JP2978033B2 - カルバモイル基を有するジアミノ−s−トリアジン化合物及び該化合物を有効成分とするエポキシ樹脂硬化剤 - Google Patents
カルバモイル基を有するジアミノ−s−トリアジン化合物及び該化合物を有効成分とするエポキシ樹脂硬化剤Info
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Description
【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はカルバモイル基を有する
ジアミノ−s−トリアジン化合物に関するものである。
また本発明化合物はエポキシ樹脂の硬化剤あるいは硬化
促進剤として有用である。
ジアミノ−s−トリアジン化合物に関するものである。
また本発明化合物はエポキシ樹脂の硬化剤あるいは硬化
促進剤として有用である。
【0002】
【従来の技術】従来から多くのカルバモイル化合物がエ
ポキシ樹脂の硬化剤あるいは硬化促進剤として使用され
ている。しかしながら、これまでカルバモイル基を有す
るジアミノ−s−トリアジン化合物をエポキシ樹脂の硬
化剤あるいは硬化促進剤として使用した例は知られてい
ない。
ポキシ樹脂の硬化剤あるいは硬化促進剤として使用され
ている。しかしながら、これまでカルバモイル基を有す
るジアミノ−s−トリアジン化合物をエポキシ樹脂の硬
化剤あるいは硬化促進剤として使用した例は知られてい
ない。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、エポ
キシ樹脂組成物の硬化剤あるいは硬化促進剤として有用
な分子内にカルバモイル基を有する新規なジアミノ−s
−トリアジン化合物を提供することにある。
キシ樹脂組成物の硬化剤あるいは硬化促進剤として有用
な分子内にカルバモイル基を有する新規なジアミノ−s
−トリアジン化合物を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者等は、このよう
な事情に鑑み鋭意研究を重ねた結果、ジニトリルとジシ
アンジアミドから片方にニトリル基を有するジアミノ−
s−トリアジン化合物を合成し、この化合物を出発原料
として単体硫黄の存在下1,2−脂肪族ジアミンを反応
させることにより、イミダゾリン環を有するジアミノ−
s−トリアジン化合物が得られ、さらにこのイミダゾリ
ン環を有するジアミノ−s−トリアジン化合物を水と共
に煮沸することにより、化2の一般式で示される分子内
にカルバモイル基を有するジアミノ−s−トリアジン化
合物が得られ、これらの化合物が優れたエポキシ樹脂の
硬化作用を有することを見い出し、本発明を完遂するに
至った。
な事情に鑑み鋭意研究を重ねた結果、ジニトリルとジシ
アンジアミドから片方にニトリル基を有するジアミノ−
s−トリアジン化合物を合成し、この化合物を出発原料
として単体硫黄の存在下1,2−脂肪族ジアミンを反応
させることにより、イミダゾリン環を有するジアミノ−
s−トリアジン化合物が得られ、さらにこのイミダゾリ
ン環を有するジアミノ−s−トリアジン化合物を水と共
に煮沸することにより、化2の一般式で示される分子内
にカルバモイル基を有するジアミノ−s−トリアジン化
合物が得られ、これらの化合物が優れたエポキシ樹脂の
硬化作用を有することを見い出し、本発明を完遂するに
至った。
【0005】
【化2】
【0006】本発明化合物の出発原料となるジアミノ−
s−トリアジン化合物は、英国特許第642409号、
有機合成化学,第24巻、 125〜126 頁(1966年)及びビ
ュレチン・オブ・ケミカル・ソサイアティ・ジャパン
(Bull. Chem. Soc. Japan),第38巻,1820〜1824頁
(1965年)に記載の方法により得られ、その合成方法は
化3で示す反応式で表される。
s−トリアジン化合物は、英国特許第642409号、
有機合成化学,第24巻、 125〜126 頁(1966年)及びビ
ュレチン・オブ・ケミカル・ソサイアティ・ジャパン
(Bull. Chem. Soc. Japan),第38巻,1820〜1824頁
(1965年)に記載の方法により得られ、その合成方法は
化3で示す反応式で表される。
【0007】
【化3】
【0008】本発明化合物の合成に当たっては、前記の
ジアミノ−s−トリアジン化合物1モルに対して1,2
−ジアミン化合物を3〜10モル加えた混合物を単体硫
黄の存在下、加熱還流することによりカルバモイル基を
有するジアミノ−s−トリアジン化合物が得られ、さら
にこの化合物を水と共に煮沸することにより、目的のジ
アミノ−s−トリアジン環を有する新規なカルバモイル
化合物が得られる。これらの反応を式で表せば化4に示
すとおりである。
ジアミノ−s−トリアジン化合物1モルに対して1,2
−ジアミン化合物を3〜10モル加えた混合物を単体硫
黄の存在下、加熱還流することによりカルバモイル基を
有するジアミノ−s−トリアジン化合物が得られ、さら
にこの化合物を水と共に煮沸することにより、目的のジ
アミノ−s−トリアジン環を有する新規なカルバモイル
化合物が得られる。これらの反応を式で表せば化4に示
すとおりである。
【0009】
【化4】
【0010】代表的な本発明のカルバモイル基を有する
ジアミノ−s−トリアジン化合物及びその物性は、次に
示すとおりである。
ジアミノ−s−トリアジン化合物及びその物性は、次に
示すとおりである。
【0011】2−アミノエチル−カルバモイル−エチレ
ン−(4',6'-ジアミノ-1',3',5'-s-トリアジン〕−(2')
ン−(4',6'-ジアミノ-1',3',5'-s-トリアジン〕−(2')
【0012】
【化5】
【0013】塩基性無色結晶。融点:183〜193.
6℃ 水、DMSO及びAcOHに易溶、MeOH及びDMF
に可溶、アセトン及びクロロホルムに不溶。 TLC(シリカ,n-BuOH/W/AcOH=4/2/1):Rf0.11〜
0.25 IR(KBr):ν 3445( 8.6),3391(10.0),3333(18.0),3137
(11.6),3058(14.1),2903(23.1),2361(33.1),1669(12.
7),1636( 4.1),1541( 3.3),1458(12.6),1428(15.2),140
8(21.8),1381(27.1),1329(26.2),1271(27.7),1256(24.
7),1186(26.9),1100(33.4),1059(35.5),1036(38.0), 99
4(30.8), 965(38.9), 911(28.9), 872(32.8),828(32.
2), 814(28.4), 747(34.5), 687(39.9), 592(27.4),542
(34.0), 469(43.7), 405(42.5) cm-1(透過率 %) NMR(d6 -DMSO): δ7.70,s,1H(アミド基);6.49,s,4H
(トリアジン環のNH2 );3.08〜2.88,t,2H(NH2 −CH2 −C
H2 −); 2.64〜2.43,m,2H(CH2 −CH2 NH-CO-);2.47,b
r.s,4H(NH−CO−CH2 −CH2 −);2.50〜2.00,m,2H(NH2
−CH2 −CH2 −) Mass:m/e 225( M+ ) は不出現,207,196,195,183,1
66,138,125,111,99,85,68,54,43,30,28
6℃ 水、DMSO及びAcOHに易溶、MeOH及びDMF
に可溶、アセトン及びクロロホルムに不溶。 TLC(シリカ,n-BuOH/W/AcOH=4/2/1):Rf0.11〜
0.25 IR(KBr):ν 3445( 8.6),3391(10.0),3333(18.0),3137
(11.6),3058(14.1),2903(23.1),2361(33.1),1669(12.
7),1636( 4.1),1541( 3.3),1458(12.6),1428(15.2),140
8(21.8),1381(27.1),1329(26.2),1271(27.7),1256(24.
7),1186(26.9),1100(33.4),1059(35.5),1036(38.0), 99
4(30.8), 965(38.9), 911(28.9), 872(32.8),828(32.
2), 814(28.4), 747(34.5), 687(39.9), 592(27.4),542
(34.0), 469(43.7), 405(42.5) cm-1(透過率 %) NMR(d6 -DMSO): δ7.70,s,1H(アミド基);6.49,s,4H
(トリアジン環のNH2 );3.08〜2.88,t,2H(NH2 −CH2 −C
H2 −); 2.64〜2.43,m,2H(CH2 −CH2 NH-CO-);2.47,b
r.s,4H(NH−CO−CH2 −CH2 −);2.50〜2.00,m,2H(NH2
−CH2 −CH2 −) Mass:m/e 225( M+ ) は不出現,207,196,195,183,1
66,138,125,111,99,85,68,54,43,30,28
【0014】2−アミノプロピル−カルバモイル−エチ
レン−(4',6'-ジアミノ-1',3',5'-s-トリアジン)−
(2')
レン−(4',6'-ジアミノ-1',3',5'-s-トリアジン)−
(2')
【0015】
【化6】
【0016】塩基性無色結晶。融点:159〜165℃ 水、DMSO及びAcOHに易溶、MeOH及びDMF
に可溶、アセトン及びクロロホルムに不溶。 TLC(シリカ,n-BuOH/W/AcOH=4/2/1):Rf0.08〜
0.28 IR(KBr):ν 3428(12.0),3332(11.7),3229(12.8),3069
(18.8),2973(20.2),2872(24.8),2361(35.4),2342(37.
3),1644( 5.6),1624( 7.5),1570( 3.5),1451(12.4),141
2(24.3),1393(31.3),1362(30.1),1333(25.5),1314(36.
0),1283(37.2),1238(40.8),1142(30.4),1115(37.7),108
0(37.9),1028(39.4), 997(38.7), 970(40.2),938(40.
2), 882(48.3), 824(32.4), 789(44.8), 602(30.9),577
(32.8) cm-1 NMR(d6 -DMSO):δ7.77,s,1H(-CONH);6.57,s,4H (ト
リアジン環の -NH2 );2.93と2.87,d,2H(アミノ基隣接の
メチレン基);2.60〜2.40,m,1H(メチル基隣接のメチレン
基);2.50,br,s,4H(エチレン基);2.37,br,s,2H(プロピ
レン基の末端NH2 );0.97と0.87,d,3H(メチル基) Mass:m/e 239( M+ ) は不出現,210,197,196,183,1
66,139,138,125,111,99,85,68,54,44,43,30
に可溶、アセトン及びクロロホルムに不溶。 TLC(シリカ,n-BuOH/W/AcOH=4/2/1):Rf0.08〜
0.28 IR(KBr):ν 3428(12.0),3332(11.7),3229(12.8),3069
(18.8),2973(20.2),2872(24.8),2361(35.4),2342(37.
3),1644( 5.6),1624( 7.5),1570( 3.5),1451(12.4),141
2(24.3),1393(31.3),1362(30.1),1333(25.5),1314(36.
0),1283(37.2),1238(40.8),1142(30.4),1115(37.7),108
0(37.9),1028(39.4), 997(38.7), 970(40.2),938(40.
2), 882(48.3), 824(32.4), 789(44.8), 602(30.9),577
(32.8) cm-1 NMR(d6 -DMSO):δ7.77,s,1H(-CONH);6.57,s,4H (ト
リアジン環の -NH2 );2.93と2.87,d,2H(アミノ基隣接の
メチレン基);2.60〜2.40,m,1H(メチル基隣接のメチレン
基);2.50,br,s,4H(エチレン基);2.37,br,s,2H(プロピ
レン基の末端NH2 );0.97と0.87,d,3H(メチル基) Mass:m/e 239( M+ ) は不出現,210,197,196,183,1
66,139,138,125,111,99,85,68,54,44,43,30
【0017】m−(2−アミノエチル−カルバモイル)
−フェニレン−(4',6'-ジアミノ-1',3',5'-s-トリアジ
ン)−(2')
−フェニレン−(4',6'-ジアミノ-1',3',5'-s-トリアジ
ン)−(2')
【0018】
【化7】
【0019】塩基性無色結晶。融点:260〜269℃ DMF及びDMSOに可溶、水及びMeOHに不溶。 TLC(シリカ,n-BuOH/W/AcOH=4/2/1):Rf0.28〜
0.39 IR(KBr):ν 3362( 8.8),3206( 8.8),2951(18.5),2872
(20.7),2367(31.0),1676(10.7),1626( 4.4),1541( 1.
5),1449( 9.8),1385( 9.5),1298(22.9),1281(20.3),124
6(25.9),1194(29.4),1173(29.1),1103(31.2), 986(34.
7), 941(29.9), 895(34.0), 828(31.3),810(29.7), 766
(33.9), 712(26.0), 623(25.8), 583(29.4),467(40.8),
430(40.4), 411(42.2) cm-1 NMR(d6 -DMSO): δ8.66,s,1H(フェニレン基の2位);
8.39〜7.34,m,4H(フェニレン基の4,5,6 位及び-NH-CO
-);6.73,s,4H (トリアジン環の-NH2 );3.33〜3.16,t,2H
( -CH2 −NH2 );2.80〜2.60,t,2H(-CONH-CH2 -);2.19,b
r.s,2H(脂肪族末端アミン) Mass:m/e 273( M+ ) は不出現,244,243,231,226,2
14,187,169,144,128,119,117,102,76,43,30,28
0.39 IR(KBr):ν 3362( 8.8),3206( 8.8),2951(18.5),2872
(20.7),2367(31.0),1676(10.7),1626( 4.4),1541( 1.
5),1449( 9.8),1385( 9.5),1298(22.9),1281(20.3),124
6(25.9),1194(29.4),1173(29.1),1103(31.2), 986(34.
7), 941(29.9), 895(34.0), 828(31.3),810(29.7), 766
(33.9), 712(26.0), 623(25.8), 583(29.4),467(40.8),
430(40.4), 411(42.2) cm-1 NMR(d6 -DMSO): δ8.66,s,1H(フェニレン基の2位);
8.39〜7.34,m,4H(フェニレン基の4,5,6 位及び-NH-CO
-);6.73,s,4H (トリアジン環の-NH2 );3.33〜3.16,t,2H
( -CH2 −NH2 );2.80〜2.60,t,2H(-CONH-CH2 -);2.19,b
r.s,2H(脂肪族末端アミン) Mass:m/e 273( M+ ) は不出現,244,243,231,226,2
14,187,169,144,128,119,117,102,76,43,30,28
【0020】p−(2−アミノエチル−カルバモイル)
−フェニレン−(4',6'-ジアミノ-1',3',5'-s-トリアジ
ン)−(2')
−フェニレン−(4',6'-ジアミノ-1',3',5'-s-トリアジ
ン)−(2')
【0021】
【化8】
【0022】塩基性無色結晶。融点:252〜267℃ DMF及びAcOHに熱時可溶、DMSOに冷時可溶、
水及びMeOHに不溶。 TLC(シリカ,n-BuOH/W/AcOH=4/2/1):Rf0.24〜
0.38 IR(KBr):ν 3445( 7.9),3330( 9.3),3264( 9.7),3166
( 7.7),2915(17.2),2865(17.3),2363(26.9),1663( 4.
3),1642( 3.0),1584( 8.8),1536( 1.6),1456(10.6),139
9( 7.8),1364(20.6),1312(17.1),1294(20.7),1262(22.
9),1194(28.8),1165(27.3),1076(26.6),1051(28.3),102
2(23.9), 986( 4.9), 903(30.2), 874(30.4),858(34.
7), 818(18.2), 745(29.2), 629(31.1), 598(32.0),563
(29.8), 513(28.3), 450(36.7) cm-1 NMR(d6 -DMSO): δ8.49,s,1H(-CONH-);8.40と8.27,
d,2H(フェニレン基);8.00と7.86,d,2H(フェニレン基);
6.77,br.S,4H( トリアジン環のNH2 );3.37〜3.17,t,2H
( -CH2 −NH2 );2.83〜2.33,m,4H(-CONH-CH2 - と脂肪
族末端アミン基) Mass:m/e 273( M+ ) は不出現,244,243,231,215,2
14,187,186,144,128,119,117,102,76,43,30
水及びMeOHに不溶。 TLC(シリカ,n-BuOH/W/AcOH=4/2/1):Rf0.24〜
0.38 IR(KBr):ν 3445( 7.9),3330( 9.3),3264( 9.7),3166
( 7.7),2915(17.2),2865(17.3),2363(26.9),1663( 4.
3),1642( 3.0),1584( 8.8),1536( 1.6),1456(10.6),139
9( 7.8),1364(20.6),1312(17.1),1294(20.7),1262(22.
9),1194(28.8),1165(27.3),1076(26.6),1051(28.3),102
2(23.9), 986( 4.9), 903(30.2), 874(30.4),858(34.
7), 818(18.2), 745(29.2), 629(31.1), 598(32.0),563
(29.8), 513(28.3), 450(36.7) cm-1 NMR(d6 -DMSO): δ8.49,s,1H(-CONH-);8.40と8.27,
d,2H(フェニレン基);8.00と7.86,d,2H(フェニレン基);
6.77,br.S,4H( トリアジン環のNH2 );3.37〜3.17,t,2H
( -CH2 −NH2 );2.83〜2.33,m,4H(-CONH-CH2 - と脂肪
族末端アミン基) Mass:m/e 273( M+ ) は不出現,244,243,231,215,2
14,187,186,144,128,119,117,102,76,43,30
【0023】
(実施例1)サクシノニトリル12.3g(0.154モ
ル)、ジシアンジアミド15.5g(0.186モル)、水酸
化カリウム0.86g及びn-ブタノール100mlの4者
を30分間加熱還流したのち放冷し、析出してくる結晶を
濾取し、この濾取した結晶を充分な量の水と共に煮沸
し、熱時に濾過し、濾液を放冷して析出する2−シアノ
エチル−(4',6'-ジアミノ-1',3',5'-s-トリアジン)−
(2')の第1晶を濾取した。第1晶の濾取時の濾液を濃縮
して第2晶を濾取した。第1晶と第2晶を合わせて2
1.9g(収率86.6%)の2−シアノエチル−(4',6'-ジ
アミノ-1',3',5'-s-トリアジン)−(2')が得られた。
ル)、ジシアンジアミド15.5g(0.186モル)、水酸
化カリウム0.86g及びn-ブタノール100mlの4者
を30分間加熱還流したのち放冷し、析出してくる結晶を
濾取し、この濾取した結晶を充分な量の水と共に煮沸
し、熱時に濾過し、濾液を放冷して析出する2−シアノ
エチル−(4',6'-ジアミノ-1',3',5'-s-トリアジン)−
(2')の第1晶を濾取した。第1晶の濾取時の濾液を濃縮
して第2晶を濾取した。第1晶と第2晶を合わせて2
1.9g(収率86.6%)の2−シアノエチル−(4',6'-ジ
アミノ-1',3',5'-s-トリアジン)−(2')が得られた。
【0024】得られた2−シアノエチル−(4',6'-ジア
ミノ-1',3',5'-s-トリアジン)−(2')8.0g(0.049モ
ル) 、エチレンジアミン14.6g(0.24モル)及び単
体硫黄0.08gの3者を1.5時間加熱還流したの
ち、放冷して析出してくる結晶を濾取した。この濾取結
晶に脱硫するため水酸化ナトリウム0.4gと適量のメ
タノールを加えて2時間加熱還流し、この系を放冷した
のち析出する結晶を濾取した。次いでこれに水酸化ナト
リウム除去のため水を加えて攪拌し、結晶を濾取し乾燥
して2−(イミダゾリニル-2')−エチレン−(4",6"-ジ
アミノ-1",3",5"-s-トリアジン]-(2")8.66g(収率
85.8%)を得た。
ミノ-1',3',5'-s-トリアジン)−(2')8.0g(0.049モ
ル) 、エチレンジアミン14.6g(0.24モル)及び単
体硫黄0.08gの3者を1.5時間加熱還流したの
ち、放冷して析出してくる結晶を濾取した。この濾取結
晶に脱硫するため水酸化ナトリウム0.4gと適量のメ
タノールを加えて2時間加熱還流し、この系を放冷した
のち析出する結晶を濾取した。次いでこれに水酸化ナト
リウム除去のため水を加えて攪拌し、結晶を濾取し乾燥
して2−(イミダゾリニル-2')−エチレン−(4",6"-ジ
アミノ-1",3",5"-s-トリアジン]-(2")8.66g(収率
85.8%)を得た。
【0025】次いで、2−(イミダゾリニル-2')−エチ
レン−(4",6"-ジアミノ-1",3",5"-s-トリアジン]-(2")
5.0g(0.024モル) に適当量の水を加えて2時間加熱
還流した。反応が終了したのち、系を冷却して不溶物を
濾別し、濾液を乾固して得られた乾固物をエタノールを
用いて再結し、目的物の2−アミノエチル−カルバモイ
ル−エチレン−(4',6'-ジアミノ-1',3',5'-s-トリアジ
ン〕−(2')4.36g(収率80.7%)を得た。
レン−(4",6"-ジアミノ-1",3",5"-s-トリアジン]-(2")
5.0g(0.024モル) に適当量の水を加えて2時間加熱
還流した。反応が終了したのち、系を冷却して不溶物を
濾別し、濾液を乾固して得られた乾固物をエタノールを
用いて再結し、目的物の2−アミノエチル−カルバモイ
ル−エチレン−(4',6'-ジアミノ-1',3',5'-s-トリアジ
ン〕−(2')4.36g(収率80.7%)を得た。
【0026】(実施例2)実施例1で用いた2−シアノ
エチル−(4',6'-ジアミノ-1',3',5'-s-トリアジン)−
(2')8.0g(0.049モル) 、プロピレンジアミン18.
0g(0.24モル)及び単体硫黄0.08gの3者を2時
間加熱還流したのち、実施例1と同様の方法により後処
理を行い、2−(4'-メチルイミダゾリニル-2')−エチ
レン−(4",6"-ジアミノ-1",3",5"-s-トリアジン)−
(2")5.75g(収率53.3%)を得た。
エチル−(4',6'-ジアミノ-1',3',5'-s-トリアジン)−
(2')8.0g(0.049モル) 、プロピレンジアミン18.
0g(0.24モル)及び単体硫黄0.08gの3者を2時
間加熱還流したのち、実施例1と同様の方法により後処
理を行い、2−(4'-メチルイミダゾリニル-2')−エチ
レン−(4",6"-ジアミノ-1",3",5"-s-トリアジン)−
(2")5.75g(収率53.3%)を得た。
【0027】次いで、2−(4'-メチルイミダゾリニル
-2')−エチレン−(4",6"-ジアミノ-1",3",5"-s-トリア
ジン]-(2")5.0g(0.023モル) に適当量の水を加えて
2時間加熱還流した。反応が終了したのち、系を冷却し
て不溶物を濾別し、濾液を乾固して得られた乾固物をエ
タノールを用いて再結し、得られた結晶をさらにイソプ
ロピルアルコールと共に加熱し、熱時に濾過を行って不
溶物を濾別し、濾液を冷却して析出する結晶を濾取し
た。この結晶をn−ブタノールを用いてさらに再結した
ところ、目的物の2−アミノプロピル−カルバモイル−
エチレン−(4',6'-ジアミノ-1',3',5'-s-トリアジン)
−(2')3.47g(収率63.1%)が得られた。
-2')−エチレン−(4",6"-ジアミノ-1",3",5"-s-トリア
ジン]-(2")5.0g(0.023モル) に適当量の水を加えて
2時間加熱還流した。反応が終了したのち、系を冷却し
て不溶物を濾別し、濾液を乾固して得られた乾固物をエ
タノールを用いて再結し、得られた結晶をさらにイソプ
ロピルアルコールと共に加熱し、熱時に濾過を行って不
溶物を濾別し、濾液を冷却して析出する結晶を濾取し
た。この結晶をn−ブタノールを用いてさらに再結した
ところ、目的物の2−アミノプロピル−カルバモイル−
エチレン−(4',6'-ジアミノ-1',3',5'-s-トリアジン)
−(2')3.47g(収率63.1%)が得られた。
【0028】(実施例3)イソフタロニトリル12.8
g(0.1モル)、ジシアンジアミド9.24g(0.11モ
ル)、水酸化カリウム0.86g及びn-ブタノール80
mlの4者を1時間加熱還流したのち放冷して析出してく
る結晶を濾取水洗してm−シアノ−フェニル−(4',6'-
ジアミノ-1',3',5'-s-トリアジン)−(2')20.8g
(収率98.1%)を得た。
g(0.1モル)、ジシアンジアミド9.24g(0.11モ
ル)、水酸化カリウム0.86g及びn-ブタノール80
mlの4者を1時間加熱還流したのち放冷して析出してく
る結晶を濾取水洗してm−シアノ−フェニル−(4',6'-
ジアミノ-1',3',5'-s-トリアジン)−(2')20.8g
(収率98.1%)を得た。
【0029】得られたm−シアノ−フェニル−(4',6'-
ジアミノ-1',3',5'-s-トリアジン)−(2')5.3g(0.0
25モル) 、エチレンジアミン7.5g(0.125モル)及び
単体硫黄0.053gの3者を1.5時間加熱還流した
のち、実施例1と同様の方法により後処理を行い、m-
(イミダゾリニル-2')- フェニレン-[4",6"-ジアミノ-
1",3",5"-s-トリアジン]-(2")5.16g(収率80.9
%)を得た。
ジアミノ-1',3',5'-s-トリアジン)−(2')5.3g(0.0
25モル) 、エチレンジアミン7.5g(0.125モル)及び
単体硫黄0.053gの3者を1.5時間加熱還流した
のち、実施例1と同様の方法により後処理を行い、m-
(イミダゾリニル-2')- フェニレン-[4",6"-ジアミノ-
1",3",5"-s-トリアジン]-(2")5.16g(収率80.9
%)を得た。
【0030】次いで、m-(イミダゾリニル-2')- フェニ
レン-[4",6"-ジアミノ-1",3",5"-s-トリアジン]-(2")
5.0g(0.02 モル) に適当量の水を加えて2時間加熱
還流した。反応が終了したのち、系を冷却して析出して
くる結晶を濾取して目的物のm−(2−アミノエチル−
カルバモイル)−フェニレン−(4',6'-ジアミノ-1',
3',5'-s-トリアジン)−(2')5.02g(収率93.7%)
を得た。
レン-[4",6"-ジアミノ-1",3",5"-s-トリアジン]-(2")
5.0g(0.02 モル) に適当量の水を加えて2時間加熱
還流した。反応が終了したのち、系を冷却して析出して
くる結晶を濾取して目的物のm−(2−アミノエチル−
カルバモイル)−フェニレン−(4',6'-ジアミノ-1',
3',5'-s-トリアジン)−(2')5.02g(収率93.7%)
を得た。
【0031】(実施例4)テレフタロニトリル12.8
g(0.1モル)、ジシアンジアミド9.24g(0.11モ
ル)、水酸化カリウム0.56g及びn-ブタノール10
0mlの4者を1時間加熱還流したのち、放冷して析出し
てくる結晶を濾取水洗してp−シアノ−フェニル−
(4',6'-ジアミノ-1',3',5'-s-トリアジン)−(2')2
0.14g(収率95.0%)を得た。
g(0.1モル)、ジシアンジアミド9.24g(0.11モ
ル)、水酸化カリウム0.56g及びn-ブタノール10
0mlの4者を1時間加熱還流したのち、放冷して析出し
てくる結晶を濾取水洗してp−シアノ−フェニル−
(4',6'-ジアミノ-1',3',5'-s-トリアジン)−(2')2
0.14g(収率95.0%)を得た。
【0032】得られたp−シアノ−フェニル−(4',6'-
ジアミノ-1',3',5'-s-トリアジン)−(2')5.3g(0.0
25モル) 、エチレンジアミン7.5g(0.125モル)及び
単体硫黄0.053gの3者を1.5時間加熱還流した
のち、実施例1と同様の方法により後処理を行い、p−
(イミダゾリニル-2')−フェニレン−(4",6"-ジアミノ
-1",3",5"-s-トリアジン)−(2")5.88g(収率92.2
%)を得た。
ジアミノ-1',3',5'-s-トリアジン)−(2')5.3g(0.0
25モル) 、エチレンジアミン7.5g(0.125モル)及び
単体硫黄0.053gの3者を1.5時間加熱還流した
のち、実施例1と同様の方法により後処理を行い、p−
(イミダゾリニル-2')−フェニレン−(4",6"-ジアミノ
-1",3",5"-s-トリアジン)−(2")5.88g(収率92.2
%)を得た。
【0033】次いで、p−(イミダゾリニル-2')−フェ
ニレン−(4",6"-ジアミノ-1",3",5"-s-トリアジン)−
(2")4.0g(0.016モル) にエチレングリコール7ml及
び水1mlを加えて2時間加熱還流した。反応が終了した
のち、系を冷却して析出してくる結晶を濾取し、アセト
ンを用いて洗浄したところ、目的物のp−(2−アミノ
エチル−カルバモイル)−フェニレン−(4',6'-ジアミ
ノ-1',3',5'-s-トリアジン)−(2')2.32g(収率5
4.1%)が得られた。
ニレン−(4",6"-ジアミノ-1",3",5"-s-トリアジン)−
(2")4.0g(0.016モル) にエチレングリコール7ml及
び水1mlを加えて2時間加熱還流した。反応が終了した
のち、系を冷却して析出してくる結晶を濾取し、アセト
ンを用いて洗浄したところ、目的物のp−(2−アミノ
エチル−カルバモイル)−フェニレン−(4',6'-ジアミ
ノ-1',3',5'-s-トリアジン)−(2')2.32g(収率5
4.1%)が得られた。
【0034】(実施例5)実施例1で得られた2−アミ
ノエチル−カルバモイル−エチレン−(4',6'-ジアミノ
-1',3',5'-s-トリアジン〕−(2')(以下、硬化剤Aとい
う)、実施例2で得られた2−アミノプロピル−カルバ
モイル−エチレン−(4',6'-ジアミノ-1',3',5'-s-トリ
アジン)−(2')(以下、硬化剤Bという)、実施例3で
得られたm−(2−アミノエチル−カルバモイル)−フ
ェニレン−(4',6'-ジアミノ-1',3',5'-s-トリアジン)
−(2')(以下、硬化剤Cという)及び実施例4で得られ
たp−(2−アミノエチル−カルバモイル)−フェニレ
ン−(4',6'-ジアミノ-1',3',5'-s-トリアジン)−(2')
(以下、硬化剤Dという)を用い、JIS C−210
5 16.2の熱板法ゲル化時間試験方法により、本発明化
合物のエポキシ樹脂硬化性を調べた。エポキシ樹脂〔商
品名:AER−331、ビスフェノールAグリシジルエ
ーテル、旭化成工業(株)製〕100重量部及びコロイ
ダルシリカ〔商品名:アエロジル300、日本アエロジ
ル(株)製〕2重量部に、本発明化合物を10重量部の
配合割合で添加し、攪拌混合したのち、3本ロール機を
用いて混練してエポキシ樹脂組成物を調製した。
ノエチル−カルバモイル−エチレン−(4',6'-ジアミノ
-1',3',5'-s-トリアジン〕−(2')(以下、硬化剤Aとい
う)、実施例2で得られた2−アミノプロピル−カルバ
モイル−エチレン−(4',6'-ジアミノ-1',3',5'-s-トリ
アジン)−(2')(以下、硬化剤Bという)、実施例3で
得られたm−(2−アミノエチル−カルバモイル)−フ
ェニレン−(4',6'-ジアミノ-1',3',5'-s-トリアジン)
−(2')(以下、硬化剤Cという)及び実施例4で得られ
たp−(2−アミノエチル−カルバモイル)−フェニレ
ン−(4',6'-ジアミノ-1',3',5'-s-トリアジン)−(2')
(以下、硬化剤Dという)を用い、JIS C−210
5 16.2の熱板法ゲル化時間試験方法により、本発明化
合物のエポキシ樹脂硬化性を調べた。エポキシ樹脂〔商
品名:AER−331、ビスフェノールAグリシジルエ
ーテル、旭化成工業(株)製〕100重量部及びコロイ
ダルシリカ〔商品名:アエロジル300、日本アエロジ
ル(株)製〕2重量部に、本発明化合物を10重量部の
配合割合で添加し、攪拌混合したのち、3本ロール機を
用いて混練してエポキシ樹脂組成物を調製した。
【0035】前記のエポキシ樹脂組成物を用いた180
℃の温度におけるゲル化時間及び室温におけるポットラ
イフの測定結果は表1に示すとおりである。なお、ポッ
トライフは25℃において初期粘度が10倍値を超える
までに要する日数とした。
℃の温度におけるゲル化時間及び室温におけるポットラ
イフの測定結果は表1に示すとおりである。なお、ポッ
トライフは25℃において初期粘度が10倍値を超える
までに要する日数とした。
【0036】
【表1】
【0037】(実施例6)実施例5においてエポキシ樹
脂100重量部、コロイダルシリカ2重量部及び硬化剤
A、硬化剤Bあるいは硬化剤Cを各々10重量部配合
し、混練して調製したエポキシ樹脂組成物を3mm×10
0mm×150mmの鋳型に流し込み、100℃の温度にお
いて4時間、さらに150℃の温度で4時間熱硬化した
のち、所定の寸法に切り出し、硬化樹脂性能を調べた。
その結果は表2に示すとおりであり、各評価試験は次に
示す試験規格及び条件により行った。
脂100重量部、コロイダルシリカ2重量部及び硬化剤
A、硬化剤Bあるいは硬化剤Cを各々10重量部配合
し、混練して調製したエポキシ樹脂組成物を3mm×10
0mm×150mmの鋳型に流し込み、100℃の温度にお
いて4時間、さらに150℃の温度で4時間熱硬化した
のち、所定の寸法に切り出し、硬化樹脂性能を調べた。
その結果は表2に示すとおりであり、各評価試験は次に
示す試験規格及び条件により行った。
【0038】熱変形温度 :JIS K-7207 昇温速
度:2℃/分 ガラス転移温度 :ASTM D696 昇温速度:5℃/分、
但しTMA法 熱膨張係数 :ASTM D696 室温からガラス転移温
度まで、但しTMA法 体積抵抗率 :JIS K-6911 測定温度:25℃ 煮沸後体積抵抗率:JIS K-6911 1時間煮沸後、測定温
度:25℃ 沸騰水吸水率 :JIS K-7209 1時間煮沸後 誘電率 :JIS K-6911 1KHz、測定温度:
25℃ 誘電正接 :JIS K-6911 1KHz、測定温度:
25℃ 曲げ強度 :JIS K-7203 測定温度:25℃ 曲げ弾性率 :JIS K-7203 測定温度:25℃ 硬度 :ASTM D2240 測定温度:25℃ 絶縁破壊電圧 :JIS K-6911 測定温度:20℃
度:2℃/分 ガラス転移温度 :ASTM D696 昇温速度:5℃/分、
但しTMA法 熱膨張係数 :ASTM D696 室温からガラス転移温
度まで、但しTMA法 体積抵抗率 :JIS K-6911 測定温度:25℃ 煮沸後体積抵抗率:JIS K-6911 1時間煮沸後、測定温
度:25℃ 沸騰水吸水率 :JIS K-7209 1時間煮沸後 誘電率 :JIS K-6911 1KHz、測定温度:
25℃ 誘電正接 :JIS K-6911 1KHz、測定温度:
25℃ 曲げ強度 :JIS K-7203 測定温度:25℃ 曲げ弾性率 :JIS K-7203 測定温度:25℃ 硬度 :ASTM D2240 測定温度:25℃ 絶縁破壊電圧 :JIS K-6911 測定温度:20℃
【0039】
【表2】
【0040】
【発明の効果】本発明化合物を硬化剤として用いる一液
性エポキシ樹脂組成物は、室温における保存安定性に優
れている。また本発明化合物をエポキシ樹脂の硬化剤あ
るいは硬化促進剤として用いた場合、硬化収縮が小さ
く、優れた靱性を有する硬化物が得られるので、塗料及
び電気絶縁材料等に好適なエポキシ樹脂組成物を提供し
うる。
性エポキシ樹脂組成物は、室温における保存安定性に優
れている。また本発明化合物をエポキシ樹脂の硬化剤あ
るいは硬化促進剤として用いた場合、硬化収縮が小さ
く、優れた靱性を有する硬化物が得られるので、塗料及
び電気絶縁材料等に好適なエポキシ樹脂組成物を提供し
うる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平6−179662(JP,A) 特開 平3−271280(JP,A) 特開 平2−172979(JP,A) 特開 昭61−210076(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) C07D 251/18 CA(STN) REGISTRY(STN)
Claims (2)
- 【請求項1】 化1の一般式で示されるカルバモイル基
を有するジアミノ−s−トリアジン化合物。 【化1】 - 【請求項2】 化1の一般式で示されるカルバモイル基
を有するジアミノ−s−トリアジン化合物を有効成分と
することを特徴とするエポキシ樹脂硬化剤。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5172216A JP2978033B2 (ja) | 1993-06-19 | 1993-06-19 | カルバモイル基を有するジアミノ−s−トリアジン化合物及び該化合物を有効成分とするエポキシ樹脂硬化剤 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5172216A JP2978033B2 (ja) | 1993-06-19 | 1993-06-19 | カルバモイル基を有するジアミノ−s−トリアジン化合物及び該化合物を有効成分とするエポキシ樹脂硬化剤 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0710850A JPH0710850A (ja) | 1995-01-13 |
JP2978033B2 true JP2978033B2 (ja) | 1999-11-15 |
Family
ID=15937752
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5172216A Expired - Lifetime JP2978033B2 (ja) | 1993-06-19 | 1993-06-19 | カルバモイル基を有するジアミノ−s−トリアジン化合物及び該化合物を有効成分とするエポキシ樹脂硬化剤 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2978033B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6265212B2 (ja) * | 2013-08-05 | 2018-01-24 | 三菱瓦斯化学株式会社 | アミノメチル基を有するベンゾグアナミン化合物又はその塩、及びその製造方法 |
JP6300680B2 (ja) * | 2014-08-01 | 2018-03-28 | 四国化成工業株式会社 | トリアジン化合物、該化合物の合成方法およびエポキシ樹脂組成物 |
JP6010874B1 (ja) * | 2015-02-03 | 2016-10-19 | 三菱瓦斯化学株式会社 | 樹脂組成物、プリプレグ、金属箔張積層板、樹脂複合シート、及びプリント配線板 |
-
1993
- 1993-06-19 JP JP5172216A patent/JP2978033B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0710850A (ja) | 1995-01-13 |
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