JP2000220422A - クランク軸の潤滑油供給通路構造 - Google Patents

クランク軸の潤滑油供給通路構造

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JP2000220422A
JP2000220422A JP11025125A JP2512599A JP2000220422A JP 2000220422 A JP2000220422 A JP 2000220422A JP 11025125 A JP11025125 A JP 11025125A JP 2512599 A JP2512599 A JP 2512599A JP 2000220422 A JP2000220422 A JP 2000220422A
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    • F01MLUBRICATING OF MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; LUBRICATING INTERNAL COMBUSTION ENGINES; CRANKCASE VENTILATING
    • F01M1/00Pressure lubrication
    • F01M1/06Lubricating systems characterised by the provision therein of crankshafts or connecting rods with lubricant passageways, e.g. bores

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 クランク軸の軸端部に潤滑油導入部材を取り
付けることで、軸端部を短くして、クランク軸に形成さ
れる潤滑油通路の加工を容易にすること。 【解決手段】 クランク軸1の潤滑油供給通路構造は、
クランク軸1に形成されて、入口端とクランクピン1a
のコネクティングロッド5との連結面に開口する出口端
とを有する潤滑油通路21,22,23,24と、クラ
ンク軸1の軸端部1eに、軸端部1eの端面1hからク
ランク軸軸心線方向に突出して取り付けられたボルト3
0と、ボルト30にその軸心線方向に貫通して形成され
て、前記入口端に接続される潤滑油導入通路30eとを
備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本出願発明は、内燃機関のク
ランク軸において、クランクピンのコネクティングロッ
ドとの連結面に潤滑油を供給するための潤滑油供給通路
構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、内燃機関のクランク軸において、
クランクピンの、コネクティングロッド大端部との連結
面に潤滑油を供給するための潤滑油供給通路構造とし
て、例えば特開平9−53704号公報に記載されたも
のがある。
【0003】この公報に記載された技術では、図2に図
示されるように、クランクジャーナルbからクランクケ
ースカバーcに向かって延びるクランク軸aの軸端部
に、吸排気弁を駆動するカム軸駆動用のカムチェーンが
巻き掛けられたドライブスプロケットd、プライマリド
ライブギヤeおよびオイルポンプまたは冷却水ポンプ駆
動用ギヤfがスプライン結合され、それらは、ワッシャ
を介してナットgにより締め付けられて固定されてい
る。
【0004】一方、クランク軸aには、前記軸端部の端
面からクランクアームhに向かって、クランク軸aと同
軸に延びる通路i、該通路iからクランクピンjの中空
部kに至る通路mおよび該中空部kから軸受を介してコ
ネクティングロッド大端部nが連結されるクランクピン
jのコネクティングロッド連結面に開口する通路pから
なる潤滑油通路が形成されている。また、前記軸端部の
先端部はクランクケースカバーcに形成された潤滑油室
rに入り込んでおり、該先端部の外周に、潤滑油室rの
開口端部に固定されたオイルシールsが摺接することに
より、潤滑油室rの潤滑油が先端部の外周を通じて漏れ
ないようにされている。
【0005】そして、このように構成されたクランク軸
aの潤滑油供給通路構造により、オイルポンプからフィ
ルタを介して潤滑油室rに供給された潤滑油は、クラン
ク軸aの軸端部の端面の開口から潤滑油通路i,m,
k,pを経てクランクピンjのコネクティングロッド連
結面とコネクティングロッド大端部nの軸受との間に供
給されて、その摺動部分の潤滑が行われる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、この従来技
術では、クランク軸aの軸端部の端面からクランクアー
ムhに向かって形成されていてクランク軸aと同軸に延
びる通路iは、ドライブスプロケットd、プライマリド
ライブギヤeおよび補機駆動用ギヤfの取付け部、そし
てナットgの取付け部、さらにクランクケースカバーc
の潤滑油室rまで延びる先端部が形成されていることで
比較的長くなっている軸端部を通っているため、長い通
路となっており、その長い通路を形成するための孔の加
工が容易ではなかった。
【0007】本出願発明は、かかる事情に鑑みてなされ
たものであって、請求項1ないし請求項3記載の発明
は、潤滑油導入部材を取り付けることで、クランク軸の
軸端部を短くして、クランク軸に形成される潤滑油通路
の加工を容易にしたクランク軸の潤滑油供給通路構造を
提供することを共通の課題とする。そして、請求項2記
載の発明は、さらに、潤滑油導入部材としてトルク伝達
部材を固定するボルトを利用することで、クランク軸の
軸端部をさらに短くするとともに、トルク伝達部材の固
定状態を確実に維持することを課題とする。請求項3記
載の発明は、請求項2記載の発明の課題に加えて、さら
に機種等により、クランク軸の軸端部の端面と潤滑油室
との間隔が異なる場合にも簡単に対応可能とすることを
課題とする。
【0008】
【課題を解決するための手段および効果】本出願の請求
項1記載の発明は、コネクティングロッドが連結される
クランクピンを有するクランク軸に形成されて、入口端
と前記クランクピンの前記コネクティングロッドとの連
結面に開口する出口端とを有する潤滑油通路と、前記ク
ランク軸の軸端部に、該軸端部の端面から前記クランク
軸軸心線方向に突出して取り付けられた潤滑油導入部材
と、該潤滑油導入部材にその軸心線方向に貫通して形成
されて、前記入口端に接続される潤滑油導入通路とを備
えているクランク軸の潤滑油供給通路構造である。
【0009】このような請求項1記載の発明によれば、
クランク軸の軸端部の端面からクランク軸軸心線方向に
突出して取り付けられた潤滑油導入部材に形成された潤
滑油導入通路を介してクランク軸の潤滑油通路に潤滑油
を取り入れるので、クランク軸の軸端部の端面から突出
している潤滑油導入部材の長さ分、従来技術と比較して
クランク軸の軸端部の長さが短くなり、したがって該軸
端部に形成される潤滑油通路の長さが短くなるので、ク
ランク軸に形成される潤滑油通路の加工が容易になる。
【0010】さらに、請求項2記載の発明のように、請
求項1記載のクランク軸の潤滑油供給通路構造におい
て、前記潤滑油導入部材は、前記軸端部に取り付けられ
たトルク伝達部材の前記クランク軸軸心線方向の移動を
阻止するボルトであることにより、トルク伝達部材のク
ランク軸軸心線方向の移動を阻止するボルトを潤滑油導
入部材として利用しているため、クランク軸の軸端部の
端面から突出しているボルトの長さ分、クランク軸の軸
端部の長さを短くすることができる。そして、このボル
トの長さ分には、従来技術におけるナットの取付け部の
長さ分も含まれるものである。その結果、クランク軸に
形成される潤滑油通路の長さがさらに短くなるので、そ
の加工が容易になる。また、ボルトでトルク伝達部材を
締め付けることでボルト自体に生じる弾性力により、ボ
ルトが緩みにくくなり、トルク伝達部材のクランク軸軸
心線方向の移動阻止状態がより確実に維持される。
【0011】さらに、請求項3記載の発明のように、請
求項2記載のクランク軸の潤滑油供給通路構造におい
て、前記ボルト頭部は円柱状に形成された円柱部を有し
ていて、該円柱部がクランクケースカバーに形成された
潤滑油室に入り込んでいることにより、ボルトの頭部の
円柱部が、クランクケースカバーに形成された潤滑油室
に入り込むので、クランク軸の軸端部の端面と潤滑油室
との間隔が機種等により異なる場合にも、円柱部の長さ
が異なるボルトを複数種用意することにより、クランク
軸を変更することなく、簡単に対応できる。
【0012】
【発明の実施形態】以下、本出願発明の一実施形態を図
1を参照して説明する。図1に図示された本出願発明の
第1実施形態のクランク軸の潤滑油供給通路構造は、自
動2輪車等の車両に搭載される頭上カム軸式V型2気筒
内燃機関のクランク軸1に適用されたものである。クラ
ンク軸1は主軸受となる左右2個のメタル2(右側メタ
ル2のみが図示されている)を介して、上半分および下
半分に分割されるクランクケース3に支持されている。
また、クランクケース3のメタル2の支持部には、メタ
ル2に潤滑油を供給するための通路4が形成されてい
る。
【0013】このクランク軸1は、クランクピン1a、
クランクジャーナル1b、クランクアーム1cおよびバ
ランスウエイト1dが一体成形されたものである。そし
て、このクランクピン1aには、各気筒のピストンに取
り付けられたピストンピンにその小端部が枢着された各
コネクティングロッド5の大端部5aが隣接して連結さ
れている。さらに具体的には、各コネクティングロッド
5の大端部5aは、その内周に固定されたメタル6を介
して、クランクピン1aのコネクティングロッド5との
連結面であるクランクピン1a外周に摺動自在に嵌合さ
れており、このメタル6と連結面との間には潤滑油が供
給されて、両者の間に生じる摺動抵抗が小さくなるよう
にされている。
【0014】一方、コネクティングロッド5を介して伝
達されるピストンの往復運動が回転運動に変換されて生
じたクランク軸1のトルクは、多板摩擦クラッチ7、常
時噛み合い式歯車変速機8および駆動チェーンを介して
後輪に伝達される。このうち、クランク軸1と多板摩擦
クラッチ7との間のトルク伝達は、クランク軸1の軸端
部1eにスプライン結合されたプライマリドライブギヤ
9と、このプライマリドライブギヤ9と噛み合うととも
に、多板摩擦クラッチ7のクラッチハウジングにダンパ
を介して連結されたプライマリドリブンギヤ11とから
なる一次減速機構により行われる。
【0015】なお、プライマリドライブギヤ9は、プラ
イマリドリブンギヤ11との間のバックラッシュをなく
すために、プライマリドライブギヤ9に対してスプリン
グからなる弾性部材を介して連結されたプライマリサブ
ギヤ9aを備えている。プライマリサブギヤ9aは、プ
ライマリドライブギヤ9の後述するスラストワッシャ3
1側のボス部9bの外周に嵌合されている。また、プラ
イマリサブギヤ9aの端面およびボス部9bの端面は、
該スラストワッシャ31と当接可能となっている。
【0016】クランク軸1の軸端部1eは、右側クラン
クジャーナル1bからクランクケース右側カバー12に
向かって延びたクランク軸1の部分で構成されている。
そして、その軸端部1eの外周は、そのクランクジャー
ナル1b寄りに位置していて、滑らかな円周面を有する
円周外面部1fと、スプライン部1gとを有する。スプ
ライン部1gは、円周外面部1fから軸端部1eの端面
1hに向かって延びている、円周外面部1fの外径より
小さい外径を有する小径部に形成されており、クランク
軸軸心線L1と平行に形成された複数のスプライン溝お
よび複数のスプライン突条から構成されている。このよ
うに、円周外面部1fの外径はスプライン部1gのスプ
ライン突条の外径より大きくされている。
【0017】このような軸端部1eの外周に、右側クラ
ンクジャーナル1b側から順に、それぞれその内周に軸
端部1eのスプライン溝およびスプライン突条とそれぞ
れ対応して嵌合する複数のスプライン突条および複数の
スプライン溝から構成されているスプライン部10c,
9cがそれぞれ形成されたカム軸駆動用タイミングギヤ
10およびプライマリドライブギヤ9が取り付けられ
る。したがって、両ギヤ9,10は、クランク軸1の回
転方向に不動となるよう結合されて、クランク軸1と一
体的に回転するようになっている。そして、これら両ギ
ヤ9,10のクランク軸軸心線L1方向の移動は、軸端
部1eに取り付けられる後述するクランクセンターボル
ト30により阻止されている。したがって、クランク軸
1のスプライン部1gと両ギヤ9,10のスプライン部
9c,10cとの嵌合により、クランク軸1のトルクが
複数のスプライン突条を介して両ギヤ9,10に伝達さ
れるため、トルク伝達面の摩耗が低減できる。その結
果、大きなトルクの伝達も可能であり、また長期に渡っ
て所望の大きさのトルクを伝達できる。ここで、各ギヤ
9,10は、クランク軸1のトルクが伝達され、さらに
そのトルクをカム軸または多板摩擦クラッチ7に伝達す
るトルク伝達部材を構成している。
【0018】さらに、タイミングギヤ10の内周の右側
クランクジャーナル1b寄りには、軸端部1eに形成さ
れた円周外面部1fと嵌合する滑らかな円周面を有する
円周内面部10aが形成されていて、円周外面部1fと
円周内面部10aとのすきま嵌めによる嵌合により、ク
ランク軸1に対するタイミングギヤ10の正確な心出し
が行われる。さらに、円周外面部1fおよび円周内面部
10aに、それぞれ研磨加工が施されることにより、よ
り正確な心出しが可能となる。そして、この心出しによ
り、クランク軸1に対するタイミングギヤ10の振れが
防止され、その振れに基づいて発生する騒音が抑制され
る。また、円周外面部1fと円周内面部10aとがすき
ま嵌めであることにより、その嵌合作業が容易である。
さらに、円周外面部1fの外径がクランク軸1のスプラ
イン部1gの外径より大きいため、スプライン部1gで
の嵌合の影響を受けることなく、円周外面部1fと円周
内面部10aとの嵌合ができ、より正確な心出しができ
る。一方、タイミングギヤ10の回転は、一連のギヤを
介して、シリンダヘッドに設けられたカム軸に伝達さ
れ、そのカム軸の回転に基づいて吸気弁および排気弁が
駆動されるようになっている。
【0019】次に、潤滑油通路について説明する。軸端
部1eの端面1hからクランクアーム1cに向けて、小
径部と大径部とを有し、クランク軸軸心線L1と同一と
なる中心線を有するする有底の段付き孔21が、軸端部
1eの端面1hからのドリル加工により形成されてい
る。この段付き孔21の小径部は、段付き孔21のクラ
ンクアーム1c寄り(底寄り)に位置しており、段付き
孔21の大径部は軸端部1eの端面1h寄り(開口端寄
り)に位置している。大径部の周壁の開口端寄りには、
雌ねじが切られており、この雌ねじに後述するクランク
センターボルト30が螺合する。このように形成された
段付き孔21は、クランクピン1aの前記連結面に潤滑
油を供給するための第1潤滑油通路21を構成してい
る。
【0020】クランクピン1aには、右側クランクアー
ム1cの右側面からクランクピン1aに向けて、クラン
クピン軸心線L2と平行な中心線を有する有底の孔23
が、クランクアーム1cの右側面からのドリル加工によ
り形成されている。この中心線は、クランクピン軸心線
L2およびクランク軸軸心線L1を含む平面上にあり、
クランクピン軸心線L2に関して、クランク軸軸心線L
1がある側とは反対側に位置している。また、この孔2
3の径は、段付き孔21の小径部の径より大きく設定さ
れていて、流入してきた潤滑油を貯留する機能を有して
いるので、後述する第4潤滑油通路24を介してのクラ
ンクピン1aの前記連結面への潤滑油の安定した供給が
可能である。そして、その孔23の、後述する第2潤滑
油通路22との交差部分よりも開口端寄りは、シールプ
ラグであるカップ状部材25により閉塞されている。こ
のように形成された孔23は、クランクピン1aの前記
連結面に潤滑油を供給するための第3潤滑油通路23を
構成している。
【0021】第3潤滑油通路23の、カップ状部材25
よりも開口端寄りに位置する通路部分は、第3潤滑油通
路23の他の通路部分よりも径が大きくされていて、そ
の周壁にクリップ26がその弾性力を利用して装着され
る環状溝が形成されている。このクリップ26は、カッ
プ状部材25が第3潤滑油通路23から抜け出すのを防
止している。
【0022】さらに、クランクアーム1cのクランクピ
ン1a寄りの外周からバランスウエイト1dに向けて、
第3潤滑油通路23を貫通し、第1潤滑油通路21の最
奥部(段付き孔21の小径部の底部)に至る孔22が、
クランクアーム1cのクランクピン1a寄りの外周から
のドリル加工により形成されている。この孔22は、第
1および第3潤滑油通路21,23の各中心線と直交す
る中心線を有し、段付き孔21の小径部の径と略同じ径
を有している。そして、その孔22の、第3潤滑油通路
23との交差部分よりも開口端寄りは、シールプラグで
ある球部材27により閉塞されている。このように形成
された孔22は、クランクピン1aの前記連結面に潤滑
油を供給するための第2潤滑油通路22を構成してい
る。
【0023】さらに、クランクピン1aの前記連結面か
らは、それぞれのコネクティングロッド5の大端部5a
に対応する部分において、第3潤滑油通路23に開口す
る孔24が、前記連結面からのドリル加工により、2個
ずつ形成されている。そして、これら孔24は、前記連
結面に潤滑油を供給するための第4潤滑油通路24を構
成している。この第4潤滑油通路24から流出する潤滑
油により、コネクティングロッド5の大端部5aのメタ
ル6と前記連結面との間の潤滑が行われる。
【0024】以上の第1ないし第4潤滑油通路21,2
2,23,24は、クランク軸1に形成された潤滑油通
路を構成するものである。そして、第1潤滑油通路21
のクランクセンターボルト30の軸部30aの端面に隣
接する部分が、該潤滑油通路の入口端に相当し、第4潤
滑油通路24の連結面側の開口端が、該潤滑油通路の出
口端に相当する。
【0025】一方、クランクセンターボルト30は、そ
の軸部30aに形成された雄ねじが段付き孔21の大径
部の雌ねじに螺合することで、クランク軸1の軸端部1
eに取り付けられている。このクランクセンターボルト
30の頭部は、軸部30aに隣接するフランジ30bが
付設された六角柱部30cと、その六角柱部30cから
軸心線方向に延びて円柱状に形成された円柱部30dと
からなっている。そして、この円柱部30dの外周に
は、後述するようにオイルシール34のリップ部が摺接
するため、その摺接部分を滑らかにするための研磨加工
が施されている。
【0026】さらに、クランクセンターボルト30に
は、その頭部の円柱部30dの端面から軸部30aの端
面に渡って、クランクセンターボルト30の軸心線と同
一、したがってクランク軸軸心線L1とも同一となる中
心線を有する貫通孔30eが形成されている。このよう
に形成された貫通孔30eは、クランク軸1に形成され
た前記潤滑油通路の入口端に接続される潤滑油導入通路
30eを構成している。
【0027】クランクセンターボルト30は、スラスト
ワッシャ31が挿入された状態で、六角柱部30cに当
てた工具により、前記雌ねじに螺合される。クランクセ
ンターボルト30が締め付けられることで、タイミング
ギヤ10のクランクジャーナル1b側の端面がクランク
ジャーナル1bの端面に当接し、タイミングギヤ10の
プライマリドライブギヤ9側の端面およびプライマリド
ライブギヤ9のタイミングギヤ10側の端面が相互に当
接し、プライマリドライブギヤ9のスラストワッシャ3
1側の端面および前記ボス部9bのスラストワッシャ3
1側の端面がスラストワッシャ31に当接することによ
り、前述したように、軸端部1eに取り付けられたタイ
ミングギヤ10およびプライマリドライブギヤ9のクラ
ンク軸軸心線L1方向の移動が阻止される。
【0028】また、クランクセンターボルト30のこの
締め付けにより、クランクセンターボルト30におい
て、雄ねじとフランジ30bとの間の軸部30aに引っ
張り力が作用するため、僅かではあるが、この部分に弾
性域内の伸びが生じる。したがって、螺合している段付
き孔21の大径部の雌ねじおよびクランクセンターボル
ト30の雄ねじには、この伸びに基づく弾性力が作用す
るため、ボルト30の緩みに対するタフネスが向上し、
ボルト30が緩みにくくなる。そのため、タイミングギ
ヤ10およびプライマリドライブギヤ9のクランク軸軸
心線L1方向の移動阻止状態がより確実に維持される。
【0029】さらに、クランクセンターボルト30によ
り両ギヤ9,10が固定された状態において、クランク
軸1の軸端部1eの端面1hとスラストワッシャ31と
の間には微小な間隙32が形成されていている。そし
て、該間隙32を通じてプライマリサブギヤ9aの内周
とプライマリドライブギヤ9のボス部9bの外周の嵌合
部分に潤滑油が供給されるように、クランクセンターボ
ルト30の軸部30aのスラストワッシャ31が挿入さ
れている部分の近傍に、潤滑油導入通路30eに開口す
るとともに前記間隙32に開口する第1油孔30fが、
潤滑油導入通路30eの中心線に直交する状態で形成さ
れ、さらに前記ボス部9bの嵌合部分を径方向に貫通す
る第2油孔9dが形成されている。したがって、潤滑油
導入通路30eを流れる潤滑油の一部が、第1油孔30
fから、上記間隙32を経て、さらに第2油孔9dを通
って、プライマリサブギヤ9aとプライマリドライブギ
ヤ9のボス部9bとの嵌合部分に供給される。
【0030】このように、クランクセンターボルト30
は、トルク伝達部材であるタイミングギヤ10およびプ
ライマリドライブギヤ9を固定するための固定部材とし
て機能するほかに、潤滑油を前記潤滑油通路に導くため
の潤滑油導入部材としても機能する。したがって、図1
に図示される従来技術と比べると、この実施形態ではク
ランク軸1の軸端部1eの長さが、クランクセンターボ
ルト30の、軸端部1eの端面1hからの突出長さの分
だけ短くなっている。したがって、クランク軸1に形成
される第1潤滑油通路21の長さも、前記従来技術より
短くなるため、その加工が容易となるものである。
【0031】ところで、クランクケース右側カバー12
の内面には、凹部からなる潤滑油室33が形成されてい
る。この潤滑油室33は、右側カバー12をクランクケ
ース3を取り付けたときに、クランク軸軸心線L1上、
したがってクランクセンターボルト30に形成された潤
滑油導入通路30eの中心線上に位置していて、クラン
ク軸1に向いて開口しており、しかもクランクセンター
ボルト30の頭部の円柱部30dが、潤滑油室33に入
り込む位置に設けられている。そのため、潤滑油室33
の開口端部にはオイルシール34が固定されていて、そ
のリップ部が、潤滑油室33に入り込んだ円柱部30d
の外周の研磨部分に摺接していて、潤滑油室33の開口
端部と円柱部30dとの間を液密状態に保ち、円柱部3
0dの外周から潤滑油室33内の潤滑油が漏れないよう
にしている。
【0032】次に、この実施形態における潤滑油の流れ
について説明する。オイルポンプにより圧力が高められ
た潤滑油は、フィルタおよびクランクケース右側カバー
12に形成された通路を通って右側カバー12に形成さ
れた潤滑油室33に供給されて、貯留される。そして、
潤滑油室33内の潤滑油は、クランクセンターボルト3
0に形成された潤滑油導入通路30eを通って、クラン
ク軸1に形成された第1潤滑油通路21に入り、さらに
第2、第3および第4潤滑油通路22,23,24を通
って、クランクピン1aの連結面に放出され、摺動部分
であるコネクティングロッド5の大端部5aのメタル6
とクランクピン1aの連結面との間に供給される。ま
た、潤滑油導入通路30eに導入された潤滑油の一部
は、前述のように、第1油孔30f、前記間隙32およ
び第2油孔9dを通って、プライマリサブギヤ9aとプ
ライマリドライブギヤ9のボス部9bとの嵌合部分に供
給される。
【0033】前記の実施形態は、以上のように構成され
ているので、以下の効果を奏する。クランク軸1の軸端
部1eの端面1hからクランク軸軸心線L1方向に突出
して取り付けられたクランクセンターボルト30に形成
された潤滑油導入通路30eを介して、クランク軸1に
形成された潤滑油通路に潤滑油を取り入れるので、クラ
ンク軸1の軸端部1eの端面1hから突出しているクラ
ンクセンターボルト30の長さ分、従来技術と比較して
クランク軸1の軸端部1eの長さが短くなる。したがっ
て、該軸端部1eに形成される潤滑油通路の長さが短く
なるので、クランク軸1に形成される潤滑油通路の加工
が容易になる。
【0034】潤滑油導入通路30eが、タイミングギヤ
10およびプライマリドライブギヤ9のクランク軸軸心
線L1方向の移動を阻止するクランクセンターボルト3
0に形成されているので、単一の部材であるクランクセ
ンターボルト30が、タイミングギヤ10およびプライ
マリドライブギヤ9を固定するための固定部材としての
機能および潤滑油を潤滑油通路に導くための潤滑油導入
部材としての機能をなすので、部品点数を低減できる。
【0035】クランクセンターボルト30でタイミング
ギヤ10およびプライマリドライブギヤ9を締め付ける
ことでクランクセンターボルト30自体に生じる弾性力
により、クランクセンターボルト30が緩みにくくな
り、両ギヤ9,10のクランク軸軸心線L1方向の移動
阻止状態がより確実に維持される。
【0036】クランクセンターボルト30の頭部の円柱
部30dが、クランクケース右側カバー12に形成され
た潤滑油室33に入り込むようにしたので、クランク軸
1の軸端部1eの端面1hと潤滑油室33との間隔が機
種等により異なる場合にも、円柱部30dの長さが異な
るクランクセンターボルト30を複数種用意することに
より、クランク軸1を変更することなく、簡単に対応で
きる。
【0037】クランクセンターボルト30の頭部の円柱
部30dの研磨加工された部分にオイルシール34のリ
ップ部が摺接するので、円柱部30dの外周からの潤滑
油の漏れが確実に防止できる。
【0038】クランクセンターボルト30に形成された
潤滑油導入通路30eに導入された潤滑油の一部が、第
1油孔30f、間隙32および第2油孔9dを通って、
プライマリサブギヤ9aとプライマリドライブギヤ9の
ボス部9bとの嵌合部分に供給されるので、簡単な通路
構成により、該嵌合部分の潤滑が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本出願発明の一実施形態であるクランク軸の潤
滑油供給通路構造を説明する内燃機関のクランク軸およ
びクランクケースの断面図である。
【図2】従来のクランク軸の潤滑油供給通路構造を説明
する内燃機関のクランク軸およびクランクケースの断面
図である。
【符号の説明】
1…クランク軸、1a…クランクピン、1b…クランク
ジャーナル、1c…クランクアーム、1d…バランスウ
エイト、1e…軸端部、1f…円周外面部、1g…スプ
ライン部、1h…端面、2…メタル、3…クランクケー
ス、4…通路、5…コネクティングロッド、5a…大端
部、6…メタル、7…多板摩擦クラッチ、8…歯車変速
機、9…プライマリドライブギヤ、9a…プライマリサ
ブギヤ、9b…ボス部、9c…スプライン部、9d…第
2油孔、10…タイミングギヤ、10a…円周内面部、
10c…スプライン部、11…プライマリドリブンギ
ヤ、12…クランクケース右側カバー、21…段付き孔
(第1潤滑油通路)、22…孔(第2潤滑油通路)、2
3…孔(第3潤滑油通路)、24…孔(第4潤滑油通
路)、25…カップ状部材、26…クリップ、27…球
部材、30…クランクセンターボルト、30a…軸部、
30b…フランジ、30c…六角柱部、30d…円柱
部、30e…貫通孔(潤滑油導入通路)、30f…第1
油孔、31…スラストワッシャ、32…間隙、33…潤
滑油室、34…オイルシール。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コネクティングロッドが連結されるクラ
    ンクピンを有するクランク軸に形成されて、入口端と前
    記クランクピンの前記コネクティングロッドとの連結面
    に開口する出口端とを有する潤滑油通路と、前記クラン
    ク軸の軸端部に、該軸端部の端面から前記クランク軸軸
    心線方向に突出して取り付けられた潤滑油導入部材と、
    該潤滑油導入部材にその軸心線方向に貫通して形成され
    て、前記入口端に接続される潤滑油導入通路とを備えて
    いることを特徴とするクランク軸の潤滑油供給通路構
    造。
  2. 【請求項2】 前記潤滑油導入部材は、前記軸端部に取
    り付けられたトルク伝達部材の前記クランク軸軸心線方
    向の移動を阻止するボルトであることを特徴とする請求
    項1記載のクランク軸の潤滑油供給通路構造。
  3. 【請求項3】 前記ボルト頭部は円柱状に形成された円
    柱部を有していて、該円柱部がクランクケースカバーに
    形成された潤滑油室に入り込んでいることを特徴とする
    請求項2記載のクランク軸の潤滑油供給通路構造。
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