JP2982043B2 - 開口枠材 - Google Patents
開口枠材Info
- Publication number
- JP2982043B2 JP2982043B2 JP6340679A JP34067994A JP2982043B2 JP 2982043 B2 JP2982043 B2 JP 2982043B2 JP 6340679 A JP6340679 A JP 6340679A JP 34067994 A JP34067994 A JP 34067994A JP 2982043 B2 JP2982043 B2 JP 2982043B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- opening frame
- frame material
- door stop
- ridge
- opening
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
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- Door And Window Frames Mounted To Openings (AREA)
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、建物の開口部に開口枠
材を固定するための固定ビスの打ち込み位置を示す手段
を持つ開口枠材に関する。
材を固定するための固定ビスの打ち込み位置を示す手段
を持つ開口枠材に関する。
【０００２】
【従来技術およびその問題点】ドア枠等の開口枠材１
は、建築物の開口部構造材７に固定ビス５等で取り付け
られて、固定されている。近年、合成樹脂押出し成型に
より作られる、図４のような戸当たり本体部６Ａと戸当
たり嵌合部６Ｂが２本の足のような形状の戸当たり６が
提供されている。該戸当たり６は開口枠材１内面に長手
方向に設けられる２本の溝２，２を有する開口枠材１に
戸当たり嵌合部を該溝２，２に嵌入して用いられる。
は、建築物の開口部構造材７に固定ビス５等で取り付け
られて、固定されている。近年、合成樹脂押出し成型に
より作られる、図４のような戸当たり本体部６Ａと戸当
たり嵌合部６Ｂが２本の足のような形状の戸当たり６が
提供されている。該戸当たり６は開口枠材１内面に長手
方向に設けられる２本の溝２，２を有する開口枠材１に
戸当たり嵌合部を該溝２，２に嵌入して用いられる。
【０００３】また、開口枠材１の開口部への取り付けは
該開口枠材１の２本の溝２，２に挟まれた凸条３に固定
ビス５を打ち込み開口部構造材７に取り付けられる。し
かし、凸条３の幅は狭いため、固定ビス５を凸条３のほ
ぼ中央でかつ凸条３に垂直に打ち込むことは難しく、中
央よりずれて固定ビス５を打ち込んでしまったり、さら
に、固定ビス５が凸条３に対して垂直でなく一方の溝方
向に斜めに打ち込まれると、凸条３の端部（角部）付近
から長手方向にひびや割れが入り、その影響で溝２が狭
くなって戸当たり嵌合部６Ｂが溝２に入らず、戸当たり
６が開口枠材１にはめ込めなくなる、固定ビス５の保持
力が発揮できないといった問題が生じた。
該開口枠材１の２本の溝２，２に挟まれた凸条３に固定
ビス５を打ち込み開口部構造材７に取り付けられる。し
かし、凸条３の幅は狭いため、固定ビス５を凸条３のほ
ぼ中央でかつ凸条３に垂直に打ち込むことは難しく、中
央よりずれて固定ビス５を打ち込んでしまったり、さら
に、固定ビス５が凸条３に対して垂直でなく一方の溝方
向に斜めに打ち込まれると、凸条３の端部（角部）付近
から長手方向にひびや割れが入り、その影響で溝２が狭
くなって戸当たり嵌合部６Ｂが溝２に入らず、戸当たり
６が開口枠材１にはめ込めなくなる、固定ビス５の保持
力が発揮できないといった問題が生じた。
【０００４】
【問題点を解決するための手段】以上の問題点を解決す
るために、本発明の発明者は、開口枠材１内面に戸当た
り６をはめ込むために長手方向に設けられる２本の溝２
と該溝２に挟まれた長手方向の凸条３上の幅方向中央に
断面Ｖ字形の凹所４が刻設された開口枠材１を発明した
ものである。
るために、本発明の発明者は、開口枠材１内面に戸当た
り６をはめ込むために長手方向に設けられる２本の溝２
と該溝２に挟まれた長手方向の凸条３上の幅方向中央に
断面Ｖ字形の凹所４が刻設された開口枠材１を発明した
ものである。
【０００５】
【構成】本発明は、開口部内面の２本の溝２に挟まれた
凸条３に固定ビス５を打ち込む位置を示す断面Ｖ字形の
凹所４を刻設するとともに、固定ビス５を間違った位置
に打つことによって凸条３に割れ・欠け等が生じること
を防止し、開口部への開口枠材１の確実な固定を目的と
するものである。
凸条３に固定ビス５を打ち込む位置を示す断面Ｖ字形の
凹所４を刻設するとともに、固定ビス５を間違った位置
に打つことによって凸条３に割れ・欠け等が生じること
を防止し、開口部への開口枠材１の確実な固定を目的と
するものである。
【０００６】以下、図面に基いて説明する。図１は本発
明開口枠材１の一実施例の斜視断面図であり、開口枠材
１内面に戸当たり本体部６Ａと２本の足を持つ戸当たり
嵌合部６Ｂからなる戸当たり６の該戸当たり嵌合部６Ｂ
がはめ込まれる２本の溝２が平行に開口枠材１長手方向
に形成されており、その２本の溝２に挟まれた部分に凸
条３が形成されている。凸条３の幅方向中央には開口枠
材１を開口部に固定するための固定ビス５の打ち込み位
置を示す断面Ｖ字形の凹所４が刻設されている。
明開口枠材１の一実施例の斜視断面図であり、開口枠材
１内面に戸当たり本体部６Ａと２本の足を持つ戸当たり
嵌合部６Ｂからなる戸当たり６の該戸当たり嵌合部６Ｂ
がはめ込まれる２本の溝２が平行に開口枠材１長手方向
に形成されており、その２本の溝２に挟まれた部分に凸
条３が形成されている。凸条３の幅方向中央には開口枠
材１を開口部に固定するための固定ビス５の打ち込み位
置を示す断面Ｖ字形の凹所４が刻設されている。
【０００７】開口枠材１は無垢材、木質繊維板、パーテ
ィクルボード、ＬＶＬ等の木質系材料、塩化ビニール等
の合成樹脂材料などで構成され、開口枠材１の表全面に
は、開口枠材１と組み合わされて使用されるドアの色に
合わせて化粧紙や化粧合成樹脂シート等の化粧材が貼着
されるなどして任意に化粧を施してもよい。開口枠材１
の断面形状は、図３のようにケーシング枠の形状である
四辺形両側面の長手方向にケーシングが挿入されるため
のコ字形の溝が切り欠かれている形状であっても図１の
ような固定枠に用いられる四辺形あるいは四辺形の上部
角部が面取りされたタイプでも良く、上面の角部は曲面
にして装飾感を出してもよい。
ィクルボード、ＬＶＬ等の木質系材料、塩化ビニール等
の合成樹脂材料などで構成され、開口枠材１の表全面に
は、開口枠材１と組み合わされて使用されるドアの色に
合わせて化粧紙や化粧合成樹脂シート等の化粧材が貼着
されるなどして任意に化粧を施してもよい。開口枠材１
の断面形状は、図３のようにケーシング枠の形状である
四辺形両側面の長手方向にケーシングが挿入されるため
のコ字形の溝が切り欠かれている形状であっても図１の
ような固定枠に用いられる四辺形あるいは四辺形の上部
角部が面取りされたタイプでも良く、上面の角部は曲面
にして装飾感を出してもよい。
【０００８】２は溝であって、戸当たり本体部６Ａと２
本の足を持つ戸当たり嵌合部６Ｂとからなる戸当たり６
の該戸当たり嵌合部６Ｂが嵌入され、戸当たり６が保持
固定されるものである。該溝２の深さ、幅、間隔等の寸
法は、戸当たり嵌合部６Ｂの寸法に適合するように２本
の溝２が、平行に長手方向に長く開口枠材１表面に形成
されるものである。戸当たり６の取り付けにおいては、
この溝２に接着剤を塗布し戸当たり嵌合部６Ｂをはめ込
んで、溝２に保持されることとなり、開口枠材１に戸当
たり６が固定されるものである。
本の足を持つ戸当たり嵌合部６Ｂとからなる戸当たり６
の該戸当たり嵌合部６Ｂが嵌入され、戸当たり６が保持
固定されるものである。該溝２の深さ、幅、間隔等の寸
法は、戸当たり嵌合部６Ｂの寸法に適合するように２本
の溝２が、平行に長手方向に長く開口枠材１表面に形成
されるものである。戸当たり６の取り付けにおいては、
この溝２に接着剤を塗布し戸当たり嵌合部６Ｂをはめ込
んで、溝２に保持されることとなり、開口枠材１に戸当
たり６が固定されるものである。
【０００９】凸条３は開口枠材１表面の溝２と溝２の間
に形成されるものであり、その幅は戸当たり嵌合部６Ｂ
の２本の脚の間隔に対応しており、凸条３の幅方向中央
に固定ビスの打ち込みを示す断面Ｖ字形の凹所４が設け
られる。この断面Ｖ字形の凹所４は図１のように凸条の
幅方向中央に長手方向に長い溝として設けられる。ま
た、図３のように固定ビス５の個々の打ち込み位置に連
続することなく断面Ｖ字形の凹所４を設けることもでき
る。
に形成されるものであり、その幅は戸当たり嵌合部６Ｂ
の２本の脚の間隔に対応しており、凸条３の幅方向中央
に固定ビスの打ち込みを示す断面Ｖ字形の凹所４が設け
られる。この断面Ｖ字形の凹所４は図１のように凸条の
幅方向中央に長手方向に長い溝として設けられる。ま
た、図３のように固定ビス５の個々の打ち込み位置に連
続することなく断面Ｖ字形の凹所４を設けることもでき
る。
【００１０】溝２を設ける場合は少なくとも溝２が目印
として分かるほどであれば良く、その幅・深さは任意で
変更が可能である。凹所４は打ち込み位置を正確に示す
ためにその断面を上部が開口するようにＶ字形とする。
連続することなく凹所４を設ける場合は、固定ビス５を
打ち込む位置に任意の大きさの穴を穿設するものであ
る。穴を設ける場合、少なくとも穴が目印としてわかる
ほどであれば良く、その幅・深さは任意で変更が可能で
ある。穴は平面から見て丸穴、角穴、三角穴のいずれで
も良く、また打ち込み位置を正確に示すためその断面を
上部が開口するようにＶ字形とする。
として分かるほどであれば良く、その幅・深さは任意で
変更が可能である。凹所４は打ち込み位置を正確に示す
ためにその断面を上部が開口するようにＶ字形とする。
連続することなく凹所４を設ける場合は、固定ビス５を
打ち込む位置に任意の大きさの穴を穿設するものであ
る。穴を設ける場合、少なくとも穴が目印としてわかる
ほどであれば良く、その幅・深さは任意で変更が可能で
ある。穴は平面から見て丸穴、角穴、三角穴のいずれで
も良く、また打ち込み位置を正確に示すためその断面を
上部が開口するようにＶ字形とする。
【００１１】こうして固定ビス５の打ち込み位置が凸条
３の幅方向中央であることを知らしめることができるた
め、図２のように固定ビス５を凸条３の中央に垂直に打
ち込むことができ、固定ビス５を凸条３の端部（角部）
に打ってしまって端部（角部）を破損することを防止で
きる。長手方向に続く溝２のものは、凸条３の幅方向中
央の任意位置に固定ビス５が打ち込まれ、また連続する
ことなく断面Ｖ字形の凹所４を設けることにより、固定
ビス５の個々の打ち込み位置を指定することができる。
３の幅方向中央であることを知らしめることができるた
め、図２のように固定ビス５を凸条３の中央に垂直に打
ち込むことができ、固定ビス５を凸条３の端部（角部）
に打ってしまって端部（角部）を破損することを防止で
きる。長手方向に続く溝２のものは、凸条３の幅方向中
央の任意位置に固定ビス５が打ち込まれ、また連続する
ことなく断面Ｖ字形の凹所４を設けることにより、固定
ビス５の個々の打ち込み位置を指定することができる。
【００１２】
【効果】開口枠材内面に設けられる２本の溝に挟まれた
凸条の幅方向中央に固定ビスを打ち込む個所を示す凹所
があるため、建築物の開口部に開口枠材を取り付ける際
に、固定ビスを凸条の中央部に打ち込むことができ、凸
条の端部（角部）に打ち込むことによって生じる凸条の
割れ・欠けや、それに伴う戸当たりが溝にはまらなくな
り、開口枠材に戸当たりがはめ込み固定できなくなるこ
とを防止することができる。
凸条の幅方向中央に固定ビスを打ち込む個所を示す凹所
があるため、建築物の開口部に開口枠材を取り付ける際
に、固定ビスを凸条の中央部に打ち込むことができ、凸
条の端部（角部）に打ち込むことによって生じる凸条の
割れ・欠けや、それに伴う戸当たりが溝にはまらなくな
り、開口枠材に戸当たりがはめ込み固定できなくなるこ
とを防止することができる。
【００１３】凸条の中央に固定ビスを確実に打ち込むこ
とができるので、固定ビスが斜めに曲がって打たれるの
を防止して、開口部表面に対して固定ビスを垂直に打ち
込むことができ、開口部構造材への開口枠材のより確実
な取り付け固定が可能となる。
とができるので、固定ビスが斜めに曲がって打たれるの
を防止して、開口部表面に対して固定ビスを垂直に打ち
込むことができ、開口部構造材への開口枠材のより確実
な取り付け固定が可能となる。
【図１】 本発明開口枠材の一実施例を示す斜視断面
図。
図。
【図２】 本発明開口枠材の一実施例を開口部構造材に
取り付け、該開口枠材に戸当たりを取り付けた状態を示
す断面図。
取り付け、該開口枠材に戸当たりを取り付けた状態を示
す断面図。
【図３】 本発明開口枠材の他の実施例を示す斜視断面
図。
図。
【図４】 本発明開口枠材に取り付けられる戸当たりの
一例を示す断面図。
一例を示す断面図。
１：開口枠材、２：溝、３：凸条、４：凹所、５：固定
ビス、６：戸当たり、６Ａ：戸当たり本体部、６Ｂ：戸
当たり嵌合部、７：開口部構造材。
ビス、６：戸当たり、６Ａ：戸当たり本体部、６Ｂ：戸
当たり嵌合部、７：開口部構造材。
Claims (4)
- 【請求項１】 開口枠材内面に戸当たりをはめ込むため
に長手方向に設けられる２本の溝と該溝に挟まれた長手
方向の凸条上の幅方向中央に断面Ｖ字形の凹所が刻設さ
れた開口枠材。 - 【請求項２】 凹所が開口枠材の長手方向に続く溝であ
る請求項１記載の開口枠材。 - 【請求項３】 凹所が開口枠材の長手方向に固定ビスの
個々の打ち込み位置に連続することなく設けられる請求
項１記載の開口枠材。 - 【請求項４】 凹所の深さを２本の溝の深さよりも浅く
する請求項１〜３記載の開口枠材。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6340679A JP2982043B2 (ja) | 1994-12-21 | 1994-12-21 | 開口枠材 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6340679A JP2982043B2 (ja) | 1994-12-21 | 1994-12-21 | 開口枠材 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08177320A JPH08177320A (ja) | 1996-07-09 |
| JP2982043B2 true JP2982043B2 (ja) | 1999-11-22 |
Family
ID=18339279
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6340679A Expired - Fee Related JP2982043B2 (ja) | 1994-12-21 | 1994-12-21 | 開口枠材 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2982043B2 (ja) |
-
1994
- 1994-12-21 JP JP6340679A patent/JP2982043B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH08177320A (ja) | 1996-07-09 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
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Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090924 Year of fee payment: 10 |
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| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110924 Year of fee payment: 12 |
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Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110924 Year of fee payment: 12 |
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