JPH069169Y2 - 家具、室内建材用等の芯材 - Google Patents

家具、室内建材用等の芯材

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JPH069169Y2
JPH069169Y2 JP1987178134U JP17813487U JPH069169Y2 JP H069169 Y2 JPH069169 Y2 JP H069169Y2 JP 1987178134 U JP1987178134 U JP 1987178134U JP 17813487 U JP17813487 U JP 17813487U JP H069169 Y2 JPH069169 Y2 JP H069169Y2
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JP
Japan
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furniture
plywood
medium
materials
interior
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Application number
JP1987178134U
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JPH0182213U (ja
Inventor
荘太郎 津田
Original Assignee
ファンシープロダクツ株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、家具や室内建材用等の芯材に関するもので
ある。
〔従来の技術〕
家具や室内建材用等として使用される合板は、表面にさ
さくれや割れがあると共に、長さ方向に延長された曲面
を削成する場合には、当該部位にもささくれがきわめて
生じやすい。
かゝる問題点を解消するため、たとえば、実開昭61−
177807号公報においては、合板の表面に繊維板を
貼着し、この繊維板貼合せ側の表面に塩化ビニル樹脂シ
ートが展着された化粧板が提案されている。
〔考案が解決しようとする課題〕
前記公知の化粧板は、ささくれや割れを有する合板であ
っても、その表面に繊維板を貼り合わせ、かつ繊維板の
表面に塩化ビニル樹脂シートを展着しているため、耐水
性や耐湿性が保持され、しかも表面状態が美麗であると
いう利点を有する反面、繊維板が合板の一面側にのみ貼
合せられているため、化粧板の表裏が画然とし、加工性
において自由度がきわめて少なく、かつ、繊維板と合板
の収縮率が異なるため、いづれか一方に反り易いという
欠点を有している。
この考案はかゝる現状に鑑み、加工性における自由度が
きわめて高く、しかも反りがきわめて少ない家具、室内
建材用等の芯材を提供せんとするものである。
〔課題を解決するための手段〕
前記目的を達成するため、この考案の家具、室内建材用
等の芯材は、合板の少なくとも表面と裏面のそれぞれ
に、曲面削成が容易な中湿度木質繊維板を接着剤層を介
して圧着接合して得た積層材を所定の形状とすると共
に、取付け時において顕出する前記中湿度木質繊維板の
表面および側面部をシート状の化粧材によって被覆した
ことを特徴とするものである。
この考案において使用する合板は、好ましくは木材の方
向性や狂いをなくしたものであれば、表面に割れやささ
くれが多少生じていてもよい。
また、中湿度木質繊維板とは、比重が0.40〜0.8
0のMDF(medium density fiber board)を意味し、
JIS分類の半硬質繊維板に相当するものである。
2枚の中湿度木質繊維板によって合板をサンドイッチし
て得られた積層材は、これを用途に応じて削成等して所
定の形状に形成し、取付け時において顕出する前記中湿
度木質繊維板の表面および側面部を塩化ビニルシートの
如きシート状の化粧材によって被覆するものである。
〔作用〕
この考案の家具、室内建材用等の芯材は、合板の表裏を
中湿度木質繊維板によって挟んで接着剤によって一体化
して積層材としたので、表裏の区別なく使用することが
でき、中湿度木質繊維板の側縁部に長さ方向に沿って簡
単かつ容易に曲面形成することができる。
〔実施例〕
以下、この考案の家具、室内建材用等の芯材の実施例を
添付の図面に基づいて説明する。
この考案の家具、室内建材用等の芯材は、基本的には第
1図に示すように合板2の表面および裏面に接着剤層を
介して中湿度木質繊維板1,1を圧着接合して一体構造
の積層材3としたものである。
かゝる構造の積層材3は、たとえば、第2図に示すよう
に一方の中湿度木質繊維板1の表面の所要の部位に長手
方向に沿って所定の幅と深さを有する溝11を設けると
共に、両側縁部にそれぞれ長手方向に沿ってR形の2段
の曲面12,12を設け、かつ中心に挟んだ合板2の長
手方向に沿う端部をそれぞれ削成して嵌込溝13を設
け、しかるのち取付け時において室内等に顕出する部位
を中湿度木質繊維板1の表面および側面部を、塩化ビニ
ル等の樹脂シートからなる化粧材14を、溝11の両側
縁から表面、曲面12、背面および嵌込溝13の上側縁
にかけて展着してドア枠用の化粧部材としたもので、か
ゝる工程は自動加工処理によって簡単に行うことができ
る。
前記化粧部材は第3図に示すように、ドア枠21の内周
面に溝11から合板2、底面を構成する中湿度木質繊維
板1に通じた釘20を打ち込み固定する。その際、釘2
0の打ち込み位置が悪い場合には、一旦釘20を抜き出
して改めて打ち直して固定する。
ついで、嵌入溝13,13にそれぞれほぼL字形に形成
すると共に、前記と同様の化粧材14を表面に展着した
かまち枠16をそれぞれ嵌め込んで固定し、かつ溝11
内に逆凸形を削成し、その表面に化粧材14を展着した
戸当たり17を両面テープ等によって固定するものであ
る。なお、図中18はドアを示す。
この考案の積層材3からなる家具、室内建材用等の芯材
は、前記のドア枠用の化粧部材以外に、例えば第4図に
示すように、部屋の飾り縁26、照明具枠27、額縁2
8あるいは家具29の飾り縁等として使用するものであ
る。
〔考案の効果〕
この考案の家具、室内建材用等の芯材は、合板の表裏に
中湿度木質繊維板を圧着接合して一体化させた積層材か
らなるもので、合板の両面にそれぞれ中湿度木質繊維板
を圧着接合しているため、表裏の区別なく使用すること
ができ、必要に応じて積層材の端縁に削成によって曲面
加工を施しても当該部位がささくれることなく、その表
面にシート状の化粧材を美麗に展着することができるも
のである。
特に、この考案の家具、室内建材用等の芯体にあって
は、2枚の中湿度木質繊維板間に合板がサンドイッチさ
れているため、いづれか一方の表面から釘を打ち込んで
も、当該釘は合板に確実に締まりつくため、釘が緩んだ
り、抜け落ちたりするおそれがない。
また、合板が中湿度木質繊維板間にサンドイッチされて
いるため、合板の前処理加工を簡単に行うことができる
と共に、得た芯材は決して反りを生ずることがないなど
実用上多大の利点を有するものである。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の家具、室内建材用等の芯材の一例を
示した斜視図、第2図はこの考案の芯材の応用例の一例
を示した斜視図、第3図は同応用例の取付け状態を示す
断面図、第4図はこの考案の芯材の他の応用例を例示し
た斜視図である。 1……中湿度木質繊維板 2……合板、3……積層材

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】合板の少なくとも表面と裏面のそれぞれ
    に、曲面削成が容易な中湿度木質繊維板を接着剤層を介
    して圧着接合して得た積層材を所定の形状とすると共
    に、取付け時において顕出する前記中湿度木質繊維板の
    表面および側面部をシート状の化粧材によって被覆した
    ことを特徴とする家具、室内建材用等の芯材。
JP1987178134U 1987-11-20 1987-11-20 家具、室内建材用等の芯材 Expired - Lifetime JPH069169Y2 (ja)

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Publication Number Publication Date
JPH0182213U JPH0182213U (ja) 1989-06-01
JPH069169Y2 true JPH069169Y2 (ja) 1994-03-09

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