JP2981029B2 - 媒体分離繰り出し装置の媒体制御方法 - Google Patents
媒体分離繰り出し装置の媒体制御方法Info
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は自動入出金機や光学読み
取り機等に組み込まれる紙葉類分離繰り出し装置に関す
るもので、特に、繰り出される媒体の連鎖,遅延,スキ
ューの有無等の媒体の走行状態を検知し、この走行状態
に応じて前記左右の繰り出しローラと分離ローラの噛み
合い量を調整して媒体の繰り出し状態を制御する制御機
能を有する紙葉類分離繰り出し装置の媒体制御方法に関
する。
取り機等に組み込まれる紙葉類分離繰り出し装置に関す
るもので、特に、繰り出される媒体の連鎖,遅延,スキ
ューの有無等の媒体の走行状態を検知し、この走行状態
に応じて前記左右の繰り出しローラと分離ローラの噛み
合い量を調整して媒体の繰り出し状態を制御する制御機
能を有する紙葉類分離繰り出し装置の媒体制御方法に関
する。
【0002】
【従来の技術】図12はこの種の紙葉類分離給送装置の
媒体制御方法の従来例を示す一部破断斜視図、図13は
図12の要部正面図である。図において1は収納部で、
前端部にガイド板部2を有しており、また底部は上下動
可能なステージ3となっている。4はこのステージ3上
に堆積した形で収納部1に収納された紙葉である。5は
ピックアップローラで、外周の一部に紙葉4の繰り出
し,給送を行うのに充分な摩擦力を有する高摩擦部材6
が設けられており、このピックアップローラ5は前記紙
葉4上に位置するようにシャフト7に所定の間隔で例え
ば2個固定されている。
媒体制御方法の従来例を示す一部破断斜視図、図13は
図12の要部正面図である。図において1は収納部で、
前端部にガイド板部2を有しており、また底部は上下動
可能なステージ3となっている。4はこのステージ3上
に堆積した形で収納部1に収納された紙葉である。5は
ピックアップローラで、外周の一部に紙葉4の繰り出
し,給送を行うのに充分な摩擦力を有する高摩擦部材6
が設けられており、このピックアップローラ5は前記紙
葉4上に位置するようにシャフト7に所定の間隔で例え
ば2個固定されている。
【0003】尚、前記収納部1のステージ3はスプリン
グやソレノイド等からなる図示しない駆動機構によって
上下動するようになっており、このステージ3の上昇に
より最上位の紙葉4をピックアップローラ5に圧接でき
るようになっている。
グやソレノイド等からなる図示しない駆動機構によって
上下動するようになっており、このステージ3の上昇に
より最上位の紙葉4をピックアップローラ5に圧接でき
るようになっている。
【0004】8a,8bは繰り出しローラで、前記ピッ
クアップローラ5と同様に外周一部に高摩擦部材9を有
しており、また円周方向全域にわたるリング状の溝10
が2本並設されている。この繰り出しローラ8a,8b
は、前記シャフト7と平行に設けられたシャフト11に
2個所定の間隔で固定されており、前記ガイド板部2上
に位置するように収納部1の先端側に配置されている。
クアップローラ5と同様に外周一部に高摩擦部材9を有
しており、また円周方向全域にわたるリング状の溝10
が2本並設されている。この繰り出しローラ8a,8b
は、前記シャフト7と平行に設けられたシャフト11に
2個所定の間隔で固定されており、前記ガイド板部2上
に位置するように収納部1の先端側に配置されている。
【0005】12a,12bは分離ローラで、円周方向
全域にわたるリング状の溝13を1本有している。この
分離ローラ12a,12bは前記ガイド板部2の下側に
位置する保持ブロック14に回転可能に保持されたシャ
フト15に前記繰り出しローラ8a,8bと同間隔とな
るように取り付けられており、ガイド板部2に設けられ
た透孔から外周一部が上面側に突出して繰り出しローラ
8a,8bと互いの溝10,13により所定量噛み合っ
ている。
全域にわたるリング状の溝13を1本有している。この
分離ローラ12a,12bは前記ガイド板部2の下側に
位置する保持ブロック14に回転可能に保持されたシャ
フト15に前記繰り出しローラ8a,8bと同間隔とな
るように取り付けられており、ガイド板部2に設けられ
た透孔から外周一部が上面側に突出して繰り出しローラ
8a,8bと互いの溝10,13により所定量噛み合っ
ている。
【0006】17は前記シャフト11の一端に取り付け
られたプーリ、18はモータ、19は該モータ18の回
転軸に取り付けられた駆動プーリ、20は前記プーリ1
7及び駆動プーリ19に巻き掛けられたベルトである。
られたプーリ、18はモータ、19は該モータ18の回
転軸に取り付けられた駆動プーリ、20は前記プーリ1
7及び駆動プーリ19に巻き掛けられたベルトである。
【0007】21は前記シャフト7の他端に取り付けら
れたプーリ、22はこのプーリ21と対応するようにシ
ャフト11に取り付けられたプーリ、23は前記両プー
リ21と22に巻き掛けられたベルトであり、前記モー
タ18を所定の方向に回転させると、その回転力が駆動
プーリ19及びベルト20を介してプーリ17に伝達さ
れ、これによりシャフト11と一体に繰り出しローラ8
a,8bとプーリ21が矢印a方向に回転する。そして
プーリ21からベルト23を介してプーリ22に回転力
が伝達され、これによりシャフト7と一体にピックアッ
プローラ5が前記繰り出しローラ8a,8bに連動して
回転するようになっている。
れたプーリ、22はこのプーリ21と対応するようにシ
ャフト11に取り付けられたプーリ、23は前記両プー
リ21と22に巻き掛けられたベルトであり、前記モー
タ18を所定の方向に回転させると、その回転力が駆動
プーリ19及びベルト20を介してプーリ17に伝達さ
れ、これによりシャフト11と一体に繰り出しローラ8
a,8bとプーリ21が矢印a方向に回転する。そして
プーリ21からベルト23を介してプーリ22に回転力
が伝達され、これによりシャフト7と一体にピックアッ
プローラ5が前記繰り出しローラ8a,8bに連動して
回転するようになっている。
【0008】一方、前記分離ローラ12a,12bとシ
ャフト15との間には図示しないワンウェイクラッチが
設けられていて、図示しないモータ等により分離ローラ
12a,12bは矢印bで示したように紙葉4を収納部
1側に押し戻す方向のみに回転するようにしてあり、か
つこの分離ローラ12a,12bの紙葉4に対する摩擦
力はピックアップローラ5及び繰り出しローラ8a,8
bにおける高摩擦部材6,9の紙葉4に対する摩擦力よ
りも小さく設定されている。
ャフト15との間には図示しないワンウェイクラッチが
設けられていて、図示しないモータ等により分離ローラ
12a,12bは矢印bで示したように紙葉4を収納部
1側に押し戻す方向のみに回転するようにしてあり、か
つこの分離ローラ12a,12bの紙葉4に対する摩擦
力はピックアップローラ5及び繰り出しローラ8a,8
bにおける高摩擦部材6,9の紙葉4に対する摩擦力よ
りも小さく設定されている。
【0009】24は前記シャフト7を支持するための一
対のブラケットで、上辺部の所定の位置に各々上方に突
出させた突片24aを有している。この両ブラケット2
4の一端は繰り出しローラ8a,8bの両外側に位置す
るように軸受け25を介して前記シャフト11に回動可
能に取り付けられ、他端に自動調心軸受け26を介して
シャフト7を回転自在に支持しており、これによりシャ
フト7はシャフト11に対して上下方向に移動して所定
量傾斜することが可能となっている。
対のブラケットで、上辺部の所定の位置に各々上方に突
出させた突片24aを有している。この両ブラケット2
4の一端は繰り出しローラ8a,8bの両外側に位置す
るように軸受け25を介して前記シャフト11に回動可
能に取り付けられ、他端に自動調心軸受け26を介して
シャフト7を回転自在に支持しており、これによりシャ
フト7はシャフト11に対して上下方向に移動して所定
量傾斜することが可能となっている。
【0010】27aは前記シャフト11を回転自在に支
持しているフレーム27から内側に向けて突出するよう
に形成されたポストで、このポスト27に前記ブラケッ
ト24の突片24aが突き当たることにより、下方への
ブラケット24の回動角度を規制するようになってい
る。尚、図では収納部1の一側に設けられたフレーム2
7しか示していないが、このフレーム27と対を成すよ
うに収納部1の他側にもフレームが設けられていて、前
記ポスト27aと同様のポストが形成されている。
持しているフレーム27から内側に向けて突出するよう
に形成されたポストで、このポスト27に前記ブラケッ
ト24の突片24aが突き当たることにより、下方への
ブラケット24の回動角度を規制するようになってい
る。尚、図では収納部1の一側に設けられたフレーム2
7しか示していないが、このフレーム27と対を成すよ
うに収納部1の他側にもフレームが設けられていて、前
記ポスト27aと同様のポストが形成されている。
【0011】28aと28bは各々一端に前記分離ロー
ラ12a,12bの中心軸15を回転自在に保持した保
持部材で、この保持部材28a,28bはガイド板部2
の下側に配置されたシャフト29に回転自在に支持され
ている。34は前記保持部材28a,28bの下側に設
けられた支持板で、この支持板34には各々の保持部材
28a,28bの一端を上方に付勢する付勢手段として
の板バネ33が固定されており、本従来例ではこの板バ
ネ33の力により各々の分離ローラ12a,12bがガ
イド板部2に設けられた透孔から外周一部が上面側に突
出して繰り出しローラ8a,8bと互いの溝10,13
により噛み合うようになっている。
ラ12a,12bの中心軸15を回転自在に保持した保
持部材で、この保持部材28a,28bはガイド板部2
の下側に配置されたシャフト29に回転自在に支持され
ている。34は前記保持部材28a,28bの下側に設
けられた支持板で、この支持板34には各々の保持部材
28a,28bの一端を上方に付勢する付勢手段として
の板バネ33が固定されており、本従来例ではこの板バ
ネ33の力により各々の分離ローラ12a,12bがガ
イド板部2に設けられた透孔から外周一部が上面側に突
出して繰り出しローラ8a,8bと互いの溝10,13
により噛み合うようになっている。
【0012】32aと32bは歯車付の調整ネジで、こ
の調整ネジ32a,32bは先端が前記保持体28a,
28bの他端下面に当接するように支持板34に螺着さ
れており、パルスモータ30a,30bにそれぞれ取り
付けられた歯車31から回転力を受けると、その力を上
下運動に変換するものとなっている。従って、前記保持
体28a,28bは各々の調整ネジ32a,32bの上
下動により前記シャフト15を中心として回動し、これ
により繰り出しローラ8a,8bと分離ローラ12a,
12bの噛み合い量を変化させるようになっている。
の調整ネジ32a,32bは先端が前記保持体28a,
28bの他端下面に当接するように支持板34に螺着さ
れており、パルスモータ30a,30bにそれぞれ取り
付けられた歯車31から回転力を受けると、その力を上
下運動に変換するものとなっている。従って、前記保持
体28a,28bは各々の調整ネジ32a,32bの上
下動により前記シャフト15を中心として回動し、これ
により繰り出しローラ8a,8bと分離ローラ12a,
12bの噛み合い量を変化させるようになっている。
【0013】図14は本従来例の制御系を示すブロック
図で、図において35は収納部1から繰り出された紙葉
4を次工程の処理系に搬送する搬送路に配置された走行
監視用センサで、紙葉走行方向に垂直な方向にしかも紙
葉通過面上にある間隔を離して左右2個のペアで配置さ
れた発光素子と受光素子により構成されている。36は
この走行監視用センサ35と同様に搬送路に配置された
重送検知部で、紙葉4が1枚分の厚さなら“1”,2枚
以上なら“2”,紙葉4がないときは“0”を出力する
ものである。
図で、図において35は収納部1から繰り出された紙葉
4を次工程の処理系に搬送する搬送路に配置された走行
監視用センサで、紙葉走行方向に垂直な方向にしかも紙
葉通過面上にある間隔を離して左右2個のペアで配置さ
れた発光素子と受光素子により構成されている。36は
この走行監視用センサ35と同様に搬送路に配置された
重送検知部で、紙葉4が1枚分の厚さなら“1”,2枚
以上なら“2”,紙葉4がないときは“0”を出力する
ものである。
【0014】37は前記走行監視センサ35及び重送検
知部36からの情報等を記憶する記憶回路、38は制御
回路で、この制御回路38は前記走行監視センサ35と
前記重送検知部36からの信号を処理及び前記記憶回路
19とのデータの授受を行うと共に、前記パルスモータ
30a,30bを駆動制御する制御手段として働くもの
となっている。
知部36からの情報等を記憶する記憶回路、38は制御
回路で、この制御回路38は前記走行監視センサ35と
前記重送検知部36からの信号を処理及び前記記憶回路
19とのデータの授受を行うと共に、前記パルスモータ
30a,30bを駆動制御する制御手段として働くもの
となっている。
【0015】40は操作キーボード、41はキーボード
制御部であり、操作キーボード40からの入力データを
キーボード制御部41を介して制御回路38に送れるよ
うになっており、装置管理者が任意に繰り出しローラ8
a,8bと分離ローラ12a,12bの噛み合い量の調
整を指示できるものとなっている。
制御部であり、操作キーボード40からの入力データを
キーボード制御部41を介して制御回路38に送れるよ
うになっており、装置管理者が任意に繰り出しローラ8
a,8bと分離ローラ12a,12bの噛み合い量の調
整を指示できるものとなっている。
【0016】次に、上述した構成の作用を説明する。図
15,図16および図17は上述した構成における繰り
出しローラ8a,8bと分離ローラ12a,12bの噛
み合い量の調整のための動作フローチャートで、図中の
SAは処理ステップを示し、以下この処理ステップに従
って説明する。
15,図16および図17は上述した構成における繰り
出しローラ8a,8bと分離ローラ12a,12bの噛
み合い量の調整のための動作フローチャートで、図中の
SAは処理ステップを示し、以下この処理ステップに従
って説明する。
【0017】まず、操作キーボード39により紙葉4の
繰り出し枚数Nを指定すると共に、自動調整のキーの押
下もしくは命令の実行を指示する(SA0)。 これにより、制御回路38の指示によりモータ18が回
転し、この回転力が繰り出しローラ8a,8b及びピッ
クアップローラ6に伝達されると共に、図示しないモー
タにより分離ローラ12a,12bが駆動されて収納部
1におけるステージ3上の紙葉4が、指定されたN枚
分、最上位のものから順に繰り出される(SA1)。
繰り出し枚数Nを指定すると共に、自動調整のキーの押
下もしくは命令の実行を指示する(SA0)。 これにより、制御回路38の指示によりモータ18が回
転し、この回転力が繰り出しローラ8a,8b及びピッ
クアップローラ6に伝達されると共に、図示しないモー
タにより分離ローラ12a,12bが駆動されて収納部
1におけるステージ3上の紙葉4が、指定されたN枚
分、最上位のものから順に繰り出される(SA1)。
【0018】繰り出された紙葉4は図示しない搬送路に
より次工程の処理系に向かって搬送されるが、その途中
で走行監視センサ35の2対の発光,受光素子間を通過
し、その通過のタイミングから走行角度が検出されると
共に、各紙葉4の走行間隔が検出されることで、スキュ
ーの有無の検出,正常か連鎖かの検出,及び繰り出し不
良か否かの検出が行われる。そして、この走行監視セン
サ35を通過した紙葉4は、次に重送検知部36を通過
し、その通過時に重送しているか否かが検出される。こ
の走行監視センサ35と重送検知部36の出力は検出デ
ータとして各紙葉4毎に制御回路38によって読み取ら
れ、記憶回路37に記憶される(SA2)。
より次工程の処理系に向かって搬送されるが、その途中
で走行監視センサ35の2対の発光,受光素子間を通過
し、その通過のタイミングから走行角度が検出されると
共に、各紙葉4の走行間隔が検出されることで、スキュ
ーの有無の検出,正常か連鎖かの検出,及び繰り出し不
良か否かの検出が行われる。そして、この走行監視セン
サ35を通過した紙葉4は、次に重送検知部36を通過
し、その通過時に重送しているか否かが検出される。こ
の走行監視センサ35と重送検知部36の出力は検出デ
ータとして各紙葉4毎に制御回路38によって読み取ら
れ、記憶回路37に記憶される(SA2)。
【0019】制御回路38は前記収納部1から紙葉4が
繰り出される毎に図示しない繰り出し枚数カウンタをカ
ウントアップして、そのカウント値が指定されたN枚
(1枚以上)に達したかどうかを判断し(SA3)、N
枚に達しない場合は引き続き繰り出し動作を継続させ
る。そしてN枚に達した場合は繰り出し動作を停止さ
せ、N枚目の検出データが得られたところで、記憶回路
37に記憶されたデータの平均等の処理を行い(SA
4)、この処理されたデータに基づいて紙葉4の走行状
況の第1の判定を行うが、このときの判定内容は、重
送,連鎖,繰り出し不良による異常かまたは正常かの2
つのどちらかに分けられ、スキューのデータはここでは
取り扱わないようになっている(SA5)。
繰り出される毎に図示しない繰り出し枚数カウンタをカ
ウントアップして、そのカウント値が指定されたN枚
(1枚以上)に達したかどうかを判断し(SA3)、N
枚に達しない場合は引き続き繰り出し動作を継続させ
る。そしてN枚に達した場合は繰り出し動作を停止さ
せ、N枚目の検出データが得られたところで、記憶回路
37に記憶されたデータの平均等の処理を行い(SA
4)、この処理されたデータに基づいて紙葉4の走行状
況の第1の判定を行うが、このときの判定内容は、重
送,連鎖,繰り出し不良による異常かまたは正常かの2
つのどちらかに分けられ、スキューのデータはここでは
取り扱わないようになっている(SA5)。
【0020】ここで正常と判定した場合、後述するSA
10へ移行するが、重送,連鎖,繰り出し不良による異
常と判定した場合は、今回の処理データと前回の処理デ
ータとを比較し(SA6)、繰り出しローラ8a,8b
と分離ローラ12a,12bとの噛み合い量を調整する
ためのパルスモータ30a,30bの回転量を算出する
(SA7)。この場合の算出方法としては、各パルスモ
ータ30a,30bの回転量と走行監視センサ35及び
重送検知部36の処理データとの関係から求めることが
できる。すなわち、具体的には前回の処理データからど
の程度パルスモータ30a,30bを回転すると、どの
程度走行状況が変化するという関係を導き出し、今回パ
ルスモータ30a,30bをどの程度回転すればよいか
を算出する。尚、図15,図16,図17には示してい
ないが、前回のデータがない最初の調整には、予め収集
した一般のデータからテーブルを作成し、このテーブル
に基づく回転量を前記パルスモータ30a,30bに与
えるようにすればよい。
10へ移行するが、重送,連鎖,繰り出し不良による異
常と判定した場合は、今回の処理データと前回の処理デ
ータとを比較し(SA6)、繰り出しローラ8a,8b
と分離ローラ12a,12bとの噛み合い量を調整する
ためのパルスモータ30a,30bの回転量を算出する
(SA7)。この場合の算出方法としては、各パルスモ
ータ30a,30bの回転量と走行監視センサ35及び
重送検知部36の処理データとの関係から求めることが
できる。すなわち、具体的には前回の処理データからど
の程度パルスモータ30a,30bを回転すると、どの
程度走行状況が変化するという関係を導き出し、今回パ
ルスモータ30a,30bをどの程度回転すればよいか
を算出する。尚、図15,図16,図17には示してい
ないが、前回のデータがない最初の調整には、予め収集
した一般のデータからテーブルを作成し、このテーブル
に基づく回転量を前記パルスモータ30a,30bに与
えるようにすればよい。
【0021】パルスモータ30a,30bの回転量が算
出されると、次に制御回路38は走行状況の第2の判定
を行う(SA8)。 このときの判定内容は重送または連鎖か繰り出し不良か
の判定である。この走行状況の第2の判定において、重
送または連鎖と判定された場合、この重送や連鎖は一般
に前記噛み合い量が少ないと発生しやすいといった関係
があるので、制御回路38は噛み合い量を多くする方向
に上述の方法で算出された分だけパルスモータ30a,
30bを回転させる(SA9)。 このパルスモータ30a,30bの回転力はそれぞれ歯
車31を介して調整ネジ32a,32bに伝達され、こ
れにより調整ネジ32a,32bの支持板34からの突
出量が減少するため、保持部材28a,28bは板バネ
33の付勢力によりシャフト29を中心にして分離ロー
ラ12a,12bを押し上げる方向に回動し、これによ
り繰り出しローラ8a,8bと分離ローラ12a,12
bの噛み合い量が増加する。
出されると、次に制御回路38は走行状況の第2の判定
を行う(SA8)。 このときの判定内容は重送または連鎖か繰り出し不良か
の判定である。この走行状況の第2の判定において、重
送または連鎖と判定された場合、この重送や連鎖は一般
に前記噛み合い量が少ないと発生しやすいといった関係
があるので、制御回路38は噛み合い量を多くする方向
に上述の方法で算出された分だけパルスモータ30a,
30bを回転させる(SA9)。 このパルスモータ30a,30bの回転力はそれぞれ歯
車31を介して調整ネジ32a,32bに伝達され、こ
れにより調整ネジ32a,32bの支持板34からの突
出量が減少するため、保持部材28a,28bは板バネ
33の付勢力によりシャフト29を中心にして分離ロー
ラ12a,12bを押し上げる方向に回動し、これによ
り繰り出しローラ8a,8bと分離ローラ12a,12
bの噛み合い量が増加する。
【0022】前記SA5またはSA9の処理が終了する
と、続いて制御回路38は走行状況の第3の判定を行う
(SA10)。 このときの判定内容は、紙葉4がスキューしていない正
常な走行か、紙葉4がスキューしていてそのスキューが
左先行であるか右先行であるかの判定である。
と、続いて制御回路38は走行状況の第3の判定を行う
(SA10)。 このときの判定内容は、紙葉4がスキューしていない正
常な走行か、紙葉4がスキューしていてそのスキューが
左先行であるか右先行であるかの判定である。
【0023】ここで、正常と判定された場合には、後述
するSA25へ移行するが、左先行または右先行のスキ
ューと判定された場合には、走行監視センサ35の今回
の処理データを前回の処理データと比較し(SA11,
SA14)、前記と同様の方法でパルスモータ30aま
たは30bの回転量を算出する(SA12,SA1
5)。
するSA25へ移行するが、左先行または右先行のスキ
ューと判定された場合には、走行監視センサ35の今回
の処理データを前回の処理データと比較し(SA11,
SA14)、前記と同様の方法でパルスモータ30aま
たは30bの回転量を算出する(SA12,SA1
5)。
【0024】一般に左側の繰り出しローラ8aと分離ロ
ーラ12aの噛み合い量が右側の繰り出しローラ8bと
分離ローラ12bの噛み合い量に対して少ない場合、左
先行のスキューが発生するという関係があるので、左先
行のスキューの場合は、前記左側の繰り出しローラ8a
と分離ローラ12aの噛み合い量を多くする方向にパル
スモータ30aだけを前述の方法で算出した分だけ回転
させ(SA13)、逆に右先行のスキューの場合は、前
記右側の繰り出しローラ8bと分離ローラ12bの噛み
合い量を多くする方向にパルスモータ30bだけを同様
に回転させる(SA16)。
ーラ12aの噛み合い量が右側の繰り出しローラ8bと
分離ローラ12bの噛み合い量に対して少ない場合、左
先行のスキューが発生するという関係があるので、左先
行のスキューの場合は、前記左側の繰り出しローラ8a
と分離ローラ12aの噛み合い量を多くする方向にパル
スモータ30aだけを前述の方法で算出した分だけ回転
させ(SA13)、逆に右先行のスキューの場合は、前
記右側の繰り出しローラ8bと分離ローラ12bの噛み
合い量を多くする方向にパルスモータ30bだけを同様
に回転させる(SA16)。
【0025】一方、前記SA8において繰り出し不良と
判定された場合、この繰り出し不良は一般に前記繰り出
しローラ8a,8bと分離ローラ12a,12bの噛み
合い量が多いと発生しやすいといった関係があるので、
少なくする方向に前記の方法で算出された分だけパルス
モータ30a,30bを回転させる(SA17)。 このときのパルスモータ30a,30bの回転力は前記
と同様にそれぞれ歯車31を介して調整ネジ32a,3
2bに伝達され、これにより調整ネジ32a,32bの
支持板34からの突出量が増加して保持部材28a,2
8bの他端をその下側から押圧するため、保持部材28
a,28bは板バネ33の付勢力に抗してシャフト29
を中心に分離ローラ12a,12bを押し下げる方向に
回動し、これにより繰り出しローラ8a,8bと分離ロ
ーラ12a,12bの噛み合い量が減少する。
判定された場合、この繰り出し不良は一般に前記繰り出
しローラ8a,8bと分離ローラ12a,12bの噛み
合い量が多いと発生しやすいといった関係があるので、
少なくする方向に前記の方法で算出された分だけパルス
モータ30a,30bを回転させる(SA17)。 このときのパルスモータ30a,30bの回転力は前記
と同様にそれぞれ歯車31を介して調整ネジ32a,3
2bに伝達され、これにより調整ネジ32a,32bの
支持板34からの突出量が増加して保持部材28a,2
8bの他端をその下側から押圧するため、保持部材28
a,28bは板バネ33の付勢力に抗してシャフト29
を中心に分離ローラ12a,12bを押し下げる方向に
回動し、これにより繰り出しローラ8a,8bと分離ロ
ーラ12a,12bの噛み合い量が減少する。
【0026】前記SA17の処理が終了すると、制御回
路38は走行状況の第4の判定を行う(SA18)。 このときの判定内容は、前記SA10と同様の紙葉4が
スキューしていない正常な走行か、紙葉4がスキューし
ていてそのスキューが左先行であるか右先行であるかの
判定である。
路38は走行状況の第4の判定を行う(SA18)。 このときの判定内容は、前記SA10と同様の紙葉4が
スキューしていない正常な走行か、紙葉4がスキューし
ていてそのスキューが左先行であるか右先行であるかの
判定である。
【0027】ここで、正常と判定された場合には、次の
ステップとしてSA25へ移行するが、左先行または右
先行のスキューと判定された場合には、走行監視センサ
35の今回の処理データを前回の処理データと比較し
(SA19,SA22)、前記と同様の方法でパルスモ
ータ30aまたは30bの回転量を算出する(SA2
0,SA23)。
ステップとしてSA25へ移行するが、左先行または右
先行のスキューと判定された場合には、走行監視センサ
35の今回の処理データを前回の処理データと比較し
(SA19,SA22)、前記と同様の方法でパルスモ
ータ30aまたは30bの回転量を算出する(SA2
0,SA23)。
【0028】そして左先行のスキューの場合は、右側の
繰り出しローラ8bと分離ローラ12bの噛み合い量を
少なくする方向にパルスモータ30bだけを前記の方法
で算出した分だけ回転させ(SA21)、逆に右先行の
スキューの場合は、左側の繰り出しローラ8aと分離ロ
ーラ12aの噛み合い量を多くする方向にパルスモータ
30aだけを同様に回転させる(SA24)。
繰り出しローラ8bと分離ローラ12bの噛み合い量を
少なくする方向にパルスモータ30bだけを前記の方法
で算出した分だけ回転させ(SA21)、逆に右先行の
スキューの場合は、左側の繰り出しローラ8aと分離ロ
ーラ12aの噛み合い量を多くする方向にパルスモータ
30aだけを同様に回転させる(SA24)。
【0029】このようにして紙葉4の走行状況の各判定
を行い、その結果、走行状況がすべて正常であった場合
すなわち調整を行う必要がなかった場合はその直後に、
またスキュー,重送,連鎖,繰り出し不良があった場合
は、前記の如く繰り出しローラ8a,8bと分離ローラ
12a,12bの一方または双方の噛み合い量を調整し
た後、制御回路38が記憶回路37に記憶されている前
回のパルスモータ30a,30bの回転量と、走行監視
センサ35及び重送検知部36の検出データを今回の回
転量と検出データに更新する(SA25)。
を行い、その結果、走行状況がすべて正常であった場合
すなわち調整を行う必要がなかった場合はその直後に、
またスキュー,重送,連鎖,繰り出し不良があった場合
は、前記の如く繰り出しローラ8a,8bと分離ローラ
12a,12bの一方または双方の噛み合い量を調整し
た後、制御回路38が記憶回路37に記憶されている前
回のパルスモータ30a,30bの回転量と、走行監視
センサ35及び重送検知部36の検出データを今回の回
転量と検出データに更新する(SA25)。
【0030】その後、制御回路38が前記の動作におい
て紙葉4の走行状況がすべて正常であったかどうかを判
断し(SA26)つまり、SA5,SA10での走行状
況判定結果がいずれも正常であったかどうかを判断し、
正常で調整を行う必要がなかった場合のみ、調整は終了
する。どちらか1つでも正常でなかった場合には、SA
1のステップに戻り、すべて正常となるまで動作が繰り
返される。
て紙葉4の走行状況がすべて正常であったかどうかを判
断し(SA26)つまり、SA5,SA10での走行状
況判定結果がいずれも正常であったかどうかを判断し、
正常で調整を行う必要がなかった場合のみ、調整は終了
する。どちらか1つでも正常でなかった場合には、SA
1のステップに戻り、すべて正常となるまで動作が繰り
返される。
【0031】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来の媒体分離繰り出し装置の媒体制御方法では、N
枚繰り出した媒体の重送,連鎖,遅れ,スキューの情報
を基に分離繰り出し性能に関係する繰り出しローラと分
離ローラの噛み合い量を調整するという、サンプル情報
による統計制御であるため、分離繰り出し状態のバラツ
キの平均値を目標値に近づけることはできても、媒体の
状態、例えば新券,流通券等の媒体のこしや表面状態等
により発生する媒体分離繰り出しのバラツキをなくすこ
とはできず、しかも分離繰り出し状態を媒体毎に個別に
制御できないという問題があった。
た従来の媒体分離繰り出し装置の媒体制御方法では、N
枚繰り出した媒体の重送,連鎖,遅れ,スキューの情報
を基に分離繰り出し性能に関係する繰り出しローラと分
離ローラの噛み合い量を調整するという、サンプル情報
による統計制御であるため、分離繰り出し状態のバラツ
キの平均値を目標値に近づけることはできても、媒体の
状態、例えば新券,流通券等の媒体のこしや表面状態等
により発生する媒体分離繰り出しのバラツキをなくすこ
とはできず、しかも分離繰り出し状態を媒体毎に個別に
制御できないという問題があった。
【0032】また、従来の方法では、上述したように統
計処理を行うために制御に時間的な遅延が生じてしま
い、各媒体の分離繰り出し状態をリアルタイムに制御で
きないため、根本的な媒体制御にはならず、制御も複雑
であるという問題があった。
計処理を行うために制御に時間的な遅延が生じてしま
い、各媒体の分離繰り出し状態をリアルタイムに制御で
きないため、根本的な媒体制御にはならず、制御も複雑
であるという問題があった。
【0033】本発明は、上記問題点に鑑みて、分離繰り
出しする紙葉の状態に合わせて媒体の繰り出し制御方法
をリアルタイムに変える構成を得て、媒体分離繰り出し
のバラツキを防止し、作動信頼性の高い媒体分離繰り出
し装置を実現することを目的とする。
出しする紙葉の状態に合わせて媒体の繰り出し制御方法
をリアルタイムに変える構成を得て、媒体分離繰り出し
のバラツキを防止し、作動信頼性の高い媒体分離繰り出
し装置を実現することを目的とする。
【0034】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明は、媒体の走行状態に応じて分離ローラに対
する繰り出しローラの位置を調整する際に、媒体の表面
状態に応じた調整を行うようにする。
め、本発明は、媒体の走行状態に応じて分離ローラに対
する繰り出しローラの位置を調整する際に、媒体の表面
状態に応じた調整を行うようにする。
【0035】すなわち、本発明は、収納部に設けられた
ステージの上昇により、該ステージ上の紙葉類を同軸に
設けられた複数のピックアップローラに圧接させ、該ピ
ックアップローラの回転により前記紙葉類を収納部の前
端側に位置するように同軸に設けられた左右一対の繰り
出しローラと該繰り出しローラに対応して設けられた左
右一対の分離ローラとの噛み合い部に送り、この繰り出
しローラの回転により前記紙葉類を前記収納部から繰り
出すと共に、前記繰り出しローラに直接接する紙葉類以
外の紙葉類を分離ローラの回転により収納部側へ戻す分
離繰り出し機能と、前記ピックアップローラと繰り出し
ローラにより繰り出される媒体の連鎖,遅延,スキュー
の有無等の媒体の走行状態を検知し、この走行状態に応
じて前記左右の繰り出しローラと分離ローラの噛み合い
量を調整して媒体の繰り出し状態を制御する制御機能を
有する紙葉類分離繰り出し装置の媒体制御方法におい
て、繰り出される媒体のしわあり,しわなし等の媒体の
表面状態を検知し、媒体の繰り出し状態制御時に、前記
媒体の走行状態の検知情報にこの媒体の表面状態の検知
情報を併せ、媒体の走行状態に応じて前記左右の繰り出
しローラと分離ローラの噛み合い量を調整する際に、媒
体の表面状態に応じて異なる量で調整することを特徴と
する。
ステージの上昇により、該ステージ上の紙葉類を同軸に
設けられた複数のピックアップローラに圧接させ、該ピ
ックアップローラの回転により前記紙葉類を収納部の前
端側に位置するように同軸に設けられた左右一対の繰り
出しローラと該繰り出しローラに対応して設けられた左
右一対の分離ローラとの噛み合い部に送り、この繰り出
しローラの回転により前記紙葉類を前記収納部から繰り
出すと共に、前記繰り出しローラに直接接する紙葉類以
外の紙葉類を分離ローラの回転により収納部側へ戻す分
離繰り出し機能と、前記ピックアップローラと繰り出し
ローラにより繰り出される媒体の連鎖,遅延,スキュー
の有無等の媒体の走行状態を検知し、この走行状態に応
じて前記左右の繰り出しローラと分離ローラの噛み合い
量を調整して媒体の繰り出し状態を制御する制御機能を
有する紙葉類分離繰り出し装置の媒体制御方法におい
て、繰り出される媒体のしわあり,しわなし等の媒体の
表面状態を検知し、媒体の繰り出し状態制御時に、前記
媒体の走行状態の検知情報にこの媒体の表面状態の検知
情報を併せ、媒体の走行状態に応じて前記左右の繰り出
しローラと分離ローラの噛み合い量を調整する際に、媒
体の表面状態に応じて異なる量で調整することを特徴と
する。
【0036】
【作用】上記構成により本発明は、媒体の繰り出し状態
制御時に、ピックアップローラと繰り出しローラにより
繰り出される媒体の連鎖,遅延,スキューの有無等の媒
体の走行状態を検知し、かつ、しわあり,しわなし等の
媒体の表面状態を検知し、前記媒体の走行状態の検知情
報に媒体の表面状態の検知情報を併せ、媒体の走行状態
に応じて左右の繰り出しローラと分離ローラの噛み合い
量を調整する際に、媒体の表面状態も考慮した調整を行
うことができる。
制御時に、ピックアップローラと繰り出しローラにより
繰り出される媒体の連鎖,遅延,スキューの有無等の媒
体の走行状態を検知し、かつ、しわあり,しわなし等の
媒体の表面状態を検知し、前記媒体の走行状態の検知情
報に媒体の表面状態の検知情報を併せ、媒体の走行状態
に応じて左右の繰り出しローラと分離ローラの噛み合い
量を調整する際に、媒体の表面状態も考慮した調整を行
うことができる。
【0037】
【実施例】以下図面に従って実施例を説明する。図1は
本発明の一実施例を示す斜視図、図2は同実施例の要部
側面図である。なお、本実施例において、従来と同一の
部分は同一の符号で示して、その説明も省略する。
本発明の一実施例を示す斜視図、図2は同実施例の要部
側面図である。なお、本実施例において、従来と同一の
部分は同一の符号で示して、その説明も省略する。
【0038】50a,50bは反射型ラインイメージセ
ンサで、分離繰り出しを行う紙葉の表面状態、特にしわ
等を検出し、その結果を、しわあり=1,しわなし=
0、として出力するものである。
ンサで、分離繰り出しを行う紙葉の表面状態、特にしわ
等を検出し、その結果を、しわあり=1,しわなし=
0、として出力するものである。
【0039】紙葉のしわあり,しわなしの判定方法とし
ては、反射型ラインイメージセンサ50によるラインイ
メージデータ信号を例えば3値データである紙葉なし=
0,紙葉しわあり=1,紙葉しわなし=2という値に、
例えば64階調映像信号に適切なしきい値を2個所設け
て変換することで、この値をもとにして、しわありの値
の頻度からしわありを判断する。
ては、反射型ラインイメージセンサ50によるラインイ
メージデータ信号を例えば3値データである紙葉なし=
0,紙葉しわあり=1,紙葉しわなし=2という値に、
例えば64階調映像信号に適切なしきい値を2個所設け
て変換することで、この値をもとにして、しわありの値
の頻度からしわありを判断する。
【0040】あるいは、紙葉存在部のある一定範囲のみ
の積分値アナログないしはデジタル値をもとに適切なし
きい値をもとにしてしわあり,しわなしを判断する。あ
るいは、鉛直,斜方照明光としての発光ダイオードアレ
イ上にスリットを設け、光切断法を用い、受光ラインイ
メージセンサ部に、発光ダイオードアレイ上からの光が
媒体が平のときにラインイメージセンサが検出できる平
行同一線分以上になるように、ある一定範囲における光
量値に対して、あるしきい値をもとにしてしわあり,し
わなしを判断する。
の積分値アナログないしはデジタル値をもとに適切なし
きい値をもとにしてしわあり,しわなしを判断する。あ
るいは、鉛直,斜方照明光としての発光ダイオードアレ
イ上にスリットを設け、光切断法を用い、受光ラインイ
メージセンサ部に、発光ダイオードアレイ上からの光が
媒体が平のときにラインイメージセンサが検出できる平
行同一線分以上になるように、ある一定範囲における光
量値に対して、あるしきい値をもとにしてしわあり,し
わなしを判断する。
【0041】次に、反射型ラインイメージセンサ50を
用いた紙葉状態検知手段の具体例を説明する。まず、紙
葉のしわを検出する手段を説明する。図3は、反射型ラ
インイメージセンサ50a(50bも同様の構成である
ので、説明は50aのみに省略してある。)を紙葉繰り
出し方向から見た正面図である。反射型ラインイメージ
センサ50aは、複数の発光素子を直線状に配列した発
光素子アレイ51と、複数の受光素子を直線状に配列し
た受光素子アレイ52とで構成される。図4は、紙葉状
態検出部の一例を示すブロック図である。この図で示し
てあるように、発光素子アレイの発光素子の配列間隔
と、受光素子アレイの受光素子の配列間隔とは等しく、
且つ、配列間隔の1/2だけ、互いにずれた位置で発光
素子と受光素子とが対応するように配置されている。図
5は図3の側面図になっており、以上説明した配置関係
を示している。
用いた紙葉状態検知手段の具体例を説明する。まず、紙
葉のしわを検出する手段を説明する。図3は、反射型ラ
インイメージセンサ50a(50bも同様の構成である
ので、説明は50aのみに省略してある。)を紙葉繰り
出し方向から見た正面図である。反射型ラインイメージ
センサ50aは、複数の発光素子を直線状に配列した発
光素子アレイ51と、複数の受光素子を直線状に配列し
た受光素子アレイ52とで構成される。図4は、紙葉状
態検出部の一例を示すブロック図である。この図で示し
てあるように、発光素子アレイの発光素子の配列間隔
と、受光素子アレイの受光素子の配列間隔とは等しく、
且つ、配列間隔の1/2だけ、互いにずれた位置で発光
素子と受光素子とが対応するように配置されている。図
5は図3の側面図になっており、以上説明した配置関係
を示している。
【0042】さて、紙葉にしわがない場合と、ある場合
とでは、次のような違いが現れる。まず、図5に示す発
光素子Nを点灯したとする。紙葉表面が発光素子アレイ
及び受光素子アレイと平行である場合、発光素子の発光
特性が理想的であるならば、紙葉4で反射した光は、均
等に受光素子N−1と受光素子N+1に到達する。とこ
ろが、もし紙葉にしわがあり、図5のように発光素子ア
レイ及び受光素子アレイと平行でなかった場合には、紙
葉4で反射した光は紙葉表面での正反射光を含むため、
受光素子N−1か受光素子N+1かに片寄って到達す
る。以上のような性質を利用して、以下のようにしわの
度合いを求める。
とでは、次のような違いが現れる。まず、図5に示す発
光素子Nを点灯したとする。紙葉表面が発光素子アレイ
及び受光素子アレイと平行である場合、発光素子の発光
特性が理想的であるならば、紙葉4で反射した光は、均
等に受光素子N−1と受光素子N+1に到達する。とこ
ろが、もし紙葉にしわがあり、図5のように発光素子ア
レイ及び受光素子アレイと平行でなかった場合には、紙
葉4で反射した光は紙葉表面での正反射光を含むため、
受光素子N−1か受光素子N+1かに片寄って到達す
る。以上のような性質を利用して、以下のようにしわの
度合いを求める。
【0043】図4に戻って説明する。まず、発光素子点
灯回路53は受光素子アレイ51の発光素子2を点灯
し、次に4を,次に6をと順次点灯していく。発光素子
Nを点灯した場合、受光素子アレイ52の受光素子N−
1と、受光素子N+1の受光電流は、増幅回路54によ
り増幅され、演算回路55に入力される。発光素子Nを
点灯したとき、演算回路55に入力された受光素子N−
1の受光信号量をI(N),受光素子N+1の受光信号
量をJ(N)とおく。
灯回路53は受光素子アレイ51の発光素子2を点灯
し、次に4を,次に6をと順次点灯していく。発光素子
Nを点灯した場合、受光素子アレイ52の受光素子N−
1と、受光素子N+1の受光電流は、増幅回路54によ
り増幅され、演算回路55に入力される。発光素子Nを
点灯したとき、演算回路55に入力された受光素子N−
1の受光信号量をI(N),受光素子N+1の受光信号
量をJ(N)とおく。
【0044】このとき、演算回路55では以下の式
(1)により、しわの度合指数を求める。
(1)により、しわの度合指数を求める。
【数1】 式(1)の右辺は次のような意味を持つ。発光素子Nを
点灯した時の受光素子N−1と受光素子N+1で受光で
きた反射光のうち、受光素子N−1で受光できた反射光
の比率I(N)/I(N)+J(N)を求める。その比
率がしわのない場合の比率IO (N)/IO (N)+J
O (N)に対し、どれだけずれているか求める。その比
率のずれを全ての発光素子について総和する。
点灯した時の受光素子N−1と受光素子N+1で受光で
きた反射光のうち、受光素子N−1で受光できた反射光
の比率I(N)/I(N)+J(N)を求める。その比
率がしわのない場合の比率IO (N)/IO (N)+J
O (N)に対し、どれだけずれているか求める。その比
率のずれを全ての発光素子について総和する。
【0045】前述したように、しわのある場合には、I
(N)とJ(N)のバランスが崩れるので、比率I
(N)/I(N)+J(N)もしわのない場合の比率I
0 (N)/I0 (N)+J0 (N)からずれてくる。し
たがって、式(1)によりしわの少ない場合には、しわ
の度合指数は0に近づき、一方、しわが多い場合には、
しわの度合指数は大きくなる。
(N)とJ(N)のバランスが崩れるので、比率I
(N)/I(N)+J(N)もしわのない場合の比率I
0 (N)/I0 (N)+J0 (N)からずれてくる。し
たがって、式(1)によりしわの少ない場合には、しわ
の度合指数は0に近づき、一方、しわが多い場合には、
しわの度合指数は大きくなる。
【0046】以上のようにして求めたしわの度合指数に
より、図6,図7に示した特性を推定し、繰り出しロー
ラと分離ローラとの適切なかみあい量を決定する。以上
述べた紙葉のしわを検出する手段は、紙葉類認識装置に
おける正損判別手段として用いることも可能である。
より、図6,図7に示した特性を推定し、繰り出しロー
ラと分離ローラとの適切なかみあい量を決定する。以上
述べた紙葉のしわを検出する手段は、紙葉類認識装置に
おける正損判別手段として用いることも可能である。
【0047】なお、本実施例では、紙葉のしわを検出す
る手段として、アレイ状の発光素子,受光素子を用いた
が、以上の説明から、原理上発光素子1個と受光素子2
個の最小構成でも実現可能であることがわかる。
る手段として、アレイ状の発光素子,受光素子を用いた
が、以上の説明から、原理上発光素子1個と受光素子2
個の最小構成でも実現可能であることがわかる。
【0048】以上は、紙葉のしわを検出する手段であっ
たが、紙葉状態とは、しわの状態のみに限定されるもの
ではない。例えば、紙葉のこしを調べるために、音波を
紙葉にあて、紙葉が振動することによって生ずる音波の
スペクトルを認識して行う方法も考えられうる。
たが、紙葉状態とは、しわの状態のみに限定されるもの
ではない。例えば、紙葉のこしを調べるために、音波を
紙葉にあて、紙葉が振動することによって生ずる音波の
スペクトルを認識して行う方法も考えられうる。
【0049】図8は本実施例のブロック図であり、従来
と同一の部分は同一の符号で示して、その説明も省略す
る。同図において、51は制御回路であり、該制御回路
51は前記受光素子,前記重送検知部36および前記反
射型ラインイメージセンサ50a,50bからの信号を
処理したり、記憶回路37とのデータの送受をしたり、
左右ゲートギャップを調整するパルスモータ30を駆動
するための出力を発生するようになっている。39は操
作キーボード、40はキーボード制御部であり、操作キ
ーボード39より制御回路51に命令を送れるようにな
っている。
と同一の部分は同一の符号で示して、その説明も省略す
る。同図において、51は制御回路であり、該制御回路
51は前記受光素子,前記重送検知部36および前記反
射型ラインイメージセンサ50a,50bからの信号を
処理したり、記憶回路37とのデータの送受をしたり、
左右ゲートギャップを調整するパルスモータ30を駆動
するための出力を発生するようになっている。39は操
作キーボード、40はキーボード制御部であり、操作キ
ーボード39より制御回路51に命令を送れるようにな
っている。
【0050】次に、上述した構成の作用を説明する。図
9,図10および図11は上述した構成における繰り出
しローラ8a,8bと分離ローラ12a,12bの噛み
合い量の調整のための動作フローチャートで、図中のS
Bは処理ステップを示し、以下この処理ステップに従っ
て説明する。まず、操作キーボード39により紙葉4の
繰り出し枚数Nを指定すると共に、自動調整のキーの押
下もしくは命令の実行を指示する(SB0)。
9,図10および図11は上述した構成における繰り出
しローラ8a,8bと分離ローラ12a,12bの噛み
合い量の調整のための動作フローチャートで、図中のS
Bは処理ステップを示し、以下この処理ステップに従っ
て説明する。まず、操作キーボード39により紙葉4の
繰り出し枚数Nを指定すると共に、自動調整のキーの押
下もしくは命令の実行を指示する(SB0)。
【0051】これにより、制御回路38の指示によりモ
ータ18が回転し、この回転力が繰り出しローラ8a,
8b及びピックアップローラ6に伝達されると共に、図
示しないモータにより分離ローラ12a,12bが駆動
されて収納部1におけるステージ3上の紙葉4が繰り出
される(SB1)。
ータ18が回転し、この回転力が繰り出しローラ8a,
8b及びピックアップローラ6に伝達されると共に、図
示しないモータにより分離ローラ12a,12bが駆動
されて収納部1におけるステージ3上の紙葉4が繰り出
される(SB1)。
【0052】繰り出された紙葉4は図示しない搬送路に
より次工程の処理系に向かって搬送されるが、その途中
で走行監視センサ35の2対の発光,受光素子間を通過
し、その通過のタイミングから走行角度が検出されると
共に、各紙葉4の走行間隔が検出されることで、スキュ
ーの有無の検出,正常か連鎖かの検出,及び繰り出し不
良か否かの検出が行われる。そして、この走行監視セン
サ35を通過した紙葉4は、次に重送検知部36を通過
し、その通過時に重送しているか否かが検出される。
より次工程の処理系に向かって搬送されるが、その途中
で走行監視センサ35の2対の発光,受光素子間を通過
し、その通過のタイミングから走行角度が検出されると
共に、各紙葉4の走行間隔が検出されることで、スキュ
ーの有無の検出,正常か連鎖かの検出,及び繰り出し不
良か否かの検出が行われる。そして、この走行監視セン
サ35を通過した紙葉4は、次に重送検知部36を通過
し、その通過時に重送しているか否かが検出される。
【0053】この走行監視センサ35と重送検知部36
の出力は検出データとして各紙葉4毎に制御回路38に
よって読み取られ、記憶回路37に記憶される(SB
2)。続いて、記憶回路37に記憶されたデータに基づ
いて紙葉4の走行状況の第1の判定を行うが、このとき
の判定内容は、重送,連鎖,繰り出し不良による異常か
または正常かの2つのどちらかに分けられ、スキューの
データはここでは取り扱わないようになっている(SB
3)。
の出力は検出データとして各紙葉4毎に制御回路38に
よって読み取られ、記憶回路37に記憶される(SB
2)。続いて、記憶回路37に記憶されたデータに基づ
いて紙葉4の走行状況の第1の判定を行うが、このとき
の判定内容は、重送,連鎖,繰り出し不良による異常か
または正常かの2つのどちらかに分けられ、スキューの
データはここでは取り扱わないようになっている(SB
3)。
【0054】ここで正常と判定した場合、後述するSB
8へ移行するが、重送,連鎖,繰り出し不良による異常
と判定した場合は、今回の処理データと前回の処理デー
タとを比較し(SB4)、繰り出しローラ8a,8bと
分離ローラ12a,12bとの噛み合い量を調整するた
めのパルスモータ30a.30bの回転量を算出する
(SB5)。
8へ移行するが、重送,連鎖,繰り出し不良による異常
と判定した場合は、今回の処理データと前回の処理デー
タとを比較し(SB4)、繰り出しローラ8a,8bと
分離ローラ12a,12bとの噛み合い量を調整するた
めのパルスモータ30a.30bの回転量を算出する
(SB5)。
【0055】この場合の算出方法としては、各パルスモ
ータ30a.30bの回転量と走行監視センサ35及び
重送検知部36の処理データとの関係と、繰り出しロー
ラ8a,8bと分離ローラ12a,12bの噛み合い量
と紙葉の間隔の関係から求めることができる。すなわ
ち、具体的には図6に示す関係で反射型ラインイメージ
センサ50a,50bによる、しわあり,しわなしの判
定に基づいて、繰り出しローラと噛み合い量を算出し、
その値に相当する前記噛み合い量となるようにパルスモ
ータ30a,30bを回転させている。尚、図9,図1
0,図11には示していないが、前回のデータがない最
初の調整には、予め収集した一般のデータから作成した
図6の関係に基づいて回転量を前記パルスモータ30
a,30bに与えるようにすればよい。
ータ30a.30bの回転量と走行監視センサ35及び
重送検知部36の処理データとの関係と、繰り出しロー
ラ8a,8bと分離ローラ12a,12bの噛み合い量
と紙葉の間隔の関係から求めることができる。すなわ
ち、具体的には図6に示す関係で反射型ラインイメージ
センサ50a,50bによる、しわあり,しわなしの判
定に基づいて、繰り出しローラと噛み合い量を算出し、
その値に相当する前記噛み合い量となるようにパルスモ
ータ30a,30bを回転させている。尚、図9,図1
0,図11には示していないが、前回のデータがない最
初の調整には、予め収集した一般のデータから作成した
図6の関係に基づいて回転量を前記パルスモータ30
a,30bに与えるようにすればよい。
【0056】パルスモータ30a,30bの回転量が算
出されると、次に制御回路38は走行状況の第2の判定
を行う(SB6)。 このときの判定内容は重送または連鎖か繰り出し不良か
の判定である。この走行状況の第2の判定において、重
送または連鎖と判定された場合、この重送や連鎖は一般
に前記噛み合い量が少ないと発生しやすいといった関係
があるので、制御回路38は噛み合い量を多くする方向
に上述の方法で算出された分だけパルスモータ30a,
30bを回転させる(SB7)。
出されると、次に制御回路38は走行状況の第2の判定
を行う(SB6)。 このときの判定内容は重送または連鎖か繰り出し不良か
の判定である。この走行状況の第2の判定において、重
送または連鎖と判定された場合、この重送や連鎖は一般
に前記噛み合い量が少ないと発生しやすいといった関係
があるので、制御回路38は噛み合い量を多くする方向
に上述の方法で算出された分だけパルスモータ30a,
30bを回転させる(SB7)。
【0057】このパルスモータ30a,30bの回転力
はそれぞれ歯車31を介して調整ネジ32a,32bに
伝達され、これにより調整ネジ32a,32bの支持板
34からの突出量が減少するため、保持部材28a,2
8bは板バネ33の付勢力によりシャフト29を中心に
して分離ローラ12a,12bを押し上げる方向に回動
し、これにより繰り出しローラ8a,8bと分離ローラ
12a,12bの噛み合い量が増加する。
はそれぞれ歯車31を介して調整ネジ32a,32bに
伝達され、これにより調整ネジ32a,32bの支持板
34からの突出量が減少するため、保持部材28a,2
8bは板バネ33の付勢力によりシャフト29を中心に
して分離ローラ12a,12bを押し上げる方向に回動
し、これにより繰り出しローラ8a,8bと分離ローラ
12a,12bの噛み合い量が増加する。
【0058】前記SB3またはSB7の処理が終了する
と、続いて制御回路38は走行状況の第3の判定を行う
(SB8)。 このときの判定内容は、紙葉4がスキューしていない正
常な走行か、紙葉4がスキューしていてそのスキューが
左先行であるか右先行であるかの判定である。
と、続いて制御回路38は走行状況の第3の判定を行う
(SB8)。 このときの判定内容は、紙葉4がスキューしていない正
常な走行か、紙葉4がスキューしていてそのスキューが
左先行であるか右先行であるかの判定である。
【0059】ここで、正常と判定された場合には、後述
するSA25へ移行するが、左先行または右先行のスキ
ューと判定された場合には、紙葉の状態を反射型ライン
イメージセンサ50a,50bにより検出し(SB9,
SB12)、その結果しわありと判定された場合には、
図7の関係におけるしわありの関係から繰り出しローラ
と分離ローラの噛み合い量を求め、それに相当する分だ
けのパルスモータ30aまたは30bの回転量を算出す
る(SB10,SB13)。
するSA25へ移行するが、左先行または右先行のスキ
ューと判定された場合には、紙葉の状態を反射型ライン
イメージセンサ50a,50bにより検出し(SB9,
SB12)、その結果しわありと判定された場合には、
図7の関係におけるしわありの関係から繰り出しローラ
と分離ローラの噛み合い量を求め、それに相当する分だ
けのパルスモータ30aまたは30bの回転量を算出す
る(SB10,SB13)。
【0060】一般に左側の繰り出しローラ8aと分離ロ
ーラ12aの噛み合い量が右側の繰り出しローラ8bと
分離ローラ12bの噛み合い量に対して少ない場合、左
先行のスキューが発生するという関係があるので、左先
行のスキューの場合は、前記左側の繰り出しローラ8a
と分離ローラ12aの噛み合い量を多くする方向にパル
スモータ30aだけを前述の方法で算出した分だけ回転
させ(SB11)、逆に右先行のスキューの場合は、前
記右側の繰り出しローラ8bと分離ローラ12bの噛み
合い量を多くする方向にパルスモータ30bだけを同様
に回転させる(SB14)。
ーラ12aの噛み合い量が右側の繰り出しローラ8bと
分離ローラ12bの噛み合い量に対して少ない場合、左
先行のスキューが発生するという関係があるので、左先
行のスキューの場合は、前記左側の繰り出しローラ8a
と分離ローラ12aの噛み合い量を多くする方向にパル
スモータ30aだけを前述の方法で算出した分だけ回転
させ(SB11)、逆に右先行のスキューの場合は、前
記右側の繰り出しローラ8bと分離ローラ12bの噛み
合い量を多くする方向にパルスモータ30bだけを同様
に回転させる(SB14)。
【0061】一方、前記SB6において繰り出し不良と
判定された場合、この繰り出し不良は一般に前記繰り出
しローラ8a,8bと分離ローラ12a,12bの噛み
合い量が多いと発生しやすいといった関係があるので、
少なくする方向に前記の方法で算出された分だけパルス
モータ30a,30bを回転させる(SB15)。 このときのパルスモータ30a,30bの回転力は前記
と同様にそれぞれ歯車31を介して調整ネジ32a,3
2bに伝達され、これにより調整ネジ32a,32bの
支持板34からの突出量が増加して保持部材28a,2
8bの他端をその下側から押圧するため、保持部材28
a,28bは板バネ33の付勢力に抗してシャフト29
を中心に分離ローラ12a,12bを押し下げる方向に
回動し、これにより繰り出しローラ8a,8bと分離ロ
ーラ12a,12bの噛み合い量が減少する。
判定された場合、この繰り出し不良は一般に前記繰り出
しローラ8a,8bと分離ローラ12a,12bの噛み
合い量が多いと発生しやすいといった関係があるので、
少なくする方向に前記の方法で算出された分だけパルス
モータ30a,30bを回転させる(SB15)。 このときのパルスモータ30a,30bの回転力は前記
と同様にそれぞれ歯車31を介して調整ネジ32a,3
2bに伝達され、これにより調整ネジ32a,32bの
支持板34からの突出量が増加して保持部材28a,2
8bの他端をその下側から押圧するため、保持部材28
a,28bは板バネ33の付勢力に抗してシャフト29
を中心に分離ローラ12a,12bを押し下げる方向に
回動し、これにより繰り出しローラ8a,8bと分離ロ
ーラ12a,12bの噛み合い量が減少する。
【0062】前記SB15の処理が終了すると、制御回
路38は走行状況の第4の判定を行う(SB16)。 このときの判定内容は、前記SB8と同様の紙葉4がス
キューしていない正常な走行か、紙葉4がスキューして
いてそのスキューが左先行であるか右先行であるかの判
定である。
路38は走行状況の第4の判定を行う(SB16)。 このときの判定内容は、前記SB8と同様の紙葉4がス
キューしていない正常な走行か、紙葉4がスキューして
いてそのスキューが左先行であるか右先行であるかの判
定である。
【0063】ここで、正常と判定された場合には、次の
ステップとしてSB23へ移行するが、左先行または右
先行のスキューと判定された場合には、紙葉の状態を反
射型ラインイメージセンサ50a,50bにより検出し
(SB17,SB20)、その結果しわありと判定され
た場合には、図6の関係におけるしわありの関係から繰
り出しローラと分離ローラの噛み合い量を求め、それに
相当する分だけのパルスモータ30aまたは30bの回
転量を算出する(SB18,SB21)。
ステップとしてSB23へ移行するが、左先行または右
先行のスキューと判定された場合には、紙葉の状態を反
射型ラインイメージセンサ50a,50bにより検出し
(SB17,SB20)、その結果しわありと判定され
た場合には、図6の関係におけるしわありの関係から繰
り出しローラと分離ローラの噛み合い量を求め、それに
相当する分だけのパルスモータ30aまたは30bの回
転量を算出する(SB18,SB21)。
【0064】そして左先行のスキューの場合は、右側の
繰り出しローラ8bと分離ローラ12bの噛み合い量を
少なくする方向にパルスモータ30bだけを前記の方法
で算出した分だけ回転させ(SB19)、逆に右先行の
スキューの場合は、左側の繰り出しローラ8aと分離ロ
ーラ12aの噛み合い量を多くする方向にパルスモータ
30aだけを同様に回転させる(SB22)。
繰り出しローラ8bと分離ローラ12bの噛み合い量を
少なくする方向にパルスモータ30bだけを前記の方法
で算出した分だけ回転させ(SB19)、逆に右先行の
スキューの場合は、左側の繰り出しローラ8aと分離ロ
ーラ12aの噛み合い量を多くする方向にパルスモータ
30aだけを同様に回転させる(SB22)。
【0065】このようにして紙葉4の走行状況の各判定
を行い、その結果、走行状況がすべて正常であった場合
すなわち調整を行う必要がなかった場合はその直後に、
またスキュー,重送,連鎖,繰り出し不良があった場合
は、前記の如く繰り出しローラ8a,8bと分離ローラ
12a,12bの一方または双方の噛み合い量を調整し
た後、実際のパルスモータ30a,30bの回転量とセ
ンサ35による分離情報を基にして、左右のパルスモー
タ30a,30bの回転量とセンサの出力データを各紙
葉の状態,しわあり,しわなし別に更新する(SB2
3)。
を行い、その結果、走行状況がすべて正常であった場合
すなわち調整を行う必要がなかった場合はその直後に、
またスキュー,重送,連鎖,繰り出し不良があった場合
は、前記の如く繰り出しローラ8a,8bと分離ローラ
12a,12bの一方または双方の噛み合い量を調整し
た後、実際のパルスモータ30a,30bの回転量とセ
ンサ35による分離情報を基にして、左右のパルスモー
タ30a,30bの回転量とセンサの出力データを各紙
葉の状態,しわあり,しわなし別に更新する(SB2
3)。
【0066】その後、制御回路38が前記の動作におい
て紙葉4の走行状況がすべて正常であったかどうかを判
断し(SB24)つまり、SB3,SB8での走行状況
判定結果がいずれも正常であったかどうかを判断し、正
常で調整を行う必要がなかった場合のみ、調整は終了す
る。
て紙葉4の走行状況がすべて正常であったかどうかを判
断し(SB24)つまり、SB3,SB8での走行状況
判定結果がいずれも正常であったかどうかを判断し、正
常で調整を行う必要がなかった場合のみ、調整は終了す
る。
【0067】どちらか1つでも正常でなかった場合に
は、SB1のステップに戻り、すべて正常となるまで動
作が繰り返される。
は、SB1のステップに戻り、すべて正常となるまで動
作が繰り返される。
【0068】以上のような一連動作により、1枚ごとの
紙葉の繰り出しにおいて、リアルタイムに紙葉間隔なら
びにスキューを制御するようになっている。
紙葉の繰り出しにおいて、リアルタイムに紙葉間隔なら
びにスキューを制御するようになっている。
【0069】なお、本実施例では、自動調整用のアクチ
ュエータとしてパルスモータを使用しているが、圧電素
子等を用いたとしても調整方法は同様である。
ュエータとしてパルスモータを使用しているが、圧電素
子等を用いたとしても調整方法は同様である。
【0070】また、本実施例では、スキュー,紙葉間隔
制御のためのセンサとして、反射型ラインイメージセン
サを用いたが、これが単体の受光素子、たとえばフォト
ダイオードであっても、数個のフォトダイオードアレイ
であってもエリアイメージセンサ等の2次元イメージセ
ンサを用いたとしても同様の効果が得られる。
制御のためのセンサとして、反射型ラインイメージセン
サを用いたが、これが単体の受光素子、たとえばフォト
ダイオードであっても、数個のフォトダイオードアレイ
であってもエリアイメージセンサ等の2次元イメージセ
ンサを用いたとしても同様の効果が得られる。
【0071】また、紙葉状態の検出方法として、紙葉の
繰り出し速度を用いることも考えられる。なぜなら、紙
葉の繰り出し速度は、紙葉と繰り出しローラ、紙葉どう
し、紙葉と分離ローラとの摩擦力の相互作用の結果とし
て定まるからである。
繰り出し速度を用いることも考えられる。なぜなら、紙
葉の繰り出し速度は、紙葉と繰り出しローラ、紙葉どう
し、紙葉と分離ローラとの摩擦力の相互作用の結果とし
て定まるからである。
【0072】なお、本発明は、媒体分離繰り出し時に紙
葉の状態を検知する方法であるので、OCR用紙やプリ
ペイカード等の紙葉の分離装置にも適用可能である。
葉の状態を検知する方法であるので、OCR用紙やプリ
ペイカード等の紙葉の分離装置にも適用可能である。
【0073】
【発明の効果】以上詳細に説明した如く本発明によれ
ば、収納部に設けられたステージの上昇により、該ステ
ージ上の紙葉類を同軸に設けられた複数のピックアップ
ローラに圧接させ、該ピックアップローラの回転により
前記紙葉類を収納部の前端側に位置するように同軸に設
けられた左右一対の繰り出しローラと該繰り出しローラ
に対応して設けられた左右一対の分離ローラとの噛み合
い部に送り、この繰り出しローラの回転により前記紙葉
類を前記収納部から繰り出すと共に、前記繰り出しロー
ラに直接接する紙葉類以外の紙葉類を分離ローラの回転
により収納部側へ戻す分離繰り出し機能と、前記ピック
アップローラと繰り出しローラにより繰り出される媒体
の連鎖,遅延,スキューの有無等の媒体の走行状態を検
知し、この走行状態に応じて前記左右の繰り出しローラ
と分離ローラの噛み合い量を調整して媒体の繰り出し状
態を制御する制御機能を有する紙葉類分離繰り出し装置
の媒体制御方法において、繰り出される媒体のしわあ
り,しわなし等の媒体の表面状態を検知し、媒体の繰り
出し状態制御時に、前記媒体の走行状態の検知情報にこ
の媒体の表面状態の検知情報を併せ、媒体の走行状態に
応じて前記左右の繰り出しローラと分離ローラの噛み合
い量を調整する際に、媒体の表面状態に応じて異なる量
で調整するので、媒体の走行状態に応じて分離ローラに
対する繰り出しローラの位置を調整する際に、媒体の表
面状態に応じた調整を行うことができる。
ば、収納部に設けられたステージの上昇により、該ステ
ージ上の紙葉類を同軸に設けられた複数のピックアップ
ローラに圧接させ、該ピックアップローラの回転により
前記紙葉類を収納部の前端側に位置するように同軸に設
けられた左右一対の繰り出しローラと該繰り出しローラ
に対応して設けられた左右一対の分離ローラとの噛み合
い部に送り、この繰り出しローラの回転により前記紙葉
類を前記収納部から繰り出すと共に、前記繰り出しロー
ラに直接接する紙葉類以外の紙葉類を分離ローラの回転
により収納部側へ戻す分離繰り出し機能と、前記ピック
アップローラと繰り出しローラにより繰り出される媒体
の連鎖,遅延,スキューの有無等の媒体の走行状態を検
知し、この走行状態に応じて前記左右の繰り出しローラ
と分離ローラの噛み合い量を調整して媒体の繰り出し状
態を制御する制御機能を有する紙葉類分離繰り出し装置
の媒体制御方法において、繰り出される媒体のしわあ
り,しわなし等の媒体の表面状態を検知し、媒体の繰り
出し状態制御時に、前記媒体の走行状態の検知情報にこ
の媒体の表面状態の検知情報を併せ、媒体の走行状態に
応じて前記左右の繰り出しローラと分離ローラの噛み合
い量を調整する際に、媒体の表面状態に応じて異なる量
で調整するので、媒体の走行状態に応じて分離ローラに
対する繰り出しローラの位置を調整する際に、媒体の表
面状態に応じた調整を行うことができる。
【0074】これにより、分離繰り出しする紙葉の状態
に合わせて媒体の繰り出し制御方法をリアルタイムに変
えることが可能となり、媒体分離繰り出しのバラツキを
防止し、作動信頼性の高い媒体分離繰り出し装置を実現
するという効果がある。
に合わせて媒体の繰り出し制御方法をリアルタイムに変
えることが可能となり、媒体分離繰り出しのバラツキを
防止し、作動信頼性の高い媒体分離繰り出し装置を実現
するという効果がある。
【図1】本発明の一実施例を示す斜視図である。
【図2】同実施例の要部側面図である。
【図3】反射型ラインイメージセンサを紙葉繰り出し方
向から見た正面図である。
向から見た正面図である。
【図4】紙葉状態検出部の一例を示すブロック図であ
る。
る。
【図5】図3の側面図である。
【図6】繰り出しローラと分離ローラの噛み合い量と紙
葉の間隔の関係を示すグラフである。
葉の間隔の関係を示すグラフである。
【図7】繰り出しローラと分離ローラの噛み合い量と紙
葉のスキューの関係を示すグラフである。
葉のスキューの関係を示すグラフである。
【図8】本実施例のブロック図である。
【図9】本実施例の動作フローチャートである。
【図10】本実施例の動作フローチャートである。
【図11】本実施例の動作フローチャートである。
【図12】従来例を示す斜視図である。
【図13】従来例を示す側面図である。
【図14】従来例のブロック図である。
【図15】従来例の動作フローチャートである。
【図16】従来例の動作フローチャートである。
【図17】従来例の動作フローチャートである。
【符号の説明】 8a,8b 繰り出しローラ 12a,12b 分離ローラ 30a,30b パルスモータ 50a,50b 反射型ラインイメージセンサ
Claims (4)
- 【請求項1】 収納部に設けられたステージの上昇によ
り、該ステージ上の紙葉類を同軸に設けられた複数のピ
ックアップローラに圧接させ、該ピックアップローラの
回転により前記紙葉類を収納部の前端側に位置するよう
に同軸に設けられた左右一対の繰り出しローラと該繰り
出しローラに対応して設けられた左右一対の分離ローラ
との噛み合い部に送り、この繰り出しローラの回転によ
り前記紙葉類を前記収納部から繰り出すと共に、前記繰
り出しローラに直接接する紙葉類以外の紙葉類を分離ロ
ーラの回転により収納部側へ戻す分離繰り出し機能と、 前記ピックアップローラと繰り出しローラにより繰り出
される媒体の連鎖,遅延,スキューの有無等の媒体の走
行状態を検知し、この走行状態に応じて前記左右の繰り
出しローラと分離ローラの噛み合い量を調整して媒体の
繰り出し状態を制御する制御機能を有する紙葉類分離繰
り出し装置の媒体制御方法において、 繰り出される媒体のしわあり,しわなし等の媒体の表面
状態を検知し、 媒体の繰り出し状態制御時に、前記媒体の走行状態の検
知情報にこの媒体の表面状態の検知情報を併せ、媒体の
走行状態に応じて前記左右の繰り出しローラと分離ロー
ラの噛み合い量を調整する際に、媒体の表面状態に応じ
て異なる量で調整することを特徴とする紙葉類分離繰り
出し装置の媒体制御方法。 - 【請求項2】 前記媒体の表面状態を検知する方法とし
て、反射型ラインイメージセンサによるラインイメージ
データ信号を3値データに変換し、紙葉なし,紙葉あり
しわあり,紙葉ありしわなし,の3個の状態を基にしわ
ありの頻度からしわあり,しわなしを判断することを特
徴とする請求項1項記載の紙葉類分離繰り出し装置の媒
体制御方法。 - 【請求項3】 前記媒体の表面状態を検知する方法とし
て、反射型ラインイメージセンサ上に検出された紙葉存
在部のある一定範囲のみの積分値アナログないしデジタ
ル値をもとに適切なしきい値をもとにしてしわあり,し
わなしを判断することを特徴とする請求項1項記載の紙
葉類分離繰り出し装置の媒体制御方法。 - 【請求項4】 前記媒体の表面状態を検知する方法とし
て、照射光としての発光ダイオードアレイ上にスリット
を設け、光切断法を用い、受光ラインイメージセンサ部
に発光ダイオードアレイからの光が媒体が平らのときに
ラインイメージセンサが検出できる平行同一線分以上に
あるように、スリットを設けてラインイメージセンサに
検出された紙葉の存在部のある一定範囲における光量値
に対してあるしきい値をもとにして、しわあり,しわな
しを判断することを特徴とする請求項1項記載の紙葉類
分離繰り出し装置の媒体制御方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3189592A JP2981029B2 (ja) | 1991-07-04 | 1991-07-04 | 媒体分離繰り出し装置の媒体制御方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3189592A JP2981029B2 (ja) | 1991-07-04 | 1991-07-04 | 媒体分離繰り出し装置の媒体制御方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0524716A JPH0524716A (ja) | 1993-02-02 |
JP2981029B2 true JP2981029B2 (ja) | 1999-11-22 |
Family
ID=16243896
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3189592A Expired - Fee Related JP2981029B2 (ja) | 1991-07-04 | 1991-07-04 | 媒体分離繰り出し装置の媒体制御方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2981029B2 (ja) |
Families Citing this family (9)
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---|---|---|---|---|
DE10008135A1 (de) * | 2000-02-22 | 2001-08-23 | Giesecke & Devrient Gmbh | Reibradvereinzler zum Vereinzeln von Blattgut |
JP5404873B1 (ja) * | 2012-08-24 | 2014-02-05 | 株式会社Pfu | 原稿搬送装置、ジャム判定方法及びコンピュータプログラム |
JP5404876B1 (ja) | 2012-08-24 | 2014-02-05 | 株式会社Pfu | 用紙搬送装置、ジャム判定方法及びコンピュータプログラム |
JP5404872B1 (ja) | 2012-08-24 | 2014-02-05 | 株式会社Pfu | 用紙搬送装置、重送判定方法及びコンピュータプログラム |
JP5404870B1 (ja) | 2012-08-24 | 2014-02-05 | 株式会社Pfu | 用紙読取装置、ジャム判定方法及びコンピュータプログラム |
JP2015037982A (ja) * | 2012-08-24 | 2015-02-26 | 株式会社Pfu | 原稿搬送装置、ジャム判定方法及びコンピュータプログラム |
JP5404880B1 (ja) | 2012-09-14 | 2014-02-05 | 株式会社Pfu | 用紙搬送装置、異常判定方法及びコンピュータプログラム |
JP6608603B2 (ja) * | 2015-03-13 | 2019-11-20 | キヤノン電子株式会社 | 給送装置、制御方法及びプログラム |
JP7148854B2 (ja) * | 2018-02-15 | 2022-10-06 | セイコーエプソン株式会社 | 媒体給送装置、画像読取装置 |
-
1991
- 1991-07-04 JP JP3189592A patent/JP2981029B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0524716A (ja) | 1993-02-02 |
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