JP2001095203A - 小型モータの冷却構造 - Google Patents

小型モータの冷却構造

Info

Publication number
JP2001095203A
JP2001095203A JP26959899A JP26959899A JP2001095203A JP 2001095203 A JP2001095203 A JP 2001095203A JP 26959899 A JP26959899 A JP 26959899A JP 26959899 A JP26959899 A JP 26959899A JP 2001095203 A JP2001095203 A JP 2001095203A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cooling
motor
armature
small
motor housing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP26959899A
Other languages
English (en)
Inventor
Yasuhisa Kodama
保久 児玉
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ryobi Ltd
Original Assignee
Ryobi Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ryobi Ltd filed Critical Ryobi Ltd
Priority to JP26959899A priority Critical patent/JP2001095203A/ja
Publication of JP2001095203A publication Critical patent/JP2001095203A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Motor Or Generator Cooling System (AREA)
  • Motor Or Generator Frames (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】小型モータの冷却効率を向上させると共に、安
価で汎用性があり、小型で高出力のモータに適用可能な
小型モータの冷却構造を提供する。 【解決手段】小型モータAのモータハウジング1と電機
子3間に冷却ファン4の冷却風を案内し、電機子3の巻
線7を集中的に冷却する案内部材としてのフロー8を設
ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は、小型モータの冷却
構造に関する。さらに詳述すれば、本発明は、電動工具
等に使用する小型モータの冷却構造に関するものであっ
て、より効率的にモータを冷却可能としたものである。
【0002】
【従来の技術】図6は、従来の小型モータBの冷却構造
を示す断面図である。従来の小型モータBは、中空円筒
状に形成したモータハウジング1の内側に永久磁石から
なる複数の界磁2aを固着して固定子2を形成すると共
に、モータハウジング本体1aの開口部に円板状に形成
したエンドキャップ1bを嵌着して形成されている。そ
して前記固定子2の内側には、前記固定子2に対向し
て、整流子6を備えた電機子3がモータハウジング1に
回転自在に支承されている。また、電機子3の整流子側
一端には冷却ファン4が、電機子3の回転に伴って回転
するように固着されている。符号5は、前記整流子6に
接触するブラシ5aを有する給電ブラシ部である。符号
1c,1dは吸気用の風窓であり、符号1e,1fは排
気用の風窓である。以上の構成により、電機子3が回転
すると冷却ファン4が回転し、吸気用の風窓1c,1d
から空気を吸入し、排気用の風窓1e,1fから排出す
ることになる。すなわち冷却ファン4の回転により発生
する冷却風により、電機子3の巻線7等を冷却して、モ
ータAの温度上昇を防止するよう形成されている。(以
下「先行技術1」という。)また、特開平10−290
552号公報には、ファン9の羽根10に延設部26を
設けて羽根の面積を増大し、モータを冷却するための冷
却風量を多く確保して、モータの温度上昇を抑える小型
モータの冷却構造が開示されている。(以下「先行技術
2」と称す)
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、先行技
術1の小型モータAの冷却構造は、単に冷却ファン4に
よって冷却風をモータハウジング1内全体に生じさせる
だけであり、発熱する部分に集中して冷却風を流す構造
でないため、冷却効率が悪く小型で高出力が要求される
モータには適用できないという問題がある。また、先行
技術2の小型モータの冷却構造は、特殊な形状の冷却フ
ァンを製造する必要があるため、通常の冷却ファンが使
用できず、製造費が高くなり汎用性がないという問題点
がある。本発明の目的は、冷却効率を向上させると共
に、安価で汎用性が有り、小型で高出力のモータに適用
可能な小型モータの冷却構造を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明は、永久磁石からなる複数の界磁2aをモー
タハウジング1の内側に固着した固定子2と前記固定子
2に対向して前記モータハウジング1に回転自在に支承
された電機子3と、この電機子3の一端に設けられた冷
却ファン4を備えた小型モータの冷却構造において、モ
ータハウジング1と電機子3間に前記冷却ファン4の冷
却風を案内し、電機子の巻線を集中的に冷却する案内部
材を設けたことを特徴とする小型モータの冷却構造を採
用する。
【0005】
【発明の実施の形態】以下図1,2と図3を用いて、本
発明の実施形態の一つである実施例1の小型モータの冷
却構造について説明する。図1に示すようにこの小型モ
ータのモータハウジング1は、鉄板を深絞りプレス成形
して製造した中空有底円筒形状のモータハウジング本体
1aと該モータハウジング本体1aに嵌着された円板状
のエンドキャップ1bから形成されている。モータハウ
ジング本体1aの内側には、永久磁石からなる複数の界
磁2aが固着され、全体として固定子2が形成されてい
る。また、モータハウジング本体1aには吸気用の風窓
1c,1dと排気用の風窓1e,1fが形成されてい
る。前記固定子2の内側には、所定のエアーギャップ1
0を介して、前記固定子に対向して整流子6を備えた電
機子3が、その回転軸13をモータハウジング1に嵌着
された軸受11,12に支承され、回転自在に配設され
ている。
【0006】モータハウジング1のエンドキャップ1b
側には給電ブラシ部5が形成され、給電ブラシ部5は、
前記整流子6に当接するブラシ5aとブラシ5aが摺動
自在に収納されたブラシホルダ5bとブラシホルダ5b
の開口部を閉鎖するブラシキャップ5cから形成されて
いる。また、電機子3の整流子側一端には、冷却ファン
4が電機子3の回転に伴って回転できるように回転軸1
3に固着されている。前記電機子3には、複数の電機子
スロット3b(一部のみ図示)が形成された鉄芯3a
に、コイルを巻いて巻線7を形成してあり、鉄芯3aの
端部にはコイルエンド7aが形成されている。反整流子
側のモータハウジング1と電機子3のコイルエンド7a
との間には、冷却風を案内する案内部材としてのフロー
8がコイルエンド7aとの間にわずかな隙間を保持して
配設されている。
【0007】このフロー8は、風窓1cと風窓1dに連
通する通風路9を備えており、樹脂で射出成型により形
成し、接着剤等でモータハウジング1の内側に固着して
ある。この案内部材としてのフロー8は、図2と図3に
示すように、フランジ部8hを有するリング状の外周リ
ング8aとこの外周リング8aにリブ8c,8d,8
e,8f,8gにて連結されたリング状の内周リング8
bからなっている。そして外周リング8aの壁8iと内
周リング8bの壁8jとの間に複数の通風路9が形成さ
れている。フロー8の外径は、モータハウジング1の内
径よりわずかに小径に形成されており、このフロー8
は、接着剤を使用してモータハウジングの内側に固着し
てある。
【0008】次に上記のように形成された小型モータA
の冷却構造の作用を説明する。電機子3が回転すると、
それに伴って冷却ファン4が回転し、空気が吸気用の風
窓1cと風窓1dから吸入され、冷却風としてフロー8
の通風路9を通り、多量の冷却風が集中してコイルエン
ド7aに吹き付けられ、集中的に巻線7を冷却する。
【0009】そしてその後、冷却風は、電機子スロット
3bやエアギャップ10を通ってモータA全体を冷却し
ながら排気用の風窓1eと風窓1fから小型モータAの
外部へ排気される。このように冷却風の案内部材として
フロー8を設け、フロー8に通風路9を形成することに
より多量の冷却風を集中的にコイルエンド7aに吹き付
けることができるので、熱の発生源である巻線7を集中
的に冷却し、冷却効率を高めることができる。また、通
常の冷却ファン4を使用するので、本発明の小型モータ
の冷却構造は、既存のモータにフロー8を設けるだけで
製造でき、汎用性が高く製造費も安くできる。
【0010】次に図4と図5を用いて、本発明の実施例
2について説明する。図4と図5は、案内部材としての
フロー8を外周リング8aのみで形成したものである。
この外周リング8aは、実施例1の内周リング8bとリ
ブ8c,8d,8e,8f,8gを除いた構造である。
【0011】この外周リング8aのみのフロー8では、
吸気用の風窓1cと風窓1dから吸入された空気は、冷
却風として外周リング8aの壁8iに案内されてコイル
エンド7aに集中的に吹き付けられる。従って冷却効率
を高めることができると共に、フロー8の形状が簡単で
あるので、より安価にモータを製造することができる。
また、上述の実施例1と2では、フローの材料として樹
脂を使用したが、金属、セラミック等他の材料を使用す
ることができる。また、フロー8のモータハウジング1
への取り付け方法として接着剤を使用したが、ねじによ
る固定や溶融接合、あるいは圧入等任意の取り付け方法
を採用することが可能である。
【0012】
【発明の効果】本発明に係る小型モータの冷却構造は、
モータハウジングと電機子間に冷却ファンの冷却風を案
内し、電機子の巻線を集中的に冷却する案内部材を設け
たことにより、モータ冷却の冷却効率を高めることがで
き、汎用性があって安価な小型で高出力の小型モータを
供給可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の小型モータの冷却構造を示す断面図で
ある。(実施例1)
【図2】本発明の案内部材としてのフローを示す正面図
である。(実施例1)
【図3】図2のX−X線断面図である。(実施例1)
【図4】本発明の案内部材としてフローの他の実施例を
示す正面図である。(実施例2)
【図5】図4のY−Y線断面図である。(実施例2)
【図6】従来技術の小型モータの冷却構造を示す断面図
である。
【符号の説明】
1 モータハウジング 2 固定子 3 電機子 4 冷却ファン 5 給電ブラシ部 6 整流子 7 巻線 8 フロー(案内部材) 8a 外周リング 8b 内周リング 9 通風路 10 エアギャップ 11 軸受 12 軸受 13 回転軸

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 永久磁石からなる界磁をモータハウジン
    グの内側に固着した固定子と前記固定子に対向してモー
    タハウジングに回転自在に支承された電機子と、この電
    機子の一端に設けられた冷却ファンを備えた小型モータ
    の冷却構造において、モータハウジングと電機子間に前
    記冷却ファンの冷却風を案内し、電機子の巻線を集中的
    に冷却する案内部材を設けたことを特徴とする小型モー
    タの冷却構造。
JP26959899A 1999-09-24 1999-09-24 小型モータの冷却構造 Pending JP2001095203A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP26959899A JP2001095203A (ja) 1999-09-24 1999-09-24 小型モータの冷却構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP26959899A JP2001095203A (ja) 1999-09-24 1999-09-24 小型モータの冷却構造

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2001095203A true JP2001095203A (ja) 2001-04-06

Family

ID=17474603

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP26959899A Pending JP2001095203A (ja) 1999-09-24 1999-09-24 小型モータの冷却構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2001095203A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102624150A (zh) * 2012-04-25 2012-08-01 中国船舶重工集团公司第七0四研究所 中小型电动机低噪声全封闭内冷式冷却系统
CN104887152A (zh) * 2014-03-04 2015-09-09 江苏美的春花电器股份有限公司 吸尘器及其电机罩

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102624150A (zh) * 2012-04-25 2012-08-01 中国船舶重工集团公司第七0四研究所 中小型电动机低噪声全封闭内冷式冷却系统
CN104887152A (zh) * 2014-03-04 2015-09-09 江苏美的春花电器股份有限公司 吸尘器及其电机罩

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US9077230B2 (en) Electric motor with heat dissipating device
US7375447B2 (en) Power tool
WO2017169033A1 (ja) 電動送風機及びこの電動送風機を備えた電気掃除機
JP2000324757A (ja) アウターロータ形モータ
JP2000333409A (ja) 誘導電動機
US6232683B1 (en) Alternator with cooling air guide formed by bearing housing having guiding portion
CN108071616A (zh) 送风机
JPS61258643A (ja) 外側回転子直流ブラシレスモ−トル
JP2005297120A (ja) 電動工具
JP2014042375A (ja) 電動送風機
JP2001095203A (ja) 小型モータの冷却構造
JP2882594B2 (ja) 電動機の冷却装置
JPH10290551A (ja) モーター
JPH0487547A (ja) 送風用無刷子電動機
JP2005163757A (ja) 電動送風機
JP3948371B2 (ja) 電動工具
JPH10191593A (ja) ブラシレスモータ
JP2000224821A (ja) レギュレータ付きアウターロータ型磁石発電機
JP2020010482A (ja) 電動送風機及びそれを搭載した電気掃除機
JP3327063B2 (ja) ブラシレスモータ
JPH02245500A (ja) 送風機
JPH07117078B2 (ja) モータファン
JP2003088036A (ja) モータ装置
CN112583201B (zh) 动力组件和风机
KR100911618B1 (ko) 개방형 정류자 및 이를 이용한 팬모터

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081129

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Year of fee payment: 6

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081129

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091129

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091129

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091129

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101129

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Year of fee payment: 8

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101129

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Year of fee payment: 9

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111129

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Year of fee payment: 9

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111129

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Year of fee payment: 10

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121129

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Year of fee payment: 10

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121129

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Year of fee payment: 10

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121129

R360 Written notification for declining of transfer of rights

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R360

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121129

Year of fee payment: 10

R370 Written measure of declining of transfer procedure

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R370

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Year of fee payment: 10

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121129

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Year of fee payment: 11

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131129

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131129

Year of fee payment: 11

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250