JP2005351452A - 組立クランクシャフト - Google Patents

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Abstract

【課題】 組立クランクシャフトの各構成部品の結合力を大きくすることで、剛性を高めてトルク伝達能力を大きくし、更に、接合部の確実な回り止めを図ることにある。
【解決手段】 第1シャフト51、第2シャフト52、第3シャフト53、第4シャフト54を第1接合部136、第2接合部137、第3接合部138を介して一体的に連結させたクランクシャフト18であって、接合部136を、アーム部71と第1ジャーナル軸61との連結部に設け、接合部137を、アーム部87とクランクピン71との連結部に設けるとともに、ジャーナル軸61,93又はクランクピン17を中心とする円周上に配置した複数のボルト73,94にてそれぞれ結合し、ジャーナル軸61,93の半径r1及びクランクピン17の半径r2の少なくとも一方を、ジャーナル軸61,93の軸線66とクランクピン17の軸線142との距離Lよりも大きくした。
【選択図】 図4

Description

本発明は、組立クランクシャフトに関するものである。
従来の組立クランクシャフトとして、両端部に雄ねじを形成したクランクピンで一対のアーム部を連結したものが知られている(例えば、特許文献1参照。)。
実開昭63−196816号公報
特許文献1の第1図を以下の図9で説明し、特許文献1の第4図を以下の図10で説明する。なお、符号は振り直した。
図9は従来の組立クランクシャフトを示す正面図であり、クランクシャフト200は、それぞれジャーナル部201を備えたクランクシャフト本体202及びクランクシャフト本体203と、これらのクランクシャフト本体202及びクランクシャフト本体203のそれぞれを連結する別体のクランクピン204とからなる。
クランクシャフト本体202はアーム部206を備え、このアーム部206に第1の雌螺子部207を形成した部材である。
クランクシャフト本体203もアーム部206を備え、このアーム部206に第2の雌螺子部208を形成した部材である。
図10は従来のクランクピンを示す斜視図であり、クランクピン204は、両端部にそれぞれ第1の雄螺子部211、第2の雄螺子部212を形成した部材であり、第1の雄螺子部211に左螺子を形成することで、クランクシャフト本体202(図9参照)の第1の雌螺子部207(図9参照)にねじ結合し、第2の雄螺子部212に右螺子を形成することで、クランクシャフト本体203(図9参照)の第2の雌螺子部208(図9参照)にねじ結合する。なお、213は第2の雄螺子部212の先端に設けた工具係合部であるり、クランクシャフト本体202及びクランクシャフト本体203にクランクピン204を組み付けるときに工具を掛けて回す部分である。
上記のクランクシャフト200では、第1の雄螺子部211及び第2の雄螺子部212を軸方向に形成したクランクピン204で、クランクシャフト本体202とクランクシャフト本体203とを連結するため、第1の雄螺子部211及び第2の雄螺子部212のそれぞれの軸力には限界があり、クランクシャフト本体202とクランクピン204との結合力及びクランクシャフト本体203とクランクピン204との結合力を大きくすることは困難である。従って、クランクシャフト200の剛性を高めることが難しく、トルク伝達能力を大きくできない。
また、第1の雄螺子部211と第2の雄螺子部212とは、一方に左螺子、他方に右螺子を形成するため、一方の回転方向には緩まないが、他方の回転方向には緩むことが考えられ、回り止めの構造としては不十分である。
本発明の課題は、組立クランクシャフトの各構成部品の結合力を大きくすることで、剛性を高めてトルク伝達能力を大きくし、更に、接合部の確実な回り止めを図ることにある。
請求項1に係る発明は、複数の構成部品を接合部を介して一体的に連結させた組立クランクシャフトであって、接合部を、クランクピンの両端を支持する一対のアーム部の一方とジャーナル軸との連結部、及びアーム部の他方とクランクピンとの連結部の少なくとも片方に設けるとともに、ジャーナル軸又はクランクピンを中心とする円周上に配置した複数のボルトにて結合し、ジャーナル軸の半径及びクランクピンの半径の少なくとも一方を、ジャーナル軸の軸線とクランクピンの軸線との距離よりも大きくした、ことを特徴とする。
接合部を一対のアーム部の一方とジャーナル軸との連結部、及びアーム部の他方とクランクピンとの連結部の少なくとも片方に設けるとともに、ジャーナル軸又はクランクピンを中心とする円周上に配置した複数のボルトにて結合したことで、アーム部の一方とジャーナル軸との連結部、及びアーム部の他方とクランクピンとの連結部との少なくとも片方に設けた接合部の結合力を複数のボルトの軸力によって高めることができる。
また、ジャーナル軸の半径及びクランクピンの半径の少なくとも一方を、ジャーナル軸の軸線とクランクピンの軸線との距離よりも大きくしたことで、ジャーナル軸及びクランクピンの少なくとも一方を大径化することができ、ジャーナル軸とクランクピンとを径方向にオーバーラップさせることが可能になり、しかも接合部の面積を大きくすることができる。
更に、接合部の面積が大きくなることで、複数のボルトの配列の自由度を増すことができる。
また更に、ジャーナル軸又はクランクピンを中心とする円周上に配置した複数のボルトにて接合部を結合するため、接合部の回り止めを確実に行うことができる。
請求項2に係る発明は、ジャーナル軸及びクランクピンのそれぞれの内部に中空部を形成するとともに、これらの中空部を連通する潤滑油路を組立クランクシャフトの軸線に平行に形成したことを特徴とする。
ジャーナル軸及びクランクピンのそれぞれの内部に中空部を形成することで、ジャーナル軸とクランクピンとが径方向にオーバラップするときに、中空部を通じて複数のボルトで接合部を結合することができる。
また、中空部を連通する潤滑油路を組立クランクシャフトの軸線に平行に形成したので、例えば、ジャーナル軸に設けた中空部から潤滑油路を介してクランクピンに設けた中空部へ潤滑油を供給するときに、潤滑油をクランクピン側の中空部の各部へほぼ一様に供給することができる。
請求項3に係る発明は、ボルトを配置した円周上に、位置決めのための少なくとも一つのノックピン又はノック穴を設けたことを特徴とする。
ボルトを配置した円周上に少なくとも一つのノックピン又はノック穴を設けたことで、接合部の周方向の回り止めによる位置決めを行うことができる。
請求項4に係る発明は、ジャーナル軸の半径を、ジャーナル軸の軸線とクランクピンの軸線との距離よりも大きくしたことを特徴とする。
ジャーナル軸の半径をジャーナル軸の軸線とクランクピンの軸線との距離よりも大きくしたことで、ジャーナル軸の大径化を図ることができ、組立クランクシャフトの剛性を高めることができる。
請求項1に係る発明では、接合部を一対のアーム部の一方とジャーナル軸との連結部、及びアーム部の他方とクランクピンとの連結部の少なくとも片方に設けるとともに、ジャーナル軸又はクランクピンを中心とする円周上に配置した複数のボルトにて結合したので、アーム部の一方とジャーナル軸との連結部、及びアーム部の他方とクランクピンとの連結部との少なくとも片方に設けた接合部の結合力を複数のボルトの軸力によって高めることができ、組立クランクシャフトの剛性を高めることができて、トルク伝達能力を大きくすることができる。
また、ジャーナル軸の半径及びクランクピンの半径の少なくとも一方を、ジャーナル軸の軸線とクランクピンの軸線との距離よりも大きくしたので、ジャーナル軸及びクランクピンの少なくとも一方を大径化することができ、ジャーナル軸とクランクピンとを径方向にオーバーラップさせることが可能になり、しかも接合部の面積を大きくすることができて、接合部の結合力をより一層高めることができる。
更に、接合部の面積が大きくなることで、複数のボルトの配列の自由度を増すことができ、オーバーラップするジャーナル軸とクランクピンとの位置に応じた適切なボルト配列を容易に選択することができる。
また更に、ジャーナル軸又はクランクピンを中心とする円周上に配置した複数のボルトにて接合部を結合するため、接合部の回り止めを確実に行うことができる。
請求項2に係る発明では、ジャーナル軸及びクランクピンのそれぞれの内部に中空部を形成したので、ジャーナル軸とクランクピンとが径方向にオーバラップするときに、中空部を通じて複数のボルトで接合部を結合することができる。従って、ボルト本数を増やすことができ、接合部の結合力をより高めることができる。
また、中空部を連通する潤滑油路を組立クランクシャフトの軸線に平行に形成したことで、例えば、ジャーナル軸に設けた中空部から潤滑油路を介してクランクピンに設けた中空部へ潤滑油を供給するときに、潤滑油をクランクピン側の中空部の各部へほぼ一様に供給することができ、クランクピンの摺動面の一様な潤滑を行うことができる。
請求項3に係る発明では、ボルトを配置した円周上に少なくとも一つのノックピン又はノック穴を設けたので、接合部の周方向の回り止めによる位置決めを行うことができ、組立クランクシャフトの組立精度を高めることができる。
請求項4に係る発明では、ジャーナル軸の半径をジャーナル軸の軸線とクランクピンの軸線との距離よりも大きくしたので、ジャーナル軸の大径化を図ることができ、組立クランクシャフトの剛性を高めることができて組立クランクシャフトの共振周波数を高めることができ、組立クランクシャフトの高回転化、耐久性向上を図ることができる。
本発明を実施するための最良の形態を添付図に基づいて以下に説明する。なお、図面は符号の向きに見るものとする。
図1は本発明に係る組立クランクシャフトを備える内燃機関の断面図であり、内燃機関10は、シリンダブロック11と、このシリンダブロック11に設けたシリンダボア12に移動自在に挿入したピストン13と、このピストン13に球面継手14を介して連結したコンロッド16と、シリンダブロック11の下部に回転自在に取付けるとともに中空のクランクピン17でコンロッド16をスイング自在に支持する組立式のクランクシャフト18とを備える。
シリンダブロック11は、上部に設けたシリンダ部21と、このシリンダ部21の内側に嵌合させるとともにシリンダボア12を形成した筒状のスリーブ22と、シリンダ部21の下部に取付けたアッパークランクケース23とからなる。
コンロッド16は、ピストン13に連結した小端部24と、クランクピン17に連結した大端部25と、これらの小端部24及び大端部25のそれぞれを連結するロッド部26とを一体成形した部材であり、大端部25をクランクピン17にフロート軸受31を介して連結したものである。
ここで、32はクランクシャフト18に設けたカウンタウエイト、33はシリンダブロック11の上部にヘッドガスケット(不図示)を介して取付けたシリンダヘッド、34は吸気バルブ、36は排気バルブ、37は燃焼室、38はアッパークランクケース23とでクランクケースを形成するためにアッパークランクケース23の下部にボルト41・・・(・・・は複数個を示す。以下同じ。)で取付けたロワークランクケース、42はロワークランクケース38の下部にボルト44・・・で取付けたオイルパンである。
図2は本発明に係る内燃機関のクランクシャフトを示す断面図であり、クランクシャフト18は、一端側から他端側へ第1シャフト51、第2シャフト52、第3シャフト53、第4シャフト54を順に設けた組立式のものである。なお、第2シャフト52及び第3シャフト53については、その形状を容易に理解できるように輪郭を太線で示した。
第1シャフト51は、シリンダブロック11(図1参照)の下部に設けた第1主軸受部56及びロワークランクケース38(図1参照)に設けた軸受部57でフロート軸受58(断面形状が容易に把握できるようにクロスハッチングを施した部分である。他のフロート軸受も同じ。)を介して支持した第1ジャーナル軸61と、この第1ジャーナル軸61の端部に打ち込んだ図示せぬ第1ノックピンとを備え、この第1ジャーナル軸61は、中空部62を備える。なお、64は第1ジャーナル軸61の端部から中空部62へ開けた貫通穴、65はクランクシャフト18の軸線66に平行に開けたオイル穴、複数の67は第1ジャーナル軸61の外周面61aから中空部62へ開口するように開けたオイル小穴である。
フロート軸受58は、第1ジャーナル軸61の外周面61aに回転自在に嵌合させるとともに、第1主軸受部56及び軸受部57に亘って開けた軸受穴部68に回転自在に嵌合させた部材である。なお、69はフロート軸受58に設けた複数のオイル小穴である。
第2シャフト52は、第1シャフト51の第1ジャーナル軸61に嵌合させたアーム部71と、このアーム部71に一体に軸線66から径外方へオフセットさせて設けた中空のクランクピン17と、軸線66に対してクランクピン17とは反対の側のアーム部71に一体に設けた前述のカウンタウエイト32と、クランクピン17の端部に打ち込んだ図示せぬ第2ノックピンとからなり、第1シャフト51の第1ジャーナル軸61に複数のボルト73で取付けた部材である。アーム部71及びクランクピン17は、中空部75を備える。なお、77はクランクピン17の端部から中空部75へ開けた貫通穴、78は軸線66に平行に開けたオイル穴、複数の81はクランクピン17の外周面17aから中空部75へ開口するように開けたオイル小穴である。
第1シャフト51と第2シャフト52とは、第1シャフト51の第1ジャーナル軸61の外周面61aと、第2シャフト52に設けた嵌合穴52aとで嵌合して位置決めされるとともに、第1ノックピンで第1ジャーナル軸61と嵌合穴52aとの互いの回り止めが行われる。
フロート軸受31は、クランクピン17の外周面17aに回転自在に嵌合させるとともに、コンロッド16の大端部25に設けた大端部穴25aに回転自在に嵌合させた部材である。なお、84はフロート軸受31に開けた複数のオイル小穴である。
第3シャフト53は、第2シャフト52のクランクピン17に嵌合させたアーム部87と、このアーム部87に一体に設けるとともに、シリンダブロック11の下部に設けた第2主軸受部88及びロワークランクケース38に設けた軸受部91でフロート軸受92を介して支持した第2ジャーナル軸93と、アーム部87に一体に設けた前述のカウンタウエイト32と、第2ジャーナル軸93の端部に打ち込んだ図示せぬ第3ノックピンとからなり、第2シャフト52のクランクピン17に複数のボルト94で取付けた部材である。
アーム部87及び第2ジャーナル軸93は、中空部96を備える。なお、98は第2ジャーナル軸93の端部から中空部96に開けた貫通穴、101は軸線66に平行に開けたオイル穴、複数の102は第2ジャーナル軸93の外周面93aから中空部96へ開口するように開けたオイル小穴である。
第2シャフト52と第3シャフト53とは、第2シャフト52のクランクピン17の外周面17aと、第3シャフト53に設けた嵌合穴53aとで嵌合して位置決めされるとともに、第2ノックピンでクランクピン17と嵌合穴53aとの互いの回り止めが行われる。
フロート軸受92は、フロート軸受58と同一のものであり、第2ジャーナル軸93の外周面93aに回転自在に嵌合させるとともに、第2主軸受部88及び軸受部91に亘って開けた軸受穴部103に回転自在に嵌合させた部材である。
第4シャフト54は、フランジ部105と、このフランジ部105に一体に設けた軸部106とからなり、フランジ部105に嵌合穴105aを設け、この嵌合穴105aと第2ジャーナル軸93の外周面93aとで嵌合して位置決めするとともに、第3ノックピンで第2ジャーナル軸93と嵌合穴105aとを互いに回り止めし、第2ジャーナル軸93に複数のボルト108で取付けたものである。
以上で説明した軸受構造は、クランクシャフト18を、シリンダブロック11及びロワークランクケース38に対してフロート軸受58,92を介して支持し、コンロッド16を、クランクピン17に対してフロート軸受31を介して支持したことで、クランクシャフト18が回転したときのフリクションを低減でき、摩擦損失を低減させてクランクシャフト18の高回転化を図るものである。
また、第1・第2ジャーナル軸61,93の大径化(従来のジャーナル軸の径φ45〜φ55に対してφ67とした。)及びクランクピン17の大径化(従来のクランクピンの径φ30〜φ40に対してφ54とした。)を図ることで、クランクシャフト18を高剛性とし、クランクシャフト18の耐久性向上と高回転化を図るものである。
図3(a),(b)は本発明に係る組立クランクシャフトの各シャフトの正面図であり、(a)は第2シャフト52、(b)は第3シャフト53を示し、それぞれ図2において右方から見たものである。
(a)に示した第2シャフト52は、アーム部71に、第1シャフト51(図2参照)に取付けるためにボルト73(図2参照)を通す複数のボルト穴111を同一円周上に開けるとともに、アーム部71の裏面(第1シャフト51側の面である。)に、第1シャフト51と第2シャフト52との間の回り止めをする第1ノックピン112(不図示)を挿入する第1ノック穴112Aをボルト111と同一円周上に開け、クランクピン17の端面17bに、第3シャフト53(図2参照)を取付けるためにボルト94(図2参照)をねじ込む複数のめねじ113を同一円周上に形成するとともに、第2シャフト52と第3シャフト53との間の回り止めをする第2ノックピン114,114(ハッチングを施した部分である。他のノックピンも同じ。)をめねじ113と同一円周上に取付けた部材である。
図2に戻って、第1シャフト51は、第1ジャーナル軸61の端面61bにボルト73をねじ込む複数のめねじ116を形成した部材である。
図3(b)に示した第3シャフト53は、アーム部87に、第2シャフト52((a)参照)に取付けるためにボルト94(図2参照)を通す複数のボルト穴118を同一円周上に開け、第2ジャーナル軸93の端面93bに第4シャフト54(図2参照)を取付けるためにボルト108(図2参照)をねじ込む複数のめねじ121を同一円周上に形成するとともに、第3シャフト53と第4シャフト54との回り止めをする第3ノックピン122,122をめねじ121と同一円周上に取付け、更に、第2シャフト52に取付けるためにボルト94を通す複数のボルト穴123,123をボルト穴118と同一円周上に開けた部材である。なお、ボルト穴118とボルト穴123とは同一円周上にある。
図4(a),(b)は組立クランクシャフトの形状を示す説明図である。
(a)は実施例(本発明の実施形態)のクランクシャフト18の形状を示す。
図中の136は第1シャフト51と第2シャフト52との接合部としての第1接合部であり、第1シャフト51側の第1ジャーナル軸61の外周面61a及び端面61bと、第2シャフト52側の嵌合穴52a及び嵌合穴52aの底面52cとからなる。
図中の137は第2シャフト52と第3シャフト53との接合部としての第2接合部であり、第2シャフト52側のクランクピン17の外周面17a及び端面17bと、第3シャフト53側の嵌合穴53a及び嵌合穴53aの底面53cとからなる。
図中の138は第3シャフト53と第4シャフト54との接合部としての第3接合部であり、第3シャフト53側の第2ジャーナル軸93の外周面93a及び端面93bと、第4シャフト54側の嵌合穴105a及び嵌合穴105aの底面105cとからなる。
クランクシャフト18の軸線、即ち、第1ジャーナル軸61及び第2ジャーナル軸93の軸線を66とし、クランクピン17の軸線を142とし、軸線66と軸線142との距離をL(この距離Lは、ピストン13(図1参照)のストローク量の半分に等しい。)とすると、第1ジャーナル軸61及び第2ジャーナル軸93の半径r1は、距離Lよりも大きく(即ち、r1>L)、クランクピン17の半径r2は距離Lに等しい(即ち、r2=L)。この半径r2は距離Lより大きくてもよい(即ち、r2>L)。
(b)は比較例の組立式のクランクシャフト200の形状を示す。
クランクシャフト200の軸線、即ち、ジャーナル部201の軸線を221とし、クランクピン204の軸線を222とし、軸線221と軸線222との距離をJLとすると、ジャーナル部201の半径Jr1は、距離JLよりも小さく(即ち、Jr1<JL)、クランクピン204の半径Jr2は、距離JLよりも小さい(即ち、Jr2<JL)。
以上の(a),(b)から、実施例では、半径r1及び半径r2の少なくとも一方を距離Lよりも大きくすることで、第1ジャーナル軸61及び第2ジャーナル軸93、クランクピン17の大径化を図ることができ、また、第1ジャーナル軸61及び第2ジャーナル軸93とクランクピン17との径方向のオーバラップ量を大きくすることができる。これにより、比較例に対して、第1シャフト51、第2シャフト52、第3シャフト53及び第4シャフト54のそれぞれの接合部(即ち、第1接合部136、第2接合部137、第3接合部138である。)の断面積を大きくすることができ、これらを複数のボルトで結合するときに都合がよい。
以上に述べたクランクシャフト18の組立要領を以下の図5〜図7で説明する。
図5は本発明に係るクランクシャフトの組立要領を示す第1作用図である。
まず、第1シャフト51の第1ジャーナル軸61にフロート軸受58を嵌め、次に、第1ジャーナル軸61の端面61bに打ち込んだ第1ノックピン112を第2シャフト52のアーム部71に開けた第1ノック穴112Aに嵌めながら、第1ジャーナル軸61の外周面61aの端部に第2シャフト52の嵌合穴52aを嵌める。
そして、第1シャフト51のめねじ116に、第2シャフト52のボルト穴111に挿入したボルト73をねじ込むことで、第1シャフト51に第2シャフト52を組付ける。
図6は本発明に係るクランクシャフトの組立要領を示す第2作用図である。
まず、第2シャフト52のクランクピン17にフロート軸受31を嵌め、次に、フロート軸受31にコンロッド16の大端部穴25aを嵌め、更に、第2シャフト52の第2ノックピン114に、第3シャフト53のアーム部87に開けたノック穴114Aを嵌めながら、クランクピン17の外周面17aに第3シャフト53の嵌合穴53aを嵌める。
そして、第2シャフト52のめねじ113に、第3シャフト53のボルト穴118及びボルト穴123(図3(b)参照)に挿入したボルト94をねじ込むことで、第2シャフト52に第3シャフト53を組付ける。
図7は本発明に係るクランクシャフトの組立要領を示す第3作用図である。
まず、第3シャフト53の第2ジャーナル軸93にフロート軸受92を嵌め、次に、第2ジャーナル軸93の端面93bに打ち込んだ第3ノックピン122,122に第4シャフト54のフランジ部105に開けた第3ノック穴122A,122Aを嵌めながら、第2ジャーナル軸93の外周面93aの端部に第4シャフト54の嵌合穴105aを嵌める。
そして、第3シャフト53のめねじ121に、第4シャフト54のフランジ部105に開けた複数のボルト穴135に挿入したボルト108をねじ込むことで、第3シャフト53に第4シャフト54を組付ける。これで、クランクシャフトの組立が完了する。
以上に述べたオイル穴78,101の作用を次に説明する。
図8は本発明に係るオイル穴の作用を示す作用図である。
シリンダブロック側から第1主軸受部56及び第2主軸受部88を介して、フロート軸受58のオイル小穴69、第1ジャーナル軸61のオイル小穴67、フロート軸受92のオイル小穴69、第2ジャーナル軸93のオイル小穴102を通じて中空部62,96へオイルが矢印のように供給されると、中空部62,96内のオイルは、貫通穴64、オイル穴78、オイル穴101、貫通穴77を通って中空部75に矢印のように至り、中空部75からオイル小穴81,84を通じてフロート軸受31の内周面及び外周面に至る。
このとき、例えば、中空部62,96から中空部75に至るオイル穴を、軸線66に対して傾斜させて開けると、オイルは中空部75内の一部、即ちオイル穴の出口近傍にしか供給されず、フロート軸受31へのオイル供給も周方向で均一でなくなる。
これに対して、本発明では、オイル穴78,101を軸線66に平行に開けたことで、中空部62,96から中空部75内の各部へオイルをほぼ均等に供給することができるため、フロート軸受31へのオイル供給を周方向でより均一に行うことができる。
以上の図2及び図4(a)で説明したように、本発明は第1に、複数の構成部品(即ち、第1シャフト51、第2シャフト52、第3シャフト53、第4シャフト54である。)を接合部(即ち、第1接合部136、第2接合部137、第3接合部138である。)を介して一体的に連結させたクランクシャフト18であって、接合部136,137,138を、クランクピン17の両端を支持する一対のアーム部71,87の一方と第1ジャーナル軸61との連結部、及びアーム部71,87の他方とクランクピン17との連結部の少なくとも片方に設ける、又は、アーム部としてのフランジ部105と第2ジャーナル軸93との連結部に設けるとともに、ジャーナル軸61,93又はクランクピン17を中心とする円周上に配置した複数のボルト73,94,108にて結合し、ジャーナル軸61,93の半径r1及びクランクピン17の半径r2の少なくとも一方を、ジャーナル軸61,93の軸線66とクランクピン17の軸線142との距離Lよりも大きくした、ことを特徴とする。
接合部136,137,138を、クランクピン17の両端を支持する一対のアーム部71,87の一方と第1ジャーナル軸61との連結部、及びアーム部71,87の他方とクランクピン17との連結部の少なくとも片方に設ける、又は、アーム部としてのフランジ部105と第2ジャーナル軸93との連結部に設けるとともに、ジャーナル軸61,93又はクランクピン17を中心とする円周上に配置した複数のボルト73,94,108にて結合したので、接合部136,137,138の結合力を複数のボルト73,94,108の軸力によって高めることができ、クランクシャフト18の剛性を高めることができて、トルク伝達能力を大きくすることができる。
また、ジャーナル軸61,93の半径r1及びクランクピン17の半径r2の少なくとも一方を、ジャーナル軸61,93の軸線66とクランクピン17の軸線142との距離Lよりも大きくしたので、ジャーナル軸61,93及びクランクピン17の少なくとも一方を大径化することができ、ジャーナル軸61,93とクランクピン17とを径方向にオーバーラップさせることが可能になり、しかも接合部136,137,138の面積、詳しくは、端面61b,17b,93bの面積を大きくすることができて、接合部136,137,138の結合力をより一層高めることができる。
更に、接合部136,137,138の面積が大きくなることで、複数のボルト73,94,108の配列の自由度を増すことができ、オーバーラップするジャーナル軸61,93とクランクピン17との位置に応じた適切なボルト配列を容易に選択することができる。
また更に、ジャーナル軸61,93又はクランクピン17を中心とする円周上に配置した複数のボルト73,94,108にて接合部136,137,138を結合するため、接合部136,137,138の回り止めを確実に行うことができる。
本発明は第2に、ジャーナル軸61,93及びクランクピン17のそれぞれの内部に中空部62,96,75を形成するとともに、これらの中空部62,96,75を連通する潤滑油路としてのオイル穴78,101をクランクシャフト18の軸線66に平行に形成したことを特徴とする。
ジャーナル軸61,93及びクランクピン17のそれぞれの内部に中空部62,96,75を形成したので、ジャーナル軸61,93とクランクピン17とが径方向にオーバーラップするときに、中空部62,96,75を通じて複数のボルト73,94,108で接合部136,137,138を結合することができる。従って、ボルト本数を増やすことができ、接合部136,137,138の結合力をより高めることができる。
また、中空部62,96,75を連通するオイル穴78,101をクランクシャフト18の軸線66に平行に形成したので、例えば、ジャーナル軸61,93に設けた中空部62,96からオイル穴78,101を介してクランクピン17に設けた中空部75へ潤滑油としてのオイルを供給するときに、オイルをクランクピン17側の中空部75の各部へほぼ一様に供給することができ、クランクピン17の摺動面の一様な潤滑を行うことができる。
本発明は第3に、図3(a),(b)、図4(a)、図5〜図7で説明したように、ボルト73,94,108を配置した円周上に、位置決めのための少なくとも一つのノックピン(即ち第1ノックピン112、第2ノックピン114、第3ノックピン122である。)又はノック穴(即ち、第1ノック穴112A、第2ノック穴114A、第3ノック穴122Aである。)を設けたことを特徴とする。
ボルト73,94,108を配置した円周上に少なくとも一つのノックピン112,114,122又はノック穴112A,114A,122Aを設けたので、接合部136,137,138の周方向の回り止めによる位置決めを行うことができ、クランクシャフト18の組立精度を高めることができる。
また、同一円周上に設けることで、ボルト73,94,108を通すボルト穴116(図2参照),118,123,135(図2参照)と、ノックピン112,114,122を打込む穴又はノック穴112A,114A,122Aとの穴開け加工を穴開け加工機で容易に開けることができ、加工性を高めることができる。
本発明は第4に、ジャーナル軸61,93の半径(即ち、半径r1である。)を、ジャーナル軸61,93の軸線66とクランクピン17の軸線142との距離Lよりも大きくしたことを特徴とする。
ジャーナル軸61,93の半径r1をジャーナル軸61,93の軸線66とクランクピン17の軸線142との距離Lよりも大きくしたので、ジャーナル軸61,93の大径化を図ることができ、クランクシャフト18の剛性を高めることができてクランクシャフト18の共振周波数を高めることができ、クランクシャフト18の高回転化、耐久性向上を図ることができる。
本発明の組立クランクシャフトは、大端部一体式コンロッドを使用した高回転型内燃機関に好適である。
本発明に係る組立クランクシャフトを備える内燃機関の断面図である。 本発明に係る内燃機関のクランクシャフトを示す断面図である。 本発明に係る組立クランクシャフトの各シャフトの正面図である。 組立クランクシャフトの形状を示す説明図である。 本発明に係るクランクシャフトの組立要領を示す第1作用図である。 本発明に係るクランクシャフトの組立要領を示す第2作用図である。 本発明に係るクランクシャフトの組立要領を示す第3作用図である。 本発明に係るオイル穴の作用を示す作用図である。 従来の組立クランクシャフトを示す正面図である。 従来のクランクピンを示す斜視図である。
符号の説明
17…クランクピン、51,52,53,54…構成部品(第1シャフト、第2シャフト、第3シャフト、第4シャフト)、61,93…ジャーナル軸(第1ジャーナル軸、第2ジャーナル軸)、62,75,96…中空部、66…クランクシャフトの軸線、71,87…アーム部、73,94,108…ボルト、78,101…潤滑油路(オイル穴)、112,114,122…ノックピン(第1ノックピン、第2ノックピン、第3ノックピン)、112A,114A,122A…ノック穴(第1ノック穴、第2ノック穴、第3ノック穴)、136,137,138…接合部(第1接合部、第2接合部、第3接合部)、L…ジャーナル軸の軸線とクランクピンの軸線との距離、r1…ジャーナル軸の半径、r2…クランクピンの半径。

Claims (4)

  1. 複数の構成部品を接合部を介して一体的に連結させた組立クランクシャフトであって、
    前記接合部は、クランクピンの両端を支持する一対のアーム部の一方とジャーナル軸との連結部、及び前記アーム部の他方と前記クランクピンとの連結部の少なくとも片方に設けられるとともに、前記ジャーナル軸又は前記クランクピンを中心とする円周上に配置した複数のボルトにて結合され、
    前記ジャーナル軸の半径及び前記クランクピンの半径の少なくとも一方が、ジャーナル軸の軸線とクランクピンの軸線との距離よりも大きい、
    ことを特徴とする組立クランクシャフト。
  2. 前記ジャーナル軸及び前記クランクピンのそれぞれの内部に中空部を形成するとともに、これらの中空部を連通する潤滑油路を組立クランクシャフトの軸線に平行に形成したことを特徴とする請求項1記載の組立クランクシャフト。
  3. 前記ボルトを配置した円周上に、位置決めのための少なくとも一つのノックピン又はノック穴を設けたことを特徴とする請求項1又は請求項2記載の組立クランクシャフト。
  4. 前記ジャーナル軸の半径は、前記ジャーナル軸の軸線と前記クランクピンの軸線との距離よりも大きいことを特徴とする請求項1記載の組立クランクシャフト。
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