JP6045059B2 - フィニッシャ取付構造 - Google Patents
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Description
したがって、操作しやすく、また、美観を備えるステアリングホィールが、ハイオーナーカー、スポーティーカー、ミニバンなどのパーソナルカーやファミリーカーなどの乗用車において特に重要視される。
一方、ステアリングホィールのリムは、車両の安全性、とりわけ衝突時における好ましい衝突特性を得るため、従来から、所定の衝撃荷重下で変形してその衝撃を吸収できるように設計されてきている。
上記特許文献1に開示されたリムは、周方向に沿ってその一部にフィニッシャを設けるとともに、このフィニッシャには例えば木目柄が付与されて優れた美観を醸し出している。
このようにしたフィニッシャには、ステアリングホィールの車両直進時の角度(ニュートラル位置)において、円形アナログ時計における約10時から2時までの比較的広い角度範囲にわたってカバーするように設定された上側フィニッシャと、約5時から7時までの比較的狭い角度範囲にわたってカバーするように設定された下側フィニッシャとから構成されている。そして、上記上側フィニッシャ及び下側フィニッシャが設定されていない箇所は、ポリウレタンの基材を皮革等の表皮で覆っている。
上記のようにしたフィニッシャは、フィニッシャ取付体を介してリム芯金に固定され、必要な強度を得ている。
しかし、被覆部よりも硬質なインサート部材、例えば硬質樹脂製のインサート部材にリング状のフィニッシャをただ単に設けただけでは、上記の要望に応えられるとは言えない。なぜなら、インサート部材が硬質樹脂等からなるために、フィニッシャがその直径方向に撓まないと、フィニッシャをリムに取り付けるのが難しくなるからである。
そこで、フィニッシャがステアリングホィールの通常の取り付け操作及び曲げ変形でリムに保持させることができるフィニッシャ取付構造が求められている。
しかしながら、上記特許文献1に開示されたフィニッシャ取付構造では、上記の要望に応えられないという問題があった。
そして、上記角度範囲外でインサート部材7が組み込まれていない部分を、図1,2,5,6に示す変形部8としているが、この変形部8は、リム1の中で他の部分よりも変形しやすくした部分で、リム1に衝撃が作用したときに変形して、その衝撃を吸収する箇所である。
そして、上記装飾面dに沿ってフィニッシャFをはめるが、このフィニッシャFは、その断面形状を湾曲形状とし、この湾曲させたフィニッシャFを上記装飾面dにはめることによって、上記曲面Dと湾曲したフィニッシャFの表面とが相まって、図4、6、9に示すように、曲面DとフィニッシャFの表面とがほぼ連続する形状にしている。言い換えると、フィニッシャFをリム1にはめることによって、リム1の断面形状の表面がほぼ連続した曲面形状を描くようにしている。
上記接着突部11は、後で説明するフィニッシャFを組み付けたとき、このフィニッシャFの内面に接触する位置関係を保っている。
さらに、上記インサート部材7には、掛止め凹部13を形成している。この掛止め凹部13はリム1の周方向に幅を有するとともに、これら掛止め凹部13は、リム1の周方向における配置を不均一にしている。
さらに、上記掛止め凹部13の縁の部分であって、上記ガイド面12に連続する縁を爪状縁部13aとしている。
上記フィニッシャFは、図7〜9に示すように、上記押し込み方向後側の周縁14とこの押し込み方向後側の周縁14よりも直径を大きくした押し込み方向前側の周縁15とを有する。そして、このフィニッシャFをリム1の装飾面dに沿って押し込んだとき、上記押し込み方向前側の周縁15が外側に撓んで拡開する弾性を保ち、この周縁15が拡開した後に上記周縁15が縮径してリム1を保持するようにしている。
また、フィニッシャFの薄肉部分を変形部8に対応させられるのは、掛止め突部16の周方向の位置関係と上記掛止め凹部13の周方向の位置関係とを、お互いに不均一にさせながら対応させて、それらの誤組がないようにしたからである。
したがって、掛止め突部16が掛止め凹部13の爪状縁部13aに掛け止められると、上記接着突部11がフィニッシャFの裏面に接触することになる。
先ず、フィニッシャFをリム1に取り付けるときには、フィニッシャFの内面と、リム1の装飾面dに接着剤をあらかじめ塗布しておく。
そして、リング状のフィニッシャFをリム1の装飾面dに沿って押し込めば、その過程で上記掛止め突部16がガイド面12に当たりながら移動する。
なお、上記したように掛止め突部16は、直径が大きい上記周縁15に偏った位置に形成されているので、掛止め突部16がガイド面12に当たったときに、この掛止め突部16に押されるようにして上記周縁15が大きく拡開できることになる。
ただし、上記掛止め凹部13に掛止め突部16を掛け止めた方が、リム1にフィニッシャFをしっかりと固定できることは当然である。
さらに、上記実施形態では、掛止め凹部13に爪状縁部13aを形成したが、当該縁部は必ずしも爪状でなくてもよく、要するに、掛止め凹部13に掛止め突部16がしっかりと掛け止められるものであれば、どのような形状でもよい。
4 芯体
5 被覆部
7 インサート部材
8 変形部
11 接着突部
12 ガイド面
13 掛止め凹部
13a 爪状縁部
F フィニッシャ
d 装飾面
14 押し込み方向後側の周縁
15 押し込み方向前側の周縁
16 掛止め突部
Claims (5)
- 芯体の周囲を被覆部で覆ったリムと、前記リムに設けたインサート部材と、前記インサート部材に取り付けたフィニッシャと、を備えたフィニッシャ取付構造であって、
前記フィニッシャは、平面視でリング状の形状を有し、断面形状が湾曲に構成され、運転席側における前記リムの装飾面に沿って取り付けられ、
前記フィニッシャは、前記フィニッシャのリング状の外径周縁を拡開させた状態から縮径して前記リムを保持し、
前記フィニッシャの外径周縁側に偏って形成された一方の掛止め部と、インサート部材に形成され前記一方の掛止め部を掛止める他方の掛止め部が、それぞれ前記リムの周方向に間隔を保って複数形成され、
前記一方の掛止め部は、掛止め突部として構成され、前記他方の掛止め部は、前記掛止め突部がはまる掛止め凹部として構成され、
前記インサート部材には、前記掛止め突部を前記掛止め凹部に導くガイド面が形成され、
前記ガイド面には、前記フィニッシャを前記インサート部材に掛止めた際に、前記フィニッシャと非接触状態となる凹み部と、前記フィニッシャの内面に接触する接着突部が形成されていることを特徴とするフィニッシャ取付構造。 - 前記インサート部材が、前記被覆部に一体的に設けられ、前記被覆部よりも硬質な材料で構成されていることを特徴とする請求項1に記載のフィニッシャ取付構造。
- 前記掛止め凹部には、前記掛止め突部を掛止する爪状縁部が形成されていることを特徴とする請求項1または2に記載のフィニッシャ取付構造。
- 衝撃が作用した際に変形しない前記リムの部位に、前記インサート部材が設けられていることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載のフィニッシャ取付構造。
- 前記一方の掛止め部及び他方の掛止め部が、それぞれ円周方向において不均一に複数形成されていることを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載のフィニッシャ取付構造。
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2012
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