JP2993165B2 - 電気回路図面の作成方法 - Google Patents

電気回路図面の作成方法

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JP2993165B2
JP2993165B2 JP3073470A JP7347091A JP2993165B2 JP 2993165 B2 JP2993165 B2 JP 2993165B2 JP 3073470 A JP3073470 A JP 3073470A JP 7347091 A JP7347091 A JP 7347091A JP 2993165 B2 JP2993165 B2 JP 2993165B2
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electrical circuit
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有豊 岸本
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は電気回路図面の作成方法
に関し、特に電気回路の設計支援における大規模集積回
路等の電気回路図面の作成方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、かかる大規模集積回路等の電気回
路図面を作成する場合、例えば図面入力,修正,編集等
を行なう場合には、ぼう大な工数を必要としている。
【0003】図2はかかる従来の一例を説明するための
回路図面の概略図である。図2に示すように、回路図面
6,10上の複数箇所で同一の回路素子7を使用する場
合、実装設計と一致させるために1箇所にその回路素子
7および図面間端子8,9を記述しておき、他の箇所か
らは図面間端子11,12を介して忠実に配線で結線し
ている。この図面間端子8,9および11,12は同一
回路素子7を複数箇所で参照するために付加的に加えら
れた配線や端子を表わしている。このようにすると、図
面が繁雑になり、しかも記述の手間も多くかかる。ま
た、参照する回路素子7が1箇所(回路図面6)にしか
書かれておらず、他の箇所で参照するときは回路図面を
何枚も繰って、その素子の機能を知る方法が採用されて
いる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の電気回
路図面の作成方法は、同一の回路素子を複数箇所あるい
は複数図面で参照する必要があるとき、実装設計との1
対1対応を維持するために、その回路素子は1箇所にし
か記述することを許されていない。しかも、他の参照箇
所からは配線で結線する必要がある。従って、従来の作
成方法は図面が繁雑になり、回路素子の機能の参照が必
要な箇所では、この機能がわからないという欠点があ
る。
【0005】本発明の目的は、かかる図面の繁雑さを解
消し、回路素子の機能の参照が必要な箇所で容易に参照
でき、図面そのものを見易くすることのできる電気回路
図面の作成方法を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の電気回路図面の
作成方法は、回路図面上で複数箇所に記述されている回
路素子が同一であることを示す等価情報源を前記回路図
面とは別に設けることにより、前記回路図面上の結線を
単純化し、シュミレータおよび実装設計ツールへ円滑に
インターフェースを行なうことを特徴としている。
【0007】
【実施例】次に、本発明の実施例について図面を参照し
て説明する。
【0008】図1は本発明の一実施例を説明するための
回路図面の概略図である。図1に示すように、本実施例
は複数の回路図面1,4の上に同一の回路素子2,5が
参照の必要に応じ複数箇所で記述されている。このよう
に記述することにより、回路素子2,5の機能が参照箇
所毎に明確にわかる。これを許すために、本実施例では
複数箇所に記述された回路素子2,5が実装設計上は等
価であることを示す等価情報源3を別途付加する。この
等価情報源5の等価情報(G2=G12)に基づき、記
述された図1は従来の方法と同じ図2の回路図面に自動
的に変換される。このとき、シュミレータや実装設計ツ
ールへのインターフェースのみを考慮するのであれば、
具体的に配線や端子8,9,11,12を発生させる必
要はなく、それに見合う抽象的なデータが作成されれば
よい。
【0009】上述した内容をステップ順に説明すると、
まず同一回路素子2,5を参照が必要な箇所全てに記述
することを許し、次に複数箇所で記述されている回路素
子2,5が等価であることを示す情報G2=G12を付
加する。更に、シュミレーションや実装設計ツールと1
対1対応させるため、複数箇所に記述されている回路素
子2,5を1箇所だけ残し、残した以外の参照箇所から
は回路素子を削除し、配線で結線する。このような手順
で回路図面1,4を作成すれば、ツールへのインターフ
ェースが必要なだけであるので、回路図面1,4上で具
体的に素子の削除や配線の描画をする必要はなくなる。
【0010】要するに、本実施例では同一の回路素子
2,5を複数箇所あるいは複数図面1,4で参照が必要
なときは、必要な箇所それぞれにその回路素子2,5を
記述することを許すために、別途複数箇所に記述された
回路素子2,5が等価であることを示す等価情報源3を
設け、これにより図面を簡単且つ見易くしている。
【0011】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は同一の回
路素子が必要な参照箇所毎に記述されるので、回路素子
の機能が必要な場所で容易に回路設計者に了解させるこ
とができ、実装設計との整合を取るための無理な配線お
よび繁雑な配線を付加する必要がなく、回路図面を見易
く作成することができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を説明するための回路図面の
概略図である。
【図2】従来の一例を説明するための回路図面の概略図
である。
【符号の説明】
1,4 回路図面 2,5 回路素子 3 等価情報源

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回路図面上で複数箇所に記述されている
    回路素子が同一であることを示す等価情報源を前記回路
    図面とは別に設けることにより、前記回路図面上の結線
    を単純化し、シュミレータおよび実装設計ツールへ円滑
    にインターフェースを行なうことを特徴とする電気回路
    図面の作成方法。
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