JP2977327B2 - 密閉容器内飲料の糖度測定装置 - Google Patents
密閉容器内飲料の糖度測定装置Info
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- JP2977327B2 JP2977327B2 JP3147586A JP14758691A JP2977327B2 JP 2977327 B2 JP2977327 B2 JP 2977327B2 JP 3147586 A JP3147586 A JP 3147586A JP 14758691 A JP14758691 A JP 14758691A JP 2977327 B2 JP2977327 B2 JP 2977327B2
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は,密閉容器内飲料の糖度
測定装置に関するものである。
測定装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】飲料容器として金属乃至プラスチツク製
の薄肉密閉容器が使用されている。この密閉容器には,
充填機から飲料が自動的に充填される。この密閉容器内
の飲料の品質管理は重要で,生産量に対して一定の割合
で製品を抜き取って,飲料の糖度を検査している。
の薄肉密閉容器が使用されている。この密閉容器には,
充填機から飲料が自動的に充填される。この密閉容器内
の飲料の品質管理は重要で,生産量に対して一定の割合
で製品を抜き取って,飲料の糖度を検査している。
【0003】従来,密閉容器内飲料の糖度の測定方法
は,次の通りである。即ち,先ず密閉容器を開栓し,
次いで飲料の適当量を測定サンプルとして抽出し,
次いで抽出したサンプルを光学的屈折計を用いた糖度計
の測定部に置き,次いで一定温度に達するまで待ち,
次いでサンプルの屈折率と温度とを測定し,次いで
測定した屈折率と温度とから糖度を算出し,最後に算
出した糖度値を記録する。この間の所要時間は約30〜
60秒である。
は,次の通りである。即ち,先ず密閉容器を開栓し,
次いで飲料の適当量を測定サンプルとして抽出し,
次いで抽出したサンプルを光学的屈折計を用いた糖度計
の測定部に置き,次いで一定温度に達するまで待ち,
次いでサンプルの屈折率と温度とを測定し,次いで
測定した屈折率と温度とから糖度を算出し,最後に算
出した糖度値を記録する。この間の所要時間は約30〜
60秒である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前記従来の密閉容器内
飲料の糖度の測定方法には,次の問題があった。 (1)飲料の糖度を測定するには,密閉容器を開栓し
て,飲料の適当量を測定サンプルとして抽出しなければ
ならず,測定方法がハツチ的手法であり,人手がかかっ
て,飲料の糖度測定コストが嵩んでいる。 (2)衛生上の問題から,測定対称の密閉容器及び飲料
を廃棄しなければならなくて,生産損失が生じる上に,
本来必要と考えられている全数検査が行えないという問
題があった。
飲料の糖度の測定方法には,次の問題があった。 (1)飲料の糖度を測定するには,密閉容器を開栓し
て,飲料の適当量を測定サンプルとして抽出しなければ
ならず,測定方法がハツチ的手法であり,人手がかかっ
て,飲料の糖度測定コストが嵩んでいる。 (2)衛生上の問題から,測定対称の密閉容器及び飲料
を廃棄しなければならなくて,生産損失が生じる上に,
本来必要と考えられている全数検査が行えないという問
題があった。
【0005】本発明は前記の問題点に鑑み提案するもの
であり,その目的とする処は,飲料の糖度測定コストを
低減できる。また生産損失を防止できる上に,全数検査
を行うことができる密閉容器内飲料の糖度測定装置を提
供しようとする点にある。
であり,その目的とする処は,飲料の糖度測定コストを
低減できる。また生産損失を防止できる上に,全数検査
を行うことができる密閉容器内飲料の糖度測定装置を提
供しようとする点にある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに,本発明の密閉容器内飲料の糖度測定装置は,演算
制御手段からの計測開始信号パルスを高電圧パルスに変
換するパルサと,同パルサからの高電圧パルスを超音波
域の周波数の圧力波に変換して密閉容器内の飲料中へ放
射する送波部とこの圧力波を受ける受波部とを有する超
音波センサと,前記受波部からの出力信号を増幅する増
幅器と,同増幅器からの出力信号を設定値と比較する比
較器と,演算制御手段からの計測開始信号パルスにより
計時を開始し前記比較器からの出力信号により計時を終
了する超音波計時手段と,密閉容器の表面温度を計測す
る容器表面温度センサと,密閉容器の周囲温度を計測す
る周囲温度センサと,前記超音波センサと前記容器表面
温度センサとを密閉容器に圧接させる圧接手段と,前記
超音波センサの容器表面温度センサを密閉容器に圧接さ
せたのち前記各温度センサからの表面温度計測信号と周
囲温度計測信号とにより密閉容器内の飲料温度を算出す
るとともに前記超音波計時手段からの計時信号と飲料中
の圧力波の伝播距離とにより圧力波の伝播速度を算出し
さらにこの伝播速度と上記算出した飲料温度とにより飲
料の糖度を算出する演算制御手段と,同演算制御手段の
演算結果を表示する糖度表示手段とを具えている。
めに,本発明の密閉容器内飲料の糖度測定装置は,演算
制御手段からの計測開始信号パルスを高電圧パルスに変
換するパルサと,同パルサからの高電圧パルスを超音波
域の周波数の圧力波に変換して密閉容器内の飲料中へ放
射する送波部とこの圧力波を受ける受波部とを有する超
音波センサと,前記受波部からの出力信号を増幅する増
幅器と,同増幅器からの出力信号を設定値と比較する比
較器と,演算制御手段からの計測開始信号パルスにより
計時を開始し前記比較器からの出力信号により計時を終
了する超音波計時手段と,密閉容器の表面温度を計測す
る容器表面温度センサと,密閉容器の周囲温度を計測す
る周囲温度センサと,前記超音波センサと前記容器表面
温度センサとを密閉容器に圧接させる圧接手段と,前記
超音波センサの容器表面温度センサを密閉容器に圧接さ
せたのち前記各温度センサからの表面温度計測信号と周
囲温度計測信号とにより密閉容器内の飲料温度を算出す
るとともに前記超音波計時手段からの計時信号と飲料中
の圧力波の伝播距離とにより圧力波の伝播速度を算出し
さらにこの伝播速度と上記算出した飲料温度とにより飲
料の糖度を算出する演算制御手段と,同演算制御手段の
演算結果を表示する糖度表示手段とを具えている。
【0007】
【作用】本発明の密閉容器内飲料の糖度測定装置は前記
のように構成されており,超音波センサ及び容器表面温
度センサを密閉容器の外面に圧接させたのち,演算制御
手段が各温度センサからの表面温度計測信号と周囲温度
計測信号とにより密閉容器内の飲料温度を算出するとと
もに,超音波計時手段からの計時信号と飲料中の圧力波
(音波)の伝播距離とにより圧力波の伝播速度を算出
し,さらにこの伝播速度と上記算出した飲料温度とによ
り飲料の糖度を算出し,その結果を糖度表示手段に表示
する。
のように構成されており,超音波センサ及び容器表面温
度センサを密閉容器の外面に圧接させたのち,演算制御
手段が各温度センサからの表面温度計測信号と周囲温度
計測信号とにより密閉容器内の飲料温度を算出するとと
もに,超音波計時手段からの計時信号と飲料中の圧力波
(音波)の伝播距離とにより圧力波の伝播速度を算出
し,さらにこの伝播速度と上記算出した飲料温度とによ
り飲料の糖度を算出し,その結果を糖度表示手段に表示
する。
【0008】
【実施例】次に本発明の密閉容器内飲料の糖度測定装置
を図1,2,3に示す実施例により説明する。図1,2
の10が金属乃至プラスチツク製の薄肉密閉容器,11
がこの密閉容器10内の飲料,20,21が上記測定対
象の密閉容器10を挟んで対向するセンサホルダー,2
2がセンサホルダー21を矢印方向に移動させるエアシ
リンダ(圧接手段),23がエアシリンダ22の空気圧
回路を切り換えるソレノイドバルブ,24が圧力空気供
給源,25が密閉容器10を支持する測定台である。
を図1,2,3に示す実施例により説明する。図1,2
の10が金属乃至プラスチツク製の薄肉密閉容器,11
がこの密閉容器10内の飲料,20,21が上記測定対
象の密閉容器10を挟んで対向するセンサホルダー,2
2がセンサホルダー21を矢印方向に移動させるエアシ
リンダ(圧接手段),23がエアシリンダ22の空気圧
回路を切り換えるソレノイドバルブ,24が圧力空気供
給源,25が密閉容器10を支持する測定台である。
【0009】上記センサホルダー20には,超音波セン
サの送波器201(または送波器と受波器とを兼ねる送
受波器201’)と容器表面温度センサ210とが取付
けられ,上記センサホルダー21には,超音波センサの
受波器202が取付けられている。また測定位置にセツ
トした密閉容器10の近くには,周囲温度センサ211
が設置されている。
サの送波器201(または送波器と受波器とを兼ねる送
受波器201’)と容器表面温度センサ210とが取付
けられ,上記センサホルダー21には,超音波センサの
受波器202が取付けられている。また測定位置にセツ
トした密閉容器10の近くには,周囲温度センサ211
が設置されている。
【0010】100が超音波計時手段で,この超音波計
時手段100が上記超音波センサの送波器201及び受
波器202に接続している。300が演算制御手段,3
10がモニタ(表示手段)311がプリンタ(表示手
段),312がキーボードで,演算制御手段300が上
記超音波計時手段100と上記容器表面温度センサ21
0と上記周囲温度センサ211と上記ソレノイドバルブ
23とに接続している。
時手段100が上記超音波センサの送波器201及び受
波器202に接続している。300が演算制御手段,3
10がモニタ(表示手段)311がプリンタ(表示手
段),312がキーボードで,演算制御手段300が上
記超音波計時手段100と上記容器表面温度センサ21
0と上記周囲温度センサ211と上記ソレノイドバルブ
23とに接続している。
【0011】図3は、上記超音波時計手段100と演算
制御手段300との詳細を示している。先ず超音波計時
手段100側の機器について説明すると、101がパル
サ、102が増幅器、103が比較器、104が比較電
圧設定器、105がクロックパルスを発生するクロッ
ク、106がクロックカウンタである。次に演算制御手
段300について説明すると、301がCPU、302
がメモリ、303が入出力部である。
制御手段300との詳細を示している。先ず超音波計時
手段100側の機器について説明すると、101がパル
サ、102が増幅器、103が比較器、104が比較電
圧設定器、105がクロックパルスを発生するクロッ
ク、106がクロックカウンタである。次に演算制御手
段300について説明すると、301がCPU、302
がメモリ、303が入出力部である。
【0012】次に前記図1,2,3に示す密閉容器内飲
料の糖度測定装置の作用を具体的に説明する。先ず測定
対象の密閉容器10を測定台25上に設置し,キーボー
ド312から演算制御手段300の入出力部303へス
タートタイミングを入力し,同入出力部303からソレ
ノイドバルブ23へ信号を出力する。
料の糖度測定装置の作用を具体的に説明する。先ず測定
対象の密閉容器10を測定台25上に設置し,キーボー
ド312から演算制御手段300の入出力部303へス
タートタイミングを入力し,同入出力部303からソレ
ノイドバルブ23へ信号を出力する。
【0013】この信号により,ソレノイドバルブ23を
切り換え,エアシリンダ22を伸び方向に作動して,セ
ンサホルダー21を揺動中心点21aを中心に容器方向
に揺動させ,同センサホルダー21と超音波センサの受
波器202とを密閉容器10の表面に圧接させる。この
とき,反対側に位置する超音波センサの送波器201及
び容器表面温度センサ210も密閉容器10の表面に圧
接する。
切り換え,エアシリンダ22を伸び方向に作動して,セ
ンサホルダー21を揺動中心点21aを中心に容器方向
に揺動させ,同センサホルダー21と超音波センサの受
波器202とを密閉容器10の表面に圧接させる。この
とき,反対側に位置する超音波センサの送波器201及
び容器表面温度センサ210も密閉容器10の表面に圧
接する。
【0014】次いで演算制御手段300の入出力部30
3から超音波計時手段100のクロックカウンタ106
とパルサ101とへ計測開始信号パルスを出力する。ク
ロックカウンタ106は、計測開始信号パルスを受ける
と、クロック105からのクロックパルスのカウントを
開始して、計時を始める。一方、パルサ101計測開始
信号パルスを受けると、これを高電圧パルスに変換し
て、これを超音波センサの送波器201(または送波器
と受波器とを兼ねる送受波器201’)へ出力する。
3から超音波計時手段100のクロックカウンタ106
とパルサ101とへ計測開始信号パルスを出力する。ク
ロックカウンタ106は、計測開始信号パルスを受ける
と、クロック105からのクロックパルスのカウントを
開始して、計時を始める。一方、パルサ101計測開始
信号パルスを受けると、これを高電圧パルスに変換し
て、これを超音波センサの送波器201(または送波器
と受波器とを兼ねる送受波器201’)へ出力する。
【0015】超音波センサの送波器201は,高電圧パ
ルスを受けると,これを超音波域の周波数の圧力波に変
換して,密閉容器内の飲料中へ放射する。この圧力波
は,密閉容器10内の飲料11中を伝播して,超音波セ
ンサの受波器202に入る。なお送受波器201’を設
置している場合には,容器壁面で反射して,送受波器2
01’に戻る。
ルスを受けると,これを超音波域の周波数の圧力波に変
換して,密閉容器内の飲料中へ放射する。この圧力波
は,密閉容器10内の飲料11中を伝播して,超音波セ
ンサの受波器202に入る。なお送受波器201’を設
置している場合には,容器壁面で反射して,送受波器2
01’に戻る。
【0016】上記飲料11中に放射された圧力波の伝播
速度Vは,図4に示すように飲料11の糖度Pと温度t
とで一意的に決まる。一方,超音波センサの送波器20
1と受波器202との間の距離L(まはた送受波器20
1’とそれに対向した容器壁面との間の距離L’=2
L)がエアシリンダ22の圧接により一定化しているた
め,飲料11の糖度Pと温度tととにより,伝播時間は
次のようになる。
速度Vは,図4に示すように飲料11の糖度Pと温度t
とで一意的に決まる。一方,超音波センサの送波器20
1と受波器202との間の距離L(まはた送受波器20
1’とそれに対向した容器壁面との間の距離L’=2
L)がエアシリンダ22の圧接により一定化しているた
め,飲料11の糖度Pと温度tととにより,伝播時間は
次のようになる。
【0017】τ=L/V・・・・・送波器201→受波
器202の場合 τ’=2・L/V・・送受波器201’→容器壁面→送
受波器201’の場合 上記圧力波が受波器202(または送受波器201’)
に入ると,ここで圧力波を電気信号に変換して,超音波
計時手段100の増幅器102へ出力し,ここで一定倍
率で増幅して,比較器103へ電圧信号として出力し,
ここで同信号電圧と比較電圧設定器104からの設定電
圧とを比較して,信号電圧が設定電圧よりも高い場合
(超音波受信時は比較電圧よりも高くなる),一定レベ
ルの信号をクロツクカウンタ106へ出力する。
器202の場合 τ’=2・L/V・・送受波器201’→容器壁面→送
受波器201’の場合 上記圧力波が受波器202(または送受波器201’)
に入ると,ここで圧力波を電気信号に変換して,超音波
計時手段100の増幅器102へ出力し,ここで一定倍
率で増幅して,比較器103へ電圧信号として出力し,
ここで同信号電圧と比較電圧設定器104からの設定電
圧とを比較して,信号電圧が設定電圧よりも高い場合
(超音波受信時は比較電圧よりも高くなる),一定レベ
ルの信号をクロツクカウンタ106へ出力する。
【0018】このクロツクカウンタ106は,上記一定
レベルの信号が入ると,クロツクカウントを停止し,ク
ロツクカウント値Nを保持した状態で伝播時間τまたは
τ’の計時を終了する。なおτまたはτ’は,τ=N/
f(またはτ’=N/f),fはクロツク周波数の関係
より求まる。演算制御手段300は,前記計測開始信号
パルスを出力してから一定時間後,クロツクカウンタ1
06から入出力部303へクロツクカウント値(計時
値)が入力されると,同入出力部303からクロツクカ
ウンタ106へリセツト信号を出力する。このとき,ク
ロツクカウンタ106は,同リセツト信号を受けて,計
時値をリセツトする。
レベルの信号が入ると,クロツクカウントを停止し,ク
ロツクカウント値Nを保持した状態で伝播時間τまたは
τ’の計時を終了する。なおτまたはτ’は,τ=N/
f(またはτ’=N/f),fはクロツク周波数の関係
より求まる。演算制御手段300は,前記計測開始信号
パルスを出力してから一定時間後,クロツクカウンタ1
06から入出力部303へクロツクカウント値(計時
値)が入力されると,同入出力部303からクロツクカ
ウンタ106へリセツト信号を出力する。このとき,ク
ロツクカウンタ106は,同リセツト信号を受けて,計
時値をリセツトする。
【0019】上記演算制御手段300は,容器表面温度
センサ210と周囲温度センサ211とからの温度に対
応する信号(電圧)をA/D変換して,容器表面温度値
tw及び周囲温度値taに較正する。また演算制御手段
300の入出力部303からソレノイドバルブ23へ信
号を出力して,ソレノイドバルブ23を切り換え,エア
シリンダ22を縮み方向に作動して,センサホルダー2
1を揺動中心点21aを中心に反容器方向に揺動させ,
同センサホルダー21と超音波センサの受波器202と
を密閉容器10の表面から離して,密閉容器10を解放
する。
センサ210と周囲温度センサ211とからの温度に対
応する信号(電圧)をA/D変換して,容器表面温度値
tw及び周囲温度値taに較正する。また演算制御手段
300の入出力部303からソレノイドバルブ23へ信
号を出力して,ソレノイドバルブ23を切り換え,エア
シリンダ22を縮み方向に作動して,センサホルダー2
1を揺動中心点21aを中心に反容器方向に揺動させ,
同センサホルダー21と超音波センサの受波器202と
を密閉容器10の表面から離して,密閉容器10を解放
する。
【0020】上記演算制御手段300は,前記入力デー
タである容器表面温度値tw及び周囲温度値taに基づ
いて密閉容器10内の飲料11の温度tを算出する。ま
た前記計時値Nと予め決められている伝播距離L(また
はL’)とにより圧力波の伝播速度Vを算出する(例え
ばV=L/τ,τ=N/f)。さらに前記算出した飲料
温度tと上記伝播速度Vとにより飲料11の糖度Pを算
出し,これを糖度表示手段であるモニタ310に表示す
るとともに,プリンタ312により記録する。
タである容器表面温度値tw及び周囲温度値taに基づ
いて密閉容器10内の飲料11の温度tを算出する。ま
た前記計時値Nと予め決められている伝播距離L(また
はL’)とにより圧力波の伝播速度Vを算出する(例え
ばV=L/τ,τ=N/f)。さらに前記算出した飲料
温度tと上記伝播速度Vとにより飲料11の糖度Pを算
出し,これを糖度表示手段であるモニタ310に表示す
るとともに,プリンタ312により記録する。
【0021】なおこれらの実行プログラム,演算に必要
なデータ(例えばV=V(t1 P),t=t(ta,t
w)等)は,メモリ302に予め記憶しておく。
なデータ(例えばV=V(t1 P),t=t(ta,t
w)等)は,メモリ302に予め記憶しておく。
【0022】
【発明の効果】本発明の密閉容器内飲料の糖度測定装置
は前記のように超音波センサ及び容器表面温度センサを
密閉容器の外面に圧接させたのち,演算制御手段が各温
度センサからの表面温度計測信号と周囲温度計測信号と
により密閉容器内の飲料温度を算出するとともに,超音
波計時手段からの計時信号と飲料中の圧力波の伝播距離
とにより圧力波(音波)の伝播速度を算出し,さらにこ
の伝播速度と上記算出した飲料温度とにより飲料の糖度
を算出し,その結果を糖度表示手段に表示するので,前
記従来のように密閉容器を開栓して,飲料の適当量を測
定サンプルとして抽出する必要がなく,糖度測定をイン
ライン化できて,飲料の糖度測定コストを低減できる。
は前記のように超音波センサ及び容器表面温度センサを
密閉容器の外面に圧接させたのち,演算制御手段が各温
度センサからの表面温度計測信号と周囲温度計測信号と
により密閉容器内の飲料温度を算出するとともに,超音
波計時手段からの計時信号と飲料中の圧力波の伝播距離
とにより圧力波(音波)の伝播速度を算出し,さらにこ
の伝播速度と上記算出した飲料温度とにより飲料の糖度
を算出し,その結果を糖度表示手段に表示するので,前
記従来のように密閉容器を開栓して,飲料の適当量を測
定サンプルとして抽出する必要がなく,糖度測定をイン
ライン化できて,飲料の糖度測定コストを低減できる。
【0023】また上記のように密閉容器を開栓して,飲
料の適当量を測定サンプルとして抽出する必要がなく
て,生産損失を防止できる上に,全数検査を行うことが
できる効果がある。
料の適当量を測定サンプルとして抽出する必要がなく
て,生産損失を防止できる上に,全数検査を行うことが
できる効果がある。
【図1】本発明の密閉容器内飲料の糖度測定装置の一実
施例を示す系統図である。
施例を示す系統図である。
【図2】超音波センサと温度センサと圧接手段との部分
を示す平面図である。
を示す平面図である。
【図3】超音波計時手段と演算制御手段との詳細を示す
系統図である。
系統図である。
【図4】圧力波と糖度との関係を示す説明図である。
10 密閉容器 11 飲料 21〜24 圧接手段 25 測定台 100 超音波計時手段 101 パルサ 102 増幅器 103 比較器 105 クロツク 106 クロツクカウンタ 201 超音波センサの送波器 202 超音波センサの受波器 201’ 超音波センサの送受波器 210 容器表面温度センサ 211 周囲温度センサ 300 演算制御手段 301 CPU 303 入出力部 310 モニタ(糖度表示手段) 311 プリンタ(糖度表示手段) 312 キーボード
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 西村 勝 愛知県名古屋市中村区岩塚町字高道1番 地 三菱重工業株式会社 名古屋研究所 内 (72)発明者 松村 憲明 愛知県名古屋市中村区岩塚町字高道1番 地 三菱重工業株式会社 名古屋研究所 内 (72)発明者 藤掛 浩伸 愛知県名古屋市中村区岩塚町字高道1番 地 三菱重工業株式会社 名古屋研究所 内 (72)発明者 伊藤 靖史 愛知県名古屋市中村区岩塚町字高道1番 地 三菱重工業株式会社 名古屋機器製 作所内 (72)発明者 田中 隆司 愛知県名古屋市中区錦三丁目24番17号 日本生命栄町ビル7階 伸明設計株式会 社内 審査官 神谷 直慈 (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G01N 29/00 - 29/28
Claims (1)
- 【請求項1】 演算制御手段からの計測開始信号パルス
を高電圧パルスに変換するパルサと,同パルサからの高
電圧パルスを超音波域の周波数の圧力波に変換して密閉
容器内の飲料中へ放射する送波部とこの圧力波を受ける
受波部とを有する超音波センサと,前記受波部からの出
力信号を増幅する増幅器と,同増幅器からの出力信号を
設定値と比較する比較器と,演算制御手段からの計測開
始信号パルスにより計時を開始し前記比較器からの出力
信号により計時を終了する超音波計時手段と,密閉容器
の表面温度を計測する容器表面温度センサと,密閉容器
の周囲温度を計測する周囲温度センサと,前記超音波セ
ンサと前記容器表面温度センサとを密閉容器に圧接させ
る圧接手段と,前記超音波センサの容器表面温度センサ
を密閉容器に圧接させたのち前記各温度センサからの表
面温度計測信号と周囲温度計測信号とにより密閉容器内
の飲料温度を算出するとともに前記超音波計時手段から
の計時信号と飲料中の圧力波の伝播距離とにより圧力波
の伝播速度を算出しさらにこの伝播速度と上記算出した
飲料温度とにより飲料の糖度を算出する演算制御手段
と,同演算制御手段の演算結果を表示する糖度表示手段
とを具えていることを特徴とした密閉容器内飲料の糖度
測定装置。
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JP3147586A JP2977327B2 (ja) | 1991-06-19 | 1991-06-19 | 密閉容器内飲料の糖度測定装置 |
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JP3147586A JP2977327B2 (ja) | 1991-06-19 | 1991-06-19 | 密閉容器内飲料の糖度測定装置 |
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ID=15433702
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JP3147586A Expired - Fee Related JP2977327B2 (ja) | 1991-06-19 | 1991-06-19 | 密閉容器内飲料の糖度測定装置 |
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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-
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- 1991-06-19 JP JP3147586A patent/JP2977327B2/ja not_active Expired - Fee Related
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