JP2978603B2 - デジタル周波数発生装置間の位相制御回路 - Google Patents
デジタル周波数発生装置間の位相制御回路Info
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- JP2978603B2 JP2978603B2 JP3215636A JP21563691A JP2978603B2 JP 2978603 B2 JP2978603 B2 JP 2978603B2 JP 3215636 A JP3215636 A JP 3215636A JP 21563691 A JP21563691 A JP 21563691A JP 2978603 B2 JP2978603 B2 JP 2978603B2
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、それぞれ独立に動作す
る複数台の位相加算型デジタル周波数発生装置に位相リ
セットパルスを入力し位相加算データを強制的に0にし
て位相リセットを行うデジタル周波数発生装置間の位相
制御回路に関する。
る複数台の位相加算型デジタル周波数発生装置に位相リ
セットパルスを入力し位相加算データを強制的に0にし
て位相リセットを行うデジタル周波数発生装置間の位相
制御回路に関する。
【0002】
【従来の技術】図4は位相加算型デジタル周波数発生装
置のブロック構成図、図5はD/Aコンバータの出力波
形図、図6は位相リセットパルスを利用した位相リセッ
トの動作を説明するための図、図7は繰り返し位相リセ
ットを行った場合の位相変化の例を示す図である。
置のブロック構成図、図5はD/Aコンバータの出力波
形図、図6は位相リセットパルスを利用した位相リセッ
トの動作を説明するための図、図7は繰り返し位相リセ
ットを行った場合の位相変化の例を示す図である。
【0003】位相加算型デジタル周波数発生装置は、例
えばNMR(核磁気共鳴)装置において試料に高周波磁
場(RF)を照射するのに使用されているが、図4に示
すように加算データ保持器12に位相データをラッチ
し、これに与えられた加算位相データを加算器11でク
ロック毎に加算して加算データ保持器12の位相データ
を更新している。ここで、加算位相データは、発生周波
数に対応して与えられるものである。そして、加算デー
タ保持器12にラッチした位相データは、サイン関数テ
ーブルのROM13でサイン関数の振幅データに変換
し、図5に示すようにD/Aコンバータ14から階段状
の波形を出力している。さらに、図示しないが、D/A
コンバータ14の後段に設けられるローパスフィルタに
てサイン波形に変換している。
えばNMR(核磁気共鳴)装置において試料に高周波磁
場(RF)を照射するのに使用されているが、図4に示
すように加算データ保持器12に位相データをラッチ
し、これに与えられた加算位相データを加算器11でク
ロック毎に加算して加算データ保持器12の位相データ
を更新している。ここで、加算位相データは、発生周波
数に対応して与えられるものである。そして、加算デー
タ保持器12にラッチした位相データは、サイン関数テ
ーブルのROM13でサイン関数の振幅データに変換
し、図5に示すようにD/Aコンバータ14から階段状
の波形を出力している。さらに、図示しないが、D/A
コンバータ14の後段に設けられるローパスフィルタに
てサイン波形に変換している。
【0004】また、この位相加算型デジタル周波数発生
装置では、位相リセットパルスにより加算データ保持器
12にラッチした位相データを強制的に0に設定するこ
とにより、出力周波数の初期位相を0°に設定すること
が可能になっている。位相リセットは、図6に示すよう
に位相リセットパルスがオンの時にクロックの立ち上が
りのタイミングで行われる。以下、加算データ保持器に
「データ0を設定する」ことを「位相リセットする」と
いう。
装置では、位相リセットパルスにより加算データ保持器
12にラッチした位相データを強制的に0に設定するこ
とにより、出力周波数の初期位相を0°に設定すること
が可能になっている。位相リセットは、図6に示すよう
に位相リセットパルスがオンの時にクロックの立ち上が
りのタイミングで行われる。以下、加算データ保持器に
「データ0を設定する」ことを「位相リセットする」と
いう。
【0005】上記のような位相リセットを行うことによ
り、位相がリセットされた時点より任意の時間tを経過
した後の位相は、位相リセットを行うたびに同じにな
り、位相リセットパルスにより、時間tを経過した後の
位相を制御することが可能になる。
り、位相がリセットされた時点より任意の時間tを経過
した後の位相は、位相リセットを行うたびに同じにな
り、位相リセットパルスにより、時間tを経過した後の
位相を制御することが可能になる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記の位相リ
セットは、1台の位相加算型デジタル周波数発生装置で
あれば特に問題はないが、2台以上複数の位相加算型デ
ジタル周波数発生装置を用い、各装置の出力周波数間の
位相関係をあるタイミングで常に一定に保ちたいという
目的で、位相リセットを同時に、各位相加算型デジタル
周波数発生装置で行った場合、必ずしも毎回各装置間で
出力周波数の位相関係を一定に保つことはできないとい
う問題がある。
セットは、1台の位相加算型デジタル周波数発生装置で
あれば特に問題はないが、2台以上複数の位相加算型デ
ジタル周波数発生装置を用い、各装置の出力周波数間の
位相関係をあるタイミングで常に一定に保ちたいという
目的で、位相リセットを同時に、各位相加算型デジタル
周波数発生装置で行った場合、必ずしも毎回各装置間で
出力周波数の位相関係を一定に保つことはできないとい
う問題がある。
【0007】図8は2つの位相加算型デジタル周波数発
生装置間で位相リセットを繰り返し行った場合の位相関
係の例を示す図であり、以下に、この図8により位相加
算型デジタル周波数発生装置ととの2台で構成する
場合の例を説明する。
生装置間で位相リセットを繰り返し行った場合の位相関
係の例を示す図であり、以下に、この図8により位相加
算型デジタル周波数発生装置ととの2台で構成する
場合の例を説明する。
【0008】ここで、2つの位相加算型デジタル周波数
発生装置とは、それぞれ独立の装置であり、クロッ
クも独立に動作するものである。
発生装置とは、それぞれ独立の装置であり、クロッ
クも独立に動作するものである。
【0009】まず、最初の位相リセットパルスを各装置
とに同じ時間に与えると、位相がリセットされるの
は、装置がaのクロックであり、装置がa′のクロ
ックである。この場合、例えば、aのクロックから時間
tを経過した後の装置の出力周波数の位相と装置の
出力周波数の位相関係は図示Aのようになる。
とに同じ時間に与えると、位相がリセットされるの
は、装置がaのクロックであり、装置がa′のクロ
ックである。この場合、例えば、aのクロックから時間
tを経過した後の装置の出力周波数の位相と装置の
出力周波数の位相関係は図示Aのようになる。
【0010】続いて、2つ目の位相リセットパルスを最
初と同様、各装置とに同じ時間に与えると、装置
はbのクロックで位相がリセットされ、装置はb´の
クロックで位相がリセットされる。この場合、bのクロ
ックから最初の位相リセットパルスを与えた場合と同じ
時間tを経過した後の各装置との出力周波数の位相
関係は図示Bのようになり、図示Aの場合と異なってく
る。
初と同様、各装置とに同じ時間に与えると、装置
はbのクロックで位相がリセットされ、装置はb´の
クロックで位相がリセットされる。この場合、bのクロ
ックから最初の位相リセットパルスを与えた場合と同じ
時間tを経過した後の各装置との出力周波数の位相
関係は図示Bのようになり、図示Aの場合と異なってく
る。
【0011】この原因は、各装置とのクロックが同
一周波数であっても、それぞれが独立に動作し、しかも
位相リセットパルスがこれらのクロックとは非同期に入
力され、位相リセットパルスが入力されるタイミングに
よって例えば装置が装置より前のクロックでリセッ
トされたり、後のクロックでリセットされたりすること
にある。しかも、位相リセットパルスがクロックと非同
期であることは、避けがたいのが現状である。
一周波数であっても、それぞれが独立に動作し、しかも
位相リセットパルスがこれらのクロックとは非同期に入
力され、位相リセットパルスが入力されるタイミングに
よって例えば装置が装置より前のクロックでリセッ
トされたり、後のクロックでリセットされたりすること
にある。しかも、位相リセットパルスがクロックと非同
期であることは、避けがたいのが現状である。
【0012】また、各装置との動作クロックを同一
のクロック発振器から供給したとしても、線路やデバイ
スによるタイムディレーによって、全く同じタイミング
のクロックを各装置が使用することはできない。
のクロック発振器から供給したとしても、線路やデバイ
スによるタイムディレーによって、全く同じタイミング
のクロックを各装置が使用することはできない。
【0013】このように時間のずれがあるクロックで各
装置が動作している場合、クロックに同期していない位
相リセットパルスによって位相リセットを行うと、位相
リセットパルスが入力されるタイミングによって、各装
置間で出力周波数の位相関係を常に一定に保つことがで
きないという問題が生じる。
装置が動作している場合、クロックに同期していない位
相リセットパルスによって位相リセットを行うと、位相
リセットパルスが入力されるタイミングによって、各装
置間で出力周波数の位相関係を常に一定に保つことがで
きないという問題が生じる。
【0014】本発明は、上記の課題を解決するものであ
って、タイミングの異なるクロックで動作する装置をク
ロックと同期していない位相リセットパルスで位相リセ
ットしても常に各装置間で出力周波数の位相関係を常に
一定に保つことができるデジタル周波数発生装置間の位
相制御回路を提供することを目的とする。
って、タイミングの異なるクロックで動作する装置をク
ロックと同期していない位相リセットパルスで位相リセ
ットしても常に各装置間で出力周波数の位相関係を常に
一定に保つことができるデジタル周波数発生装置間の位
相制御回路を提供することを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】そのために本発明は、そ
れぞれ独立に動作する複数台の位相加算型デジタル周波
数発生装置に位相リセットパルスを入力し位相加算デー
タを強制的に0にして位相リセットを行うデジタル周波
数発生装置間の位相制御回路であって、位相リセットパ
ルスをラッチし位相加算データを強制的に0にするため
のリセットパルスを供給する保持手段、及び他装置のリ
セットパルスを入力したとき位相リセットパルスを入力
していることを条件として保持手段のラッチを延長する
制御手段を備え、各装置間で位相リセットの順番を定め
るように構成したことを特徴とするものである。
れぞれ独立に動作する複数台の位相加算型デジタル周波
数発生装置に位相リセットパルスを入力し位相加算デー
タを強制的に0にして位相リセットを行うデジタル周波
数発生装置間の位相制御回路であって、位相リセットパ
ルスをラッチし位相加算データを強制的に0にするため
のリセットパルスを供給する保持手段、及び他装置のリ
セットパルスを入力したとき位相リセットパルスを入力
していることを条件として保持手段のラッチを延長する
制御手段を備え、各装置間で位相リセットの順番を定め
るように構成したことを特徴とするものである。
【0016】
【作用】本発明のデジタル周波数発生装置間の位相制御
回路では、位相リセットパルスをラッチし位相加算デー
タを強制的に0にするためのリセットパルスを供給する
保持手段、及び他装置のリセットパルスを入力したとき
位相リセットパルスを入力していることを条件として保
持手段のラッチを延長する制御手段を備え、各装置間で
位相リセットの順番を定めるので、リセットパルスを入
力する装置間で出力周波数の位相関係を一定に保つこと
ができる。
回路では、位相リセットパルスをラッチし位相加算デー
タを強制的に0にするためのリセットパルスを供給する
保持手段、及び他装置のリセットパルスを入力したとき
位相リセットパルスを入力していることを条件として保
持手段のラッチを延長する制御手段を備え、各装置間で
位相リセットの順番を定めるので、リセットパルスを入
力する装置間で出力周波数の位相関係を一定に保つこと
ができる。
【0017】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照しつつ説
明する。図1は本発明のデジタル周波数発生装置間の位
相制御回路の1実施例構成を示す図、図2は位相制御回
路の動作を説明するための出力波形図、図3はリセット
パルスコントローラの構成と動作を説明するための図で
あり、1は加算器、2は加算データ保持器、3はラッチ
回路、4はリセットパルスコントローラ、5はアンド回
路、6はオア回路を示す。
明する。図1は本発明のデジタル周波数発生装置間の位
相制御回路の1実施例構成を示す図、図2は位相制御回
路の動作を説明するための出力波形図、図3はリセット
パルスコントローラの構成と動作を説明するための図で
あり、1は加算器、2は加算データ保持器、3はラッチ
回路、4はリセットパルスコントローラ、5はアンド回
路、6はオア回路を示す。
【0018】図1において、装置〜は、それぞれ独
立した位相加算型デジタル周波数発生装置であり、加算
器1と加算データ保持器2による位相加算、位相制御を
行う回路部分を示したものである。位相制御を行う回路
部分は、ラッチ回路とリセットパルスコントローラ4か
らなり、位相関係では、装置に対して装置、を従
属関係に接続している。
立した位相加算型デジタル周波数発生装置であり、加算
器1と加算データ保持器2による位相加算、位相制御を
行う回路部分を示したものである。位相制御を行う回路
部分は、ラッチ回路とリセットパルスコントローラ4か
らなり、位相関係では、装置に対して装置、を従
属関係に接続している。
【0019】ラッチ回路3は、位相リセットパルスをク
ロックによりラッチする例えばDプリップフロップであ
り、このラッチした信号を加算データ保持器2にリセッ
トパルスとして供給している。リセットパルスコントロ
ーラ4は、従属する装置、のラッチ回路3の入力側
に接続され、a、b2つの入力端子を持ち、b入力が有
効になるのは、a入力が入力されている場合のみとす
る、両方のオア出力をもったパルスコントローラであ
る。そして、位相リセットパルスと前段の装置のリセッ
トパルスを入力とし、ラッチ回路3のラッチパルスを生
成するものであり、例えば図3に示す構成によりラッチ
回路3のデータを前段のリセットパルスまで引き延ばす
ようにしている。
ロックによりラッチする例えばDプリップフロップであ
り、このラッチした信号を加算データ保持器2にリセッ
トパルスとして供給している。リセットパルスコントロ
ーラ4は、従属する装置、のラッチ回路3の入力側
に接続され、a、b2つの入力端子を持ち、b入力が有
効になるのは、a入力が入力されている場合のみとす
る、両方のオア出力をもったパルスコントローラであ
る。そして、位相リセットパルスと前段の装置のリセッ
トパルスを入力とし、ラッチ回路3のラッチパルスを生
成するものであり、例えば図3に示す構成によりラッチ
回路3のデータを前段のリセットパルスまで引き延ばす
ようにしている。
【0020】すなわち、装置のリセットパルスコント
ローラ4のb入力は装置のラッチ後のリセットパルス
であり、装置のリセットパルスコントローラ4のb入
力は装置のラッチ後のリセットパルスである。さらに
このb入力が有効になるのはa入力が入力された場合の
みである。つまり、各装置に同時に位相リセットパルス
が入力された場合のみ装置は装置の装置は装置
のリセットパルスを入力使用できるようにした回路であ
る。
ローラ4のb入力は装置のラッチ後のリセットパルス
であり、装置のリセットパルスコントローラ4のb入
力は装置のラッチ後のリセットパルスである。さらに
このb入力が有効になるのはa入力が入力された場合の
みである。つまり、各装置に同時に位相リセットパルス
が入力された場合のみ装置は装置の装置は装置
のリセットパルスを入力使用できるようにした回路であ
る。
【0021】リセットパルスコントローラ4の具体的な
構成は、例えば図3(イ)に示すようにアンド回路5と
オア回路6からなり、位相リセットパルスをaからオア
回路6の一方の端子に入力し、前段の装置のリセットパ
ルスをbからアンド回路5の一方の端子に入力してい
る。そして、オア回路6からラッチ信号をcへ出力する
と共に、このラッチ信号をアンド回路5の他方の端子に
入力し、アンド回路5の出力をオア回路6の他方の端子
に入力している。したがって、図3(ロ)に示すように
入力aがオンからオフになる前に一部重複して入力bが
オンになれば、出力cは、入力aがオンしてから入力b
がオフになるまで連続してオンとなるラッチ信号cを送
出する。
構成は、例えば図3(イ)に示すようにアンド回路5と
オア回路6からなり、位相リセットパルスをaからオア
回路6の一方の端子に入力し、前段の装置のリセットパ
ルスをbからアンド回路5の一方の端子に入力してい
る。そして、オア回路6からラッチ信号をcへ出力する
と共に、このラッチ信号をアンド回路5の他方の端子に
入力し、アンド回路5の出力をオア回路6の他方の端子
に入力している。したがって、図3(ロ)に示すように
入力aがオンからオフになる前に一部重複して入力bが
オンになれば、出力cは、入力aがオンしてから入力b
がオフになるまで連続してオンとなるラッチ信号cを送
出する。
【0022】次に、装置、装置、装置にそれぞれ
同タイミングで位相リセットパルスを入力した場合につ
いて、上記回路による位相リセット動作を図2により、
説明する。
同タイミングで位相リセットパルスを入力した場合につ
いて、上記回路による位相リセット動作を図2により、
説明する。
【0023】まず、最初の位相リセットパルスを入力す
ると、装置では位相リセットパルスがクロックでラッ
チされ、ラッチされたリセットパルスが装置の出力周
波数の位相をリセットすると同時に、装置のリセット
パルスコントローラ4のb入力へ入力される。この時、
装置のリセットパルスコントローラ4は、a入力へも
位相リセットパルスが入力されているため、b入力のリ
セットパルスはa入力の位相リセットパルスがオフにな
った以降も有効になる。したがって、この間に装置も
クロックでラッチ回路がラッチされ、ラッチされたリセ
ットパルスが装置の出力周波数の位相をリセットする
と同時に、装置のリセットパルスコントローラ4のb
入力へ入力されて装置の場合と同様の動作を行う。
ると、装置では位相リセットパルスがクロックでラッ
チされ、ラッチされたリセットパルスが装置の出力周
波数の位相をリセットすると同時に、装置のリセット
パルスコントローラ4のb入力へ入力される。この時、
装置のリセットパルスコントローラ4は、a入力へも
位相リセットパルスが入力されているため、b入力のリ
セットパルスはa入力の位相リセットパルスがオフにな
った以降も有効になる。したがって、この間に装置も
クロックでラッチ回路がラッチされ、ラッチされたリセ
ットパルスが装置の出力周波数の位相をリセットする
と同時に、装置のリセットパルスコントローラ4のb
入力へ入力されて装置の場合と同様の動作を行う。
【0024】このように同時に各装置に位相リセットパ
ルスが入力された場合、図2に示すように装置は装置
のリセットパルスを、装置は装置のリセットパル
スを使用することにより、装置の出力周波数の位相が
リセットされた後に装置の出力周波数の位相がリセッ
トされる。同様に装置も装置の後に出力周波数の位
相がリセットされる。その結果、位相リセットの時間に
装置→→の順番がつくことになる。
ルスが入力された場合、図2に示すように装置は装置
のリセットパルスを、装置は装置のリセットパル
スを使用することにより、装置の出力周波数の位相が
リセットされた後に装置の出力周波数の位相がリセッ
トされる。同様に装置も装置の後に出力周波数の位
相がリセットされる。その結果、位相リセットの時間に
装置→→の順番がつくことになる。
【0025】こうすることにより、位相リセットパルス
がどういうタイミングで各装置に入力されても、位相リ
セット後、任意の時間での位相関係は毎回同じ位相関係
になることを保証することができる。
がどういうタイミングで各装置に入力されても、位相リ
セット後、任意の時間での位相関係は毎回同じ位相関係
になることを保証することができる。
【0026】したがって、図2に示すように最初の位相
リセットパルスが装置の位相をリセットし時間tを経
過した後の各装置の位相関係Aは、2番目の位相リセッ
トパルスが装置の位相をリセットし時間tを経過した
後の各装置の位相関係Bと全く同じ関係を保つことがで
きる。
リセットパルスが装置の位相をリセットし時間tを経
過した後の各装置の位相関係Aは、2番目の位相リセッ
トパルスが装置の位相をリセットし時間tを経過した
後の各装置の位相関係Bと全く同じ関係を保つことがで
きる。
【0027】なお、本発明は、上記の実施例に限定され
るものではなく、種々の変形が可能である。例えば上記
の実施例では、リセットパルスコントローラをアンド回
路とオア回路で構成したが、前段の装置が位相リセット
された直後のクロックで後段の装置の位相リセットが行
われるように位相リセット順序回路を構成すれば、他の
回路構成を採用してもよいことはいうまでもない。ま
た、装置から、へ順番にリセットパルスを供給し
たが、装置のリセットパルスをそれぞれの装置へ並列
に供給してもよいし、或いは特定の装置のリセットパル
スを選択的に供給するように構成してもよい。
るものではなく、種々の変形が可能である。例えば上記
の実施例では、リセットパルスコントローラをアンド回
路とオア回路で構成したが、前段の装置が位相リセット
された直後のクロックで後段の装置の位相リセットが行
われるように位相リセット順序回路を構成すれば、他の
回路構成を採用してもよいことはいうまでもない。ま
た、装置から、へ順番にリセットパルスを供給し
たが、装置のリセットパルスをそれぞれの装置へ並列
に供給してもよいし、或いは特定の装置のリセットパル
スを選択的に供給するように構成してもよい。
【0028】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明によれ
ば、複数の位相加算型デジタル周波数発生装置を同時に
位相リセットする場合、各装置に位相リセット順序回路
を付加し、各装置間で位相リセットパルスの受け渡しを
行うので、位相リセット後の任意の時間での各装置間の
出力周波数の位相関係を位相リセットするたびに一定に
保つことができる。
ば、複数の位相加算型デジタル周波数発生装置を同時に
位相リセットする場合、各装置に位相リセット順序回路
を付加し、各装置間で位相リセットパルスの受け渡しを
行うので、位相リセット後の任意の時間での各装置間の
出力周波数の位相関係を位相リセットするたびに一定に
保つことができる。
【図1】 本発明のデジタル周波数発生装置間の位相制
御回路の1実施例構成を示す図である。
御回路の1実施例構成を示す図である。
【図2】 位相制御回路の動作を説明するための出力波
形図である。
形図である。
【図3】 リセットパルスコントローラの構成と動作を
説明するための図である。
説明するための図である。
【図4】 位相加算型デジタル周波数発生装置のブロッ
ク構成図である。
ク構成図である。
【図5】 D/Aコンバータの出力波形図である。
【図6】 位相リセットパルスを利用した位相リセット
の動作を説明するための図である。
の動作を説明するための図である。
【図7】 繰り返し位相リセットを行った場合の位相変
化の例を示す図である。
化の例を示す図である。
【図8】 2つの位相加算型デジタル周波数発生装置間
で位相リセットを繰り返し行った場合の位相関係の例を
示す図である。
で位相リセットを繰り返し行った場合の位相関係の例を
示す図である。
1…加算器、2…加算データ保持器、3…ラッチ、4…
リセットパルスコントロール回路、5はアンド回路、6
はオア回路
リセットパルスコントロール回路、5はアンド回路、6
はオア回路
Claims (1)
- 【請求項1】 それぞれ独立に動作する複数台の位相加
算型デジタル周波数発生装置に位相リセットパルスを入
力し位相加算データを強制的に0にして位相リセットを
行うデジタル周波数発生装置間の位相制御回路であっ
て、位相リセットパルスをラッチし位相加算データを強
制的に0にするためのリセットパルスを供給する保持手
段、及び他装置のリセットパルスを入力したとき位相リ
セットパルスを入力していることを条件として保持手段
のラッチを延長する制御手段を備え、各装置間で位相リ
セットの順番を定めるように構成したことを特徴とする
デジタル周波数発生装置間の位相制御回路。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3215636A JP2978603B2 (ja) | 1991-08-28 | 1991-08-28 | デジタル周波数発生装置間の位相制御回路 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3215636A JP2978603B2 (ja) | 1991-08-28 | 1991-08-28 | デジタル周波数発生装置間の位相制御回路 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0555833A JPH0555833A (ja) | 1993-03-05 |
JP2978603B2 true JP2978603B2 (ja) | 1999-11-15 |
Family
ID=16675689
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3215636A Expired - Fee Related JP2978603B2 (ja) | 1991-08-28 | 1991-08-28 | デジタル周波数発生装置間の位相制御回路 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2978603B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH088765A (ja) * | 1994-06-15 | 1996-01-12 | Nec Corp | 搬送波発生回路 |
-
1991
- 1991-08-28 JP JP3215636A patent/JP2978603B2/ja not_active Expired - Fee Related
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JPH0555833A (ja) | 1993-03-05 |
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