JP2991804B2 - レジスト構造物の製法 - Google Patents

レジスト構造物の製法

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JP2991804B2 JP3103783A JP10378391A JP2991804B2 JP 2991804 B2 JP2991804 B2 JP 2991804B2 JP 3103783 A JP3103783 A JP 3103783A JP 10378391 A JP10378391 A JP 10378391A JP 2991804 B2 JP2991804 B2 JP 2991804B2
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  • Exposure Of Semiconductors, Excluding Electron Or Ion Beam Exposure (AREA)
  • Exposure And Positioning Against Photoresist Photosensitive Materials (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は急傾斜の側面を有する高
度に解像されたレジスト構造物を製作する方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】レジスト構造物の製作は特にマイクロエ
レクトロニクス分野において、例えば半導体デバイスを
製造する際に重要な役目をする。それにはフォトリソグ
ラフィ法で構造化されるフォトレジストが用いられる。
しかしマイクロエレクトロニクス分野における漸進的な
開発は集積密度の増大を必然的にもたらし、構造物が益
々微細化するに伴い構造物の製作に対しても更に高度
の要求が課せられる。この場合特に使用されるフォト
レジストの解像度並びにコントラスト益々高めること
が必要である。
【0003】フォトリソグラフィ法でフォトレジストを
構造化する場合、技術的及びレジスト固有のパラメータ
の他に露光に使用されたステッパ又はステッパレンズの
特性も、達成することのできる最小の構造物寸法CD
(=Critical Dimension)並びに焦
点深度DOF(=Depth of Focus)を決
定する。ステッパ固有の影響量、露光波長λ及びレンズ
の開口数NAはCD及びDOFと以下の関係を有する。 CD=f1(λ/NA) 及び DOF=±f2(λ/NA2) その際f1及びf2は方法又は装置固有の因子を表す。
【0004】フォトリソグラフィにおけるこれらの要件
例えば長い間湿式現像可能の単層レジスト、特に
ースポリマーとしてのノボラック樹脂及び光活性成分と
してのキノンジアジドからなるようなものによって満た
されてきた。しかし高いレジスト層厚で垂直な側面を有
する0.5μm未満のレリーフ構造物を製造するため
DUV(=Deep UV)領域でエキシマレーザステ
ッパにより構造化するような将来設定される諸要件は
この種のレジスト系によってはもはや殆ど又はまったく
満たすことができない。このことは特に段差のある基板
トポグラフィでまた高反射性の基板において問題とな
る。極めて小さい構造物を製造するには一層短い露光
波長と高い開口数が必要とされ、これはまさに焦点深度
の範囲を短縮化することから、いわゆる湿式現像可能の
単層レジストの場合、比較的厚いレジスト層及び不可避
的な層厚変動により段差トポグラフィ上に高い解像度
を達成することは極めて困難である。更に特にノボラッ
クは例えば248nmで高い自己吸収性を有することか
ら、上記の系はDUVレジストとして使用するには適し
ていない。
【0005】湿式現像可能の単層レジストの使用と関連
する問題点を除去するために、いわゆる二層系が開発さ
れたが、これは当然複雑化する。二層系の場合上方の
薄い層のみを露光及び構造化する。すなわち現像するか
又は試薬で処理することにより化学的に変化させ、引続
き得られた構造物を下方の層に転写する。その際上層は
接触マスクとして作用する。下層の構造化のためには、
例えばUV光線を用いた投光露光を、湿式現像と、又は
酸素プラズマ(O2/RIE)中での反応性イオンエッ
チングのような乾式現像と組み合わせて使用すること
ができる。
【0006】同時にそれほど複雑ではない場合の二層系
の利点は乾式現像可能の単層系を有することである。こ
れらの系の場合基板に施されたレジスト層内に、表面を
露光することにより像を造る。次いでこのレジストを
金属含有有機試薬、例えば有機珪素化合物で処理する
が、その際実施する処理法に応じてネガ型レジストの場
合は露光された領域のみが、又はポジ型レジストの場合
未露光領域のみが試薬と反応する。引続き酸素プラズ
マ中でエッチングすることにより非シリル化領域を乾
式現像する。
【0007】乾式現像可能の単層系により0.5μm未
満の領域でレジスト構造物を製作するには、以下のレジ
スト又は処理技術が公知である。−ノボラック及び光活
性成分からなるレジストを露後65℃でo−キシロー
ル中のヘキサメチルシクロトリシラザンの溶液で処理
し、引続き乾式現像する。その際構造化はネガ型レジス
トとしても、またポジ型レジストとしても可能である
(欧州特許出願公開第0204253号明細書)。−ア
クリレートをベースとするレジストでは、電子線により
露光し、ジボラン(B2H6)で40℃で処理し、乾式
現像した後、0.5μmの解像度(レジスト残厚0.1
8μm)が生じる。市販のレジスト及び処理試薬として
四塩化珪素(SiCl4)を用いた場合同様の結果が得
られる。この場合各処理法に応じてポジ型又はネガ型
の構造物を製作することができる(欧州特許出願公開第
0136130号明細書)。−露光されたレジストをイ
ソシアネート及び珪素含有試薬で処理し、更に適切な処
理工程で乾式現像することによりポジ像が得られる
(欧州特許出願公開第0229917号及び同第025
1241号明細書)。−レジストをヘキサメチルジシラ
ザンのような珪素含有試薬で気相からシリル化すること
によりポジのレジスト像を製作することができる(欧
州特許出願公開第0248779号明細書並びに「プロ
シーディングス・オブ・エスピーアイイー(Proc.
of SPIE)」第1086巻(1989年)、第2
20〜228頁、及び「ジャーナル・オブ・バキューム
・サイエンス・テクノロジー(J.Vac.Sci.T
echnol.)B」、第7巻(1989年)、第17
82〜1786頁)。
【0008】しかし上記の系の場合以下の欠点が生じ
る。 −腐食性又は毒性の湿気に敏感なガス又は液体の使用 −特別な排気装置を必要とすること −高温での処理 −僅かなO2/RIE抵抗力
【0009】欧州特許出願公開第0394740号明細
書にはネガ型の乾式現像可能のレジスト系が提案されて
おり、これは比較可能の他の系とは異なり操作が簡単で
あり、酸素プラズマ中で高い選択性を有し、急傾斜の側
面を有する高度に解像された構造物を生じ、また存在す
る通常の装置を使用することを可能とするものである。
この系の特殊性は、金属含有有機試薬でのレジストの処
理を水相又は水を含む無毒性相で行い、また通常の条件
ですなわち室温及び常圧で実施することにある。
【0010】ネガ型の乾式現像可能の単層系は一般に
これに対応するポジ型系よりも簡単に加工することがで
きるが、ポジ型系は臨界的な接触孔平面での使用におい
てはネガ型系よりも適している。これは極めて重要な利
点である。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、臨界
的な接触孔平面でも急傾斜の側面を有する高度に解像さ
れた構造物を生じ、その際に通常の装置の使用を可能と
するレジスト構造物の製法を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】この課題は本発明によれ
ば、 −基板上に、化学的に反応性の基を含むポリマーと
アゾケトン又はキノンジアジドをベースとする光活性成
分とからなるフォトレジスト層を施し、 −このフォトレジスト層を像に応じて露光し、 −露光したフォトレジスト層を、ポリマーの反応性基と
の化学反応を可能とする官能基を有する多官能性有機化
合物で処理し、 −その後投光露光を行い、 −こうして露光されたフォトレジスト層を、ポリマーの
反応性基との化学反応を可能とする官能基を少なくとも
1個有する金属含有有機化合物で処理し、 −こうして処理されたフォトレジスト層を、酸素含有プ
ラズマ中でエッチングすることにより解決される。
【0013】
【作用効果】本発明により、ポジティブ像を生じ、それ
によりポジ型のレジスト系と結び付いた利点をもたら
す、乾式現像を有する構造化法が提供される。
【0014】本発明方法は一般に以下の経過をたどる。
ベースポリマー及び光活性成分からなるレジストを溶液
の型で例えばシリコンウエハのような土台に施し、マ
スクを介して露光する。このベースポリマーは化学的に
反応性の基を有するが、貯蔵安定性である。光活性成分
としてはジアゾケトン又はキノンジアジドを使用する。
露光波長領域内で吸収及び反応する必要のある光活性成
分の種類に応じて、レジストをそれぞれ近又は深紫外線
(NUV又はDUV)領域内で、例えば193、24
8、313、365又は436nmで露光する。
【0015】露光後レジストをいわゆる網状化剤で、有
利には水溶液の形で処理する。その際網状化剤として
は、ベースポリマーの反応性基と化学反応を起こし得る
官能基を少なくとも2個有する、金属不含の有機化合物
を使用する。この反応により露光された範囲でベースポ
リマーは遮蔽される。網状化剤の溶液で処理することに
より、恐らく露光に際して光活性成分から生じたカルボ
ン酸がレジストから溶出される。網状化剤でのレジスト
の処理は有利には室温で行う。しかし必要に応じて又
は有利にはこの処理を高めた温度で行うこともできる。
【0016】レジストを網状化剤で処理した後、投光露
光、すなわちマスクなしで露光する。投光露光の前にレ
ジストを有利には熱処理することもできるが、それには
短時間例えば60秒間90〜110℃で熱処理する。投
光露光後レジストを、ベースポリマーの反応性基と化学
反応を起こし得る官能基を少なくとも1個有する金属含
有有機化合物で、短時間処理する。この処理は有利に
は水性アルコール溶液を用いて、また有利には室温で行
う。
【0017】レジストを金属含有化合物で処理すること
によりその際生ずる化学反応によって第二の露光領
域、すなわち遮蔽されていない領域の層厚は選択的に増
大する。特に垂直方向で生じるこの層成長は投光露光
に際し露光線量に関してまた処理時間及びその際使用
した溶液の濃度に関して意図した通りにコントロールす
ることができまた調整可能である。これにより現在約
0.25μm(線/溝)までの高度に解像された半サブ
ミクロン構造物の1:1結像の他に、一層狭い溝及び高
い縦横比を有する結像を実現することができる。従って
このレジスト系は高い最適化可能性を含んでいる。
【0018】金属含有化合物で処理した後レジストを酸
素プラズマ中でエッチングする、すなわち乾式現像を行
う。その際急傾斜の側面を有する高度に解像されたポジ
型レジスト構造物が得られる。欧州特許出願公開第03
94740号明細書中に例示的に記載されているポジ
型構造物の製作(その例6を参照)と比較した場合に
も、本発明方法は明らかに一層高い解像度が得られると
いう利点を有する。記載されている方法ではこの他に別
のレジスト成分、すなわち光活性造酸物を必要とする。
【0019】比較可能の公知方法と比べて本発明の利点
は特に次の通りである。 −処理法、すなわち室温及び室空調下における化学試薬
でのレジストの処理。 −短い処理時間(一般に30〜90秒)。 −全工程を完全に現存する装置内に統合することができ
る。すなわち例えばレジストの処理を現存するバドル−
又は噴霧現像器中で行うことができる。すなわちまった
く付加的な費用を必要としない。 −金属含有化合物で処理し、こうして金属化したレジス
ト領域の酸素プラズマに対する高度の耐食性。
【0020】更に本発明は有利には単層系でだけでは
なく、乾式現像可能の二層系でも使用できる。その際反
応性レジストは薄層として諸要件応じて自由に選択
できる、乾式エッチング可能の平坦化層上に施す。更に
土台としてはすなわち基板としては一般に半導体物
質、金属、セラミック又はこれに類するものを使用す
る。
【0021】本発明方法では有利には化学的に反応性
の基として無水物基を有するベースポリマーを使用す
る。その他に反応性基として例えばエポキシ基、イミ
ド基並びに場合によっては保護された形でのイソシアネ
ート基、及びエノールエーテル基が挙げられる。無水物
基を有する適当なベースポリマーは、例えば10から5
5モル%がマレイン酸無水物モノマーからなるコポリマ
ーである。その際コモノマーとしては特にスチロール
のような芳香族化合物を使用する。他の多くの適切なポ
リマーについては欧州特許出願公開第0394740
号明細書に記載されている。
【0022】本発明方法では多官能の金属不含の有機化
合物、すなわち網状化剤として有利にはポリアミン、す
なわち少なくとも2個のアミノ基を有する化合物を使用
する。更に有利には脂肪族ポリアミン並びに芳香族部
分構造物を有する脂肪族ポリアミンを使用する。適切な
多官能性アミンは例えばトリエチレンテトラミン、ト
リス(2−アミノエチル)−アミン、N,N′−ビス
(3−アミノプロピル)−1,2−エチレンジアミン及
び3−(アミノメチル)−ベンジルアミンである。ポリ
アミンの他に少なくとも2個のフェノールOH基を有す
る化合物及び適切な多官能性アルコールを挙げることも
できる。網状化剤は有利には水溶液の形で使用するこ
とができる。この網状化剤、例えばポリアミンが水に極
く僅かに可溶であるか又はまったく不溶である場合に
は、水と適当な有機溶剤例えばアルコール、特にイソプ
ロパノールとからなる可変混合物中の溶液を使用するこ
ともできる。
【0023】本発明方法で使用される金属含有有機化合
物は有利には有機珪素化合物である。有利にはジアミ
ノシロキサンが使用される。アミノ官能性オルガノシロ
キサンの他に適当な化合物は、例えばヒドロキシ官能性
オルガノシロキサン並びにアミノ又はヒドロキシ官能性
オルガノシランである。この種の化合物は例えば欧州
特許出願公開第0394740号明細書に記載されてい
る。有機珪素化合物の他にその金属が難腐食性の安定
な酸化物を形成する他の金属含有有機化合物、例えばマ
グネシウム、アルミニウム、チタン、バナジウム及び錫
含有化合物も挙げることができる。金属含有有機化合
物、一般にシリル化剤は有利には水性アルコール溶液の
形で使用できる。その際アルコールとしては特にイソプ
ロパノールを使用する。
【0024】
【実施例】本発明を以下実施例に基づき更に詳述する。
その際本発明方法を実施するため以下の出発物質又は処
理剤を使用する(MT=重量部)。 −ベースポリマー(1): 開始剤としてアゾイソ酪酸ニトリルをまた調節剤とし
てアルキルメルカプタンを用いて無水マレイン酸及び
スチロールをラジカル重合することにより製作した無水
マレイン酸とスチロールとからなるコポリマー。 −ベースポリマー(2): 開始剤としてアゾイソ酪酸ニトリルを用い、調節剤は使
用せずに、無水マレイン酸及びスチロールをラジカル重
合することにより製作した無水マレイン酸とスチロー
ルとからなるコポリマー。 −光活性成分(1): ビスフェノールAナフトキノンジアジド−4−スルホ
ン酸とのジエステル。−網状化溶液(1) トリス(2−アミノエチル)−アミン2MT及び水98
MTからなる水溶液。−網状化溶液(2) トリエチレンテトラミン2MT及び水98MTからなる
水溶液。−網状化溶液(3) N−(3−アミノプロピル)−1,4−ブタンジアミン
2MT及び水98MTからなる水溶液。−網状化溶液
(4) N,N′−ビス(3−アミノプロピル)−1,4−ブタ
ンジアミン2MT及び水98MTからなる水溶液。 −網状化溶液(5) N,N′−ビス(3−アミノプロピル)−1,2−エチ
レンジアミン4MT及び水96MTからなる水溶液。 −シリル化溶液(1): ジアミノシロキサン2MT、イソプロパノール78.4
MT及び水19.6MTからなる水性アルコール溶液。
有利にはα,ω−アミノ官能性シロキサン、特に2個の
末端位アミノプロピル基及び2〜20個の珪素原子を鎖
中に有する、例えば市販生成物、テゴマー(Tegom
er)A−Si2120(Goldschmidt社
製)を使用して作成。 −シリル化溶液(2): ジアミノシロキサン(テゴマーA−Si2120)1M
T、イソプロパノール79.2MT及び水19.8MT
からなる水性アルコール溶液。 −シリル化溶液(3): ビス(3−アミノプロピル)−テトラメチルジシロキサ
ン2MT、乳化剤1MT及び水97MTからなる水溶
液。
【0025】例 1 シリコンウエハ上に市販のポジ型レジストTSMR89
00(Tokyo Ohka Kogyo Co.社
製)を遠心塗布し(4000rpmで20秒間)、90
℃で5分間乾燥する。ついで循環炉中において240℃
で35分間加熱する。加熱後平坦化層として使用するレ
ジストのさは1.3μmである。
【0026】平坦化層上に、ベースポリマー(1)9.
75MT、光活性成分(1)5.25MT及び2−メト
キシ−1−プロピルアセテート85MTからなるレジス
トを遠心塗布する(4500rpmで20秒間)。ホッ
トプレート上で100℃/60秒で乾燥後、トップレジ
ストの層厚は320nmである。次いでこのレジスト
マスクを介して100mJ/cm2で露光(キャノ
ン社製のDUVステッパ:λ=248nm、NA=0.
37)し、網状化溶液(1)で60秒間処理し、水で3
0秒間洗浄し、100℃で2分間熱処理する。150m
J/cm2でDUV投光露光(マスクなし)した後、レ
ジストをシリル化溶液(1)で45秒間処理し、次いで
30秒間イソプロパノールで洗浄する。その際最初の露
光時に照射されなかった領域のみがシリル化される。引
続きシリコンウエハをプラズマエッチング装置(Ley
bold Heraeus社製のZ401型)内に装入
し、レジストを酸素プラズマ中で乾式現像する(O2/
RIE:ガス圧6mトル、バイアス電圧500V)。垂
直な側面及び1:1の線/溝比を有する0.3μmのポ
ジ型構造物が得られる。
【0027】例 2 例1に相応するレジストを例1に記載したようにして基
板に施し、乾燥し、次いでマスクを介して70mJ/c
m2で露光し、網化溶液(2)で60秒間処理し、水
で30秒間洗浄する。例1に相応して熱処理し、DUV
投光露光し、シリル化した後、プラズマエッチング装置
(Material ResearchCorpora
tion製MIE型720)内で乾式現像する(O2/
RIE:ガス圧6mトル、バイアス電圧500V、磁石
)。0.25μmの垂直側面を有するポジ型構造物が
得られる。
【0028】例 3 例1に相応するレジストを例2に記載したようにして基
板に施し、乾燥し、露光し、次いで網化溶液(3)で
60秒間処理し、水で30秒間洗浄する。約200mJ
/cm2でNUV投光露光(マスクなし)し、例1に相
応して更に処理した後、0.4μmの垂直な側面及び
1:1の線/溝比を有するポジ型構造物が得られる。
【0029】例 4 例1に相応するレジストをマスクを介して40mJ/
cm2で露光し(ASM社製のステッパ:λ=365n
m、NA=0.4)、網化溶液(5)で45秒間処理
し、水で30秒間洗浄し、110℃で2分間熱処理す
る。約200mJ/cm2でNUV投光露光(マスクな
し)した後、レジストをシリル化溶液(1)で30秒間
処理し、その後イソプロパノールで30秒間洗浄する。
引続きシリコンウエハをプラズマエッチング装置(Le
ybold Heraeus社製、Z401型)に装入
し、レジストを酸素プラズマ中で乾式現像する(O2/
RIE:ガス圧6mトル、バイアス電圧450V)。垂
直な側面を有する0.5μmのポジ型構造物が得られ
る。
【0030】例 5 シリコンウエハ上に、ベースポリマー(2)13MT、
光活性成分(1)7MT及び2−メトキシ−1−プロピ
ルアセテート80MTからなるレジストを遠心塗布(3
000rpmで、20秒間)する。ホットプレート上で
100℃/60秒間で乾燥した後、レジストの層厚は
1.1μmである。次いでレジストをマスクを介して
80mJ/cm2で露光し(キャノン社製のDUVステ
ッパ:λ=248nm、NA=0.37)、網化溶液
(4)で60秒間処理し、水で30秒間洗浄し、100
℃で2分間熱処理する。150mJ/cm2でDUV投
光露光(マスクなし)した後、レジストをシリル化溶液
(2)で30秒間処理し、次いでイソプロパノールで3
0秒間洗浄する。引続きシリコンウエハをプラズマエッ
チング装置(Leybold Heraeus社製、Z
401型)に装入し、レジストを酸素プラズマ中で乾式
現像する(O2/RIE:ガス圧6mトル、バイアス電
圧500V)。垂直な側面を有する0.4μmのポジ型
構造物が得られる。
【0031】例 6 例5に相応するレジストをマスクを介して40mJ/
cm2で接触露光し(装置MA56M/Karl Su
ess社製:λ=363nm)、網化溶液(2)で6
0秒間処理し、水で30秒間洗浄し、100℃で2分間
熱処理する。180mJ/cm2でNUV投光露光(マ
スクなし)した後、レジストをシリル化溶液(3)で6
0秒間処理し、次いでイソプロパノールで30秒間洗浄
する。引続きプラズマエッチング装置(Leybold
Heraeus社製、Z401型)を用いて酸素プラ
ズマ中で乾式現像する(O2/RIE:ガス圧6mト
ル、バイアス電圧500V)。0.5μmの垂直な側面
を有するポジ型構造物が得られる。
【0032】例 7 例1に相応するレジストを、マスクを介して120mJ
/cm2で露光し(キャノン社製、DUVステッパ:λ
=248nm、NA=0.37)、網化溶液(2)で
60秒間処理し、水で30秒間洗浄し、100℃で2分
間熱処理する。約200mJ/cm2でDUV投光露光
(マスクなし)した後、レジストをシリル化溶液(1)
で60秒間処理し、次いでイソプロパノールで30秒間
洗浄する。引続きプラズマエッチング装置(Leybo
ld Heraeus社製、Z401型)を用いて酸素
プラズマ中で乾式現像する(O2/RIE:ガス圧6m
トル、バイアス電圧500V)。0.5μm幅の溝が
約1.7μmの厚さのレジスト層内に得られる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 エフア リツセル ドイツ連邦共和国 8551 フオルヒハイ ム リンデンヴエーク 19 (72)発明者 ライナー ロイシユナー ドイツ連邦共和国 8520 エルランゲン ドンプアツフ‐シユトラーセ 144 (72)発明者 ミヒアエル ゼバルト ドイツ連邦共和国 8521 ヘスドルフ- ハンベルク キルヒエンシユタイク 3 (72)発明者 ヘルムート アーネ ドイツ連邦共和国 8551 レツテンバツ ハ ハイデシユトラーセ 6 (72)発明者 ジークフリート ビルクレ ドイツ連邦共和国 8552 ヘヒシユタツ ト フアイト‐シユトツス‐シユトラー セ 46 (56)参考文献 特開 昭62−165650(JP,A) 特開 平2−47659(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G03F 7/38 G03F 7/36

Claims (10)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 急傾斜の側面を有する高度に解像された
    レジスト構造物を製造する方法において、 −基板上に、化学的に反応性の基を含むポリマーとジア
    ゾケトン又はキノンジアジドをベースとする光活性成分
    とからなるフォトレジスト層を施し、 −このフォトレジスト層を像に応じて露光し、 −露光したフォトレジスト層を、ポリマーの反応性基と
    の化学反応を可能とする官能基を有する多官能性有機化
    合物で処理し、 −その後投光露光を行い、 −こうして露光されたフォトレジスト層を、ポリマーの
    反応性基との化学反応を可能とする官能基を少なくとも
    1個有する金属含有有機化合物で処理し、 −こうして処理されたフォトレジスト層を、酸素含有プ
    ラズマ中でエッチングすることを特徴とする高度に解像
    されたレジスト構造物の製法。
  2. 【請求項2】 化学反応性基として無水物基を有するポ
    リマーを使用することを特徴とする請求項1記載の製
    法。
  3. 【請求項3】 多官能性有機化合物としてポリアミンを
    使用することを特徴とする請求項1又は2記載の製法。
  4. 【請求項4】 脂肪族ポリアミンを使用することを特徴
    とする請求項3記載の製法。
  5. 【請求項5】 金属含有有機化合物として有機珪素化合
    物を使用することを特徴とする請求項1ないし4の1つ
    に記載の製法。
  6. 【請求項6】 ジアミノシロキサンを使用することを特
    徴とする請求項5記載の製法。
  7. 【請求項7】 多官能性有機化合物でのフォトレジスト
    層の処理を室温で行うことを特徴とする請求項1ないし
    6の1つに記載の製法。
  8. 【請求項8】 フォトレジスト層を金属含有有機化合物
    の水性アルコール溶液で処理することを特徴とする請求
    項1ないし7の1つに記載の製法。
  9. 【請求項9】 投光露光前にフォトレジスト層に熱処理
    を施すことを特徴とする請求項1ないし8の1つに記載
    の製法。
  10. 【請求項10】 フォトレジスト層をドライエッチング
    可能の平坦化層上に施すことを特徴とする請求項1ない
    し9の1つに記載の製法。
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