JPH10193549A - 金属光輝色を呈する装飾トリム、その製造方法および該方法に使用する積層フィルム - Google Patents

金属光輝色を呈する装飾トリム、その製造方法および該方法に使用する積層フィルム

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JPH10193549A
JPH10193549A JP9001243A JP124397A JPH10193549A JP H10193549 A JPH10193549 A JP H10193549A JP 9001243 A JP9001243 A JP 9001243A JP 124397 A JP124397 A JP 124397A JP H10193549 A JPH10193549 A JP H10193549A
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film layer
trim
decorative
thin film
metal thin
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JP9001243A
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Tatsuya Tamura
達也 田村
Motofumi Ishiwatari
素文 石渡
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Hashimoto Forming Industry Co Ltd
Original Assignee
Hashimoto Forming Industry Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 曲げ力を作用させた場合でも金属薄膜層にク
ラックが生じにくく、クラックが生じたとしても発錆や
剥離の発生を効果的に抑制することができ、金属光輝色
を長期にわたり安定に維持し得る装飾トリムを提案し、
併せて、このような装飾トリムを製造するに適した方法
と、その方法に使用するに適した積層フィルムを提案す
ることである。 【解決手段】 本発明による装飾トリムは、装飾頭部上
に金属光輝部を設けたものであり、この金属光輝部を構
成する積層フィルムには、例えばスパッタリング法や加
熱蒸着法等の真空金属化処理により、全面が一体の金属
光輝面として目視されるも、無数の微細な薄片状の金属
粒子が全周を谷部に包囲されて実質的に隔離状態で存在
する微細構造を有する金属薄膜層が形成されている。こ
の金属薄膜層上には透光性および可撓性を有する薄い透
明フィルム層が形成され、この透明フィルム層は金属粒
子を被覆すると共に谷部に入り込んでいる接着剤層に密
着している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【技術分野】本発明は、可撓性を有する合成樹脂製の長
尺なトリム材本体と、該トリム材本体における装飾部の
表面に被着され、かつ、金属光輝色を呈する積層フィル
ムよりなる短冊状の装飾テープと、前記トリム材本体を
所定位置に取り付けるべく、該トリム材本体の裏面側に
配置される取り付け手段とを具える装飾トリムに関する
ものである。本発明は、さらに、このような装飾トリム
の製造方法および当該製造方法に使用するに適した積層
フィルムに関するものでもある。なお、本明細書におい
て「表面」とは使用状態における外側を、「裏面」とは
その反対側を意味している。
【0002】
【背景技術】合成樹脂製の長尺なトリム材本体における
装飾部の表面に、金属光輝色を呈する積層フィルムより
なる装飾テープを被着してなる装飾トリムは、例えば自
動車用ウィンドウの周縁部に装着されるモールディング
等として広範に使用されている。このような装飾トリム
は、その製造段階または車体への取付け段階でウィンド
ウの周縁部に適合するようにその軸線を曲げられる。こ
の曲げに際してトリム材本体および装飾テープは特に曲
げの中立軸線に関して半径方向外側で引き伸ばされ、積
層フィルムにおける透明フィルム層および金属薄膜層に
微細なクラックが発生することがある。その結果、後に
透明フィルム層におけるクラックから水等が侵入すると
金属薄膜層に錆が生じると共にその発錆領域が経時的に
拡大し、ひいては金属薄膜層や透明フィルム層の剥離が
生じる原因ともなっている。そして、金属薄膜層に発錆
や剥離が生じた装飾テープでは、その本来的な装飾機能
を全うし得ず、装飾トリム自体の外観が損なわれること
は、言うまでもない。
【0003】
【発明の開示】したがって、本発明の主たる課題は、曲
げ力を作用させた場合でも金属薄膜層にクラックが生じ
にくく、クラックが生じたとしても発錆や剥離の発生を
効果的に抑制することができ、金属光輝色を長期にわた
り安定に維持し得る装飾トリムを提案することである。
【0004】また、本発明の副次的な課題は、上記のご
とき装飾トリムを製造するに適した方法、並びに当該方
法に使用するに適した積層フィルムを提案することであ
る。
【0005】本発明は、可撓性を有する合成樹脂製の長
尺なトリム材本体と、該トリム材本体における装飾部の
表面に被着され、かつ、金属光輝色を呈する積層フィル
ムよりなる短冊状の装飾テープと、前記トリム材本体を
所定位置に取り付けるべく、該トリム材本体の裏面側に
配置される取り付け手段とを具える装飾トリムにおい
て、前記積層フィルムが、(a) 裏面が所定の粗度に形成
された合成樹脂製の透明フィルム層、(b) 該透明フィル
ム層の裏面に裏面の粗面に密着するように真空金属化処
理により形成された金属薄膜層、(c) 該金属薄膜層の裏
面に形成された接着剤層、並びに(d) 該接着剤層の裏面
に形成され、かつ、前記トリム材本体における装飾部の
合成樹脂と相溶性を有する材料からなるベースフィルム
層、を順次に含み、前記金属薄膜層は、透明フィルム層
を通して全面が一体の金属光輝面として目視されるも、
無数の微細な薄片状の金属粒子が周囲を谷部により包囲
されて実質的に隔離状態で存在する微細構造を有してお
り、前記装飾テープは、前記透明フィルム層側が前記装
飾トリムの外表面側に位置し、かつ、前記ベースフィル
ム層がトリム材本体における装飾部の表面に被着されて
トリム材本体と一体化され、これにより前記金属薄膜層
の表面が前記透明フィルム層を透過して外部から目視可
能とされていることを特徴とするものである。
【0006】また、本発明は、可撓性を有する合成樹脂
製の長尺なトリム材本体と、該トリム材本体における装
飾部の表面に被着され、かつ、金属光輝色を呈する積層
フィルムよりなる短冊状の装飾テープと、前記トリム材
本体を所定位置に取り付けるべく、該トリム材本体の裏
面側に配置される取り付け手段とを具える装飾トリムの
製造方法において、前記積層フィルムが、(a) 裏面が所
定の粗度に形成された合成樹脂製の透明フィルム層、
(b) 該透明フィルム層の裏面に裏面の粗面に密着するよ
うに真空金属化処理により形成された金属薄膜層、(c)
該金属薄膜層の裏面に形成された接着剤層、並びに(d)
該接着剤層の裏面に形成され、かつ、前記トリム材本体
における装飾部の合成樹脂と相溶性を有する材料からな
るベースフィルム層、を順次に含み、前記金属薄膜層
は、透明フィルム層を通して全面が一体の金属光輝面と
して目視されるも、無数の微細な薄片状の金属粒子が周
囲を谷部により包囲されて実質的に隔離状態で存在する
微細構造を有しており、前記積層フィルムは、前記トリ
ム材本体の合成樹脂の成形温度に晒されたときに実質的
に軟化および伸長を生じない程度の耐熱性および耐伸性
を有する材料からなる保護フィルム層が、剥離可能な粘
着剤層を介して前記透明フィルム層の表面側にさらに積
層されたものであり、前記装飾テープを、前記保護フィ
ルム層側が装飾トリムの外表面側を向くように押出し成
形型に連続的に供給すると共に該成形型により成形され
たトリム材本体と共に押出し、その際に前記積層フィル
ムの伸長を実質的に阻止しつつ該積層フィルムをトリム
材本体の表面に一体的に被着し、前記保護フィルム層が
不要となった時点で当該保護フィルム層を前記粘着剤層
と共に前記透明フィルム層の表面から剥離させて除去す
ることにより、前記金属薄膜層の表面が前記透明フィル
ム層を透過して外部から目視可能とされている装飾トリ
ムを製造することを特徴とするものである。
【0007】さらに、本発明は、金属光輝色の装飾部を
有する合成樹脂製の装飾トリム等に好適な積層フィルム
として、(a) 裏面が所定の粗度に形成された合成樹脂製
の透明フィルム層、(b) 該透明フィルム層の裏面に裏面
の粗面に密着するように真空金属化処理により形成され
た金属薄膜層、(c) 該金属薄膜層の裏面に形成された接
着剤層、並びに(d) 該接着剤層の裏面に形成され、か
つ、装飾トリム等における装飾部の合成樹脂と相溶性を
有する材料からなるベースフィルム層、を順次に含み、
前記金属薄膜層は、全面が一体の金属光輝面として目視
されるも、無数の微細な薄片状金属粒子が周囲を谷部に
より包囲されて実質的に隔離状態で存在する微細構造を
有しており、前記金属薄膜層の表面が前記透明フィルム
層を透過して外部から目視可能とされていることを特徴
とする積層フィルムを提供するものである。
【0008】本発明による積層フィルムにおいては、透
明フィルム層の裏面に金属薄膜層が例えばスパッタリン
グ法や抵抗加熱蒸着法、あるいはエレクトロンビーム法
等の真空金属化処理により形成されて、透明フィルム層
を通して全面が一体の金属光輝面として目視されるも、
無数の微細な薄片状金属粒子が個別的に周囲を谷部によ
り包囲されて実質的に隔離状態で存在する特異な微細構
造を有するものである。そして、合成樹脂製の接着剤層
が谷部に入り込んで透明フィルム層に密着している。し
たがって、積層フィルムに曲げ力が及ぼされて伸び側で
引張応力が作用しても、金属薄膜層やこれを被覆する透
明フィルム層における亀裂の発生が抑制される。また、
たとえ亀裂が発生して錆が生じても、その発錆領域が単
一の金属粒子内に止まって隣接する金属粒子まで拡大せ
ず、極めて微少な範囲内での発錆に止まるために目視さ
れることがなく、金属薄膜層における目視され得る程度
の発錆や剥離の発生および拡大を効果的に防止すること
ができ、金属薄膜層を有する積層フィルムの本来的な装
飾機能、ひいては金属光輝色の装飾部を設けた装飾トリ
ム等の製品自体の美観を、長期にわたり安定に維持する
ことが可能となるものである。
【0009】本発明による積層フィルムにおいて、金属
薄膜層を構成する薄片状の金属粒子は、金属薄膜層をス
パッタリング法により形成する場合には厚さが10〜30n
m、粒径が10〜60nm(典型的には40nm前後)となり、抵
抗加熱蒸着法により形成する場合には厚さが50nm前後、
粒径が50〜400 nm(典型的には 150〜200 nm)となるも
のである。そして、本発明の所期の機能を一層効果的に
発現させるため、薄片状金属粒子を個別的に包囲する谷
部は、金属粒子の粒径よりも幅が狭い形態とするのが好
適である。
【0010】本発明による積層フィルムにおいて、金属
薄膜層を形成する金属としてはクロムまたはクロム合金
も使用可能である。しかし、金属薄膜層についてはトリ
ム材本体等の基材と共に撓むのが望ましく、かつ、透明
フィルム層及び接着剤層により完全に被覆されているこ
とに鑑み、主としてコスト的見地から、それ自体は十分
な耐蝕性を持たない比較的軟質の金属、例えば鉛、アル
ミニウム、錫、インジウム又はこれらの合金により金属
薄膜層を形成するのが望ましい。
【0011】本発明による積層フィルムを、例えば自動
車用のウィンドウモールディング等の装飾トリムに適用
する場合、上記の積層フィルムにおけるベースフィルム
層をトリム材本体における装飾部の合成樹脂と相溶性を
有する材料で構成し、当該積層フィルムよりなる短冊状
の装飾テープを、透明フィルム層側が装飾トリムの外表
面側に位置し、かつ、ベースフィルム層がトリム材本体
における装飾部の表面に被着されてトリム材本体と一体
化された配置とすることにより、金属薄膜層の表面が透
明フィルム層を透過して外部から目視可能な構成とする
のが実用的見地から望ましい。
【0012】さらに、このような装飾トリムを製造する
場合、装飾テープを構成する積層フィルムには、トリム
材本体の合成樹脂の成形温度に晒されたときに実質的に
軟化および伸長を生じない程度の耐熱性および耐伸性を
有する材料、例えば耐水紙やPET(ポリエチレンテレ
フタレート)樹脂フィルムからなる保護フィルム層を、
剥離可能な粘着剤層を介して透明フィルム層の表面側に
さらに積層しておくのが望ましい。この場合、装飾テー
プを、保護フィルム層側が装飾トリムの外表面側を向く
ように押出し成形型に連続的に供給すると共に成形型に
より成形されたトリム材本体と共に押出し、その際に積
層フィルムの伸長を実質的に阻止しつつ積層フィルムを
トリム材本体の表面に一体的に被着する。なお、保護フ
ィルム層は、不要となった時点で粘着剤層と共に透明フ
ィルム層の表面から剥離させて除去するものである。
【0013】
【実施の形態】以下、本発明を図示の実施形態について
更に詳細に説明する。
【0014】図1は、本発明を適用した装飾トリムの好
適な実施例として、乗用車用のウィンドウモールディン
グの要部を一部破断して示す斜視図である。本実施例に
係るモールディング10は、フロントまたはリアの窓板W
の周縁部に沿って取付けられ、当該周縁部とルーフパネ
ルPrおよびピラーパネルPp等の車体パネルPとの間の空
隙をカバーする長尺の合成樹脂押出成形品である。その
長手方向における構成部分に着目すれば、モールディン
グ10は、窓板Wの上縁部に沿って延在するアッパー部11
と、窓板Wの側縁部に沿って延在する少なくとも一つの
サイド部12と、窓板Wの上縁部および側縁部の間のコー
ナーに沿って、すなわちアッパー部11およびサイド部12
の間に位置する少なくとも一つのコーナー部13とで構成
されている。また、その横断面形状に着目すれば、モー
ルディング10は、窓板Wの外面に係合すると共に外側に
露出する装飾頭部14と、装飾頭部14から車内に向けて突
出する脚部15と、装飾頭部14よりも耐クリープ性の高い
弾性樹脂材料からなり脚部15の中間領域に設けられて遊
端が車体パネルPに係合する係合フィン16と、脚部15の
末端領域に設けられて窓板Wの内面に係合することによ
り窓板を係止する係止部17とを具えている。そして、装
飾頭部14は頭部本体14a の外表面上に装飾フィルムを被
着してなる金属光輝部14b を有する構成とされている。
この場合、モールディング10はその全長にわたり同一の
断面形状とすることができるが、例えば特公平6−45
299号公報、特公平8−25385号公報に記載され
ているように、アッパー部11およびサイド部12における
断面形状を互いに相違させることにより、アッパー部11
において車体のフラッシュサーフェス化を達成すると共
にサイド部12に沿って雨水等の横流れを阻止する堰を形
成する構成としても良いことは言うまでもない。なお、
図示例においては、ブラス(黄銅)ワイヤー等よりなる
伸縮防止用の芯材18が装飾頭部14内に埋設されている。
【0015】モールディング10は、全体として可撓性を
有する適宜の軟質合成樹脂材料から構成することができ
る。このような可撓性を有する樹脂としては、例えば軟
質ポリ塩化ビニル樹脂、TPO(熱可塑性オレフィン系
樹脂)、TPU(熱可塑性ウレタン樹脂)等の熱可塑性
エラストマ樹脂を使用するのが、優れた弾性、柔軟性お
よび復元性を発現する見地から好適である。この場合、
モールディング10は、アッパー部11とサイド部12との間
のコーナー部13で窓板Wの周縁部の曲率Rに合致するよ
う、図1に想像線で表した真直状態から実線で示す使用
状態まで曲げながら車体の所定位置に取付けられる。他
方、モールディング10を比較的硬質の合成樹脂材料、例
えば半硬質ポリ塩化ビニル樹脂、ABS樹脂等から構成
する場合には、モールディング10の製造段階であらかじ
めコーナー部13に対して加熱して軟化させ所定の曲率に
塑性変形を施しておくことができる。
【0016】モールディング10を上記のように曲げる場
合、芯材18はほぼ曲げの中立軸線上に位置するように配
置されるものとする。これに対して、装飾頭部14におけ
る頭部本体14aと、その外表面上に被着された装飾フィ
ルムよりなる金属光輝部14bは、曲げの中立軸線より内
側、すなわち曲率中心側の領域Aにおいて圧縮応力が、
外側の領域Bにおいては引張応力が作用する。そして、
金属光輝部14bが従来の装飾フィルムにより構成される
場合には、上記の引張応力作用領域において、最外側の
透明フィルム層と、その裏面側の金属薄膜層に微細なク
ラックが発生し、ひいてはこれらのクラックに水等が浸
入して金属薄膜層に錆が生じると共にその発錆領域が経
時的に拡大し、金属薄膜層の剥離の原因ともなり得るこ
とは、前述したとおりである。そして、本発明は、この
ような難点を克服するために、以下に詳述する特異な構
成の積層フィルムを使用してモールディング10の装飾頭
部14における金属光輝部14bを構成するものである。
【0017】すなわち、図2に示すように、本発明にお
いて使用する積層フィルム20は、使用状態における外表
面側から見て、保護フィルム層21、剥離可能な粘着材層
22、透明フィルム層23、真空金属化処理により形成され
た金属薄膜層24、接着剤層25およびベースフィルム層26
を順次に積層してなるものである。これら各層の具体的
構成は、下記のとおりである。
【0018】先ず、保護フィルム層21は、装飾頭部14、
脚部15、および係止部17を含むモールディング10全体の
基材としての合成樹脂の成形温度(典型的には130 〜25
0 ℃)に晒されたときに実質的に軟化および伸長を生じ
ない程度の耐熱性および耐伸性を有する材料、例えば冷
却水によって溶解しない耐水紙や透明なPET(ポリエ
チレンテレフタレート)で構成する。保護フィルム層21
の厚さは、例えば10〜50μm とすることができる。な
お、図2に想像線で表したとおり、保護フィルム層21は
不要となった時点で、すなわち通常はモールディングの
車体への取付けに先立って、粘着材層22と共に透明フィ
ルム層23から剥離するものである。そのため、粘着材層
22は透明フィルム層23からは容易に剥離し得るも、保護
フィルム層21からは剥離し難いものであることが望まし
い。また、保護フィルム層21は透明であると製造工程で
内部の欠陥を発見しやすいので好ましい。
【0019】他方、透明フィルム層23は所定の表裏面粗
度を備え透光性および可撓性を有するフィルムで構成す
る。使用状態で外部に露出されることに鑑み、透明フィ
ルム層23としては無色透明または有色透明で耐候性を有
する材料を使用する。このような材料としては、例えば
フッ素樹脂フィルムやETFE(エチレンテトラフルオ
ロエチレン)樹脂フィルム等を列挙することができ、こ
れらの材料には紫外線吸収剤を混入するのが更に好適で
ある。なお、透明フィルム層23の厚さは、例えば40〜80
μm とすることができる。
【0020】次に、金属薄膜層24は、上述したとおり透
明フィルム層23の裏面に真空金属化処理により形成され
るものである。真空金属化処理としては、前述したよう
に抵抗加熱蒸着法、スパッタリング法、エレクトロンビ
ーム法等、既知のプロセスを適宜に採択することができ
る。金属薄膜層24は、透明フィルム層23の所定の裏面粗
度の粗面に密着して形成されマクロ的には透明フィルム
層23を通して全面が一体の金属光輝面として目視される
も、ミクロ的には無数の微細な薄片状金属粒子24aが全
周を谷部24b に包囲されて実質的に隔離状態で存在する
微細構造を有している。このような谷部24bは、例え
ば、真空金属化処理後に金属薄膜層24を溶解し得る酸ま
たはアルカリ溶液に浸すエッチング等の既知のプロセス
により形成することができる。なお、金属薄膜層24の厚
さは、nmオーダーである。なお、透明フィルム層23を通
して目視される金属光輝の光沢度合いは、透明フィルム
層23の両面の表面粗度によって変化し、例えば粗度が極
めて小さい場合には、鏡面に近い光沢が目視され、粗度
が大きければ幾分ツヤ消し状の光沢が目視される。
【0021】真空金属化処理により形成される金属薄膜
層24について更に説明すれば、薄膜層24を形成する金属
としては、光輝製品において慣用的なクロムまたはクロ
ム合金も使用可能である。しかし、金属薄膜層24が基材
としてのモールディング10と共に撓み得ることが望まし
く、かつ、保護層として透明フィルム層23及び接着剤層
25により完全に被覆されているため、比較的軟質であっ
てそれ自体は十分な耐食性を持たなくとも良い金属、例
えば鉛、アルミニウム、錫、インジウム又はこれらの合
金により薄膜層24を形成するのが主としてコスト的見地
からは望ましい。また、薄片状金属粒子24aは、薄膜層
24をスパッタリング法により形成する場合には厚さが10
〜30nm、粒径が10〜60nm、典型的には40nm前後となり、
抵抗加熱蒸着法により形成する場合には厚さが50nm前
後、粒径が50〜400 nm、典型的には150〜200 nmとなる
ものである。そして、本発明の所期の機能を一層効果的
に発現させるため、薄片状金属粒子24aを包囲する谷部
24bは金属粒子の粒径よりも幅が狭い形態とし、例えば
幅を5〜10nmとするのが好適である。なお、図2は、透
明フィルム層23およびベースフィルム層26との関連にお
ける金属薄膜層24の微細構造を模式的に示しており、寸
法的な比例関係を正確に反映するものでない。また、谷
部24b には金属薄膜層24が存在しないのが望ましいが、
ベースフィルム層26との間の液状塗料からなる接着剤層
25が透明フィルム層23に向けて浸透し得る程度の薄さで
あれば多少は残留していても差し支えない。
【0022】最後に、ベースフィルム層26は、モールデ
ィング10における少なくとも装飾頭部14の樹脂材料と相
溶性を有し、かつ、可撓性のある樹脂材料で構成するの
が好適である。これにより、ベースフィルム層26を装飾
頭部14の表面に緊密に溶着させることが可能となるから
である。ベースフィルム層26の厚さは、例えば100 〜30
0 μm とすることができる。ベースフィルム層26と金属
薄膜層24との間に配置された前述の接着剤層25は、金属
薄膜層24における薄片状金属粒子24aを透明フィルム層
23で個別的に被覆すると共に谷部24bに入り込んで透明
フィルム層23に密着している。これにより、個々の薄片
状金属粒子24aは接着剤層25と透明フィルム層23との間
で他の金属粒子とは独立してカプセル状に包まれ、個別
的にシールされた状態に保持されることとなる。なお、
透明フィルム層23では透光性が必要とされるが、ベース
フィルム層26には透光性は必ずしも要求されない。
【0023】本発明において使用する積層フィルム20
は、上述したとおり、保護フィルム層21、粘着材層22、
透明フィルム層23、金属薄膜層24、接着剤層25およびベ
ースフィルム層26を順次に積層してなるものであるが、
これら以外の層の付加を排除するものではない。例え
ば、金属薄膜層24および/または接着剤層25と透明フィ
ルム層23との密着が弱い場合には、透明フィルム層23の
裏面にウレタン樹脂系のクリアー・ベースコート層を形
成し、このクリアー・ベースコート層上に金属薄膜層24
を形成しても良い。
【0024】図3は、上記の積層フィルム20の製造方法
を工程順に示す略線図である。(a) および(b) に示
すように透明フィルム層23と保護フィルム層21とを用意
し、(c) に示すように保護フィルム層21の裏面に粘着
剤層22を形成する。次に、(d)に示すように粘着剤層2
2を介して透明フィルム層23と保護フィルム層21とを粘
着して積層する。次に、図示しない別途の真空チャンバ
ー内で(e) に示すように透明フィルム層23の裏面に真
空金属化処理を施して、厚さおよび粒径とも数十nmオー
ダーの無数の薄片状金属粒子24aよりなる金属薄膜層24
を形成する。なお、(f) に示すように金属薄膜層24の
全面にわたって更にエッチング処理を施して谷部24bに
おける金属薄膜片24aの除去を図るのが望ましい。最後
に、(g) に示すように金属薄膜層24の裏面に接着剤を
塗布して接着剤層25を形成すると共に、(h) に示すよ
うに接着剤層25の裏面にベースフィルム層26を形成す
る。この場合、接着剤層25は金属薄膜層24における谷部
24b において透明フィルム層23に直接固着する。このよ
うな構成の積層フィルム20において、前述したとおり、
保護フィルム層21および粘着剤層22は不要時に剥離させ
るものである。
【0025】上述した構成の積層フィルム20を所定の巾
にスリットしたものを使用して、乗用車用のウィンドウ
モールディング10を製造するプロセスは、下記のとおり
である。すなわち、図4に示すウィンドウモールディン
グの製造設備30において、アンコイラ31から所定巾にス
リットされた積層フィルム20よりなる装飾フィルムを、
またアンコイラ32からは芯材18をピンチローラ33を介し
て、それぞれ押出ダイ34に供給する。この場合、積層フ
ィルム20よりなる装飾フィルムは保護フィルム層21がモ
ールディング10の外面側を向くように供給するものであ
る。押出ダイ34には装飾頭部14、脚部15及び係合部17を
形成する第1および係合フイン16を形成する第2の樹脂
供給口34a, 34bが設けられており、これらの供給口から
モールディング10を形成する樹脂材料を供給する。積層
フィルム20よりなる装飾フィルムおよび芯材18を樹脂材
料と共に押出ダイ34から押出して複合押出材35を成形
し、この押出材35を冷却槽36に通して冷却する。その間
に複合押出材35は引取機37により所定の引取速度で引取
られる。前述した一つの可能性として、保護フィルム層
21をモールディングの製造段階で剥離させる場合には、
押出材35を冷却槽36内で冷却した後に粘着剤層22と共に
剥離させる。そのために引取機37の下流側に配置されて
いる保護フィルム剥離装置38のコイラを、保護フィルム
層21に一定張力が及ぼされるように回転駆動させて保護
フィルム層21を剥離させながら巻き取る。次に、切断機
39のカッター39aにより押出材35を所定の切断位置で切
断する。この切断位置を確定するため、発光器40a およ
び受光器40b を含む切断位置検出器40を配備しておく。
このような製造設備において、積層フィルム20は押出ダ
イ34を通過する間に加熱されて軟化するが、保護フィル
ム層21により長手方向への伸びが防止される。また、積
層フィルム20は押出ダイ34の内部または出口でベースフ
ィルム層26がトリム材と溶着して一体化される。
【0026】以上のプロセスにより、積層フィルム20よ
りなる金属光輝部14b を有するモールディング10を高い
生産性をもって簡単に製造することが可能である。
【0027】上述したプロセスで製造されたウィンドウ
モールディング10は、それが比較的硬質の樹脂材からな
るものでは車体への取付けに先立って、軟質樹脂材料の
場合には車体への取付と同時に窓板Wの周縁部の曲率半
径Rに適合するように軸線を曲げられる。この場合、可
撓性を有する樹脂よりなるモールディング10の伸び側で
は引張応力が作用するが、装飾頭部14上に真空金属化処
理により形成された金属光輝層24や、金属光輝層24を被
覆する透明フィルム層23における亀裂の発生は抑制さ
れ、たとえ亀裂が生じて錆が発生しても他の部分への錆
の拡大や透明フィルム層23の剥離は回避される。すなわ
ち、一方では、金属薄膜層24を構成する無数の微細な薄
片状の金属粒子24a が谷部24b により個別的に全周を包
囲されて実質的に隔離状態で存在する微細構造を有して
おり、他方では、金属薄膜層24上に位置する薄い透光性
の透明フィルム層23が、それ自体可撓性を有するもので
あって、金属粒子24aを被覆すると共に谷部24bに入り
込んでいる接着剤層25に密着しており、たとえ亀裂が生
じて錆が発生しても個々の金属粒子内に止まり、隣接す
る金属粒子まで波及しないからである。そして、金属光
輝層24および/または透明フィルム層23における亀裂の
発生を大幅に抑制できることと、錆の拡大が防止できる
ことに伴い、光輝層24の目視される程度の発錆や剥離の
発生および伝播を効果的に防止することができ、光輝層
24の本来的な装飾機能、すなわちモールディング10の美
観を長期にわたり安定的に維持することが可能となるも
のである。
【0028】以上の記載から明らかなとおり、本発明に
よれば、エラストマ樹脂よりなるモールディングを曲げ
ることにより装飾頭部の伸び側で引張応力が作用して
も、装飾頭部上に溶着された積層フィルムにおける、真
空金属化処理により形成された金属薄膜層が、透明フィ
ルム層を通して全体的には一体の金属光輝面として目視
されるも、無数の微細な薄片状の金属粒子が全周を谷部
に包囲されて実質的に隔離状態で存在する微細構造を有
しており、また、金属薄膜層上に位置する透光性を有す
る透明フィルム層が、それ自体可撓性を有するものであ
って、金属粒子を被覆すると共に谷部に入り込んいる接
着剤層に密着しているため、金属光輝層や、金属光輝層
を被覆する透明フィルム層における亀裂の発生が抑制さ
れる。また、たとえ亀裂が発生したとしても金属光輝層
の発錆は目視されない極めて微細な範囲に止まり、錆の
拡大と透明フィルム層の剥離の拡大を効果的に防止する
ことができ、金属光輝層の本来的な装飾機能、すなわち
製品自体の美観を長期にわたり安定的に維持することが
可能となるものである。
【0029】なお、上述した特定の実施例は好適例の単
なる例示に過ぎず、本発明を限定するものではない。そ
して、本発明が種々の変形形態をもって実施し得ること
は、言うまでもない。例えば、本発明による積層フィル
ムは、ウィンドウモールディング以外の外装品や内装品
に適用することも可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明の一実施例による金属光輝部を
設けたウィンドウモールディングの使用状態での要部を
示す斜視図である。
【図2】図2は、図1のモールディングにおける金属光
輝部の断面図である。
【図3】図3は、金属光輝部を構成する積層フィルムの
製造工程を示す説明図である。
【図4】図4は、図1のモールディングを製造するため
の製造設備の一例を示す説明図である。
【符号の説明】
10 ウィンドウモールディング 14 装飾頭部 14a 頭部本体 14b 金属光輝部 20 積層フィルム 21 保護フィルム層 22 粘着剤層 23 透明フィルム層 24 金属薄膜層 24a 薄片状の金属粒子 24b 谷部 25 接着剤層 26 ベースフィルム層
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI B60R 13/04 B60J 1/02 101F

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 可撓性を有する合成樹脂製の長尺なトリ
    ム材本体と、該トリム材本体における装飾部の表面に被
    着され、かつ、金属光輝色を呈する積層フィルムよりな
    る短冊状の装飾テープと、前記トリム材本体を所定位置
    に取り付けるべく、該トリム材本体の裏面側に配置され
    る取り付け手段とを具える装飾トリムであって、 前記積層フィルムは、 (a) 裏面が所定の粗度に形成された合成樹脂製の透明フ
    ィルム層、 (b) 該透明フィルム層の裏面に裏面の粗面に密着するよ
    うに真空金属化処理により形成された金属薄膜層、 (c) 該金属薄膜層の裏面に形成された接着剤層、並びに (d) 該接着剤層の裏面に形成され、かつ、前記トリム材
    本体における装飾部の合成樹脂と相溶性を有する材料か
    らなるベースフィルム層、を順次に含み、 前記金属薄膜層は、透明フィルム層を通して全面が一体
    の金属光輝面として目視されるも、無数の微細な薄片状
    の金属粒子が周囲を谷部により包囲されて実質的に隔離
    状態で存在する微細構造を有しており、 前記装飾テープは、前記透明フィルム層側が前記装飾ト
    リムの外表面側に位置し、かつ、前記ベースフィルム層
    がトリム材本体における装飾部の表面に被着されてトリ
    ム材本体と一体化され、これにより前記金属薄膜層の表
    面が前記透明フィルム層を透過して外部から目視可能と
    されていることを特徴とする、金属光輝色を呈する装飾
    トリム。
  2. 【請求項2】 前記谷部は、薄片状金属粒子の粒径より
    も幅が狭いことを特徴とする、請求項1に記載の装飾ト
    リム。
  3. 【請求項3】 前記金属薄膜層を形成する金属が、鉛、
    アルミニウム、錫、インジウム又はこれらの合金である
    ことを特徴とする、請求項1又は2に記載の装飾トリ
    ム。
  4. 【請求項4】 可撓性を有する合成樹脂製の長尺なトリ
    ム材本体と、該トリム材本体における装飾部の表面に被
    着され、かつ、金属光輝色を呈する積層フィルムよりな
    る短冊状の装飾テープと、前記トリム材本体を所定位置
    に取り付けるべく、該トリム材本体の裏面側に配置され
    る取り付け手段とを具える装飾トリムの製造方法であっ
    て、 前記積層フィルムは、 (a) 裏面が所定の粗度に形成された合成樹脂製の透明フ
    ィルム層、 (b) 該透明フィルム層の裏面に裏面の粗面に密着するよ
    うに真空金属化処理により形成された金属薄膜層、 (c) 該金属薄膜層の裏面に形成された接着剤層、並びに (d) 該接着剤層の裏面に形成され、かつ、前記トリム材
    本体における装飾部の合成樹脂と相溶性を有する材料か
    らなるベースフィルム層、を順次に含み、 前記金属薄膜層は、透明フィルム層を通して全面が一体
    の金属光輝面として目視されるも、無数の微細な薄片状
    の金属粒子が周囲を谷部により包囲されて実質的に隔離
    状態で存在する微細構造を有しており、 前記積層フィルムは、前記トリム材本体の合成樹脂の成
    形温度に晒されたときに実質的に軟化および伸長を生じ
    ない程度の耐熱性および耐伸性を有する材料からなる保
    護フィルム層が、剥離可能な粘着剤層を介して前記透明
    フィルム層の表面側にさらに積層されたものであり、 前記装飾テープを、前記保護フィルム層側が装飾トリム
    の外表面側を向くように押出し成形型に連続的に供給す
    ると共に該成形型により成形されたトリム材本体と共に
    押出し、その際に前記積層フィルムの伸長を実質的に阻
    止しつつ該積層フィルムをトリム材本体の表面に一体的
    に被着し、 前記保護フィルム層が不要となった時点で当該保護フィ
    ルム層を前記粘着剤層と共に前記透明フィルム層の表面
    から剥離させて除去することにより、前記金属薄膜層の
    表面が前記透明フィルム層を透過して外部から目視可能
    とされている装飾トリムを製造することを特徴とする、
    金属光輝色を呈する装飾トリムの製造方法。
  5. 【請求項5】 前記谷部は、薄片状金属粒子の粒径より
    も幅が狭いことを特徴とする、請求項4に記載の製造方
    法。
  6. 【請求項6】 前記金属薄膜層を形成する金属が、鉛、
    アルミニウム、錫、インジウム又はこれらの合金である
    ことを特徴とする、請求項4又は5に記載の製造方法。
  7. 【請求項7】 前記保護フィルム層がポリエチレンテレ
    フタレート樹脂製であることを特徴とする、請求項4〜
    6のいずれか一項に記載の製造方法。
  8. 【請求項8】 金属光輝色を呈する装飾部を有する合成
    樹脂製の装飾トリム等に好適な積層フィルムであって、 (a) 裏面が所定の粗度に形成された合成樹脂製の透明フ
    ィルム層、 (b) 該透明フィルム層の裏面に裏面の粗面と密着するよ
    うに真空金属化処理により形成された金属薄膜層、 (c) 該金属薄膜層の裏面に形成された接着剤層、並びに (d) 該接着剤層の裏面に形成され、かつ、装飾トリム等
    における装飾部の合成樹脂と相溶性を有する材料からな
    るベースフィルム層、を順次に含み、 前記金属薄膜層は、透明フィルム層を通して全面が一体
    の金属光輝面として目視されるも、無数の微細な薄片状
    金属粒子が周囲を谷部により包囲されて実質的に隔離状
    態で存在する微細構造を有しており、前記金属薄膜層の
    表面が前記透明フィルム層を透過して外部から目視可能
    とされていることを特徴とする積層フィルム。
  9. 【請求項9】 前記谷部は薄片状金属粒子の粒径よりも
    幅が狭いことを特徴とする、請求項8に記載の積層フィ
    ルム。
  10. 【請求項10】 前記金属薄膜層を形成する金属が、
    鉛、アルミニウム、錫、インジウム又はこれらの合金で
    あることを特徴とする、請求項8又は9に記載の積層フ
    ィルム。
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