JP2975523B2 - 透光性防音板 - Google Patents

透光性防音板

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JP2975523B2 JP6048805A JP4880594A JP2975523B2 JP 2975523 B2 JP2975523 B2 JP 2975523B2 JP 6048805 A JP6048805 A JP 6048805A JP 4880594 A JP4880594 A JP 4880594A JP 2975523 B2 JP2975523 B2 JP 2975523B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、透光性防音板に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、道路や軌道等の騒音の激しい場所
には側縁に沿って防音板が設けられている。しかしなが
ら、この防音板は金属製、セラミック製、合成樹脂製等
の不透明な板体が道路や軌道等の側縁に沿って連設され
たものであるから、道路が暗くなったり、防音板の影と
その他の部分との明暗の差が大きくなる。又、防音板の
みが長く続いて変化に乏しく単調なものである。このよ
うに暗かったり、明暗の差が大きいとドライバーの目に
悪いし、又、単調な防音板が長い距離にわたって道路に
沿って続くと、道路空間の景観が殺風景で変化に乏しい
ので、ドライバーに与える精神的な緊張・圧迫感等の心
理的影響が大きく、心身共に疲労し易いという問題があ
る。又、軌道の場合にも、側縁に沿って不透光な防音板
が設けられていると乗客のまわりの景色を見る楽しみが
半減される。
【0003】この問題を解決する方法として、本願出願
人が先に出願した実開平4−61114号公報に記載の
透光性防音板が知られている。この透光性防音板は透明
で景色が見えるから、ドライバーの疲労が少なくなる
し、乗客のまわりの景色を見る楽しみが減少しないので
好ましいものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、日が暮れて暗
くなると、道路に沿って設けられている照明装置によっ
て道路面が照らされるが、道路に沿って設けられている
透光性防音板は夜間光を吸収して夜間視認性が低いの
で、車両を運転するドライバーの目に見え難い。特に、
カーブしている道路であって、照明装置と照明装置との
間にある透光性防音壁はドライバーの目に見え難く、走
行車両がこの透光性防音板に衝突する事故を起こす危険
性がある。そこで、本発明の目的は、ドライバーに夜間
でも見え易く視認性の良好な透光性防音板を提供するこ
とである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するためになされたものであって、請求項1の発明は透
光板の表面に自発光層が斑点状または上部と下部に帯状
に設けられ、該自発光層が自発光性物質を含む塗膜、
板、シート、フイルム等からなるものである。この自発
光層の表面が傷んだり、剥がれ落ちることを防ぐため、
請求項1の発明の自発光層の表面に、請求項2の発明の
ように、透明塗料、透明板または透明シートからなる透
明被覆層を設けるとよい。
【0006】本発明において自発光層とは、蛍光物質、
燐光物質または微量の放射性物質とこの放射性物質の放
射する放射線によって発光する物質との混合物の如く光
を発生する物質(自発光性物質)を含む層をいう。この
自発光性物質の層を透光板の表面に設ける方法は種々あ
る。例えば、塗料の中に自発光性物質を分散させ、これ
を透光板に塗装してもよいし、ポリエステル、ポリメタ
クリル酸メチル、ポリ塩化ビニル等の透明な合成樹脂の
中に自発光性物質を配合して板やシートやフィルムに成
形し、この板やシートやフィルムを透光板に接着しても
よい。又、自発光性物質を有機バインダーに分散させ、
これを透光板に接着してもよい。
【0007】本発明において自発光層は透光板の透光
性、透視性を損なわないようにして透光板に斑点状また
は上部と下部に状に設けられる。
【0008】本発明に使用する透光板とは、光を透す物
質の板状体をいい、無色透明板、有色透明板、無色半透
明板、有色半透明板等がある。好ましい透光板は、ガラ
ス板やポリカーボネート板、ポリメタクリル酸メチル
板、ポリ塩化ビニル板等の合成樹脂製板等である。本発
明に使用する透明塗料はポリメタクリル酸メチル、ポリ
アクリル酸エチル等のアクリル系樹脂、ウレタン樹脂、
フッ素樹脂、シリコーン樹脂等の透明樹脂を有機溶剤に
溶解して塗料としたものである。
【0009】本発明に使用する透明板とは透明な板であ
って、ガラス板や、ポリカーボネート板、ポリメタクリ
ル酸メチル板、ポリエステル板、ポリスチレン板等の透
明な合成樹脂製板が好適である。本発明に使用する透明
シートとはポリエチレン、ポリプロピレン、軟質ポリ塩
化ビニル等の透明な軟質合成樹脂をシート状にしたもの
である。
【0010】
【作用】本発明透光性防音板を道路または軌道の側縁に
沿って設けると、道路や軌道を通過する車両の騒音が防
止される。又、本発明透光性防音板には自発光層が設け
られているから、日が暮れて暗くなると、この自発光層
が発光するから、防音板がどこにあるか直ぐに判明す
る。従って、走行車両がこの防音板に衝突する事故を起
こす危険性がない。
【0011】自発光層を斑点状または上部と下部に帯状
に設けているから透光板の透光性、透視性を損なうこと
なく透光板の機能が維持できる。又、自発光層の上に透
明塗装や透明板や透明シートからなる透明被覆層を設け
ると、自発光層が保護されるから、自発光層が傷みにく
いし、剥がれることがない。
【0012】
【実施例】次に、本発明の実施例を説明する。図1〜図
3は本発明の一実施例を示し、図1は透光性防音板の正
面図、図2は透光性防音板の使用状態を示す説明図、図
3は図1のA−A線における断面図、図4および図5は
本発明の他の実施例を示し、図4は透光性防音板の正面
図、図5は図4のB−B線における断面図、図6および
図7は本発明の別の実施例を示し、図6は透光性防音板
の正面図、図7は図6のC−C線における断面図、図8
および図9は本発明の更に別の実施例を示し、図8は透
光性防音板の正面図、図9は図8のD−D線における断
面図である。
【0013】先ず、図1〜図3に示す実施例について説
明する。図1〜図3において、1は高速道路の路面、2
は高速道路の側縁に設けられた透光性防音板であり、こ
の透光性防音板2は透光板3と、この透光板3の上に斑
点状に設けられた蛍光物質からなる自発光層5と、この
上に設けられた透明被覆層4とからなる。
【0014】透光板3はガラス板またはポリメタクリル
酸メチル板の如き透明合成樹脂板である。自発光層5は
アクリル系塗料の中に蛍光物質を分散した蛍光塗料を透
光板3の正面に斑点状にほぼ均一に塗布し乾燥したもの
であって、図2に示すように、透光板3の表面全体に斑
点状にほぼ均一に設けられている。自発光層5の上から
透光板3にほぼ均一に透明なアクリル系塗料を塗布し乾
燥して自発光層5の上に透明被覆層4が設けられてい
る。
【0015】次に、この透光性防音板の施工方法および
作用について説明する。透光板3の上に斑点状に蛍光塗
料を塗布し乾燥して斑点状の自発光層5を設け、この上
から透明なアクリル系塗料を塗布し乾燥して透明被覆層
4を設けて、透光性防音板2を製造した。この透光性防
音板2を枠6に取り付け、図2に示すように、高速道路
の路面1の側縁に沿って取り付ける。すると、高速道路
の路面1を通過する車両の発生する騒音を透光性防音板
2が防止するから、付近の人が騒音に悩まされることが
ない。
【0016】又、斑点状の自発光層5の間から光が入る
から、この透光性防音板2の影が薄く、従って、明暗の
差が少ないからこの高速道路の路面1を通過する車両の
ドライバーの目が疲れることが少ない。又、この自発光
層5の間から外側の景色が見えるからドライバーの精神
的な緊張・圧迫感がなく疲労が少ない。従って、交通事
故が少なくなる。
【0017】又、日が暮れて暗くなると、斑点状の自発
光層5が発光するから、ドライバーにはこの場所に透光
性防音板2があることが直ぐ判る。従って、図2に示す
ように、高速道路の路面1がカーブしている場所でも、
走行車両が透光性防音板2に衝突する事故が発生するこ
とが少なくなる。
【0018】次に、図4および図5に示す実施例につい
て説明する。図4および図5に示す実施例を図1〜図3
に示す実施例と比較すると、透光性防音板2の斑点状の
自発光層5がドライバーの目の高さの部分に設けてな
く、それより上部と下部にそれぞれ多く設けているこ
と、透明被覆層4が透明なポリカーボネート板であり、
自発光層5の上から透光板3に接着されていることが異
なる。このようにすると、目の高さには自発光層5がな
いから、ドライバーには図1〜図3に示す実施例より外
側の景色がよく見える。その他は図1〜図3に示す実施
例と同じであるから説明を省略する。
【0019】次に、図6及び図7に示す実施例について
説明する。図6および図7に示す実施例を図1〜図3に
示す実施例と比較すると、透光性防音板2の斑点状の自
発光層5が透光板3に縦方向に縞状に設けられているこ
と、透明被覆層4がポリプロピレンシートであることが
異なる。その他は図1〜図3に示す実施例と同じである
から説明を省略する。
【0020】次に、図8および図9に示す実施例につい
て説明する。図8および図9に示す実施例では、透光性
防音板2の帯状の自発光層5が透光板3の表面に接着剤
で上部と下部に線状に多数本接着していること、従っ
て、ドライバーの目の高さの部分に自発光層5が設けら
れてなく、外側の景色がドライバーによく見えることが
図1〜図3に示す実施例と異なる。尚、この帯状の自発
光層5cはポリメタクリル酸メチルに蛍光物質を配合し
て板状に押出機で押し出し、これを所定幅に切断して製
造した。
【0021】
【発明の効果】本発明透光性防音板は、これを道路や軌
道等の側縁に沿って設けると、騒音が防止でき、付近の
住民が騒音に悩まされることがない。又、本発明透光性
防音板は自発光層が設けられているから、日が暮れて暗
くなると、発光し視認性が良好なので、ドライバーにと
って透光性防音板のある場所が直ぐに判る。従って、走
行車両が透光性防音板に衝突する事故を起こす危険性が
少なくなる。
【0022】又、透光板に斑点状または上部と下部に帯
に自発光層が設けられているから、透光板の透光性や
透視性を極端に損なうようなことがない。透光板が透明
であると、外側の景色が見えるので、ドライバーの精神
的な緊張・圧迫感等による疲労が少なくなり、事故の減
少に繋がる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示し、透光性防音板の正面
図である。
【図2】図1の透光性防音板の使用状態を示す説明図で
ある。
【図3】図1のA−A線における断面図である。
【図4】本発明の他の実施例を示し、透光性防音板の正
面図である。
【図5】図4のB−B線における断面図である。
【図6】本発明の別の実施例を示し、透光性防音板の正
面図である。
【図7】図6のC−C線における断面図である。
【図8】本発明の更に別の実施例を示し、透光性防音板
の正面図である。
【図9】図8のD−D線における断面図である。
【符号の説明】
1 高速道路の路面 2 透光性防音板 3 透光板 4 透明被覆層 5 自発光層

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 透光板の表面に自発光層が斑点状または
    上部と下部に帯状に設けられ、該自発光層が自発光性物
    質を含む塗膜、板、シート、フイルム等からなることを
    特徴とする透光性防音板。
  2. 【請求項2】 透光板表面の自発光層の上に透明塗装、
    透明板または透明シートからなる透明被覆層が設けられ
    ていることを特徴とする請求項1記載の透性防音板。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR20210014269A (ko) * 2019-07-30 2021-02-09 주식회사 진흥강재 조류충돌저감용 방음판 구조
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