JP6045059B2 - フィニッシャ取付構造 - Google Patents

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Description

この発明は、装飾性やデザイン性を良くするためのフィニッシャをリムの周囲に取り付けるためのフィニッシャ取付構造に関する。
ステアリングホィールのリムは、車両を操縦するときに運転者が常に直接触れ、また視界にとらえる車両部分であり、インストルメントパネルの目立つ箇所にあって、内装の美観を左右する重要な部分である。
したがって、操作しやすく、また、美観を備えるステアリングホィールが、ハイオーナーカー、スポーティーカー、ミニバンなどのパーソナルカーやファミリーカーなどの乗用車において特に重要視される。
このような事情から、ステアリングホィールには、センタパッドとともにリムの操作性、感触性とともに美観の向上が求められている。以前より自動車用品店ではさまざまな種類のリムカバーが販売されており、好みに応じてカスタマイズするなど、量販車種に個性を主張しようとするユーザーもみられる。
一方、ステアリングホィールのリムは、車両の安全性、とりわけ衝突時における好ましい衝突特性を得るため、従来から、所定の衝撃荷重下で変形してその衝撃を吸収できるように設計されてきている。
特許文献1には、基本性能としての衝撃吸収特性を有し、さらに操作性、感触性に優れ、しかも、好適な美観を示すように工夫されたステアリングホィールが開示されている。
上記特許文献1に開示されたリムは、周方向に沿ってその一部にフィニッシャを設けるとともに、このフィニッシャには例えば木目柄が付与されて優れた美観を醸し出している。
このようにしたフィニッシャには、ステアリングホィールの車両直進時の角度(ニュートラル位置)において、円形アナログ時計における約10時から2時までの比較的広い角度範囲にわたってカバーするように設定された上側フィニッシャと、約5時から7時までの比較的狭い角度範囲にわたってカバーするように設定された下側フィニッシャとから構成されている。そして、上記上側フィニッシャ及び下側フィニッシャが設定されていない箇所は、ポリウレタンの基材を皮革等の表皮で覆っている。
上記のようにしたフィニッシャは、フィニッシャ取付体を介してリム芯金に固定され、必要な強度を得ている。
特開2000−264222号公報
上記のようにした従来のリムのように、その周方向の一部をフィニッシャで装飾したものから、木目柄等と皮革とのコンビネーションデザインを施したフィニッシャをリム全周にわたって設け、しかも、衝撃吸収特性も満足させたステアリングホィールが要望されている。
しかし、被覆部よりも硬質なインサート部材、例えば硬質樹脂製のインサート部材にリング状のフィニッシャをただ単に設けただけでは、上記の要望に応えられるとは言えない。なぜなら、インサート部材が硬質樹脂等からなるために、フィニッシャがその直径方向に撓まないと、フィニッシャをリムに取り付けるのが難しくなるからである。
そこで、フィニッシャがステアリングホィールの通常の取り付け操作及び曲げ変形でリムに保持させることができるフィニッシャ取付構造が求められている。
しかしながら、上記特許文献1に開示されたフィニッシャ取付構造では、上記の要望に応えられないという問題があった。
この発明の目的は、リムにフィニッシャを取り付けやすく、しかも一度取り付けたフィニッシャが簡単に外れないフィニッシャ取付構造を提供することである。
第1の発明は、芯体の周囲を被覆部で覆ったリムと、前記リムに設けたインサート部材と、前記インサート部材に取り付けたフィニッシャと、を備えたフィニッシャ取付構造であって、前記フィニッシャは、平面視でリング状の形状を有し、断面形状が湾曲に構成され、運転席側における前記リムの装飾面に沿って取り付けられ、前記フィニッシャは、前記フィニッシャのリング状の外径周縁を拡開させた状態から縮径して前記リムを保持し、 前記フィニッシャの外径周縁側に偏って形成された一方の掛止め部と、インサート部材に形成され前記一方の掛止め部を掛止める他方の掛止め部が、それぞれ前記リムの周方向に間隔を保って複数形成され、前記一方の掛止め部は、掛止め突部として構成され、前記他方の掛止め部は、前記掛止め突部がはまる掛止め凹部として構成され、前記インサート部材には、前記掛止め突部を前記掛止め凹部に導くガイド面が形成され、前記ガイド面には、前記フィニッシャを前記インサート部材に掛止めた際に、前記フィニッシャと非接触状態となる凹み部と、前記フィニッシャの内面に接触する接着突部が形成されている構成に特徴を有する。
第2の発明は、前記インサート部材が、前記被覆部に一体的に設けられ、前記被覆部よりも硬質な材料で構成されていることに特徴を有する。
の発明は、前記掛止め凹部には、前記掛止め突部を掛止する爪状縁部が形成されていることに特徴を有する。
の発明は、衝撃が作用した際に変形しない前記リムの部位に、前記インサート部材が設けられていることに特徴を有する。 第の発明は、前記一方の掛止め部及び他方の掛止め部が、それぞれ円周方向において不均一に複数形成されていることに特徴を有する。
第1の発明によれば、平面視でリング状のフィニッシャは、断面形状をリムの上記装飾面に沿った湾曲形状にするとともに、リムの装飾面に対して側方から押し込む押し込み方向前側の周縁の直径を、その押し込み方向後側の周縁の直径よりも大きくしたので、フィニッシャが全体的に裾広がりになり、上記押し込み方向前側の周縁が広がりやすくなる。したがって、フィニッシャをリムの装飾面に沿って押し込めば、上記押し込み方向前側の周縁がリムの装飾面に沿って広がるので、フィニッシャをリムに押し込みやすくなり、組みけ作業が簡単になる。しかも、それを押し込んだ後は、上記押し込み方向前側の周縁が縮径するので、フィニッシャはリムをしっかり保持でき、簡単に外れたりしなくなる。
第1の発明によれば、フィニッシャの外径周縁側に偏った位置に一方の掛止め部を形成したので、フィニッシャをリムの装飾面に沿って押し込んだ組み付け作業時に、上記一方の掛止め部を設けた部分が外側に十分に撓むことができる。そして、フィニッシャに形成した一方の掛止め部である掛止め突部が、インサート部材に形成した他方の掛止め部である掛止め凹部にスムーズにはまるので、当該フィニッシャの組み付け作業が簡単になる。そして、インサート部材にガイド面を形成したので、フィニッシャをリムに押し込む過程で、上記掛止め突部がガイド面に沿って移動するとともに、フィニッシャの外径周縁を拡開するので、フィニッシャの組み付け作業がさらに簡単になる。さらに、上記ガイド面に凹み部を形成し、この凹み部の少なくとも一方の側に接着突部を形成したので、フィニッシャとリムのそれぞれに塗布した接着剤層の厚さが不均一で多少の凹凸があっても、その接着剤層の凹凸がフィニッシャの表面に現れることはない。なぜなら、上記凹み部において接着剤層が不均一になっても、それがフィニッシャを押し上げる高さにはなりにくく、しかも、接着突部の面積は全体的に小さいので、接着剤層の凹凸が出にくくなるからである。
また、第2の発明によれば、被覆部よりも硬質材からなるインサート部材に、上記一方の掛止め部に対応した他方の掛止め部を形成し、これら両掛止め部によって、フィニッシャをインサート部材に固定したので、インサート部材が硬質材からなる分、フィニッシャを強固に固定することができる。 しかも、第の発明によれば、掛止め凹部にはまった掛止め突部が簡単には抜けないので、フィニッシャの組み付け作業が簡単であり、かつ、一度取り付けてしまえば、当該フィニッシャが簡単に外れなくなる。
の発明によれば、インサート部材を変形部以外の箇所に設けたので、リムに衝撃が作用したとき、それが曲がりやすくなって衝撃を緩和することができる。
の発明によれば、一方の掛止め部及び他方の掛止め部を、円周方向において不均一に複数形成したので、リムとフィニッシャとの相対位置関係を必然的に定めることができる。 したがって、リムとフィニッシャとの誤組を確実に防止できる。このように誤組を確実に防止できるので、組みつけ作業の作業性及び生産性が向上する。また、上記薄肉部分と上記変形部とを常に一致させることができ、フィニッシャによってリムの衝撃吸収機能を損なったりしない。さらに、フィニッシャの図柄の方向を間違えたりしなくなる。
リムの半分にフィニッシャを組み付け、他の半分はフィニッシャを取り除いた状態の平面図である。 リムの半分にフィニッシャを組み付けるとともに、他の半分は、フィニッシャを取り外した状態の斜視図である。 図1のIII-III線断面図である。 図1のIV-IV線断面図である。 図1のV-V線断面図である。 図1のVI-VI線断面図である。 図1のIII-III線断面に相当する位置の断面図であって、リムに対するフィニッシャを押し込む過程を示した図である。 図1のIII-III線断面に相当する位置の断面図であって、図7よりもフィニッシャが取り付け方向に進んだ状態の図である。 図1のIII-III線断面に相当する位置の断面図であって、リムに対してフィニッシャを取り付けた状態の図である。 半分を表面にし他の半分を裏面にしたフィニッシャの平面図である。
この実施形態のリム1は、ハブ部2とスポーク部3を介して一体に構成されるとともに、図3〜9に示すように、金属からなる芯体4の周囲にウレタンからなる被覆部5を設け、この被覆部5の周囲を表皮材としての皮革6で覆っている。そして、上記被覆部5を成形する過程で、その型の中に、被覆部5よりも硬質材からなる複数のインサート部材7を入れて成形している。このようにして被覆部5と一体成形された各インサート部材7は、リム1の装飾面dに沿って、間隔を保持して組み込まれる。
上記インサート部材7は、車両直進時のステアリングホィールの角度(ニュートラル位置)において、円形アナログ時計における約10時から2時までの角度範囲に組み込まれるインサート部材7と、約5時から7時までの角度範囲に組み込まれるインサート部材7と、約3時及び9時に組み込まれるインサート部材7とからなる。
そして、上記角度範囲外でインサート部材7が組み込まれていない部分を、図1,2,5,6に示す変形部8としているが、この変形部8は、リム1の中で他の部分よりも変形しやすくした部分で、リム1に衝撃が作用したときに変形して、その衝撃を吸収する箇所である。
なお、上記インサート部材7は、アクリロニトリルブタジエンスチレン共重合体(ABS樹脂)、ガラス繊維を含むアクリロニトリルブタジエンスチレン共重合体、ポリカーボネート、ポリカーボネートを含むアクリロニトリルブタジエンスチレン共重合体などの樹脂あるいは金属などで一体成形されている。
一方、上記リム1は、断面を図3〜図6に示す形状にしている。つまり、リム1は、その断面形状において、上記装飾面dを除いた部分を連続的な曲面Dとするとともに、上記装飾面dに相当する部分を、上記曲面Dに対して扁平な形状にしている。
そして、上記装飾面dに沿ってフィニッシャFをはめるが、このフィニッシャFは、その断面形状を湾曲形状とし、この湾曲させたフィニッシャFを上記装飾面dにはめることによって、上記曲面Dと湾曲したフィニッシャFの表面とが相まって、図4、6、9に示すように、曲面DとフィニッシャFの表面とがほぼ連続する形状にしている。言い換えると、フィニッシャFをリム1にはめることによって、リム1の断面形状の表面がほぼ連続した曲面形状を描くようにしている。
さらに、上記インサート部材7は被覆部5と一体にした平板部9,10と、これら平板部9,10間にあってそれよりも外側に突出した接着突部11と、この接着突部11と隣り合うガイド面12とからなる。
上記接着突部11は、後で説明するフィニッシャFを組み付けたとき、このフィニッシャFの内面に接触する位置関係を保っている。
また、接着突部11と隣接する上記ガイド面12は全体的に湾曲して凹み部を構成しているが、このように凹み部を構成するガイド面12は、上記のようにフィニッシャFを組み付けたとき、図9に示すようにフィニッシャFの内面と間隔を保つようにしている。
さらに、上記インサート部材7には、掛止め凹部13を形成している。この掛止め凹部13はリム1の周方向に幅を有するとともに、これら掛止め凹部13は、リム1の周方向における配置を不均一にしている。
さらに、上記掛止め凹部13の縁の部分であって、上記ガイド面12に連続する縁を爪状縁部13aとしている。
そして、インサート部材7を組み付けたリム1には、リング状のフィニッシャFを、図7〜9に矢印Aで示した押し込み方向に押し込んで取り付ける。
上記フィニッシャFは、図7〜9に示すように、上記押し込み方向後側の周縁14とこの押し込み方向後側の周縁14よりも直径を大きくした押し込み方向前側の周縁15とを有する。そして、このフィニッシャFをリム1の装飾面dに沿って押し込んだとき、上記押し込み方向前側の周縁15が外側に撓んで拡開する弾性を保ち、この周縁15が拡開した後に上記周縁15が縮径してリム1を保持するようにしている。
さらに、上記フィニッシャFの内面には、その周方向に間隔を保った複数の掛止め突部16を、上記押し込み方向前側の周縁15側に偏った位置に形成しているが、この掛止め突部16は、リム1に対する周方向の位置関係を、同じく配置を不均一にした掛止め凹部13の位置関係と対応させている。したがって、これらの対応関係を間違った状態で、掛止め突部16を掛止め凹部13にはめ込もうとしても、それらがはまり合わなくなり、フィニッシャFとリム1との間での誤組が防止できる。
また、上記のようにした掛止め突部16は、上記掛止め凹部13の爪状縁部13aの突出方向とは反対方向に突出する爪からなるので、爪状の掛止め突部16を、上記ガイド面12に沿って移動して掛止め凹部13内に導けば、これら掛止め突部16と爪状縁部13aとがかみ合って、それらが抜けるのを確実に阻止できる。
なお、上記フィニッシャFは、上記変形部8に対応する箇所を、他の箇所よりも薄肉にしている。このように変形部8に対応する箇所を薄肉にしたので、その分、変形部8に衝撃が作用したときに、フィニッシャFが変形部8の変形を妨げたりしなくなる。
また、フィニッシャFの薄肉部分を変形部8に対応させられるのは、掛止め突部16の周方向の位置関係と上記掛止め凹部13の周方向の位置関係とを、お互いに不均一にさせながら対応させて、それらの誤組がないようにしたからである。
さらに、リング状のフィニッシャFをリム1の装飾面dに沿って押し込むと、その過程で上記掛止め突部16がガイド面12に当たりながら掛止め凹部13に導かれるが、この押し込み方向に対してガイド面12よりも後方となる位置に上記接着突部11が位置する。
したがって、掛止め突部16が掛止め凹部13の爪状縁部13aに掛け止められると、上記接着突部11がフィニッシャFの裏面に接触することになる。
次に、フィニッシャFをリム1に取り付ける過程を説明する。
先ず、フィニッシャFをリム1に取り付けるときには、フィニッシャFの内面と、リム1の装飾面dに接着剤をあらかじめ塗布しておく。
そして、リング状のフィニッシャFをリム1の装飾面dに沿って押し込めば、その過程で上記掛止め突部16がガイド面12に当たりながら移動する。
このとき、フィニッシャFは、その弾性に抗して、上記押し込み方向前側の周縁15を外側に拡開させながら掛止め突部16を掛止め凹部13の方向に導くが、このとき掛止め突部16をガイドするのがガイド面12である。そして、このガイド面12の上記押し込み方向先端部分には、掛止め突部16に対して、上記周縁15を拡開する方向の力を作用させる斜面を形成している。
上記のように斜面を形成したので、フィニッシャFの押し込み過程で、その押し込み方向前側の周縁15が十分に拡径させられる。周縁15が十分に拡径すれば、その分、フィニッシャFをリム1に押し込みやすくなり、フィニッシャFの取り付け作業が簡単になる。
なお、上記したように掛止め突部16は、直径が大きい上記周縁15に偏った位置に形成されているので、掛止め突部16がガイド面12に当たったときに、この掛止め突部16に押されるようにして上記周縁15が大きく拡開できることになる。
フィニッシャFが上記ガイド方向に移動して掛止め突部16が掛止め凹部13に導かれて、掛止め突部16が掛止め凹部13内に位置すれば、フィニッシャFがその弾性によって縮径するので、フィニッシャFはリム1をしっかりと保持する。しかも、掛止め突部16が掛止め凹部13内にはめ込まれ、掛止め突部16が掛止め凹部13の爪状縁部13aに引っ掛かるので、その引っ掛け力と上記接着剤の接着力と相まって、フィニッシャFがリム1から外れたりしなくなる。
上記のように掛止め突部16が掛止め凹部13にはまれば、これら掛止め凹部13と掛止め突部16とによって、リング状のフィニッシャFとリム1との相対的な組み合わせ位置が必然的に特定されるので、誤組のおそれがなくなる。したがって、フィニッシャFの表面に設けた図柄の位置がずれたり、あるいは薄肉部分と変形部8との対応関係がずれたりしない。
そして、フィニッシャFをリム1に押し込むだけで、当該フィニッシャFをリム1に取り付けられるので、その取り付け作業がきわめて簡単になる。このように取り付け作業が簡単にもかかわらず、一度取り付けたフィニッシャFが簡単には外れなくなる。
また、上記のようにフィニッシャFをリム1に取り付けた状態では、ガイド面12に形成した凹み部によって、フィニッシャFの内面とガイド面12との間にすき間が形成されるので、もし、フィニッシャFとリム1のそれぞれに塗布した接着剤層の厚さが不均一で多少の凹凸があっても、その接着剤層の凹凸がフィニッシャFの表面に現れることはない。なぜなら、上記凹み部において接着剤層が不均一になっても、それがフィニッシャを押し上げる高さにはなりにくいからである。
一方で、上記接着突部11がフィニッシャFの内面に接触するので、接着突部11に塗布された接着剤がフィニッシャFの内面に塗布した接着剤と相まって、リム1とフィニッシャFとがしっかりと接着される。しかも、接着突部11は全体的な面積が小さいので、接着剤の塗り斑が少なくなる。そのために、接着突部11の接着剤層によって、フィニッシャFが押し上げられたりしない。
上記実施形態では、フィニッシャFの上記押し込み方向における幅を広くすれば、フィニッシャFの押し込み方向前側の弾性力によって、リム1を保持することができる。したがって、この場合には、掛止め凹部13や掛止め突部16がなくても、フィニッシャFをリム1にしっかりと取り付けることができる。
ただし、上記掛止め凹部13に掛止め突部16を掛け止めた方が、リム1にフィニッシャFをしっかりと固定できることは当然である。
また、上記実施形態では、リム1側に掛止め凹部13を形成し、フィニッシャF側に掛止め突部16を形成したが、リム1側に掛止め突部を形成し、フィニッシャF側に掛止め凹部を形成してもよく、それら両者をいずれに設けるかは相対的なものである。
さらに、上記実施形態では、掛止め凹部13に爪状縁部13aを形成したが、当該縁部は必ずしも爪状でなくてもよく、要するに、掛止め凹部13に掛止め突部16がしっかりと掛け止められるものであれば、どのような形状でもよい。
なお、上記実施形態では、フィニッシャFをリム1の装飾面dに沿って押し込んで掛止め突部16を掛止め凹部13の爪状縁部13aに引っ掛けるようにしたが、例えば、掛止め突部16が掛止め凹部13に挿入された後、フィニッシャFとリム1とを相対回転させて、掛止め突部16と掛止め凹部13とを引っ掛けるようにしてもよい。
自動車のステアリングホィールとして最適である。
1 リム
4 芯体
5 被覆部
7 インサート部材
8 変形部
11 接着突部
12 ガイド面
13 掛止め凹部
13a 爪状縁部
F フィニッシャ
d 装飾面
14 押し込み方向後側の周縁
15 押し込み方向前側の周縁
16 掛止め突部

Claims (5)

  1. 芯体の周囲を被覆部で覆ったリムと、前記リムに設けたインサート部材と、前記インサート部材に取り付けたフィニッシャと、を備えたフィニッシャ取付構造であって、
    前記フィニッシャは、平面視でリング状の形状を有し、断面形状が湾曲に構成され、運転席側における前記リムの装飾面に沿って取り付けられ、
    前記フィニッシャは、前記フィニッシャのリング状の外径周縁を拡開させた状態から縮径して前記リムを保持し、
    前記フィニッシャの外径周縁側に偏って形成された一方の掛止め部と、インサート部材に形成され前記一方の掛止め部を掛止める他方の掛止め部が、それぞれ前記リムの周方向に間隔を保って複数形成され、
    前記一方の掛止め部は、掛止め突部として構成され、前記他方の掛止め部は、前記掛止め突部がはまる掛止め凹部として構成され、
    前記インサート部材には、前記掛止め突部を前記掛止め凹部に導くガイド面が形成され、
    前記ガイド面には、前記フィニッシャを前記インサート部材に掛止めた際に、前記フィニッシャと非接触状態となる凹み部と、前記フィニッシャの内面に接触する接着突部が形成されていることを特徴とするフィニッシャ取付構造。
  2. 前記インサート部材が、前記被覆部に一体的に設けられ、前記被覆部よりも硬質な材料で構成されていることを特徴とする請求項1に記載のフィニッシャ取付構造。
  3. 前記掛止め凹部には、前記掛止め突部を掛止する爪状縁部が形成されていることを特徴とする請求項1または2に記載のフィニッシャ取付構造。
  4. 衝撃が作用した際に変形しない前記リムの部位に、前記インサート部材が設けられていることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載のフィニッシャ取付構造。
  5. 前記一方の掛止め部及び他方の掛止め部が、それぞれ円周方向において不均一に複数形成されていることを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載のフィニッシャ取付構造。
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