JP2978212B2 - モータ - Google Patents

モータ

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JP2978212B2
JP2978212B2 JP2171878A JP17187890A JP2978212B2 JP 2978212 B2 JP2978212 B2 JP 2978212B2 JP 2171878 A JP2171878 A JP 2171878A JP 17187890 A JP17187890 A JP 17187890A JP 2978212 B2 JP2978212 B2 JP 2978212B2
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JP
Japan
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bearing
output shaft
case
motor
outside
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富男 山田
清 高島
勉 夏原
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Panasonic Electric Works Co Ltd
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Matsushita Electric Works Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、モータに関するものである。
〔従来の技術〕
第10図に従来例を示す。すなわち、このモータは、出
力軸52にコミテータ50およびコイル51を設けたロータ53
と、このロータ53を収納するケース54を有し,前記出力
軸52を軸受けする一対の軸受55,55′を保持した一対の
軸受け台56,56′を前記ケース54に設け,前記コミテー
タ50に接触する刷子57を前記ケース54に設けたステータ
58とを備えている。刷子57およびコミテータ50を介して
コイル51に給電するとロータ53とステータ58との電磁力
によりロータ53が回転する。
〔発明が解決しようとする課題〕
ところが、このモータは、ロータ53の出力軸52の回転
により刷子57がコミテータ50を摺動し、そのため刷子57
が摩耗して摩耗粉が発生する。そして、この摩耗粉はロ
ータ53とステータ58の磁石59のすきまであるギャップを
通り、ロータ53の回転により発生している風圧により出
力軸52の出力部側の軸受55の近傍まで運ばれる。この摩
耗粉はカーボン刷子の場合0.1μ〜数μの大きさであ
り、出力軸52と軸受55のすきまであるクリアランスに進
入して、軸受55内側の気孔へ入り込み、オイル切れを発
生するとともに異常音および焼付きを発生する原因とな
る。
またほぼ密閉に近い状態のモータにおいて、モータの
内部はロータ53に巻回されたコイル51の発熱により空気
膨張が起こり、モータの内部の圧力がモータの外部(大
気圧)より高くなって内部から外部へ圧力によるかが働
き、さらにロータ53の回転による風圧も重なって軸受55
と出力軸52のクリアランスを通って摩耗粉が外部へ出よ
うとする。その時摩耗粉とともに軸受55の含浸オイルも
同時にモータの外側へ出してしまう。その結果、軸受55
の寿命が短縮されるという欠点があった。
またケース54の側面に風穴60を形成しているが、軸受
55からの距離が離れているため、摩耗粉が出力軸52と軸
受55のクリアランスへ侵入するのを防止する効果は少な
く、また冷却効果も少ない。さらに、モータが小型化し
て、ケース54の外径が小さくなると、ケース54に風穴60
を設けにくくなり、さらにケース54が支持部に覆われて
風穴60が塞がれる場合もある。
したがって、この発明の目的は、摩耗粉を容易に外部
に排出することができ、軸受けの寿命を向上することが
できるモータを提供することである。
〔課題を解決するための手段〕
この発明のモータは、出力軸にコミテータおよびコイ
ルを設けたロータと、このロータを収納するケースを有
し、前記出力軸を軸受けする一対の軸受を保持した一対
の軸受け台を前記ケースに設け、前記コミテータに接触
する刷子を前記ケースに設けたステータとを備え、少な
くとも前記出力軸の出力部側の前記軸受け台の周方向
に、内外に連通する刷子摩耗粉排出用の開口部を複数個
設け、さらに前記出力軸の前記軸受よりも外側に負圧発
生用のファンを設けたものである。
〔作用〕
この発明の構成によれば、刷子およびコミテータを介
してコイルに給電すると、ロータがステータに対して回
転する。この場合、刷子がコミテータを摺動するため摩
耗粉が発生するが、軸受と出力軸とのクリアランスに接
近した摩耗粉は軸受け台の開口部より外部に排出され
る。とくに、開口部を軸受け台の周方向に複数個設けた
ため、開口部に気流のうずを発生させて摩耗粉を外部に
効果的に排出させることができる。さらに出力軸の軸受
よりも外側に負圧発生用のファンを設けたため、開口部
から空気および摩耗粉を外部に引出す作用が加わるので
摩耗粉の排出効果が高まる。したがって、軸受けのクリ
アランスに摩耗粉が侵入するのを効果的に防止すること
ができるので軸受の寿命を向上することができ、しかも
開口部およびファンにより軸受を冷却できる。
〔実施例〕 この発明のの基礎となる提案例を第1図に基づいて説
明する。すなわち、このモータは、ロータ9およびステ
ータ17を有する。
ロータ9は、コミテータ2およびコイル6を出力軸12
に設けている。9aはコイル6を巻回した鉄心である。
ステータ17は、ロータ9を収納するケース7を有し、
出力軸12を軸受けする一対の軸受10,15を保持した一対
の軸受け台13,5をケース7に設け、コミテータ2に接触
する刷子1をケース7に設けている。提案例では刷子1
はカーボン刷子であり、軸受け台5に一体となった刷子
ホルダーに保持され、刷子ホルダーをケース7に取付け
てケース7の内部を閉塞している。
そして、出力軸12の出力部12a側の軸受け台13に、ケ
ース7の内外に連通する刷子摩耗粉排出用の開口部16を
形成している。軸受け台13は成形品または金属品からな
るため、容易に開口部16を形成することができる。
なお、3は端子、4は油切り間座、8は磁石、11は出
力軸12の出力部12aに設けたブッシュ、14はスラストは
とめ、18はブッシュ11に取付けられた送風用のファンで
ある。
このモータは、端子3,刷子1およびコミテータ2を介
してロータ9のコイル6に給電すると、コイル6と磁石
8との電磁力によりロータ9がステータ17に対して回転
する。この場合、刷子1がコミテータ2を摺動するため
摩耗粉が発生するが、軸受10と出力軸12のクリアランス
に接近した摩耗粉は開口部16より外部にこのとき、ブッ
シュ11に取付けられた送風用のファン18が開口部16に対
する負圧発生用のファンを兼ねている。
したがって、モータの外部と内部の温度差による空気
膨張による圧力差からモータの内部にある摩耗粉が軸受
10と出力軸12のクリアランスに侵入するのを防止するこ
とができるとともに、軸受10の内面の油孔の目づまり
と、含浸オイルのはき出しを防止することができる。そ
の結果、開口部16により軸受10の寿命を向上でき、モー
タの信頼性を向上できることとなる。しかも開口部16は
軸受10の近傍にあるため軸受10の冷却効果もある。
この発明の別の提案例を第2図に示す。すなわち、こ
のモータは、上記の提案例において、出力軸12の軸受10
の外側に負圧発生用のファン19を設けたものである。出
力軸12の回転によりファン19が回転して開口部16から空
気および摩耗粉を外部に引き出す作用が加わるので摩耗
粉の排出効果が高まる。その他は提案例と同様である。
この発明の第1の実施例を第3図および第4図に示
す。すなわち、このモータは、提案例において、開口部
16を軸受け台13の周方向に複数個形成し、開口部16に気
流のうずを発生させて摩耗粉を外部に効果的に排出させ
るものである。
この発明の第2の実施例を第5図および第6図目に示
す。すなわち、このモータは、第1の実施例において、
開口部16の内端部に突起16aを形成し、その表面に摩耗
粉が溜まりやすくすることにより軸受10のクリアランス
への侵入を防止するととに摩耗粉を開口部16より外部に
排出しやすくしたものである。
この発明の第3の実施例を第7図および第8図に示
す。すなわち、このモータは、第2の実施例において複
数設けた開口部16の内端部に高さha〜hnがha<ha+1<hn
と周方向に順次異なる突起16bを設けたものである。こ
のように、突起16bの高さを周方向に順次変えることに
より摩耗粉を開口部16にさそい込みやすくなり、開口部
16より外部に排出しやすくなる。
この発明の第4の実施例を第9図に示す。すなわち、
このモータは、第1の実施例において出力軸12の軸受10
の内側に傘状ないし皿状の間座21を設置し、その先端部
が開口部16に臨むようにしたもので、間座21に摩耗粉を
堆積させて、軸受10のクリアランスへの侵入を防止する
とともに、出力軸12の回転により遠心力で摩耗粉を吹き
飛ばして開口部16より外部に効率的に排出させるもので
ある。
なお、第1の実施例から第4の実施例の図3から図9
に負圧発生用のファンを省略しているが、実際には提案
例の負圧発生用のファンが出力軸に取付けられている。
また、この発明において、出力軸12の出力部12aと反対
側の軸受15も軸受け台5の貫通孔に設置されている場合
には、その軸受け台5にも開口部16を形成する。
〔発明の効果〕
この発明のモータによれば、刷子およびコミテータを
有するモータにおいて、出力軸の出力部側を軸受けする
軸受けを保持する軸受け台に、ケースの内外に連通する
刷子摩耗粉排出用の開口部を形成したため、刷子がコミ
テータを摺動することにより発生して軸受と出力軸との
クリアランスに接近した摩耗粉は、軸受け台の開口部よ
り外部に排出される。とくに、開口部を軸受け台の周方
向に複数個設けたため、開口部に気流のうずを発生させ
て摩耗粉を外部に効果的に排出させることができる。さ
らに出力軸の軸受よりも外側に負圧発生用のファンを設
けたため、開口部から空気および摩耗粉を外部に引出す
作用が加わるので摩耗粉の排出効果が高まる。したがっ
て、軸受けのクリアランスに摩耗粉が侵入するのを効果
的に防止することができるので軸受の寿命を向上するこ
とができ、しかも開口部およびファンにより軸受を冷却
できるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の基礎となる提案例の半断面側面図、
第2図は別の提案例の半断面側面図、第3図は第1の実
施例の半断面側面図、第4図はその軸受け台の端面図、
第5図は第2の実施例の半断面側面図、第6図はその軸
受け台の部分断面図、第7図は第3の実施例の半断面側
面図、第8図はその軸受け台の部分断面図、第9図は第
4の実施例の半断面側面図、第10図は従来例の半断面側
面図である。 1……刷子、2……コミテータ、5,13……軸受け台、6
……コイル、7……ケース、9……ロータ、10,15……
軸受、12……出力軸、16……開口部、17……ステータ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 実開 昭55−167765(JP,U) 実開 昭63−88069(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H02K 13/00

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】出力軸にコミテータおよびコイルを設けた
    ロータと、このロータを収納するケースを有し、前記出
    力軸を軸受けする一対の軸受を保持した一対の軸受け台
    を前記ケースに設け、前記コミテータに接触する刷子を
    前記ケースに設けたステータとを備え、少なくとも前記
    出力軸の出力部側の前記軸受け台の周方向に、内外に連
    通する刷子摩耗粉排出用の開口部を複数個設け、さらに
    前記出力軸の前記軸受よりも外側に負圧発生用のファン
    を設けたモータ。
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