JP2976528B2 - ウィンドウマウンティング構造 - Google Patents

ウィンドウマウンティング構造

Info

Publication number
JP2976528B2
JP2976528B2 JP2403388A JP40338890A JP2976528B2 JP 2976528 B2 JP2976528 B2 JP 2976528B2 JP 2403388 A JP2403388 A JP 2403388A JP 40338890 A JP40338890 A JP 40338890A JP 2976528 B2 JP2976528 B2 JP 2976528B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cowl
panel
window shield
top panel
window
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2403388A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0616156A (ja
Inventor
宗正 嶋村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nissan Motor Co Ltd
Original Assignee
Nissan Motor Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nissan Motor Co Ltd filed Critical Nissan Motor Co Ltd
Priority to JP2403388A priority Critical patent/JP2976528B2/ja
Publication of JPH0616156A publication Critical patent/JPH0616156A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2976528B2 publication Critical patent/JP2976528B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60RVEHICLES, VEHICLE FITTINGS, OR VEHICLE PARTS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B60R21/00Arrangements or fittings on vehicles for protecting or preventing injuries to occupants or pedestrians in case of accidents or other traffic risks
    • B60R21/34Protecting non-occupants of a vehicle, e.g. pedestrians
    • B60R2021/343Protecting non-occupants of a vehicle, e.g. pedestrians using deformable body panel, bodywork or components

Landscapes

  • Body Structure For Vehicles (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は車体前部に跳ね上げた
歩行者に対する衝撃吸収特性をより高めたウィンドウマ
ウンティング構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の衝撃吸収装置としては、例えば図
9に示すフード支持装置がある(実開昭49−1104
32号公報参照)。すなわち、この装置では車体前部の
エンジンルーム又はトランクルームを開閉するフード1
01が、その車体前後方向前端部において図示しないヒ
ンジにより車体側に支持され、同後端部が図示しないロ
ック装置を介して車体側に支持されている。そして、フ
ード101の後端部側に跳ね上げ機103が設けられ、
車体前部に設けられた対歩行者安全ガード105に歩行
者が衝突するとワイヤ107を介して跳ね上げ機103
のロッド103aの係止が解除され、フード101が同
図2点鎖線のように所定量跳ね上げられるようにってい
る。これによってフード101による衝撃吸収ストロー
クを確保し、その変形により跳ね上げた歩行者を保護す
るようになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような構造であると、跳ね上げ機103、対歩行者安全
ガード105等が極めて複雑となり、コストアップ,重
量増の原因となる恐れがある。
【0004】そこでこの発明は、極めて簡単な構造によ
り衝撃吸収を行なわせることが可能なウィンドウマウン
ティング構造の提供を目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
にこの発明は、一端縁がカウル部に結合された第1の部
材及び第2の部材と、両部材の他端縁の一方に差込み部
を形成すると共に他方に被差込み部を形成し、前記差込
み部に被差込み部を差し込んで前記カウル部と両部材と
によって閉断面構造部を構成し、前記一方の部材の上面
にウィンドウシールドパネルの端縁を固定し、前記第1
の部材はカウルトップパネルに連結する取付基部とウイ
ンドウシールドパネルに向かって伸びる後部と差込み部
とを有し、前記第2の部材は、カウルトップパネルと連
結する固定フランジとウインドウシールドパネルの結合
面と結合面の先端の被差込み部とを有すると共に、断面
が略U字形を成している構造とした。
【0006】
【作用】上記手段によれば歩行者頭部等の衝撃荷重がウ
ィンドウシールドパネルの端縁部に作用すると、このウ
ィンドウシールドパネルの端縁を固定した一方の部材の
上面側にも荷重が作用し、閉断面構造部の変形によって
衝撃吸収が行なわれる。そして更に荷重が作用すると被
差込み部が差込部から抜け出ると共に、一方の部材の変
形が更に進んで更に衝撃吸収を行なう。
【0007】
【実施例】以下この発明の実施例を説明する。
【0008】図1はこの発明の一実施例に係るウィンド
ウマウンティング構造の断面図を示すもので、図2の車
両の矢視A−A断面を示している。図1,図2のように
フロントウィンドウガラスを構成するウィンドウシール
ドパネル1の前側にはカウル部としてカウルボックス3
がカウルトップパネル5とダッシュアッパーパネル7と
によって構成されている。カウルトップパネル5の上面
後側は取付面5aとなっており、後端縁は取付フランジ
5bとなっている。この取付面5aと取付フランジ5b
とによって第1の部材9と第2の部材11との一端縁が
結合されている。第1の部材9及び第2の部材11は図
1,図2,図3,図4のような形状となっている。
【0009】まず第1の部材9は樹脂製であり、車幅方
向に延設されている。この第1の部材9の下端縁には取
付基部9aが設けられ、ボルト締結用貫通孔9bが所定
箇所に設けられている。この第1の部材9の後部はウィ
ンドウシールドパネル1側へ斜めに伸びており、途中に
段部9cが設けられ、その他端縁に差込み部13が設け
られている。この差込み部13は上爪13aと下爪13
bとの間に差込みスペース13cを形成したものであ
る。
【0010】一方前記第2の部材11は鋼板の折曲げ等
によって成形されたもので、車幅方向に延設されてい
る。この第2の部材11は断面が略U字形に形成され、
一端縁に固定フランジ11aが設けられ、固定フランジ
11aは前記カウルトップパネル5の取付フランジ5b
にスポット溶接等によって結合されている。第2の部材
11の上面側には前記ウィンドウシールドパネル1固定
用の結合面11bが形成され、この結合面11bの前側
には一段高くなった被差込み部11cが設けられ、この
被差込み部11cの端縁は折曲げ部11dとなってい
る。
【0011】そして、前記第2の部材11の被差込み部
11cが第1の部材9の差込み部13に差込まれ、両部
材9,11とカウルトップパネル5とによって閉断面構
造部15が構成されている。この状態において図3のよ
うに第1の部材9の基部側の板厚中心C1と第2の部材
11の被差込み部側板厚中心C2とはΔCだけオフセッ
ト配置されている。
【0012】そして、図1のように一方の部材である第
2の部材11の上面の結合面11bに接着剤17を介し
て前記ウィンドウシールドパネル1の下部端縁が固定さ
れている。
【0013】尚、図1において19はフード後部を示し
ている。
【0014】図5は上記実施例におけるウィンドウマウ
ンティング構造の組み付けを示す。すなわち、第2の部
材11は固定フランジ11aにおいて車体側のカウルト
ップパネル5の取付フランジ5bに予めスポット溶接等
で固定されており、この第2の部材11の被差込み部1
1cを第1の部材9の差込み部13へ図5のように差込
ませる。この状態で、被差込み部11cの折曲げ部11
dが差込み部13の上下爪13a,13b間の差込みス
ペース13c内に嵌合する。
【0015】また、第1の部材9の取付基部9aはカウ
ルトップパネル5に対して浮き上った状態となり、その
ままの状態ではカウルトップパネル5上の取付位置にセ
ットされない構造となっている。従って、同図矢印B方
向に荷重を加え、取付基部9aの貫通孔9bをカウルト
ップパネル5のねじ穴5cに合せ、次いで矢印C方向に
ビス14を挿入し、貫通孔9bからねじ孔5cへ締結す
ることにより、取付基部9aをカウルトップパネル5の
取付面5aへ締結固定する。従って、第1の部材9には
図5中、取付基部9a側を中心とした反時計方向への初
期回転力が与えられ、この回転力は差込み部13を介し
て第2の部材11側の被差込み部11cにも加えられ、
閉断面構造部15として十分な剛性を備えるようになっ
ている。しかもこの実施例では第1の部材9の段部9c
あるいは第2の部材11のU字状断面及び各段部の存在
によって更に剛性が高くなっている。
【0016】次いで接着剤17を第2の部材11の結合
面11bに塗布し、ウィンドウシールドパネル1の端縁
の接着固定が行なわれる。
【0017】通常走行時に車両の振動に伴なって発生す
るウィンドウシールドパネル1の慣性力は上記のような
支持構造によって第1の部材9、第2の部材11、及び
カウルトップパネル5による閉断面構造部15によって
十分に吸収支持され、カウルボックス3側へ伝えられ
る。
【0018】次に図6のように歩行者Pが車両前部に跳
ね上げられ、頭部Hの荷重がウィンドウシールドパネル
1の下端部周囲に作用する場合、図7で示すようにウィ
ンドウシールドパネル1の下端部に矢印Dのように荷重
が加えられる。そして荷重は第2の部材11の被差込み
部11cから第1の部材9の被差込み部13へ伝えら
れ、同図破線図示の状態から実線図示の状態へ変形す
る。この変形時に被差込み部11cの折曲げ部11dも
差込み部13の差込みスペース13c内で移動するが、
折曲げ部11dが上爪13aに係合するなどし、ある程
度の荷重までは被差込み部11cが差込みスペース13
cから抜け出ずに係合保持される。そしてこのような変
形によって軽衝突時の荷重吸収が行なわれる。
【0019】更に大きな荷重が加わると、第2の部材1
1は、図7のように固定フランジ11aの基部側を中心
に変形すると共に、全体でも更に変形が進み被差込み部
11cが差込み部13から抜け出て容易に変形し、頭部
Hの衝突荷重を十分に吸収することができる。
【0020】一方、車両が正面衝突したためにカウルボ
ックス3が図8のように変形すると、カウルトップパネ
ル5の変形によって第1の部材9は強制的に移動を受
け、第2の部材11の被差込み部11cは第1の部材9
の差込み部13から抜け出ることになり、カウルトップ
パネル5の変形の影響を受けることがない。このため第
2の部材11の結合面11bに固定されたウィンドウシ
ールドパネル1の接着はカウルボックス3の変形に拘束
されず、接着が引き剥されず、ウィンドウシールドパネ
ル1の取付状態をそのまま維持させることができ、安全
性を更に向上することができる。
【0021】尚この発明は上記実施例に限定されもので
はない。例えば第1の部材9は車幅方向全体に延設した
が、車幅方向所定箇所毎に分割して設けることもでき
る。第1の部材9は樹脂に限らず鋼板のプレスによって
成形することもできる。この場合、差込み部にゴム等を
介在させるのが望ましい。また第2の部材11はU字形
に成形せず、固定フランジ11a及び車両後方へ伸びる
壁部のL字形断面とし、第1の部材9を全体的にU字形
断面として差込み部及び被差込み部を固定フランジ11
aの近傍に設定することもできる。
【0022】
【発明の効果】以上より明らかなようにこの発明の構成
によれば、第1の部材と第2の部材とカウルトップパネ
ルとで閉断面構造を形成し、第1の部材によりウインド
ウシールドパネルを支持している。この構造によりウイ
ンドウシールドパネルに衝撃力がかかった場合閉断面が
変形することで衝撃エネルギを効率よく吸収することが
できる。この際、特に第2の部材が略U字形をしている
ため変形が容易に行なわれ急激な衝撃荷重の発生を防止
することができる。更に、より大きな衝撃力がウインド
ウシールドパネルに加わった場合は第1の部材及び第2
の部材の差込み部、被差込み部による係合が外れ、第1
の部材の変形を促進するためこの点でもピーク荷重の発
生を防止することができる。加えて、正面衝突によりカ
ウルボックスが変形した場合、差込み部、被差込み部が
外れウインドウシールドパネルと第2の部材との接着が
維持されるためカウルボックスの変形に起因したウイン
ドウシールドの変形を招くことが無く、この点でも安全
性を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例に係る断面図である。
【図2】同斜視図である。
【図3】同要部断面図である。
【図4】第1,第2の部材の斜視図である。
【図5】組付け説明図である。
【図6】作用説明図である。
【図7】作用説明図である。
【図8】作用説明図である。
【図9】従来例の説明図である。 1 ウィンドウシールドパネル 3 カウルボックス(カウル部) 9 第1の部材 11 第2の部材 11c 被差込み部 13 差込み部 15 閉断面構造部 11b 結合面(一方の部材の上面)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一端縁がカウル部に結合された第1の部
    材及び第2の部材と、両部材の他端縁の一方に差込み部
    を形成すると共に他方に被差込み部を形成し、前記差込
    み部に被差込み部を差し込んで前記カウル部と両部材と
    によって閉断面構造部を構成し、前記一方の部材の上面
    にウィンドウシールドパネルの端縁を固定し、前記第1
    の部材は、カウルトップパネルに連結する取付基部とウ
    インドウシールドパネルに向かって伸びる後部と差込み
    部とを有し、前記第2の部材は、カウルトップパネルと
    連結する固定フランジとウインドウシールドパネルの結
    合面と結合面の先端の被差込み部とを有すると共に、断
    面が略U字形を成していることを特徴とするウインドウ
    マウンティング構造。
JP2403388A 1990-12-18 1990-12-18 ウィンドウマウンティング構造 Expired - Fee Related JP2976528B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2403388A JP2976528B2 (ja) 1990-12-18 1990-12-18 ウィンドウマウンティング構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2403388A JP2976528B2 (ja) 1990-12-18 1990-12-18 ウィンドウマウンティング構造

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0616156A JPH0616156A (ja) 1994-01-25
JP2976528B2 true JP2976528B2 (ja) 1999-11-10

Family

ID=18513126

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2403388A Expired - Fee Related JP2976528B2 (ja) 1990-12-18 1990-12-18 ウィンドウマウンティング構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2976528B2 (ja)

Families Citing this family (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4855606A (en) * 1987-08-12 1989-08-08 Oberg Industries, Inc. Method and apparatus for detecting a misfeed in a stamping press
JP3449463B2 (ja) 1998-05-12 2003-09-22 本田技研工業株式会社 ウインドシールド支持構造
JP3939861B2 (ja) 1998-07-24 2007-07-04 本田技研工業株式会社 ウインドシールド支持構造
CZ297737B6 (cs) * 2004-11-23 2007-03-14 Skoda Auto A. S. Konstrukce oblasti mezi víkem motorového prostorua celním sklem
JP4337778B2 (ja) * 2005-06-15 2009-09-30 トヨタ車体株式会社 車両のカウルルーバ
JP6185775B2 (ja) * 2013-07-01 2017-08-23 日本プラスト株式会社 カウルトップカバー

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0616156A (ja) 1994-01-25

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3939861B2 (ja) ウインドシールド支持構造
JP3449463B2 (ja) ウインドシールド支持構造
EP2045170B1 (en) Front end structure for automobile
US10596994B2 (en) Front structure of vehicle
JPH11321714A (ja) 自動車のボンネット
KR20080052754A (ko) 차량의 카울 사이드부 보강구조
JP3923280B2 (ja) 車両用機器の取付構造
JP3687086B2 (ja) 車両用前部構造
JP2976528B2 (ja) ウィンドウマウンティング構造
JP7487463B2 (ja) ヘッドアップディスプレイ装置の車両搭載構造
JP4421612B2 (ja) 自動車用の変形可能な縦桁
JP3192728B2 (ja) 自動車のニープロテクター
JPH0789455A (ja) バンパ補強部材の取付構造及びその取付方法
JP5966895B2 (ja) 自動車の脚払い構造
JP4176207B2 (ja) フロントバンパ取付構造
JPS6150814B2 (ja)
JPH0939835A (ja) 自動車のエンジンルーム前面部構造
JP3033474B2 (ja) フロントコンソール構造
JP2530871Y2 (ja) 前部車体構造
KR20060109632A (ko) 자동차의 카울사이드패널 보강구조
JP2000272356A (ja) キャブオーバ型車両の衝突安全装置
KR100343588B1 (ko) 자동차의 카울부 구조
JP3478459B2 (ja) 自動車の車体前部構造
KR100253624B1 (ko) 보강 부재를 구비한 자동차의 슈라우드 어퍼 멤버
JP2006232085A (ja) フロントフェンダーの上端部支持構造

Legal Events

Date Code Title Description
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 19990810

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees