JP2978404B2 - 廃水の浄化装置 - Google Patents

廃水の浄化装置

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    • Y02W10/10Biological treatment of water, waste water, or sewage

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  • Biological Treatment Of Waste Water (AREA)
  • Filtration Of Liquid (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、濾材を用いて廃水を
浄化する浄化装置に関する。
【0002】
【従来の技術】浄化槽内の形成された上下方向にジグザ
グ状の廃水流路に濾材を収納し、その濾材中にエアレー
ションする状態において廃水流路に廃水を流動させ、濾
材による濾過と好気性微生物が廃水中の有機物質を分解
させる生物処理とによって、廃水を浄化処理することは
一般に行なわれている。
【0003】このような濾材を用いる廃水の浄化処理に
おいて、廃水の浄化能力は、好気性微生物の量によって
大きく支配されるため、濾材としては、上記好気性微生
物を保持できる大きな表面積を有するものが好ましい。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来は、砕
石やプラスチックの成形品を濾材としており、いずれの
濾材も容積当りの表面積が小さく、また、表面が比較的
滑らかであるため、好気性微生物を効果的に保持するこ
とはできない。このため、浄化能力が低く、しかも上記
濾材は浄化槽内に単に敷き詰める収納であるため、濾材
の交換にも手間がかかる問題がある。なお、木炭を濾材
とする場合があるが、この場合コストが高くつく問題が
ある。
【0005】の発明の課題は、上記の問題に留意し
て、廃水を極めて効果的に浄化処理することができ、か
、濾材の交換が容易な廃水の浄化装置を提供すること
である。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明は、上記の課題
を解決するため、浄化槽の内部を中央仕切壁で2つに区
画した互いに隣接する前室と後室のそれぞれを複数の仕
切板で複数個に区画し、前室と後室を連通孔により、複
数個の区画は仕切板を上下に位置をずらすことにより各
区画を直列状にかつ上下方向にジグザグ状の廃水流路で
接続し、廃水流路の一端に廃水の供給口と他端に処理水
の排出口を設け、中央仕切壁に沿って配設したエアー供
給管から複数の散気管を分岐して上記各複数の区画に配
し、多数の貝殻を収納した網袋を各区画の散気管に接続
してその網袋内でエアーレーションをさせ、それぞれの
網袋で廃水を処理するように構成して成る廃水の浄化装
置としたのである。
【0007】
【作用】上記の浄化装置においては、濾材として貝殻を
用いることにより、濾材の容積当りの表面積が極めて大
きく、しかも表面が粗面であるため、微生物を効果的に
保持することができ、廃水の浄化能力を向上させること
ができる。また、貝殻を網袋に収納したことにより、浄
化槽内に対する濾材の交換が容易である。
【0008】
【実施例】以下、この発明の実施例を添付図面に基づい
て説明する。図1乃至図4に示すように、浄化槽1は、
中央仕切壁2によって互いに隣接する前室Aと後室Bと
に仕切られている。前室Aおよび後室Bには上下方向に
交互に位置がずれる複数の仕切板3が取付けられ、これ
により各室内が複数個に区画され、その仕切板3の取付
けによって各室A、Bの各区画直列状にかつ上下方向
にジグザグ状の廃水流路a、bが接続されている。
【0009】前室Aの廃水流路aの一端には、廃水の供
給口4が設けられ、一方、後室Bの廃水流路bの一端に
は処理水の排出口5が形成されている。各室A、Bの廃
水流路a、bの他端部は、中央仕切壁2の他端部に形成
した連通孔6によって連通している。また、前室Aおよ
び後室Bの各廃水流路a、bには、貝殻10を収納した
網袋11が設けられている。ここで、貝殻10として、
たてぼし貝やいけちょう貝、からす貝、どぶ貝等を用い
ることができる。
【0010】網袋11は、隣接する各仕切板3間の各区
画内に設けられ、各網袋11内はエアレーション装置2
0によってエアレーションされる。エアレーション装置
20は、中央仕切壁2の上方に設けられたエア供給管2
1と、そのエア供給管21に接続された可とう性を有す
る複数の散気管22とから成り、各散気管22の長さ方
向には複数の小孔23が形成されている。
【0011】上記散気管22のそれぞれは、網袋11の
上部開口から貝殻10内に押し込まれ、網袋11の開口
を閉じる紐12の縛り付けによって抜け止めされてい
る。上記のように、各網袋11内にエアレーション用の
散気管22を挿入すると、網袋11内にエアーが万遍な
く行きわたり、素通りすることがない。
【0012】上記の構成から成る浄化装置は、エアレー
ション装置20の作動によって網袋11内をエアレーシ
ョンし、その状態で供給口4から廃水を供給して浄化す
る。供給口4から供給された廃水は、前室Aの各区画
廃水流路aを上下にジグザグに流れて連通口6から後室
の各区画に流入し、その後室Bの各区画の廃水流路b
を前室Aの各区画と同様に、ジグザグに流れて浄化され
排出口5から流出する。
【0013】上記のような廃水の流動時、その廃水に各
廃水流路a、b内に設けられた貝殻10と接触しつつ流
動するため、廃水中の懸濁物質および浮遊物質は貝殻1
0により除去されて廃水が濾過されると共に、好気性微
生物によって有機物が分解され、前記貝殻10による濾
過と、微生物による生物処理とによって廃水が浄化され
る。
【0014】このように、貝殻10を濾材として用いる
ことにより、貝殻10は表面に凹凸を有し、容積に対す
る表面積が極めて大きいため、生物処理に必要な微生物
を効果的に抑留させることができると共に、表面の凹凸
によって貝殻10は団塊にならず、通気性を保つため、
散気管22から流出するエアは貝殻10の接触部間をス
ムーズにリフトし、微生物を効果的に繁殖させることが
できる。このため、廃水を極めて効果的に濾過および生
物処理することができる。
【0015】また、貝殻10を網袋11に収納したこと
により、濾材の交換が容易に行うことができる。そのう
え貝殻10は、カルシウムが主成分であるため、廃水が
過度の酸性である場合でも、中和して緩和する作用を有
し、浄化槽1の酸化を防止することができる。
【0016】図5は、各廃水流路a、bに、貝殻10を
収納した網袋11を複数個設け、その各網袋11内に散
気管22を設けたもので、エアーの供給をより多くする
ことにより、微生物の繁殖を一層増大させることがで
き、浄化能力をさらに向上させることができる。
【0017】なお、上記貝殻10は、水産廃棄物を利用
するため、濾材のコストを非常に安くおさえることがで
きる。また、浄化能力が低下した場合でも浄化槽1内か
ら取り出し、洗浄後、乾燥させて再利用することもでき
る。
【0018】
【効果】以上のように、この発明は、浄化槽内を隣接す
る前室と後室の2つに区画し、各室を仕切板で複数に区
画して各区画を連通孔と仕切板を上下にずらして上下方
向に直列状にかつジグザグ状の廃水流路で接続し、各区
画に散気管を配し、各区画の散気管に貝殻入りの網袋を
接続したから、各区画毎の網袋で濾過が行われ、かつ
材として表面に多数の凹凸を有する貝殻を用いているた
、濾材の容積当りの表面積が大となり、微生物の付着
面積が増大し、廃水の浄化能力が向上する。また、濾材
となる貝殻を網袋に収納して浄化槽内に配したことによ
り、浄化槽内に対する濾材の交換を迅速かつ容易に行う
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の廃水の浄化装置の平面図
【図2】図1のII−II線に沿った断面図
【図3】図1のIII −III 線に沿った断面図
【図4】同上の濾材を示す正面図
【図5】濾材を二段に配置した状態を示す断面図
【符号の説明】
1 浄化槽 3 仕切板 a、b 廃水流路 4 供給口 5 排出口 10 貝殻 11 網袋 22 散気管
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) C02F 3/06 C02F 3/10

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 浄化槽の内部を中央仕切壁で2つに区画
    した互いに隣接する前室と後室のそれぞれを複数の仕切
    板で複数個に区画し、前室と後室を連通孔により、複数
    個の区画は仕切板を上下に位置をずらすことにより各区
    画を直列状にかつ上下方向にジグザグ状の廃水流路で接
    続し、廃水流路の一端に廃水の供給口と他端に処理水の
    排出口を設け、中央仕切壁に沿って配設したエアー供給
    管から複数の散気管を分岐して上記各複数の区画に配
    し、多数の貝殻を収納した網袋を各区画の散気管に接続
    してその網袋内でエアーレーションをさせ、それぞれの
    網袋で廃水を処理するように構成して成る廃水の浄化装
    置。
  2. 【請求項2】 前記各区画内に複数の散気管を配し、貝
    殻を収納した複数個の網袋をそれぞれの散気管に接続し
    たことを特徴とする請求項1に記載の廃水の浄化装置。
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