JP5108368B2 - 自動車用バイザー - Google Patents

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Description

本発明は、日除けや雨除けの目的で自動車の窓枠に取り付けられる自動車用バイザーに関するものである。
従来の自動車用バイザーとしては、長尺な刀身状に形成されたバイザー本体の上端縁に沿って、窓枠へ当着させるための帯状の鍔部を設けたものが知られている。また、従来の自動車用バイザーの中には、金属によって形成された自動車の窓枠とデザインを調和させるため、バイザー本体の上端縁に設けられた鍔部に沿って、長尺な金属製の装飾モールを取り付けたものもある(特許文献1)。また、そのような装飾モールを取り付けた自動車用バイザーにおいては、両面テープによって装飾モールが鍔部の表面に貼着されていることが多い。
特開2005−199773号公報
しかしながら、上記の如く、金属製の装飾モールを鍔部の表面に両面テープで貼着しただけの自動車用バイザーは、長期間に亘って使用され、両面テープによる貼着力が低下した場合には、装飾モールがバイザー本体から剥離して脱落してしまう事態が生じ得る。
本発明の目的は、上記従来の自動車用バイザーが有する問題点を解消し、長期間に亘って使用した場合でも装飾モールがバイザー本体から剥離して脱落してしまう事態が起こらない実用性の高い自動車用バイザーを提供することにある。
かかる本発明の内、請求項1に記載された発明は、合成樹脂によって長尺な刀身状に形成されたバイザー本体の表面の上端縁に沿って金属製の装飾モールが付設された自動車用バイザーであって、前記装飾モールが、合成樹脂によって長尺な帯状に形成されたモール本体の表面側の周囲を、上下の端縁際を丸めた金属板で覆ったものであり、バイザー本体の前端縁際および/または後端縁際の表面にモール端被覆部が設けられており、前記装飾モールの端縁際が前記モール端被覆部によって被覆されているとともに、そのモール端被覆部によって被覆された装飾モールの端縁際のモール本体の内面に係合孔が穿設されている一方、モール端被覆部の設置位置の周辺に係合突起が設けられており、その係合突起を、装飾モールの端縁際の内面に穿設された係合孔に挿入することによって、モール端被覆部によって被覆された装飾モールの端縁際がバイザー本体に係合していることを特徴とするものである。
請求項2に記載された発明は、請求項1に記載された発明において、第一係合突起と第二係合突起とを有する固着部材を利用し、その固着部材の第一係合突起をバイザー本体に係合させるとともに、固着部材の第二係合突起を装飾モールの端縁際の内面に穿設された係合孔に挿入させたことを特徴とするものである。
請求項1に記載された自動車用バイザーは、モール端被覆部によって被覆された装飾モールの端縁がバイザー本体に係合されているため、装飾モールとバイザー本体との結合強度が高く、長期間に亘って使用された場合でも、装飾モールがバイザー本体から剥離して脱落するという事態が起こらない。
また、請求項1に記載された自動車用バイザーは、モール端被覆部の設置位置の周辺に設けた係合突起と、モール端被覆部によって被覆された装飾モールの端縁とを係合させたものであるので、係合突起と装飾モールとの係合強度が高く、装飾モールがバイザー本体から脱落する事態を高い精度で防止することができる。
請求項2の自動車用バイザーは、バイザー本体と別個に設けられた固着部材を利用し、固着部材の第一係合手段をバイザー本体に係合させるとともに、固着部材の第二係合手段を装飾モールの端縁に係合させたものであるので、係合突起と装飾モールとの係合強度が高く、装飾モールがバイザー本体から脱落する事態を高い精度で防止することができる。また、装飾モールの端縁のバイザー本体への固着作業が非常に容易である。
また、請求項2の自動車用バイザーは、モール端被覆部と隣接するように設けた切り欠き部分において固着部材の第二係合手段を装飾モールの端縁に係合させたものであるので、係合突起と装飾モールとの係合強度が非常に高く、装飾モールがバイザー本体から脱落する事態をきわめて高い精度で防止することができる。また、固着部材が外部から見えないので、自動車へ装着した場合の外観が良好である。
以下、本発明の自動車用バイザーを自動車用サイドバイザーとして用いた一実施形態について、図面に基づいて詳細に説明する。
[実施例1]
図1〜4は、実施例1の自動車用バイザー(サイドバイザー)を示したものであり、自動車用バイザー1aは、長尺な刀身状に形成されたバイザー本体2と、そのバイザー本体2の上端縁に沿って設けられた長尺な帯状の装飾モール3と、装飾モール3をバイザー本体2に固着するための固着部材4とによって構成されている。
バイザー本体2は、硬質で透明な合成樹脂(アクリル樹脂)によって一体的に形成されており、外側へ膨出した曲面を有する庇部5の上端縁に沿って、自動車へ装着するための鍔部6が連設された状態になっている。また、バイザー本体2の前後の端縁(庇部5および鍔部6の前後の端縁)には、折返し片22が連設されており、当該折返し片22がバイザー本体2の表面と所定の角度をなして内側へ折り返された状態になっている。さらに、鍔部6の表面には、装飾モール3を貼着するための凹状溝7が上端縁に沿って帯状に設けられており、その凹状溝7の前端および後端には、装飾モール3の端縁を被覆するためのモール端被覆部8が設けられている。
モール端被覆部8は、縦長の帯状に形成されており、凹状溝7に沿って固着された装飾モール3の端縁を挿入できるように、外向きに膨出し、内部が削り取られた状態になっている(図3(b)参照)。また、モール端被覆部8の外側の部分は、折返し片22と連なった状態になっている(図4参照)。さらに、モール端被覆部8の内側(長手方向に沿った内側)には、切り欠き9が設けられており(図2参照)、鍔部6の端縁と折返し片22との間の空間から、モール端被覆部8に挿入された装飾モール3の端縁が露出した状態にになっている。加えて、バイザー本体2の裏面の切り欠き9の内側(長手方向に沿った内側)には、固着部材4を係着させるための係着孔20が、鍔部6を貫通するように穿設されている(図2、図4参照)。
また、装飾モール3は、合成樹脂によって長尺な帯状に形成されたモール本体10の表面側の周囲を、上下の端縁際を丸めた金属板(断面略C字状のステンレス板)11で覆ったものであり、断面形状が縦長な楕円状になっている。また、左右の端縁際の内側には、固着部材4と係合するための略円柱状の係合孔12が穿設されている。かかる装飾モール3は、両面テープ13によってバイザー本体2の凹状溝7に貼着されている(図3参照)。また、装飾モール3の前後の端縁は、それぞれ、バイザー本体2の前後のモール端被覆部8内に挿入されており、装飾モール3の端縁の外側をモール端被覆部8が覆った状態になっている。
一方、図5は、固着部材4を示したものであり、固着部材4は、弾性を有する合成樹脂(ナイロン6,6)によって扁平な立方体状(厚みは約1.0mm)に一体成形されている。そして、表面には、バイザー本体2と係合するための第一係合手段である第一係合突起14、および、装飾モール3と係合するための第二係合手段である第二係合突起15が設けられている。第一係合突起14は、円柱状の基端部18の先端に、基端部よりも大径のフランジ体19が設けられている。また、第二係合突起15は、円柱状の基端部16の先端に、矢尻状の係合体17が内向きに突出するように設けられている。加えて、固着部材4は、バイザー本体2に固着された状態において、第二係合突起15の先端からモール端被覆部8の内側までの距離(図4におけるa)が、装飾モール3の厚み(図4におけるb)よりも短くなるように設計されている。
上記した固着部材4は、図4の如く、バイザー本体2に貫設された係着孔20に第一係合突起14を貫入し、切り欠き9から露出した装飾モール3の端縁際の係合孔12に第二係合突起15を挿入することによって、装飾モール3をバイザー本体2に固着した状態になっている。したがって、装飾モール3をバイザー本体2に貼着している両面テープの接着力が消失した場合でも、モール端被覆部8に被覆された装飾モール3の端縁は、モール端被覆部8および固着部材4の第二係合突起15によって内外方向の動きが規制されるため、バイザー本体2から離れるように移動することができない。また、装飾モール3の端縁は、固着部材4の第二係合突起15によって、長手方向の動きも規制されるため、内側へ(長手方向の中心側へ)動いてモール端被覆部8から外れる事態も起こらない。
なお、バイザー本体2に穿設された係着孔20には、基端部18よりも若干大径でフランジ体19よりも小径の小径部21が設けられている(基端部18の直径と小径部21の直径との差が約0.2mmになるように設計されている)ため、一旦、係着孔20に押し込まれた第一係合突起14が容易に外れないようになっている(なお、上記の如く係着孔20に小径部21を設ける場合には、基端部18の直径と小径部21の直径との差が約0.1〜0.4mmになるように設計するのが好ましい)。また、固着部材4の第一係合突起14のフランジ体19の内側から第二係合突起15の係合体17までの距離(水平方向に投影した距離)は、鍔部6の端縁から係着孔20の小径部21の内側(バイザー本体2の端縁側の内側)までの距離(水平方向に投影した距離)よりも短くなっており、固着部材4の弾性力を利用して、第一係合突起14と第二係合突起15との間隔を広げて、一旦、第一係合突起14が係着孔20に押し込まれ、かつ、第二係合突起15が装飾モール3の係合孔12に挿入された後には(図4の状態)、容易にその状態が解除されないようになっている。
また、バイザー本体2の係着孔20は、裏面側の径が小径部21よりも広くなっているため、固着部材4の第一係合突起14を容易に押し込むことができる。加えて、鍔部6の端縁は、外側(図4における下側)から内側(図4における上側)にかけて次第に幅広となるテーパ23が設けられているため、固着部材4の第一係合突起14を鍔部6の上方に位置させて容易に装飾モール3の係合孔12内に押し込むことができ、そのように、一旦、第二係合突起15が鍔部6の上方に位置すると、その位置から下側へ移動しにくい。
上記の如く構成された自動車用バイザー1aは、鍔部6の内面を両面テープによって自動車の窓枠の周囲に貼着するとともに、長手方向の所定の位置で、取付金具によって窓枠に係合させることによって、自動車に装着されて使用される。また、自動車に装着された場合に、金属製の装飾モール3が自動車の金属製の窓枠の上側に位置した状態となるので、自動車のデザインと良くマッチする。
自動車用バイザー1aは、上記の如く、バイザー本体2の前後の端縁際の表面にモール端被覆部8,8が設けられており、装飾モール3の前後の端縁がそれらのモール端被覆部8,8によって被覆されているとともに、それらの被覆された装飾モール3の端縁がバイザー本体2に係合している。したがって、自動車用バイザー1aは、装飾モール3とバイザー本体2との結合強度が高く、長期間に亘って使用された場合でも、装飾モール3がバイザー本体2から剥離して脱落するという事態が起こらない。
また、自動車用バイザー1aは、固着部材4の第一係合突起14をバイザー本体2に係合させるとととに、固着部材4の第二係合突起15を、切り欠き9において、モール端被覆部8によって被覆された装飾モール3の端縁に係合させたものであるので、第二係合突起15と装飾モール3との係合強度が高く、装飾モール3がバイザー本体2から脱落する事態をきわめて高い精度で防止することができる。また、装飾モール3の端縁のバイザー本体2への固着作業が非常に容易である上、固着部材4が外部から見えないので、自動車へ装着した場合の外観が良好である。
[実施例2]
図6は、実施例2の自動車用バイザーのモール端被覆部の設置部分を示したものであり、実施例2の自動車用バイザー1bにおいては、上記実施例1の自動車用バイザー1aと同様に、バイザー本体2の端縁際にモール端被覆部8が設けられており、その内側(長手方向に沿った内側)に切り欠き9が設けられている。また、上記実施例1の自動車用バイザー1aと同様に、装飾モール3の裏面に係合孔12が穿設されている。一方、実施例1の自動車用バイザー1aとは異なり、バイザー本体2には固着部材4は取り付けられておらず、鍔部6の端縁であってモール端被覆部8と隣接する位置に係合突起31が設けられており、その係合突起31が装飾モール3の裏面の係合孔12に挿入された状態になっている。なお、自動車用バイザー1bにおいては、係合突起31の先端からモール端被覆部8の内側までの距離が、装飾モール3の厚みよりも短くなるように設計されている。かかる実施例2の自動車用バイザー1bによれば、実施例1の自動車用バイザー1aと同様に、長期間に亘って使用された場合でも、装飾モール3がバイザー本体2から剥離して脱落するという事態が起こらない。
[実施例3]
図7は、実施例3の自動車用バイザーのモール端被覆部の設置部分を示したものであり、実施例3の自動車用バイザー1cにおいては、上記実施例1の自動車用バイザー1aと同様に、バイザー本体2の端縁際にモール端被覆部8が設けられており、その内側(長手方向に沿った内側)に切り欠き9が設けられている。一方、実施例1の自動車用バイザー1aとは異なり、バイザー本体2には固着部材4は取り付けられておらず、モール端被覆部8の内面に係合突起32が設けられており、その係合突起32が装飾モール3の表面に穿設された係合孔33に挿入された状態になっている。なお、自動車用バイザー1cにおいては、係合突起32の先端から鍔部6の表面までの距離が、装飾モール3の厚みよりも短くなるように設計されている。かかる実施例3の自動車用バイザー1cによれば、実施例1,2の自動車用バイザー1a,1bと同様に、長期間に亘って使用された場合でも、装飾モール3がバイザー本体2から剥離して脱落するという事態が起こらない。
[実施例4]
図8は、実施例4の自動車用バイザーのモール端被覆部の設置部分を示したものであり、実施例4の自動車用バイザー1dにおいては、上記実施例1の自動車用バイザー1aと同様に、バイザー本体2の端縁際にモール端被覆部8が設けられており、その内側(長手方向に沿った内側)に切り欠き9が設けられている。一方、実施例1の自動車用バイザー1aとは異なり、バイザー本体2には固着部材4は取り付けられておらず、装飾モール3の端縁の表面に係合突起34が設けられており、その係合突起34がモール端被覆部8の内面に穿設された係合孔35に挿入された状態になっている。なお、自動車用バイザー1dにおいては、モール端被覆部8の内面から鍔部6の表面までの距離が、装飾モール3の厚み(係合突起34の先端から裏面まで)よりも短くなるように設計されている。かかる実施例4の自動車用バイザー1dによれば、実施例1〜3の自動車用バイザー1a〜1cと同様に、長期間に亘って使用された場合でも、装飾モール3がバイザー本体2から剥離して脱落するという事態が起こらない。
[実施例5]
図9は、実施例5の自動車用バイザーのモール端被覆部の設置部分を示したものであり、実施例5の自動車用バイザー1eにおいては、上記実施例1の自動車用バイザー1aと同様に、バイザー本体2の端縁際にモール端被覆部8が設けられており、その内側(長手方向に沿った内側)に切り欠き9が設けられている。一方、実施例1の自動車用バイザー1aとは異なり、バイザー本体2には固着部材4は取り付けられておらず、装飾モール3の端縁の裏面側に係合突起36が設けられており、その係合突起36が鍔部6の端縁に係合された状態になっている。なお、自動車用バイザー1eにおいては、モール端被覆部8の内面から鍔部6の表面までの距離が、装飾モール3の厚み(表面から係合突起36の先端)よりも短くなるように設計されている。かかる実施例5の自動車用バイザー1eによれば、実施例1〜4の自動車用バイザー1a〜1dと同様に、長期間に亘って使用された場合でも、装飾モール3がバイザー本体2から剥離して脱落するという事態が起こらない。なお、実施例5の如く、装飾モール3の端縁の裏面側に係合突起36を形成する場合には、モール本体10に巻き付けられた金属板11の端縁際の部分をモール本体10から剥がして下向きに突出させる方法を採用することも可能である。
[実施例6]
図10は、実施例6の自動車用バイザーのモール端被覆部の設置部分(自動車に装着した自動車用バイザーのモール端被覆部の設置部分)、および、バイザー本体へ装飾モールを固着させるために使用する固着部材を示したものである。実施例6の自動車用バイザー1fにおいては、上記実施例1の自動車用バイザー1aと同様に、バイザー本体2の端縁際にモール端被覆部8が設けられており、その内側(長手方向に沿った内側)に切り欠き9が設けられている。また、上記実施例1の自動車用バイザー1aと同様に、装飾モール3の裏面に係合孔12が穿設されている(なお、実施例6の自動車用バイザー1fにおいては当該係合孔12が扁平な直方体状になっている)。加えて、上記実施例1の自動車用バイザー1aと同様に、バイザー本体2と別個に設けられた固着部材によって装飾モール3の端縁がバイザー本体2に固着されているが、その固着部材の形状、および、固着部材をバイザー本体2に固着させるための構造が、実施例1の自動車用バイザー1aと異なっている。
実施例6の自動車用バイザー1fに用いられる固着部材41は、図10(c)の如く、金属板を折り曲げることによって形成されている。そして、固着部材41の長手方向に沿った片方の端縁際には、装飾モール3の係合孔12と係合させるための第二係合突起42が形成されており、反対側の端縁際には、バイザー本体2と係合させるための先端をL字状に折り曲げた第一係合突起43が形成されている。また、第二係合突起42の外側には、バイザー本体2の折返し片22と係合させるための第三係合突起44が、第二係合突起42と同じ方向を向くように突設されており、第一係合突起43の外側には、当着部45が第一係合突起43と略同一の高さになるように形成されている。一方、鍔部6の端縁際には、2つの縦長な取付孔46a,46bを穿設することによって支柱47が形成されており、内側(長手方向に沿った内側)の取付孔46aの内側には、凹状部48が形成されている(刻設されている)。
実施例6の自動車用バイザー1fにおいては、固着部材41の当着部45がバイザー本体2の凹状部48に載置され、第一係合突起43がバイザー本体2の支柱47に係合された状態で、第二係合突起42が鍔部6よりも外側に突出して装飾モール3の裏面の係合孔12に挿入した状態になっている。加えて、固着部材41の第三係合突起44がバイザー本体2の折返し片22に形成された係合溝49に係合された状態になっている。なお、自動車用バイザー1fにおいては、固着部材41の第二係合突起42の先端からモール端被覆部8の内面までの距離が、装飾モール3の厚みよりも短くなるように設計されている。かかる実施例6の自動車用バイザー1fによれば、実施例1〜5の自動車用バイザー1a〜1eと同様に、長期間に亘って使用された場合でも、装飾モール3がバイザー本体2から剥離して脱落するという事態が起こらない。また、第一係合突起43が先端L字状に形成されており鍔部6に形成された支柱47から脱落しにくいため、第二係合突起42と装飾モール3との係合強度が高く、装飾モール3がバイザー本体2から脱落する事態をきわめて高い精度で防止することができる。また、固着部材41が第二係合突起42よりも外側に第三係合突起44を形成したものであるので、図10(a)の如く、その第三係合突起44の設置部分の裏面をも両面テープ50で自動車51に貼着させることによって、より強固に自動車51に装着することができる。
なお、本発明にかかる自動車用バイザーの構成は、上記した各実施例の形態に何ら限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、バイザー本体、装飾モール、モール端被覆部、固着部材等の材質、形状、構造等の構成を適宜変更することができる。
たとえば、固着部材に設ける第一係合手段や第二係合手段の個数は、1個に限定されず、2個以上に変更することも可能である。同様に、バイザー本体やモール端被覆部に設ける係合突起の個数も、1個に限定されず、2個以上に変更することが可能である。また、固着部材に設ける第一係合手段は、上記各実施例の如き係合突起に限定されず、バイザー本体に設けられた係合突起を係合可能な係合孔等に変更することも可能である。同様に、固着部材に設ける第二係合手段も、上記各実施例の如き係合突起に限定されず、装飾モールの端縁際に設けられた係合突起を係合可能な係合孔等に変更することが可能である。
一方、バイザー本体を形成する樹脂は、上記各実施例の如きアクリル樹脂に限定されず、その他の硬質の合成樹脂に変更することが可能であるし、固着部材を形成する樹脂も、上記各実施例の如きナイロン6,6に限定されず、弾性を有するその他の合成樹脂に変更することが可能である。なお、固着部材の厚みは特に限定されないが、耐久強度の面から0.7mm以上とするのが好ましい。また、装飾モールを形成する金属板も、ステンレス板に限定されず、その他の金属からなる板材を使用することが可能であるし、場合によっては、モール本体に金属蒸着や金属メッキを施した装飾モールを使用することも可能である。加えて、上記各実施例においては、前端および後端にモール端被覆部を設けた自動車用バイザーについて説明したが、本発明の自動車用バイザーは、前後両端にモール端被覆部を設けたものに限定されず、前端あるいは後端のみにモール被覆部を設けたものでも良い。
本発明の自動車用バイザーは、上記の如く優れた効果を奏するものであるので、自動車の窓枠に取り付けられる付属部品、アクセサリーとして好適に用いることができる。
実施例1の自動車用バイザーを示す説明図である(aは自動車用バイザーの正面図であり、bはモール端被覆部の設置部分(aにおいて波線で示した部分)の拡大図である)。 モール端被覆部の設置部分の背面を示す説明図である。 自動車用バイザーの鉛直断面を示す説明図である(aは、図1(a)におけるA−A線断面を示したものであり、bは、図1(b)におけるB−B線断面を示したものである)。 モール端被覆部の設置部分の水平断面(図1(b)におけるC−C線断面)を示す説明図である。 固着部材を示す説明図である(aは、正面図であり、bは、平面図であり、cは、右側面図である)。 実施例2におけるモール端被覆部の設置部分の水平断面(図1(b)におけるC−C線断面)を示す説明図である。 実施例3におけるモール端被覆部の設置部分の水平断面(図1(b)におけるC−C線断面)を示す説明図である。 実施例4におけるモール端被覆部の設置部分の水平断面(図1(b)におけるC−C線断面)を示す説明図である。 実施例5におけるモール端被覆部の設置部分の水平断面(図1(b)におけるC−C線断面)を示す説明図である。 aは、実施例6におけるモール端被覆部の設置部分の水平断面(図1(b)におけるC−C線断面)を示す説明図であり、bは、実施例6におけるモール端被覆部の設置部分の背面を示す説明図であり、cは、実施例6で用いる固着部材を示す斜視図である。
符号の説明
1・・自動車用バイザー、2・・バイザー本体、3・・装飾モール、4,41・・固着部材、14,43・・第一係合突起、15,42・・第二係合突起、31,32,34,36・・係合突起、33,35・・係合孔。

Claims (2)

  1. 合成樹脂によって長尺な刀身状に形成されたバイザー本体の表面の上端縁に沿って金属製の装飾モールが付設された自動車用バイザーであって、
    前記装飾モールが、合成樹脂によって長尺な帯状に形成されたモール本体の表面側の周囲を、上下の端縁際を丸めた金属板で覆ったものであり、
    バイザー本体の前端縁際および/または後端縁際の表面にモール端被覆部が設けられており、前記装飾モールの端縁際が前記モール端被覆部によって被覆されているとともに、
    そのモール端被覆部によって被覆された装飾モールの端縁際のモール本体の内面に係合孔が穿設されている一方、
    モール端被覆部の設置位置の周辺に係合突起が設けられており、その係合突起を、装飾モールの端縁際の内面に穿設された係合孔に挿入することによって、モール端被覆部によって被覆された装飾モールの端縁際がバイザー本体に係合していることを特徴とする自動車用バイザー。
  2. 第一係合突起と第二係合突起とを有する固着部材を利用し、その固着部材の第一係合突起をバイザー本体に係合させるとともに、固着部材の第二係合突起を装飾モールの端縁際の内面に穿設された係合孔に挿入させたことを特徴とする請求項1に記載の自動車用バイザー。
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