JP2991008B2 - チェーンテンショナ装置 - Google Patents
チェーンテンショナ装置Info
- Publication number
- JP2991008B2 JP2991008B2 JP5192412A JP19241293A JP2991008B2 JP 2991008 B2 JP2991008 B2 JP 2991008B2 JP 5192412 A JP5192412 A JP 5192412A JP 19241293 A JP19241293 A JP 19241293A JP 2991008 B2 JP2991008 B2 JP 2991008B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- plunger
- cylinder
- chain
- chain tensioner
- tensioner device
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16H—GEARING
- F16H7/00—Gearings for conveying rotary motion by endless flexible members
- F16H7/08—Means for varying tension of belts, ropes, or chains
- F16H7/0848—Means for varying tension of belts, ropes, or chains with means for impeding reverse motion
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16H—GEARING
- F16H7/00—Gearings for conveying rotary motion by endless flexible members
- F16H7/08—Means for varying tension of belts, ropes, or chains
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16H—GEARING
- F16H7/00—Gearings for conveying rotary motion by endless flexible members
- F16H7/06—Gearings for conveying rotary motion by endless flexible members with chains
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16H—GEARING
- F16H7/00—Gearings for conveying rotary motion by endless flexible members
- F16H7/08—Means for varying tension of belts, ropes, or chains
- F16H2007/0802—Actuators for final output members
- F16H2007/0812—Fluid pressure
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16H—GEARING
- F16H7/00—Gearings for conveying rotary motion by endless flexible members
- F16H7/08—Means for varying tension of belts, ropes, or chains
- F16H2007/0846—Means for varying tension of belts, ropes, or chains comprising a mechanical stopper
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16H—GEARING
- F16H7/00—Gearings for conveying rotary motion by endless flexible members
- F16H7/08—Means for varying tension of belts, ropes, or chains
- F16H7/0848—Means for varying tension of belts, ropes, or chains with means for impeding reverse motion
- F16H2007/0859—Check valves
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Devices For Conveying Motion By Means Of Endless Flexible Members (AREA)
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、油圧式チェーンテンシ
ョナ装置の改良に関するものである。
ョナ装置の改良に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】例えばエンジンのクランクシャフトの回
転力をシリンダヘッド上のカムシャフトに伝達するチェ
ーン駆動装置は、チェーンの張力を油圧により調整する
油圧式チェーンテンショナ装置が備えられる。
転力をシリンダヘッド上のカムシャフトに伝達するチェ
ーン駆動装置は、チェーンの張力を油圧により調整する
油圧式チェーンテンショナ装置が備えられる。
【０００３】この種のチェーンテンショナ装置として、
従来例えば図３に示すようなものがある(実開平３−１
２０４３号公報、参照)。
従来例えば図３に示すようなものがある(実開平３−１
２０４３号公報、参照)。
【０００４】このチェーンテンショナ装置１は、図示し
ないチェーンに摺接するシュー２と、チェーンの張り方
向に摺動可能な筒形のプランジャ４と、このプランジャ
４によってダンピング室５が画成されるシリンダ６と、
ダンピング室５に図示しない逆止弁を介して潤滑油を圧
送する油通路とを備えている。
ないチェーンに摺接するシュー２と、チェーンの張り方
向に摺動可能な筒形のプランジャ４と、このプランジャ
４によってダンピング室５が画成されるシリンダ６と、
ダンピング室５に図示しない逆止弁を介して潤滑油を圧
送する油通路とを備えている。
【０００５】図３において、１０はチェーンテンショナ
装置１をエンジンブロックに組付ける際に、プランジャ
４がシリンダ６に引き込まれた状態に保持するストッパ
ピンである。
装置１をエンジンブロックに組付ける際に、プランジャ
４がシリンダ６に引き込まれた状態に保持するストッパ
ピンである。
【０００６】シュー２にはストッパピン１０の先端を係
合させる係止穴２０が形成されている。
合させる係止穴２０が形成されている。
【０００７】チェーンテンショナ装置１をエンジンブロ
ックに組付けた後に、ストッパピン１０が外されること
により、プランジャ４がシリンダ６から押し出されてシ
ュー２をチェーンに押し付けるようになっている。
ックに組付けた後に、ストッパピン１０が外されること
により、プランジャ４がシリンダ６から押し出されてシ
ュー２をチェーンに押し付けるようになっている。
【０００８】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来のチェーンテンショナ装置１の組付け時にあっ
ては、ストッパピン１０によってシュー２の回転方向の
動きが規制されるため、シュー２をチェーンに係合させ
る作業が困難になる可能性がある。
うな従来のチェーンテンショナ装置１の組付け時にあっ
ては、ストッパピン１０によってシュー２の回転方向の
動きが規制されるため、シュー２をチェーンに係合させ
る作業が困難になる可能性がある。
【０００９】また、チェーンテンショナ装置１の作動時
に、プランジャ４とシリンダ６の摺動部をシリンダ６の
外側からも潤滑して、円滑な作動性を確保したいという
要求がある。
に、プランジャ４とシリンダ６の摺動部をシリンダ６の
外側からも潤滑して、円滑な作動性を確保したいという
要求がある。
【００１０】本発明は上記の問題点に着目し、油圧式チ
ェーンテンショナ装置において、組付け性や潤滑性を改
善することを目的とする。
ェーンテンショナ装置において、組付け性や潤滑性を改
善することを目的とする。
【００１１】
【課題を解決するための手段】請求項１の発明は、チェ
ーンの張り方向に摺動可能な筒形のプランジャと、プラ
ンジャによってダンピング室が画成されるシリンダと、
ダンピング室に逆止弁を介して油圧を導く油圧供給系
と、プランジャとシリンダの間に介装されるスプリング
と、組付け時にプランジャをシリンダに引き込んだ状態
に係止するストッパピンと、前記プランジャの全周に渡
って環状に形成され、前記ストッパピンに係合する係止
溝とを備えるチェーンテンショナ装置において、前記ス
トッパピンが前記係止溝から外れた作動時に、係止溝が
前記シリンダの開口縁部に対峙するように配置する。
ーンの張り方向に摺動可能な筒形のプランジャと、プラ
ンジャによってダンピング室が画成されるシリンダと、
ダンピング室に逆止弁を介して油圧を導く油圧供給系
と、プランジャとシリンダの間に介装されるスプリング
と、組付け時にプランジャをシリンダに引き込んだ状態
に係止するストッパピンと、前記プランジャの全周に渡
って環状に形成され、前記ストッパピンに係合する係止
溝とを備えるチェーンテンショナ装置において、前記ス
トッパピンが前記係止溝から外れた作動時に、係止溝が
前記シリンダの開口縁部に対峙するように配置する。
【００１２】
【００１３】
【作用】請求項１記載の発明において、プランジャの係
止溝がシリンダの開口縁部に対して開口していることに
より、上記チェーンテンショナ装置の作動時に、チェー
ン室に飛散する潤滑油がプランジャ等に付着した後に係
止溝に集められ、係止溝からシリンダとプランジャの摺
動部に供給される。これにより、シリンダとプランジャ
の摺動部への潤滑油の供給が途絶えることを防止し、チ
ェーンテンショナ装置の円滑な作動性が維持される。
止溝がシリンダの開口縁部に対して開口していることに
より、上記チェーンテンショナ装置の作動時に、チェー
ン室に飛散する潤滑油がプランジャ等に付着した後に係
止溝に集められ、係止溝からシリンダとプランジャの摺
動部に供給される。これにより、シリンダとプランジャ
の摺動部への潤滑油の供給が途絶えることを防止し、チ
ェーンテンショナ装置の円滑な作動性が維持される。
【００１４】
【００１５】
【００１６】
【００１７】
【実施例】以下、本発明を自動車用エンジンに備えられ
るチェーンテンショナ装置に適用した実施例について添
付図面に基づいて説明する。
るチェーンテンショナ装置に適用した実施例について添
付図面に基づいて説明する。
【００１８】図１において、１はチェーンテンショナ装
置、２はチェーン１７に摺接するシューである。チェー
ンテンショナ装置１はエンジンのチェーン室に取付けら
れ、シュー２をチェーン１７に押し付ける方向に付勢す
るようになっている。
置、２はチェーン１７に摺接するシューである。チェー
ンテンショナ装置１はエンジンのチェーン室に取付けら
れ、シュー２をチェーン１７に押し付ける方向に付勢す
るようになっている。
【００１９】チェーン１７はエンジンのクランクシャフ
トの回転力をシリンダヘッド上のカムシャフトに伝達す
る。カムシャフトはその回転に伴って吸・排気弁を開閉
駆動する。
トの回転力をシリンダヘッド上のカムシャフトに伝達す
る。カムシャフトはその回転に伴って吸・排気弁を開閉
駆動する。
【００２０】チェーンテンショナ装置１は、エンジンブ
ロック側に固定されるボディ３と、ボディ３に対してチ
ェーン１７の張り方向に摺動可能な筒形のプランジャ４
と、プランジャ４を突出方向に付勢するスプリング８
と、プランジャ４によってダンピング室５が画成される
シリンダ６と、ダンピング室５に逆止弁７を介して油圧
を導くリザーバ室９を備える。
ロック側に固定されるボディ３と、ボディ３に対してチ
ェーン１７の張り方向に摺動可能な筒形のプランジャ４
と、プランジャ４を突出方向に付勢するスプリング８
と、プランジャ４によってダンピング室５が画成される
シリンダ６と、ダンピング室５に逆止弁７を介して油圧
を導くリザーバ室９を備える。
【００２１】ボディ３はその接合面１９が図示しないエ
ンジンブロック側に接合し、複数のボルトを介して締結
される。オイルポンプから吐出する潤滑油がエンジンブ
ロックに形成された油通路からリザーバ室９に圧送され
るようになっている。
ンジンブロック側に接合し、複数のボルトを介して締結
される。オイルポンプから吐出する潤滑油がエンジンブ
ロックに形成された油通路からリザーバ室９に圧送され
るようになっている。
【００２２】ボディ３にはリザーバ室９に開口する油孔
１１が形成されるとともに、この油孔１１に連通する油
孔１２を有するプラグ１３が圧入される。油孔１２のダ
ンピング室９に対する開口部に逆止弁７がスプリングの
付勢力により着座している。逆止弁７はダンピング室５
の圧力がリザーバ室９の圧力より低下すると開弁し、リ
ザーバ室９の潤滑油を各油孔１１，１２を通してダンピ
ング室５に流入させる一方、ダンピング室５の圧力がリ
ザーバ室９の圧力より高くなると閉弁する。
１１が形成されるとともに、この油孔１１に連通する油
孔１２を有するプラグ１３が圧入される。油孔１２のダ
ンピング室９に対する開口部に逆止弁７がスプリングの
付勢力により着座している。逆止弁７はダンピング室５
の圧力がリザーバ室９の圧力より低下すると開弁し、リ
ザーバ室９の潤滑油を各油孔１１，１２を通してダンピ
ング室５に流入させる一方、ダンピング室５の圧力がリ
ザーバ室９の圧力より高くなると閉弁する。
【００２３】プランジャ４の内部にはプラグ２５が圧入
され、プラグ２５の外周にはリークダウンオリフィス２
６が螺旋状に刻まれる。ダンピング室５に入り込んだ空
気分は、リークダウンオリフィス２６を介してチェーン
室に排出される。
され、プラグ２５の外周にはリークダウンオリフィス２
６が螺旋状に刻まれる。ダンピング室５に入り込んだ空
気分は、リークダウンオリフィス２６を介してチェーン
室に排出される。
【００２４】図２において、１０はチェーンテンショナ
装置１をエンジンブロックに組付ける際に、プランジャ
４がシリンダ６に引き込まれた状態に保持するストッパ
ピンである。
装置１をエンジンブロックに組付ける際に、プランジャ
４がシリンダ６に引き込まれた状態に保持するストッパ
ピンである。
【００２５】ボディ３にはストッパピン１０を挿通させ
る穴１４が形成される一方、プランジャ４にはストッパ
ピン１０の先端を係合させる係止溝１５が刻まれる。
る穴１４が形成される一方、プランジャ４にはストッパ
ピン１０の先端を係合させる係止溝１５が刻まれる。
【００２６】本発明の要旨とするところであるが、係止
溝１５はプランジャ４の全周に渡って環状に形成され
る。係止溝１５はプランジャ４の摺動方向と直交する平
面に沿って形成される。これにより、ストッパピン１０
に対して係止溝１５の係合する位置が周方向に変わって
も、プランジャ４が軸方向に変位しないようになってい
る。
溝１５はプランジャ４の全周に渡って環状に形成され
る。係止溝１５はプランジャ４の摺動方向と直交する平
面に沿って形成される。これにより、ストッパピン１０
に対して係止溝１５の係合する位置が周方向に変わって
も、プランジャ４が軸方向に変位しないようになってい
る。
【００２７】ストッパピン１０が外されたチェーンテン
ショナ装置１の作動時に、係止溝１５がシリンダ６の開
口縁部１６に対峙するように配置され、係止溝１５によ
りチェーン室に飛散する潤滑油をシリンダ６とプランジ
ャ４の摺動部に導くようになっている。
ショナ装置１の作動時に、係止溝１５がシリンダ６の開
口縁部１６に対峙するように配置され、係止溝１５によ
りチェーン室に飛散する潤滑油をシリンダ６とプランジ
ャ４の摺動部に導くようになっている。
【００２８】シリンダ６の開口縁部１６はテーパ状に拡
径して形成される。
径して形成される。
【００２９】以上のように構成され、次に作用について
説明する。
説明する。
【００３０】エンジンの運転時、オイルポンプから吐出
する潤滑油がリザーバ室９に圧送され、リザーバ室９か
ら各油孔１１，１２を介してダンピング室５に供給さ
れ、プランジャ４はダンピング室５に導かれる潤滑油圧
とスプリング８の付勢力によりシリンダ６から押し出さ
れ、シュー２を介してチェーン１７に張力を付与する。
する潤滑油がリザーバ室９に圧送され、リザーバ室９か
ら各油孔１１，１２を介してダンピング室５に供給さ
れ、プランジャ４はダンピング室５に導かれる潤滑油圧
とスプリング８の付勢力によりシリンダ６から押し出さ
れ、シュー２を介してチェーン１７に張力を付与する。
【００３１】この作動時にプランジャ４の係止溝１５が
シリンダ６の開口縁部１６に対峙して開口していること
により、チェーン室に飛散する潤滑油がプランジャ４や
ボディ３等に付着した後に係止溝１５に集められ、係止
溝１５からシリンダ６とプランジャ４の摺動部に供給さ
れる。これにより、シリンダ６とプランジャ４の摺動部
への潤滑油の供給が途絶えることを防止し、チェーンテ
ンショナ装置１の円滑な作動性が維持される。
シリンダ６の開口縁部１６に対峙して開口していること
により、チェーン室に飛散する潤滑油がプランジャ４や
ボディ３等に付着した後に係止溝１５に集められ、係止
溝１５からシリンダ６とプランジャ４の摺動部に供給さ
れる。これにより、シリンダ６とプランジャ４の摺動部
への潤滑油の供給が途絶えることを防止し、チェーンテ
ンショナ装置１の円滑な作動性が維持される。
【００３２】チェーンテンショナ装置１がエンジンブロ
ックに組付けられる際、ストッパピン１０がボディ３の
穴１４を挿通してプランジャ４の係止溝１５に係合する
ことにより、プランジャ４がシリンダ６に引き込まれた
状態に保持される。これにより、ボディ３の接合面１９
をエンジンブロックに接合させるとき、シュー２がチェ
ーン１７に強く押し付けられることがなく、チェーンテ
ンショナ装置１の組付け作業を容易に行うことができ
る。
ックに組付けられる際、ストッパピン１０がボディ３の
穴１４を挿通してプランジャ４の係止溝１５に係合する
ことにより、プランジャ４がシリンダ６に引き込まれた
状態に保持される。これにより、ボディ３の接合面１９
をエンジンブロックに接合させるとき、シュー２がチェ
ーン１７に強く押し付けられることがなく、チェーンテ
ンショナ装置１の組付け作業を容易に行うことができ
る。
【００３３】本発明は、係止溝１５がプランジャ４の全
周に渡って環状に形成されているため、チェーンテンシ
ョナ装置１がエンジンブロックに組付けられる際、スト
ッパピン１０がプランジャ４のボディ３に対して相対回
転することを規制せず、シュー２をプランジャ４と共に
自由に回転させながらチェーン１７に係合させることが
可能となり、プランジャ４の組付け作業を容易に行うこ
とができる。
周に渡って環状に形成されているため、チェーンテンシ
ョナ装置１がエンジンブロックに組付けられる際、スト
ッパピン１０がプランジャ４のボディ３に対して相対回
転することを規制せず、シュー２をプランジャ４と共に
自由に回転させながらチェーン１７に係合させることが
可能となり、プランジャ４の組付け作業を容易に行うこ
とができる。
【００３４】チェーンテンショナ装置１をエンジンブロ
ックに組付けた後に、ストッパピン１０が外されること
により、プランジャ４がシリンダ６から押し出され、シ
ュー２がチェーン１７に押し付けられる。
ックに組付けた後に、ストッパピン１０が外されること
により、プランジャ４がシリンダ６から押し出され、シ
ュー２がチェーン１７に押し付けられる。
【００３５】
【発明の効果】以上説明してきたように本発明は、チェ
ーンの張り方向に摺動可能な筒形のプランジャと、プラ
ンジャによってダンピング室が画成されるシリンダと、
ダンピング室に逆止弁を介して油圧を導く油圧供給系
と、プランジャとシリンダの間に介装されるスプリング
と、組付け時にプランジャをシリンダに引き込んだ状態
に係止するストッパピンと、前記プランジャの全周に渡
って環状に形成され、前記ストッパピンに係合する係止
溝とを備えるチェーンテンショナ装置において、前記ス
トッパピンが前記係止溝から外れた作動時に、係止溝が
前記シリンダの開口縁部に対峙するように配置したた
め、チェーン等から飛散する潤滑油がプランジャ等に付
着した後に係止溝に集められ、係止溝からシリンダとプ
ランジャの摺動部に供給されることにより、シリンダと
プランジャの摺動部への潤滑油の供給が途絶えることを
防止し、チェーンテンショナ装置の円滑な作動性が維持
される。
ーンの張り方向に摺動可能な筒形のプランジャと、プラ
ンジャによってダンピング室が画成されるシリンダと、
ダンピング室に逆止弁を介して油圧を導く油圧供給系
と、プランジャとシリンダの間に介装されるスプリング
と、組付け時にプランジャをシリンダに引き込んだ状態
に係止するストッパピンと、前記プランジャの全周に渡
って環状に形成され、前記ストッパピンに係合する係止
溝とを備えるチェーンテンショナ装置において、前記ス
トッパピンが前記係止溝から外れた作動時に、係止溝が
前記シリンダの開口縁部に対峙するように配置したた
め、チェーン等から飛散する潤滑油がプランジャ等に付
着した後に係止溝に集められ、係止溝からシリンダとプ
ランジャの摺動部に供給されることにより、シリンダと
プランジャの摺動部への潤滑油の供給が途絶えることを
防止し、チェーンテンショナ装置の円滑な作動性が維持
される。
【００３６】
【図１】本発明の実施例を示すチェーンテンショナ装置
の断面図。
の断面図。
【図２】同じく組付け時におけるチェーンテンショナ装
置の断面図。
置の断面図。
【図３】従来例を示すチェーンテンショナ装置の断面
図。
図。
１ チェーンテンショナ装置 ４ プランジャ ５ ダンピング室 ６ シリンダ ７ 逆止弁 ８ スプリング ９ リザーバ室 １０ ストッパピン １５ 係止溝 １６ シリンダ開口縁部 １７ チェーン
Claims (1)
- 【請求項１】 チェーンの張り方向に摺動可能な筒形の
プランジャと、プランジャによってダンピング室が画成
されるシリンダと、ダンピング室に逆止弁を介して油圧
を導く油圧供給系と、プランジャとシリンダの間に介装
されるスプリングと、組付け時にプランジャをシリンダ
に引き込んだ状態に係止するストッパピンと、前記プラ
ンジャの全周に渡って環状に形成され、前記ストッパピ
ンに係合する係止溝とを備えるチェーンテンショナ装置
において、前記ストッパピンが前記係止溝から外れた作
動時に、係止溝が前記シリンダの開口縁部に対峙するよ
うに配置したことを特徴とするチェーンテンショナ装
置。
Priority Applications (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5192412A JP2991008B2 (ja) | 1993-08-03 | 1993-08-03 | チェーンテンショナ装置 |
| KR1019940018037A KR0141330B1 (ko) | 1993-08-03 | 1994-07-26 | 체인 인장 장치 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5192412A JP2991008B2 (ja) | 1993-08-03 | 1993-08-03 | チェーンテンショナ装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0742804A JPH0742804A (ja) | 1995-02-10 |
| JP2991008B2 true JP2991008B2 (ja) | 1999-12-20 |
Family
ID=16290893
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5192412A Expired - Lifetime JP2991008B2 (ja) | 1993-08-03 | 1993-08-03 | チェーンテンショナ装置 |
Country Status (2)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2991008B2 (ja) |
| KR (1) | KR0141330B1 (ja) |
Families Citing this family (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP3054068B2 (ja) * | 1995-10-27 | 2000-06-19 | 株式会社椿本チエイン | 油圧式テンショナ装置 |
| JP3187797B2 (ja) | 1999-11-26 | 2001-07-11 | 株式会社椿本チエイン | プランジャ係止機構付テンショナ |
| JP2001159454A (ja) | 1999-11-30 | 2001-06-12 | Tsubakimoto Chain Co | プランジャストッパピン付きテンショナ |
| JP3580424B2 (ja) * | 2002-02-26 | 2004-10-20 | 株式会社椿本チエイン | 油圧式テンショナ |
| JP3967351B2 (ja) | 2004-10-20 | 2007-08-29 | 株式会社椿本チエイン | 屈曲ストッパピンを備えたテンショナ |
| JP5393712B2 (ja) * | 2011-02-28 | 2014-01-22 | 株式会社椿本チエイン | ラチェット式テンショナ |
-
1993
- 1993-08-03 JP JP5192412A patent/JP2991008B2/ja not_active Expired - Lifetime
-
1994
- 1994-07-26 KR KR1019940018037A patent/KR0141330B1/ko not_active IP Right Cessation
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0742804A (ja) | 1995-02-10 |
| KR0141330B1 (ko) | 1998-06-01 |
| KR950006211A (ko) | 1995-03-20 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| JP4416769B2 (ja) | チェーンテンショナ | |
| US10240492B2 (en) | Valve opening/closing timing control apparatus | |
| US4551898A (en) | Crankshaft seal installing tool | |
| JP3331526B2 (ja) | ポペット弁の駆動装置 | |
| EP1653121A1 (en) | Chain tensioner | |
| JP2991008B2 (ja) | チェーンテンショナ装置 | |
| JPH02286805A (ja) | 内燃機関の動弁装置 | |
| US4903651A (en) | Rocker arm clearance removing device | |
| JP3296925B2 (ja) | 油圧式オートテンショナ | |
| US4481919A (en) | Intake/exhaust valve assembly for an internal combustion engine | |
| JP2000220422A (ja) | クランク軸の潤滑油供給通路構造 | |
| JP2885007B2 (ja) | チェーンテンショナ装置 | |
| US5749341A (en) | Valve lifter for internal combustion engines | |
| US11242916B2 (en) | Tensioner | |
| US6263845B1 (en) | Phase change mechanism | |
| JPH06123209A (ja) | エンジンの弁作動装置 | |
| US1986579A (en) | Self-adjusting mechanical valvetappet | |
| JP2541499B2 (ja) | 可変バルブタイミング機構 | |
| US6435151B1 (en) | Decompressor for four-stroke cycle engine | |
| KR100368766B1 (ko) | 가변밸브타이밍이 형성된 캠샤프트 스프로켓의 윤활구조 | |
| JP4212172B2 (ja) | トルク伝達装置 | |
| JP2503934B2 (ja) | 可変バルブタイミング機構 | |
| JPH07139315A (ja) | エンジンの動弁機構 | |
| JP6866425B2 (ja) | 内燃機関 | |
| JP4925634B2 (ja) | オートテンショナ |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081015 Year of fee payment: 9 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091015 Year of fee payment: 10 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101015 Year of fee payment: 11 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111015 Year of fee payment: 12 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121015 Year of fee payment: 13 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121015 Year of fee payment: 13 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131015 Year of fee payment: 14 |
|
| EXPY | Cancellation because of completion of term |