JP2979593B2 - 直交変調信号の復調装置 - Google Patents

直交変調信号の復調装置

Info

Publication number
JP2979593B2
JP2979593B2 JP2176025A JP17602590A JP2979593B2 JP 2979593 B2 JP2979593 B2 JP 2979593B2 JP 2176025 A JP2176025 A JP 2176025A JP 17602590 A JP17602590 A JP 17602590A JP 2979593 B2 JP2979593 B2 JP 2979593B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
signal
phase
output
change point
carrier
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2176025A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0468636A (ja
Inventor
寿志 有田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP2176025A priority Critical patent/JP2979593B2/ja
Publication of JPH0468636A publication Critical patent/JPH0468636A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2979593B2 publication Critical patent/JP2979593B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Television Systems (AREA)
  • Digital Transmission Methods That Use Modulated Carrier Waves (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、デジタル変調方式の直交変調信号の復調装
置に関するものである。
従来の技術 デジタル信号を搬送波伝送する際に用いられるデジタ
ル変調にはASK,PSKあるいはFSKなどの各種の方式が実用
化されている。そのような中で、占有帯域を狭くする一
手段として直交変調がしばしば用いられるようになっ
た。
以下図面を参照しながら、従来例(特開昭62−91089
号公報参照)について説明する。第7図は従来例の直交
変調の一種である直交パーシャルレスポンス変調信号の
復調装置のブロック図を示す。第7図では、テレビジョ
ンの映像信号とデジタル変調(QPSKや直交パーシャルレ
スポンスなどの直交変調)したデジタル副搬送波信号を
多重して伝送し、受信側ではこのデジタル副搬送波信号
を検波するのに必要な互いに直交する2つの搬送波信号
再生を直接行わず、映像信号より得られる色副搬送波信
号から合成するようにしている。すなわち、映像信号中
の色信号を再生する色信号処理部26で色副搬送波信号H
の周波数3.58MHzが得られるが、これを5/4倍の周波数に
合成する周波数合成器25に入力して、周波数4.475MHzの
互いに直交する2つの搬送波信号を取り出す。一方、デ
ジタル副搬送波信号は伝送時にあらかじめ色副搬送波信
号の5/4倍の周波数の互いに直交する2つの搬送波信号
で変調しておくので、検波器1i,1qで同期検波が行われ
ることになりI検波出力信号、Q検波出力信号が得られ
る。つまり、デジタル変調波信号再生を他の補助信号
(ここでは色副搬送波信号)を利用して行わせようとす
るものである。
ここで、デジタル変調波が直交の搬送波軸で検波可能
なもの、例えばQPSK,直交パーシャルレスポンス,16値QA
Mなどでは、その搬送波周波数f0を補助信号の周波数f1
のN/4(Nは自然数)に選べばよい。なぜならf1をN/4倍
する時f0は4種類の位相自由度を持つが、上記の変調方
式は送信時の差動符号化などにより検波時の搬送波信号
の90゜ごとの位相自由度は許容されるからである。
従って従来例の手法により(補助信号が利用できる場
合)、複雑な搬送波再生部を設置することなく安定な同
期検波が可能となる。
発明が解決しようとする課題 しかし、このような従来例では補助信号から合成され
た互いに直交する2つの搬送波信号の位相は、初期調整
時には希望する検波位相に合せられるが、それ以降の経
時変化や温度ドリフトに対しては無防備である。特に従
来例で対象としている直交パーシャルレスポンスのよう
に、ベクトル空間上の信号点数が多い場合(多値)は、
検波位相の僅かなずれが復調アイパターンの重大な特性
劣化を招くことになる。
課題を解決するための手段 上記課題を解決するために本発明は、検波出力信号の
振幅をNレベルに判定する第1及び第2のNレベル判定
器と、前記第1及び第2のNレベル判定器の出力の変化
点において擬似クロックを発生する擬似クロック発生器
と、前記擬似クロック発生器の出力からビットクロック
を再生するための位相比較器と低域フィルタと電圧制御
発振器とM分周器から構成されるPLL回路と、前記M分
周器の出力のクロック信号と前記擬似クロック発生器の
出力のパルス信号と前記電圧制御発振器の原発振クロッ
ク信号とを入力し変化点検出信号を出力する変化点検出
器と、前記変化点検出信号の情報により搬送波信号を移
相する可変位相器から構成される。
作用 本発明は上記の構成により、データの変化点の分布を
検出して搬送波信号の位相を制御する。変化点の検出
は、再生したクロック信号を基準としてクロック信号の
位相をM等分したどの位相に変化点が分布しているかを
検出し、変化点の分布範囲が狭まる方向の情報を変化点
検出信号として可変移相器に出力し、可変移相器で搬送
波信号の位相を制御して変化点の分布範囲が狭まるよう
に、最適な搬送波信号位相を実現するものである。
実施例 以下本発明の一実施例の直交変調信号の復調装置につ
いて、図面を参照しながら説明する。
第1図は、本発明の一実施例のブロック図である。周
波数合成器4において補助信号より得られた搬送波信号
は可変移相器3を経て、位相分離器2で互いに直交する
2つの搬送波信号となる。一方、入力される直交変調信
号は上記の互いに直交する2つの搬送波信号により検波
器1i,1qで同期検波される。検波器1i,1qの出力であるN
値の振幅レベルを有する検波出力信号Ai,Aqは、Nレベ
ル判定器5i,5qにて振幅レベルが判定される。判定結果
はIデータ、Qデータとして出力される。一方、Iデー
タ、Qデータの変化点の論理和出力は擬似クロック発生
器6に出力される。擬似クロック発生器6では、変化点
のタイミングで一定幅のパルス信号Cを発生する。位相
比較器7では、M分周器11の出力であるクロック信号E
とパルス信号Cとの位相比較を行い位相差に応じた位相
誤差信号を出力する。位相誤差信号は低域フィルタ8で
平滑化され電圧制御発振器9を制御する。電圧制御発振
器9は原発振クロック信号Dを発生し、M分周器11でM
分周してクロック信号Eを出力する。クロック信号Eは
以上の構成で検波出力信号Ai,Aq中のデータと同期す
る。又、データの変化点分布を検出する変化点検出器10
には、パルス信号Cと原発振クロック信号Dとクロック
信号Eが入力され、クロック信号Eを基準としてクロッ
ク信号Eの位相を原発振クロック信号DでM等分して、
パルス信号Cがどの位相タイミングで入力されているか
の検出を行い、パルス信号Cの分布が狭くなる位相の情
報を変化点検出信号Fとして可変移相器3に出力する。
可変移相器3では、搬送波信号の位相を変化点検出信号
Fの情報に従って移相する。
変化点検出器10の具体的な一実施例として、第2図に
そのブロック図を示す。パルス信号CはM段シフトレジ
スタ13に入力され原発振クロック信号Dによりシフトさ
れる。この時、パルス信号Cのパルス幅は原発振クロッ
ク信号Dの1クロック幅が望ましい。M段シフトレジス
タ13では、クロック信号Eの位相を原発振クロック信号
DでM等分したのと同様の働きをする。従って、M段シ
フトレジスタ13に入力されたパルス信号Cがどの位相に
存在するかを、クロック信号EのタイミングでL進カウ
ンタ14lからL進カウンタ14mのM個のL進カウンタを用
いて、パルス信号Cが存在する位相をカウントする。M
個のL進カウンタ14l〜14mのカウンタ値は分布検出器15
において変化点の分布範囲が狭まる方向の変化点検出信
号Fを出力する。一方、カウンタ値の(L−1)を検出
するとL進カウンタ11l〜11mにリセット信号を出力す
る。又、変化点検出器10をマイコンに置き換えても同じ
である。
以上のように構成された直交変調信号の復調装置につ
いて、以下第4図、第5図を用いて動作を説明する。第
4図はQPSK(4相PSK)変調信号のベクトル空間上での
信号点配置と検波軸の関係を示しており、(a)は最適
な検波軸の場合、(b)は検波軸がずれた場合の様子を
示している。第5図はQPSK(4相PSK)変調信号のI軸
(Q軸)における検波出力のアイパターンを示してお
り、(a)は最適な検波軸の場合、(b)は検波軸がず
れた場合のアイパターンを示しており、斜線部分はデー
タが変化する時の遷移状態の領域を表している。第4図
(a)において、I軸上のIU,ILは検波器Aiで同期検波
した場合の各信号点の振幅レベルを示しており、第5図
(a)のアイパターンに示す様に必ずIU,ILの振幅レベ
ルで収束して、Nレベル判定器5i(この場合2レベル)
でデータの判定がなされる。Q軸のQU,QLについても同
様である。第4図,第5図(a)の場合のデータの変化
点は第5図(a)のしきい値とクロスする時得られる。
これから理解できるように、最適な検波軸の場合の変化
点分布はほぼ一点に集中している。一方、第4図(b)
のI′軸,Q′軸の様に最適な検波軸からずれた場合、各
信号点のI′軸上での振幅レベルIU1,IU2,IL1,IL2とな
り、検波器5iで同期検波した時のアイパターンを第5図
(b)に示す。Q′軸のQU1,QU2,QL1,QL2についても同
様である。第5図(b)で示されるように検波軸がずれ
ると、しきい値とクロスする変化点領域が広がる。この
変化点領域の広がりを変化点検出器10が検出し、変化点
領域が狭まるように変化点検出信号Fを出力する。つま
り、可変移相器3で搬送波信号の位相を変化させ、検波
軸のずれを修正する。
変化点検出器10の出力である変化点検出信号Fで可変
移相器3を制御する一方法を第6図に示す。第6図にお
いて、横軸は時間の経過を表しており、縦軸はスタート
時点の検波軸位相を0として±方向の位相に変化点検出
信号Fで制御する様子を表している。まず、変化点領域
が最適で有るかどうかを判断するために+方向に位相を
変化させ変化点領域が広がる方向(α)にあるため5
ステップ後にスタート時点の位相に設定し直し、次に位
相を一方向に変化させると変化点領域が狭まる方向(β
)にあるため位相を変化させ続ける。一方向に位相を
変化し続けると変化点領域が広がる方向(α)になる
ため5ステップ後に最も変化点領域が狭くなった位相に
設定する。その後、変化点領域の範囲に変化がなければ
位相を維持しておく(γ)。次に、変化点領域の範囲
に変化が有る場合、同様の動作(βαγ)を実施し
て最適な検波軸位相を見つける。第6図中のαは変化点
領域が広がる方向にある時の動作期間を示し、βは変化
点領域が狭まる方向にある時の動作期間を示し、γは変
化点領域に変化が無い動作期間を示している。
次に、可変移相器3の設置箇所について補足説明す
る。第1図の実施例では、可変移相器3は周波数合成器
4の出力信号である搬送波信号に対して設置されてい
る。しかし、可変移相器3は周波数合成器4の内部の適
当な箇所に設置することも可能である。第3図は周波数
合成器4の代表的な内部構成を示している。第3図で搬
送波信号の周波数f0は、補助信号の周波数f1のx/y倍で
あり、これを周波数シンセサイザ手法により得ている。
内部の構成はその周波数シンセサイザそのもので有るの
で、動作の説明は省略する。この構成において、可変移
相器3は図中の21(x),21(y),21(z)のいずれの位置に設
置しても出力搬送波信号の位相を変化させることが可能
である。また、21(x),21(y),21(z)のいずれの位置でも
通過する信号はパルス信号であるので、可変移相器21の
実質的な機能は可変遅延器であると言える。そのような
機能は、例えば単安定マルチバイブレータの時定数回路
におけるコンデンサを可変容量コンデンサとし、このコ
ンデンサを電圧駆動することにより実現される。第3図
中の21(y),21(z)の位置においては、補助信号,搬送信
号がそれぞれ分周器18,20で分周され、比較的低い周波
数になっているので可変移相器3の応答速度に対して有
利な条件を与える。
発明の効果 以上のように本発明は、擬似クロック発生器のパルス
信号と電圧制御発振器の原発振クロック信号とM分周器
のクロック信号とを入力してNレベル判定器での変化点
を検出する変化点検出器と、変化点検出器からの変化点
検出信号により周波数合成器からの搬送波信号の位相を
可変する可変移相器を設けることにより、Nレベル判定
器の出力の変化点範囲が狭くなるように可変移相器を制
御して、同期検波に使用する搬送波信号の位相が最適な
検波軸に設定されることを実現している。
これにより、簡単な初期位相調整で多値変調の場合で
も、C/Nが劣化した場合でも自動的に最適なデータの復
調動作を行う。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例における直交変調信号の復調
装置の構成を示すブロック図、第2図は本発明の構成要
素である変化点検出器の構成の一実施例を示すブロック
図、第3図は可変移相器を含む周波数合成器の構成を示
すブロック図、第4図(a),(b)はQPSK信号のベク
トル空間での信号点配置と直交検波軸の関係図、第5図
(a),(b)は検波軸の違いによるアイパターンの変
化を示す図、第6図は可変移相器を制御する動作説明
図、第7図は従来の補助信号を用いた直交変調信号の復
調装置のブロック図である。 1i,1q……検波器、3……可変移相器、4……周波数合
成器、5i,5q……Nレベル判定器、6……擬似クロック
発生器、10……変化点検出器、13……M段シフトレジス
タ、14l〜14m……L進カウンタ、15……分布検出器。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H04L 27/00 - 27/38 H04N 7/08

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】補助信号を用いて搬送被信号を合成する周
    波数合成器と、前期搬送波信号を移相する可変移相器
    と、前記可変移相器の出力信号を互いに位相の直交する
    第1および第2の搬送波信号に分離する位相分離器と、
    前記第1及び第2の搬送波信号を用いて入力される直交
    変調信号を同期検波する第1及び第2の検波器と、前記
    第1及び第2の検波器の検波出力信号の振幅をNレベル
    に判定する第1及び第2のNレベル判定器と、前記第1
    及び第2のNレベル判定器の出力の変化点において擬似
    クロックを発生する擬似クロック発生器と、前記擬似ク
    ロック発生器の出力を一方の入力とする位相比較器と、
    前記位相比較器の出力を入力する低域フィルタと、前記
    低域フィルタの出力電圧により発振周波数が制御される
    電圧制御発振器と、前記電圧制御発振器の出力の発振周
    波数をM分周するM分周器とを備え、前記M分周器の出
    力は前記位相比較器の他方の入力に接続され、又前記M
    分周器と前記擬似クロック発生器と前記電圧制御発振器
    との出力を入力し変化点検出信号を出力する変化点検出
    器を設け、前記変化点検出信号の情報により前記搬送波
    信号は前記可変移相器で移相されることを特徴とする直
    交変調信号の復調装置。
  2. 【請求項2】可変移相器は、周波数合成器の内部に組み
    込まれることを特徴とする特許請求の範囲第1項記載の
    直交変調信号の復調装置。
JP2176025A 1990-07-03 1990-07-03 直交変調信号の復調装置 Expired - Fee Related JP2979593B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2176025A JP2979593B2 (ja) 1990-07-03 1990-07-03 直交変調信号の復調装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2176025A JP2979593B2 (ja) 1990-07-03 1990-07-03 直交変調信号の復調装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0468636A JPH0468636A (ja) 1992-03-04
JP2979593B2 true JP2979593B2 (ja) 1999-11-15

Family

ID=16006413

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2176025A Expired - Fee Related JP2979593B2 (ja) 1990-07-03 1990-07-03 直交変調信号の復調装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2979593B2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0468636A (ja) 1992-03-04

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CA1305786C (en) Phase locked loop stabilization circuitry
JPS6119261A (ja) 周波数変換回路
JPS6347182B2 (ja)
US4517531A (en) Carrier wave reproducing circuit in synchronized detection system of medium speed facsimile
CA1289200C (en) Variable bit rate clock recovery circuit
JP2979593B2 (ja) 直交変調信号の復調装置
KR920002273B1 (ko) 원격 pll을 이용한 직각 변복조 방식 및 회로
JPS6347313B2 (ja)
JPH0258826B2 (ja)
JPH059978B2 (ja)
US4145663A (en) Digital synchronous detectors using time division for extracting carrier wave and demodulated signals
EP1039711A1 (en) Digital demodulator
JPH07177194A (ja) 復調回路
JP2877177B2 (ja) 周波数分割多元接続通信方式における受信装置
JP3717856B2 (ja) 周波数測定装置
JP2689579B2 (ja) コスタスループ型復調器の疑似ロック検出回路
JPH07162470A (ja) ディジタル受信装置
JPH07193609A (ja) デジタル位相同期ループ回路
JP2003319003A (ja) ディジタル復調装置
JPH05167629A (ja) 疑似ロック検出回路
GB2151421A (en) Phase synchronizer of digital kind for signals at the same frequency, particularly for signal demodulator
JPH08335932A (ja) 局間クロック同期回路
JPH0234548B2 (ja)
JP2001136221A (ja) 搬送波再生装置
JPH0785590B2 (ja) 外部同期回路

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees