JP2987019B2 - 地中連続壁上部撤去工法 - Google Patents
地中連続壁上部撤去工法Info
- Publication number
- JP2987019B2 JP2987019B2 JP4309728A JP30972892A JP2987019B2 JP 2987019 B2 JP2987019 B2 JP 2987019B2 JP 4309728 A JP4309728 A JP 4309728A JP 30972892 A JP30972892 A JP 30972892A JP 2987019 B2 JP2987019 B2 JP 2987019B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- steel
- sheet pile
- steel sheet
- underground
- upper member
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Landscapes
- Bulkheads Adapted To Foundation Construction (AREA)
- Placing Or Removing Of Piles Or Sheet Piles, Or Accessories Thereof (AREA)
Description
に適用する鋼製地中連続壁の上部を撤去する工法に関す
るものである。
地中連続壁としては、特開平3−151415号公報に
より公表されているものが知られている。そして、地下
構造物を構築したのち、地中連続壁の上部を撤去する場
合は、まず図21に示すように、地下構造物8の左右両
側にある地中連続壁6の外側の上部に、補助土留壁9を
設置し、次に図22に示すように、地中連続壁6の上部
を切断して撤去し、次いで地下構造物8の上方に土砂類
10を埋戻したのち、図23に示すように、補助土留壁
9を抜取って撤去している。
中連続壁の外側の上部に補助土留壁9を設置し、地下構
造物の上方に土砂類10を埋戻したのち、前記補助土留
壁9を抜取る必要があるので、施工が煩雑であり、かつ
施工コストも高くなる。
するために、本発明の地中連続壁上部撤去工法において
は、鋼管矢板または鋼管からなる上部部材1の下端部
に、鋼製底板2を固着し、その鋼製底板2の下部にH形
鋼からなる連結部材3の上部を固着し、その連結部材3
の下部を、平行フランジ4を有する地中連続壁用鋼矢板
5の上部に連結して、地中連続壁6を構成したのち、前
記上部部材1内に上方から切断機を挿入して、その上部
部材1の下側部分を切断し、次いで上部部材1の上側部
分を引抜いて撤去する。また鋼管矢板または鋼管からな
る上部部材1の下端部に、鋼製底板2を固着し、上部部
材1の外側に、地中連続壁用鋼矢板5の各継手に合致す
る継手7を着脱自在に取付け、前記上部部材1の下部お
よび継手7の下部を、鋼矢板5に係合して、地中連続壁
6を構成したのち、前記上部部材1内に上方から切断機
を挿入して、その上部部材1の下側部分を切断し、次い
で上部部材1の上側部分を引抜いて撤去することによっ
ても、前述の問題を有利に解決することができる。
部ユニット11の一例を示すものであって、円形断面の
上部部材1の下端部に円形の鋼製底板4が溶接により固
着され、その鋼製底板2の中央下部に、H形鋼からなる
連結部材3の上端部が溶接により固着され、その連結部
材3における各フランジ12の下側に、多数のボルト挿
通用透孔13が設けられている。
矢板5の一例を示すものであって、平行フランジ4を有
するH字形断面の矢板本体における各平行フランジ4の
巾方向の両端部に、平行フランジ長手方向に延長する雌
継手14が設けられ、その雌継手14は雌継手長手方向
に延長するスリット15を備え、各平行フランジ4の上
部に、多数のボルト挿通用透孔16が設けられている。
示す鋼矢板5を使用して地中連続壁6を施工する場合
は、泥水を使用して溝孔17を掘削したのち、その溝孔
17内に鋼矢板5を建込み、次いで図1ないし図3に示
すように、前記鋼矢板5の上端部に、上部ユニット11
における連結部材3を配置して、その連結部材3の各フ
ランジ12と鋼矢板5の各平行フランジ4とを、ボルト
挿通用透孔を有する鋼製継手板18およびボルト19に
より連結する。次に建込まれた鋼矢板5に雄継手部材2
0を介して他の鋼矢板5を建込み、その新たに建込まれ
た鋼矢板5の上部に、前述のようにして上部ユニット1
1を連結する。
鋼矢板5の建込みとその建込まれた鋼矢板5に対する上
部ユニット11の取付けとを行なったのち、地中連続壁
6の内部および外部の泥水と、上部ユニット11の周囲
の泥水とを、固化剤の注入により固化させる。なお上部
部材1の下端部に鋼製底板2が固着されているので、そ
の上部部材1内に泥水が侵入することはない。
の地中連続壁6を設けたのち、図6に示すように、各地
中連続壁6の間の地盤を掘削して、地下構造物8を構築
し、次いで図7に示すように、地下構造物8の上部に土
砂類10を埋戻したのち、前記上部部材1内に、切断機
(図示を省略した)を上方から挿入し、その切断機によ
り上部部材1の下側部分を切断し、次いでその切断機を
上部部材1から撤去する。
のち、切断された上部部材1の上側部分を、衝撃式引抜
機により引抜いて、図8に示す状態にする。
て使用できる継手付き上部ユニット11を示すものであ
って、鋼矢板5の雌継手14に合致する4本の雌型の継
手7Aの上部が、鋼製支持部材21に溶接により固着さ
れ、前記上部部材1の上端面に、平行に配置された2本
の鋼製保持部材22が溶接により固着され、前記鋼製支
持部材21は、各鋼製保持部材22の間において、上部
部材1に載置され、前記鋼製支持部材21と各鋼製保持
部材22とは、複数のボルト23により結合され、かつ
前記上部部材1の下端部に鋼製底板2が溶接により固着
されている。
に示す継手付き上部ユニット11と組合せて使用できる
雌継手付き鋼矢板5を示すものであって、鋼矢板5にお
ける各雌継手14の上端部の外側に、その雌継手14の
上端面よりも上方に突出する位置合せ用係合部材24が
溶接により固着されている。
き上部ユニット11を、図11ないし図13に示す雌継
手付き鋼矢板5に載置した状態を示すものであって、鋼
矢板5の各雌継手14と継手付き上部ユニット11にお
ける雌型の継手7Aとが直列に配置されている。したが
って、雄継手部材20を雌型の継手7Aと雌継手14と
にわたって容易に挿通することができる。
ト11の他の例を示すものであって、鋼製支持部材21
に、4本の雄型の継手7Bの上部が溶接により固着され
ているが、その他の構成は図9および図10の場合と同
様である。
6に示す継手付き上部ユニット11と組合せて使用でき
る雄継手付き鋼矢板5を示すものであって、平行フラン
ジ4を有するH形断面の矢板本体における各平行フラン
ジ4の巾方向の両端部に、多数のT字型の雄継手25
が、平行フランジ長手方向に間隔をおいて配置され、各
雄継手25のウエブは平行フランジ4に対し溶接により
固着され、最上部の各雄継手25におけるウエブに、そ
のウエブよりも上方に突出する位置合せ用係合部材24
が溶接により固着されている。
付き上部ユニット11を、図17ないし図19に示す雄
継手付き鋼矢板5に載置した状態を示すものであって、
鋼矢板5の各雄継手25と継手付き上部ユニット11に
おける雄型の継手7Bとが直列に配置されている。
する切断機としては、例えば特公昭61−33933号
公報に示されているものを使用する。
部材1の直径方向の両側に雌継手を固着してもよく、ま
た連結部材3と鋼矢板5とを溶接により固着してもよ
い。
ジャッキを有する引抜装置により引抜いてもよい。
らなる上部部材1の下端部に、鋼製底板2を固着し、そ
の鋼製底板2の下部にH形鋼からなる連結部材3の上部
を固着し、その連結部材3の下部を、平行フランジ4を
有する地中連続壁用鋼矢板5の上部に連結して、地中連
続壁6を構成したのち、前記上部部材1内に上方から切
断機を挿入して、その上部部材1の下側部分を切断し、
次いで上部部材1の上側部分を引抜いて撤去するので、
従来のように補助土留壁9を設置することなく、地上か
ら容易に上部部材1を切断して、地中連続壁6の上部を
撤去することができ、そのため地中連続壁6の上部の撤
去施工を迅速にかつ低コストで容易に行なうことができ
る。また上部部材1の外側に、鋼矢板5の各継手に合致
する継手7を着脱自在に取付けておくことにより、隣り
合う鋼矢板5を容易に建て込むことができる。
態を示す一部切欠斜視図である。
結部を示す正面図である。
示す概略側面図である。
部材を切断した状態を示す概略側面図である。
概略側面図である。
る。
る。
鋼矢板に載置した状態を示す一部切欠正面図である。
る。
す鋼矢板に載置した状態を示す一部切欠正面図である。
側に補助土留壁を設置した状態を示す概略側面図であ
る。
示す概略側面図である。
略側面図である。
Claims (2)
- 【請求項1】 鋼管矢板または鋼管からなる上部部材1
の下端部に、鋼製底板2を固着し、その鋼製底板2の下
部にH形鋼からなる連結部材3の上部を固着し、その連
結部材3の下部を、平行フランジ4を有する地中連続壁
用鋼矢板5の上部に連結して、地中連続壁6を構成した
のち、前記上部部材1内に上方から切断機を挿入して、
その上部部材1の下側部分を切断し、次いで上部部材1
の上側部分を引抜いて撤去する地中連続壁上部撤去工
法。 - 【請求項2】 鋼管矢板または鋼管からなる上部部材1
の下端部に、鋼製底板2を固着し、上部部材1の外側
に、地中連続壁用鋼矢板5の各継手に合致する継手7を
着脱自在に取付け、前記上部部材1の下部および継手7
の下部を、鋼矢板5に係合して、地中連続壁6を構成し
たのち、前記上部部材1内に上方から切断機を挿入し
て、その上部部材1の下側部分を切断し、次いで上部部
材1の上側部分を引抜いて撤去する地中連続壁上部撤去
工法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4309728A JP2987019B2 (ja) | 1992-10-26 | 1992-10-26 | 地中連続壁上部撤去工法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4309728A JP2987019B2 (ja) | 1992-10-26 | 1992-10-26 | 地中連続壁上部撤去工法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06136754A JPH06136754A (ja) | 1994-05-17 |
JP2987019B2 true JP2987019B2 (ja) | 1999-12-06 |
Family
ID=17996586
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4309728A Expired - Lifetime JP2987019B2 (ja) | 1992-10-26 | 1992-10-26 | 地中連続壁上部撤去工法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2987019B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100635928B1 (ko) * | 2006-03-07 | 2006-10-18 | (주)공간에이엔앰건축사사무소 | 공동주택 기초 흙막이 구조 |
JP5940358B2 (ja) * | 2012-04-24 | 2016-06-29 | 大成建設株式会社 | 山留壁芯材の設置方法と撤去方法 |
-
1992
- 1992-10-26 JP JP4309728A patent/JP2987019B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH06136754A (ja) | 1994-05-17 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP2987019B2 (ja) | 地中連続壁上部撤去工法 | |
CN211523223U (zh) | 一种装配式长条形基坑支护装置 | |
JP3603424B2 (ja) | 地下壁体および非対称閉断面鋼矢板 | |
KR100797185B1 (ko) | 옹벽용 또는 흙막이용 토류벽 조성장치 및 방법 | |
JP2789523B2 (ja) | 地下構造物の構築方法 | |
JP2741387B2 (ja) | 組立マンホールの施工方法 | |
JP3135495B2 (ja) | 雪崩・落石防護柵施工方法および雪崩・落石防護柵 | |
JP3045907B2 (ja) | 連続壁支持杭の施工方法 | |
JP2766884B2 (ja) | 地中連続壁 | |
JPS6114399A (ja) | シ−ルド工法における支保の構築方法 | |
JP3782180B2 (ja) | 土留め腹起こし材の矢板利用支持構造 | |
JP3010536B2 (ja) | 鋼矢板壁 | |
JP2897855B2 (ja) | 地中連続壁の補強構造体およびそれに用いるh型鋼 | |
CN212742572U (zh) | 一种有限空间顶管管线施工临时支护结构 | |
JP2911016B2 (ja) | 横矢板撤去工法 | |
JPH0346611B2 (ja) | ||
JP7551456B2 (ja) | 土留め構造の構築方法 | |
JP7261119B2 (ja) | 山留構造 | |
JP3009845B2 (ja) | 地中連続壁工法用防護材 | |
JP3089591B2 (ja) | 円形地中連続壁 | |
JPH05272131A (ja) | 地中連続壁施工方法 | |
JPS5947776B2 (ja) | 格子状擁壁を用いる切土斜面の造成方法 | |
JPS5918491B2 (ja) | 簡易土留の拡大部等の施工法 | |
JP2578470B2 (ja) | セグメントによって組み立てられた筒状壁体 | |
JP3162947B2 (ja) | 地中壁体形成用中空セグメントとこの中空セグメントの連結方法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 19990907 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
S531 | Written request for registration of change of domicile |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081001 Year of fee payment: 9 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081001 Year of fee payment: 9 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091001 Year of fee payment: 10 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101001 Year of fee payment: 11 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111001 Year of fee payment: 12 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121001 Year of fee payment: 13 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121001 Year of fee payment: 13 |
|
S531 | Written request for registration of change of domicile |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121001 Year of fee payment: 13 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131001 Year of fee payment: 14 |
|
EXPY | Cancellation because of completion of term | ||
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131001 Year of fee payment: 14 |