JP2977452B2 - ネイルマニキュア液または類似の製品を塗布するためのブラシ - Google Patents
ネイルマニキュア液または類似の製品を塗布するためのブラシInfo
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Classifications
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A46—BRUSHWARE
- A46B—BRUSHES
- A46B3/00—Brushes characterised by the way in which the bristles are fixed or joined in or on the brush body or carrier
- A46B3/16—Brushes characterised by the way in which the bristles are fixed or joined in or on the brush body or carrier by wires or other anchoring means, specially for U-shaped bristle tufts
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A46—BRUSHWARE
- A46B—BRUSHES
- A46B9/00—Arrangements of the bristles in the brush body
- A46B9/06—Arrangement of mixed bristles or tufts of bristles, e.g. wire, fibre, rubber
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A46—BRUSHWARE
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- A46B2200/00—Brushes characterized by their functions, uses or applications
- A46B2200/10—For human or animal care
- A46B2200/1046—Brush used for applying cosmetics
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はマニキュア液または類似
の製品を塗布するためのブラシであって、房を形成する
剛毛を含み、剛毛はロッドの一方の端部に固定されロッ
ドのほぼ軸方向に沿って揃えられている種類のブラシに
関する。
の製品を塗布するためのブラシであって、房を形成する
剛毛を含み、剛毛はロッドの一方の端部に固定されロッ
ドのほぼ軸方向に沿って揃えられている種類のブラシに
関する。
【0002】
【従来の技術】仏国特許公開第2,687,055号は、従来の
ネイルマニキュア液組成物を正確におよび迅速に塗布し
得る、上記のタイプのブラシを開示している。特に、こ
のようなブラシを用いると、ブラシによって取り出され
る製品の量が比較的多いため、爪のマニキュアを行う際
にブラシを何度も容器内に浸す必要がなくなる。
ネイルマニキュア液組成物を正確におよび迅速に塗布し
得る、上記のタイプのブラシを開示している。特に、こ
のようなブラシを用いると、ブラシによって取り出され
る製品の量が比較的多いため、爪のマニキュアを行う際
にブラシを何度も容器内に浸す必要がなくなる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】通常用いられる従来の
ネイルマニキュア液組成物は約200センチポイズから
400センチポイズ(200〜400cP)の粘度を有
する。しかし、開発中のネイルマニキュア液組成物はも
っと高い粘度、特に約600cP(センチポイズ)の粘
度を有する。さらに高い粘度の組成物もまた構想されて
いる。
ネイルマニキュア液組成物は約200センチポイズから
400センチポイズ(200〜400cP)の粘度を有
する。しかし、開発中のネイルマニキュア液組成物はも
っと高い粘度、特に約600cP(センチポイズ)の粘
度を有する。さらに高い粘度の組成物もまた構想されて
いる。
【0004】既知のネイルマニキュア用ブラシ、特に上
述のタイプのブラシは、従来の粘度領域より高い粘度を
有するマニキュア液組成物を塗布する場合には必ずしも
良好ではないことが明らかとなった。特に、既知のブラ
シは600cP程度またはこれ以上の粘度を有するマニ
キュア液を塗布する場合は必ずしも良好ではない。
述のタイプのブラシは、従来の粘度領域より高い粘度を
有するマニキュア液組成物を塗布する場合には必ずしも
良好ではないことが明らかとなった。特に、既知のブラ
シは600cP程度またはこれ以上の粘度を有するマニ
キュア液を塗布する場合は必ずしも良好ではない。
【0005】本発明の1つの目的は、高い粘度、特に6
00cPより高い粘度を有するマニキュア液でも、良好
な条件の下で製品を塗布し得る一方で、従来のマニキュ
ア液の塗布にも使用し得るネイルマニキュア用ブラシを
提供することである。
00cPより高い粘度を有するマニキュア液でも、良好
な条件の下で製品を塗布し得る一方で、従来のマニキュ
ア液の塗布にも使用し得るネイルマニキュア用ブラシを
提供することである。
【0006】本発明の別の目的は、上述の要件を満たす
一方で、従来と同様に構造が簡単で、製造コストが低
く、また使用方法が同じであるブラシを提供することで
ある。
一方で、従来と同様に構造が簡単で、製造コストが低
く、また使用方法が同じであるブラシを提供することで
ある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の問題を解決するた
めの第1の解決方法によれば、本発明のブラシは、ネイ
ルマニキュア液または類似の製品を塗布するためのブラ
シであって、剛毛を含み、これらの剛毛は、互いにほぼ
平行で、長さ方向のほぼ中間で2つに折り畳まれる剛毛
の束により得られる房を形成する。剛毛は、該剛毛房の
折り畳み部分をロッドの端部で開口するハウジング内に
押し込んではめ込むことによって、該ロッドの端部に固
定される。剛毛は、直径が一定の外接円を形成する断面
を有する。このようなブラシの房を構成する剛毛は2つ
の群から選択され、一方の群の剛毛は曲げの機械的性質
が他方の群の剛毛とは異なるようにされ、これにより、
これら両群の剛毛を曲げて押し込むと、外気に向かって
開き、剛毛間に比較的大きな隙間を形成して外向きに広
がったブラシの房が得られ、広範囲の粘度を有し得るマ
ニキュア液にとって良好な毛管作用を得るのに好適であ
る。
めの第1の解決方法によれば、本発明のブラシは、ネイ
ルマニキュア液または類似の製品を塗布するためのブラ
シであって、剛毛を含み、これらの剛毛は、互いにほぼ
平行で、長さ方向のほぼ中間で2つに折り畳まれる剛毛
の束により得られる房を形成する。剛毛は、該剛毛房の
折り畳み部分をロッドの端部で開口するハウジング内に
押し込んではめ込むことによって、該ロッドの端部に固
定される。剛毛は、直径が一定の外接円を形成する断面
を有する。このようなブラシの房を構成する剛毛は2つ
の群から選択され、一方の群の剛毛は曲げの機械的性質
が他方の群の剛毛とは異なるようにされ、これにより、
これら両群の剛毛を曲げて押し込むと、外気に向かって
開き、剛毛間に比較的大きな隙間を形成して外向きに広
がったブラシの房が得られ、広範囲の粘度を有し得るマ
ニキュア液にとって良好な毛管作用を得るのに好適であ
る。
【0008】第1の実施態様によれば、前記一方の群の
剛毛が前記他方の群の剛毛とは異なる材料により作製さ
れ、これらの異なる材料は異なる弾性率を有し、これに
より、これらの群の剛毛の機械的性質が異なり、該一方
の群の剛毛の材料の弾性率は該他方の群の剛毛の材料の
弾性率に対して10%から200%だけ異なる。
剛毛が前記他方の群の剛毛とは異なる材料により作製さ
れ、これらの異なる材料は異なる弾性率を有し、これに
より、これらの群の剛毛の機械的性質が異なり、該一方
の群の剛毛の材料の弾性率は該他方の群の剛毛の材料の
弾性率に対して10%から200%だけ異なる。
【0009】第2の実施態様によれば、上述の第1の実
施態様と組み合わされ得、前記一方の群の剛毛の断面形
状が前記他方の群の剛毛とは異なり、この形状の相違に
より曲げ抵抗の相違が生じる。このとき、これら両群の
剛毛の材料は同じであってもよい。
施態様と組み合わされ得、前記一方の群の剛毛の断面形
状が前記他方の群の剛毛とは異なり、この形状の相違に
より曲げ抵抗の相違が生じる。このとき、これら両群の
剛毛の材料は同じであってもよい。
【0010】前記一方の群の剛毛が、前記ブラシに含ま
れる剛毛の全本数の5から95%を占め、前記他方の群
の剛毛または他のすべての群が残りの部分、すなわち剛
毛の全本数の95〜5%を占める。
れる剛毛の全本数の5から95%を占め、前記他方の群
の剛毛または他のすべての群が残りの部分、すなわち剛
毛の全本数の95〜5%を占める。
【0011】ブラシは異なる剛毛よりなる第3の群を含
み得、その本数はブラシに含まれる剛毛の全本数に対し
て90%から10%であり得る。
み得、その本数はブラシに含まれる剛毛の全本数に対し
て90%から10%であり得る。
【0012】最も柔軟な剛毛はポリアミド、例えば、Du
pont de Nemours 社のTynexという商品名で知られるポ
リアミド、またはポリエーテルブロックアミド、もしく
はポリエステルエラストマーにより作製され得る。柔軟
性のより小さい剛毛に用いられる材料は、リルサン(Ri
lsan)、ポリアミド、ポリエチレン、ポリテトラフルオ
ロエチレン、フッ化ポリビニリデン、ポリアセテート、
ポリエチレンテレフタレートよりなる群から選択され
る。
pont de Nemours 社のTynexという商品名で知られるポ
リアミド、またはポリエーテルブロックアミド、もしく
はポリエステルエラストマーにより作製され得る。柔軟
性のより小さい剛毛に用いられる材料は、リルサン(Ri
lsan)、ポリアミド、ポリエチレン、ポリテトラフルオ
ロエチレン、フッ化ポリビニリデン、ポリアセテート、
ポリエチレンテレフタレートよりなる群から選択され
る。
【0013】上記の問題を解決するための第2の解決方
法によれば、特定の形状のハウジングが用いられ得る。
従って、本発明は、ネイルマニキュア液または類似の製
品を塗布するためのブラシであって、房を形成する剛毛
を含み、該剛毛は、該剛毛房をロッドの端部で開口する
ハウジング内にはめ込むことによって、該ロッドの端部
に固定される。該剛毛は、直径が一定の外接円を形成す
る断面を有する。該ハウジングはフレア形状を有し、該
フレア形状の広い方の基部が該ロッドの端部に位置し、
該形状により、外気に向かって開き、該剛毛間に比較的
大きな隙間を形成して外向きに広がったブラシの房が得
られ、広範囲の粘度を有し得るマニキュア液にとって良
好な毛管作用を得るのに好適である。
法によれば、特定の形状のハウジングが用いられ得る。
従って、本発明は、ネイルマニキュア液または類似の製
品を塗布するためのブラシであって、房を形成する剛毛
を含み、該剛毛は、該剛毛房をロッドの端部で開口する
ハウジング内にはめ込むことによって、該ロッドの端部
に固定される。該剛毛は、直径が一定の外接円を形成す
る断面を有する。該ハウジングはフレア形状を有し、該
フレア形状の広い方の基部が該ロッドの端部に位置し、
該形状により、外気に向かって開き、該剛毛間に比較的
大きな隙間を形成して外向きに広がったブラシの房が得
られ、広範囲の粘度を有し得るマニキュア液にとって良
好な毛管作用を得るのに好適である。
【0014】該ブラシの房は、互いにほぼ平行であり、
また長さ方向のほぼ中間で2つに折り畳まれる剛毛の束
により得られ得、該剛毛の折り畳み部分は該ロッドのハ
ウジング内に押し込んではめ込まれる。
また長さ方向のほぼ中間で2つに折り畳まれる剛毛の束
により得られ得、該剛毛の折り畳み部分は該ロッドのハ
ウジング内に押し込んではめ込まれる。
【0015】さらに、ロッドの端部の断面はいかなる形
状を有してもよい。断面は、例えば、円形、四角形、長
方形、三角形、台形、または十字形であり得る。
状を有してもよい。断面は、例えば、円形、四角形、長
方形、三角形、台形、または十字形であり得る。
【0016】特に、前記ハウジングは、円錐台形、ピラ
ミッド形、または漏斗形であり得、また、前記房のはめ
込みが行われる該ハウジングの底部分より大きな直径を
有する部分を画定するショルダー部を備えた円筒形であ
り得る。
ミッド形、または漏斗形であり得、また、前記房のはめ
込みが行われる該ハウジングの底部分より大きな直径を
有する部分を画定するショルダー部を備えた円筒形であ
り得る。
【0017】第2の解決方法によれば、剛毛はすべて同
一または異なるものであり得る。これらは特に合成また
は天然の材料により作製される。天然の材料は一般には
天然の絹、好ましくは動物起源のものから選択され得
る。合成材料は、ポリアミド、ポリエステル、ポリエー
テルブロックアミド、ポリエチレン、ポリテトラフルオ
ロエチレン、フッ化ポリビニリデン、ポリアセタール、
ポリエチレンテレフタレートよりなる群から選択され得
る。
一または異なるものであり得る。これらは特に合成また
は天然の材料により作製される。天然の材料は一般には
天然の絹、好ましくは動物起源のものから選択され得
る。合成材料は、ポリアミド、ポリエステル、ポリエー
テルブロックアミド、ポリエチレン、ポリテトラフルオ
ロエチレン、フッ化ポリビニリデン、ポリアセタール、
ポリエチレンテレフタレートよりなる群から選択され得
る。
【0018】本発明のブラシは特に、粘度が200から
2,000cPの範囲であるマニキュア液を塗布し得
る。特に、本発明のブラシは、約1.2から約3,50
0cPの範囲にわたる粘度を有する液状製品を正しく塗
布することが可能である。
2,000cPの範囲であるマニキュア液を塗布し得
る。特に、本発明のブラシは、約1.2から約3,50
0cPの範囲にわたる粘度を有する液状製品を正しく塗
布することが可能である。
【0019】既知の方法により、剛毛の折り畳み部分は
ロッドのハウジング内に押し込まれるステープルによっ
てロッド内に定位置に保持され得る。
ロッドのハウジング内に押し込まれるステープルによっ
てロッド内に定位置に保持され得る。
【0020】ブラシの剛毛のロッドの端部から突出する
部分の長さは12から30mmの間であり得る。
部分の長さは12から30mmの間であり得る。
【0021】剛毛の断面の外接円の直径は3/100m
mから18/100mmの間である。この直径は1つの
ブラシのすべての剛毛に対して共通である。
mから18/100mmの間である。この直径は1つの
ブラシのすべての剛毛に対して共通である。
【0022】剛毛の断面の形状は特に、完全な円形、空
洞を有する円形、馬蹄形、V形、平坦な形状、十字形、
または毛管溝を備えた形状から選択される。
洞を有する円形、馬蹄形、V形、平坦な形状、十字形、
または毛管溝を備えた形状から選択される。
【0023】表面仕上げおよび表面張力を変更する添加
剤をブラシの剛毛の材料に組み込み得る。
剤をブラシの剛毛の材料に組み込み得る。
【0024】
【作用】ブラシは、互いにほぼ平行で長さ方向のほぼ中
間の部分で2つに折り畳まれた剛毛の束よりなる房を有
し、折り畳み部分を、ロッドの端部で開口するハウジン
グ内に押し込んではめ込むことによってロッドの端部に
固定される。剛毛は、直径が一定の外接円を形成する断
面を有し、少なくとも2つの群からなり、一方の群の剛
毛と他方の群の剛毛とは弾性率が異なる。これら異なる
群の剛毛を曲げて押し込むと、剛毛間に比較的大きな隙
間が形成され、得られる房は外向きに広がり、毛管作用
が促進される。本発明によれば、異なる材料よりなる、
または異なる断面形状を有する少なくとも2種類の剛毛
を用いることにより、異なる弾性率を有する剛毛を混在
させる。これにより剛毛間に比較的大きな隙間が形成さ
れ、房は先端部分に向かって広がった形状となる。これ
により、粘度の高いマニキュア液に対しても良好な毛管
作用が得られる。また、ロッドの先端部に形成されるハ
ウジングをフレア形状にすることによって、これに押し
込まれる剛毛の房を先端部分に向かって広がった形状と
することができる。
間の部分で2つに折り畳まれた剛毛の束よりなる房を有
し、折り畳み部分を、ロッドの端部で開口するハウジン
グ内に押し込んではめ込むことによってロッドの端部に
固定される。剛毛は、直径が一定の外接円を形成する断
面を有し、少なくとも2つの群からなり、一方の群の剛
毛と他方の群の剛毛とは弾性率が異なる。これら異なる
群の剛毛を曲げて押し込むと、剛毛間に比較的大きな隙
間が形成され、得られる房は外向きに広がり、毛管作用
が促進される。本発明によれば、異なる材料よりなる、
または異なる断面形状を有する少なくとも2種類の剛毛
を用いることにより、異なる弾性率を有する剛毛を混在
させる。これにより剛毛間に比較的大きな隙間が形成さ
れ、房は先端部分に向かって広がった形状となる。これ
により、粘度の高いマニキュア液に対しても良好な毛管
作用が得られる。また、ロッドの先端部に形成されるハ
ウジングをフレア形状にすることによって、これに押し
込まれる剛毛の房を先端部分に向かって広がった形状と
することができる。
【0025】
【実施例】図1に示すように、ネイルマニキュア液を塗
布するためのブラシ1は、剛毛3、4よりなる房2を備
え、剛毛はロッド5の一方の端部に固定され、実質的に
ロッドの軸方向に沿って揃えられている。房2とは反対
側のロッド5の他端部は円筒状のスリーブ6内に係合さ
れスリーブと一体にされる。この円筒状のスリーブ6は
ブラシを操作するための部材として作用する。また、例
えば、マニキュア液の瓶のネック部にネジ込むようにさ
れたストッパとしても作用する。
布するためのブラシ1は、剛毛3、4よりなる房2を備
え、剛毛はロッド5の一方の端部に固定され、実質的に
ロッドの軸方向に沿って揃えられている。房2とは反対
側のロッド5の他端部は円筒状のスリーブ6内に係合さ
れスリーブと一体にされる。この円筒状のスリーブ6は
ブラシを操作するための部材として作用する。また、例
えば、マニキュア液の瓶のネック部にネジ込むようにさ
れたストッパとしても作用する。
【0026】房2は剛毛3、4の束7(図3)により得
られ、これら剛毛は互いにほぼ平行であり、図4に示す
ように、長さ方向のほぼ中間で折り畳まれる。房2はロ
ッド5の端部で、剛毛房の折り畳み部分8(図2参照)
を、ロッド5の閉鎖穴の開口部によって形成されるハウ
ジング9内に押し込んではめ込むことによって固定され
る。
られ、これら剛毛は互いにほぼ平行であり、図4に示す
ように、長さ方向のほぼ中間で折り畳まれる。房2はロ
ッド5の端部で、剛毛房の折り畳み部分8(図2参照)
を、ロッド5の閉鎖穴の開口部によって形成されるハウ
ジング9内に押し込んではめ込むことによって固定され
る。
【0027】剛毛3、4はすべて、直径が一定の外接円
(図6〜図11を参照)を形成する断面を有する。
(図6〜図11を参照)を形成する断面を有する。
【0028】剛毛3、4は少なくとも2つの群から選択
される。一方の群の剛毛3は曲げの機械的性質が他方の
群の剛毛4とは異なるようにされ、これにより、これら
の異なる群の剛毛を折り畳んで押し込むと、得られる房
2は外気に向かって開き、外向きに広がる。
される。一方の群の剛毛3は曲げの機械的性質が他方の
群の剛毛4とは異なるようにされ、これにより、これら
の異なる群の剛毛を折り畳んで押し込むと、得られる房
2は外気に向かって開き、外向きに広がる。
【0029】特に、例えば剛毛4より剛性である剛毛3
(図5参照)は、曲げると剛毛4より開いた「V」形状
を形成する。従って、剛毛3の端部と隣接する剛毛4の
端部との間には比較的大きな隙間iが形成される。当然
ながら、この間隔は剛毛の自由端部から折り畳み部分8
に向かうに従って縮小する。剛毛3および4間に隙間が
存在することにより、粘度の高いマニキュア液に対して
良好な毛管作用が促進される。
(図5参照)は、曲げると剛毛4より開いた「V」形状
を形成する。従って、剛毛3の端部と隣接する剛毛4の
端部との間には比較的大きな隙間iが形成される。当然
ながら、この間隔は剛毛の自由端部から折り畳み部分8
に向かうに従って縮小する。剛毛3および4間に隙間が
存在することにより、粘度の高いマニキュア液に対して
良好な毛管作用が促進される。
【0030】剛毛房2が外気に向かって開き、外向きに
広がるのは、束7が長さ方向のほぼ中間で曲げられるこ
と、および折り畳み部分8をハウジング9内に押し込ん
ではめ込むことの2つの効果の組み合わせによって得ら
れる。房2の1部分がハウジング9の壁と相互作用する
こと、およびこの房がハウジング内に押し込まれること
により、房2が羽毛状に形成される。
広がるのは、束7が長さ方向のほぼ中間で曲げられるこ
と、および折り畳み部分8をハウジング9内に押し込ん
ではめ込むことの2つの効果の組み合わせによって得ら
れる。房2の1部分がハウジング9の壁と相互作用する
こと、およびこの房がハウジング内に押し込まれること
により、房2が羽毛状に形成される。
【0031】一般に、房2は、図3および図4に示すよ
うに、束7の中央部をロッド5のハウジング9の入口に
配置することによって形成される。束7の長さ方向のほ
ぼ中間に位置する部分の周りにステープル10がはめら
れ、ハウジング9に押し込まれる。この結果、剛毛3、
4が折り畳まれハウジング9の縁に保持される。この動
作中、ステープル10が曲げられ、これにより剛毛が押
し込まれロッド5にはめ込まれる。
うに、束7の中央部をロッド5のハウジング9の入口に
配置することによって形成される。束7の長さ方向のほ
ぼ中間に位置する部分の周りにステープル10がはめら
れ、ハウジング9に押し込まれる。この結果、剛毛3、
4が折り畳まれハウジング9の縁に保持される。この動
作中、ステープル10が曲げられ、これにより剛毛が押
し込まれロッド5にはめ込まれる。
【0032】ステープル10はU形状に曲げられた金属
ワイヤよりなり、断面は円形、長方形、または正方形で
あり得る。ワイヤの断面の直径または長辺は好ましくは
0.2mmから1.5mmの間である。
ワイヤよりなり、断面は円形、長方形、または正方形で
あり得る。ワイヤの断面の直径または長辺は好ましくは
0.2mmから1.5mmの間である。
【0033】ステープルのはめ込みが行われるハウジン
グ9の底部分9a(図2および図15)は軸対称の円筒
形状であり得、この円筒部分の上方に位置するハウジン
グの上部9bはフレア状の軸対称の円錐台の形状であっ
て、この円錐台の広い方の基部がハウジング9の開口端
部側である。このようなハウジングにはめ込まれるブラ
シの房2は、ほぼ円形の基部を有する円錐台の形状であ
る。
グ9の底部分9a(図2および図15)は軸対称の円筒
形状であり得、この円筒部分の上方に位置するハウジン
グの上部9bはフレア状の軸対称の円錐台の形状であっ
て、この円錐台の広い方の基部がハウジング9の開口端
部側である。このようなハウジングにはめ込まれるブラ
シの房2は、ほぼ円形の基部を有する円錐台の形状であ
る。
【0034】ハウジングは他の形状でもよい。例えば、
図16に示すように、(フレア状のまたはフレア状でな
い)上部9’bはインゲンマメまたはバナナ形状の断面
を有し得る。別の例では、上部の断面は楕円形状、長方
形状、または十字形状であり得る。
図16に示すように、(フレア状のまたはフレア状でな
い)上部9’bはインゲンマメまたはバナナ形状の断面
を有し得る。別の例では、上部の断面は楕円形状、長方
形状、または十字形状であり得る。
【0035】図17は、ハウジング9”の形状の好適な
変形例を示す。ハウジングの底には軸対称の円筒部分
9”aが形成され得る。フレア状の上部9”bはほぼ長
方形状であり、長辺は内向きに曲がり、これにより外側
に面する窪みが形成される。従って、ロッド5の端部は
2つの窪み面cを有し、これらにより製品をロッドから
ブラシの房の方向に流動させる供給通路が形成される。
変形例を示す。ハウジングの底には軸対称の円筒部分
9”aが形成され得る。フレア状の上部9”bはほぼ長
方形状であり、長辺は内向きに曲がり、これにより外側
に面する窪みが形成される。従って、ロッド5の端部は
2つの窪み面cを有し、これらにより製品をロッドから
ブラシの房の方向に流動させる供給通路が形成される。
【0036】房2の輪郭は、ハウジング9、9’、9”
のそれぞれの断面形状、特にフレア部の断面形状によっ
て異なり、概略的に見れば、ハウジングの断面形状とほ
ぼ同じ形状となる。
のそれぞれの断面形状、特にフレア部の断面形状によっ
て異なり、概略的に見れば、ハウジングの断面形状とほ
ぼ同じ形状となる。
【0037】第1の実施態様では、2つの群の剛毛3お
よび4の曲げの機械的性質が異なるようにするために、
剛毛3、4の各群に対して異なる弾性を有する異なる材
料が選択される。材料の弾性は弾性率またはヤング率に
よって表される。第1の群の剛毛3の材料の弾性は、好
ましくは、第2の群の剛毛4の弾性に対して10%から
200%だけ異なる。
よび4の曲げの機械的性質が異なるようにするために、
剛毛3、4の各群に対して異なる弾性を有する異なる材
料が選択される。材料の弾性は弾性率またはヤング率に
よって表される。第1の群の剛毛3の材料の弾性は、好
ましくは、第2の群の剛毛4の弾性に対して10%から
200%だけ異なる。
【0038】このような条件の下では、異なる材料によ
り作製される剛毛3および4は、これらの断面が同じ直
径を有する円に外接する同じ形状である場合でも、曲げ
の機械的性質は異なる。
り作製される剛毛3および4は、これらの断面が同じ直
径を有する円に外接する同じ形状である場合でも、曲げ
の機械的性質は異なる。
【0039】最も柔軟な剛毛は、ポリアミド、例えば、
Dupont de Nemours 社のTynexという商品名で知られる
ポリアミド、またはポリエーテルブロックアミド、もし
くはポリエステルエラストマーにより作製され得る。最
も剛性の剛毛は、リルサン、ポリアミド、ポリエチレ
ン、ポリテトラフルオロエチレン、フッ化ポリビニリデ
ン、ポリアセテート、ポリエチレンテレフタレートより
なる群から選択される材料により作製される。
Dupont de Nemours 社のTynexという商品名で知られる
ポリアミド、またはポリエーテルブロックアミド、もし
くはポリエステルエラストマーにより作製され得る。最
も剛性の剛毛は、リルサン、ポリアミド、ポリエチレ
ン、ポリテトラフルオロエチレン、フッ化ポリビニリデ
ン、ポリアセテート、ポリエチレンテレフタレートより
なる群から選択される材料により作製される。
【0040】同じ直径の外接円を有する異なる材料より
なる剛毛により作製されるブラシの例を以下に示す。
なる剛毛により作製されるブラシの例を以下に示す。
【0041】第1のブラシは、リルサンの剛毛50%と
PA−6、10(ナイロン−6、10)の剛毛50%と
を有する直径8/100mmの剛毛により作製した。
PA−6、10(ナイロン−6、10)の剛毛50%と
を有する直径8/100mmの剛毛により作製した。
【0042】別の例のブラシは、直径8/100mmの
リルサンの剛毛30%と、同じく直径8/100mmの
PA−6、6の剛毛70%とにより作製される。
リルサンの剛毛30%と、同じく直径8/100mmの
PA−6、6の剛毛70%とにより作製される。
【0043】さらに別の例のブラシは、直径10/10
0mmのPET(ポリエチレンテレフタレート)の剛毛
30%と、同じく直径10/100mmのPA−6、1
2の剛毛70%とにより作製される。
0mmのPET(ポリエチレンテレフタレート)の剛毛
30%と、同じく直径10/100mmのPA−6、1
2の剛毛70%とにより作製される。
【0044】第2の実施態様では、第1の実施態様との
組み合わせにおいて、異なる断面形状の剛毛3、4を用
いることによって、剛毛3の群と剛毛4の群の曲げの機
械的性質を変え、これにより異なる曲げ抵抗が得られ
る。
組み合わせにおいて、異なる断面形状の剛毛3、4を用
いることによって、剛毛3の群と剛毛4の群の曲げの機
械的性質を変え、これにより異なる曲げ抵抗が得られ
る。
【0045】例えば、最も柔軟性の低い剛毛3は、図6
に示すような完全な円形の断面を有し、柔軟性が高い方
の剛毛4は図7に示すような空洞の円形断面を有する。
これらの剛毛の外径は同じである。
に示すような完全な円形の断面を有し、柔軟性が高い方
の剛毛4は図7に示すような空洞の円形断面を有する。
これらの剛毛の外径は同じである。
【0046】他の断面形状、例えば、図8に示すような
馬蹄形状の断面、図9に示すようなV形状の断面、また
は、図10に示すような長方形の断面、もしくは図11
に示すような十字形状の断面を組み合わせることも可能
である。
馬蹄形状の断面、図9に示すようなV形状の断面、また
は、図10に示すような長方形の断面、もしくは図11
に示すような十字形状の断面を組み合わせることも可能
である。
【0047】剛毛の外接円Cの直径は3/100mmか
ら18/100mmの間である。
ら18/100mmの間である。
【0048】第1の群の剛毛3はブラシに含まれる剛毛
の全本数の5〜95%を占め、一方第2の群の剛毛4ま
たは他のすべての群が残りの部分、すなわち剛毛の全本
数の95〜5%を占める。
の全本数の5〜95%を占め、一方第2の群の剛毛4ま
たは他のすべての群が残りの部分、すなわち剛毛の全本
数の95〜5%を占める。
【0049】異なる材料よりなり異なる断面形状を有す
る2つの群の剛毛を用いたブラシの例として、馬蹄形断
面を有するリルサンFAC剛毛50%と完全な円形断面
を有するPA−6、12剛毛50%とからなり、これら
剛毛の断面の外接円の直径が8/100mmであるブラ
シを作製した。
る2つの群の剛毛を用いたブラシの例として、馬蹄形断
面を有するリルサンFAC剛毛50%と完全な円形断面
を有するPA−6、12剛毛50%とからなり、これら
剛毛の断面の外接円の直径が8/100mmであるブラ
シを作製した。
【0050】図示はしていないが、剛毛の断面は少なく
とも1つの毛管溝を含み得る。
とも1つの毛管溝を含み得る。
【0051】剛毛がロッド5の端部から突出する長さL
(図2)、すなわち剛毛の見える部分の長さは、好まし
くは12から30mmである。断面が円形のハウジング
9の場合には、ハウジングの断面の直径は約2mmであ
り得る。長さLが約13mmで剛毛の直径が8/100
mmであるとき、ブラシの羽毛状の房の広い方の基部の
直径d(図2)は4mmより大きい。同様の条件におい
て、従来のブラシの場合、端部の直径dはこれより短
く、例えば2.5から3mm程度である。
(図2)、すなわち剛毛の見える部分の長さは、好まし
くは12から30mmである。断面が円形のハウジング
9の場合には、ハウジングの断面の直径は約2mmであ
り得る。長さLが約13mmで剛毛の直径が8/100
mmであるとき、ブラシの羽毛状の房の広い方の基部の
直径d(図2)は4mmより大きい。同様の条件におい
て、従来のブラシの場合、端部の直径dはこれより短
く、例えば2.5から3mm程度である。
【0052】ブラシの端部は、図12に参照番号11で
示すように、ロッドの軸に対してまっすぐに直交し得
る。または図13に示すように、凸状に湾曲した形状1
2であり得る。別の変形例では、図14に示すように、
ブラシの端部はロッドの軸に対して傾いた平面13をな
して切断され得る。
示すように、ロッドの軸に対してまっすぐに直交し得
る。または図13に示すように、凸状に湾曲した形状1
2であり得る。別の変形例では、図14に示すように、
ブラシの端部はロッドの軸に対して傾いた平面13をな
して切断され得る。
【0053】本発明の第2の解決方法によれば、ハウジ
ング9を特定の形状にするだけでよい。この場合には、
房を形成する剛毛は、ハウジング9内に剛毛房をはめ込
むことによってロッド5の端部に固定される。剛毛3、
4はそれぞれの長さ方向のほぼ中間で2つに折り曲げる
必要はない。ハウジング9はフレア形状9bを有してお
り、その広い方の基部がロッド5の端部に位置してい
る。この形状9bにより、外気に向かって開き、剛毛間
に比較的大きな隙間を開けて外向きに広がるブラシの房
が形成される。この形状は、粘度が広範囲にわたって変
動し得るマニキュア液にとって良好な毛管作用を得るの
に好適である。
ング9を特定の形状にするだけでよい。この場合には、
房を形成する剛毛は、ハウジング9内に剛毛房をはめ込
むことによってロッド5の端部に固定される。剛毛3、
4はそれぞれの長さ方向のほぼ中間で2つに折り曲げる
必要はない。ハウジング9はフレア形状9bを有してお
り、その広い方の基部がロッド5の端部に位置してい
る。この形状9bにより、外気に向かって開き、剛毛間
に比較的大きな隙間を開けて外向きに広がるブラシの房
が形成される。この形状は、粘度が広範囲にわたって変
動し得るマニキュア液にとって良好な毛管作用を得るの
に好適である。
【0054】さらに、ロッド5の端部の断面はいかなる
形状であってもよい。例えば、円形、四角形、長方形、
三角形、台形、または十字形であってもよい。
形状であってもよい。例えば、円形、四角形、長方形、
三角形、台形、または十字形であってもよい。
【0055】特に、ハウジング9は円錐台形、ピラミッ
ド形、または漏斗形の形状であり得る。また、房のはめ
込みが行われるハウジングの底部分9aより大きな直径
を有する部分を画定するショルダー部を備えた円筒状で
あり得る。
ド形、または漏斗形の形状であり得る。また、房のはめ
込みが行われるハウジングの底部分9aより大きな直径
を有する部分を画定するショルダー部を備えた円筒状で
あり得る。
【0056】第2の解決方法によれば、剛毛3、4は同
一であっても異なってもよい。これらは特に合成または
天然の材料により作製される。天然材料は通常は天然の
絹、特に動物起源のものから選択される。合成材料は、
ポリアミド、ポリエステル、ポリエーテルブロックアミ
ド、ポリエチレン、ポリテトラフルオロエチレン、フッ
化ポリビニリデン、ポリアセタール、ポリエチレンテレ
フタレートよりなる群から選択される。
一であっても異なってもよい。これらは特に合成または
天然の材料により作製される。天然材料は通常は天然の
絹、特に動物起源のものから選択される。合成材料は、
ポリアミド、ポリエステル、ポリエーテルブロックアミ
ド、ポリエチレン、ポリテトラフルオロエチレン、フッ
化ポリビニリデン、ポリアセタール、ポリエチレンテレ
フタレートよりなる群から選択される。
【0057】好ましくは、直径が1ミリメートルの11
00分の1から4000分の1、より好ましくは、1ミ
リメートルの1400分の1から1700分の1の間か
ら選択される剛毛が用いられる。剛毛は好ましくは空洞
とされる。
00分の1から4000分の1、より好ましくは、1ミ
リメートルの1400分の1から1700分の1の間か
ら選択される剛毛が用いられる。剛毛は好ましくは空洞
とされる。
【0058】表面仕上げおよび表面張力を変更する添加
剤を剛毛の材料に組み込むことが可能である。
剤を剛毛の材料に組み込むことが可能である。
【0059】ブラシを構成する混在する剛毛の各々はま
っすぐでも波形状でもよい。剛毛は研磨され得る。また
は先細形状にされ得る。ブラシは様々なレベルの剛毛を
有し得る。
っすぐでも波形状でもよい。剛毛は研磨され得る。また
は先細形状にされ得る。ブラシは様々なレベルの剛毛を
有し得る。
【0060】本発明のブラシは、−様々な群の剛毛間で
表面張力が異なる。
表面張力が異なる。
【0061】−剛毛間の隙間が大きく、従って毛管作用
が向上し、保持力が優れ、この結果独立性が高い。
が向上し、保持力が優れ、この結果独立性が高い。
【0062】このようなブラシはアルコール程度の粘度
の液体からクリーム程度の粘度の液体まで適用され得
る。すなわち、このブラシは約1.2から3,500c
Pの範囲内の粘度の液状製品に適用され得る。
の液体からクリーム程度の粘度の液体まで適用され得
る。すなわち、このブラシは約1.2から3,500c
Pの範囲内の粘度の液状製品に適用され得る。
【0063】本発明のブラシにより、一般に200から
400cPの間の従来の粘度より大きい粘度を有するマ
ニキュア液組成物の開発が可能となる。特に、約600
cPの粘度を有する水性のマニキュア液の開発が可能で
ある。
400cPの間の従来の粘度より大きい粘度を有するマ
ニキュア液組成物の開発が可能となる。特に、約600
cPの粘度を有する水性のマニキュア液の開発が可能で
ある。
【0064】さらに、新規のブラシのこのような能力に
より、マニキュア液を含有する瓶を使用前に揺らなくて
もマニキュア液を塗布することが可能である。
より、マニキュア液を含有する瓶を使用前に揺らなくて
もマニキュア液を塗布することが可能である。
【0065】現在では、ネイルマニキュア液を塗布する
ときは、使用前に瓶を揺すって、揺変性を変化させるこ
とが望ましい。実際において、従来のネイルマニキュア
液は、静止状態では、従来のブラシを用いて良好に塗布
するためには一般に粘度が高すぎる(例えば、粘度20
00cP)。揺すった後は、従来のネイルマニキュア液
の粘度は約300から400cPの範囲内となり、従来
のブラシでも受容可能である。
ときは、使用前に瓶を揺すって、揺変性を変化させるこ
とが望ましい。実際において、従来のネイルマニキュア
液は、静止状態では、従来のブラシを用いて良好に塗布
するためには一般に粘度が高すぎる(例えば、粘度20
00cP)。揺すった後は、従来のネイルマニキュア液
の粘度は約300から400cPの範囲内となり、従来
のブラシでも受容可能である。
【0066】本発明のブラシによれば、従来のマニキュ
ア液の静止状態での粘度(約2000cP)を受容し
得、マニキュア液の容器を使用前に揺する必要はない。
ア液の静止状態での粘度(約2000cP)を受容し
得、マニキュア液の容器を使用前に揺する必要はない。
【0067】
【発明の効果】本発明によれば、異なる材料よりなる、
または異なる断面形状を有する少なくとも2種類の剛毛
を用いることにより、異なる弾性率を有する剛毛を混在
させる。これにより剛毛間に比較的大きな隙間が形成さ
れ、房は先端部分に向かって広がった形状となる。これ
により、粘度の高いマニキュア液に対しても良好な毛管
作用が得られる。また、ロッドの先端部に形成されるハ
ウジングをフレア形状にすることによって、これに押し
込まれる剛毛の房を先端部分に向かって広がった形状と
することができる。従って、従来と同様に、構造が簡単
で、製造コストが低く、また使用が簡単なネイルマニキ
ュア用ブラシが提供される。
または異なる断面形状を有する少なくとも2種類の剛毛
を用いることにより、異なる弾性率を有する剛毛を混在
させる。これにより剛毛間に比較的大きな隙間が形成さ
れ、房は先端部分に向かって広がった形状となる。これ
により、粘度の高いマニキュア液に対しても良好な毛管
作用が得られる。また、ロッドの先端部に形成されるハ
ウジングをフレア形状にすることによって、これに押し
込まれる剛毛の房を先端部分に向かって広がった形状と
することができる。従って、従来と同様に、構造が簡単
で、製造コストが低く、また使用が簡単なネイルマニキ
ュア用ブラシが提供される。
【図1】本発明のネイルマニキュア用ブラシの立面図。
【図2】剛毛房を取り付けたロッドの端部の拡大部分軸
方向断面概略図。
方向断面概略図。
【図3】ブラシを製造するための、ほぼ平行な剛毛の束
を示す図。
を示す図。
【図4】剛毛を折り畳んた房をロッドのハウジング内に
はめ込む様子を示す図。
はめ込む様子を示す図。
【図5】2つの異なる群に属するブラシ剛毛の概略拡大
図。
図。
【図6】一定の直径を有する円に外接する、剛毛の様々
な断面形状の1つの例を示す図。
な断面形状の1つの例を示す図。
【図7】一定の直径を有する円に外接する、剛毛の様々
な断面形状の別の例を示す図。
な断面形状の別の例を示す図。
【図8】一定の直径を有する円に外接する、剛毛の様々
な断面形状のさらに別の例を示す図。
な断面形状のさらに別の例を示す図。
【図9】一定の直径を有する円に外接する、剛毛の様々
な断面形状のさらに別の例を示す図。
な断面形状のさらに別の例を示す図。
【図10】一定の直径を有する円に外接する、剛毛の様
々な断面形状のさらに別の例を示す図。
々な断面形状のさらに別の例を示す図。
【図11】一定の直径を有する円に外接する、剛毛の様
々な断面形状のさらに別の例を示す図。
々な断面形状のさらに別の例を示す図。
【図12】ブラシの先端部分の形状の1つの例の拡大立
面図。
面図。
【図13】ブラシの先端部分の形状の別の例の拡大立面
図。
図。
【図14】ブラシの先端部分の1つの例の側面図。
【図15】剛毛房を受容するブラシの端部のハウジング
の断面形状の1つの例を示す図。
の断面形状の1つの例を示す図。
【図16】剛毛房を受容するブラシの端部のハウジング
の断面形状の別の例を示す図。
の断面形状の別の例を示す図。
【図17】剛毛房を受容するブラシの端部のハウジング
の断面形状のさらに別の例を示す図。
の断面形状のさらに別の例を示す図。
1 ブラシ 2 房 3、4 剛毛 5 ロッド 6 スリーブ 7 剛毛の束 8 折り畳み部分 9 ハウジング 10 ステープル
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 実開 昭63−22816(JP,U) 実開 昭63−189113(JP,U) 仏国特許出願公開2687055(FR,A 1) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) A45D 29/00 A45D 34/04 510 B
Claims (23)
- 【請求項1】 ネイルマニキュア液または類似の製品を
塗布するためのブラシであって、剛毛を含み、該剛毛
は、互いにほぼ平行で、長さ方向のほぼ中間で2つに折
り畳まれた剛毛の束(7)により得られる房(2)を形
成し、該剛毛は、該剛毛房の折り畳み部分(8)をロッ
ド(5)の端部で開口するハウジング(9)内に押し込
んではめ込むことによって、該ロッド(5)の端部に固
定され、該剛毛は、直径が一定の外接円(C)を形成す
る断面を有するものであって、該房(2)の剛毛(3、
4)は少なくとも2つの群から選択され、一方の群の剛
毛(3)は曲げの機械的性質が他方の群の剛毛(4)と
は異なるようにされ、これにより、該両群の剛毛を曲げ
て押し込むと、外気に向かって開き、該剛毛(3、4)
間に比較的大きな隙間(i)を形成して外向きに広がっ
たブラシの房が得られ、広範囲の粘度を有し得るマニキ
ュア液にとって良好な毛管作用を得るのに好適なブラ
シ。 - 【請求項2】 前記一方の群の剛毛(3)が前記他方の
群の剛毛(4)とは異なる材料により作製され、これら
の異なる材料は異なる弾性率を有し、これにより、これ
らの群の剛毛の機械的性質が異なり、該一方の群の剛毛
(3)の材料の弾性率は該他方の群の剛毛(4)の材料
の弾性率に対して10%から200%だけ異なる、請求
項1に記載のブラシ。 - 【請求項3】 前記一方の群の剛毛(3)が前記他方の
群の剛毛(4)とは断面形状が異なり、該形状の相違に
より曲げ抵抗の相違が生じる、請求項1または2に記載
のブラシ。 - 【請求項4】 前記一方の群の剛毛(3)が、前記ブラ
シに含まれる剛毛の全本数の5から95%を占め、前記
他方の群の剛毛(4)または他のすべての群が残りの部
分、すなわち剛毛の全本数の95〜5%を占める、請求
項1から3のいずれかに記載のブラシ。 - 【請求項5】 最も柔軟な剛毛が、ポリアミド、ポリエ
ーテルブロックアミド、またはポリエステルエラストマ
ーにより作製される、請求項1から4のいずれかに記載
のブラシ。 - 【請求項6】 柔軟性のより小さい剛毛に用いられる材
料が、リルサン、ポリアミド、ポリエチレン、ポリテト
ラフルオロエチレン、フッ化ポリビニリデン、ポリアセ
テート、ポリエチレンテレフタレートよりなる群から選
択される、請求項1から5のいずれかに記載のブラ
シ。。 - 【請求項7】 前記ロッド(5)の前記ハウジング
(9)がフレア形状を有し、該フレア形状の広い方の基
部が該ロッド(5)の端部に位置する、請求項1から6
のいずれかに記載のブラシ。 - 【請求項8】 前記フレア形状が軸対称の円錐台であ
る、請求項7に記載のブラシ。 - 【請求項9】 ネイルマニキュア液または類似の製品を
塗布するためのブラシであって、房(2)を形成する剛
毛を含み、該剛毛は、該剛毛房をロッド(5)の端部で
開口するハウジング(9)内にはめ込むことによって、
該ロッド(5)の端部に固定され、該剛毛は、直径が一
定の外接円(C)を形成する断面を有するものであっ
て、該ロッド(5)の端部で開口する該ハウジング
(9)はフレア形状(9b)を有し、該フレア形状の広
い方の基部が該ロッド(5)の端部に位置し、該形状に
より、外気に向かって開き、該剛毛(3、4)間に比較
的大きな隙間(i)を形成して外向きに広がったブラシ
の房(2)が得られ、広範囲の粘度を有し得るマニキュ
ア液にとって良好な毛管作用を得るのに好適なブラシ。 - 【請求項10】 前記ロッドの端部の断面は、円形、四
角形、長方形、三角形、台形、および十字形よりなる群
から選択される形状を有する、請求項9に記載のブラ
シ。 - 【請求項11】 前記ハウジングは、円錐台形、先端が
切断されたピラミッド形、漏斗形、前記房のはめ込みが
行われる該ハウジングの底部分より大きな直径を有する
部分を画定するショルダー部を備えた円筒形よりなる群
から選択される形状を有する、請求項9または10に記
載のブラシ。 - 【請求項12】 前記剛毛はすべて同一である、請求項
9から11のいずれかに記載のブラシ。 - 【請求項13】 前記剛毛の少なくとも一部が、天然の
材料、特に天然の絹、特に動物起源の材料により作製さ
れる、請求項9から12のいずれかに記載のブラシ。 - 【請求項14】 前記剛毛の少なくとも一部が、ポリア
ミド、ポリエステル、ポリエーテルブロックアミド、ポ
リエチレン、ポリテトラフルオロエチレン、フッ化ポリ
ビニリデン、ポリアセタール、ポリエチレンテレフタレ
ートよりなる群から選択される合成材料により作製され
る、請求項9から13のいずれかに記載のブラシ。 - 【請求項15】 前記剛毛(3、4)の折り畳み部分
(8)が、前記ロッド(5)の前記ハウジング(9)に
押し込まれるステープル(10)によって定位置に保持
される、請求項1から14のいずれかに記載のブラシ。 - 【請求項16】 前記ブラシの前記剛毛の、前記ロッド
(5)の端部から突出する部分の長さ(L)が12から
30mmの間である、請求項1から15のいずれかに記
載のブラシ。 - 【請求項17】 前記剛毛の断面を外接する円(C)の
直径が3/100mmから18/100mmの間であ
る、請求項1から16のいずれかに記載のブラシ。 - 【請求項18】 前記一方の群の剛毛の断面形状が、完
全な円形、空洞を有する円形、馬蹄形、V形、平坦な形
状、十字形、または毛管溝を備えた形状から選択され
る、請求項1から17のいずれかに記載のブラシ。 - 【請求項19】 表面仕上げおよび表面張力を変更する
添加剤が前記剛毛の材料に組み込まれる、請求項1から
18のいずれかに記載のブラシ。 - 【請求項20】 前記剛毛が1ミリメートルの1100
分の1から4000分の1の間から選択される直径を有
する、請求項1から19のいずれかに記載のブラシ。 - 【請求項21】 前記剛毛が空洞を有する、請求項1か
ら20のいずれかに記載のブラシ。 - 【請求項22】 粘度が200から2,000cPの範
囲であるネイルマニキュア液を塗布するための、請求項
1から21のいずれかに記載のブラシ。 - 【請求項23】 前記ハウジングは漏斗形の形状を有す
る、請求項1から22のいずれかに記載のブラシ。
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