JP2987421B2 - 自動車用サイドバイザー - Google Patents

自動車用サイドバイザー

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JP2987421B2
JP2987421B2 JP7295782A JP29578295A JP2987421B2 JP 2987421 B2 JP2987421 B2 JP 2987421B2 JP 7295782 A JP7295782 A JP 7295782A JP 29578295 A JP29578295 A JP 29578295A JP 2987421 B2 JP2987421 B2 JP 2987421B2
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慎一 田村
尚司 安藤
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GOWA SEISAKUSHO KK
Tamura Plastic Mfg Co Ltd
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GOWA SEISAKUSHO KK
Tamura Plastic Mfg Co Ltd
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  • Vehicle Interior And Exterior Ornaments, Soundproofing, And Insulation (AREA)
  • Chemically Coating (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動車のドアフレーム
上縁に取り付けられる合成樹脂製のサイドバイザーに関
するものである。
【0002】
【従来の技術】サイドバイザーは、雨除けや太陽光線の
遮断、あるいは装飾の目的で自動車のドアフレーム上縁
に取り付けられるものである。従来のサイドバイザーと
しては図4に示した形状のものが知られており、サイド
バイザー51は、合成樹脂によって形成されており、長
尺刀身状の庇部52の上端縁に沿って鍔部53が延設さ
れた形状を有している。また、図5は、サイドバイザー
51の略中央の切断端面を示したものであり、サイドバ
イザー51は、自動車のドアフレーム上縁における金属
を露出させたデザインとマッチさせるために、鍔部53
に設けられた嵌合溝54に、ステンレス等の金属製のモ
ール55が両面テープ56によって貼着されている。ま
た、図6に示すように、鍔部53の両端には、袋状に形
成された袋状部57が設けられており、モール55の両
端を嵌合した状態で把持してモール55を脱着させない
ようになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
サイドバイザー51は、金属製のモール55が両面テー
プ56によって貼着されているだけであるため、剥れ易
いという問題点を有している。また、冬期等において
は、金属製のモール55と、モール以外の部分を形成し
ている合成樹脂との収縮率の差から、モール55の端部
が、鍔部53に設けられた袋状部57を突き破ってしま
うという不具合もあった。さらに、サイドバイザー51
は、モール55を貼着するために嵌合溝54を設けるこ
とが不可欠であるため、鍔部53の最上縁までモール5
5で覆うことができず、自動車のドアフレーム上縁の金
属を露出させたデザインに十分にマッチさせることがで
きなかった。その上、モール55が、異なる素材によっ
て本体部と別々に形成されるので、製造に手間がかかる
上、製造コストも高かった。
【0004】本発明の目的は、従来のサイドバイザーに
おける上記課題を解消し、モールが剥れる、モールが袋
状部を突き破る等の不具合が生じない上、自動車のドア
フレーム上縁の金属を露出させたデザインに十分にマッ
チさせることができ、しかも、容易に、かつ、安価に製
造することができるサイドバイザーを提供することにあ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】かかる本発明の内、第1
の発明の構成は、長尺刀身状の庇部の上端縁に沿って鍔
部が一体的に延設された形状を有しており、一部の面
に、無電解銅メッキ触媒を含有した導電性塗料を塗装
し、その導電性塗料の塗装面に、アクチベーターを塗装
した後に、メッキを施すことによって金属メッキ層が設
けられているとともに、その金属メッキ層が設けられて
いる部分を除いた部分の全部あるいは一部が透明である
自動車用サイドバイザーにある。
【0006】第2の発明の構成は、前記金属メッキ層
が、前記鍔部の外側面に設けられていることにある。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の一例を図面
に基いて詳細に説明する。
【0008】アクリル樹脂をプレス成形することによっ
て、光線透過率50%以上の透明なサイドバイザーの本
体部を形成した。図1は、形成されたサイドバイザーの
本体部を示したものであり、本体部1は、長尺刀身状の
庇部2の上端縁に沿って鍔部3が延設された形状を有し
ている。また、本体部1は、図4〜図6の如き従来のサ
イドバイザー51と異なり、鍔部3の両端に袋状部の如
きものが設けられておらず、プレーンなデザインになっ
ている。
【0009】そして、形成された本体部1の鍔部3に、
下記の方法によって金属メッキ層を形成した。
【0010】まず、形成された本体部1の鍔部3の表面
に、無電解銅メッキ触媒を含有したベースコート剤(導
電性塗料)を塗装し、次に、そのベースコート剤塗装面
にアクチベーターを塗装し、ベースコート層を活性化し
た後、ベースコート層に無電解銅メッキを施した。そし
て、その無電解銅メッキ面にパラジウム触媒を付与した
後、無電解ニッケルメッキを施した。しかる後、その無
電解ニッケルメッキ面を酸で活性化し、硫酸銅メッキを
施した。さらに、メッキ面に光沢を与えるため、その硫
酸銅メッキ面をニッケルストライクし、ニッケルメッキ
を施した後、そのニッケルメッキ面にクロムメッキを施
すことによって、本体部1の鍔部3の表面に、銅、ニッ
ケル、クロムからなる金属メッキ層を形成した。
【0011】金属メッキ層が設けられたサイドバイザー
の略中央の切断端面を図2に示す。サイドバイザー4の
鍔部3には、庇部2との連設際から最上縁にかけて厚さ
約20μmの金属メッキ層5が設けられている。なお、
サイドバイザー4は、上記の如き特定のメッキ方法によ
って鍔部3の表面に金属メッキ層5が設けられているた
め、金属メッキ層5部分以外の部分が、薬品によって侵
食されておらず、光線透過率50%以上の高い透明性を
有しており、視認性に優れている。また、上記の如き特
定のメッキ方法によって金属メッキ層5が設けられてい
るため、アクリル樹脂からなる鍔部3の表面と金属メッ
キ層5との密着性が、きわめて高いものになっている。
【0012】かかるサイドバイザー4は、図3に示した
ように、自動車6のドアフレーム上縁7に、両面テー
プ、金具等を利用して取り付けられる。なお、自動車6
のドアフレーム上縁7は金属を露出させたデザインにな
っている。
【0013】サイドバイザー4は、鍔部3に金属メッキ
層5を設けた構造であるため、図4〜図6の如き従来の
サイドバイザー51のように、モールが剥れる、モール
が袋状部を突き破る等の不具合が生じない。また、鍔部
3の庇部2との連設際から最上縁まで金属メッキ層5が
設けられている上、従来のサイドバイザーと異なり、鍔
部2の端部に袋状部が設けられていないので、自動車1
のドアフレーム上縁7の金属を露出させたデザインにき
わめて良くマッチする。さらに、サイドバイザー4は、
製造する際に、ステンレス製のモール等の本体部1と別
の素材を用いる必要がないので、製造が容易であるし、
製造コストも安価である。
【0014】なお、本発明のサイドバイザーは、上記実
施例の構成に何ら限定されるものではなく、必要に応じ
て、本体部の形状、鍔部の形状、メッキする金属、メッ
キする方法、メッキする部分、自動車への装着方法等の
構成を、必要に応じて適宜変更することができる。ま
た、本発明のサイドバイザーが取り付けられる自動車
は、ドアフレーム上縁が金属を露出させたデザインであ
るものに限定されない。
【0015】たとえば、上記実施例においては、鍔部
に、銅、ニッケル、クロムをメッキすることによって金
属メッキ層を設けたが、メッキする金属は、銅、ニッケ
ル、クロムに限定されるものではなく、銀、白金、鉄、
スズ、クロム、金、マンガン、亜鉛、鉛等の種々の金属
であっても良く、これらの金属を2種以上組み合わせた
ものであっても良い。なお、銅、ニッケル、クロムのメ
ッキは、メッキ面が光沢を有するものとなるので、好ま
しい態様である。一方、金属メッキ層の厚さは何ら限定
されるものではないが、厚さを約20〜60μmにする
と、金属メッキ層とサイドバイザーの本体部との密着性
が良好なものとなる。
【0016】また、上記実施例においては、鍔部に一体
的に金属メッキ層を設けたサイドバイザーについて説明
したが、金属メッキ層を設ける部位は、鍔部一体に限定
されるものではなく、たとえば、サイドバイザーの庇部
や鍔部に設けられるロゴ(自動社名、自動車会社名、サ
イドバイザーの製造会社名を示したもの等)部分のみ等
であっても良い。
【0017】さらに、上記実施例においては、金属メッ
キ層を設けた部分以外の部分がすべて透明なサイドバイ
ザーについて説明したが、本発明のサイドバイザーは、
金属メッキ層部分以外の部分がすべて透明なものに限定
されるものではなく、たとえば、庇部の一部等に着色が
施され不透明になっているもの等であっても良い。
【0018】
【発明の効果】本発明のサイドバイザーは、従来のサイ
ドバイザーのように、モールが剥れる、モールが袋状部
を突き破る等の不具合が生じない上、自動車のドアフレ
ーム上縁の金属を露出させたデザインにきわめて良くマ
ッチさせることができる。さらに、非常に容易に、か
つ、安価に製造することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】サイドバイザーの本体部を示す説明図である。
【図2】サイドバイザーの略中央の切断端面を示す説明
図である。
【図3】サイドバイザーを自動車に装着する様子を示す
説明図である。
【図4】従来のサイドバイザーを示す説明図である。
【図5】従来のサイドバイザーの略中央の切断端面を示
す説明図である。
【図6】従来のサイドバイザーの端縁を拡大して示す説
明図である。
【符号の説明】
1・・本体部、2・・庇部、3・・鍔部、4・・サイド
バイザー、5・・金属メッキ層、6・・自動車、7・・
ドアフレーム上縁、51・・サイドバイザー、52・・
庇部、53・・鍔部、54・・嵌合溝、55・・モー
ル、56・・両面テープ、57・・袋状部、58・・ド
アフレーム。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平6−322596(JP,A) 実開 昭53−143324(JP,U) 実開 昭55−61012(JP,U) 実開 昭52−166219(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B60J 3/00

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 長尺刀身状の庇部の上端縁に沿って鍔部
    一体的に延設された形状を有しており、一部の面に、
    無電解銅メッキ触媒を含有した導電性塗料を塗装し、そ
    の導電性塗料の塗装面に、アクチベーターを塗装した後
    に、メッキを施すことによって金属メッキ層が設けられ
    ているとともに、その金属メッキ層が設けられている部
    分を除いた部分の全部あるいは一部が透明であることを
    特徴とする自動車用サイドバイザー。
  2. 【請求項2】 前記金属メッキ層が、前記鍔部の外側面
    に設けられていることを特徴とする請求項1に記載の自
    動車用サイドバイザー。
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