号復調装置 | |
JP2548181B2 (ja) | Apc装置 | |
JPH11252580A (ja) | ビデオデコーダ及びこれに用いるカラー位相ロックループ | |
JPH07162895A (ja) | 色信号の周波数帯域変換のための搬送波発生装置 | |
JPH08140110A (ja) | 画像信号処理装置 | |
JPS6194488A (ja) | 色信号処理装置 | |
JPH07298299A (ja) | 位相補正回路 | |
JPS6320994A (ja) | Afc装置 | |
JPH05130629A (ja) | 色副搬送波発生回路及び色信号復調回路 | |
JPS63155982A (ja) | 色復調回路 | |
JPH01212177A (ja) | 巡回型雑音低減装置 | |
JP2001119712A (ja) | 色信号処理装置 | |
JP2000152272A (ja) | ビデオ信号復調回路 | |
JPH11187358A (ja) | 時間軸補正装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |