JP2975932B1 - デジタル信号受信装置 - Google Patents

デジタル信号受信装置

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JP2975932B1
JP2975932B1 JP19392798A JP19392798A JP2975932B1 JP 2975932 B1 JP2975932 B1 JP 2975932B1 JP 19392798 A JP19392798 A JP 19392798A JP 19392798 A JP19392798 A JP 19392798A JP 2975932 B1 JP2975932 B1 JP 2975932B1
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JISEDAI DEJITARU TEREBIJON HOSO SHISUTEMU KENKYUSHO KK
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Abstract

【要約】 【課題】 再生パケットの構造を伝送信号と同じ時間T
を周期とする。 【解決手段】 フレーム内で系統別にOFDMパケット
データが時間Tを周期とする周期構造を持ち、バースト
的に挿入されているとき、OFDM復調データ列を系統
別にパケットバッファ21A、21B、21Cに入力す
る。制御部22では、各バッファの蓄積量を監視してお
り、フレームタイミング信号に基づき、パケットの蓄積
完了順にそのパケットデータを選択的にパケット合成部
25A、25Bに振り分け、その中のストリームバッフ
ァ25A1、25B1に書き込む。そして、パケット間
隔でバッファ25A1、25B1のデータ蓄積状態を監
視して1パケット以上蓄積されている時はそのパケット
を読み出し、その他の場合には、ヌルパケット発生部2
5A2、25B2からのヌルパケットを選択出力させ、
スイッチ26により選択的に導出させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、固定長のパケット
形式で時分割多重されたデジタル信号において、特にそ
のデータが1つ以上の系統で、一定時間Tの中でバース
ト的に伝送されているときのデジタル信号受信装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来、固定長のパケット形式で時分割多
重されたデジタル信号を受信するデジタル信号受信装置
にあっては、そのデジタル信号のデータが、1つ以上の
系統でバースト的に伝送されているとき、各系統毎にパ
ケットバッファを持ち、パケットバッファに1つのパケ
ットデータが蓄積された時点で、パケットバッファへの
1つのパケットの蓄積が完了した順または各系統に設定
した優先順位に従い、パケットバッファに蓄積されたパ
ケットデータを共通のストリームバッファに書き込み、
ストリームバッファにパケットデータが存在する場合は
パケットデータを読み出し、存在しない場合は、ヌルパ
ケット(パケットと同一長の無効データ)を挿入するこ
とで、1つ以上の系統で伝送された信号から1つのパケ
ットが等間隔で連続するデジタル信号を再生するように
している。
【0003】具体的な構成を図12に示す。図12は系
統数3の場合のOFDM(直交周波数分割多重:Orthog
onal Frequency Division Multiplexing)伝送方式にお
けるデジタル信号受信装置の構成を示すもので、固定長
のパケット形式で時分割多重されたデジタル信号を受信
するデジタル信号受信装置であって、デジタル信号の単
位フレームの中には1つ以上の系統があり、デジタル信
号のパケットを構成するデータが一定時間Tを周期とす
る周期構造を持ち、系統別にそれぞれ設定された長さで
バースト的に挿入されているものとする。
【0004】まず、図示しないOFDM復調部で得られ
た3系統のデータ列は、それぞれ系統別に対応して設け
られたパケットバッファ11A、11B、11Cに入力
される。各パケットバッファ11A、11B、11Cは
伝送方式で規定される1パケット相当分の容量を持ち、
制御部12からの制御に従い、蓄積された1パケット分
のデータを出力する。
【0005】ここで、制御部12は、各パケットバッフ
ァ11A、11B、11Cの蓄積量を監視しており、別
途与えられるフレームタイミング信号に基づき、パケッ
トの蓄積が完了した順に、各パケットバッファに蓄積さ
れたパケットデータを順次スイッチ13を介して共通の
パケット合成部14に入力し、その中のストリームバッ
ファ141に書き込む。
【0006】このパケット合成部14は、ストリームバ
ッファ141の他、有効パケットと同一長の無効データ
であるヌルパケットを生成するヌルパケット発生部14
2と、ストリームバッファ141の読み出し出力とヌル
パケット発生部142の出力を選択的に導出するスイッ
チ143を備える。上記制御部12は、パケット間隔で
ストリームバッファ141のデータ蓄積状態を監視し、
バッファ141に1パケット分のデータが蓄積されてい
た場合には、そのパケットデータを読み出し、スイッチ
143を介して出力する。また、バッファ141に1パ
ケット分のデータが蓄積されていなかった場合には、ス
イッチ143にヌルパケット発生部142から出力され
るヌルパケットを選択出力させ、これにより1つ以上の
系統で伝送された信号から1つのパケットが等間隔で連
続するデジタル信号を再生するようにしている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような従来のデジタル信号受信装置では、伝送されるデ
ータが一定時間Tを周期とする周期構造を持ち、時間T
の中でバースト的に伝送されているとき、ヌルパケット
の挿入が時間Tの周期と無関係に行われるため、ヌルパ
ケットの挿入タイミングの違いにより、再生されるパケ
ットが伝送信号と同じ時間Tを周期とする構造を保証す
ることができない。このため、パケットの同期やパケッ
ト単位の種々の処理が困難となっている。
【0008】そこで、本発明は、上記の問題を解決し、
伝送されるデータが一定時間Tを周期とする周期構造を
持ち、時間Tの中でバースト的に伝送されているときで
も、再生されるパケットについて、伝送信号と同じ時間
Tを周期とする構造を保証することができ、後段のパケ
ット同期やパケット単位の処理を容易に行うことのでき
るデジタル信号受信装置を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに本発明は以下のように構成される。
【0010】(1)固定長のパケット形式で時分割多重
されたデジタル信号を受信するデジタル信号受信装置で
あって、前記デジタル信号の単位フレームの中には1つ
以上の系統があり、前記デジタル信号のパケットを構成
するデータが一定時間Tを周期とする周期構造を持ち、
前記系統別にそれぞれ設定された長さでバースト的に挿
入されているとき、前記系統別に設けられ、少なくとも
前記固定長のパケット相当分の容量を持ち、受信信号中
の対応する系統のデータを蓄積する複数のパケットバッ
ファと、前記複数のパケットバッファそれぞれから読み
出される有効パケットを選択的に導出する第1のスイッ
チ手段と、有効パケットを蓄積するストリームバッフ
ァ、前記有効パケットと同一長の無効データであるヌル
パケットを発生するヌルパケット発生手段、及び前記ス
トリームバッファから読み出される有効パケットと前記
ヌルパケット発生手段で発生されるヌルパケットを選択
的に導出してパケット連続信号を生成する第2のスイッ
チ手段をそれぞれ備える第1及び第2のパケット合成部
と、 前記第1のスイッチ手段より導出された有効パケッ
トを前記第1及び第2のパケット合成部のストリームバ
ッファに選択的に導出する第3のスイッチ手段と、 前記
第1及び第2のパケット合成部より出力されるパケット
連続信号を選択的に導出する第4のスイッチ手段と、
記複数のパケットバッファに対し、それぞれのデータ蓄
積量を監視して1パケット相当分のデータが蓄積された
パケットバッファから順に蓄積データを有効パケットと
して読み出すように、あるいは予め設定された優先順位
に従って前記複数のパケットバッファそれぞれのデータ
蓄積量を監視して1パケット相当分のデータが蓄積され
た時点でそのパケットバッファの蓄積データを有効パケ
ットとして読み出すように制御し、前記第1のスイッチ
手段に対して前記パケットバッファから読み出される有
効パケットを前記ストリームバッファに導出するように
制御し、前記ストリームバッファに対してそのデータ蓄
積状態を監視して、当該ストリームバッファに1パケッ
ト以上のデータが蓄積されているときはその蓄積データ
を読み出すように制御し、前記第2のスイッチ手段に対
して前記ストリームバッファからデータの読み出しがあ
るときはその読み出し出力を導出し、前記ストリームバ
ッファに1パケット以上のデータがないときは前記ヌル
パケット発生手段から出力されるヌルパケットを導出す
るように制御して、前記第2のスイッチ手段から導出さ
れるパケットを連続させ、前記第3及び第4のスイッチ
手段を時間Tの周期で切り替える制御手段とを具備して
構成され、 伝送される信号と同じ時間Tを周期とするパ
ケットが前記第4のスイッチ手段から等間隔で連続して
読み出されるようにしたことを特徴とする。
【0011】すなわち、上記構成によるデジタル信号受
信装置では、パケットバッファの読み出し出力を保持す
るストリームバッファを持ち、バッファの読み出し、書
き込みを時間Tの周期で制御することにより、伝送され
る信号と同じ時間Tを周期とするパケットが等間隔で連
続するデジタル信号を再生することができるようにな
る。
【0012】(2)固定長のパケット形式で時分割多重
されたデジタル信号を受信するデジタル信号受信装置で
あって、前記デジタル信号の単位フレームの中には1つ
以上の系統があり、前記デジタル信号のパケットを構成
するデータが一定時間Tを周期とする周期構造を持ち、
前記系統別にそれぞれ設定された長さでバースト的に挿
入されているとき、 前記系統別に設けられ、少なくとも
前記固定長のパケット相当分の容量を持ち、受信信号中
の対応する系統のデータを蓄積する複数のパケットバッ
ファと、 前記複数のパケットバッファそれぞれから読み
出される有効パケットを選択的に導出する第1のスイッ
チ手段と、 この手段で導出される有効パケットを蓄積す
るストリームバッファ、このストリームバッファに対し
て書き込みアドレスと読み出しアドレスを発生するアド
レス発生手段、及び前記有効パケットと同一長の無効デ
ータであるヌルパケットを発生するヌルパケット発生手
段、前記ストリームバッファから読み出される有効パケ
ットと前記ヌルパケット発生手段で発生されるヌルパケ
ットを選択的に導出してパケット連続信号を生成する第
2のスイッチ手段を備えるパケット合成部と、 前記複数
のパケットバッファに対し、それぞれのデータ蓄積量を
監視して1パケット相当分のデータが蓄積されたパケッ
トバッファから順に蓄積データを有効パケットとして読
み出すように、あるいは予め設定された優先順位に従っ
て前記複数のパケットバッファそれぞれのデータ蓄積量
を監視して1パケット相当分のデータが蓄積された時点
でそのパケットバッファの蓄積データを有効パケットと
して読み出すように制御し、前記第1のスイッチ手段に
対して前記パケットバッファから読み出される有効パケ
ットを前記ストリームバッファに導出するように制御
し、前記ストリームバッファに対してそのデータ蓄積状
態を監視して、当該ストリームバッファに1パケット以
上のデータが蓄積されているときはその蓄積データを読
み出すように制御し、前記第2のスイッチ手段に対して
前記ストリームバッファからデータの読み出しがあると
きはその読み出し出力を導出し、前記ストリームバッフ
ァに1パケット以上のデータがないときは前記ヌルパケ
ット発 生手段から出力されるヌルパケットを導出するよ
うに制御し、前記アドレス発生手段に対して前記ストリ
ームバッファの読み出しアドレスと書き込みアドレスが
同時にアクセスされないようにアドレスの発生を制御
し、かつその制御を時間Tの周期で行う制御手段とを具
備して構成され、 伝送される信号と同じ時間Tを周期と
するパケットが前記パケット合成手段から等間隔で連続
して読み出されるようにしたことを特徴とする。
【0013】これにより、伝送される信号と同じ時間T
を周期とするパケットが等間隔で連続して読み出される
ようになる。
【0014】(3)(2)の構成において、前記制御手
段のストリームバッファの蓄積状態が1パケット以上あ
るか否かの判定は、書き込みアドレスと読み出しアドレ
スの差分を用いることで容易に行うことができる。
【0015】(4)固定長のパケット形式で時分割多重
されたデジタル信号を受信するデジタル信号受信装置で
あって、前記デジタル信号の単位フレームの中には1つ
以上の系統があり、前記デジタル信号のパケットを構成
するデータが一定時間Tを周期とする周期構造を持ち、
前記系統別にそれぞれ設定された長さでバースト的に挿
入されているとき、前記系統別に設けられ、少なくとも
前記固定長のパケット相当分の容量を持ち、受信信号中
の対応する系統のデータを蓄積する複数のパケットバッ
ファと、前記有効パケットと同一長の無効データである
ヌルパケットを発生するヌルパケット発生手段と、前記
複数のパケットバッファそれぞれから読み出される有効
パケット及び前記ヌルパケット発生手段から出力される
ヌルパケットを選択的に導出するスイッチ手段と、前記
デジタル信号の変調方式、誤り訂正方式、階層数を含む
モード情報を取得するモード情報取得手段と、このモー
ド情報取得手段で取得されたモード情報から時間Tを周
期とするパケットの並び順を計算し、その順序に従って
前記複数のバッファから順次パケットを読み出し、その
読み出しに従って前記スイッチ手段を切り替えて伝送信
号と同じ時間Tを周期とするパケットが等間隔で連続し
て導出されるように制御する制御手段とを具備して構成
される。
【0016】(5)または、固定長のパケット形式で時
分割多重されたデジタル信号を受信するデジタル信号受
信装置であって、前記デジタル信号の単位フレームの中
には1つ以上の系統があり、前記デジタル信号のパケッ
トを構成するデータが一定時間Tを周期とする周期構造
を持ち、前記系統別にそれぞれ設定された長さでバース
ト的に挿入されているとき、前記系統別に設けられ、少
なくとも前記固定長のパケット相当分の容量を持ち、受
信信号中の対応する系統のデータを蓄積する複数のパケ
ットバッファと、前記有効パケットと同一長の無効デー
タであるヌルパケットを発生するヌルパケット発生手段
と、前記複数のパケットバッファそれぞれから読み出さ
れる有効パケット及び前記ヌルパケット発生手段から出
力されるヌルパケットを選択的に導出するスイッチ手段
と、前記デジタル信号の変調方式、誤り訂正方式、階層
数を含むモード情報を取得するモード情報取得手段と、
このモード情報取得手段で取得されうるモード情報それ
ぞれについて予め時間Tを周期とするパケットの並び順
を計算してメモリに格納しておき、前記モード情報の取
得時にそのモード情報に対応する並び順を前記メモリか
ら読み出し、その並び順に従って前記複数のバッファか
ら順次パケットを読み出し、その読み出しに従って前記
スイッチ手段を切り替えて伝送信号と同じ時間Tを周期
とするパケットが等間隔で連続して導出されるように制
御する制御手段とを具備して構成される。
【0017】(4)または(5)の構成によれば、スト
リームバッファを用いずに、伝送される信号と同じ時間
Tを周期とするパケットが等間隔で連続するデジタル信
号を再生することができるようになる。
【0018】(6)(1)、(2)、(3)のいずれか
の構成において、前記制御手段は、前記パケット合成部
のストリームバッファに対する読み出しを書き込みより
一定時間遅らせるようにする。(7)(4)、(5)のいずれかの構成において、前記
制御手段は、前記モード情報取得手段で取得されたモー
ド情報から時間Tを周期とするパケットの並び順を計算
する処理内に、前記パケット合成部のストリームバッフ
ァに対する読み出しを書き込みより一定時間遅らせる処
理が組み込まれているようにする。
【0019】このようにすれば、フレーム期間内で全て
のデータを読み出すことが可能となる。
【0020】(8)(1)〜(7)のいずれかの構成に
おいて、さらに、前記複数のパケットバッファから読み
出され連続配置されるパケットの間に一定幅のヌルデー
タを挿入するヌルデータ挿入手段を備えるようにする。
【0021】この構成は、伝送クロックを装置内の別の
クロックと共用するなどの理由でOFDMフレーム時間
の全伝送量がパケット長の整数倍とならない場合に有効
である。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態を詳細に説明する。
【0023】(第1の実施の形態)図1は本発明に係る
第1の実施の形態のデジタル信号受信装置の構成を示す
ものである。ここでは、固定長のパケット形式で時分割
多重されたデジタル信号がOFDM伝送方式で伝送され
るものとし、デジタル信号の単位フレームの中には3つ
の系統があり、デジタル信号のパケットデータが一定時
間Tを周期とする周期構造を持ち、系統別にそれぞれ設
定された長さでバースト的に挿入されているものとす
る。
【0024】まず、図示しないOFDM復調部で得られ
た3系統のデータ列は、それぞれ系統別に対応して設け
られたパケットバッファ21A、21B、21Cに入力
される。各パケットバッファ21A、21B、21Cは
伝送方式で規定される1パケット相当分の容量を持ち、
制御部22からの制御に従い、蓄積された1パケット分
のデータを有効パケットとして出力する。
【0025】上記パケットバッファ21A、21B、2
1Cからそれぞれ読み出し出力される有効パケットは、
スイッチ23により順次選択的に導出され、さらにスイ
ッチ24によりOFDMフレーム単位で2系統のパケッ
ト合成部25A、25Bに振り分けられる。各系統のパ
ケット合成部25A、25Bは互いに同構成であり、い
ずれもストリームバッファ25A1、25B1、ヌルパ
ケット発生部25A2、25B2及びスイッチ25A
3、25B3で構成され、スイッチ24により与えられ
た有効パケットをストリームバッファ25A1、25B
1に取り込み、ストリームバッファ25A1、25B1
から読み出される有効パケットとヌルパケット発生部2
5A2、25B2から出力されるヌルパケットをスイッ
チ25A3、25B3により選択的に導出するようにし
たものである。各パケット合成部25A、25Bの出力
は、スイッチ24と連動して切り替えられるスイッチ2
6により選択的に導出される。
【0026】上記制御部22は、各パケットバッファ2
1A、21B、21Cの蓄積量を監視しており、別途与
えられるフレームタイミング信号に基づき、パケットの
蓄積が完了した順または各系統に設定した優先順位に従
い、各パケットバッファに蓄積されたパケットデータを
順次スイッチ23、24を介して選択的にパケット合成
部25A、25Bに入力し、その中のストリームバッフ
ァ25A1または25B1に書き込む。そして、パケッ
ト間隔でストリームバッファ25A1または25B1の
データ蓄積状態を監視し、バッファ25A1または25
B1に1パケット以上の有効パケットのデータが蓄積さ
れていた場合には、そのパケットデータを読み出し、ス
イッチ25A3または25B3を介して出力する。ま
た、バッファ25A1または25B1に1パケット分の
データが蓄積されていなかった場合には、スイッチ25
A3または25B3にヌルパケット発生部25A2また
は25B2から出力されるヌルパケットを選択出力させ
る。これら2系統のパケット合成部25A、25Bから
出力されるパケットデータはスイッチ26により選択的
に導出される。
【0027】ここで、制御部22では、スイッチ24と
スイッチ26の切り替えを連動させており、スイッチ2
4をA系統に接続してスイッチ23から導出される有効
パケットをストリームバッファ25A1に書き込んでい
る間は、スイッチ26をB系統に接続してスイッチ25
B3から導出されるパケットを導出させ、スイッチ24
をB系統に接続してスイッチ23から導出される有効パ
ケットをストリームバッファ25B1に書き込んでいる
間は、スイッチ26をA系統に接続してスイッチ25A
3から導出されるパケットを導出させるようにしてい
る。
【0028】上記構成において、本受信装置に入力され
る信号として図2乃至図4に示すOFDM信号を例にと
り、その動作を説明する。
【0029】図2のOFDM信号は、互いに直交関係に
ある多数のキャリアで構成されており、ここではキャリ
アの変調方式や各キャリアで伝送される信号の誤り訂正
方式や内容の違いから3つの系統(以下、ここでは階層
と呼ぶ)に分かれて伝送されている。
【0030】また、このOFDM信号は、図3に示すよ
うに、時間方向には周期TのOFDMフレームを単位と
する周期構造を持つ。OFDMフレーム時間Tを適切に
選ぶことで、A、B、Cそれぞれの階層がOFDMフレ
ームで整数個のパケットを伝送することができる。
【0031】このOFDM信号は、受信装置でFFTに
より復調され、例えば図4に示すように、周波数の低い
方から高い方へ並ぶキャリアの信号から順に配列された
シリアル信号となる。ここで、1OFDMシンボル分の
信号に含まれる無効データは、FFTが実際の信号の帯
域より広い帯域幅を復調するために生じるものである。
【0032】このシリアル信号は、OFDM信号が持つ
OFDMフレーム時間Tを周期とする周期性を持つ。こ
の信号は、A、B、Cの各階層に分割され、誤り訂正や
デインターリーブ等の復号処理の後、図1のパケットバ
ッファ21A、21B、21Cの各系統の入力信号とな
る。
【0033】パケット信号はパケットヘッダ部先頭の同
期信号によりパケットを識別するのが一般的である。し
かし、この例のOFDMフレームには整数個のパケット
が含まれるため、OFDMフレーム先頭からのデータ数
でパケットの識別が可能である。このように、パケット
ヘッダ部先頭の同期信号以外でパケットを識別できる場
合は、インターリーブ等の処理でパケットヘッダ部先頭
の同期信号が識別できない状態の一連のデータの集合も
パケットと同等に扱うことができ、本発明を適用でき
る。
【0034】まず、図12示した従来のデジタル信号受
信装置の構成における動作について説明する。図5に図
4に示した信号が入力された場合の信号例を示す。
【0035】まず、図5(a)に示す入力信号は、図5
(b)、(c)、(d)に示すように各階層(系統)に
分割され、A、B、Cとなる。それぞれ、図12のA、
B、Cの入力信号に対応する。これらは、各階層パケッ
トバッファ11A、11B、11Cにいったん蓄積され
る。スイッチ13は制御部12からの指示に応じて1パ
ケットのデータが蓄積されたパケットバッファに切り替
えられ、当該パケットバッファから読み出される1パケ
ット分のデータ(有効パケットデータ)を導出する。複
数の階層のパケットバッファに1パケットのデータが蓄
積された場合には、早く蓄積された順に切り替えられ
る。
【0036】パケット合成部14では、スイッチ143
を切り替え、ストリームバッファ141の有効パケット
データの有無を確認し、バッファ141に有効パケット
データが存在する場合は、その有効パケットデータを読
み出し、有効パケットデータがない場合はヌルパケット
(パケットと同一長の無効データ)を挿入する。これに
より、図5(e)に示すようなパケットが連続する信号
に変換される。
【0037】しかしながら、図4で示したように、入力
信号がOFDMフレーム単位で周期構造を有しているに
もかかわらず、従来の装置ではこの周期構造が保てな
い。そこで、図1に示す実施形態では、2つのパケット
合成部25A、25BをOFDMフレームの周期で切
り替えて使用することで、出力されるパケット連続信号
もその周期性を保つことができるようになる。
【0038】すなわち、図1に示すデジタル信号受信装
置において、パケットバッファ21A、21B、21
C、スイッチ23の動作は、図12に示した従来装置の
パケットバッファ11A、11B、11C、スイッチ1
3と同様である。スイッチ24はスイッチ23により選
択されたパケット信号を2系統のパケット合成部25
A、25BにOFDMフレーム単位で振り分け、スイッ
チ26はパケット合成部25A、25Bの読み出し出力
をOFDMフレーム単位で選択的に導出する。各階層の
パケットバッファ21A、21B、21Cやパケット合
成部25A、25Bのストリームバッファ25A1、2
5B1でのデータの遅延を考慮し、2つのスイッチ2
4、26は独立に切り替える。
【0039】図5の例では、スイッチ26はスイッチ2
4に対して2パケット分の遅延時間をとって切り替えて
いる。この場合、パケット合成部25Aの出力は図5
(f)に示すようになり、パケット合成部25Bの出力
は図5(g)に示すようになり、スイッチ26の切り替
えにより、図5(h)に示すような出力信号が得られ
る。この場合、その出力信号はOFDMフレーム単位で
周期性を保つようになる。
【0040】尚、上記構成によるデジタル信号受信装置
にあっては、OFDMフレーム時間の全伝送量がパケッ
ト長の整数倍となるように、出力信号の伝送クロック
(CHz)は、次式の関係を満足するように設定する必要
がある。 T×C=N×P ここでTはOFDMフレーム時間(Tsec )、Nは正の
整数、Pはパケット長とする。
【0041】しかし、伝送クロックを装置内の別のクロ
ックと共用するなどの理由で上式を満足できない場合に
は、パケット合成部25A、25Bにおいて、図6また
は図7に示すように、ストリームバッファ25A1また
は25B1の前段または後段にヌルデータ挿入部25A
4または25B4を設け、ヌルパケット発生部25A2
及び25B2にはそれに相当するヌルデータを付加する
ようにし、パケット間に強制的にヌルデータを挿入する
構成とする。このように構成することで、図8に示すよ
うに各パケット間にヌルデータが挿入されて各パケット
が適切な間隔で均等に空けられる。そこで、その間隔
(挿入するヌルデータの長さ)について上式を満足する
ように設定することで出力信号のパケット長Pを変え、
OFDMフレーム時間の全伝送量がパケット長の整数倍
となるようにすることができる。
【0042】(第2の実施の形態)図9は本発明に係る
第2の実施の形態のデジタル信号受信装置の構成を示す
もので、1つのストリームバッファを用いて構成するこ
とを特徴とする。尚、図9において、図1と同一部分に
は同一符号を付して示し、ここでは異なる部分を中心に
説明する。
【0043】図9において、各階層のパケットバッファ
21A、21B、21Cから出力されたパケットデータ
はスイッチ23を介して本実施形態の特徴とするパケッ
ト合成部27に入力される。このパケット合成部27で
は、入力データをストリームバッファ271に直接書き
込まずに、書き込みアドレス発生部272を通してバッ
ファ271の特定位置に書き込む。また、データの読み
出しは読み出しアドレス発生部273を通してバッファ
271から読み出す。このとき、書き込みアドレスと読
み出しアドレスが同時刻に同一アドレスをアクセスする
ことがないように、アドレス・タイミング制御部274
で書き込みアドレス発生部272及び読み出しアドレス
発生部273のアドレス発生タイミングを制御する。
尚、ストリームバッファ271には、書き込みと読み出
しが同時にできるデュアルポートメモリなどを用いる。
【0044】この後、制御部22の制御により、ストリ
ームバッファ271をパケット時間毎にチェックし、ス
トリームバッファ271のデータの有無によりスイッチ
275を切り替え、ストリームバッファ271からの有
効パケットとヌルパケット発生部276からのヌルパケ
ットを選択的に導出することで、パケットの連続した伝
送信号を再生する。
【0045】ところで、上記アドレス・タイミング制御
部274において、ストリームバッファ271にパケッ
トデータが存在するかどうかの判定は、書き込みアドレ
スと読み出しアドレスの差分で判断することも可能であ
る。図10にこの原理に基づく判定方法を示す。
【0046】図10において、まず、制御部22からの
ストリームバッファ271に対するチェック要求を監視
し(ステップS1)、チェック要求があったとき、書き
込みアドレス発生部272及び読み出しアドレス発生部
273で発生される書き込みアドレス及び読み出しアド
レスを入力し、両者の差分を求める(ステップS2)。
この差分が1パケット以上あるか否かを判断する(ステ
ップS3)、ここで、1パケット以上ある場合は、スト
リームバッファ271にデータが存在することは明らか
であり、データ有りと判断して読み出しアドレス発生部
273に読み出しを開始させ、同時に制御部22にその
旨通知する(ステップS4)。また、差分が1パケット
未満の場合はデータ無しと判断して、読み出しアドレス
発生部273に読み出しを停止させ、同時に制御部22
にその旨通知する(ステップS5)。
【0047】以上の構成により、1つのパケット合成部
で第1の実施の形態と同様の処理を実現することがで
き、構成を簡単にすることができる。
【0048】(第3の実施の形態)図11は本発明に係
る第3の実施の形態のデジタル信号受信装置の構成を示
すもので、ストリームバッファを用いずに構成すること
を特徴とする。尚、図11において、図1と同一部分に
は同一符号を付して示し、ここでは異なる部分を中心に
説明する。
【0049】図11において、受信パターン計算回路2
8は、仮想受信機281とパターンメモリ282で構成
される。
【0050】仮想受信機281では、図示しないOFD
M復調部よりOFDM信号の伝送パラメータである変調
方式、誤り訂正方式、階層数などの情報(モード情報)
を受け取り、このモード情報から各階層(系統)のデー
タパケット及びヌルパケットの配列パターンを計算し、
パターンメモリ282に記憶する。この計算結果は、パ
ターンメモリ282から制御部29に送られる。
【0051】制御部29では入力した配列パターンに従
ってスイッチ30を切り替え制御し、パケットバッファ
21A、21B、21Cから出力される有効パケット及
びヌルパケット発生部31から出力されるヌルパケット
を選択的に導出する。これにより、フレーム単位で周期
性を持つ伝送信号を再生することができる。
【0052】尚、仮想受信機281で計算する代わり
に、OFDM信号の伝送パラメータである変調方式、誤
り訂正方式、階層数などの全モード情報について、各階
層(系統)のデータパケット及びヌルパケットの入力順
序を示すパターンを予め計算してパターンメモリ282
に記憶させておき、モード情報取得時にパターンメモリ
282から該当するパターンを選択し、制御部29に送
出するようにしてもよい。この構成によれば、仮想受信
機281が不要となり、構成を簡単にすることができ
る。
【0053】ところで、第2及び第3の実施の形態にお
いてもOFDMフレーム時間の全伝送量がパケット長の
整数倍となるようにする必要があるが、伝送クロックを
装置内の別のクロックと共用するなどの理由で前述の式
を満足できない場合には、先の実施の形態と同様に、適
当な長さのヌルデータをパケット間に挿入することで、
OFDMフレーム時間の全伝送量がパケット長の整数倍
となるようにすることができる。
【0054】以上各実施の形態の構成によれば、固定長
のパケット形式で時分割多重されたデジタル信号のデー
タがバースト的に伝送されてくる場合でも、パケットが
等間隔で連続するデジタル信号を再生することができる
ため、パケットの同期やパケット単位の種々の処理を容
易に行うことができるようになる。
【0055】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、伝送され
るデータが一定時間Tを周期とする周期構造を持ち、時
間Tの中でバースト的に伝送されているときでも、再生
されるパケットについて、伝送信号と同じ時間Tを周期
とする構造を保証することができ、後段のパケット同期
やパケット単位の処理を容易の行うことのできるデジタ
ル信号受信装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態のデジタル信号受信
装置の構成を示すブロック図。
【図2】本発明が適用可能とするOFDM信号のスペク
トル例を示す図。
【図3】上記OFDM信号のフレーム構成を示す図。
【図4】OFDM信号のシリアル化におけるパケット配
列構成を示す図。
【図5】第1の実施の形態の信号処理の例を示す図。
【図6】第1の実施の形態において、均等間隔でパケッ
トを連続させる場合のパケット合成部の構成例を示すブ
ロック図。
【図7】第1の実施の形態において、均等間隔でパケッ
トを連続させる場合のパケット合成部の他の構成例を示
すブロック図。
【図8】図6または図7の構成において、均等間隔でパ
ケットが連続して出力される様子を示す図。
【図9】本発明に係る第2の実施の形態のデジタル信号
受信装置の構成を示すブロック図。
【図10】第2の実施の形態において、ストリームバッ
ファのデータの有無を判定する処理手順を示すフローチ
ャート。
【図11】本発明に係る第3の実施の形態のデジタル信
号受信装置の構成を示すブロック図。
【図12】従来のデジタル信号受信装置の構成を示すブ
ロック図。
【符号の説明】
11A、11B、11C…パケットバッファ 12…制御部 13…スイッチ 14…パケット合成部 141…ストリームバッファ 142…ヌルパケット発生部 143…スイッチ 21A、21B、21C…パケットバッファ 22…制御部 23、24…スイッチ 25A、25B…パケット合成部 25A1、25B1…ストリームバッファ 25A2、25B2…ヌルパケット発生部 25A3、25B3…スイッチ 25A4、25B4…ヌルデータ挿入部 26…スイッチ 27…パケット合成部 271…ストリームバッファ 272…書き込みアドレス発生部 273…読み出しアドレス発生部 274…アドレス・タイミング制御部 275…スイッチ 276…ヌルパケット発生部 28…受信パターン計算回路 281…仮想受信機 282…パターンメモリ 29…制御部 30…スイッチ 31…ヌルパケット発生部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 土田 健一 東京都世田谷区砧一丁目10番11号 日本 放送協会放送技術研究所内 (72)発明者 黒田 徹 東京都世田谷区砧一丁目10番11号 日本 放送協会放送技術研究所内 (72)発明者 池田 哲臣 東京都港区赤坂5丁目2番8号 株式会 社次世代デジタルテレビジョン放送シス テム研究所内 (72)発明者 岡村 浩彰 東京都港区赤坂5丁目2番8号 株式会 社次世代デジタルテレビジョン放送シス テム研究所内 (72)発明者 斉藤 正典 東京都港区赤坂5丁目2番8号 株式会 社次世代デジタルテレビジョン放送シス テム研究所内 (56)参考文献 特開 平10−322306(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H04J 11/00 H04J 3/00

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 固定長のパケット形式で時分割多重され
    たデジタル信号を受信するデジタル信号受信装置であっ
    て、前記デジタル信号の単位フレームの中には1つ以上
    の系統があり、前記デジタル信号のパケットを構成する
    データが一定時間Tを周期とする周期構造を持ち、前記
    系統別にそれぞれ設定された長さでバースト的に挿入さ
    れているとき、 前記系統別に設けられ、少なくとも前記固定長のパケッ
    ト相当分の容量を持ち、受信信号中の対応する系統のデ
    ータを蓄積する複数のパケットバッファと、 前記複数のパケットバッファそれぞれから読み出される
    有効パケットを選択的に導出する第1のスイッチ手段
    と、有効パケットを蓄積するストリームバッファ、前記有効
    パケットと同一長の無効データであるヌルパケットを発
    生するヌルパケット発生手段、及び前記ストリームバッ
    ファから読み出される有効パケットと前記ヌルパケット
    発生手段で発生されるヌルパケットを選択的に導出して
    パケット連続信号を生成する第2のスイッチ手段をそれ
    ぞれ備える第1及び第2のパケット合成部と、 前記第1のスイッチ手段より導出された有効パケットを
    前記第1及び第2のパケット合成部のストリームバッフ
    ァに選択的に導出する第3のスイッチ手段と、 前記第1
    及び第2のパケット合成部より出力されるパケット連続
    信号を選択的に導出する第4のスイッチ手段と、 前記複数のパケットバッファに対し、それぞれのデータ
    蓄積量を監視して1パケット相当分のデータが蓄積され
    たパケットバッファから順に蓄積データを有効パケット
    として読み出すように、あるいは予め設定された優先順
    位に従って前記複数のパケットバッファそれぞれのデー
    タ蓄積量を監視して1パケット相当分のデータが蓄積さ
    れた時点でそのパケットバッファの蓄積データを有効パ
    ケットとして読み出すように制御し、前記第1のスイッ
    チ手段に対して前記パケットバッファから読み出される
    有効パケットを前記ストリームバッファに導出するよう
    に制御し、前記ストリームバッファに対してそのデータ
    蓄積状態を監視して、当該ストリームバッファに1パケ
    ット以上のデータが蓄積されているときはその蓄積デー
    タを読み出すように制御し、前記第2のスイッチ手段に
    対して前記ストリームバッファからデータの読み出しが
    あるときはその読み出し出力を導出し、前記ストリーム
    バッファに1パケット以上のデータがないときは前記ヌ
    ルパケット発生手段から出力されるヌルパケットを導出
    するように制御して、前記第2のスイッチ手段から導出
    されるパケットを連続させ、前記第3及び第4のスイッ
    チ手段を時間Tの周期で切り替える制御手段とを具備
    伝送される信号と同じ時間Tを周期とするパケットが前
    記第4のスイッチ手段から等間隔で連続して読み出され
    るようにした ことを特徴とするデジタル信号受信装置。
  2. 【請求項2】 固定長のパケット形式で時分割多重され
    たデジタル信号を受信するデジタル信号受信装置であっ
    て、前記デジタル信号の単位フレームの中には1つ以上
    の系統があり、前記デジタル信号のパケットを構成する
    データが一定時間Tを周期とする周期構造を持ち、前記
    系統別にそれぞれ設定された長さでバースト的に挿入さ
    れているとき、 前記系統別に設けられ、少なくとも前記固定長のパケッ
    ト相当分の容量を持ち、受信信号中の対応する系統のデ
    ータを蓄積する複数のパケットバッファと、 前記複数のパケットバッファそれぞれから読み出される
    有効パケットを選択的に導出する第1のスイッチ手段
    と、 この手段で導出される有効パケットを蓄積するストリー
    ムバッファ、このストリームバッファに対して書き込み
    アドレスと読み出しアドレスを発生するアドレス発生手
    段、及び前記有効パケットと同一長の無効データである
    ヌルパケットを発生するヌルパケット発生手段、前記ス
    トリームバッファから読み出される有効パケットと前記
    ヌルパケット発生手段で発生されるヌルパケットを選択
    的に導出してパケット連続信号を生成する第2のスイッ
    チ手段を備えるパケット合成部と、 前記複数のパケットバッファに対し、それぞれのデータ
    蓄積量を監視して1パケット相当分のデータが蓄積され
    たパケットバッファから順に蓄積データを有効パケット
    として読み出すように、あるいは予め設定された優先順
    位に従って前記複数のパケットバッファそれぞれのデー
    タ蓄積量を監視して1パケット相当分のデータが蓄積さ
    れた時点でそのパケットバッファの蓄積データを有効パ
    ケットと して読み出すように制御し、前記第1のスイッ
    チ手段に対して前記パケットバッファから読み出される
    有効パケットを前記ストリームバッファに導出するよう
    に制御し、前記ストリームバッファに対してそのデータ
    蓄積状態を監視して、当該ストリームバッファに1パケ
    ット以上のデータが蓄積されているときはその蓄積デー
    タを読み出すように制御し、前記第2のスイッチ手段に
    対して前記ストリームバッファからデータの読み出しが
    あるときはその読み出し出力を導出し、前記ストリーム
    バッファに1パケット以上のデータがないときは前記ヌ
    ルパケット発生手段から出力されるヌルパケットを導出
    するように制御し、前記アドレス発生手段に対して前記
    ストリームバッファの読み出しアドレスと書き込みアド
    レスが同時にアクセスされないようにアドレスの発生を
    制御し、かつその制御を時間Tの周期で行う制御手段と
    を具備し、 伝送される信号と同じ時間Tを周期とするパケットが前
    記パケット合成手段から等間隔で連続して読み出される
    ようにしたことを特徴とするデジタル信号受信装置。
  3. 【請求項3】 前記制御手段は、前記ストリームバッフ
    ァの蓄積状態が1パケット以上あるか否かを書き込みア
    ドレスと読み出しアドレスの差分を用いて判定すること
    を特徴とする請求項2記載のデジタル信号受信装置。
  4. 【請求項4】 固定長のパケット形式で時分割多重され
    たデジタル信号を受信するデジタル信号受信装置であっ
    て、前記デジタル信号の単位フレームの中には1つ以上
    の系統があり、前記デジタル信号のパケットを構成する
    データが一定時間Tを周期とする周期構造を持ち、前記
    系統別にそれぞれ設定された長さでバースト的に挿入さ
    れているとき、 前記系統別に設けられ、少なくとも前記固定長のパケッ
    ト相当分の容量を持ち、受信信号中の対応する系統のデ
    ータを蓄積する複数のパケットバッファと、 前記有効パケットと同一長の無効データであるヌルパケ
    ットを発生するヌルパケット発生手段と、 前記複数のパケットバッファそれぞれから読み出される
    有効パケット及び前記ヌルパケット発生手段から出力さ
    れるヌルパケットを選択的に導出するスイッチ手段と、 前記デジタル信号の変調方式、誤り訂正方式、階層数を
    含むモード情報を取得するモード情報取得手段と、 このモード情報取得手段で取得されたモード情報から時
    間Tを周期とするパケットの並び順を計算し、その順序
    に従って前記複数のバッファから順次パケットを読み出
    し、その読み出しに従って前記スイッチ手段を切り替え
    て伝送信号と同じ時間Tを周期とするパケットが等間隔
    で連続して導出されるように制御する制御手段とを具備
    することを特徴とするデジタル信号受信装置。
  5. 【請求項5】 固定長のパケット形式で時分割多重され
    たデジタル信号を受信するデジタル信号受信装置であっ
    て、前記デジタル信号の単位フレームの中には1つ以上
    の系統があり、前記デジタル信号のパケットを構成する
    データが一定時間Tを周期とする周期構造を持ち、前記
    系統別にそれぞれ設定された長さでバースト的に挿入さ
    れているとき、 前記系統別に設けられ、少なくとも前記固定長のパケッ
    ト相当分の容量を持ち、受信信号中の対応する系統のデ
    ータを蓄積する複数のパケットバッファと、 前記有効パケットと同一長の無効データであるヌルパケ
    ットを発生するヌルパケット発生手段と、 前記複数のパケットバッファそれぞれから読み出される
    有効パケット及び前記ヌルパケット発生手段から出力さ
    れるヌルパケットを選択的に導出するスイッチ手段と、 前記デジタル信号の変調方式、誤り訂正方式、階層数を
    含むモード情報を取得するモード情報取得手段と、 このモード情報取得手段で取得されうるモード情報それ
    ぞれについて予め時間Tを周期とするパケットの並び順
    を計算してメモリに格納しておき、前記モード情報の取
    得時にそのモード情報に対応する並び順を前記メモリか
    ら読み出し、その並び順に従って前記複数のバッファか
    ら順次パケットを読み出し、その読み出しに従って前記
    スイッチ手段を切り替えて伝送信号と同じ時間Tを周期
    とするパケットが等間隔で連続して導出されるように制
    御する制御手段とを具備することを特徴とするデジタル
    信号受信装置。
  6. 【請求項6】 前記制御手段は、前記パケット合成部の
    ストリームバッファに対する読み出しを書き込みより一
    定時間遅らせることを特徴とする請求項1、2、いず
    れか記載のデジタル信号受信装置。
  7. 【請求項7】 前記制御手段は、前記モード情報取得手
    段で取得されたモード情報から時間Tを周期とするパケ
    ットの並び順を計算する処理内に、前記パケット合成部
    のバッファに対する読み出しを書き込みより一定時間遅
    らせる処理が組み込まれていることを特徴とする請求項
    4または5に記載のデジタル信号受信装置。
  8. 【請求項8】 さらに、前記複数のパケットバッファか
    ら読み出され連続配置されるパケットの間に一定幅のヌ
    ルデータを挿入するヌルデータ挿入手段を備えることを
    特徴とする請求項1乃至7のいずれか記載のデジタル信
    号受信装置。
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