JP2741423B2 - ブラシ - Google Patents
ブラシInfo
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- JP2741423B2 JP2741423B2 JP20760390A JP20760390A JP2741423B2 JP 2741423 B2 JP2741423 B2 JP 2741423B2 JP 20760390 A JP20760390 A JP 20760390A JP 20760390 A JP20760390 A JP 20760390A JP 2741423 B2 JP2741423 B2 JP 2741423B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- flocked
- flocking
- hole
- brush
- base portion
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、歯ブラシ，ボディブラシ，ヘアーブラシ、
その他のブラシ類に関するものである。
その他のブラシ類に関するものである。
一般に、ブラシ類では平坦な植毛面を持った植毛台に
刷毛を植設しているものであるが、この植毛台にある植
毛穴に平線による刷毛を嵌入して平線により毛止めする
ことが多用されている。
刷毛を植設しているものであるが、この植毛台にある植
毛穴に平線による刷毛を嵌入して平線により毛止めする
ことが多用されている。
この従来のブラシでは平線により毛止めを行う植毛の
場合、植毛台を含むブラシハンドルの素材選定によって
は植毛時の割れが発生して品質低下し、不良品の発生と
もなり、殊に植毛穴間の寸法が小さい密毛ブラシではそ
の傾向が強いので、この植毛時の割れ現象を防止する素
材としては耐衝撃性の高い樹脂グレードを選定すると、
コスト高となるため異材質成形技術を活用して植毛部分
を耐衝撃性樹脂で成形し、他の部分をブラシハンドルの
品質を満足する他の樹脂で成形して密毛化とコスト低減
化とをはかることが知られている。
場合、植毛台を含むブラシハンドルの素材選定によって
は植毛時の割れが発生して品質低下し、不良品の発生と
もなり、殊に植毛穴間の寸法が小さい密毛ブラシではそ
の傾向が強いので、この植毛時の割れ現象を防止する素
材としては耐衝撃性の高い樹脂グレードを選定すると、
コスト高となるため異材質成形技術を活用して植毛部分
を耐衝撃性樹脂で成形し、他の部分をブラシハンドルの
品質を満足する他の樹脂で成形して密毛化とコスト低減
化とをはかることが知られている。
ところが、この耐衝撃性樹脂で植毛部を形成したブラ
シでは、植毛穴の周囲が耐衝撃性の高い素材であるため
に平線により毛止めを行う植毛の場合、平線が植毛穴に
入れにくいし、或いは植毛針の折れなどが発生しやすく
問題があると共に、植毛部分と、それ以外とのハンドル
部分とを接合するためには異材質であるために異種材同
志の融合とするためには材質の選定が難しく、完全に接
合するためにはアンダーカット等の方式を採用せざるを
得なく、植毛部周囲にはブラシ機能には不要な部分がで
きて問題であった。
シでは、植毛穴の周囲が耐衝撃性の高い素材であるため
に平線により毛止めを行う植毛の場合、平線が植毛穴に
入れにくいし、或いは植毛針の折れなどが発生しやすく
問題があると共に、植毛部分と、それ以外とのハンドル
部分とを接合するためには異材質であるために異種材同
志の融合とするためには材質の選定が難しく、完全に接
合するためにはアンダーカット等の方式を採用せざるを
得なく、植毛部周囲にはブラシ機能には不要な部分がで
きて問題であった。
本発明は、これら従来の問題点を解決しようとするも
ので、平線の打ち込みを容易にし、植毛時の割れ現象を
なくして密毛ブラシとすることが可能で毛止めが確実で
刷毛が抜けにくいし、刷毛止め用の平線を短くして品質
良好な植毛部とし、耐久性をも著しく向上でき、ブラシ
を安価に提供することを目的としたものである。
ので、平線の打ち込みを容易にし、植毛時の割れ現象を
なくして密毛ブラシとすることが可能で毛止めが確実で
刷毛が抜けにくいし、刷毛止め用の平線を短くして品質
良好な植毛部とし、耐久性をも著しく向上でき、ブラシ
を安価に提供することを目的としたものである。
本発明は、植毛部に複数配設した植毛穴ごとに刷毛を
それぞれ平線で毛止めを行って植設したブラシにおい
て、前記植毛部を植毛ベース部と、該植毛ベース部を保
持するヘッド部とを異材質で構成し、この植毛ベースが
耐摩性繊維又はフィラーを含有した耐衝撃性合成樹脂で
構成され、かつ植毛穴を配列形成し、該植毛穴に前記平
線の通過用の案内スリットを設けたことを特徴とするブ
ラシである。
それぞれ平線で毛止めを行って植設したブラシにおい
て、前記植毛部を植毛ベース部と、該植毛ベース部を保
持するヘッド部とを異材質で構成し、この植毛ベースが
耐摩性繊維又はフィラーを含有した耐衝撃性合成樹脂で
構成され、かつ植毛穴を配列形成し、該植毛穴に前記平
線の通過用の案内スリットを設けたことを特徴とするブ
ラシである。
本発明を歯ブラシに適用した実施例の第１〜３図で説
明すると、歯ブラシのハンドル部10の一端にある植毛部
１に複数配設した植毛穴２ごとに刷毛３をそれぞれ平線
４で毛止めを行って植設したブラシにおいて、前記植毛
部１を植毛ベース部11と該植毛ベース部11を保持するヘ
ッド部12を異材質で構成し、この植毛ベース11が耐摩性
繊維又はフィラーを含有した耐衝撃性合成樹脂で構成さ
れ、かつ植毛穴２を配列形成し、該植毛穴２に前記平線
４の通過用の案内スリット５を０〜180度の範囲に設
け、耐衝撃性の高い植毛ベース11に平線４が装着しやす
くしたブラシとしてある。
明すると、歯ブラシのハンドル部10の一端にある植毛部
１に複数配設した植毛穴２ごとに刷毛３をそれぞれ平線
４で毛止めを行って植設したブラシにおいて、前記植毛
部１を植毛ベース部11と該植毛ベース部11を保持するヘ
ッド部12を異材質で構成し、この植毛ベース11が耐摩性
繊維又はフィラーを含有した耐衝撃性合成樹脂で構成さ
れ、かつ植毛穴２を配列形成し、該植毛穴２に前記平線
４の通過用の案内スリット５を０〜180度の範囲に設
け、耐衝撃性の高い植毛ベース11に平線４が装着しやす
くしたブラシとしてある。
この場合、前記植毛部１はAS,ABS,PP,PC,PEF,CP,PMM
A,スチロール樹脂、またはプロピオネート樹脂などを選
んで用いられ、これらに金属繊維又はカーボン繊維、或
いはガラス繊維など、例えば太さ５〜15μ，長さ80〜30
0mmμの耐摩性繊維を10〜30容積％を混合して耐衝撃性
合成樹脂として植毛ベース11を構成してあり、異材質の
合成樹脂から成るヘッド部12とで一体形成してある。
A,スチロール樹脂、またはプロピオネート樹脂などを選
んで用いられ、これらに金属繊維又はカーボン繊維、或
いはガラス繊維など、例えば太さ５〜15μ，長さ80〜30
0mmμの耐摩性繊維を10〜30容積％を混合して耐衝撃性
合成樹脂として植毛ベース11を構成してあり、異材質の
合成樹脂から成るヘッド部12とで一体形成してある。
例えば、植毛部１としては金属繊維を含有して耐衝撃
性を向上したPP樹脂で植毛ベース部11をつくり、これ以
外は接合を完全とするために植毛部のベース樹脂である
PP樹脂でヘッド部12を融合させて不要部分を減少するこ
とが配慮される。
性を向上したPP樹脂で植毛ベース部11をつくり、これ以
外は接合を完全とするために植毛部のベース樹脂である
PP樹脂でヘッド部12を融合させて不要部分を減少するこ
とが配慮される。
前記植毛穴２としては植毛面側の穴周囲をテーパー状
又はＲ面状に面取りした周縁21を持っていて、平線４が
入りやすくしてあり、平線４の通る案内スリット５は使
用平線厚さよりも狭く設けてある。
又はＲ面状に面取りした周縁21を持っていて、平線４が
入りやすくしてあり、平線４の通る案内スリット５は使
用平線厚さよりも狭く設けてある。
また、前記植毛ベース部11はヘッド部12に形成した嵌
合孔６又は嵌合凹部に嵌挿されたものであって、超音波
または熱溶着或いは接着剤による接着手段で接合一体化
するのがよく、必要に応じ２色成形によって構成しても
よい。
合孔６又は嵌合凹部に嵌挿されたものであって、超音波
または熱溶着或いは接着剤による接着手段で接合一体化
するのがよく、必要に応じ２色成形によって構成しても
よい。
第４図例では、植毛ベース部11に植毛穴２を貫通して
設け、植毛面と反対側底面に前記平線４の巾またはそれ
以上の長さを直径とする大径穴22を備えて平線４の嵌装
部とし、抜け防止構造としたもので、ヘッド部12の嵌合
孔６に嵌め込んで植毛部１としてある。
設け、植毛面と反対側底面に前記平線４の巾またはそれ
以上の長さを直径とする大径穴22を備えて平線４の嵌装
部とし、抜け防止構造としたもので、ヘッド部12の嵌合
孔６に嵌め込んで植毛部１としてある。
第５図例では、ヘッド部12に貫通した嵌合孔６を設
け、該嵌合孔６の内周面にある係合部７に植毛ベース部
11の外周面を係止して嵌め込み一体化してあって製造簡
便で抜けにくいことが配慮されている。
け、該嵌合孔６の内周面にある係合部７に植毛ベース部
11の外周面を係止して嵌め込み一体化してあって製造簡
便で抜けにくいことが配慮されている。
本発明は、植毛部を植毛ベース部と該植毛ベース部を
保持するヘッド部とを異材質で構成し、この植毛ベース
が耐摩性繊維又はフィラーを含有した耐衝撃性合成樹脂
で構成され、かつ植毛穴を配列形成し、該植毛穴に前記
平線の通過用の案内スリットを設けたことり、植毛が容
易であり、平線の打ち込みが円滑，安全にでき、植毛時
の割れ現象はなくなり、毛止め確実で品質低下のおそれ
がなく、不良品発生もなくなると共に、密毛ブラシとす
ることが容易であって平線を短くでき植毛穴を割れにく
くすることが可能であるし、さらに植毛部分のみに耐衝
撃性樹脂を用いるので、コスト低減化ができ、使い易い
ブラシの耐久性も向上でき実用上有用な効果がある。
保持するヘッド部とを異材質で構成し、この植毛ベース
が耐摩性繊維又はフィラーを含有した耐衝撃性合成樹脂
で構成され、かつ植毛穴を配列形成し、該植毛穴に前記
平線の通過用の案内スリットを設けたことり、植毛が容
易であり、平線の打ち込みが円滑，安全にでき、植毛時
の割れ現象はなくなり、毛止め確実で品質低下のおそれ
がなく、不良品発生もなくなると共に、密毛ブラシとす
ることが容易であって平線を短くでき植毛穴を割れにく
くすることが可能であるし、さらに植毛部分のみに耐衝
撃性樹脂を用いるので、コスト低減化ができ、使い易い
ブラシの耐久性も向上でき実用上有用な効果がある。
図面は本発明の実施例を示し、第１図は側面図、第２図
は一部の拡大縦断面図、第３図はその平面図、第４図及
び第５図はそれぞれ他の実施例の植毛部の植毛前の拡大
縦断面図である。 １…植毛部、11…植毛ベース部、12…ヘッド部、２…植
毛穴、21…周縁、22…大径穴、３…刷毛、４…平線、５
…案内スリット、６…嵌合孔、７…係止部。
は一部の拡大縦断面図、第３図はその平面図、第４図及
び第５図はそれぞれ他の実施例の植毛部の植毛前の拡大
縦断面図である。 １…植毛部、11…植毛ベース部、12…ヘッド部、２…植
毛穴、21…周縁、22…大径穴、３…刷毛、４…平線、５
…案内スリット、６…嵌合孔、７…係止部。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平２−55004（ＪＰ，Ａ) 実開 昭61−63928（ＪＰ，Ｕ) 特公 昭63−48528（ＪＰ，Ｂ２) 実公 昭62−32432（ＪＰ，Ｙ２)
Claims (4)
- 【請求項１】植毛部に複数配設した植毛穴ごとに刷毛を
それぞれ平線で毛止めを行って植設したブラシにおい
て、前記植毛部を植毛ベース部と、該植毛ベース部を保
持するヘッド部とを異材質で構成し、この植毛ベースが
耐摩性繊維又はフィラーを含有した耐衝撃性合成樹脂で
構成され、かつ植毛穴を配列形成し、該植毛穴に前記平
線の通過用の案内スリットを設けたことを特徴とするブ
ラシ。 - 【請求項２】前記植毛穴が植毛面側の穴周囲をテーパー
状に面取りした周縁を持っている請求項１記載のブラ
シ。 - 【請求項３】前記植毛穴が植毛ベース部に貫通した貫通
穴であって、植毛面と反対側底面に前記平線の巾または
それ以上の長さを直径とする大径穴を備えている請求項
１または２記載のブラシ。 - 【請求項４】前記植毛ベース部が、ヘッド部に形成した
嵌合孔又は嵌合凹部に嵌挿されたものであって、超音波
または熱溶着或いは接着剤による接着手段で接合一体化
した請求項1,2または３記載のブラシ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP20760390A JP2741423B2 (ja) | 1990-08-07 | 1990-08-07 | ブラシ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP20760390A JP2741423B2 (ja) | 1990-08-07 | 1990-08-07 | ブラシ |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0490709A JPH0490709A (ja) | 1992-03-24 |
| JP2741423B2 true JP2741423B2 (ja) | 1998-04-15 |
Family
ID=16542516
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP20760390A Expired - Lifetime JP2741423B2 (ja) | 1990-08-07 | 1990-08-07 | ブラシ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2741423B2 (ja) |
Families Citing this family (9)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| FR2711898B1 (fr) * | 1993-11-05 | 1995-12-29 | Oreal | Pinceau pour appliquer du vernis à ongles, ou un produit analogue. |
| JP3919528B2 (ja) * | 2001-08-29 | 2007-05-30 | ライオン株式会社 | 歯ブラシ |
| JP2007006938A (ja) * | 2005-06-28 | 2007-01-18 | Lion Corp | 歯ブラシ |
| US20100024142A1 (en) * | 2006-12-28 | 2010-02-04 | Townley Patrick J | Non-planar brush |
| JP5412234B2 (ja) * | 2009-10-21 | 2014-02-12 | ライオン株式会社 | 歯ブラシ |
| JP5412233B2 (ja) * | 2009-10-21 | 2014-02-12 | ライオン株式会社 | 歯ブラシ |
| KR101356263B1 (ko) * | 2009-10-21 | 2014-01-28 | 라이온 가부시키가이샤 | 칫솔 |
| JP5456845B2 (ja) * | 2012-06-07 | 2014-04-02 | エビス株式会社 | 歯ブラシ |
| EP3122208B1 (en) | 2014-03-25 | 2024-02-07 | Koninklijke Philips N.V. | Brush head arrangements |
-
1990
- 1990-08-07 JP JP20760390A patent/JP2741423B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0490709A (ja) | 1992-03-24 |
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