JP2977739B2 - 杭打機 - Google Patents

杭打機

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JP2977739B2
JP2977739B2 JP7144066A JP14406695A JP2977739B2 JP 2977739 B2 JP2977739 B2 JP 2977739B2 JP 7144066 A JP7144066 A JP 7144066A JP 14406695 A JP14406695 A JP 14406695A JP 2977739 B2 JP2977739 B2 JP 2977739B2
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hanger
pile
hammer
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arm
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JP7144066A
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勝朗 竹村
篤典 岡本
敏男 井上
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OOBAYASHIGUMI KK
Chowa Kogyo Co Ltd
Original Assignee
OOBAYASHIGUMI KK
Chowa Kogyo Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、杭打機に係り、特に、
空頭制限のある場所での使用に適した杭打機に関する。
【0002】
【従来の技術】既製杭の杭打工法に用いるパイルドライ
バは、ベースマシンであるショベルにリーダを取り付
け、該リーダにディーゼルハンマやアースオーガなどを
装着して杭の打込みを行うことができる装置であり、リ
ーダを継ぎ足していくことにより任意のリーダ長さにす
ることができる。
【0003】また、振動杭打工法に用いられるバイブロ
ハンマは、偏心ウェイトの回転動やピストンの往復動に
よって振動エネルギーを発生させ、該エネルギーで杭打
あるいは杭抜きを行う装置であり、クローラクレーンの
フックに吊り下げて使用するのが一般的である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、いずれ
にしても空頭高さが数m程度以下の場所、例えば架線下
などでは、リーダやクローラクレーンのブームが上空の
架線と干渉して杭打ちを行うことができないという問題
があった。また、従来の杭打機は杭打ち専用であるた
め、杭の運搬や取込みを行うための重機が別に必要にな
るという問題も生じていた。
【0005】本発明は、上述した事情を考慮してなされ
たもので、空頭に制限がある場所の使用に適した杭打機
を提供することを目的とする。
【0006】また、本発明は、杭の取込み、運搬並びに
杭打ちといった一連の作業を一台で行うことができる杭
打機を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の杭打機は請求項1に記載したように、所定
の走行体に旋回自在に取り付けられた上部旋回体に所定
のブームを起伏自在に取り付けるとともに、該ブームの
先端近傍に所定のアームを起伏自在に取り付けた杭打機
において、前記アームの先端を二股に分岐形成して該二
股部分を一対のハンガー片とするハンガーを構成し、該
ハンガー片の間にほぼU字状のハンガー部材を配設して
回動自在に吊持するとともに所定のバイブロハンマーを
前記ハンガー部材のU字開口部分に配設して該ハンガー
部材に回動自在に吊持し、さらに、前記バイブロハンマ
ーを所定の回動位置で前記ハンガー部材に固定する固定
機構を備えたものである。
【0008】
【0009】
【作用】本発明に係る杭打機においては、アームの先端
を分岐形成して一対のハンガー片を構成し、該ハンガー
片でバイブロハンマーを直接若しくはハンガー部材を介
して間接的に回動自在に吊持する。そのため、アームを
ほぼ水平に起伏した状態では、バイブロハンマーの吊持
位置が従来よりもかなり高くなり、空頭高さが同一の条
件では、より長い杭を打ち込むことが可能となり、杭長
が同一の条件では、空頭高さの制限がより厳しい状況で
の杭打ちが可能となる。
【0010】バイブロハンマーをハンガー部材を介して
吊持するようにした場合、バイブロハンマーをハンガー
部材に対して回動させて水平姿勢とすることにより、地
上に横置きされたH型鋼や鋼矢板を直接掴むことができ
るとともに、そのまま吊り上げて鉛直姿勢とし、所定位
置で杭打ちを行うことができる。
【0011】
【実施例】以下、本発明の杭打機の実施例について、添
付図面を参照して説明する。
【0012】図1は、本実施例に係る杭打機を平面図お
よび側面図で示したものである。これらの図でわかるよ
うに、本実施例に係る杭打機1は、クローラタイプの走
行体2に上部旋回体3を旋回自在に取り付けてある。走
行体2および上部旋回体3は、例えば油圧ショベルをベ
ースマシンとするのがよい。
【0013】上部旋回体3にはブーム4を回動自在に取
り付けてあり、ブーム起伏用油圧シリンダ5によって該
ブーム4を起伏できるようになっている。また、ブーム
4の先端近傍にはアーム6を回動自在に取り付けてあ
り、アーム起伏用油圧シリンダ7によって該アーム6を
起伏できるようになっている。
【0014】アーム6の先端には、平面図でよくわかる
ように、二股に分岐形成された一対のハンガー片11、
11からなるハンガー10を設けてある。また、ハンガ
ー片11、11の間にはほぼU字状のハンガー部材9が
横置きの状態で配設され、ピン12を介してハンガー片
11、11に回動自在に吊持されている。
【0015】ハンガー部材9は、そのU字開口を図1で
いえば左方に向けており、該U字開口部分に配設された
バイブロハンマー8をピン13を介して回動自在に吊持
している。
【0016】なお、バイブロハンマー8をできるだけ高
い位置で吊持できるように、アーム6を上方に湾曲させ
ないように形成するのがよい。
【0017】図2は、バイブロハンマー8を詳細に示し
たものである。同図でわかるように、バイブロハンマー
8は、油圧チャック21で鋼矢板やH型鋼といった杭の
頭部を掴み、これに加振力を作用させることによって杭
の打込みあるいは引き抜きを行うようになっている。
【0018】ハンガー部材9にはバイブロハンマー8に
設けた円弧状の溝24に貫通されるガイドピン23を固
着してあり、バイブロハンマー8をピン13の回りに回
動させたときにガイドピン23が溝24に沿って相対的
に摺動するようになっている。
【0019】また、ガイドピン23とバイブロハンマー
8との間にバネ25を配設してあり、該バネ25の引張
力によってバイブロハンマー8を同図実線で示した鉛直
姿勢あるいは二点鎖線で示した水平姿勢のいずれかに保
持するようになっている。
【0020】また、ガイドピン23の近傍には、バイブ
ロハンマー8を鉛直姿勢でハンガー部材9に固定する固
定機構としての操作レバー22を設けてあり、固定位置
では内蔵バネの作用によって先端がハンマー8側に飛び
出し、解除位置では該先端を手前に収めることができる
ようになっている。一方、バイブロハンマー8の対応箇
所には、操作レバー22の先端が嵌合可能な凹部(図示
せず)を形成してあり、鉛直姿勢のときには、該レバー
22の先端がかかる凹部に嵌合してハンマー8を該位置
で固定し、操作レバー22を解除側に操作すれば該レバ
ー22の先端を上述した凹部から外し、ハンマー8を自
由に回動可能になっている。
【0021】本実施例に係る杭打機1を用いて鋼矢板や
H型鋼の取込み、運搬並びに打込みといった一連の作業
を行うには、まず、操作レバー22を解除側に操作して
バイブロハンマー8を回動自在にし、この状態でバイブ
ロハンマー8を90度前方に回動させる。そして、図3
(a) に示すように油圧チャック21を水平方向に向けた
後、図3(b) に示すように例えば地上に横置きされたH
型鋼31を油圧チャック21で掴む。
【0022】次いで、操作レバー22を固定側に操作
し、かかる状態でブーム起伏用油圧シリンダ5およびア
ーム起伏用油圧シリンダ7を適宜作動させてバイブロハ
ンマー8を吊り上げる。すると、その吊上げ動作に追従
してバイブロハンマー8が徐々に回動し、やがて図4に
示す鉛直姿勢となって自動的に固定される。
【0023】次に、ブーム起伏用油圧シリンダ5および
アーム起伏用油圧シリンダ7を適宜作動させてバイブロ
ハンマー8を吊り降ろし、次いで、バイブロハンマー8
を作動させてH型鋼31を打ち込む。
【0024】以上説明したように、本実施例に係る杭打
機1によれば、アーム6の先端を分岐形成して一対のハ
ンガー片11、11を構成し、該ハンガー片11、11
でバイブロハンマー8をハンガー部材9を介して吊持す
るようにしたので、図4でよくわかるように、アーム6
をほぼ水平に起伏した状態では、バイブロハンマー8の
吊持位置は、これを上方から吊持していた従来タイプよ
りもかなり高くなる。したがって、架線下、高架橋下、
地下など空頭に制限がある場所での杭打ち作業により適
した構造となり、杭打機の全高が例えば3m程度に制限
されてしまうような場所においても、2乃至3mの杭を
打ち込むことが可能となる。
【0025】すなわち、空頭高さが同一の条件では、よ
り長い杭を打ち込むことが可能となり、杭の打継本数を
減らすことができる。また、杭長が同一の条件では、空
頭高さの制限がより厳しい状況での杭打ちが可能とな
る。また、本実施例の杭打機によれば、バイブロハンマ
ー8をハンガー部材9に対して回動させて水平姿勢とす
ることにより、横置きされた鋼矢板やH型鋼を直接掴む
ことができるとともに、その状態でバイブロハンマー8
を吊り上げて鉛直姿勢に回動させ、該姿勢で打込みを行
うことができる。そのため、矢板等の取込み、運搬並び
に打込みといった一連の作業を、他の重機を必要とする
ことなく本実施例の杭打機一台で連続実施することが可
能となり、空頭制限が厳しい狭隘な作業場所で効率良く
杭打ち作業を行うことができる。
【0026】また、本実施例では、バイブロハンマー8
を油圧駆動式としたが、電気式のものでもよいことは言
うまでもない。
【0027】
【発明の効果】以上述べたように、請求項1に係る本発
明の杭打機によれば、所定の走行体に旋回自在に取り付
けられた上部旋回体に所定のブームを起伏自在に取り付
けるとともに、該ブームの先端近傍に所定のアームを起
伏自在に取り付けた杭打機において、前記アームの先端
を二股に分岐形成して該二股部分を一対のハンガー片と
するハンガーを構成し、該ハンガー片の間にほぼU字状
のハンガー部材を配設して回動自在に吊持するとともに
所定のバイブロハンマーを前記ハンガー部材のU字開口
部分に配設して該ハンガー部材に回動自在に吊持し、さ
らに、前記バイブロハンマーを所定の回動位置で前記ハ
ンガー部材に固定する固定機構を備えたので、空頭に制
限がある場所でも杭打ちを行うことが可能となるととも
に、杭の運搬、取り込み並びに杭打ちといった一連の作
業を一台で効率的に行うことが可能となる。
【0028】
【0029】
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)は本実施例に係る杭打機の平面図、(b)は同
じく側面図。
【図2】(a)は本実施例に係る杭打機に備えたバイブロ
ハンマーの側面図、(b)は同じく正面図。
【図3】本実施例に係る杭打機を用いてH型鋼の取込み
を行う様子を示した説明図。
【図4】同じくH型鋼の打込みを行う様子を示した説明
図。
【符号の説明】
1 杭打機 2 走行体 3 上部旋回体 4 ブーム 5 ブーム起伏用油圧シリンダ 6 アーム 7 アーム起伏用油圧シリンダ 8 バイブロハンマー 9 ハンガー部材 10 ハンガー 11 ハンガー片 21 油圧チャック 22 操作レバー(固定機構) 25 バネ 31 H型鋼
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 実開 昭57−31344(JP,U) 実開 昭56−154438(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) E02D 7/18

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定の走行体に旋回自在に取り付けられ
    た上部旋回体に所定のブームを起伏自在に取り付けると
    ともに、該ブームの先端近傍に所定のアームを起伏自在
    に取り付けた杭打機において、 前記アームの先端を二股に分岐形成して該二股部分を一
    対のハンガー片とするハンガーを構成し、該ハンガー片
    の間にほぼU字状のハンガー部材を配設して回動自在に
    吊持するとともに所定のバイブロハンマーを前記ハンガ
    ー部材のU字開口部分に配設して該ハンガー部材に回動
    自在に吊持し、さらに、前記バイブロハンマーを所定の
    回動位置で前記ハンガー部材に固定する固定機構を備え
    たことを特徴とする杭打機。
JP7144066A 1995-05-18 1995-05-18 杭打機 Expired - Lifetime JP2977739B2 (ja)

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JP6290692B2 (ja) * 2014-04-11 2018-03-07 株式会社高知丸高 バイブロハンマーの防音カバーセット

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