JP2976584B2 - 半導体装置の製造方法およびその製造装置 - Google Patents
半導体装置の製造方法およびその製造装置Info
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- JP2976584B2 JP2976584B2 JP3134638A JP13463891A JP2976584B2 JP 2976584 B2 JP2976584 B2 JP 2976584B2 JP 3134638 A JP3134638 A JP 3134638A JP 13463891 A JP13463891 A JP 13463891A JP 2976584 B2 JP2976584 B2 JP 2976584B2
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- H01L2224/16—Structure, shape, material or disposition of the bump connectors after the connecting process of an individual bump connector
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は半導体素子部品を配線基
板上に接着して形成する半導体装置にかかり、その製造
方法および製造装置に関する。
板上に接着して形成する半導体装置にかかり、その製造
方法および製造装置に関する。
【0002】
【従来の技術】半導体装置を形成する半導体素子部品と
配線基板との接合は接着剤を介して行われるのが一般的
である。
配線基板との接合は接着剤を介して行われるのが一般的
である。
【0003】以下、このような半導体装置の製造方法に
ついて図4から図6を参照しながら説明する。
ついて図4から図6を参照しながら説明する。
【0004】図4に示すように、1は図示しないテーブ
ル上に載置されたガラス等で形成された配線基板(以
下、基板という)で、表面に第2の突起電極2が形設さ
れている。3は加圧ヘッド4に吸着された半導体素子部
品(以下、半導体という)で、表面に第2の突起電極2
に対応する第1の突起電極5が形設されている。加圧ヘ
ッド4は半導体3を基板1に圧接するもので、図示しな
いシリンダーによって駆動される。6は紫外線発光体
で、基板1と半導体3とを接着する紫外線硬化型接着剤
(以下、接着剤という)7を硬化させるものである。
ル上に載置されたガラス等で形成された配線基板(以
下、基板という)で、表面に第2の突起電極2が形設さ
れている。3は加圧ヘッド4に吸着された半導体素子部
品(以下、半導体という)で、表面に第2の突起電極2
に対応する第1の突起電極5が形設されている。加圧ヘ
ッド4は半導体3を基板1に圧接するもので、図示しな
いシリンダーによって駆動される。6は紫外線発光体
で、基板1と半導体3とを接着する紫外線硬化型接着剤
(以下、接着剤という)7を硬化させるものである。
【0005】上記構成において、図4(a)に示すよう
に、基板1上に接着剤7を塗布し、その上方から加圧ヘ
ッド4に吸着された半導体3を降下させて第2の突起電
極2に第1の突起電極5を当接させる。続いて図4
(b)に示すように、加圧ヘッド4をさらに降下させて
第2の突起電極2と第1の突起電極5に所定の圧力を加
え、両電極を圧縮して両電極を圧着接続する。そして、
圧着接続が終了すると、この圧着状態、つまり、基板1
と半導体3とを上記した所定の圧力で圧接した状態で紫
外線発光体6から紫外線を照射し、接着剤7を硬化させ
基板1と半導体3とを接着する。
に、基板1上に接着剤7を塗布し、その上方から加圧ヘ
ッド4に吸着された半導体3を降下させて第2の突起電
極2に第1の突起電極5を当接させる。続いて図4
(b)に示すように、加圧ヘッド4をさらに降下させて
第2の突起電極2と第1の突起電極5に所定の圧力を加
え、両電極を圧縮して両電極を圧着接続する。そして、
圧着接続が終了すると、この圧着状態、つまり、基板1
と半導体3とを上記した所定の圧力で圧接した状態で紫
外線発光体6から紫外線を照射し、接着剤7を硬化させ
基板1と半導体3とを接着する。
【0006】この加圧ヘッド4による加圧のアルゴリズ
ムを図5に示す。加圧ヘッド4が降下すると、時間t1
で第2の突起電極2に第1の突起電極5が当接し、軽い
圧力F1が時間T1だけ加えられる。この時間T1の間に
基板1と半導体3との平行度が調整される。これが終わ
ると時間t2で所定の圧力F2が時間T2だけ加えられ
る。この圧力F2により当接している第1の突起電極5
と第2の突起電極2が圧縮されて電気的に圧着接続され
る。そして、圧着接続が終了すると基板1と半導体3に
圧力F2が加えられた状態で時間T2内で紫外線が照射さ
れ、基板1と半導体3とは電気的,機械的に接合され
る。
ムを図5に示す。加圧ヘッド4が降下すると、時間t1
で第2の突起電極2に第1の突起電極5が当接し、軽い
圧力F1が時間T1だけ加えられる。この時間T1の間に
基板1と半導体3との平行度が調整される。これが終わ
ると時間t2で所定の圧力F2が時間T2だけ加えられ
る。この圧力F2により当接している第1の突起電極5
と第2の突起電極2が圧縮されて電気的に圧着接続され
る。そして、圧着接続が終了すると基板1と半導体3に
圧力F2が加えられた状態で時間T2内で紫外線が照射さ
れ、基板1と半導体3とは電気的,機械的に接合され
る。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】このような従来の半導
体装置の製造方法では、静的な状態、つまり、無通電の
状態では接着剤7で基板1と半導体3とは強固に接合さ
れているが、動的な状態、つまり半導体装置に通電され
ると、第1の突起電極5と第2の突起電極2は電流によ
って発熱して膨張する。この膨張による熱応力は基板1
と半導体3の接着力よりも強くなることがあり、基板1
と半導体3との接着を剥離するという現象を生起し、信
頼性に欠けるという問題があった。
体装置の製造方法では、静的な状態、つまり、無通電の
状態では接着剤7で基板1と半導体3とは強固に接合さ
れているが、動的な状態、つまり半導体装置に通電され
ると、第1の突起電極5と第2の突起電極2は電流によ
って発熱して膨張する。この膨張による熱応力は基板1
と半導体3の接着力よりも強くなることがあり、基板1
と半導体3との接着を剥離するという現象を生起し、信
頼性に欠けるという問題があった。
【0008】この基板1と半導体3との接着の剥離現象
について図6により説明する。静的な状態では、図6
(a)に示すように、接着剤7の接着力f1は、圧 着さ
れて圧着歪が加えられている第1の突起電極5および第
2の突起電極2の弾性反力f2+f3よりも大きいので接
着の剥離現象が生じることはない。
について図6により説明する。静的な状態では、図6
(a)に示すように、接着剤7の接着力f1は、圧 着さ
れて圧着歪が加えられている第1の突起電極5および第
2の突起電極2の弾性反力f2+f3よりも大きいので接
着の剥離現象が生じることはない。
【0009】動的な状態では、図6(b)に示すよう
に、第1の突起電極5および第2の突起電極2には膨張
による熱応力α1およびα2が発生するので両電極の弾性
反力は(f2+α1)+(f3+α2)となり、ときとして
接着剤7の接着力f1より大きくなって接着の剥離現象
が生じる。
に、第1の突起電極5および第2の突起電極2には膨張
による熱応力α1およびα2が発生するので両電極の弾性
反力は(f2+α1)+(f3+α2)となり、ときとして
接着剤7の接着力f1より大きくなって接着の剥離現象
が生じる。
【0010】本発明は上記問題を解決するもので、静的
な状態では勿論、動的な状態でも基板と半導体との接着
が剥離することがなく、信頼性の高い半導体装置の製造
方法とその製造装置を提供することを目的としている。
な状態では勿論、動的な状態でも基板と半導体との接着
が剥離することがなく、信頼性の高い半導体装置の製造
方法とその製造装置を提供することを目的としている。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するために、半導体素子部品と配線基板との間に接着剤
を介在させる第1の工程と、前記半導体素子部品に形設
された第1の突起電極と前記配線基板に形設された第2
の突起電極とを当接する第2の工程と、前記第1の突起
電極と前記第2の突起電極とを圧着する第3の工程と、
前記第3の工程の圧着力より小さい力で前記半導体素子
部品と前記配線基板とを圧接する第4の工程と、前記第
4の工程中に前記接着剤を硬化させる第5の工程とによ
り半導体装置を製造するようにしたものである。
するために、半導体素子部品と配線基板との間に接着剤
を介在させる第1の工程と、前記半導体素子部品に形設
された第1の突起電極と前記配線基板に形設された第2
の突起電極とを当接する第2の工程と、前記第1の突起
電極と前記第2の突起電極とを圧着する第3の工程と、
前記第3の工程の圧着力より小さい力で前記半導体素子
部品と前記配線基板とを圧接する第4の工程と、前記第
4の工程中に前記接着剤を硬化させる第5の工程とによ
り半導体装置を製造するようにしたものである。
【0012】また、上記半導体装置の製造装置は、配線
基板を載置するテーブルと、前記配線基板に接合される
半導体素子部品を保持する保持手段と、前記保持手段を
加圧して前記半導体素子部品を前記配線基板に圧接する
加圧手段とを備え、前記半導体素子部品に形設された第
1の突起電極を前記配線基板に形成された第2の突起電
極に圧着する第3の工程を前記加圧手段が前記保持手段
に与える衝撃力により行うように構成したものである。
基板を載置するテーブルと、前記配線基板に接合される
半導体素子部品を保持する保持手段と、前記保持手段を
加圧して前記半導体素子部品を前記配線基板に圧接する
加圧手段とを備え、前記半導体素子部品に形設された第
1の突起電極を前記配線基板に形成された第2の突起電
極に圧着する第3の工程を前記加圧手段が前記保持手段
に与える衝撃力により行うように構成したものである。
【0013】
【作用】本発明は上記したように、半導体装置の製造方
法を、第1の突起電極と第2の突起電極とを圧着する圧
着力より小さい力で半導体素子部品と配線基板とを圧接
し、この圧接中に半導体素子部品と配線基板とを接着す
る接着剤を硬化させるようにしたので、接着剤で接着さ
れるときの第1の突起電極と第2の突起電極の圧縮歪は
圧着時の圧縮歪よりも小さくなり、その弾性反力を小さ
いものとすることができる。これにより、半導体装置の
動的状態時に第1の突起電極および第2の突起電極に膨
張による熱応力が発生して弾性反力に熱応力が加重され
ても、その力は接着剤の接着力より大きくなることはな
く、接着の剥離を防止することができる。
法を、第1の突起電極と第2の突起電極とを圧着する圧
着力より小さい力で半導体素子部品と配線基板とを圧接
し、この圧接中に半導体素子部品と配線基板とを接着す
る接着剤を硬化させるようにしたので、接着剤で接着さ
れるときの第1の突起電極と第2の突起電極の圧縮歪は
圧着時の圧縮歪よりも小さくなり、その弾性反力を小さ
いものとすることができる。これにより、半導体装置の
動的状態時に第1の突起電極および第2の突起電極に膨
張による熱応力が発生して弾性反力に熱応力が加重され
ても、その力は接着剤の接着力より大きくなることはな
く、接着の剥離を防止することができる。
【0014】また、半導体装置の製造装置を、第1の突
起電極と第2の突起電極との圧着を加圧手段が保持手段
に与える衝撃力により行うように構成したので、両電極
を圧着するに要する圧力は静荷重によるものに比べ1/
3となり、圧着時に配線基板に加わる荷重も小さくな
り、しかも、その荷重は瞬間的であるので配線基板を破
損したり瑕疵したりすることがない。
起電極と第2の突起電極との圧着を加圧手段が保持手段
に与える衝撃力により行うように構成したので、両電極
を圧着するに要する圧力は静荷重によるものに比べ1/
3となり、圧着時に配線基板に加わる荷重も小さくな
り、しかも、その荷重は瞬間的であるので配線基板を破
損したり瑕疵したりすることがない。
【0015】
【実施例】以下、本発明の半導体装置の製造方法につい
て図1および図2を参照しながら説明する。
て図1および図2を参照しながら説明する。
【0016】なお、従来例に示したものと同一部品には
同じ符号を付して説明を省略する。図1(a)に示すよ
うに、基板1上に接着剤7を塗布し(第1の工程)、そ
の上方から加圧ヘッド4に吸着された半導体3を降下さ
せて第2の突起電極2に第1の突起電極5を当接させる
(第2の工程)。続いて図1(b)に示すように、加圧
ヘッド4を更に降下させて第2の突起電極2と第1の突
起電極5に所定の圧力を加え、両電極を圧縮して電気的
に圧着接続する(第3の工程)。圧着接続が終了する
と、図1(c)に示すように、加圧ヘッド4を上昇させ
て第3の工程で加えた圧着力より小さい所定の力で半導
体3と基板1とを圧接する。この工程により、第1の突
起電極5と第2の突起電極2の圧縮歪は圧着時の圧縮歪
よりも小さくなり、その弾性反力を小さいものとするこ
とができる(第4の工程)。そして、この圧接状態で紫
外線発光体6から紫外線を照射し、接着剤7を硬化させ
基板1と半導体3とを接着する。
同じ符号を付して説明を省略する。図1(a)に示すよ
うに、基板1上に接着剤7を塗布し(第1の工程)、そ
の上方から加圧ヘッド4に吸着された半導体3を降下さ
せて第2の突起電極2に第1の突起電極5を当接させる
(第2の工程)。続いて図1(b)に示すように、加圧
ヘッド4を更に降下させて第2の突起電極2と第1の突
起電極5に所定の圧力を加え、両電極を圧縮して電気的
に圧着接続する(第3の工程)。圧着接続が終了する
と、図1(c)に示すように、加圧ヘッド4を上昇させ
て第3の工程で加えた圧着力より小さい所定の力で半導
体3と基板1とを圧接する。この工程により、第1の突
起電極5と第2の突起電極2の圧縮歪は圧着時の圧縮歪
よりも小さくなり、その弾性反力を小さいものとするこ
とができる(第4の工程)。そして、この圧接状態で紫
外線発光体6から紫外線を照射し、接着剤7を硬化させ
基板1と半導体3とを接着する。
【0017】この加圧ヘッド4による加圧のアルゴリズ
ムを図2に示す。加圧ヘッド4が降下すると、時間t1
で第2の突起電極2に第1の突起電極5が当接し、軽い
圧力F1が時間T1だけ加えられる。この時間T1の間に
基板1と半導体3との平行度が調整される。これが終わ
ると時間t2で所定の圧力F3が時間T2だけ加えられ
る。この圧力F3により当接している第1の突起電極5
と第2の突起電極2が圧縮されて電気的に圧着接続され
る。圧着接続が終了すると時間t3で加圧ヘッド4は上
昇し、圧着接続時に加えられた圧着力よりも小さい所定
の力F2が時間T3だけ加えられ、その状態で時間T3内
で紫外線が照射され、基板1と半導体3とは電気的,機
械的に接合される。
ムを図2に示す。加圧ヘッド4が降下すると、時間t1
で第2の突起電極2に第1の突起電極5が当接し、軽い
圧力F1が時間T1だけ加えられる。この時間T1の間に
基板1と半導体3との平行度が調整される。これが終わ
ると時間t2で所定の圧力F3が時間T2だけ加えられ
る。この圧力F3により当接している第1の突起電極5
と第2の突起電極2が圧縮されて電気的に圧着接続され
る。圧着接続が終了すると時間t3で加圧ヘッド4は上
昇し、圧着接続時に加えられた圧着力よりも小さい所定
の力F2が時間T3だけ加えられ、その状態で時間T3内
で紫外線が照射され、基板1と半導体3とは電気的,機
械的に接合される。
【0018】上記のようにして製造された半導体装置
は、従来例のものと同様に、静的な状態では接着剤7で
基板1と半導体3とは強固に接合されている。また、動
的な状態では第1の突起電極5と第2の突起電極2に発
熱による膨張の熱応力が発生する。
は、従来例のものと同様に、静的な状態では接着剤7で
基板1と半導体3とは強固に接合されている。また、動
的な状態では第1の突起電極5と第2の突起電極2に発
熱による膨張の熱応力が発生する。
【0019】しかし、先記したように、第1の突起電極
5と第2の突起電極2の圧縮歪は圧着時の圧縮歪よりも
小さく、その弾性反力も小さくなっている。
5と第2の突起電極2の圧縮歪は圧着時の圧縮歪よりも
小さく、その弾性反力も小さくなっている。
【0020】この弾性反力を図6に代入して説明する
と、静的な状態では接着剤7の接着力f1は、圧着され
て圧縮歪が加えられている第1の突起電極5および第2
の突起電極2の弾性反力f4+f5よりも大きいので接着
が剥離することはない。
と、静的な状態では接着剤7の接着力f1は、圧着され
て圧縮歪が加えられている第1の突起電極5および第2
の突起電極2の弾性反力f4+f5よりも大きいので接着
が剥離することはない。
【0021】動的な状態では、第1の突起電極5および
第2の突起電極2には膨張による熱応力α3およびα4が
発生するので両電極の弾性反力は(f4+α3)+(f5
+α4)となるが、弾性反力はf2>f4,f3>f5の関
係にあるので接着剤7の接着力f1よりも大きくなるこ
とがなく、したがって、動的な状態でも接着が剥離する
ことはない。
第2の突起電極2には膨張による熱応力α3およびα4が
発生するので両電極の弾性反力は(f4+α3)+(f5
+α4)となるが、弾性反力はf2>f4,f3>f5の関
係にあるので接着剤7の接着力f1よりも大きくなるこ
とがなく、したがって、動的な状態でも接着が剥離する
ことはない。
【0022】このように本発明の実施例の半導体装置の
製造方法によれば、第1の突起電極5と第2の突起電極
2とを圧着する圧着力より小さい力で半導体3と基板1
とを圧接し、この圧接中に半導体3と基板1とを接着す
る接着剤7を硬化させるようにしたことにより、接着さ
れるときの第1の突起電極5と第2の突起電極2の圧縮
歪は圧着時の圧縮歪よりも小さくなり、その弾性反力を
小さいものとすることができる。これにより、半導体装
置の動的状態時に第1の突起電極5および第2の突起電
極2に膨張による熱応力が発生して弾性反力に熱応力が
加重されても、その力は接着剤7の接着力より大きくな
ることはなく、接着の剥離を防止することができるとい
う効果がある。
製造方法によれば、第1の突起電極5と第2の突起電極
2とを圧着する圧着力より小さい力で半導体3と基板1
とを圧接し、この圧接中に半導体3と基板1とを接着す
る接着剤7を硬化させるようにしたことにより、接着さ
れるときの第1の突起電極5と第2の突起電極2の圧縮
歪は圧着時の圧縮歪よりも小さくなり、その弾性反力を
小さいものとすることができる。これにより、半導体装
置の動的状態時に第1の突起電極5および第2の突起電
極2に膨張による熱応力が発生して弾性反力に熱応力が
加重されても、その力は接着剤7の接着力より大きくな
ることはなく、接着の剥離を防止することができるとい
う効果がある。
【0023】次に、本発明の半導体装置の製造装置につ
いて図3を参照しながら説明する。なお、従来例に示し
たものと同一部品には同じ符号を付して説明する。
いて図3を参照しながら説明する。なお、従来例に示し
たものと同一部品には同じ符号を付して説明する。
【0024】図に示すように、11は基板1を載置して
X−Y方向に、移動自在なテーブル、12は半導体3を
吸着保持するコレットで、昇降駆動される加圧シャフト
A13の一端に止着され、このコレット12と加圧シャ
フトA13とにより保持手段が形成されている。14は
加圧シャフトA13を昇降自在にガイドするガイドブロ
ックである。14はその一端が加圧シャフトA13の他
端に少隙を有して対向する加圧シャフトB、15は加圧
シャフトB14を急昇降駆動するシリンダーで、加圧シ
ャフトB14とシリンダー15とにより加圧手段が形成
されている。
X−Y方向に、移動自在なテーブル、12は半導体3を
吸着保持するコレットで、昇降駆動される加圧シャフト
A13の一端に止着され、このコレット12と加圧シャ
フトA13とにより保持手段が形成されている。14は
加圧シャフトA13を昇降自在にガイドするガイドブロ
ックである。14はその一端が加圧シャフトA13の他
端に少隙を有して対向する加圧シャフトB、15は加圧
シャフトB14を急昇降駆動するシリンダーで、加圧シ
ャフトB14とシリンダー15とにより加圧手段が形成
されている。
【0025】上記構成において、テーブル11上に基板
1を載置固定し、基板1上に接着剤7を塗布する。その
後、コレット12に吸着保持された半導体3を基板1上
に臨ませて位置合わせする。この位置合わせにより第1
の突起電極5は第2の突起電極2に当接される。このよ
うにして位置が決まると加圧シリンダー15は加圧シャ
フトB14を急動下降させて加圧シャフトA13に下向
きの衝撃力を与える。この衝撃力を与えるタイミングが
前記した半導体製造方法の第3の工程であるので、衝撃
力により第1の突起電極5と第2の突起電極2は圧縮さ
れて圧着接続される。
1を載置固定し、基板1上に接着剤7を塗布する。その
後、コレット12に吸着保持された半導体3を基板1上
に臨ませて位置合わせする。この位置合わせにより第1
の突起電極5は第2の突起電極2に当接される。このよ
うにして位置が決まると加圧シリンダー15は加圧シャ
フトB14を急動下降させて加圧シャフトA13に下向
きの衝撃力を与える。この衝撃力を与えるタイミングが
前記した半導体製造方法の第3の工程であるので、衝撃
力により第1の突起電極5と第2の突起電極2は圧縮さ
れて圧着接続される。
【0026】ところで、衝撃力による圧着力は静荷重に
よる圧着力で1/3で同等の圧着力を得ることができ
る。しかも、その圧着力は瞬間的であるので、両電極の
圧着接続時の圧着力により受ける基板1のダメージは小
さいものとなる。
よる圧着力で1/3で同等の圧着力を得ることができ
る。しかも、その圧着力は瞬間的であるので、両電極の
圧着接続時の圧着力により受ける基板1のダメージは小
さいものとなる。
【0027】これを図2で示すと、時間t2と時間t3は
ほぼ同時に発生し、T2は無視できるほど短くなるの
で、斜線で示される基板1に加わる圧力−時間は極めて
小さなものとなり、したがって、基板1の受けるダメー
ジを小さいものにすることができる。
ほぼ同時に発生し、T2は無視できるほど短くなるの
で、斜線で示される基板1に加わる圧力−時間は極めて
小さなものとなり、したがって、基板1の受けるダメー
ジを小さいものにすることができる。
【0028】このように本発明の実施例の半導体装置の
製造装置によれば、第1の突起電極5と第2の突起電極
2との圧着を加圧手段が保持手段に与える衝撃力により
行うように構成したので、両電極を圧着するに要する圧
力は静荷重によるものに比べ1/3となり、圧着時に基
板1に加わる荷重も小さくなり、しかも、その荷重は瞬
間的であるので基板1を損傷したり瑕疵したりすること
をなくすることができるという効果がある。
製造装置によれば、第1の突起電極5と第2の突起電極
2との圧着を加圧手段が保持手段に与える衝撃力により
行うように構成したので、両電極を圧着するに要する圧
力は静荷重によるものに比べ1/3となり、圧着時に基
板1に加わる荷重も小さくなり、しかも、その荷重は瞬
間的であるので基板1を損傷したり瑕疵したりすること
をなくすることができるという効果がある。
【0029】
【発明の効果】以上の実施例の説明から明らかなよう
に、本発明の半導体装置の製造方法によれば、第1の突
起電極と第2の突起電極とを圧着する圧着力より小さい
力で半導体と基板とを圧接し、この圧接中に半導体と基
板とを接着する接着剤を硬化させるようにしたことによ
り、接着されるときの第1の突起電極と第2の突起電極
の圧縮歪は圧着時の圧縮歪よりも小さくなり、その弾性
反力を小さいものとすることができる。これにより、半
導体装置の動的状態時に第1の突起電極および第2の突
起電極に膨張による熱応力が発生して弾性反力に熱応力
が加重されても、その力は接着剤の接着力より大きくな
ることはなく、接着の剥離を防止することができる。
に、本発明の半導体装置の製造方法によれば、第1の突
起電極と第2の突起電極とを圧着する圧着力より小さい
力で半導体と基板とを圧接し、この圧接中に半導体と基
板とを接着する接着剤を硬化させるようにしたことによ
り、接着されるときの第1の突起電極と第2の突起電極
の圧縮歪は圧着時の圧縮歪よりも小さくなり、その弾性
反力を小さいものとすることができる。これにより、半
導体装置の動的状態時に第1の突起電極および第2の突
起電極に膨張による熱応力が発生して弾性反力に熱応力
が加重されても、その力は接着剤の接着力より大きくな
ることはなく、接着の剥離を防止することができる。
【0030】また、本発明の半導体装置の製造装置によ
れば、第1の突起電極と第2の突起電極との圧着を加圧
手段が保持手段に与える衝撃力により行うように構成し
たので、両電極を圧着するに要する圧力は静荷重による
ものに比べ1/3となり、圧着時に基板に加わる荷重も
小さくなり、しかも、その荷重は瞬間的であるので基板
を損傷したり瑕疵したりすることをなくすることができ
る。
れば、第1の突起電極と第2の突起電極との圧着を加圧
手段が保持手段に与える衝撃力により行うように構成し
たので、両電極を圧着するに要する圧力は静荷重による
ものに比べ1/3となり、圧着時に基板に加わる荷重も
小さくなり、しかも、その荷重は瞬間的であるので基板
を損傷したり瑕疵したりすることをなくすることができ
る。
【0031】このように本発明によれば、静的な状態で
は勿論、動的な状態でも配線基板と半導体素子部品との
接着が剥離することがなく、信頼性の高い半導体装置の
製造方法とその製造装置を提供することができる。
は勿論、動的な状態でも配線基板と半導体素子部品との
接着が剥離することがなく、信頼性の高い半導体装置の
製造方法とその製造装置を提供することができる。
【図1】本発明の一実施例の半導体装置の製造方法の概
略の製造工程図
略の製造工程図
【図2】同加圧ヘッドの加圧力と時間の関係を示すグラ
フ
フ
【図3】本発明の一実施例の半導体装置の製造装置の概
略の構成図
略の構成図
【図4】従来例の半導体装置の製造方法の概略の製造工
程図
程図
【図5】同加圧ヘッドの加圧力と時間の関係を示すグラ
フ
フ
【図6】半導体装置の半導体素子部品と配線基板の接合
状態を示し (a)は非導通時の接合状態の側面図 (b)は導通時の接合状態の側面図
状態を示し (a)は非導通時の接合状態の側面図 (b)は導通時の接合状態の側面図
1 配線基板 2 第2の突起電極 3 半導体素子部品 5 第1の突起電極 7 接着剤 11 テーブル 12 コレット(保持手段) 13 加圧シャフトA(保持手段) 14 加圧シャフトB(加圧手段) 15 シリンダー(加圧手段)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 金山 真司 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電 器産業株式会社内 (72)発明者 今西 誠 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電 器産業株式会社内 (72)発明者 松村 信弥 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電 器産業株式会社内 (56)参考文献 特開 昭62−169433(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H01L 21/60 311
Claims (2)
- 【請求項1】半導体素子部品と配線基板との間に接着剤
を介在させる第1の工程と、前記半導体素子部品に形設
された第1の突起電極と前記配線基板に形設された第2
の突起電極とを当接する第2の工程と、前記第1の突起
電極と前記第2の突起電極とを圧着する第3の工程と、
前記第3の工程の圧着力より小さい力で前記半導体素子
部品と前記配線基板とを圧接する第4の工程と、前記第
4の工程中に前記接着剤を硬化させる第5の工程とより
なる半導体装置の製造方法。 - 【請求項2】配線基板を載置するテーブルと、前記配線
基板に接合される半導体素子部品を保持する保持手段
と、前記保持手段を加圧して前記半導体素子部品を前記
配線基板に圧接する加圧手段とを備え、前記半導体素子
部品に形設された第1の突起電極を前記配線基板に形成
された第2の突起電極に圧着する第3の工程を前記加圧
手段が前記保持手段に与える衝撃力により行うように構
成した半導体装置の製造装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3134638A JP2976584B2 (ja) | 1991-06-06 | 1991-06-06 | 半導体装置の製造方法およびその製造装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3134638A JP2976584B2 (ja) | 1991-06-06 | 1991-06-06 | 半導体装置の製造方法およびその製造装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04359531A JPH04359531A (ja) | 1992-12-11 |
JP2976584B2 true JP2976584B2 (ja) | 1999-11-10 |
Family
ID=15133051
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3134638A Expired - Fee Related JP2976584B2 (ja) | 1991-06-06 | 1991-06-06 | 半導体装置の製造方法およびその製造装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2976584B2 (ja) |
-
1991
- 1991-06-06 JP JP3134638A patent/JP2976584B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH04359531A (ja) | 1992-12-11 |
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---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |