JP2976914B2 - 可変遅延回路の測定回路 - Google Patents

可変遅延回路の測定回路

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JP2976914B2 JP9053453A JP5345397A JP2976914B2 JP 2976914 B2 JP2976914 B2 JP 2976914B2 JP 9053453 A JP9053453 A JP 9053453A JP 5345397 A JP5345397 A JP 5345397A JP 2976914 B2 JP2976914 B2 JP 2976914B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は可変遅延回路の測定
回路に関し、特にECL回路形式の可変遅延回路の測定
回路に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、遅延時間を可変することがで
きる可変遅延回路は、測定器などを中心として使用され
てきている。このような従来の可変遅延回路としては、
例えば特開平6−21789号公報に記載されている遅
延回路の発明に同様の回路が掲げられている。
【0003】図4は、従来例における可変遅延回路の構
成を示すブロック図であり、上記公報に記載された遅延
回路を、本発明と比較して説明が容易となるように書き
直したものである。図4に示した遅延回路1は、ランプ
波形発生回路5と、リファレンス電圧発生回路6と、ラ
ンプ波形発生回路5およびリファレンス電圧発生回路6
から出力される波形を比較する比較器7とを有する構成
となっている。
【0004】ランプ波形発生回路5の出力波形は、なま
った波形である。リファレンス電圧発生回路6は、外部
からの制御信号であるS0〜S3によって16段階に可
変しうるリファレンス電圧を発生する。ランプ波形発生
回路5の出力とリファレンス電圧発生回路6の出力とを
比較器7に入力した場合に、比較器7は双方の電圧差に
よって出力を変化させる。
【0005】例えば、ランプ波形発生回路5の出力電圧
がリファレンス電圧発生回路6の出力電圧よりも高い場
合には、比較器7はハイレベルを出力する。逆に、ラン
プ波形発生回路5の出力電圧がリファレンス電圧発生回
路6の出力電圧よりも低い場合には、比較器7はロウレ
ベルを出力する。このような関係において、外部からの
制御信号S0〜S3を用いてリファレンス電圧の設定電
位を変化させることによって、遅延時間を変化させるこ
とができる。
【0006】図5は、図4に示した可変遅延回路の動作
を示す信号波形図である。図5に示したように、リファ
レンス電圧が高い電位aに設定された場合には、ランプ
波形の出力がハイレベルからロウレベルに変化するのに
伴って、時刻t1においてランプ波形がリファレンス電
圧を横切り、短い時間でリファレンス電圧を横切ること
となり、遅延時間は短くなる。一方、リファレンス電圧
が低い電位bに設定された場合には、ランプ波形の出力
がハイレベルからロウレベルに変化するのに伴って、時
刻t2においてランプ波形がリファレンス電圧を横切
り、長い時間でリファレンス電圧を横切ることとなり、
リファレンス電圧がaの場合と比較して遅延時間はΔt
pdだけ長くなる。
【0007】このように、リファレンス電圧を変化させ
ることによって、遅延時間を変化させることが可能とな
る。リファレンス電圧を細かく変化させることができれ
ば最小可変遅延幅も小さくなるが、大体数十mVでほぼ
等間隔に変化させることが一般的である。
【0008】近年では最小可変遅延幅が10ps程度の
回路が構成され、ゲートアレイのようなマスタスライス
集積回路にも搭載されている。特に最近では、ゲートア
レイの規模が大きくなるにつれて1つのゲートアレイの
中に搭載される回路の規模も大きくなり、1つのゲート
アレイに多くの可変遅延回路が搭載される場合も多い
が、このような場合における可変遅延回路のテストは、
可変遅延幅が小さいので非常に困難となる。
【0009】その理由としては、通常LSIテスタを用
いて製品の測定を行って動作の確認を行うが、現状のL
SIテスタにおける遅延時間の測定精度は100ps程
度であり、最小可変遅延幅の10psに対して1桁大き
い状態であるので、このような可変遅延回路の動作確認
は行えないこととなる。可変遅延回路の専用品であるな
らば、専用の治工具を作成し、オシロスコープなどを用
いることで時間をかけて測定することも可能であるが、
ゲートアレイの場合には各品種毎に治工具を作成する必
要があり、また可変遅延回路を含む内部の論理回路を動
作させて測定する必要があるので、測定も複雑になり、
測定に関するコストが非常に増大化してしまう。
【0010】図6は、従来例におけるリファレンス電圧
を測定する可変遅延回路の構成を示すブロック図であ
り、上述したように遅延時間を測定する代わりにリファ
レンス電圧を測定するものである。
【0011】図6に示した可変遅延回路は、図5に示し
た遅延回路と同様であるが、リファレンス電圧発生回路
6の出力電圧をTEST端子にも引き出すことによっ
て、リファレンス電圧の測定を可能とする。この回路で
は、リファレンス電圧が外部からの制御信号に伴って確
実に変化することをLSIテスタ上で確かめる。通常の
LSIテスタにおいては、電圧測定の精度はμVのオー
ダーであるので、精度的には問題はなくなる。
【0012】しかしながら、この方式においてもいくつ
かの欠点が存在する。まず、通常はごく近傍の比較器に
のみ配線されるリファレンス信号を、周辺部のパッドま
で引き出す必要があるということである。実際の使用状
態において、この引き出し配線に周囲の信号からのノイ
ズがのる恐れがあり、リファレンス電位に影響を与え
て、遅延時間が変動してしまう可能性がある。特に周辺
部のパッドがボンディングされてパッケージに引き出さ
れている場合には、パッケージの隣接配線に発生するク
ロストークによって、より大きなノイズがのる可能性が
ある。
【0013】したがって、まずパッドの近くに可変遅延
回路を配置する必要があり、かつボンディングされない
パッドにリファレンス信号を引き出す必要がある。ボン
ディングされないパッドがない場合には、例えばその品
種のみを特殊な回路としてボンディングしないようにす
る必要がある。しかも顧客によっては搭載回路の数や位
置が異なるので、最悪の場合には、各品種毎に組立を変
更する必要が生じ、ゲートアレイとしてはコスト的にも
増大するという問題が発生する。
【0014】また、可変遅延回路の数だけリファレンス
電圧発生回路が存在するので、テストを行おうとすると
その数だけパッドが必要となる。したがって、その分だ
け入出力回路の数を減らしてパッドとして使用しなけれ
ばならない。例えば可変遅延回路を8個使用している場
合には8個のパッドを必要とし、16個使用している場
合には16個のパッドが必要となり、貴重な入出力回路
を使用してしまうこととなる。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】第1の問題点は、従来
の可変遅延回路では動作の確認が困難であるということ
である。その理由は、可変遅延回路の遅延幅がLSIテ
スタの分解能よりも小さいからである。
【0016】第2の問題点は、可変遅延回路の動作確認
を行う代わりにリファレンス電圧発生回路の電圧を測定
する方法では、テスト用に可変遅延回路と同数のパッド
が必要となり、パッド数と同数すなわち可変遅延回路と
同数の入出力回路を減らさなくてはならないということ
である。その理由は、各リファレンス電圧発生回路の電
圧をパッドまで各々引き出す必要があるからである。
【0017】本発明の目的は、従来困難であった可変遅
延回路の動作確認を行う際に、入出力回路の減少数を測
定する可変遅延回路の数よりも少なくすることにある。
【0018】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明の可変遅延回路の測定回路は、ランプ波形発生
回路とリファレンス電圧発生回路とをそれぞれが備える
複数の可変遅延回路と、比較回路とを有する可変遅延回
路の測定回路であって、前記比較回路が、前記可変遅延
回路と同数の選択機能付き比較器と、論理和回路とを備
え、該選択機能付き比較器のそれぞれが、前記リファレ
ンス電圧発生回路のそれぞれの出力である内部リファレ
ンス電圧と当該比較回路に外部から入力される外部リフ
ァレンス電圧との値を比較して、比較した結果を該論理
和回路に出力し、該論理和回路が、該選択機能付き比較
器の出力結果を論理和して外部端子に出力する。
【0019】上記本発明の可変遅延回路の測定回路は、
前記選択機能付き比較器が、前記内部リファレンス電圧
値が前記外部リファレンス電圧値よりも高いときには、
前記外部端子に第1の論理レベルを出力し、該内部リフ
ァレンス電圧値が該外部リファレンス電圧値よりも低い
ときには、該外部端子に第2の論理レベルを出力し、該
内部リファレンス電圧値と該外部リファレンス電圧値と
が同電位であるときには、該外部端子に該第1の論理レ
ベルと該第2の論理レベルとの間の第3の論理レベルを
出力する。
【0020】また、上記本発明の可変遅延回路の測定回
路は、前記選択機能付き比較器のうちの1つが、他の該
選択機能付き比較器とは異なる論理レベルの選択信号を
入力して選択されたときに、前記内部リファレンス電圧
値および前記外部リファレンス電圧値とを比較して、比
較した結果を前記論理和回路に出力し、該選択信号によ
って選択されない該選択機能付き比較器が、該内部リフ
ァレンス電圧値および該外部リファレンス電圧値にかか
わらず、該論理和回路に前記第1の論理レベルを出力す
ることができる。
【0021】このように、複数ある可変遅延回路の動作
確認を、可変遅延回路と同数の選択機能付き比較器およ
び1つの論理和回路を用いて行うことによって、テスト
用外部端子の数を従来よりも少なくすることが可能とな
る。
【0022】
【発明の実施の形態】次に発明の実施の形態について図
面を参照して説明する。
【0023】図1は、本発明の一実施の形態における可
変遅延回路の測定回路の概略構成を示す図である。図1
に示した測定回路は、複数の可変遅延回路1から引き出
された内部リファレンス電圧TEST0を比較回路2に
入力する。比較回路2は、選択信号SELによって選択
された可変遅延回路1のリファレンス電圧TEST0と
外部から与えられる共通の外部リファレンス電圧ref
とを比較し、その結果を外部のTEST端子に出力す
る。この結果をLSIテスタを用いて測定することによ
って、選択した可変遅延回路1の動作を確認する。
【0024】
【実施例】図2は、本発明の一実施例における可変遅延
回路の測定回路の構成を示すブロック図である。図2に
示した測定回路は、図1に示した可変遅延回路の測定回
路を示している。可変遅延回路1は、図6に示した従来
例における可変遅延回路と同様に、ランプ波形発生回路
5と、リファレンス電圧発生回路6と、比較器7とを有
する構成となっている。比較回路2は、可変遅延回路1
と同数の選択機能付き比較器3と、OR回路4とを有す
る構成となっている。
【0025】このような構成において、可変遅延回路1
は、リファレンス電圧をTEST0信号として出力す
る。選択機能付き比較器3はリファレンス電圧TEST
0と外部から入力される外部リファレンス電圧refと
を入力し、選択信号SELのレベルによって選択された
ときに、リファレンス電圧TEST0と外部リファレン
ス電圧refとを比較して出力信号OUT2として出力
する。OR回路4は、全ての選択機能付き比較器3の出
力OUT2を入力して、それらの論理和を外部出力端子
TESTに出力する。そして、TEST端子の電位を外
部から測定することによって、可変遅延回路の動作を確
認する。
【0026】OR回路4の入力数については通常8入力
程度までは問題なく動作するので、1個のOR回路4で
8個の可変遅延回路の動作確認を行うことができる。8
個の可変遅延回路の動作確認を行うためには、選択機能
付き比較器3も8個必要となる。8個の選択機能付き比
較器3を制御するためには8本の選択信号SELが必要
となるが、図示しない選択信号生成回路を用いれば、外
部端子から3ビットの入力で8本の選択信号SELを生
成することができる。
【0027】図3は、図2に示した選択機能付き比較器
の構成を示す回路図である。図3に示した選択機能付き
比較器は、NPNバイポーラトランジスタ(以下、単に
トランジスタと記述する)8〜11と、定電流源12
と、抵抗13,14とを有する構成となっている。トラ
ンジスタ8のベースはリファレンス電圧TEST0に接
続され、エミッタはトランジスタ9,11のエミッタに
接続され、コレクタはトランジスタ11のコレクタおよ
びトランジスタ10のベースに接続されている。トラン
ジスタ9のベースは外部リファレンス電圧refに接続
され、エミッタはトランジスタ8,11のエミッタに接
続され、コレクタは高位側電源GNDに接続されてい
る。トランジスタ10のベースはトランジスタ8,11
のコレクタに接続され、エミッタは出力端子OUT2に
接続され、コレクタは高位側電源GNDに接続されてい
る。トランジスタ11のベースは選択信号SELに接続
され、エミッタはトランジスタ8,9のエミッタに接続
され、コレクタはトランジスタ8のコレクタおよびトラ
ンジスタ10のベースに接続されている。定電流源12
の一方の端子はトランジスタ8,9,11のエミッタに
接続され、他方の端子は低位側電源VEEに接続されてい
る。抵抗13の一方の端子はトランジスタ8,11のコ
レクタおよびトランジスタ10のベースに接続され、他
方の端子は高位側電源GNDに接続されている。抵抗1
4の一方の端子はトランジスタ10のエミッタおよび出
力端子OUT2に接続され、他方の端子は低位側電源V
EEに接続されている。
【0028】図3に示した選択機能付き比較器の動作を
説明する。選択信号SELがハイレベルである場合に
は、選択機能付き比較器3は選択されていない状態とな
る。このため、リファレンス電圧TEST0および外部
リファレンス電圧refの値に関わりなく、定電流源1
2の電流は高位側電源GNDから抵抗13およびトラン
ジスタ11を流れる。したがって、抵抗13の電位降下
によって、出力端子OUT2にロウレベルが出力され
る。
【0029】一方、選択信号SELがロウレベルである
場合には、選択機能付き比較器3は選択されている状態
となる。このため、リファレンス電圧TEST0と外部
リファレンス電圧refとのうちの電圧値が高い方にベ
ースが接続されているトランジスタに定電流源12の電
流が流れる。
【0030】例えば、リファレンス電圧TEST0の方
が高ければ、定電流源12の電流は高位側電源GNDか
ら抵抗13およびトランジスタ8を流れ、抵抗13の電
位降下によって、出力端子OUT2にロウレベルが出力
される。また、外部リファレンス電圧refの方が高け
れば、定電流源12の電流は高位側電源GNDからトラ
ンジスタ9を流れる。このため、抵抗13には電流がほ
とんど流れないので電位降下がなく、トランジスタ10
のベース電位は高位側電源GNDの値に近くなる。した
がって、出力端子OUT2にハイレベルが出力される。
さらに、リファレンス電圧TEST0と外部リファレン
ス電圧refとがほぼ同電位である場合には、定電流源
12の電流はトランジスタ8およびトランジスタ9の両
方にほぼ半分づつ流れることとなる。したがって、この
場合には出力端子OUT2にはハイレベルとロウレベル
の中間電位が出力される。
【0031】実際のテストにおいては、複数の選択機能
付き比較器3のうちの1つのみに入力する選択信号SE
Lをロウレベルにし、残りの選択機能付き比較器3に入
力する選択信号SELを全てハイレベルにする。続い
て、可変遅延回路1の制御端子S0〜S3を所望の状態
に設定する。
【0032】この時点において、可変遅延回路1が正常
な状態にあれば、リファレンス電圧TEST0は制御端
子S0〜S3によって決定される電位を出力する。この
電位は計算することができる値であるので、TEST0
と同電位の外部リファレンス電圧refを印加すること
によって、選択された選択機能付き比較器3の出力OU
T2は中間レベルとなる。選択されていない選択機能付
き比較器3の出力OUT2はロウレベルであるので、O
R回路4のTEST端子も中間レベルを出力する。した
がって、リファレンス電圧TEST0と同電位の外部リ
ファレンス電圧refを入力したときにTEST端子が
中間レベルを出力すれば、この可変遅延回路1が正常な
動作をしていることを確認することができる。
【0033】従来、通常のデジタル回路では、ハイレベ
ルかロウレベルかのいずれかの値しか使用せず、中間レ
ベルを出力し続けることは、あり得ないことまたは故障
であると判断されてしまっている。このため、ロウかハ
イかの2値しか使用しないデジタル回路においては中間
レベルは利用されていないが、測定に用いること、特に
ECL回路において中間レベルを利用することは、回路
上全く問題がない。
【0034】一方、可変遅延回路1が正常に動作せず、
内部のリファレンス電位TEST0に異常な値が出力さ
れる場合には、外部リファレンス電圧refに対して選
択機能付き比較器3の出力OUT2はハイレベルまたは
ロウレベルとなるので、OR回路4の出力であるTES
T端子もハイレベルまたはロウレベルとなり、TEST
端子の電圧を測定することによって確認することができ
る。もちろんプロセスばらつきなどの理由によって可変
遅延回路1のリファレンス電圧TEST0が変動するの
で、外部リファレンス電圧refもスイープさせる必要
がある。
【0035】また、中間レベルの測定がうまくできない
場合には、考えられる外部リファレンス電圧refの最
小値と最大値を印加する。最小値を印加した場合にTE
ST端子にロウレベルが観測され、最大値を印加した場
合にTEST端子にハイレベルが観測されれば、可変遅
延回路1のリファレンス電圧TEST0の値は外部リフ
ァレンス電圧refの最小値と最大値との間にあるとい
うことが確認できるので、可変遅延回路1の動作確認を
行うことができる。同様に、外部リファレンス電圧を高
位側電源GNDから低位側電源VEEに変化させた場合に
は、可変遅延回路1のリファレンス電圧TEST0付近
では選択機能付き比較器3の出力が中間レベルになるの
で、その値を測定しても同じ結果が得られる。
【0036】本発明を採用することによって、例えば8
個の可変遅延回路を搭載している場合には、従来では8
個のパッドを必要とするのに対して、本発明では外部リ
ファレンス電圧ref入力に1個、8入力OR回路4の
出力TEST端子に1個、選択機能付き比較器3の選択
信号SELは3ビットで8個の可変遅延回路を制御する
ことができるので、合計5個のパッドでまかなうことが
できる。さらに、16個の可変遅延回路を搭載している
場合には、従来では16個のパッドを必要とするのに対
して、本発明では6個(リファレンス電圧ref入力に
1個、8入力OR回路4の出力TEST端子に2個、選
択信号SELが3ビットで3個)でまかなうことができ
る。
【0037】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、デジタル
回路では通常使用されない中間レベルを使用することに
よって、LSIテスタの分解能よりも小さい遅延幅を持
つ可変遅延回路の動作確認を行う際に、搭載する可変遅
延回路の数よりも少ないパッド数を用いて測定すること
ができ、従来と比較して、入出力回路の減少数を可変遅
延回路の数よりも少なくすることができるという効果を
有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態における可変遅延回路の
測定回路の概略構成を示す図
【図2】本発明の一実施例における可変遅延回路の測定
回路の構成を示すブロック図
【図3】図2に示した選択機能付き比較器の構成を示す
回路図
【図4】従来例における可変遅延回路の構成を示すブロ
ック図
【図5】図4に示した可変遅延回路の動作を示す信号波
形図
【図6】従来例におけるリファレンス電圧を測定する可
変遅延回路の構成を示すブロック図
【符号の説明】
1 可変遅延回路 2 比較回路 3 選択機能付き比較器 4 OR回路 5 ランプ波形発生回路 6 リファレンス電圧発生回路 7 比較器 8〜11 NPNバイポーラトランジスタ 12 定電流源 13、14 抵抗

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ランプ波形発生回路とリファレンス電圧
    発生回路とをそれぞれが備える複数の可変遅延回路と、
    比較回路とを有する可変遅延回路の測定回路において、 前記比較回路が、前記可変遅延回路と同数の選択機能付
    き比較器と、論理和回路とを備え、 該選択機能付き比較器のそれぞれが、前記リファレンス
    電圧発生回路のそれぞれの出力である内部リファレンス
    電圧と当該比較回路に外部から入力される外部リファレ
    ンス電圧との値を比較して、比較した結果を該論理和回
    路に出力し、 該論理和回路が、該選択機能付き比較器の出力結果を論
    理和して外部端子に出力することを特徴とする、可変遅
    延回路の測定回路。
  2. 【請求項2】 前記選択機能付き比較器が、 前記内部リファレンス電圧値が前記外部リファレンス電
    圧値よりも高いときには、前記外部端子に第1の論理レ
    ベルを出力し、 該内部リファレンス電圧値が該外部リファレンス電圧値
    よりも低いときには、該外部端子に第2の論理レベルを
    出力し、 該内部リファレンス電圧値と該外部リファレンス電圧値
    とが同電位であるときには、該外部端子に該第1の論理
    レベルと該第2の論理レベルとの間の第3の論理レベル
    を出力する、請求項1に記載の可変遅延回路の測定回
    路。
  3. 【請求項3】 前記選択機能付き比較器のうちの1つ
    が、他の該選択機能付き比較器とは異なる論理レベルの
    選択信号を入力して選択されたときに、前記内部リファ
    レンス電圧値と前記外部リファレンス電圧値とを比較し
    て、比較した結果を前記論理和回路に出力し、 該選択信号によって選択されない該選択機能付き比較器
    が、該内部リファレンス電圧値および該外部リファレン
    ス電圧値にかかわらず、該論理和回路に前記第1の論理
    レベルを出力する、請求項2に記載の可変遅延回路の測
    定回路。
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