JP2983875B2 - 半導体記憶装置 - Google Patents

半導体記憶装置

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JP2983875B2
JP2983875B2 JP7079030A JP7903095A JP2983875B2 JP 2983875 B2 JP2983875 B2 JP 2983875B2 JP 7079030 A JP7079030 A JP 7079030A JP 7903095 A JP7903095 A JP 7903095A JP 2983875 B2 JP2983875 B2 JP 2983875B2
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英雄 浅香
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、DRAM(ダイナミッ
クランダムアクセスメモリ)に代表される半導体記憶装
置の改良に関し、詳しくは、スタンバイ時におけるビッ
ト線とワード線とのショートによるリーク電流の増大、
即ち、スタンバイ時の消費電力の増大を抑制するように
したものに関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、半導体記憶装置においては、多
数のビット線対を電源電位と接地電位との間の中間電位
にプリチャージする多数のプリチャージ回路を設けて、
ビット線対のプリチャージ期間であるスタンバイ時に
は、前記プリチャージ回路により各ビット線対を中間電
位にプリチャージすると共に、ワード線を接地する。こ
のスタンバイ時に、ビット線の何れかと前記ワード線と
がショートしている場合には、このショートしたビット
線からワード線を経て接地電位に大きなリーク電流が流
れることになる。このリーク電流は、スタンバイ電流と
呼ばれ、半導体記憶装置の歩留りを大きく下げるだけで
なく、特にバッテリで駆動する半導体記憶装置では、こ
のリーク電流がバッテリの寿命を短くする原因となる。
【0003】そこで、スタンバイ電流を低減するべく、
例えば多数のプリチャージ回路に各々ヒューズを配置
し、ワード線とビット線とがショートした場合には、そ
の欠陥ビット線に対応するプリチャージ回路のヒューズ
を溶断して、欠陥ビット線対を中間電位にプリチャージ
しないことが考えられる。しかし、プリチャージ回路
は、1対のビット線を構成する2本のビット線間に配置
され、且つ周囲にセンスアンプ回路等が配置される関係
上、各プリチャージ回路の内部又は周囲に各々ヒューズ
を配置することは空間的に困難である。
【0004】そこで、従来、複数個のプリチャージ回路
毎に1本割当られた合計複数本のプリチャージ電源線を
設け、その各プリチャージ電源線に各々ヒューズを配置
したものがある。このような方式でDRAMにおけるス
タンバイ時のリーク電流を低減する技術として、従来、
アイ・エス・エス・シー・シー・ダイジェスト・オブ・
テクニカル・ペーパーズ93(1993)第48頁から
第49頁(ISSCCDIGEST OF TECHN
ICAL PAPERS 93(1993)P.48−
49)に示されたものがある。
【0005】この従来例は、図11及び図12に示すよ
うに、1つのメモリセルアレイを区画して複数のメモリ
セルブロック500,500 …を設ける(図12では1個のみ
示す)と共に、そのメモリセルブロック500,500 …の側
方に各々センスアンプブロック700,700 …を配置する。
前記各センスアンプブロック700,700 …には、各々、対
応するメモリセルブロック500 内のビット線の対数に等
しい個数のプリチャージ回路をビット線が並ぶ方向に設
け、この各プリチャージ回路により、対応するビット線
対を所定電位にプリチャージする。また、図12に示す
ように、ビット線とワード線とのショートに対する冗長
救済用として、冗長メモリセルブロック600 及びその側
方にセンスアンプブロック800 を設ける(図12では1
個のみ示す)。前記正規用のセンスアンプブロック700
…及び冗長救済用のセンスアンプブロック800 毎に、プ
リチャージ電源線650 a,650 sを設けると共に、この
電源線650 a,650 sに電位を供給するプリチャージ電
位供給線670 を設け、このプリチャージ電源線650 a…
とプリチャージ電位供給線670 との間に、各々パワース
イッチ660 a…,660 s…を設ける。何れかのメモリセ
ルブロック500 の中の1つのビット線がワード線とショ
ートした場合には、この欠陥ビット線を含むメモリセル
ブロック500 に対応するパワースイッチ660 aを切断す
ることにより、その欠陥ビット線を含むメモリセルブロ
ック500 に対するプリチャージを阻止して、リーク電流
が流れることを回避すると共に、冗長メモリセルブロッ
ク600 に対応するパワースイッチ660 sを閉じて、冗長
メモリセルブロック600 に対するプリチャージを可能と
して、前記欠陥ビット線を含むメモリセルブロック500
を冗長メモリセルブロック600 で置換する構成である。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記従
来の技術では次の欠点がある。即ち、1つのメモリセル
ブロック500 内で1本のビット線とワード線とがショー
トした場合には、そのメモリセルブロック500 に対応す
るプリチャージ電源線650 aのパワースイッチ660 aが
開かれる。従って、このプリチャージ電源線650aに対応
するセンスアンプブロック700 にはプリチャージ電位は
供給されず、従って、前記欠陥ビット線を含むメモリセ
ルブロック500 内では、正常な多数のビット線対及びワ
ード線を使用できず、このメモリセルブロック500 の全
体を冗長救済用のメモリセルブロック600 と置換する必
要があり、その結果、冗長救済用メモリセルブロック60
0 は、正規のメモリセルブロック500 と同じ大きさに設
定する必要があって、チップ面積が大きくなる欠点があ
った。
【0007】また、本発明者等は、前記プリチャージ電
源線650 aをパワースイッチ660 aで開いても、他の電
源線から欠陥ビット線及びワード線を経てスタンバイ電
流が接地線に流れることを発見した。この様子を図13
に示す。
【0008】図13において、BL,/BL はビット線対を
構成する2本のビット線、WLはワード線、800 は2本の
ビット線BL,/BL を接続する3個のトランジスタより成
るプリチャージ回路、810 はこのプリチャージ回路 800
に所定電位を供給するプリチャージ電源線、820 は前記
プリチャージ回路800 の3個のトランジスタをONさせる
イコライズ信号線である。850 はセンスアンプであっ
て、ビット線対BL,/BL を接続する2個の直列接続され
たPチャネル型トランジスタTP,TPと、ビット線対BL,
/BL を接続する2個の直列接続されたNチャネル型トラ
ンジスタTN,TNとから成り、前記2個のPチャネル型ト
ランジスタTP,TPの接続点には共通ソース線SPが、前記
2個のNチャネル型トランジスタTN,TNの接続点には他
の共通ソース線SNが接続される。また、860 は前記2本
の共通ソース線SP,SNを接続して1/2 ・Vccの電源の電
位にイコライズする3個のトランジスタより成る共通ソ
ース線イコライズ回路、870 は共通ソース線SPを電源電
位Vccに、他の共通ソース線SNを接地電位Vssにする電
位供給回路である。eqは共通ソース線イコライズ回路86
0 に出力されるイコライズ信号、/eq は電位供給回路87
0 に出力される信号であって、前記イコライズ信号eqを
反転した信号である。
【0009】前記図13の構成の動作を、図14に示す
各信号波形に基いて説明する。
【0010】ビット線対のプリチャージ期間では、イコ
ライズ信号線820 の信号EQを立ち上げて、ビット線対B
L,/BL を所定電位(1/2・Vcc) にプリチャージすると
共に、イコライズ信号eqを立ち上げて共通ソース線SP,
SNを所定電位(1/2・Vcc) にイコライズし、センスアン
プ回路850 を待機状態とする。ビット線対BL./BL の増
幅期間では、イコライズ信号線820 の信号EQ及びイコラ
イズ信号eqを立ち下げると共に、イコライズ信号eqの反
転信号/eq を立ち上げると、選択されたワード線WLによ
ってビット線対BL,/BL に生じた微小な電位差がセンス
アンプ回路850 で検知され、増幅される。
【0011】しかし、前記図13に示した従来の技術で
は、例えば、1本のビット線BLとワード線WLとのショー
ト(図13中「R」で表示する)があると、ビット線対
のプリチャージ期間において、前記欠陥ビット線BLの電
位はプリチャージ電位1/2 ・Vccよりも低くなる。これ
に伴い、ビット線対BL,/BL に微小な電位差が生じると
共に、センスアンプ回路850 の下側に位置するPチャネ
ルトランジスタTPのゲート電位が前記プリチャージ電位
1/2 ・Vccよりも低くなると、このPチャネルトランジ
スタTPのゲート- ソース間の電圧がしきい値を越える
と、このPチャネルトランジスタTPがオン状態となっ
て、共通ソース線SPから前記オン状態となった下側のト
ランジスタTPを経て他方のビット線/BL に流れ、その
結果、上側NPチャネルトランジスタTNがオン状態とな
って、1/2 ・Vccの電源から共通ソース線イコライズ回
路860 並びに前記オン状態となった上側のトランジスタ
TNを経て前記欠陥ビット線BL及びワード線WLを経て接地
に向うスタンバイ電流が流れることになる。
【0012】本発明は、前記問題に鑑みてなされたもの
であり、その目的は、第1に、冗長救済用メモリセルブ
ロックを小面積に制限しながらスタンバイ電流を軽減す
ることにあり、第2に、ワード線がビット線とショート
する点から、ワード線にて対策を施して、スタンバイ電
流を低減ないし無くすことにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、本発明では、1個のメモリセルブロック内の多数の
ビット線対のうち、一部のビット線対を単位として冗長
置換できる構成を採用して、1個のメモリセルブロック
内では1つの欠陥ビット線対を除いた他の正常なビット
線対をそのまま使用して、チップ面積を増大を抑制する
ことにある。
【0014】更に、本発明では、ビット線対のプリチャ
ージ期間に、ワード線と接地線との間のインピーダンス
を高く調整して、スタンバイ電流の値を小さくする。
【0015】すなわち、請求項1記載の発明の半導体記
憶装置では、多数のワード線及びこれと交差する多数対
のビット線から成るセルアレーを、前記ワード線が並ぶ
方向に複数に区画して成る複数のメモリセルブロック
と、前記複数のメモリセルブロックの側方でワード線が
並ぶ側に配置された複数のセンスアンプブロックと、前
記各メモリセルブロック間で共用される複数本の列選択
信号線と、前記列選択信号線と平行な方向に配線され、
且つ同数設けられたプリチャージ電源線と、前記各プリ
チャージ電源線に配置された切断手段とを備え、前記各
センスアンプブロックは、対応するメモリセルブロック
内の多数対のビット線を各々所定電位にプリチャージす
る複数個のプリチャージ回路を有し、前記各列選択信号
線は、各メモリセルブロックの複数対のビット線を単位
として1本設けられ、且つ各メモリセルブロック毎に
記単位となった複数対のビット線を同時に選択するもの
であり、前記各プリチャージ電源線は、対応する列選択
信号線により選択可能な複数対のビット線のプリチャー
ジ回路に所定電位を供給するものであり、前記1本の列
選択信号線、この列選択信号線に対応する各メモリセル
ブロック内の複数対のビット線及び各センスアンプブロ
ックの複数個のプリチャージ回路、並びに1本のプリチ
ャージ電源線を1単位として、ワード線- ビット線ショ
ート時の冗長置換単位が構成されていることを特徴とす
る。
【0016】また、請求項2記載の発明では、前記請求
項1記載の半導体記憶装置において、各プリチャージ電
源線にプリチャージ電位を供給するプリチャージ電位供
給回路を有し、各切断手段は、前記プリチャージ電位供
給回路と各プリチャージ電源線との接続点近傍に配置さ
れることを特徴とする。
【0017】更に、請求項3記載の発明では、前記請求
項1又は請求項2記載の半導体記憶装置において、切断
手段はヒューズ素子からなることを特徴とする。
【0018】また、請求項記載の発明の半導体記憶装
は、各々がキャパシタ及びトランジスタより成る複数
個のメモリセルと、前記複数個のメモリセルのトランジ
スタを各々制御する複数個のワード線と、前記複数個の
メモリセルのキャパシタに蓄積された情報が各々読み出
される複数対のビット線と、前記複数対のビット線に読
み出された情報を各々増幅する複数個のセンスアンプ
と、前記複数個のワード線と同数設けられ、対応するワ
ード線の非選択時に、この対応するワード線を接地する
プルダウントランジスタと、前記全てのワード線が選択
されないスタンバイ時に、前記複数対のビット線を所定
電位にプリチャージするプリチャージ回路とを備えると
共に、前記スタンバイ時に、各ワード線からプルダウン
トランジスタを経て接地に流れる電流を制限する電流制
限手段を備え、前記電流制限手段は、各プルダウントラ
ンジスタのソースが接続された共通電源線と、前記共通
電源線を接地する経路に配置され、この経路のインピー
ダンスをスタンバイ時と何れかのワード線が選択される
動作時とで変更し、スタンバイ時には動作時よりもイン
ピーダンスを高くするインピーダンス変更手段とから成
ることを特徴とする。
【0019】更に、請求項記載の発明では、前記請求
記載の半導体記憶装置において、インピーダンス変
更手段は、共通電源線を接地する経路に配置されたトラ
ンジスタを備え、前記トランジスタは、プリチャージ回
路の活性化信号に基いて制御され、前記プリチャージ回
路の活性化信号は、スタンバイ時と動作時とで電位が異
なり、前記トランジスタはスタンバイ時には動作時より
も高インピーダンスな状態となること特徴とする。
【0020】加えて、請求項記載の発明では、前記請
求項記載の半導体記憶装置において、インピーダンス
変更手段は、共通電源線を接地する経路に配置されたト
ランジスタを備え、前記トランジスタは、センスアンプ
の活性化信号により制御され、前記センスアンプの活性
化信号は、スタンバイ時と動作時とで電位が異なり、前
記トランジスタはスタンバイ時には動作時よりも高イン
ピーダンスな状態になること特徴とする。
【0021】更に加えて、請求項記載の発明では、前
記請求項記載の半導体記憶装置において、トランジス
タはN型トランジスタであり、センスアンプの活性化信
号は、センスアンプを構成するP型トランジスタの共通
ソース線の電位であり、前記P型トランジスタの共通ソ
ース線は、スタンバイ時には半導体記憶回路の電源の電
位の1/2値の電位となり、動作時には前記電源の電位
になることを特徴とする。
【0022】請求項記載の発明の半導体記憶装置は、
各々がキャパシタ及びトランジスタより成る複数個のメ
モリセルと、前記複数個のメモリセルのトランジスタを
各々制御する複数個のワード線と、前記複数個のメモリ
セルのキャパシタに蓄積された情報が各々読み出される
複数対のビット線と、前記複数対のビット線に読み出さ
れた情報を各々増幅する複数個のセンスアンプと、前記
複数個のワード線と同数設けられ、対応するワード線の
非選択時に、この対応するワード線を接地するプルダウ
ントランジスタと、前記全てのワード線が選択されない
スタンバイ時に、前記複数対のビット線を所定電位にプ
リチャージするプリチャージ回路とを備えると共に、前
記スタンバイ時に、各ワード線からプルダウントランジ
スタを経て接地に流れる電流を制限する電流制限手段を
備え、前記電流制限手段は、各プルダウントランジスタ
のソースが接続された共通電源線と、前記共通電源線の
電位をスタンバイ時と何れかのワード線が選択される動
作時とで変更し、スタンバイ時には動作時よりも電位を
高くする電位変更手段とから成ることを特徴とする。
【0023】また、請求項記載の発明では、前記請求
記載の半導体記憶装置において、電位変更手段は、
スタンバイ時には、共通電源線の電位を、ビット線のプ
リチャージ電位に等しい電位にすることを特徴とする。
【0024】更に、請求項10記載の発明では、前記請
求項記載の半導体記憶装置において、電位変更手段
は、センスアンプを構成するN型トランジスタを駆動す
る共通ソース線であって、前記共通ソース線は、共通電
源線に接続され、且つ、スタンバイ時にはビット線のプ
リチャージ電位に制御され、動作時には接地電位に制御
されることを特徴とする。
【0025】加えて、請求項11記載の発明では、前記
請求項記載の半導体記憶装置において、電位変更手段
は、共通電源線の電位を、スタンバイ時には動作時より
も高くクランプするクランプ回路より成ることを特徴と
する。
【0026】更に加えて、請求項12記載の発明では、
前記請求項11記載の半導体記憶装置において、クラン
プ回路は、共通電源線と接地との間に配置され、所定の
閾値電圧を有するN型トランジスタと、前記トランジス
タのゲート電極に、スタンバイ時には前記共通電源線の
電位を供給し、動作時に半導体記憶回路の電源の電位を
供給する制御回路とから成ることを特徴とする。
【0027】請求項13記載の発明では、前記請求項
記載の半導体記憶装置において、制御回路は、直列接
続されたN型トランジスタ及びP型トランジスタを備
え、前記N型トランジスタのソースは共通電源線に、前
記P型トランジスタのソースは半導体記憶回路の電源に
各々接続され、前記両トランジスタのドレインは共通し
て、所定の閾値電圧を有するN型トランジスタのゲート
に接続され、前記両トランジスタのゲートには、共通し
て、プリチャージ回路の活性化信号が供給され、前記活
性化信号は、スタンバイ時には半導体記憶回路の電源の
電位になり、動作時には接地電位になり、共通電源線の
電位をスタンバイ時には前記制御回路に並列接続された
N型トランジスタの所定の閾値電圧にクランプすること
を特徴とする。
【0028】また、請求項14記載の発明では、前記請
求項記載の半導体記憶装置において、インピーダンス
変更手段は、プルダウントランジスタと、前記プルダウ
ントランジスタを制御する制御回路とから成り、前記制
御回路は、前記プルダウントランジスタを、対応するワ
ード線の選択要求時にはカットオフし、他のワード線の
選択要求時には低インピーダンスな状態に制御し、スタ
ンバイ時には高インピーダンスな状態に制御するもので
あることを特徴とする。
【0029】更に、請求項15記載の発明では、前記請
求項14記載の半導体記憶装置において、プルダウント
ランジスタはN型トランジスタより成り、制御回路は論
理回路より成り、前記論理回路には、対応するワード線
の選択を要求するワード線選択信号が入力されると共
に、電源として、センスアンプを構成するP型トランジ
スタの共通ソース線が接続され、前記センスアンプの共
通ソース線は、何れかのワード線が選択される動作時に
は高電位に、スタンバイ時には低電位に制御され、前記
論理回路は、前記プルダウントランジスタのゲート電極
に、前記ワード線選択信号の入力時には接地電位を、前
記ワード線選択信号の非入力時には前記センスアンプの
共通ソース線の電位を各々供給するものであることを特
徴とする。
【0030】加えて、請求項16記載の発明では、前記
請求項15記載の半導体記憶装置において、論理回路は
インバータ回路より成り、前記インバータ回路は、直列
接続されたP型トランジスタ及びN型トランジスタより
成り、前記P型トランジスタのソース電極にはセンスア
ンプの共通ソース線が接続され、前記N型トランジスタ
のソース電極には半導体記憶回路の電源が接続され、前
記両トランジスタのゲート電極にはワード線選択信号が
入力され、前記両トランジスタのドレインが共通してプ
ルダウントランジスタのゲート電極に接続されることを
特徴とする。
【0031】
【作用】以上の構成により、請求項1ないし請求項3記
載の発明の半導体記憶装置では、何れかのメモリセルブ
ロックに属する1本のビット線がワード線とショートし
て欠陥が生じた場合には、その欠陥ビット線を選択する
列選択信号線と、この列選択信号線に対応する複数のビ
ット線(欠陥ビット線を含む)と、前記列選択信号線に
対応する複数個のプリチャージ回路と、1本のプリチャ
ージ電源線とを1単位として、冗長置換される。
【0032】ここに、前記冗長置換単位は、1本の列選
択信号線が選択可能な複数対のビット線を単位としてい
るので、ビット不良(メモリセル、ビット線及びワード
線間の接続不良)があった場合の置換単位と一致し、従
来のように1つのメモリセルブロックの全体を冗長置換
する場合に比して、冗長置換の単位を小面積に制限でき
る。しかも、1本の列選択信号線が選択可能な複数対の
ビット線に欠陥ビット線が含まれる場合には、前記列選
択信号線に対応する1本のプリチャージ電源線におい
て、切断手段が切断されるので、対応するプリチャージ
回路にはプリチャージ電位は供給されず、前記欠陥ビッ
ト線を含む複数対のビット線に対するプリチャージは行
われない。
【0033】特に、請求項2記載の発明の半導体記憶装
置では、各切断手段を、配置空間的に余裕のあるセルア
レーの側方の周辺回路に配置できるので、その配置が容
易である。
【0034】更に、請求項3記載の発明の半導体記憶装
置では、切断手段がヒューズ素子で構成され、このヒュ
ーズ素子は大きさの小さいものが採用可能であるので、
半導体記憶装置の小型化に有利である。
【0035】また、請求項ないし請求項及び請求項
14ないし請求項16記載の発明の半導体記憶装置で
は、ワード線と接地との間のインピーダンスがインピー
ダンス変更手段により可変に調整されて、スタンバイ時
(ビット線対のプリチャージ動作期間中)は、ワード線
- 接地間のインピーダンスが高い値に調整されるので、
欠陥ビット線からワード線を経て接地に流れるスタンバ
イ電流が低減される。
【0036】更に、請求項ないし請求項13記載の発
明の半導体記憶装置では、スタンバイ時(ビット線のプ
リチャージ動作期間中)は、ビット線が所定電位にプリ
チャージされるものの、ワード線の電位が動作時よりも
高められて、前記ビット線とワード線との電位差が小さ
くなるので、ビット線からワード線を経て接地に流れる
スタンバイ電流が有効に低減される。
【0037】
【実施例】以下、本発明の半導体記憶装置の実施例につ
いて、図面を参照にしながら説明する。
【0038】 (実施例1) 図1ないし図3は、本発明の第1の実施例の半導体記憶
装置を16Mbit DRAMに適用した回路図を示す。
【0039】図1ないし図3は、16Mbit のセルアレ
ーを行方向及び列方向に各々2分割して合計4分割とし
た場合のその1区画分の回路図を示す。この1区画分の
回路は、更に列方向に16分割される。この16分割さ
れた場合の1区画分の回路は、行方向に512対の正規
ビット線とビット不良に対する冗長救済用の複数対のビ
ット線を有し、列方向に256本の正規ワード線とビッ
ト不良に対する複数本の冗長救済用ワード線を有する。
【0040】図1ないし図3において、1はセルアレー
であって、このセルアレー1は、多数対のビット線BL
1,/BL1…と、これ等と直交する多数本のワード線
WL1…を有する。
【0041】MB1…MB16は、前記セルアレー1を
前記ワード線WL1…が並ぶ方向に16分割して成る複
数のメモリセルブロック、SA1…SA16は、複数の
メモリセルブロックと同数設けられたセンスアンプブロ
ックであって、対応するメモリセルブロックの,ワード
線が並ぶ側の側方に配置されている。
【0042】更に、B1、Bn…は、前記各メモリセル
ブロックMB1…のビット線対2組毎に区画した列置換
単位、BS1は前記各列置換単位B1…と同じ大きさに
区画された冗長置換単位である。前記各列置換単位B1
…及び冗長置換単位BS1は同一構成である。以下、列
置換単位B1について説明すると、列置換単位B1にお
いて、MC11、MC21…はメモリセルであって、各
々、キャパシタCとN型トランジスターTより成る。
【0043】Y1…Yn…及びYsは、前記各メモリセ
ルブロックMB1…間で共用される複数本の列選択信号
線であって、この列選択信号線Y1…は、各ビット線対
BL1./BL1…の延びる方向に配置され、且つ各列
置換単位B1、Bn…及び冗長置換単位BS1毎に1本
配置される。
【0044】また、前記各センスアンプブロックSA1
…は、列方向に延びる4本のビット線BL1, /BL
1、BL2, /BL2を基準電位(例えば、1/2・V
CC)にプリチャージする複数のプリチャージ回路41
a…と、イコライズ信号線51と、複数個のセンスアン
プ101aと、この各センスアンプに接続される2本の
共通ソース線SN11、SP11と、対応する列選択信
号線Y1…に接続された2つの列選択回路Ysa,Ys
aとから構成されている。
【0045】従って、図2に破線で囲むように、前記各
列置換単位B1…及び冗長置換単位BS1は、列方向に
連続する4本のビット線を行単位として列方向の延びる
複数組(32組)のメモリセルブロックをビット線ショ
ート時の置換単位となる。
【0046】加えて、11a…11n…、及び11s
は、前記列選択信号線Y1…と同数設けられたプリチャ
ージ電源線であって、各プリチャージ電源線11a…
は、前記列選択信号線Y1…に沿ってこれと平行に延び
る。前記各プリチャージ電源線11a…11n…、及び
11sは、対応する列選択信号線Y1…Yn…、及びY
sにより選択可能な複数対のビット線のプリチャージ回
路41a…に対して所定電位(1/2・VCCのプリチ
ャージ電位)を供給する。
【0047】また、図及び図において、3はビット
線対のプリチャージ電位を発生するプリチャージ電位発
生回路(プリチャージ電位供給回路)、2は前記プリチ
ャージ電位発生回路3に接続されたプリチャージ電位供
給線であって、このプリチャージ電位供給線2には、前
記各プリチャージ電源線11a…11n…、11sが接
続されている。前記各プリチャージ電源線11a…11
n…、11sには、そのプリチャージ電位供給線2との
接続点近傍にヒューズ素子(切断手段)50a…50n
…、50sが配置される。この各ヒューズ素子50a…
50n…、50sは1μm〜20μmの大きさのものが
採用される。
【0048】更に、図3において、70は受けた列アド
レスに対応する列選択信号線Y1…Yn、Ym…、Ys
を選択する列デコーダ、71は欠陥置換単位B1…を冗
長置換単位BS1に置換した後に、受けた列アドレスに
対応する置換単位が前記冗長置換された欠陥列である場
合に、その受けた列アドレスを冗長列のアドレスに変換
する冗長判定回路である。
【0049】したがって、本実施例においては、図3に
示すように、例えばビット線BL1とワード線WL11
とのショート(抵抗成分Rで示す)が生じた場合には、
プリチャージ電源線11aに接続されたヒューズ素子5
0aが切断されるので、列選択信号線Y1により選択可
能な複数対のビット線BL1、/BL1、BL2、/BL
2のプリチャージ回路41aにはプリチャージ電位がプ
リチャージ電位発生回路3から供給されることはない。
従って、欠陥ビット線対[BL1,/BL1]をプリチ
ャージすることがないので、ビット線対のプリチャージ
期間(スタンバイ時)には、スタンバイ電流が欠陥ビッ
ト線- ワード線を経て接地に流れることはない。
【0050】この場合、列レコーダ70は、冗長判定回
路71からの冗長列アドレスを受けて、列選択信号線Y
1を選択する代わりに冗長先の列選択信号線Ysを選択
するので、冗長置換単位BS1の冗長ビット線SBL
1,/SBL1又はSBL2,/SBL2を通じて冗長
メモリセルにデータが読み書きされる。
【0051】ここで、冗長置換単位BS1は、ビット線
が延びる方向に16個、ワード線が延びる方向に2個の
合計32個のセンスアンプ101aを有する。従って、
4Mbit 部分の回路(図2の回路)においてワード線が
延びる方向に512個のセンスアンプを備えた回路部分
を置換単位とする場合に比して、本実施例では冗長置換
単位の面積をほぼ1/16に縮小することができる。
【0052】しかも、ヒューズ素子50a…の大きさ
は、1μm〜20μmであるので、ヒューズ素子50a
…をメモリセルアレイの外の周辺回路に設けても、一辺
が1.5cmの長さを持つDRAMのチップでは、無視
できる寸法であり、チップの小型化を良好に確保でき
る。更に、ヒューズ素子50a…を配置空間的に余裕の
あるセルアレーの側方に配置したので、そのヒューズ素
子50a…の配置が容易である。
【0053】尚、本実施例では、冗長列を1列のみ設け
たが、複数設けてもよいのは勿論である。
【0054】また、本実施例では、切断手段としてヒュ
ーズ素子50aを使用したが、開閉回路を用いてもよ
い。この場合には、未だ冗長救済に供されない冗長ビッ
ト線対をプリチャージしないようにプリチャージ電源線
11sをプリチャージ電位発生回路3から切り離せば、
更に低消費電力化を図ることができる。
【0055】前記実施例では、ビット線- ワード線ショ
ート時に冗長置換単位BS1で置換したが、その他の不
良モードでも冗長置換単位BS1で置換すれば、冗長置
換単位の面積縮小化により、小チップ化を図ることが可
能である。
【0056】4は本発明等が提案する半導体記憶装置
の要部構成を示す。本提案例は、センスアンプの不良動
作を防止して、欠陥ビット線- ワード線に起因するスタ
ンバイ電流を低減する構成例である。尚、メモリセル等
の基本構成については前記図2及び図3と同一であるの
で、その図示及び説明を省略する。
【0057】図4において、101aはフリップフロッ
プ型センスアンプであって、前記センスアンプ101a
は、1対のビット線BL,/ BL相互間を接続する2個
のPチャンネルトランジスタ(第1のトランジスタ)T
P,TP、及び2個のNチャンネルトランジスタ(第2
のトランジスタ)TN,TNを備えている。
【0058】また、SPは前記2個のPチャンネルトラ
ンジスタTPに対する共通ソース線、SNは前記2個の
NチャンネルトランジスタTNに対する共通ソース線、
28は前記2本の共通ソース線SP,SNの電位を制御
する制御回路である。
【0059】前記制御回路28は、図5に示すビット線
対のプリチャージ動作波形図から判るように、ビット線
対[BL,/ BL]のプリチャージ動作期間中(換言す
れば、センスアンプが非活性状態の期間、即ち、全ての
ワード線が選択されていないスタンバイ時)には、メモ
リセルトランジスタ(図2のトランジスターT)の導電
型(N型)とは反対の導電型(P型)の第1のトランジ
スタTP用の共通ソース線SPの電位VSPを、ビット
線のプリチャージ電位(1/2・VCC)よりも第1の
トランジスタTPがカットオフする側の電位(即ち、1
/2・VCCよりも低い電位)、例えば“L”レベル
(接地電位VSS)とする。
【0060】また、前記制御回路28は、第1のトラン
ジスタTP用の共通ソース線SPの電位VSPを“L”
レベル(接地電位VSS)とする期間で、これと同時
に、他方の共通ソース線SNの電位VSNを、ビット線
のプリチャージ電位(1/2・VCC)よりも第2のト
ランジスタTNがカットオフする側の電位(即ち、1/
2・VCCよりも高い電位)、例えば“H”レベル(電
源電位VCC)となるよう制御する。
【0061】したがって、本提案例では、次の作用,効
果を奏する。
【0062】即ち、本提案例では、ビット線対のプリチ
ャージ動作期間中(スタンバイ時)は、センスアンプ共
通ソース線SNの電位VSNを“H”レベル(VCC)
とすると同時に、センスアンプ共通ソース線SPの電位
VSPを“L”レベル(VSS)として、図5に示す動
作波形に従ってビット線対のプリチャージ動作を行うの
で、このスタンバイ時には、センスアンプ101aのP
チャンネルトランジスタTP,TP及びNチャンネルト
ランジスタTN,TNは共に完全にカットオフする。従
って、センスアンプ動作を完全に停止させることがで
き、スタンバイ電流を無くすことができる。
【0063】尚、ワード線が選択される動作時には、セ
ンスアンプ101aの共通ソース線SN,SPの電位
は、各々、プリチャージ動作期間中の電位を反転した電
位になるが、動作電流を大幅に大きくするようなことは
ない。
【0064】 (実施例) 本発明の第の実施例を説明する。前記提案例ではビッ
ト線側でスタンバイ電流の低減対策を施したのに代え、
本実施例ではワード線側で対策を施したものである。
【0065】図6(a)は、本発明の第の実施例の半
導体記憶装置を示し、1つのメモリセルブロック内のみ
を示した回路図である。尚、本実施例では、ワード線を
駆動する構成のみを示し、分割されたメモリセルブロッ
ク、多数のメモリセル、多数対のビット線、複数個のセ
ンスアンプ、及び複数個のプリチャージ回路について
は、前記図1ないし図3に示した構成と同一であるの
で、その図示及び説明を省略する。
【0066】各メモリセルブロック(同図には図示しな
いが、図2のメモリセルブロックMB1…に相当する)
内の各ワード線WL11、WL12…は、各々、ワード
線駆動回路WD11、WD12…に接続されている。前
記各ワード線駆動回路WD11、WD12…には、各
々、ワード線選択信号線WS11、WS12…と、ワー
ド線信号線W11、W12…が入力される。
【0067】各ワード線駆動回路WD11、WD12…
は相互に同一構成であるので、以下、ワード線駆動回路
WD11についてのみ説明する。ワード線駆動回路WD
11は、直列接続されたN型のトランジスタTWD11
1及びN型のプルダウントランジスタTWD121と、
信号反転用のインバータIWD11とを備える。トラン
ジスタTWD111にはワード線信号線W11が接続さ
れ、プルダウントランジスタTWD121のソースには
共通電源線(擬似グランド線)VSXに接続され、前記
両トランジスタTWD111、TWD121の接続点に
ワード線WL11が接続される。ワード線選択信号線W
S11は、直接にトランジスタTWD111のゲートに
接続されると共に、インバータIWD11を介してプル
ダウントランジスタTWD121のゲートに接続され
る。前記ワード線信号線W11の電位は、電源電位VC
Cとは異なる第2の電位VPPである。
【0068】前記ワード線駆動回路WD11において、
ワード線WL11の選択の要求時(ワード線選択信号W
S11がHレベルのとき)には、トランジスタTWD1
11がONして、ワード線信号線W11の電位がワード
線WL11に供給される。一方、ワード線WL11の非
選択時(ワード線選択信号WS11がLレベルのとき)
には、プルダウントランジスタTWD121がONし
て、ワード線WL11が共通電源線(擬似グランド線)
VSXに接続される。
【0069】次に、本発明の特徴点を説明する。前記共
通電源線VSXは、各メモリセルブロックで共通して使
用される。また、前記共通電源線VSXと接地VSSと
の間には、2個のN型トランジスタT1、T2が並列に
配置される。前記一方のトランジスタT1のゲートには
電源電位VCCに接続される。他方のトランジスタT2
のゲートには、プリチャージ回路のイコライズ信号(活
性化信号)EQをインバータI1で反転された反転信号
XEQが入力される。
【0070】前記プリチャージ回路のイコライズ信号E
Qは、図6(b)の信号波形に示すように、ビット線対
のプリチャージ動作期間中(即ち、スタンバイ時)には
“H”レベル(電源の電位VCC)となり、それ以外の
動作時は“L”レベル(接地電位VSS)となる。ここ
で、「動作時」及び「スタンバイ時」は1つのメモリセ
ルブロックについての表現であり、自己のメモリセルブ
ロック内の何れかのワード線が選択されている時をい
い、スタンバイ時とは自己のメモリセルブロックにおい
て全てのワード線が選択されていない時をいう。
【0071】以上の構成から、トランジスタT1は常時
オン状態にあり、一方、トランジスタT2は、イコライ
ズ信号EQが“L”レベルのとき、即ち動作時にだけオ
ン状態となる。
【0072】以上の構成により、スタンバイ時には、ト
ランジスタT2のOFFにより、共通電源線VSXと接
地との間のインピーダンスを高く変更するインピーダン
ス変更手段31を構成している。また、この変更手段3
1により、共通電源線VSXと接地との間流れるスタン
バイ電流を制限するようにした電流制限手段32を構成
している。
【0073】したがって、本実施例では以下の作用,効
果を奏する。即ち、従来では、各ワード線(図2のワー
ド線WL11…、以下、本実施例で説明を省略した構成
については図2及び図3に付した符号を用いて説明す
る)は、プルダウントランジスタTWD121を介して
直接接地電位VSSに接続されているため、ビット線B
L1とワード線WL11とのショートがある場合には、
ビット線対のプリチャージ動作期間中(スタンバイ時)
にリーク電流が接地VSSへと流れ、スタンバイ不良の
原因となっていた。
【0074】これに対し、本実施例では、ビット線対の
プリチャージ動作期間中(スタンバイ時)は、トランジ
スタT2がオフ状態となって、トランジスタT1のみが
オン状態となり、その結果、共通電源線VSXと接地V
SS間のインピーダンスが高くなるので、ビット線- ワ
ード線のショートによるスタンバイ電流を抑えることが
できる。
【0075】尚、前記スタンバイ時において、共通電源
線VSXと接地VSS間のインピーダンスが高くなるの
で、その分、ワード線WL11…の電位は高くなるが、
このワード線WL11…の電位は、0〜ビット線のプリ
チャージ電位(1/2・VCC)Vの範囲にあれば、メ
モリセルトランジスタはオフしており、従ってメモリセ
ルからの情報のリークは無い。
【0076】一方、何れかのワード線(例えばWL1
1)が選択されて、対応するビット線対がセンスアンプ
によって増幅されている期間(動作時)は、前記トラン
ジスタT2もオン状態になるので、共通電源線VSXと
接地VSS間のインピーダンスが低値となって、選択さ
れていないワード線(非選択ワード線)がほぼ接地電位
となり、対応するメモリセルのトランジスタが確実にオ
フ状態となる。
【0077】更に、本実施例では、各センスアンプブロ
ック内のプリチャージ回路のイコライズ信号EQと信号
反転用のインバータI1とにより、トランジスタT2の
制御を行うので、新たに制御信号用の回路を追加する必
要がなく、DRAMのチップ面積の増大を防止できる。
【0078】 (実施例の変形例) 前記第の実施例では、プリチャージ回路のイコライズ
信号EQを用い、この信号EQを反転した信号XEQで
トランジスタT2を制御したが、本変形例では、この反
転信号EQの代わりに、図6(c)示すセンスアンプの
共通ソース線SPの電位VSPをそのまま前記図6
(a)のトランジスタT2のゲートに入力して、このト
ランジスタT2を制御する。その構成は前記トランジス
タT2を制御する信号が異なるのみであり、それ以外は
図6(a)の構成と同一である。
【0079】本変形例では、前記第の実施例と同様の
効果を有することは勿論のこと、これに加えて、次のよ
うな効果が新たに生まれる。
【0080】センスアンプの共通ソース線SPの電位V
SPは、前記図14に示すように、プリチャージ回路の
イコライズ信号EQの立ち上がりを受けて“H”レベル
(例えば電源電位VCC)から基準電位VSA(例えば
ビット線のプリチャージ基準電位1/2・VCC)に変
化して、各センスアンプ回路は非活性な状態となり、そ
の後、前記プリチャージ回路のイコライズ信号EQの立
ち下がりを受けて前記基準電位VSAから前記“H”レ
ベル(VCC)に変化して、各センスアンプ回路が活性
な状態となる。(以下、この信号をセンスアンプ活性化
信号SPAと記す。)ここで、非選択ワード線を低イン
ピーダンスで接地電位に接続し始めるタイミングは、厳
密に見ると、ビット線が振幅変化シ始めるタイミング、
つまりセンスアンプが動作を開始するタイミングであっ
て、それまでは非選択ワード線を低インピーダンスで接
地電位に接続する必要がない。従って、前記第の実施
例では、プリチャージ回路のイコライズ信号EQの反転
信号XEQでインピーダンスの制御を行っていたものと
比較して、本変形例では、前記イコライズ信号EQから
10ns程度経過後に変化するセンスアンプ活性化信号
SPAを用いるので、前記非選択ワード線が低インピー
ダンスになっている期間が短くて済み、ビット線とワー
ド線との間に流れる電流が大きく流れる期間を更に短く
することが可能である。
【0081】 (実施例) 以下、本発明の第の実施例を説明する。
【0082】図7(a)は本発明の第の実施例の半導
体記憶装置を示す回路図である。
【0083】各ワード線駆動回路WD11、WD12…
のプルダウントランジスタTWD121…の各ソースS
1、S2…を共に共通電源線VSXに接続した点は、図
6(a)に示した第の実施例と同じである。
【0084】図7(a)の第の実施例の半導体記憶装
置が図6(a)の第の実施例と相異する点は、接地V
SSと共通電源線VSXとの間に、Nチャンネルトラン
ジスタT3を設け、前記トランジスタT3のゲートに、
センスアンプのPチャンネルトランジスタの共通ソース
線SPの電位VSP(以下、この信号をPセンスアンプ
制御信号と記す)を入力した点である。
【0085】前記Pセンスアンプ制御信号VSPは、図
7(b)に示すように、各ビット線対のプリチャージ動
作期間中(スタンバイ時)は基準電位VSA(例えば、
各ビット線対のプリチャージ基準電位1/2・VCC)
となり、ビット線対が前記センスアンプによって増幅さ
れている期間は“H”レベル(例えば、電源の電位VC
C)となるものである。以上の構成により、インピーダ
ンス変更手段31´を構成している。
【0086】したがって、本実施例によれば、各ビット
線対のプリチャージ動作期間中(スタンバイ時)は、ト
ランジスタT3は、そのゲート電位が前記基準電位VS
A(1/2・VCC)であるので、高インピーダンスな
状態となって、共通電源線VSXと接地VSSとの間の
インピーダンスが高インピーダンスとなり、ビット線-
ワード線間のショートによるスタンバイ電流を少なく抑
えることができると共に、ビット線対が前記センスアン
プによって増幅されている期間(動作時)は、トランジ
スタT3のゲート電位が“H”レベル(VCC)となる
ので、前記トランジスタT3は低インピーダンスな状態
となって、共通電源線VSXと接地VSSとの間のイン
ピーダンスが低値となり、非選択ワード線を接地VSS
に低インピーダンスで接地できる。
【0087】更に、本実施例でも、センスアンプのPチ
ャンンネルトランジスタの共通ソース線SPの電位VS
Pにより、トランジスタT3の制御を行うので、新たに
制御信号用の回路を追加する必要がなく、DRAMのチ
ップ面積の増大を防止することができる。
【0088】 (実施例) 以下、本発明の第の実施例を説明する。
【0089】図8(a)は本発明の第の実施例の半導
体記憶装置を示す回路図である。
【0090】各ワード線駆動回路WD11、WD12…
のソースS1、S2…を各メモリセルブロックで共通に
共通電源線VSXに接続している点は前記図6(a)の
の実施例と同じである。
【0091】本実施例の半導体記憶装置が図6の第
実施例と相違する点は、共通電源線VSXをセンスアン
プの共通ソース線SNの電位VSN(以下、Nセンスア
ンプ制御信号と記す)に接続した点である。
【0092】前記Nセンスアンプ制御信号VSNは、図
8(b)に示すように、各ビット線対のプリチャージ動
作期間中(スタンバイ時)は、基準電位VSA(例え
ば、各ビット線対のプリチャージ基準電位1/2・VC
C)となり、ビット線対がセンスアンプによって増幅さ
れている期間(動作時)は“L”レベル(例えば、電源
電位VSS)となるものである。
【0093】以上の構成により、各ビット線対のプリチ
ャージ動作期間中(スタンバイ時)、即ちワード線WL
11、WL12…が、オン状態のプルダウントランジス
タTWD121…を介して共通電源線VSXに接続され
る際には、共通電源線VSXの電位を基準電位VSA
(1/2・VCC)として、ビット線対のプリチャージ
電位(1/2・VCC)と同電位にする電位変更手段5
1を構成している。この電位変更手段により、ショート
したビット線- ワード線間の電位差を小さく、好しくは
零値にしてスタンバイ電流を制限するようにした電流制
限手段32´を構成している。
【0094】したがって、本実施例では、ビット線対の
プリチャージ動作期間中(スタンバイ時)には、各ワー
ド線選択信号線WS11、WS12…がLレベルに変化
して各ワード線駆動回路のプルダウントランジスタTW
D121…がオン状態となるので、各ワード線WL1
1、WL12…は共通電源線VSXに接続される。この
とき、共通電源線VSXの電位は、基準電位VSA(1
/2・VCC)にあって、ワード線にショートしている
ビット線と同電位であるので、ビット線- ワード線間の
ショートによるスタンバイ電流を抑えることができる。
【0095】一方、センスアンプ動作期間中(動作時)
では、共通電源線VSXは接地電位VSSとなるので、
非選択ワード線を低インピーダンスで接地電位VSSに
プルダウンすることができる。
【0096】更に、本発明では、各センスアンプブロッ
クのセンスアンプの共通ソース線をそのまま共通電源線
VSXに接続するので、新たに制御信号用の回路を追加
する必要がなく、DRAMのチップ面積の増大を防止で
きる。
【0097】 (実施例) 以下、本発明の第の実施例を説明する。
【0098】図9(a)は本発明の第の実施例の半導
体記憶装置を示す回路図である。
【0099】各ワード線駆動回路WD11、WD12…
のソースS1、S2…を各メモリセルブロックで共通し
て共通電源線VSXに接続した点は、前記図6(a)の
の実施例と同じである。
【0100】本実施例の半導体記憶装置が、図6の第
の実施例と相違する点は、図9(a)に示すように、共
通電源線VSXと接地VSSとの間に、N型MOSトラ
ンジスタT4を配置すると共に、直列接続されたN型M
OSトランジスタT5及びP型MOSトランジスタT6
より成る制御回路61を設ける。この直列接続されたn
型MOSトランジスタT5及びP型MOSトランジスタ
T6を前記トランジスタT4と並列に接続する。前記ト
ランジスタT5、T6のドレインは前記トランジスタT
4のゲートに接続されると共に、トランジスタT5のソ
ースは共通電源線VSXに接続され、トランジスタT6
のソースは電源VCCに接続される。更に、直列接続さ
れた両トランジスタT5、T6は、同図(b)に示すプ
リチャージ回路の活性化信号(イコライズ信号)EQで
制御される。従って、制御回路61では、ビット線のプ
リチャージd動作期間中(スタンバイ時)には、トラン
ジスタT5がオン状態となって共通電源線VSXの電位
をトランジスタT4のゲートに供給し、動作時には、ト
ランジスタT6がオン状態となって電源電位VCCをト
ランジスタT4のゲートに供給する。トランジスタT4
は所定のしきい値電圧VT4を有している。
【0101】前記の構成により、イコライズ信号EQが
“H”レベル(電源電位VCC)のとき(スタンバイ
時)に、共通電源線VSXがトランジスタT4のしきい
値電圧VT4よりも大きくなれば、トランジスタT4が
オン状態となって、共通電源線VSXからトランジスタ
T4を経て接地VSSに電流が流れることにより、共通
電源線VSXの電位をトランジスタT4のしきい値電圧
VT4に制限するようにしたクランプ回路60を構成し
ている。このクランプ回路60により、共通電源線VS
Xの電位を変更する電位変更手段51´を構成してい
る。
【0102】いま、ビット線のプリチャージ動作期間中
(スタンバイ時)では、各ワード線駆動回路WD11、
WD12…のプルダウントランジスタTWD121、…
がオン状態となって、各ワード線WL11、WL12…
は共通電源線VSXに接続される。この際、制御回路6
1のトランジスタT5がオン状態となって、トランジス
タT4のゲートに共通電源線VSXの電位が加わるの
で、共通電源線VSXの電位はトランジスタT4のしき
い値電圧VT4にクランプされる。その結果、ビット線
とワード線とのショートがあっても、このショートした
ビット線- ワード線を経て接地に流れるスタンバイ電流
を抑えることができる。
【0103】一方、動作時であるワード線選択動作時に
は、各非選択ワード線駆動回路のプルダウントランジス
タはオン状態であり、各非選択ワード線は共通の電源線
VSXに接続される。このとき、制御回路61では、N
型MOSトランジスタT5がオフし、P型MOSトラン
ジスタT6がオンするので、N型MOSトランジスタT
4のゲートは、トランジスタT6を介して電源電位VC
Cに繋がれる。その結果、N型MOSトランジスタT4
は常時ON状態となって、低インピーダダンスな状態と
なるので、共通電源線VSXと接地VSSとの間のイン
ピーダダンスが低値となって、非選択ワード線を低イン
ピーダンスで接地できる。
【0104】 (実施例) 以下、本発明の第の実施例を説明する。
【0105】図10は本発明の第の実施例の半導体記
憶装置を示す回路図である。
【0106】同図において、WL11、WL12は各々
ワード線、WD11、WD12は各々ワード線駆動回
路、IWD11、IWD12は各々インバータ回路(論
理回路)である。前記各ワード線駆動回路及びインバー
タ回路は同一構成であるので、以下、ワード線駆動回路
WD11及びインバータ回路IWD11について内部構
成を説明する。
【0107】ワード線WL11は、ワード線駆動回路W
D11のN型トランジスタTWD111を介してワード
線信号W11に接続されると共に、ワード線駆動回路W
D11のN型プルダウントランジスタTWD121を介
して接地VSSに接続される。トランジスタTWD11
1のゲート電極には、ワード線選択信号WS11がその
まま入力される。このワード線選択信号WS11は、自
己のワード線の選択要求時には“H”レベルとなり、自
己のワード線の選択が要求されない時には“L”レベル
となる。
【0108】前記インバータ回路IWD11は、プルダ
ウントランジスタTWD121を制御する制御回路であ
って、直列接続されたP型トランジスタITp及びN型
トランジスタITnとから成る。前記インバータ回路I
WD11の電源は、センスアンプのPチャンネルトラン
ジスタ用の共通ソース線SPの電位VSPであって、こ
の共通ソース線SPがP型トランジスタITpのソース
に接続される。前記センスアンプ路の共通ソース線SP
の電位VSPは、図7(b)に示すように、プリチャー
ジ動作期間中(全てのワード線が選択されない状態にあ
るスタンバイ時)には中間電位VSA(例えば1/2・
VCC)になり、何れかのワード線の選択動作時には電
源電位VCCとなる。N型トランジスタITnのソース
は接地VSSに接続される。両トランジスタITp、I
Tnは、そのドレインにプルダウントランジスタTWD
121のゲートが接続され、そのゲートにワード線選択
信号WS11が入力される。
【0109】従って、インバータ回路IWD11は、自
己のワード線が選択された動作時,即ち自己のワード線
選択信号WS11が“H”レベルの場合には、N型トラ
ンジスタITnがオン状態となって、接地電位VSSを
N型プルダウントランジスタTWD121のゲートに出
力する一方、自己のワード線の非選択状態,即ちワード
線選択信号WS11が“L”レベルの場合には、P型ト
ランジスタITpがオン状態となって、センスアンプの
共通ソース線SPの電位VSPをプルダウントランジス
タTWD121のゲートに出力する。
【0110】したがって、自己のワード線が選択された
動作時には、プルダウントランジスタTWD121が完
全オフして、ワード線WL11と接地VSS間が完全に
カットオフされると共に、トランジスタTWD111が
オンして、ワード線信号W11がワード線WL11に出
力される。
【0111】一方、自己のワード線が選択されない状態
では、トランジスタTWD111がオフすると共に、セ
ンスアンプの共通ソース線SPの電位VSPがプルダウ
ントランジスタTWD121のゲートに出力される。こ
こに、他のワード線が選択されている動作時では、前記
センスアンプの共通ソース線SPの電位VSPは、電源
電位VCCとなるので、N型プルダウントランジスタT
WD121が完全オンして、自己のワード線WL11が
確実に接地電位VSSになる一方、他のワード線も選択
されていないスタンバイ時には、前記センスアンプの共
通ソース線SPの電位VSPは、中間電位VSA(1/
2・VCC)となって、N型プルダウントランジスタT
WD121は高インピーダンスな状態となるので、この
プルダウントランジスタTWD121から接地VSSに
流れるスタンバイ電流を制限できる。
【0112】よって、スタンバイ時と、自己以外の他の
ワード線が選択された動作時とで、ワード線と接地電位
VSSとの間のインピーダンスをセンスアンプの共通ソ
ース線SPの電位VSPにより変化させることができ
て、プリチャージ動作期間中(スタンバイ時)は、ワー
ド線を高インピーダンスで接地して、スタンバイ電流を
少なく制限できると共に、他のワード線が選択された動
作時には、自己のワード線を低インピーダンスで接地す
ることができるので、本発明の前記第の実施例と同じ
効果が得られる。
【0113】尚、本発明の第の実施例は、信号反転用
のインバータ回路IWD11だけでなく、その他、NA
ND回路やNOR回路等の論理回路を備える場合には、
これ等にも同様に適用できるのは勿論である。
【0114】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1ないし請
求項3記載の発明の半導体記憶装置によれば、プリチャ
ージ電源線を列選択信号線と同数設けて、ワード線- ビ
ット線間のショートによる冗長置換単位を、1本の列選
択信号線に対応する複数対のビット線を単位としたの
で、ビット不良があった場合の置換単位と一致して、従
来のように1つのメモリセルブロックの全体を冗長置換
する場合に比して、冗長置換の単位を小面積に制限し
て、チップ面積の拡大を招かずにスタンバイ電流を低減
でき、従って、バッテリ駆動可能な半導体記憶装置には
極めて有効である。
【0115】特に、請求項2記載の発明の半導体記憶装
置では、各切断手段を、配置空間的に余裕のあるセルア
レーの側方の周辺回路に配置したので、その配置が容易
である。
【0116】更に、請求項3記載の発明の半導体記憶装
置では、小さいヒューズ素子で切断手段を構成したの
で、半導体記憶装置の小型化に有利である。
【0117】また、請求項ないし請求項及び請求項
14ないし請求項16記載の発明の半導体記憶装置で
は、ワード線と接地との間のインピーダンスを、スタン
バイ時(ビット線対のプリチャージ動作期間中)には高
い値に調整したので、欠陥ビット線からワード線を経て
接地に流れるスタンバイ電流を低減できる。
【0118】特に、請求項ないし請求項並びに請求
15及び請求項16記載の発明では、既存の信号を使
用してワード線と接地との間のインピーダンスをスタン
バイ時と動作時とで変更するので、新たに制御信号用の
回路を付加する必要がなく、回路構成を簡易にしつつス
タンバイ電流を低減できる。
【0119】更に、請求項ないし請求項13記載の発
明の半導体記憶装置では、スタンバイ時(ビット線のプ
リチャージ動作期間中)には、ワード線の電位を動作時
よりも高めて、ビット線とワード線との電位差を小さく
したので、ビット線からワード線を経て接地に流れるス
タンバイ電流を有効に低減できる。
【0120】特に、請求項10及び請求項13記載の発
明では、既存の信号を使用してワード線とビット線との
電位差をスタンバイ時に小さくするので、新たに制御信
号用の回路を付加する必要がなく、回路構成を簡易にし
つつスタンバイ電流を低減できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例の半導体記憶装置の全体
構成を示す図である。
【図2】本発明の第1の実施例の半導体記憶装置の要部
の具体的構成を示す図である。
【図3】本発明の第1の実施例のメモリセルアレイの概
略的構成を示す図である。
【図4】本発明等の提案例の半導体記憶装置の構成を示
す図である。。
【図5】本発明等の提案例の半導体記憶装置のプリチャ
ージ動作を示す信号波形図である。
【図6】本発明の第の実施例の半導体記憶装置におけ
るワード線駆動回路及びその制御信号を示す回路図であ
る。
【図7】本発明の第の実施例の半導体記憶装置におけ
るワード線駆動回路及びその制御信号を示す回路図であ
る。
【図8】本発明の第の実施例の半導体記憶装置におけ
るワード線駆動回路及びその制御信号を示す回路図であ
る。
【図9】本発明の第の実施例の半導体記憶装置におけ
るワード線駆動回路及びその制御信号を示す回路図であ
る。
【図10】本発明の第の実施例の半導体記憶装置にお
けるワード線駆動回路を示す回路図である。
【図11】従来の半導体記憶装置の全体構成を示す図で
ある。
【図12】従来の半導体記憶装置の要部構成を示す図で
ある。
【図13】従来の半導体記憶装置の他の要部構成を示す
図である。
【図14】従来例のプリチャージ動作を示す信号波形図
である。
【符号の説明】
MB1、MB16 メモリセルブロック SA1、SA16 センスアンプブロック Y1、Yn、Ys 列選択信号線 11a、11n、11s プリチャージ電源線 50a、50n、50s ヒューズ素子(切断手段) 41a プリチャージ回路 BS1 冗長置換単位 MC11 メモリセル BL1、/BL1 ビット線 SP 共通ソース線 SN 共通ソース線 TWD121 プルダウントランジスタ VSX 共通電源線 T2、T3 T4、T5、T6 トランジスタ ITp P型トランジスタ ITn N型トランジスタ IWD11 インバータ回路(論理回
路)(制御回路) 1 セルアレー 2 プリチャージ電位発生回路 (プリチャージ電位供給回路) 28 制御回 1、31´ インピーダンス変更手段 32、32´ 電流制限手段 51、51´ 電位変更手段 60 クランプ回路 61 制御回路 101a センスアンプ
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G11C 11/40 - 11/409

Claims (16)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 多数のワード線及びこれと交差する多数
    対のビット線から成るセルアレーを、前記ワード線が並
    ぶ方向に複数に区画して成る複数のメモリセルブロック
    と、 前記複数のメモリセルブロックの側方でワード線が並ぶ
    側に配置された複数のセンスアンプブロックと、 前記各メモリセルブロック間で共用される複数本の列選
    択信号線と、 前記列選択信号線と平行な方向に配線され、且つ同数設
    けられたプリチャージ電源線と、 前記各プリチャージ電源線に配置された切断手段とを備
    え、 前記各センスアンプブロックは、対応するメモリセルブ
    ロック内の多数対のビット線を各々所定電位にプリチャ
    ージする複数個のプリチャージ回路を有し、 前記各列選択信号線は、各メモリセルブロックの複数対
    のビット線を単位として1本設けられ、且つ各メモリセ
    ルブロック毎に前記単位となった複数対のビット線を同
    時に選択するものであり、 前記各プリチャージ電源線は、対応する列選択信号線に
    より選択可能な複数対のビット線のプリチャージ回路に
    所定電位を供給するものであり、 前記1本の列選択信号線、この列選択信号線に対応する
    各メモリセルブロック内の複数対のビット線及び各セン
    スアンプブロックの複数個のプリチャージ回路、並びに
    1本のプリチャージ電源線を1単位として、ワード線-
    ビット線ショート時の冗長置換単位が構成されているこ
    とを特徴とする半導体記憶装置。
  2. 【請求項2】 各プリチャージ電源線にプリチャージ電
    位を供給するプリチャージ電位供給回路を有し、 各切断手段は、前記プリチャージ電位供給回路と各プリ
    チャージ電源線との接続点近傍に配置されることを特徴
    とする請求項1記載の半導体記憶装置。
  3. 【請求項3】 切断手段はヒューズ素子からなることを
    特徴とする請求項1又は請求項2記載の半導体記憶装
    置。
  4. 【請求項4】 各々がキャパシタ及びトランジスタより
    成る複数個のメモリセルと、 前記複数個のメモリセルのトランジスタを各々制御する
    複数個のワード線と、前記複数個のメモリセルのキャパ
    シタに蓄積された情報が各々読み出される複数対のビッ
    ト線と、 前記複数対のビット線に読み出された情報を各々増幅す
    る複数個のセンスアンプと、 前記複数個のワード線と同数設けられ、対応するワード
    線の非選択時に、この対応するワード線を接地するプル
    ダウントランジスタと、 前記全てのワード線が選択されないスタンバイ時に、前
    記複数対のビット線を所定電位にプリチャージするプリ
    チャージ回路とを備えると共に、 前記スタンバイ時に、各ワード線からプルダウントラン
    ジスタを経て接地に流れる電流を制限する電流制限手段
    を備え、 前記 電流制限手段は、 各プルダウントランジスタのソースが接続された共通電
    源線と、 前記共通電源線を接地する経路に配置され、この経路の
    インピーダンスをスタンバイ時と何れかのワード線が選
    択される動作時とで変更し、スタンバイ時には動作時よ
    りもインピーダンスを高くするインピーダンス変更手段
    とから成ることを特徴とする半導体記憶装置。
  5. 【請求項5】 インピーダンス変更手段は、 共通電源線を接地する経路に配置されたトランジスタを
    備え、 前記トランジスタは、プリチャージ回路の活性化信号に
    基いて制御され、 前記プリチャージ回路の活性化信号は、スタンバイ時と
    動作時とで電位が異なり、 前記トランジスタはスタンバイ時には動作時よりも高イ
    ンピーダンスな状態となること特徴とする請求項記載
    の半導体記憶装置。
  6. 【請求項6】 インピーダンス変更手段は、 共通電源線を接地する経路に配置されたトランジスタを
    備え、 前記トランジスタは、センスアンプの活性化信号により
    制御され、 前記センスアンプの活性化信号は、スタンバイ時と動作
    時とで電位が異なり、 前記トランジスタはスタンバイ時には動作時よりも高イ
    ンピーダンスな状態になること特徴とする請求項記載
    の半導体記憶装置。
  7. 【請求項7】 トランジスタはN型トランジスタであ
    り、 センスアンプの活性化信号は、センスアンプを構成する
    P型トランジスタの共通ソース線の電位であり、 前記P型トランジスタの共通ソース線は、スタンバイ時
    には半導体記憶回路の電源の電位の1/2値の電位とな
    り、動作時には前記電源の電位になることを特徴とする
    請求項記載の半導体記憶装置。
  8. 【請求項8】 各々がキャパシタ及びトランジスタより
    成る複数個のメモリセルと、 前記複数個のメモリセルのトランジスタを各々制御する
    複数個のワード線と、 前記複数個のメモリセルのキャパシタに蓄積された情報
    が各々読み出される複数対のビット線と、 前記複数対のビット線に読み出された情報を各々増幅す
    る複数個のセンスアンプと、 前記複数個のワード線と同数設けられ、対応するワード
    線の非選択時に、この対応するワード線を接地するプル
    ダウントランジスタと、 前記全てのワード線が選択されないスタンバイ時に、前
    記複数対のビット線を所定電位にプリチャージするプリ
    チャージ回路とを備えると共に、 前記スタンバイ時に、各ワード線からプルダウントラン
    ジスタを経て接地に流れる電流を制限する電流制限手段
    を備え、 前記 電流制限手段は、 各プルダウントランジスタのソースが接続された共通電
    源線と、 前記共通電源線の電位をスタンバイ時と何れかのワード
    線が選択される動作時とで変更し、スタンバイ時には動
    作時よりも電位を高くする電位変更手段とから成ること
    を特徴とする半導体記憶装置。
  9. 【請求項9】 電位変更手段は、スタンバイ時には、共
    通電源線の電位を、ビット線のプリチャージ電位に等し
    い電位にすることを特徴とする請求項記載の半導体記
    憶装置。
  10. 【請求項10】 電位変更手段は、 センスアンプを構成するN型トランジスタを駆動する共
    通ソース線であって、 前記共通ソース線は、共通電源線に接続され、且つ、ス
    タンバイ時にはビット線のプリチャージ電位に制御さ
    れ、動作時には接地電位に制御されることを特徴とする
    請求項記載の半導体記憶装置。
  11. 【請求項11】 電位変更手段は、 共通電源線の電位を、スタンバイ時には動作時よりも高
    くクランプするクランプ回路より成ることを特徴とする
    請求項記載の半導体記憶装置。
  12. 【請求項12】 クランプ回路は、 共通電源線と接地との間に配置され、所定の閾値電圧を
    有するN型トランジスタと、 前記トランジスタのゲート電極に、スタンバイ時には前
    記共通電源線の電位を供給し、動作時に半導体記憶回路
    の電源の電位を供給する制御回路とから成ることを特徴
    とする請求項11記載の半導体記憶装置。
  13. 【請求項13】 制御回路は、 直列接続されたN型トランジスタ及びP型トランジスタ
    を備え、 前記N型トランジスタのソースは共通電源線に、前記P
    型トランジスタのソースは半導体記憶回路の電源に各々
    接続され、 前記両トランジスタのドレインは共通して、所定の閾値
    電圧を有するN型トランジスタのゲートに接続され、 前記両トランジスタのゲートには、共通して、プリチャ
    ージ回路の活性化信号が供給され、 前記活性化信号は、スタンバイ時には半導体記憶回路の
    電源の電位になり、動作時には接地電位になり、 共通電源線の電位をスタンバイ時には前記制御回路に並
    列接続されたN型トランジスタの所定の閾値電圧にクラ
    ンプすることを特徴とする請求項12記載の半導体記憶
    装置。
  14. 【請求項14】 インピーダンス変更手段は、 プルダウントランジスタと、 前記プルダウントランジスタを制御する制御回路とから
    成り、 前記制御回路は、前記プルダウントランジスタを、対応
    するワード線の選択要求時にはカットオフし、他のワー
    ド線の選択要求時には低インピーダンスな状態に制御
    し、スタンバイ時には高インピーダンスな状態に制御す
    るものであることを特徴とする請求項記載の半導体記
    憶装置。
  15. 【請求項15】 プルダウントランジスタはN型トラン
    ジスタより成り、 制御回路は論理回路より成り、 前記論理回路には、対応するワード線の選択を要求する
    ワード線選択信号が入力されると共に、電源として、セ
    ンスアンプを構成するP型トランジスタの共通ソース線
    が接続され、 前記センスアンプの共通ソース線は、何れかのワード線
    が選択される動作時には高電位に、スタンバイ時には低
    電位に制御され、 前記論理回路は、前記プルダウントランジスタのゲート
    電極に、前記ワード線選択信号の入力時には接地電位
    を、前記ワード線選択信号の非入力時には前記センスア
    ンプの共通ソース線の電位を各々供給するものであるこ
    とを特徴とする請求項14記載の半導体記憶装置。
  16. 【請求項16】 論理回路はインバータ回路より成り、 前記インバータ回路は、 直列接続されたP型トランジスタ及びN型トランジスタ
    より成り、 前記P型トランジスタのソース電極にはセンスアンプの
    共通ソース線が接続され、 前記N型トランジスタのソース電極には半導体記憶回路
    の電源が接続され、 前記両トランジスタのゲート電極にはワード線選択信号
    が入力され、 前記両トランジスタのドレインが共通してプルダウント
    ランジスタのゲート電極に接続されることを特徴とする
    請求項15記載の半導体記憶装置。
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